JPH04215903A - 伸縮性材料のフィルムウエブによる被巻装体の包装方法及び伸縮性材料のフィルムウエブを用いる包装装置における予備延伸装置 - Google Patents

伸縮性材料のフィルムウエブによる被巻装体の包装方法及び伸縮性材料のフィルムウエブを用いる包装装置における予備延伸装置

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JPH04215903A
JPH04215903A JP41574290A JP41574290A JPH04215903A JP H04215903 A JPH04215903 A JP H04215903A JP 41574290 A JP41574290 A JP 41574290A JP 41574290 A JP41574290 A JP 41574290A JP H04215903 A JPH04215903 A JP H04215903A
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film
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状に巻込み成形
した牧草のロールベールの外周面に、伸縮性材料よりな
るフイルムウエブを、複数本同時に螺旋状に巻き付けて
いく、ロールベールの包装方法、およびこの包装方法の
実施に用いる包装装置における予備延伸装置に関する。
【0002】さらに具体的に言えば、圃場に刈倒した牧
草を、ロールベーラによりロールに巻込み成形してロー
ルベールとして収穫する際、この牧草のロールベールを
、それの外周面に対する合成樹脂材のフイルムウエブの
巻付けにより被覆して、サイレージ化する場合がある。 この際の、牧草のロールベールの外周面に、伸縮材料よ
りなるフイルムウエブを螺旋に巻き付けて被覆包装する
包装方法と、これに用いる包装装置において、巻付ける
フイルムウエブを、それの巻束から繰出したところでロ
ールベールに巻付ける前に予め伸張させるための予備延
伸装置についての改良に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の、被巻装体たるロールベールにフ
イルムウエブを巻付け包装する手段は、通常のものにあ
っては、図1および図2に示している如く、伸張性の材
料で500ミリの巾に形成して巻き込まれているフイル
ムウエブfのロールRを、機台Kに設けたロール挿入軸
aに支架しておいて、それから繰り出したフイルムウエ
ブfの繰り出し端を、周速度を異にして回転する一対の
ロールb・cにより形成される予備延伸装置Aを通して
被巻装体Bに導き、その被巻装体Bをそれの軸芯線中心
に所定の速度で回転させながら、その被巻装体Bの軸芯
線と直交する方向の回動軸線を持って、図1にて矢印に
示している方向に回動させ、これにより、被巻装体Bの
周面に、延伸処理を行なった状態のフイルムウエブfを
螺旋に巻付けていく手段がとられている。
【0004】この手段は、能率が上らない問題があり、
そのため、図3に示している如く、フイルムウエブfの
ロールRを軸支するロール挿入軸aおよび周速を異にし
て回転する一対のロールb・cよりなる予備延伸装置A
とをユニットに組んだ機台を、2連に並列させ、かつ、
それぞれのユニットの予備延伸装置Aから繰出されるフ
イルムウエブf・fが、それの巾方向にずれて、一部を
重合させた状態となるように並設し、これにより、繰出
されるフイルムウエブf・fを被巻装体Bの周面に巻付
けていくときの巻き巾を略1倍半程度に拡張させて、広
巾に巻き付けていけるようにする手段が開発されている
【0005】また、別の形態のものとしては、図4に示
している如く、前述の図1及び図2に示している手段の
、フイルムウエブfのロールRを軸支するロール挿入軸
a及び予備延伸装置Aの一対のロールb・cを、軸方向
に長く延長した構造にして、幅寸法が750ミリと、通
常の500ミリ巾のフイルムウエブfに対し1.5倍に
拡巾した広巾のフイルムウエブfのロールRを用いる手
段がある。
【0006】また、さらに別の形態のものとしては、図
5に示している如く、予備延伸装置Aを、アイドラロー
ルdと回転にブレーキをかけられるノンスリップローラ
eとで構成して、フイルムウエブfの予備延伸が、ブレ
ーキをかけたノンスリップローラeと被巻装体Bとの間
で行われるようにしておいて、この予備延伸装置Aを装
設せる機台に、フイルムウエブfのロールRを装填する
ためのロール挿入軸aを複数本(2〜3本)装設してお
き、これにより、複数のロールR…から繰出されるフイ
ルムウエブf・fを、一部重合させて広巾にした状態で
、予備延伸させながら被巻装体Bに巻き付ける手段があ
る。
【0007】しかし、これらの手段は、図3に示す第1
の手段にあっては、■  フイルムウエブfのロールR
を装填するためのロール挿入軸aを含めた予備延伸装置
Aが、2セット必要なため、高価になり、かつ、場所を
取るようになる。■750ミリ巾のフイルムウエブfの
ロールRが使用できない。■  被巻装体Bへのフイル
ムウエブfの巻き付けを、一本巻きに変更する場合およ
び二本巻きとしたときのフイルムウエブf・fの重なり
量を変更する場合に、図6に示しているように、重い機
台Kごと高さを変えなければならず、厄介である。即ち
、一本巻きに変更する場合には、被巻装体Bと繰り出さ
れてくるフイルムウエブfの巾方向の中心とを合わせる
ために、使用しようとする側の予備延伸装置Aを機台K
ごと上げるか、下げるかする必要があり、また、重なり
量を変更する場合には、同様にフイルムウエブfの巾方
向の中心を合わせるために、一方の予備延伸装置Aを機
台ごと上下させ、さらに他方の予備延伸装置Aを機台ご
と上下させる必要がある。■上位側のフイルムウエブロ
ールRは、機台に設けたロール挿入軸aにセットすると
き図7に示している如く、高く持上げなければならず、
厄介である。等の問題がある。
【0008】750ミリの広巾のフイルムウエブfを用
いる図4に示した第2手段にあっては、■  750ミ
リ巾のフイルムウエブロールRは一般的でなく、手に入
りにくい。■  一般的に500ミリ巾フイルムウエブ
ロールRは180メートル巻き、750ミリ巾フイルム
ウエブロールは120メートル巻き(予備延伸装置にセ
ットできる重量となっている)であるため、フイルムウ
エブfがなくなるのが早く、フイルムウエブロールRの
脱着回数が多くなる。■  軸方向に長いフイルムウエ
ブロールRを図8に示す如く予備延伸装置の高さまで上
げて、フイルムウエブロールRを垂直に立ててセットす
る作業が厄介である。等の問題がある。
【0009】また、図5に示した第3の手段にあっては
、■  フイルムウエブfを延伸させるノンスリップロ
ーラeと被巻装体Bとの間隔D(図5)を、被巻装体B
の形状によっては、長くする必要があるため、フイルム
ウエブfの切れや、延伸むらが起り易い。■  2本の
フイルムウエブf・fが図9において斜線を入れて示し
ている如く、一部重なり合いながら延伸して被巻装体B
に巻きつくため、一本のフイルムウエブfが被巻装体B
に巻きつく手段に比して、フイルムウエブfの被巻装体
Bに対する密着性は良くなるが、イ、延伸しながら被巻
装体Bの周面に密着していくようになることと、延伸し
ていく間隔が長いことから、フイルムウエブfにしわが
寄り易く、必ずしも完全に密着しない。ロ、延伸する際
、2本のフイルムウエブf・fの重なった部分と重なっ
ていない部分との厚みが倍異なるため、引張り強度に、
部分的に差異が生じて延伸むらが起こり易い。ハ、2本
のフイルムウエブf・fの特性が異なる場台、重なった
部分に延伸むらや、破れが起こり易い。■  また上位
側のフイルムウエブロールRを、機台Kのロール挿入軸
aにセットする時に、前述の図7にあるように、高く持
ち上げなければならず、厄介である。等の問題がある。
【0010】本発明は、従前手段に生じているこれらの
問題を解消せしめるためになされたものであって、一部
重合させて被巻装体の周面に巻付ける伸縮性材料よりな
る複数のフイルムウエブを、それらが延伸し終えてから
重合し、しかるのち、被巻装体の周面に巻き付いていく
ようになる包装手段および伸縮性材料よりなる複数のフ
イルムウエブを、延伸してから重合させて被巻装体に導
けるようにするとともに、一本のフイルムウエブを用い
る場合および複数のフイルムウエブの重なり量の調節を
行なう場合の操作が、機台を動かすことなく簡易に行な
えるようにする包装装置の予備延伸装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、この目的を達成するための手段として、一つの機台
Kに左右に並列させて設けたフイルムウエブロール装填
用の複数本の上下方向のロール挿入軸22…のそれぞれ
に、伸縮性材料のフイルムウエブロールR…を、それら
から引き出されるフイルムウエブf…が一部重合するよ
う上下に偏位させて軸支し、それらフイルムウエブロー
ルR…から引き出されるフイルムウエブf・fを前記機
台Kに軸支した上下に長い一本のノンスリップローラ4
の周面を経て被巻装体Bの周面に導き、ノンスリップロ
ーラ4の周速をフイルムウエブロールR…から引き出さ
れるフイルムウエブf…の速度より早くなるよう制御せ
しめて、被巻装体Bの回動によりフイルムウエブロール
R…からフイルムウエブf…を引き出すことで、それら
フイルムウエブf…をフイルムウエブロールR…とノン
スリップローラ4の周面との間において各別に延伸し、
その延伸の直後にノンスリップローラ4の周面上におい
て重合密着させ、その重合した状態のフイルムウエブf
…を被巻装体Bの周面に巻き付けて包装することを特徴
とする伸縮性材料のフイルムウエブによる被巻装体の包
装方法を提起し、また、機台K上に、複数本の上下方向
のロール挿入軸22…を左右に並列させて装設し、それ
らロール挿入軸22…の各近傍位置には、それらロール
挿入軸22…に嵌挿するフイルムウエブロールR・Rの
周面に圧接してエンドレスに回動する制御ベルト装置y
を設け、別に、上下に長い一本のノンスリップローラ4
を機台K上に軸支し、そのノンスリップローラ4の回転
軸と前記制御ベルト装置yの駆動プーリー9の回転軸と
を、ノンスリップローラ4の周速が駆動プーリー9の周
速より早くなるよう機械的に伝導したことを特徴とする
伸縮性材料のフイルムウエブを用いる包装装置における
予備延伸装置を提起するものである。
【0012】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。図10は
本発明による伸縮性材料のフイルムウエブを用いる包装
装置における予備延伸装置Wの斜視図、図11は同上の
展開図、図12は同上の平面図で、同図において、Kは
機台、22・22はロール挿入軸、4はノンスリップロ
ーラ、y・yは制御ベルト装置を示す。
【0013】機台Kは、下プレート3と上プレート2と
支柱1とで組立てられ、その下プレート3は所望の場所
に設置し得る機体(図示省略)に設けた支柱状の機枠M
の上端部に固定支架され、上プレート2は下プレート3
の上面に立設せる支柱1の上端部に固定支持され、これ
により、上プレート2及び下プレート3は、支柱1の上
下の高さの距離をおいて上下に一対に対向している。
【0014】前記ノンスリップローラ4は、これら上プ
レート2及び下プレート3との間に渡架軸支してある。 該ノンスリップローラ4は、それの回転軸4aが、前記
上プレート2および下プレート3にそれぞれ設けたベア
リング5・5に軸支されて自由に回転する。該ノンスリ
ップローラ4は、2本の500ミリ巾のフイルムウエブ
を、一部が巾方向において重なった状態として一度に延
伸させるだけの長さがあり、それの回転軸4aの下プレ
ート3の下方に突出する下端側には、2列に並列してス
プロケット6・6が装着される(図11)。
【0015】制御ベルト装置yは、下プレート3に設け
た短い軸7に設けた駆動プーリー9と下プレート3に回
動自在に設けたアーム13・14の各回動端に軸支せる
アイドラプーリー17・17とに、エンドレスにかけま
わされる平ベルト21とよりなる。
【0016】短い軸7は、下プレート3の上面側および
下面側に固定されたベアリング8・8に支持されて自由
に回転する。該軸7には、上端側に駆動プーリー9が止
着装架され、下端側にスプロケット10が装着され、そ
のスプロケット10は、前述のノンスリップローラ4の
回転軸4aの下端側に2連に並列させて設けたスプロケ
ット6・6のうちの一方のスプロケット6にチェン11
を介して伝導連繋している。
【0017】12は、前記短い軸7の近傍に該軸7と平
行させて下プレート3に支架した固定の軸で、該軸12
には、アーム13とアーム14とのそれぞれの基端部の
ボス部13a・14aが回転自在に嵌挿される。これら
アーム13・14は、前記軸12中心にそれぞれ自在に
回動する。これらアーム13・14の各回動端側には、
上下方の軸15・16がそれぞれ固定装着してあり、そ
れら軸15・16には、それぞれアイドラのプーリー1
7・17が遊嵌軸支される。そして、アーム13には、
下プレート3との間に、該アーム13を図12において
前記軸12中心にX方向に回動するよう付勢するスプリ
ング18が設けられ、また、アーム14には、前記アー
ム13との間に、それらの間を拡げる方向に回動させる
よう付勢するスプリング19が連繋させてある。
【0018】20は、前記アーム13が図12でx方向
に回動したとき、もっとも広がった位置でアーム13の
片端を固定して保持する金具である。
【0019】前記駆動プーリー9および2つのアイドラ
のプーリー17・17は、略同一の高さにあり、前述の
平ベルト21は、これら3つのプーリー9・17・17
の外周側を取り囲むように、それらにエンドレスにかけ
まわされる。この平ベルト21は、前述の2本のスプリ
ング18・19により常に張った状態にある。
【0020】これらにより制御ベルト装置yが組立てら
れる。そして、この制御ベルト装置yは、図10に示し
ている如く、左右に一対に対向するよう2連に設けられ
るが、一方は他方より平ベルト21の位置が高くなるよ
うに装設されている。このとき、高く位置させる側の制
御ベルト装置yは、それの短い軸7を、幾分長く形成し
ておき、また、下プレート3の上面側には一段高く位置
するサブ下プレート3aを設けておいて、これら下プレ
ート3およびサブ下プレート3aにベアリング8・8を
介して軸7を回転自在に軸支してある。また、アーム1
3・14を回動自在に軸支するための軸12は、下プレ
ート3と上プレート2との間に渡架するように支架して
、下プレート3から高く上昇した位置において強固にア
ーム13・14の基端のボス部13a・14aを軸支す
るようにしてある。
【0021】ロール挿入軸22は、伸縮性材料のフイル
ムウエブfが紙筒をロール芯として所定長さに巻き込ま
れた巻束であるフイルムウエブロールRを、嵌挿するこ
とで回転自在に支持する軸であり、機台Kの上プレート
2と下プレート3との間に渡架される長さに形成してあ
る。
【0022】該ロール挿入軸22は、下端側に、側枝状
に側方に突出する水平な方向の軸杆23が設けられてい
て、この軸杆23が、下プレート3の下面側に設けた2
枚の支持板24・24にそれぞれあけられている透孔に
串通することで、その軸杆23を中心に起伏回動自在に
機台Kに支架されている。そして、その軸杆23中心に
倒伏する側に回動していくと、略水平な姿勢となったと
ころで、軸杆23より下方に位置している該ロール挿入
軸22の下端部が、機台Kの下プレート3の下面側に衝
合することで、それ以後の倒伏側の回動が阻止されて、
略水平な姿勢として機台Kに支架される状態となる。
【0023】また、この状態から該ロール挿入軸22を
前記軸杆23中心に起立回動させていくと、上端側が上
プレート2の周縁部に形設してある切欠部2aに嵌入し
ていくことで直立した姿勢となる。
【0024】上プレート2の上面側には、支軸28中心
に上プレート2の上面に沿い自在に回動する係止金具2
7が設けてある。該係止金具27は、バネ29による付
勢とストッパー30による規制とでそれの回動端部に具
備するフック部27aが、常時、前記切欠部2aとラッ
プする位置を占めるように制御されている。そして、前
述の如く、軸杆23中心に起立回動してくるロール挿入
軸22の上端部が、フック部27aの弧状の外周面に衝
合してくることで、そのフック部27aを逃すようにバ
ネ29の付勢に抗して支軸28中心に回動し、ロール挿
入軸22が押しのけたフック部27aを越して切欠部2
aに嵌入したところで、前記バネ29の付勢で該係止金
具27が復元回動することにより、それのフック部27
aがロール挿入軸22の上端部を、図10に示している
ように抱え込んだ状態となって、ロール挿入軸22を直
立した姿勢に保持するようになる。
【0025】前記係止金具27には、支軸28を越した
尾端側に、解除操作用の紐31が連繋してあり、その紐
31を引くことで、該係止金具27はバネ29の付勢に
抗して切欠部2aを開くよう回動する。そして、これに
より、ロール挿入軸22は、前述の軸杆23中心に倒伏
側に回動していくようになる。
【0026】ロール挿入軸22には、上下にベアリング
を具備するチューブ26が、回転自在に、かつ、軸方向
に自動に動くよう嵌挿されている。このチューブ26は
、ロール挿入軸22にフイルムウエブロールRを回転自
在にかつ軸方向に可動に装填するためのもので、外径が
フイルムウエブロールRの芯材の紙筒の内径に対応する
チューブに形成してある。そして、該チューブ26は、
ロール挿入軸22の下端に寄せた部位に装着された円板
状の支承板25に下端か衝合することで、その高さ位置
において、ロール挿入軸22に回転自在に嵌装された状
態となっている。
【0027】前記チューブ26の下端と衝合さすようロ
ール挿入軸22に装設する支承板25は、ロール挿入軸
22に対し軸方向に摺動自在に嵌挿されて、押しボルト
25aにより止着してあり、その押しボルト25aの締
付けを解放することで、ロール挿入軸22の軸方向に自
在に動き、それにより変位した位置において再び押しボ
ルト25aを締付けることによりその位置に固定される
。この変位調節で、ロール挿入軸22に装填したフイル
ムウエブロールRの高さ位置が調整される。
【0028】また、この支承板25は、前記チューブ2
6の外径よりも幾分大径の円板状に形成してあって、チ
ューブ26の外周にフイルムウエブロールRが嵌挿され
たときに、それのロール芯の紙筒の下端面が該支承板2
5の周縁部の上面に接触してくるようにしてある。そし
て、これにより、ロール挿入軸22に装填されたフイル
ムウエブロールRが、フイルムウエブfを引き出すこと
で、チューブ26と一緒にロール挿入軸22に対し回転
したときに、そのフイルムウエブロールR自体の重量に
よるロール芯の紙筒の下端面と該支承板25の周縁部の
上面との間の圧接した状態での摺動によって、フイルム
ウエブロールRの回転に対しブレーキを与え、その回転
にオーバーランを生ぜしめないように作用する。
【0029】しかして、このように構成されるロール挿
入軸22は、前述した如く、機台Kに左右に一対に並列
するよう装設される制御ベルト装置y・yの各近傍位置
で、図12にあるよう各制御ベルト装置yの、駆動プー
リー9とアーム13に軸支されたプーリー17との間に
おいて平ベルト21の外周面に隣接する位置に装設され
る。そして、これにより、各ロール挿入軸22にフイル
ムウエブロールRが装填されたとき、それらのそれぞれ
の外周面に、各制御ベルト装置yの平ベルト21の外周
面が、図12にあるよう圧接していくようにしてある。
【0030】図12において、Bは被巻装体(牧草をロ
ール状に巻締め成形したベール)で、前記機台Kを装架
した機体に支架せる回転台(図示省略)に支持されてい
る。
【0031】この回転台は従来公知のもので、駆動する
ことにより、ベールBを、それの軸芯線と直交する方向
の回転軸線をもって、図12において中心点Oを中心に
矢印方向に回動させるよう作動する。また、このとき、
ベールBをそれの軸芯線中心に回転するよう転動させる
ように作動する。
【0032】このように構成せる実施例装置は次のよう
に作用する。[フイルムウエブロールRのセット]フイ
ルムウエブロールR…をロール挿入軸22…に対して装
填するときは、まず、各制御ベルト装置yのアーム13
を図12においてx方向に回動させ、そのアーム13の
基端側の係止杆13bを、金具20に係止する。これに
より制御ベルト装置yは、図13に示す如く、それのエ
ンドレスに張架された平ベルト21が、ロール挿入軸2
2から引き離された状態に保持される。
【0033】次に紐31を引き、係止金具27のフック
部27aによるロール挿入軸22の上端側の抱き込みを
解除する。
【0034】次いで、ロール挿入軸22を機台Kの外側
に向けて引き倒していく。これにより、ロール挿入軸2
2は、下端に設けた側枝状の軸杆23を中心に水平な姿
勢に向けて回動する。そして、略水平な姿勢となったと
ころで、下端部が下プレート3の下面に衝合することに
より、その姿勢に保持される。
【0035】次に、軸線方向を横にしたフイルムウエブ
ロールRを、略水平な姿勢となって機台Kの側方に張り
出したロール挿入軸22の先端側から挿し込んで、ロー
ル芯の紙筒を、ロール挿入軸22に嵌装してあるチュー
ブ26の外周に嵌挿し、ロール挿入軸22に設けてある
支承板25に、ロール芯の紙筒の端面が突当る状態とす
る。このとき、フイルムウエブロールRのフイルムウエ
ブfの巻き方向が、図14に示す状態となるようにして
おく。
【0036】次に、この状態から、ロール挿入軸22を
引き起していく。これにより、ロール挿入軸22の上端
部が、上プレート2の上面側に設けてある前述の係止金
具27のフック部27aの外周面に衝合して、そのフッ
ク部27aを押しのけ、切欠部2aに嵌入していき、嵌
入を終えた所で、係止金具27がバネ29の付勢で復元
回動して、それのフック部27aによりロール挿入軸2
2の上端部を抱き込み、ロック状態となる。この状態は
、前述した紐31を引っ張らない限り保持される。
【0037】次に金具20の係止を解除する。これによ
り、制御ベルト装置yは、それのアーム13が図12に
おいてx方向に回動していくことで、エンドレスに張架
してある平ベルト21の外周面側が、フイルムウエブロ
ールRの外周面に、図12で示している如く圧接してい
き、フイルムウエブロールRの装填は終了する。
【0038】このとき、ロール挿入軸22に装填するフ
イルムウエブロールRは、それの軸方向の巾が広狭に変
化する場合がある。このときは、ロール挿入軸22に設
けてある支承板25の止着位置を上下に変更調節するこ
とで対応させる。この調節は、下位側にフイルムウエブ
ロールRを装填させるロール挿入軸22にあっては図1
4において、ゾーンUの範囲で可能であり、また上位側
にフイルムウエブロールRを装填させるロール挿入軸2
2にあっては、図14においてゾーンVの範囲で可能と
なる。
【0039】また、この支承板25の位置を変更させる
ことで行なう調節は、各フイルムウエブロールR・Rの
高さ位置の調整およびそれらから引き出されるフイルム
ウエブf・fの重なり量の調整に利用される。
【0040】[被巻装体の包装] 下位側のフイルムウエブロールRからフイルムウエブf
を引き出し、ノンスリップローラ4を経て、先端側を被
巻装体Bに結ぶ。そらに、上位側のフイルムウエブロー
ルRからフイルムウエブfを引き出し、同様にノンスリ
ップローラ4を通して先端を被巻装体Bに結ぶ。このと
き、上下のフイルムウエブf・fは、それの一部がノン
スリップローラ4の周面上で重なっており、上位側のフ
イルムウエブロールRから繰出されたフイルムウエブf
が外面側に重なっている。
【0041】この状態で被巻装体Bを回動させれば、フ
イルムウエブf・fが巻き付いたノンスリップローラ4
は回転する。また、フイルムウエブf・fが引き出され
ることにより、フイルムウエブロールR・Rが回転する
。これにより、フイルムウエブロールR・Rの外周面に
巻き付くように圧接している制御ベルト装置y・yのそ
れぞれの平ベルト21・21も回転するが、それの駆動
プーリー9・9が、ノンスリップローラ4と、スプロケ
ット10・10およびスプロケット6・6ならびにチェ
ン11・11を介して機械的に伝導していることから、
この駆動プーリー9・9の周速に規制されて回転する。 そして、その伝導が駆動プーリー9・9の周速度よりノ
ンスリップローラ4の周速度が早くなるように設定して
あることで、回転する平ベルト21・21は、それの周
速度が、このノンスリップローラ4の周速度より遅い駆
動プーリー9・9の周速度をもって回転するようになる
【0042】そして、このことから、平ベルト21・2
1で送り出されるフイルムウエブf・fの量(長さ)よ
りもノンスリップローラ4により引き込まれるフイルム
ウエブf・fの量(長さ)の方が多くなり、フイルムウ
エブf・fは、フイルムウエブロールR・Rとノンスリ
ップローラ4の周面との間において延伸される。
【0043】この延伸は、ロール挿入軸22・22が、
左右に並列して機台Kに支架してあることで、それらに
装填したフイルムウエブロールR・Rから引き出された
フイルムウエブf・fが、機台Kに軸架した一本のノン
スリップローラ4の周面にかけ渡されるときに、ノンス
リップローラ4の周面に接触していく部位が、そのノン
スリップローラ4の周面にに対し周方向にそれぞれ離れ
た位置となることから、それぞれのフイルムウエブf・
fごとに各別に延伸されていく。そして、この各別に延
伸されたフイルムウエブf・fが、ノンスリップローラ
4の回転で、それの周面において重なり、重なった状態
で被巻装体Bに向け引き出されていくようになる。
【0044】また、フイルムウエブf・fが、引き出さ
れて被巻装体Bの周面に巻き付き包装されていくことで
、フイルムウエブロールR・Rは、順次小径になってい
くが、それの外周面に圧接する平ベルト21・21の周
速は駆動プーリー9・9の周速度に規制されて変わらな
いことから、送り出し量は一定に保持される。そして、
平ベルト21・21は、図12にあるようにフイルムウ
エブロールR・Rの周面に略90度以上の角度範囲で接
触していることから、フイルムウエブロールRの周面に
対してスリップを発生させることがなく、精確に所定の
周速度でフイルムウエブfを送り出す。
【0045】さらに、駆動プーリー9・9がノンスリッ
プローラ4と機械的に伝導していて、かつ、フイルムウ
エブロールR・Rのロール芯の紙筒の下端面が、回転し
ないロール挿入軸22・22に固定支持されている支承
板25の上面の周縁部に摺接して回転するようになるこ
とから、フイルムウエブロールR・R自体の重量による
大きな摩擦抵抗が、この支承板25の上面と前記紙筒の
下端面との間に生じて、フイルムウエブロールR・Rの
回転に、オーバーランやスリップを生ぜしめるのを防止
するようになる。
【0046】従って、フイルムウエブf・fはフイルム
ウエブロールR・Rとノンスリップローラ4との間の短
い間隔において、それぞれが、各別に、均一にかつ安定
して延伸されていく。
【0047】このことから、この実施例装置は、次の利
点が得られる。■  各々のフイルムウエブf・fを、
密着させた状態ではなく、離した状態で、別々に、きわ
めて短い間隔で延伸させることになって、フイルムウエ
ブの特性の差、フイルムウエブ同志の密着したところと
、密着しないところとの差が出ないようになり、延伸む
らや破れが起らない。■  各々のフイルムウエブf・
fが、きわめて短い間隔で安定して延伸された直後の、
しわがない状態で、形状が真円で回転しているノンスリ
ップローラ4の周面上において、強く押し付けられなが
ら密着するので密着度が良くなる。
【0048】次に図16および図17は、別の実施例を
示している。この実施例は、機台Kに設けられる複数の
ロール挿入軸22・22に装填されるフイルムウエブロ
ールR・Rの周面に対し各別に圧接していく平ベルト2
1・21を、一本に連続して回動するようにして、それ
ら平ベルト21・21が一つの駆動プーリー9により駆
動されるようにして、制御ベルト装置yの構成を簡略化
するようにした例である。
【0049】即ち、上プレート2および下プレート3な
らびに支柱1とで構成する機台Kに、複数のロール挿入
軸22・22を、それらの各下端側に側枝状に具備する
軸杆23を機台Kの下プレート3の下面側に設けた支持
板24・24の透孔に嵌挿して、その軸杆23中心に起
伏回動するように支架し、それらに、それぞれ、支承板
25を軸方向に可動に嵌挿して押しボルト25aにより
所望の位置に固定し、かつ、チューブ26をベアリング
を介して回転および摺動自在に嵌挿し、機台Kの上プレ
ート2の上面側に、前記複数のロール挿入軸22・22
のそれぞれを起立した姿勢にロックする係止金具27・
27(図示省略)を設けることについては、前述の実施
例と変わりがない。また、機台Kに、前記ロール挿入軸
22・22のそれぞれに装填するフイルムウエブロール
R・Rのそれぞれの外周面に対し平ベルト21・21を
それぞれ圧接させていくための制御ベルト装置yを、機
台Kに設ける軸12中心に回動するアーム13・14と
、それらの回動端部に軸支したアイドラのプーリー17
・17と、機台Kに設ける軸7に装着する駆動プーリー
9と、これらプーリー17・17・9にかけまわす平ベ
ルト21と、アーム13・14に連繋するスプリング1
8・19と、によって構成して、装設することについて
も変わりがない。
【0050】しかし、この制御ベルト装置y・yを、各
ロール挿入軸22・22に装填したフイルムウエブロー
ルR・Rのそれぞれの外周面に平ベルト21・21が圧
接していくように機台Kに装架する際に、図16および
図17にあるよう、一方(図において左方)の制御ベル
ト装置yにあっては、アーム14を省略して、そのアー
ム14の回動端に軸支するアイドラのプーリー17には
、他方(図において右方)の制御ベルト装置yのアーム
14の回動端に軸支するアイドラのプーリー17を共用
するようにする。また、この左方の制御ベルト装置yの
駆動プーリー9を、機台Kに設ける軸7に回転自在に遊
嵌するアイドラのプーリーとしておいて、2つの制御ベ
ルト装置y・yの平ベルト21・21を、一本に連続さ
せて、図16にあるよう、右方の制御ベルト装置yの軸
7に装着した駆動プーリー9とアーム13・14の回動
端に軸支したアイドラのプーリー17・17と左方の制
御ベルト装置yのアーム13の回動端に軸支したアイド
ラのプーリー17とアイドラとした駆動プーリー9とに
、かけまわして、それの途中の異なる部分が、2本のフ
イルムウエブロールR・Rの各外周面に接触していくよ
うにしてある。そして、これにより、右方の制御ベルト
装置yの駆動プーリー9が、ノンスリップローラ4と機
械的に伝導して強制回転することで、2本のフイルムウ
エブロールR・Rに接触する平ベルト21・21の周速
度を所定の速度として回動させるようにして、機構を簡
略化している。
【0051】なお、その余の構成については、前述の実
施例と変わりがないので、同効の構成部材に同一の符号
を付して詳しい説明は省略する。この実施例は、広巾の
フイルムウエブロールRを用いて一本巻きとするときは
、図18および図19に示すように、右方のロール挿入
軸22にフイルムウエブロールRを装填する。このとき
、左方のロール挿入軸22に嵌装されているチューブ2
6に平ベルト21の途中が圧接するようになるが、チュ
ーブ26がアイドラプーリーとして空転するので支障は
ない。また、狭い巾のフイルムウエブロールRを一本巻
きとするときは、左右のロール挿入軸22・22の何れ
に装填しても良い。
【0052】また、この実施例におけるフイルムウエブ
ロールRの脱着は、図20に示しているように、アーム
13・13を、同図において矢印方向に回動させて、前
述の実施例で示した金具20と同様の係止手段で、その
状態に固定し、ロール挿入軸22・22を倒伏回動させ
ていくことで行なう。
【0053】次に、図21は、さらに異なる実施例を示
している。この実施例は、機台Kに並列させて支架する
複数のロール挿入軸22・22にそれぞれ装填したフイ
ルムウエブロールR・Rから引き出されるそれぞれのフ
イルムウエブf・fを、フイルムウエブロールR・Rと
ノンスリップローラ4との間で、各別に延伸させてから
、ノンスリップローラ4の周面上において、一部が重な
り合うように密着重合させ、その状態で被巻装体Bに向
けて引き出されていくようにするのに、各フイルムウエ
ブロールRとノンスリップローラ4との間に、それぞれ
別のノンスリップローラ40・40を組入れることで、
このノンスリップローラ40・40とノンスリップロー
ラ4との間において行なうようにした例である。
【0054】即ち、機台Kには、フイルムウエブロール
Rを装填するためのロール挿入軸22・22を複数本並
列させて設けるとともに、それらに装填されるフイルム
ウエブロールR・Rから引き出されるフイルムウエブf
・fをかけまわすノンスリップローラ4を軸支するが、
そのノンスリップローラ4と前記ロール挿入軸22・2
2に装填した各フイルムウエブロールR・Rとの間に配
位して、別のノンスリップローラ40・40をそれぞれ
軸支し、これらノンスリップローラ40・40の回転軸
を、前記ノンスリップローラ4の回転軸と、機械的な伝
導手段41・41により、そのノンスリップロール4の
周速度に対し、これら別のノンスリップローラ40・4
0のそれぞれの周速度が、同一の割合で遅くなるように
規制しておくことで構成してある。
【0055】そして、これにより、各フイルムウエブロ
ールR・Rから引き出したフイルムウエブf・fを、別
に設けたノンスリップローラ40・40のそれぞれにか
けまわした後に、ノンスリップローラ4に導き、それを
経て被巻装体Bに向けて引き出すようにすることで、各
フイルムウエブf・fを、ノンスリップローラ40とノ
ンスリップローラ4との間、およびノンスリップローラ
40とノンスリップローラ4との間で、各別に延伸し、
その延伸後にノンスリップローラ4の周面上において密
着重合させ、その状態で被巻装体Bに引き出されていく
ようにしてある。
【0056】次に図22は、さらに別の実施例を示して
いる。この実施例は、上述の図21に示した実施例の変
形例である。即ち、上述の図21に示した実施例が、ロ
ール挿入軸22・22に装填した各フイルムウエブロー
ルR・Rの回転速度の制御ができない構成となっている
ことから、この図21の実施例におけるノンスリップロ
ーラ40・40を、ノンスリップローラ4の回転軸を中
心とする仮想円弧に沿い左右に回動するように機台Kに
支架せしめておいて、これらノンスリップローラ40・
40を、機台Kとの間に設けるバネ42・42により、
ロール挿入軸22・22に装填した各フイルムウエブロ
ールR・Rの周面に圧接していく方向に回動するよう付
勢しておくことで、これらノンスリップローラ40・4
0が、フイルムウエブロールR・Rの回転速度の制御も
行なうようにしている例である。
【0057】この実施例は、上述の点を除いたその余の
構成は、前述した実施例と変わりないので、同効の構成
部材について同一の符号を付して詳しい説明は省略する
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明手段は、機
台Kに支架する複数のロール挿入軸22・22にそれぞ
れ装填するフイルムウエブロールR・Rから引き出され
るフイルムウエブf・fを、フイルムウエブロールR・
Rとノンスリップローラ4との短い距離の間において、
別々に延伸させ、延伸させた直後に、1本のノンスリッ
プローラ4の周面上においてそれらフイルムウエブf・
fを重ね合わせて密着させていくようにしていることか
ら、延伸むらや破れが起こらずに安定した延伸が得られ
、かつ、密着度が良くなる。
【0059】また、機台Kに設けるロール挿入軸22・
22およびノンスリップローラ4を上下方向に長く形成
しておくことで、短い巾のフイルムウエブロールRを複
数本用いる複数本巻きと、長い巾のフイルムウエブロー
ルRを一本用いる一本巻きとが、選択して行なえるよう
になる。
【0060】また、ロール挿入軸22に設ける支承板2
5に、装填したフイルムウエブロールRのロール芯の紙
筒の下端面が摺接していくことで、フイルムウエブロー
ルR自体の重量による適度なブレーキがかけられること
により、オーバランやスリップの発生が防止できるよう
になる。また、この支承板25の固定位置を上下に変更
調節することで、複数のフイルムウエブロールRを用い
たときの、それらの重なり程度の調整が簡単に行なえる
ようになる。
【0061】また、ロール挿入軸22・22に対するフ
イルムウエブロールRの脱着が、ロール挿入軸22・2
2を倒伏回動させることで、低い位置において楽に行え
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のフイルムウエブの予備延伸装置の概要平
面図である。
【図2】同上装置の概要の側面図である。
【図3】別の形態の従前のフイルムウエブの予備延伸装
置の概要平面図である。
【図4】さらに別の形態の従前のフイルムウエブの予備
延伸装置の概要平面図である。
【図5】もう一つの別の形態の従前のフイルムウエブの
予備延伸装置の概要平面図である。
【図6】図3の予備延伸装置の巻付けるフイルムウエブ
の中心を合わせる作業の説明図である。
【図7】図3の予備延伸装置の、フイルムウエブロール
の脱着作業の説明図である。
【図8】図4の予備延伸装置のフイルムウエブロールの
脱着作業の説明図である。
【図9】図5の予備延伸装置のフイルムウエブの延伸行
程の説明図である。
【図10】本発明による予備延伸装置の斜視図である。
【図11】同上の予備延伸装置の斜視図である。
【図12】同上の平面図である。
【図13】同上の平ベルトを引き離した状態を示す説明
図である。
【図14】同上の支承板の上下調節の範囲の説明図であ
る。
【図15】同上の装填するフイルムウエブロールの巻き
方向の説明図である。
【図16】別の実施例装置の平面図である。
【図17】同上実施例装置の展開した側面図である。
【図18】同上実施例装置の、一本のフイルムウエブロ
ールを装填した状態の説明図である。
【図19】同上実施例装置の同上状態の展開した説明図
である。
【図20】同上実施例装置のフイルムウエブロールを脱
着する際の平ベルトの圧着を解放した状態の説明図であ
る。
【図21】さらに別の実施例の平面図である。
【図22】さらに異なる実施例の平面図である。
【符号の説明】
A…予備延伸装置、B…被巻装体、K…機台、M…機枠
、R…フイルムウエブロール、V…ゾーン、W…予備延
伸装置、a…ロール挿入軸、b…ロール、c…ロール、
d…アイドラロール、e…ノンスリップローラ、f…フ
イルムウエブ、y…制御ベルト装置、1…支柱、10…
スプロケット、11…チェン、12…軸、13…アーム
、13a…ボス部、13b…係止杆、14…アーム、1
4a…ボス部、15…軸、16…軸、17…アウドラプ
ーリー、18…スプリング、19…スプリング、2…上
プレート、2a…切欠部、20…金具、21…平ベルト
、22…、ロール挿入軸、23…軸杆、24…支持板、
25…支承板、25a…押しボルト、26…チューブ、
27…係止金具、27a…フック部、28…支軸、29
…バネ、3…下プレート、3a…サブ下プレート、30
…ストッパー、31…紐、4…ノンスリップローラ、4
a…回転軸、40…ノンスリップローラ、41…機械的
な伝導手段、42…バネ、5…ベアリング、6…スプロ
ケット、7…短い軸、8…ベアリング、9…駆動プーリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一つの機台Kに左右に並列させて設け
    たフイルムウエブロール装填用の複数本の上下方向のロ
    ール挿入軸22…のそれぞれに、伸縮性材料のフイルム
    ウエブロールR…を、それらから引き出されるフイルム
    ウエブf…が一部重合するよう上下に偏位させて軸支し
    、それらフイルムウエブロールR…から引き出されるフ
    イルムウエブf・fを前記機台Kに軸支した上下に長い
    一本のノンスリップローラ4の周面を経て被巻装体Bの
    周面に導き、ノンスリップローラ4の周速をフイルムウ
    エブロールR…から引き出されるフイルムウエブf…の
    速度より早くなるよう制御せしめて、被巻装体Bの回動
    によりフイルムウエブロールR…からフイルムウエブf
    …を引き出すことで、それらフイルムウエブf…をフイ
    ルムウエブロールR…とノンスリップローラ4の周面と
    の間において各別に延伸し、その延伸の直後にノンスリ
    ップローラ4の周面上において重合密着させ、その重合
    した状態のフイルムウエブf…を被巻装体Bの周面に巻
    き付けて包装することを特徴とする伸縮性材料のフイル
    ムウエブによる被巻装体の包装方法。
  2. 【請求項2】  機台K上に、複数本の上下方向のロー
    ル挿入軸22…を左右に並列させて装設し、それらロー
    ル挿入軸22…の各近傍位置には、それらロール挿入軸
    22…に嵌挿するフイルムウエブロールR・Rの周面に
    圧接してエンドレスに回動する制御ベルト装置yを設け
    、別に、上下に長い一本のノンスリップローラ4を機台
    K上に軸支し、そのノンスリップローラ4の回転軸と前
    記制御ベルト装置yの駆動プーリー9の回転軸とを、ノ
    ンスリップローラ4の周速が駆動プーリー9の周速より
    早くなるよう機械的に伝導したことを特徴とする伸縮性
    材料のフイルムウエブを用いる包装装置における予備延
    伸装置。
  3. 【請求項3】  ロール挿入軸22…を、それの下端側
    の支点軸  中心に、起伏回動するよう機台Kに支架し
    た請求項2記載の伸縮性材料のフイルムウエブを用いる
    包装装置における予備延伸装置。
  4. 【請求項4】  ロール挿入軸22…の下端部に、該ロ
    ール挿入軸22に嵌挿されるフイルムウエブロールR…
    の下端面に摺接して該フイルムウエブロールR…を支承
    する支承板25を機台Kに対し固定して設けた請求項2
    記載の伸縮性材料のフイルムウエブを用いる包装装置に
    おける予備延伸装置。
  5. 【請求項5】  ロール挿入軸22の下端部に、該ロー
    ル挿入軸22に嵌挿されるフイルムウエブロールRの下
    端面に摺接して該フイルムウエブRを支承する支承板2
    5を、ロール挿入軸22に対し上下の変位調節自在に設
    けた請求頂2記載の伸縮性材料のフイルムウエブを用い
    る包装装置における予備延伸装置。
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