JPH04216426A - ロードセル - Google Patents

ロードセル

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JPH04216426A
JPH04216426A JP40244190A JP40244190A JPH04216426A JP H04216426 A JPH04216426 A JP H04216426A JP 40244190 A JP40244190 A JP 40244190A JP 40244190 A JP40244190 A JP 40244190A JP H04216426 A JPH04216426 A JP H04216426A
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Shunji Harada
俊二 原田
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JFE Advantech Co Ltd
Kawatetsu Keiryoki KK
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Kawatetsu Advantech Co Ltd
Kawatetsu Keiryoki KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロードセルに関し、特
に、ホッパスケールや台秤等に使用する1トン以上の荷
重容量のロードセルの高精度化及び小型化を図るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧縮型又は引張型のロードセ
ルとしては、図21に示すように、ひずみゲージ1を取
付けた略円柱状の弾性体2をケーシング3で支持し、上
記ひずみゲージ1及び該ひずみゲージ1が構成するブリ
ッジ回路を保護するために上記ケーシング3の内部3a
をダイヤフラム4により気密封止する構成のものや、図
22に示すように、弾性体5に貫通円孔6を設け、該貫
通円孔6の内周面6aにひずみゲージ8を取付けた構成
のものが提供されている。
【0003】しかしながら、上記のようにケーシング3
を備えた組立構造のロードセルでは、弾性体2、5の接
合状態によっては、摩擦によりロードセルの基本性能の
一つであるヒステリシスを悪化させる構造上の欠点を持
っており、組立時に細心の注意を払う必要があり、高性
能を得るのは容易なことではなかった。また、ケーシン
グを必要とするため、小型化が困難であると共に、ケー
シングの分だけコスト高になり、安価なロードセルを提
供するには、限界があった。上記した問題に対して、図
23及び図24に示すタイプのロードセルが提供されて
いる。
【0004】この図23及び図24に示すタイプのロー
ドセルは、弾性体7とケーシング8を一体に設け、ひず
みゲージ9を接着した凹部10をダイヤフラム14で気
密封止した一体構造であり、小型化を図ることができる
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
23及び図24に示すタイプのロードセルは、荷重着力
突部11と荷重支持部12が同一軸上にないため、負荷
が加わると、弾性体8の底面部13が外側に広がり、荷
重支持部12の摩擦のために、ヒステリシスが悪化して
しまう欠点がある。
【0006】本発明は、上記のような従来のロードセル
における問題を解決するためになされたものであって、
簡単な構造で組立が容易であると共に、ヒステリシスの
悪化を防止して高精度であり、かつ、小型化で安価なロ
ードセルを提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、柱状
弾性体の対向する側面部に該柱状弾性体の主軸方向に対
して垂直に一対の平底円孔を設けて、その底部の間に主
軸と同軸に起歪部を構成し、該起歪部の両側となる平底
円孔の底部にひずみゲージをそれぞれ取り付けたロード
セルであって、上記柱状弾性体の上下両端部に、主軸と
同軸に荷重着力部及び支持部を設け、上記荷重着力部及
び支持部の柱状弾性体の主軸に垂直な断面積を、上記柱
状弾性体の主軸に垂直な断面の最大断面積に対して1割
から3割の比率に設定して、上記柱状弾性体の側面部に
上記主軸方向の応力が零或いは零に近い応力を無視でき
る部位を設け、該柱状弾性体の側面部の上記主軸方向の
応力が零或いは零に近い部位から平底円孔に向けて、上
記平底円孔の上端又は下端にほぼ接するようにリード線
取出孔を形成し、かつ、上記起歪部を貫通して上記ひず
みゲージのリード線を通すリード線用貫通孔を設け、上
記平底円孔内部で上記ひずみゲージによりブリッジ回路
を構成し、該ブリッジ回路の出力リード線を上記リード
線取出孔の開口部に取付けたリード線取出金具から取り
出すと共に、リード線取出孔及びリード線取出金具の開
口部を栓部材により気密封止する一方、上記平底円孔の
開口部を気密部材により気密封止していることを特徴と
するロードセルを提供するものである。
【0008】上記本発明に係るロードセルでは、上記リ
ード線取出孔の開口部付近を柱状弾性体から突出させた
り、切欠いて直線状又は円環状の溝を設けて分離して、
リード線取出金具の取付部とすることが好ましい。
【0009】上記平底円孔を封止する気密部材としては
、平底円孔の開口部に取付けるダイヤフラム、平底円孔
に充填するゴム状の材料からなる。また、栓部材は、具
体的には、ハーメチックシールやグランドパッキン等の
要素を使用している。
【0010】尚、上記柱状弾性体の主軸とは、長手方向
の縦方向中心軸を指し、該柱状弾性体の上端を荷重着力
部、下端を支持部としているため荷重軸でもある。
【0011】
【作用】本発明に係るロードセルは、上記のように、底
部にひずみゲージを接着した平底円孔を柱状弾性体に設
け、該平底円孔を気密部材により気密封止する一体型構
造であるため、ケーシング、ダイヤフラム等を弾性体に
組付ける組立構造とした場合のように摩擦によりヒステ
リシスが悪化することがなく、高精度化、小型化を図る
ことができると共に組立が容易である。
【0012】また、本発明に係るロードセルは、荷重着
力部と支持部の断面積を弾性部の断面積の1割から3割
として、柱状弾性体の側面部に主軸方向の応力が零ある
いは零に近い応力が無視できる程度0となる部位を設け
、かつ、該部位から平底円孔の上端又は下端に、リード
線取出孔、リード線取出金具を取付けているため、該リ
ード線取出金具と柱状弾性体の摩擦の影響を低減し、ヒ
ステリシスを良好にすることができる。
【0013】更に、本発明に係るロードセルでは、上記
リード線取出孔の開口部の周囲を突出させたり、切欠い
て溝を設けたりすることにより取付部を形成した場合に
は、該取付部は柱状弾性体の変形から解放されるため、
リード線取出孔の開口部での変形がより少なくなり、リ
ード線取出金具の摩擦の影響を、一層低減することがで
きる。
【0014】
【実施例】次に、図面に示す実施例について詳細に説明
する。図1及び図2に示す本発明の第1実施例に係るロ
ードセルにおいて、略円柱状の柱状弾性体15は側面部
15aより該柱状弾性体15の主軸L1に対して垂直に
一対の平底円孔16、17を削孔している。
【0015】上記平底円孔16、17の底部16a、1
7aはそれぞれ上記主軸L1に対して平行に等しい間隔
で位置させて、該底部16a、17aの間に上記主軸L
1を中心とする一定厚さの起歪部18を構成している。 (本実施例においては、柱状弾性体は、高さH=70m
m、半径R=30mm、上記平底円孔16、17は半径
r=22mmとしている。)また、上記底部16a、1
7aには、それぞれ後述する荷重F1の荷重方向(即ち
、上記主軸L1方向)の起歪部18の圧縮ひずみ及び該
荷重方向と直角方向の引張ひずみを検出する一対のひず
みゲージ19a、20a、19b、20bを接着等の手
段により取付けている。
【0016】上記起歪部18には、上記底部16aと底
部17aの間を貫通する小径のリード線用円孔21を設
け、上記ひずみゲージ19a、19b、20a、20b
のリード線(図示せず)を上記リード線用貫通孔21を
通して結線し、ホイートストンブリッジ回路(図示せず
)を平底円孔16、17の内部に形成している。
【0017】一方、平底円孔16、17の開口部16b
、17bにはそれぞれ気密部材としてダイヤフラム22
、23を溶接又は接着等の手段により取付け、平底円孔
16、17の内部を気密封止すると共に、不活性ガスを
封入している。(図1では、平底円孔16内部の様子を
示すため、ダイヤフラム22を省略している。)
【00
18】さらに、一方の平底円孔16に対して略直交し、
柱状弾性体15の側面部15aから上記平底円孔16の
図中円周の下端部(上記主軸L1方向の端部)まで水平
方向(主軸L1と直交する方向)に貫通するリード線取
出孔25を設けている。該リード線取出孔25は断面円
形で、上記側面部15a側の開口部に雌ねじ部25aを
設け、該雌ねじ部25aにリード線取出金具26の雄ね
じ部26aを螺合して取付けている。
【0019】上記リード線取出金具26は、上記リード
線取出孔25と連通する貫通孔26bを備え、上記ホイ
ートストンブリッジ回路の出力リード線(図示せず)を
上記リード線取出孔25から該貫通孔26bを介してケ
ーブル接続箱27に引出す構成とすると共に、貫通孔2
6bを栓部材を構成するハーメチックシール28により
シールして上記平底円孔16、17内部の気密封止状態
を保持している。
【0020】柱状弾性体15の図中上端15bには、同
軸に略円筒状の荷重着力部30、下端15cには、支持
部31をそれぞれ一体に設けている。上記荷重着力部3
0及び支持部31の上記主軸L1に対して垂直な断面の
断面積をS1、S2とすると、このS1、S2の柱状弾
性体1の主軸L1に対して垂直な方向の断面の最大の断
面積S3に対する割合を下記の理由により1割から3割
の間に設定している。(尚、図3から図7において、応
力に付した+符号は引張を示し、−符号は圧縮を示して
いる。)
【0021】即ち、第1実施例のロードセルは、上記し
たように、柱状弾性体15に平底円孔16、17を設け
た構成としている。そのため、該柱状弾性体15の応力
分布は、図3から図6に示すような平底円孔を設けない
柱状の弾性体32の変形と、図7に示すような円環状弾
性体33の変形を重ね合わせることにより推測すること
ができる。
【0022】まず、図3及び図4に示すように、高さが
ある程度低い柱状の弾性体32に該弾性体32の主軸L
2上に位置する荷重中心C1を中心として分布する圧縮
荷重F2を負荷すると、該圧縮荷重F2に対する主軸L
2方向(図中y軸方向)に対して直角な断面におけるy
軸方向の応力σyの分布は一様ではない。即ち、荷重中
心C1付近での応力σyが高く、一方、側面部32aで
の応力が低くなる傾向がある。この傾向は、上端32b
および下端32cに近い荷重軸直角断面における上記応
力σyの分布ほど顕著であると共に、図3及び図4を比
較すれば明らかなように、圧縮荷重F2が広い分布を有
する状態から荷重中心C1を着力点とする集中荷重に近
付くほど強まる。
【0023】従って、弾性体32の側面部32aにおけ
るσyの分布は、図5及び図6に示すようになり、弾性
体32の上端32b及び下端32c付近で応力が0(零
)となる点P1が生じ、この点P1は上記圧縮荷重F2
が分布荷重から集中荷重に近付くにつれて図中矢印Zで
示すように、弾性体32の中央部に移動する。
【0024】一方、図7に示すように、円環状弾性体3
3に圧縮荷重F3が作用すると、該円環状弾性体33は
惰円状に変形し、応力が0となる点P2が存在する。
【0025】以上のことより、第1実施例に係るロード
セルの柱状弾性体15に圧縮荷重F1が作用した場合の
応力分布は、上記弾性体32と円環状弾性体33の変形
の重ね合わせにより図8及び図9に示すようになること
が分かる。
【0026】即ち、上記弾性体32の側面部32aと円
環状弾性体33の外周における応力は極性が逆であるこ
とから、第1実施例の柱状弾性体15の場合には、y軸
方向の応力は相殺されて小さくなり、上記圧縮荷重F1
が分布荷重から集中荷重になるのに連れてσy=0とな
る点P3は、図示のように内側に移動する。
【0027】ここで、上記圧縮荷重F1を主軸L1上の
荷重中心C2を着力点とする集中荷重に近付けるには、
上記荷重支持部18及び支持部19の主軸L1に対して
垂直な方向の断面積S1、S2の、上記柱状弾性体15
の最大の断面積S3に対する割合を小さくすればよいか
ら、上記点P3の位置は上記断面積の割合を変えること
により任意に設定することができる。
【0028】ここで、上記割合の上限値を3割としたの
は、図10に示すように、柱状弾性体15の主軸方向の
最大断面積S3と荷重着力部30及び支持部31の断面
積S1、S2との比率を種々に変更した場合のy軸(主
軸L1方向)方向でのy軸方向ひずみεyの分布より、
荷重支持部30及び支持部31の断面積を柱状弾性体1
5の最大の断面積の3割以下とすれば上記平底円孔16
、17の主軸L1方向の上端又は下端に、σy=0の点
を設定することができることが実験的に得られたからで
ある。
【0029】また、上記割合の下限値を1割に設定した
のは、荷重着力部30及び支持部31の主軸L1に対し
て直角方向の断面積を定格荷重に耐えることができるよ
うに設定するためである。
【0030】第1実施例のロードセルは、上記のように
荷重着力部30及び支持部31の主軸L1に対して垂直
な断面積S1、S2の柱状弾性体15の最大断面積S3
に対する割合を設定して側面部15a上の圧縮荷重に対
する主軸L1方向の応力σyが0の部位を設け、該部位
にリード線取出金具26を取付ける構成としているため
、測定時に上記柱状弾性体15の変形は上記リード線取
出用金具26を取付けたことによる摩擦の影響を受けず
、ヒステリシスの悪化を防止することができる。
【0031】また、上記ロードセルはケーシングを備え
ず、平底円孔16、17内部でホイートストーンブリッ
ジ回路を構成して該平底円孔16、17をダイヤフラム
22、23で閉鎖する構成することにより、簡単な構造
で一体型のロードセルとしている。更に、上記したよう
にケーシングを備えない一体型のロードセルであるため
、組立調整が容易で安価かつ高精度を得ることができる
【0032】図11及び図12に示す本発明の第2実施
例では、柱状弾性体35の側面部35aを削り込んで、
上記リード線取出金具26の雄ねじ部26aと螺合する
リード線取出孔25の開口部の雌ねじ部25aの周囲に
、側面部35aから突出した取付部36を形成している
【0033】この第2実施例では、上記のようにリード
線取出金具26を取付けた取付部36を側面35aから
突出した構成としているため、荷重が作用した場合に、
該取付部36は柱状弾性体35の変形から解放され、該
取付部36でのひずみを減少することができる。そのた
め、第2実施例では、柱状弾性体35、荷重着力部30
及び支持部31の面積の割合を上記第1実施例と同様に
設定してリード取付金具26の位置でのひずみを低減す
ると共に上記のように取付部36を上記弾性体35のひ
ずみから解放しているため、一層、リード線取出金具2
6の影響が小さく良好なヒステリシスを得ることができ
る。
【0034】第2実施例のその他の構成及び特徴は上記
した第1実施例の場合と同様であるので同様の符号を付
して説明を省略する。
【0035】図13及び図14に示す本発明の第3実施
例は上記第2実施例と同様の構成及び特徴を有し、取付
部36’の形状のみが異なる。尚、以下の実施例の図面
では、リード線取出金具及びケーブル接続箱は省略して
いる。
【0036】図15及び図16に示す本発明の第4実施
例では、柱状弾性体37の側面部37aの雌ねじ部38
上方を切欠いて第1溝39を設ける一方、下端37bの
雌ねじ部38付近に第2溝40を設け、該第1及び第2
溝39、40により柱状弾性体37から分離した取付部
41を構成している。
【0037】図17及び図18に示す本発明の第5実施
例では、弾性体42の雌ねじ部43の周囲に環状溝44
を設け、該環状溝44により弾性体42から分離した取
付部45を構成している。
【0038】本発明は、上記した実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形が可能である。
【0039】例えば、図19に示すロードセルは、上記
した第1実施例と同様の構成であり、第1実施例のダイ
ヤフラム22、23の代わりに、起歪部18の変形に影
響を与えないゴム状の気密封止材47により平底円孔1
6、17内部を気密封止する構成としている点が異なる
【0040】また、図20に示すように、栓部材として
上記ハーメチックシールの代わりに、グランドパッキン
50及びパッキング押さえ金具51によりケーブル52
を押さえ込んでリード線取出孔25の開口部を封止する
構成としてもよい。
【0041】更に、上記した実施例ではリード線取出金
具は雄ねじ部を雌ねじ部に螺合することにより取付けて
いるが、溶接又は接着等の他の方法により取付けてもよ
い。
【0042】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係る
ロードセルは、柱状弾性体に平底円孔を設け、該平底円
孔の底部にひずみゲージを接着して、該ひずみゲージに
より該平底円孔部の内部でブリッジ回路を形成すると共
に該平底円孔を気密封止する構成としているため、従来
の弾性体をケーシング内に収容し、該ケーシングをダイ
ヤフラムによる気密封止するロードセルのように、弾性
体とダイヤフラムの接合状態による摩擦の影響を受ける
ことがない。
【0043】また、荷重着力部と支持部と柱状弾性体の
断面積を上記したように設定して、柱状弾性体の側面部
に上記主軸方向の応力が零あるいは零に近い応力が無視
できる部位を設け、該部位から上記平底円孔の上端又は
下端へ、リード線取出孔を設けているため、上記ブリッ
ジ回路の出力リード線を取り出すリード線取出金具の部
分での主軸方向の応力は零あるいは無視できる程度0で
あり、該リード線取出金具と弾性体の摩擦の影響を低減
している。そのため、本発明に係るロードセルは良好な
ヒステリシスを得ることが可能であり、高精度である。
【0044】特に、柱状弾性体から突出させたり、直線
状又は円環状の溝を設けることにより上記リード線取出
金具の取付部を設けた場合には、リード線取出金具の部
分は、柱状弾性体の変形から解放されるため、一層、リ
ード線取出金具の摩擦の影響を一層低減することが可能
であり、高精度を得ることができる。
【0045】また、上記のようにケーシングを必要とし
ない一体型であるため、組立調整が容易であると共に、
コストも低減することができる。
【0046】さらに、本発明に係るロードセルは、上記
のような一体型であるため、小型化が可能であり、組立
時のスペースを小さくして台秤等に使用する場合に装置
全体の小型化を図ることができる等の種々の利点を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係る第1実施例を示す一部断面正
面図である。
【図2】  図1のB−B線での断面図である。
【図3】  柱状の弾性体に圧縮荷重を負荷したときの
主軸に対して垂直な断面での主軸方向の応力の分布を示
す概略図である。
【図4】  柱状の弾性体に圧縮荷重を負荷したときの
主軸に対して垂直な断面での主軸方向の応力の分布を示
す概略図である。
【図5】  柱状の弾性体に圧縮荷重が負荷したときの
側面部における主軸方向の応力の分布を示す概略図であ
る。
【図6】  柱状の弾性体に圧縮荷重が負荷したときの
側面部における主軸方向の応力の分布を示す概略図であ
る。
【図7】  円環状弾性体に圧縮荷重が作用したときの
応力の分布を示す概略図である。
【図8】  第1実施例の柱状弾性体に圧縮荷重が作用
したときの応力の分布を示す概略図である。
【図9】  第1実施例の柱状弾性体に圧縮荷重が作用
したときの応力の分布を示す概略図である。
【図10】  荷重着力部及び支持部の断面積を設定す
るための実験の一例の結果を示す概略図である。
【図11】  本発明の第2実施例を示す一部破断正面
図である。
【図12】  図11の右側面図である。
【図13】  本発明の第3実施例を示す一部断面正面
図である。
【図14】  図13の右側面図である。
【図15】  本発明の第4実施例を示す一部断面正面
図である。
【図16】  図15の右側面図である。
【図17】  本発明の第5実施例を示す一部断面正面
図である。
【図18】  図17の右側面図である。
【図19】  第1実施例において気密封止材料を使用
した場合の断面図である。
【図20】  第1実施例において、グランドパッキン
を使用した場合を示す一部破断正面図である。
【図21】  従来のロードセルを示す概略図である。
【図22】  従来のロードセルを示す概略図である。
【図23】  従来のロードセルを示す概略断面図であ
る。
【図24】  図23のA−A線での断面図である。
【符号の説明】 15,35,37,42  柱状弾性体16,17  
平底円孔 18  起歪部 19,20  ひずみゲージ 21  リード線用貫通孔 25  リード線取出孔 26  リード線取出金具 30  荷重着力部 31  支持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  柱状弾性体の対向する側面部に該柱状
    弾性体の主軸方向に対して垂直に一対の平底円孔を設け
    て、その底部の間に主軸と同軸に起歪部を構成し、該起
    歪部の両側となる平底円孔の底部にひずみゲージをそれ
    ぞれ取り付けたロードセルであって、上記柱状弾性体の
    上下両端部に、主軸と同軸に荷重着力部及び支持部を設
    け、上記荷重着力部及び支持部の柱状弾性体の主軸に垂
    直な断面積を、上記柱状弾性体の主軸に垂直な断面の最
    大断面積に対して1割から3割の比率に設定して、上記
    柱状弾性体の側面部に上記主軸方向の応力が零或いは零
    に近い応力が無視できる部位を設け、該柱状弾性体の側
    面部の上記主軸方向の応力が零或いは零に近い部位から
    平底円孔に向けて、上記平底円孔の上端又は下端にほぼ
    接するようにリード線取出孔を形成し、かつ、上記起歪
    部を貫通して上記ひずみゲージのリード線を通すリード
    線用貫通孔を設け、上記平底円孔内部で上記ひずみゲー
    ジによりブリッジ回路を構成し、該ブリッジ回路の出力
    リード線を上記リード線取出孔の開口部に取付けたリー
    ド線取出金具から取り出すと共に、リード線取出孔及び
    リード線取出金具の開口部を栓部材により気密封止する
    一方、上記平底円孔の開口部を気密部材により気密封止
    していることを特徴とするロードセル。
  2. 【請求項2】  上記リード線取出孔の開口部付近を柱
    状弾性体から突出させて、該突出部に上記リード線取出
    金具を取り付けている請求項1記載のロードセル。
  3. 【請求項3】  上記リード線取出孔の開口部付近を切
    欠き、該切欠部に上記リード線取出金具の取り付けてい
    る請求項1記載のロードセル。
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