JPH04216186A - 行方向判定装置 - Google Patents

行方向判定装置

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JPH04216186A
JPH04216186A JP2402887A JP40288790A JPH04216186A JP H04216186 A JPH04216186 A JP H04216186A JP 2402887 A JP2402887 A JP 2402887A JP 40288790 A JP40288790 A JP 40288790A JP H04216186 A JPH04216186 A JP H04216186A
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Kazuhiro Ishikawa
和弘 石川
Koji Ito
伊東 晃治
Yoshiyuki Yamashita
山下 義征
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的文字読取装置(
OCR)等において、名刺等の文書の行方向(文字列方
向)を検出する行方向判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、文字認識のために名刺の行方向を
検出する行方向判定装置としては、例えば特開昭62−
166479号公報に記載されるものがあった。以下、
その構成を説明する。
【0003】図2の(A)〜(C)は、従来の行方向判
定装置の原理説明図である。
【0004】図2(A)は名刺の画像データ1の一例を
示す図であり、この画像データ1上にはX−Y座標系が
設定されている。また、図2の(B)及び(C)は、図
2(A)の画像データ1に関する水平及び垂直方向の周
辺分布が示されている。図2(B)では縦軸にY軸及び
横軸に副走査座標Yの水平走査線上の累積黒画素数が取
られ、また図2(C)では横軸にX軸及び縦軸に副走査
座標Xの垂直走査線上の累積黒画素数が取られている。
【0005】この種の行方向判定装置では、名刺全体の
画像データ1の射影を取り、水平及び垂直方向の周辺分
布を作成する。そして、水平方向の周辺分布の文字部領
域2の先頭の文字部領域の始端から末尾の文字部領域の
終端までの長さWXと、垂直方向の周辺分布の文字部領
域2の先頭の始端から末尾の終端までの長さWYとを得
、これらの長さのうち、長いほうの長さを得た周辺分布
の主走査方向を文字行方向と判定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上部構
成の装置では、次のような課題があった。
【0007】図3(A)〜(C)は、従来装置の問題点
の説明図であり、同図(A)は他の画像データ1aの例
、同図(B)及び(C)は同図(A)の画像データ1a
における水平及び垂直方向の周辺分布を示す。
【0008】図3(A)に示すように、画像データ1a
における文字行が名刺の局部(例えば、中央部)に集中
して存在し、かつ文字行の長さが短い場合、該画像デー
タ1aの周辺分布から得られる文字部領域2aの長さW
Xa,WYaの大小関係はWXa<WYaとなる。その
ため、行方向が実際には水平方向であるにもかかわらず
、WXa<WYaという関係から、垂直方向を行方向と
してしまい、誤った判定結果になるという問題があり、
それを解決することが困難であった。
【0009】本発明は前記従来技術が持っていた課題と
して、文字行が名刺の局部に集中して存在し、かつ文字
行の長さが短いと、行方向を必ずしも正しく判定するこ
とができないという点について解決した行方向判定装置
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は、画像データを走査して該画像データ
中の文字行の行方向を判定する行方向判定装置において
、次のような手段を備えている。
【0011】即ち、第1の発明では、前記画像データを
走査して前記画像データ中の情報領域を外接矩形として
検出する外接矩形検出手段と、前記外接矩形検出手段で
検出された外接矩形の領域範囲内に位置する水平方向及
び垂直方向のヒストグラム値の値を増分することによっ
て水平方向と垂直方向のヒストグラムを作成するヒスト
グラム作成手段と、前記ヒストグラム作成手段で作成さ
れた水平方向と垂直方向の各ヒストグラムにおいて最大
ヒストグラム値をそれぞれ検出し、それらの検出値に基
づいて前記文字行の行方向を判定する行方向判定手段と
を、備えている。
【0012】第2の発明では、第1の発明の行方向判定
手段を、前記水平方向のヒストグラムから検出された値
の方が、前記垂直方向のヒストグラムから検出された値
より大きければ前記文字行の行方向を水平方向と、そう
でなければ前記文字行の行方向を垂直方向と判定する構
成にしている。
【0013】
【作用】第1の発明によれば、以上のように行方向判定
装置を構成したので、画像データが入力されると、外接
矩形検出手段では、該画像データを走査して文字部等の
情報領域(例えば、文字部を形成する黒画素領域)を外
接矩形として検出し、その検出結果をヒストグラム作成
手段へ与える。ヒストグラム作成手段では、検出された
外接矩形の領域内に位置する水平方向及び垂直方向のヒ
ストグラム値の値を増分することにより、水平方向と垂
直方向のヒストグラムを作成する。行方向判定手段では
、水平方向と垂直方向の各ヒストグラムにおいて、最も
ヒストグラム値の大きい値をそれぞれ検出し、それらの
検出された値に基づいて文字行の行方向を判定する。 これにより、高精度に、文字行の方向の判定が行える。
【0014】第2の発明では、行方向判定手段により、
ヒストグラム値の大小関係から文字行の方向を判定する
ので、名刺等の文書における行方向の判定が簡単に行え
る。従って、前記課題を解決できるのである。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す行方向判定
装置の概略の機能ブロック図である。
【0016】図1において、名刺等の入力原稿を画像デ
ータの形で読み取る画像入力部10と、その読み取った
画像データを格納する画像メモリ20とを備え、該画像
メモリ20の出力側に、行方向判定装置30が接続され
ている。
【0017】行方向判定装置30は、画像メモリ20に
格納された画像データを走査して文字部等の情報領域(
例えば、文字部等を形成する黒画素領域)を外接矩形と
して検出する外接矩形検出手段31を有し、その出力側
には、外接矩形位置メモリ32が接続されている。外接
矩形位置メモリ32は、検出された外接矩形の位置情報
を保存するもので、その出力側には、ヒストグラム作成
手段33が接続されている。
【0018】ヒストグラム作成手段33は、外接矩形位
置メモリ32に保存された外接矩形の領域範囲内に位置
する水平方向及び垂直方向のヒストグラム値の値を増分
することにより、水平方向と垂直方向のヒストグラムを
作成する機能を有し、その出力側には、水平方向ヒスト
グラムメモリ34及び垂直方向ヒストグラムメモリ35
を介して行方向判定手段36が接続されている。
【0019】水平方向ヒストグラムメモリ34及び垂直
方向ヒストグラムメモリ35は、ヒストグラム作成手段
33で作成された水平方向と垂直方向のヒストグラムを
それぞれ保存する機能を有している。行方向判定手段3
6は、メモリ34,35に保存された水平方向と垂直方
向の各ヒストグラムにおいて、最もヒストグラム値の大
きい値をそれぞれ検出し、それらの検出値に基づいて文
字行の方向を判定する機能を有している。
【0020】次に、図4〜図11を参照しつつ、図1中
の各回路ブロックの動作(1)〜(4)を説明する。
【0021】 (1)画像入力部10の動作 画像入力部10は、処理対象となる入力原稿(例えば、
名刺)を走査し、画素分解して読取って文字線部を黒ビ
ット及び文字背景部を白ビットで表す白黒2値の画像デ
ータを出力する。画像メモリ20は、画像入力部10か
らの画像データを走査順次に格納する。本実施例におけ
る画像入力部10での読取り解像度は、16本/mmの
解像度で行った。
【0022】 (2)外接矩形検出手段31の動作 図4は画像データ及び図5は外接矩形検出結果の一例を
示す図である。図4は画像メモリ20に格納された白黒
2値の画像データ40の全体、また図5の実線で示す矩
形枠は図4の画像データ40の一例につき検出された外
接矩形42を示す。
【0023】図4に示すように、画像メモリ20上には
x−y座標系を設定し、この座標系で表される画素位置
の画像データ(画素データ)40の読出しが自在に行え
るようになっている。例えば、名刺の読取りの際には、
名刺を画像入力部10の読取り面に載置して走査するが
、このとき名刺の角点が座標系の原点0と一致し、かつ
名刺の文字行方向がx軸に沿う方向(水平方向)及びy
軸に沿う方向(垂直方向)のいずれか一方となるように
、名刺を読取り面にセットする。そして、画像入力部1
0の読取り面において、名刺が載置されていない領域が
白ビットで表されるようにする。
【0024】また、画像データ40の処理領域(図4中
のx,y軸及び一点鎖線で囲む領域)41は、0≦x≦
XEかつ0≦y≦YEなる範囲であるが、名刺の長手方
向が水平及び垂直方向のいずれとなっても、名刺全体の
画像データを処理領域41内に格納できるように、XE
及びYEの値を名刺の長手方向の、画像データ40上に
おける長さよりもやや大きめの値に設定する。
【0025】画像入力部10が画像メモリ20へ画像デ
ータ40を格納し終えると、第1の方向を水平方向及び
第2の方向を垂直方向とした場合の情報領域(黒画素領
域)を外接矩形42として、その始点及び終点を検出す
る外接矩形検出手段31を起動する。
【0026】次に、図6〜図9を参照し、外接矩形検出
手段31の動作を説明する。
【0027】図6は図1中の外接矩形検出手段31の動
作例を示すフローチャート、及び図7は外接矩形検出手
段31を説明する図である。なお、図6及び図7中のS
50〜S66,S70〜S73,…はステップ、iは階
層、mはx方向に切り出された領域番号、nはy方向に
切り出た領域番号である。また、この外接矩形検出手段
31では、図4に示すように、画像メモリ20中の画像
データ40を走査することにより行う。
【0028】先ず、図6のS50〜S52において、i
,n,mをそれぞれ初期値1に初期化する。そして、領
域の始点座標{xs(i−1,m),ys(i−1,n
)}、終点座標{xe(i−1,m),ye(i−1,
n)}に対し、図7のS70に示すように、y軸方向の
領域をn個の領域に切り出す処理を行う(S53)。こ
の切り出し処理について、図8のy方向の切り出し処理
を説明する図を用いて説明する。始点座標{xs(i−
1,m),ys(i−1,n)}、終点座標{xe(i
−1,m)、ye(i−1,n)}で示される背景パタ
ン43上の情報領域44に対して、図4に示す画像デー
タ40中にx方向に黒画素が1つでも存在する黒ライン
を検出する。その黒ラインのy座標値を始点y座標とし
て抽出し、次いでx方向に黒画素が1つも存在しない白
ラインが連続して閾値THを越える白ラインを検出する
。その注目する白ラインの(TH+1)ライン前の黒ラ
インのy座標値を終点y座標値として抽出する。
【0029】以上の操作を領域{xs(i−1,m),
ys(i−1,n)},{xe(i−1,m),ye(
i−1,n)}の全てのy座標について行い、n個の領
域{xs(i−1,m),ys(i,n)},{xe(
i−1,m),ye(i,n)}(但し、n;正の整数
)を切り出す。このとき、領域{xs(0,1),ys
(0,1)},{xe(0,1),ye(0,1)}は
、初期値として(0,0),(XE,YE)を予めセッ
トしておき、これは画像データ40の全領域を示す。
【0030】さらに、検出された連続する白ラインの数
が閾値THを越えない間に黒ラインを検出した場合、上
下の領域は同領域と判断して処理を継続して行い、連続
する白ラインが閾値THを越えるまで繰り返し行う。黒
ラインのy座標値がye(i−1,n)と等しくなる場
合、ye(i−1,n)を終点y座標値として抽出し、
y座標値がye(i−1,n)となったら処理を終了す
る。
【0031】このように、領域{xs(i−1,m),
ys(i−1,n)},{xe(i−1,m),ye(
i−1,n)}に対して、y方向に切り出されたn個の
領域{xs(i−1,m),ys(i,n)},{xe
(i−1,m),ye(i,n)}(但し、n;正の整
数)は、そのn個の始点、終点y座標の情報を外接矩形
位置メモリ32に保存する(S54)。図7のS70に
示すi=1の時のnの値が1,2,3で示される領域が
、その処理結果例を示す。
【0032】次に、図6のS53でy方向に切り出され
たn個の領域{xs(i−1,m),ys(i,n)}
,{xe(i−1,m),ye(i,n)}(但し、n
;正の整数)について、以下の処理を行う。
【0033】先ず、nの値を初期化する(nの初期値=
1(S55))。そして領域始点座標{xs(i−1,
m),ys(i,n)}、終点座標{xe(i−1,m
),ye(i,n)}に対し、図7のS71のように、
x軸方向について領域を複数個(m個)の領域に切り出
す処理を行う(S56)。
【0034】この切り出し処理について、図9のx軸方
向の切り出し処理を説明する図を用いて説明する。
【0035】前記始点座標及び終点座標で示される領域
に対して、図4の画像データ40中にy方向に黒画素が
1つでも存在する黒カラムを検出し、その黒カラムのx
座標値を始点x座標として抽出する。次いで、y方向に
黒画素が1つでも存在しない白カラムが連続して閾値T
Hを越える白カラムを検出し、その注目する白カラムの
(TH+1)カラム前の黒カラムのx座標値を終点x座
標値として抽出する。以上の操作を領域{xs(i−1
,m),ys(i,n)},{xe(i−1,m),y
e(i,n)}の全てのx座標について行い、m個の領
域{xs(i,m),ys(i,n)},{xe(i,
m),ye(i,n)}(但し、m;正の整数)を切り
出す(s56)。さらに、検出された連続する白カラム
の数が閾値THを越えない間に黒カラムを検出した場合
、左右の領域は同領域と判断して処理の継続を行い、連
続する白カラムが閾値THを越えるまで繰り返し行う。 黒カラムのx座標値がxe(i−1,m)と等しくなる
場合、xe(i−1,m)を終点x座標値として抽出し
、x座標値がxe(i−1,m)となったら処理を終了
する。
【0036】このように、領域{xs(i−1,m),
ys(i,n)},{xe(i−1,m),ye(i,
n)}に対して、x方向に切り出されたm個の領域{x
s(i,m),ys(i,n)},{xe(i,m),
ye(i,n)}は、そのm個の始点、終点x座標値の
情報を外接矩形位置メモリ32に保存する(S57)。 図7のS71に示すi=1の時のmの値が1,2,3で
示される領域がその処理結果例を示す。
【0037】以上の切り出し方法で処理を行い、図7の
S72,S73,…のように、階層iにおけるmの値と
nの値がそれぞれ1,1のみとなるように処理を繰り返
し行う。そこで、階層iにおけるmの値とnの値がそれ
ぞれ1,1のみであった場合(S58)、領域の始点座
標{xs(i,1),ys(i,1)}、終点座標{x
e(i,1),ye(i,1)}を外接矩形領域として
抽出し(S59)、その始点、終点座標を外接矩形位置
メモリ32に保存する(S60)。
【0038】次いで、この階層の値を減分し(S61)
、階層i番目の全てのnについて行ったか否かを判定す
る(S62)。もし全てのnについて行ったと判定され
たら、次に階層i番目の全てのmについて行ったか否か
を判定し(S63)、もし全てのmについて行っていれ
ば、処理を終了する(S64)。一方、S58でノーの
場合、階層iの値を増分し(S67)、S52の処理に
戻る。また、S62でノーの場合、nの値を増分し(S
65)、S56の処理に戻り、同様にS63でノーの場
合、mの値を増分し(S66)、S53に戻る。
【0039】以上が外接矩形検出手段31の一連の処理
であり、図7に示す容量で順次、処理を繰り返す。要す
るに、閾値TH以上の白ライン、白カラムに囲まれる情
報領域を、これ以上の切り出しはないという段階まで処
理を繰り返し行い、最終的に切り出された領域を外接矩
形42として検出し、外接矩形位置メモリ32に保存す
るものである。
【0040】 (3)ヒストグラム作成手段33の動作外接矩形検出手
段31で画像データを全面走査して外接矩形の検出を行
い、全ての外接矩形の位置を示す始点座標及び終点座標
が外接矩形位置メモリ32に保存されると、次にヒスト
グラム作成手段33により、検出された外接矩形の領域
内に位置する水平方向及び垂直方向のヒストグラム値の
値を増分することによって、水平方向と垂直方向のヒス
トグラムを作成する処理が行われる。
【0041】図10の(A)〜(C)は図1中のヒスト
グラム作成手段33を説明する図、及び図11は図10
のヒストグラム作成手段33のフローチャートであり、
これらを参照しつつ、ヒストグラム作成手段33の動作
を説明する。
【0042】なお、全ての外接矩形を領域(xsi,y
si),(xei,yei)(但し、i;正の整数)で
表し、その外接矩形の全てをm個(i=1,2,…,m
)で表す。水平方向(x方向)のヒストグラムの作成に
ついてはヒストグラム値HY(y)で表し、yは0,1
,2,…,YEの範囲をとりうる。垂直方向(y方向)
のヒストグラムの作成についてはヒストグラム値HX(
x)で表し、xは0,1,2,…,XEの範囲をとりう
る。これらのHY(y)とHX(x)のヒストグラム値
は、それぞれ水平方向ヒストグラムメモリ34と垂直方
向ヒストグラムメモリ35中に存在し、以下に示す処理
を実行することにより、その都度、該メモリ34,35
内の値が更新され、保存される。図11のS80〜S9
3は、ステップを表す。
【0043】先ず、図11のS80,S81において、
全てのyにおけるHY(y)の値を初期値0に、また全
てのxにおけるHX(x)の値を初期値0にそれぞれ初
期化する。
【0044】S83では、外接矩形の始点y座標値ys
i(但し、i;正の整数)の値をhyに代入する。この
S83で得られた値hyに位置する水平方向のヒストグ
ラム値HY(hy)の値を、S84で増分する。S85
において、hyの値が外接矩形の終点y座標値yei(
但し、i;正の整数)の値と等しいか否かを判定する。   S85において、もし等しいと判定されたら、S8
7で、外接矩形の始点x座標値xsi(但し、k;正の
整数)の値をhxに代入する。S88では、S87で得
られた値hxに位置する垂直方向のヒストグラム値HX
(hx)の値を増分する。そして、S89において、h
xの値が外接矩形の終点x座標値xei(但し、i;正
の整数)の値と等しいか否かを判定する。もし等しいと
判定されたら、S91において、m個全ての外接矩形に
関して行ったか否かを判定し、もしm個全ての外接矩形
に関して行ったならば、S92で処理を終了する。
【0045】一方、S85でノーならば、S86でhy
の値を増分し、S84の処理に戻る。また、S89でノ
ーならば、S90でhxの値を増分し、S88の処理に
戻る。また、S91でノーならば、S96においてiを
増分し、S83の処理に戻る。  この様にして水平方
向のヒストグラムHY(y)(y;0,1,2,…,Y
E)と垂直方向のヒストグラムHX(x)(x;0,1
,2,…,XE)を作成し、その結果をメモリ34,3
5に保存する。
【0046】図10(C)に、ヒストグラム作成手段3
3で作成された水平方向のヒストグラム作成結果を示し
、また図10(B)に、作成された垂直方向のヒストグ
ラム作成結果を示す。
【0047】 (4)  行方向判定手段36の動作 ヒストグラム作成手段33で、水平方向(x方向)及び
垂直方向(y方向)のヒストグラムが作成され、それら
のヒストグラムの作成結果がそれぞれ水平方向ヒストグ
ラムメモリ34と垂直方向ヒストグラムメモリ35に保
存されると、次に、水平方向と垂直方向の各ヒストグラ
ムにおいて、最もヒストグラム値の大きい値をそれぞれ
検出し、それらの検出された値に基づいて文字行の方向
を判定する処理が以下のように行われる。
【0048】先ず、水平方向のヒストグラムから最もヒ
ストグラム値の大きい値を検出する処理においては、水
平方向のヒストグラムHY(y)(y=0,1,2,…
,YE)の中から、最も値の大きいHY(y)(但し、
y;正の整数)の値を図10(C)に示すmaxHYと
して検出する。垂直方向のヒストグラムから最もヒスト
グラム値の大きい値を検出する処理においては、垂直方
向のヒストグラムHX(x)(x=0,1,2,…,X
E)の中から、最も値の大きいHX(x)(但し、x;
正の整数)の値を図10(B)に示すmaxHXとして
検出する。
【0049】これら検出されたmaxHYとmaxHX
の値を比較することにより、文字行の方向の判定を行う
。この判定方法は、maxHY≧HX…■の条件が満た
されるならば、行方向が水平方向(x方向)であると判
定し、そうでないならば、行方向が垂直方向(y方向)
であると判定する。
【0050】図4に示すように、横書き名刺の行方向が
水平方向となるように画像入力部10による読取りを行
った場合、条件■が満足され、文字行の行方向は水平方
向(x方向)と判定される。これに対し、横書き名刺の
行方向が垂直方向となるように画像入力部10による読
取りを行った場合、条件■が満足されず、文字行の行方
向は垂直方向(y方向)と判定される。従って、処理対
象文書、特に多種多様なレアウト構造の名刺における文
字行方向の判定を精度良く行える。
【0051】なお、本発明は図示の実施例に限定されな
い。例えば、図1の行方向判定装置30内の回路ブロッ
クを個別回路や専用LSI等で構成する以外に、マイク
ロプロセッサ等を用いたプログラム制御により実行する
構成にしてもよい。また、情報領域は黒地に白地の白画
素領域でもよい。さらに、本発明は、名刺以外の他の文
書についても適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、画像データを走査して情報領域を外接矩形と
して検出し、その検出された外接矩形の領域範囲内に位
置する水平方向及び垂直方向のヒストグラム値の値を増
分することによって、水平方向と垂直方向のヒストグラ
ムを作成する。そして、得られた水平方向と垂直方向の
各ヒストグラムにおいて、最もヒストグラム値の大きい
値をそれぞれ検出し、それらの検出された値に基づいて
文字行の方向を判定する。そのため、処理対象文書にお
ける文字行方向の判定を精度良く行える。
【0053】第2の発明によれば、ヒストグラム値の大
小より、行方向を判定するので、判定が簡単で、かつ精
度良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す行方向判定装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】従来の行方向判定装置の原理説明図である。
【図3】従来の問題点の説明図である。
【図4】図1の画像データを示す図である。
【図5】図1の外接矩形検出結果を示す図である。
【図6】図1の外接矩形検出手段のフローチャートであ
る。
【図7】図1の外接矩形検出手段を説明する図である。
【図8】図5のy方向切り出し処理を説明する図である
【図9】図5のx方向切り出し処理を説明する図である
【図10】図1のヒストグラム作成手段を説明する図で
ある。
【図11】図10のヒストグラム作成手段のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
30  行方向判定装置 31  外接矩形検出手段 33  ヒストグラム作成手段 36  行方向判定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像データを走査して該画像データ中
    の文字行の行方向を判定する行方向判定装置において、
    前記画像データを走査して前記画像データ中の情報領域
    を外接矩形として検出する外接矩形検出手段と、前記外
    接矩形検出手段で検出された外接矩形の領域範囲内に位
    置する水平方向及び垂直方向のヒストグラム値の値を増
    分することによって水平方向と垂直方向のヒストグラム
    を作成するヒストグラム作成手段と、前記ヒストグラム
    作成手段で作成された水平方向と垂直方向の各ヒストグ
    ラムにおいて最大ヒストグラム値をそれぞれ検出し、そ
    れらの検出値に基づいて前記文字行の行方向を判定する
    行方向判定手段とを、備えたことを特徴とする行方向判
    定装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の行方向判定装置におい
    て、前記行方向判定手段は、前記水平方向のヒストグラ
    ムから検出された値の方が、前記垂直方向のヒストグラ
    ムから検出された値より大きければ前記文字行の行方向
    を水平方向と、そうでなければ前記文字行の行方向を垂
    直方向と判定する構成にした行方向判定装置。
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