JPH04215861A

JPH04215861A - 非鉄金属の品物及びスクラップのための磁気式分離器

Info

Publication number: JPH04215861A
Application number: JP3008552A
Authority: JP
Inventors: Daniel Andrin; ダニエル　アンドラン
Original assignee: Etab G Andrin & Fils SA
Current assignee: Etab G Andrin & Fils SA
Priority date: 1990-01-29
Filing date: 1991-01-28
Publication date: 1992-08-06
Also published as: EP0439983B1; DE69006710T2; EP0439983A2; FR2657544B1; FR2657544A1; DE69006710D1; ES2049957T3; EP0439983A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、非鉄金属の品物及びス
クラップのための磁気式分離器に関し、この分離器は前
記品物を流すコンベアベルトを具備し、このコンベアベ
ルトが、水平回転軸を持つ非導電性材料から作られた作
動筒状ケースに部分的に掛けられ、このケース内に前記
作動ケースより速い回転速度を有する磁石装置が同軸に
取付けられている。

【０００２】本発明は、主に非鉄金属の製品の混合廃物
の再利用産業の分野においての利用を見い出される。導
電性材料が、交互の磁場によって、それらの導電率によ
る異なる影響を受ける原理を基礎とするフーコー電流に
よる分離が、よく知られている。しかしながら、産業に
おけるその利用は、多くの問題を起こさせるもとになり
、言い換えれば分離の低い効率しか得られないためであ
る。

【０００３】

【従来の技術】このように、より詳細には、米国特許第
　３４４８８５７号から、上述の原理によって作動し、
産業に利用するための磁気式分離器が知られている。こ
の磁気式分離器は、非鉄の品物及びスクラップが送られ
るベルトを具備し、このベルトが非導電性材料から作ら
れた作動筒状ケース上に部分的に掛けられている。実際
上、このケースの内側に、磁気車と呼ばれる磁石装置が
同軸に配置されている。

【０００４】より詳細には、この磁石装置は、筒状ケー
スの回転軸線に相当する回転軸線に関して半径方向に配
置された連続の永久磁石又は電磁石を具備する。実際上
、このケースは、磁気車より実質的に遅い回転速度で回
転し、それで品物及びスクラップが交互の磁場を効果的
に受ける。

【０００５】要するに、コンベアベルトの送り量と磁気
車の作用の組み合わせは、これらの非鉄の品物及びスク
ラップが、これらの伝導率により変わる速度の水平成分
を得ることを結果として生じ、これは異なる落下通路及
び最終的に異なる容器に入れられることを結果として生
じる。

【０００６】このような磁気式分離器に関する欠点は、
非鉄の品物及びスクラップに作用する部分が非常に大き
く、コンベアベルトが磁気車に適合する大きさを有する
筒状ケースの完全な前側半分に掛けられることにある。実際上、これは結果として、前記非鉄の品物及びスクラ
ップが水平成分の加速だけでなく、さらにコンベアベル
トを離れる時の垂直方向の加速を受ける。これは、求め
られる基本の効果を制限し、品物及びスクラップの通過
の間の区別を不明確とし、分離の効率を実質的に減少す
ることを明らかに結果として生じる。

【０００７】前述の問題に対処するために、また筒状ケ
ースの決定された部分の位置において、非鉄の品物に磁
気車の作用を制限するために、磁気車がこの筒状ケース
の内側で偏心する磁気式分離器が作られ、磁気車の直径
が筒状ケースに関して半分に減少されている。このよう
な磁気式分離器は、すなわちヨーロッパ特許第　０３３
９１９５号に述べられている。この文献において、分離
される品物に作用する部分に、筒状ケースの位置におい
て、適合するために、筒状ケースの回転軸線に関して磁
気車を回動することを可能とする手段が参照される。

【０００８】このような配置は、非鉄の品物及びスクラ
ップが磁気車の作用のもとで受ける垂直方向の加速を少
なくすることを可能とするが、それらは、さらにこの作
用の全体的な減少をもたらす。

【０００９】この点、磁気車の回転によって発生する交
互の磁場が、磁場から離れる時に素早く減少する傾向を
有することは、事実として述べられる。これは、この磁
気車と筒状ケースの間にできるだけ減少させたすき間を
保つことが好都合である理由である。今、磁気車が筒状
ケースの内側に偏心されており、最小限のすき間が筒状
ケースの母面上に設けられているので、このすき間が母
面の両側で増大し、これは非鉄の品物及びスクラップに
より小さな作用をもたらす。要するに、これらの品物及
びスクラップは、作動筒状ケースの部分として考えられ
る部分上でその作用を及ぼす磁場をもはや受けることは
ないが、より詳細には、このケースの位置において非常
に特定された磁場を受ける。さらに、このような磁気式
分離器によって得られる結果は、分離の効率が悪いため
に、不満足である。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非鉄
の品物及びスクラップが交互の磁場の十分な作用を受け
ることができ、一方この作用によってそれらに垂直成分
を有する加速を与えることは防止され、それで通路がそ
れらの伝導率により十分に区別され、最終的に高い効率
の分離を可能にする磁気式分離器を提供することによっ
て、前述の問題の全てに対処することである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】請求の範囲を特徴とする
ような本発明は、問題を解決し、非鉄金属の品物及びス
クラップのための磁気式分離器を構成する。この磁気式
分離器は、前記非鉄の品物及びスクラップを流すコンベ
アベルトを具備し、このコンベアベルトが、水平方向の
回転軸線を持つ非導電性材料から作られた作動筒状ケー
ス上に、部分的に掛けられ、このケースの内側に、前記
作動筒状ケースより速い回転速度を有する磁石装置が同
軸に取付けられている。この磁気式分離器は、さらに作
動筒状ケースの周囲の上側の２つの四分の一の部分に位
置する部分へ、このケース上のコンベアベルトを部分的
に掛けることを制限するための手段を具備する。

【００１２】実際上、本発明の目的は、コンベアベルト
上の品物に作用する最大の部分が、このベルトの母面の
位置において制限これず、しかしそれにもかかわらず、
分離されるための非鉄の品物及びスクラップの垂直成分
の加速を結果として生じないことにある。

【００１３】本発明によって得られる明らかな結果は、
分離作業の増大にある。これは、品物の導電率による品
物が通る通路の間を非常に明らかに区別することを結果
として生じ、これは、最終的に、特に高い分離効率を達
成することを可能にする。

【００１４】本発明の他の目的及び利点は、以下の記述
から明らかになり、この理解は、添付図画を参照して容
易に得られる。

【００１５】

【実施例】本発明は、主に非鉄金属の品物及びスクラッ
プから成るより利用可能な廃物に使用可能であり、それ
らの導電率によりそれらを分けることを保証する磁気式
分離器１に関する。

【００１６】より詳細には、図１に示したようなこの磁
気式分離器１は、分けられる品物及びスクラップ３を流
すコンベアベルト２を具備する。このコンベアベルト２
は、部分的にまた実質的に、その下流側端部４の位置に
おいて、水平方向回転軸線８を持ち交互の磁場を前記品
物及びスクラップ３に与えることを可能とする磁石装置
６を収納する筒状ケース５に掛けられる。

【００１７】実際上、この交互の磁場の相互作用及び生
じるフーコー電流は、品物及びスクラップの導電率によ
りそれらに異なって作用する力を生じることを結果とし
てもたらし、この力は、これらの品物及びスクラップが
コンベアベルト２から離れる時に、それらの落下通路に
影響する。

【００１８】より詳細には、この磁気式装置６は、磁気
車のように、前記筒状ケース５の内側に同軸に配置され
、回転軸線８に関して半径方向に配置された複数の永久
磁石又は電磁石７を具備する。

【００１９】品物及びスクラップ３が交互の磁場を受け
るために、この磁石装置６は、コンベアベルト２の送り
量に依存する筒状ケース５の回転速度より実質的に速い
回転速度を有する。

【００２０】コンベアベルト２が閉じられた輪により前
進し、従って、上流側部分１０に配置された反転ローラ
９に部分的に掛けられることは、さらに特筆され、この
コンベアベルト２は、このように、品物３が配置された
上側部分１１と、輪を形成することを保証する下側部分
１２を区画形成する。

【００２１】上述から、コンベアベルト２の上側部分１
１に最初に置かれた品物及びスクラップは、磁気式分離
器１の動作の間、磁石装置６を有する筒状ケース５の方
向へ前進することがわかる。次に、コンベアベルト２の
送り作用及びこの磁石装置６によって生じる影響のもと
で、これらの品物及びスクラップ３は、それらの導電率
により変わる落下通路１３，１４を通る。これらの品物
３は、このように分けられ、分離容器１５，１６に回収
される。

【００２２】実際上、また本発明の特徴により、この磁
気式分離器１は、固定された印（Ｘ，Ｙ）２３により、
作動筒状ケース５の周囲の上側の二つの四分の一の部分
２０ａ，２０ｂに位置する部分２０へ、このケース５上
のコンベアベルト２を部分的に掛けることを制限するた
めの手段１７，１８を具備する。

【００２３】実際上、このような手段１７，１８の目的
は、品物及びスクラップ３が、生じる効果の最大の効率
を達成するように、最大の強さの交互の磁場を受けるこ
とを可能とすることにあり、これは結果として、それら
の導電率により異なるより明確な通路をもたらす。

【００２４】その結果、品物３が磁石装置から受けるこ
の増大された影響が、前記品物及びスクラップ３の垂直
成分の加速をもたらすことは、これらの手段１７，１８
によって防止され、この加速は求められる効果の減少を
もたらす。

【００２５】本発明の好適な実施態様により、これらの
手段１７，１８は、一方で作動筒状ケース５に関しての
位置が決められている反転ローラ９を具備し、その位置
は、コンベアベルト２が前記作動筒状ケース５と接触し
始める位置２２が、このケースの上側の二つの四分の一
の部分２０ａ，２０ｂ内に実際に位置するようになって
いる。

【００２６】他方で、これらの手段は、筒状ケース５の
下側に配置された第２ローラ２１によって完全なものと
なり、このローラ上にコンベアベルト２が部分的に掛け
られている。実際上、この第２反転ローラ２１は、この
コンベアベルト２が再びこの筒状ケース５を離れる部分
２４のこの固定された印２３に関しての座標上に入れら
れ、この位置２４が前記筒状ケース５の上側の二つの四
分の一の部分２０ａ，２０ｂに好ましくは設置されるよ
うに働くことができる。

【００２７】加えて、本発明の好適な実施態様により、
コンベアベルト２の輪の上流側部分１０に配置された反
転ローラ９には、その高さ調節を可能にする手段を設け
ることが可能である。

【００２８】このように、さらに反転ローラ９は、コン
ベアベルト２の上側部分１１に、水平線に関しての傾斜
２５を与えるように高さ調節手段によって下げられ、こ
の傾斜２５は、品物及びスクラップ３に筒状ケース５へ
向かう上方向の動きを与えることを意図し、前もってこ
のケース５と前記コンベアベルト２の間の接触を起こし
、部分２０が増大することに貢献する。

【００２９】さらに、コンベアベルト２のこのような傾
斜２５が、品物及びスクラップ３が落ちる間、それらに
よって覆われる距離２６を増大することを可能とするこ
とは、特筆され、これは、二つの異なる導電率の品物及
びスクラップの間に、それらの落下位置において、保た
れる距離を増大することを可能とする。これは、もちろ
ん分離容器におけるそれらの回収を容易にする。

【００３０】さらに、本発明により、ローラ２１には、
さらに高さ調節及び水平方向の調節のための手段が設け
られている。

【００３１】ゆえに、品物及びスクラップ３へ磁石装置
６が作用する部分２０は、さらに増大させることができ
、又は対照的に、筒状ケース５回りの時計方向に反転ロ
ーラ２１の回転が行なわれる時に減少されることができ
る。より詳細には、この反転ローラ２１と筒状ケース５の間
のコンベアベルト２によって表わされた側部２１ｂによ
って形成される垂直線に関する角度２１ａを変えるのに
十分である。

【００３２】このように、筒状ケース５の上側部分へこ
の作用する部分２０を制限することは可能であり、品物
及びスクラップ３が回転する磁場の瞬間的な力のもとで
垂直方向の加速を受けることを防止することが可能であ
る。

【００３３】反転ローラ２１が、残りの多少の強磁性体
の品物及びスクラップを処理することを可能とする永久
磁石又は電磁石を持つ磁石装置をさらに具備するその配
置は、もちろん実際に特筆される。この場合において、
この品物及びスクラップは、さらなる容器５０に回収さ
れる。

【００３４】好適な実施態様により、上流側部分１０に
配置された反転ローラ９は、軸２７に取付けられ、その
端部が、機械のフレーム（図示せず）と一体に作られた
垂直スタンド２９の高さに設けられた細長穴２８に滑り
可能である。

【００３５】さらに、反転ローラ２１に関するかぎり、
このローラ２１は、軸３０に取付けられ、その端部もま
た、取付けられるフレーム上を水平方向に動くことがで
きるスタンド３２に設けられた細長穴３１に垂直方向に
滑り可能に配置される。垂直方向に可動なスタンド３２
を設け、一方前記スタンド３２の高さで水平方向に加工
された細長穴における反転ローラ２１の軸３０の所定の
可動性を可能とする反対の構造が適合可能であることは
、特筆される。図１は、両方の可能な実施態様を示す。

【００３６】この図１には、さらに、筒状ケース５回り
の反転ローラ２１の回動を可能とする手段の第３の実施
態様が、破線で示されている。より詳細には、この実施
態様の構造において、反転ローラ２１に取付けられた軸
３０が、その端部の位置において、この時、筒状ケース
５の回転軸線に相当する回転軸線８回りに回動するよう
に取付けられた支持アーム３６の端部３５に設けられた
細長穴３４内を動くことができる。

【００３７】いずれの場合においても、前述の色々な実
施態様において、水平及び垂直の両方向の反転ローラ２
１の配置の変更は可能であることは理解される。この特
徴は、さらにこの反転ローラ２１が、コンベアベルト２
をぴんと張ることを保証することを可能とする。

【００３８】最大効率のために、作用部分２０の長さ１
９を決定した後、この長さ１９が、異なる導電率を持つ
非鉄金属の品物及びスクラップの列を分けるために維持
されなければならず、コンベアベルト２に相当する上側
部分１１の傾斜２５の角度だけが変えられることがある
。この場合において、反転ローラ９と反転ローラ２１に
それぞれ対応する軸２７及び３０を、接続アーム３７（
図面に破線で示されている）によって、反転ローラ２１
の同一の振れ幅の移動に相当する前記反転ローラ９の所
定の移動と一体にすることが示される。作用部分２０の
長さ１９は、このように維持される。この配置は、さら
に、色々な設定の間、コンベアベルト２の張力を再設定
することを不必要にする。

【００３９】この点において、上流側１０に設置された
反転ローラ９及び反転ローラ２１のための色々な設定手
段は、磁気式分離器の動作のための最適な変数が、後に
分離される製品に関するデータの関数として知られてい
る時、不必要である。このように、たとえば、コンベア
ベルト２の上側部分１１に与えられる傾斜２５が、利用
のこれらのデータの関数としてわかる時、反転ローラ９
は、この傾斜２５を得るように作られた磁気式分離器１
のフレームに限定して設置される。これは、ローラ２１
にも当てはまる。

【００４０】本発明は、さらに、筒状ケース５とコンベ
アベルト２の間の非鉄の品物及びスクラップの中に偶然
に強磁性体の品物及びスクラップが混ざっている場合に
おいて、その結果としての筒状ケース５のいかなる悪化
をも防止することを意図する。より詳細には、その交換
がいかにしても容認されない筒状ケースが少し磨耗して
いる場合において、非鉄の品物及びスクラップの中に偶
然あるいくつかの強磁性体の品物及びスクラップが、こ
の磨耗の位置でコンベアベルト２上を覆い、最終的に、
コンベアベルト２と筒状ケース５の間に挟まることがあ
る。もし、非鉄の品物及びスクラップの中に偶然あるこ
の強磁性体の品物及びスクラップが、交互の磁場の作用
のもとで、長い間保持されるならば、非導電性材料から
作られた筒状ケース５を非常に加熱し、破壊する傾向が
ある。その結果、非鉄の品物及びスクラップの中に偶然
あるこの強磁性体の品物及びスクラップを、できるだけ
早く、この筒状ケース５の外側表面から取り除くことは
、特に推奨される。

【００４１】このために、筒状ケース５の半径より大き
な半径を有し、コンベアベルト２の上側部分１１及び下
側部分１２の間に配置された半円筒状のスクレーパ３８
が使用される。このスクレーパ３８は、筒状ケース５上
に挿入されるこのスクレーパ３８の一端部４１を保持す
ることを意図する不釣合いを作るように、垂直中間平面
に関して実質的に下流側に設置された水平軸３９に回動
するように取付けられる。このスクレーパ３８の接触作
用端部４１は、好ましくは、傾斜形状を有し、これはそ
の効果に貢献する。

【００４２】ローラ２１に、使用される永久磁石又は電
磁石を持つ磁石装置が設けられている場合において、こ
のローラ２１にも、スクレーパ３８が設けられる。

【００４３】このように、非鉄の品物及びスクラップの
中に偶然ある強磁性体の品物が、筒状ケース５とコンベ
アベルト２の間に噛み込まれる場合において、それらは
、すぐにスクレーパ３８の作用のもとで、この筒状ケー
ス５の外側から取り除かれる。その後、それらは、前記
スクレーパ３８の下側表面４２に沿って進むことによっ
て磁石装置６から取り除かれる。非鉄の品物及びスクラ
ップの中に偶然あるこの強磁性体の品物は、次にコンベ
アベルト２の下側部分１２上に落下する。最終的に、第
２スクレーパ４３が側面部分の位置でその排除を保証す
る。

【００４４】上述から、本発明の目的の磁気式分離器が
、多量の分離を生じる最大限に活用された動作の利点を
有することは理解される。ゆえに、本発明によるこのよ
うな磁気式分離器は、フーコー電流を使用する分離器の
産業上の利用によって起こる問題を解決する。

【図画の簡単な説明】

【図１】本発明による磁気式分離器の概略図である。

【符号の説明】

１…磁気式分離器２…コンベアベルト３…非鉄金属の品物及びスクラップ５…作動筒状ケース６…磁石装置８…水平回転軸線９…反転ローラ１０…上流側１１…上流部分１２…下側部分２１…第２反転ローラ２７…軸２８…細長穴２９…スタンド３０…軸３１…細長穴３２…スタンド３６…支持アーム３７…支持アーム３８…スクレーパ３９…水平軸４１…スクレーパの端部４３…第２スクレーパ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　非鉄金属の品物及びスクラップ（３）
のための磁気式分離器（１）であって、前記品物（３）
を流すコンベアベルト（２）を具備し、このコンベアベ
ルト（２）が、水平方向回転軸線（８）を有する作動筒
状ケース（５）上に部分的に掛けられ、このケース（５
）は、非導電性材料から作られ、その内側に、前記筒状
ケース（５）より速い回転速度を有する磁石装置（６）
が同軸に取付けられている磁気式分離器（１）において
、作動筒状ケース（５）の周囲の上側の二つの四分の一
の部分（２０ａ，２０ｂ）に位置する部分（２０）へ、
前記ケース（５）上のコンベアベルト（２）を部分的に
掛けることを制限するための手段（１７，１８）を具備
し、これらの手段（１７，１８）が、一方でコンベアベ
ルト（２）の輪の上流側（１０）　に配置された反転ロ
ーラ（９）であって、これ上にコンベアベルト（２）が
部分的に掛けられ、この反転ローラ（９）の位置は、前
記作動筒状ケース（５）と接触するコンベアベルト（２
）の位置（２２）が、前記ケースの（５）上側の二つの
四分の一の部分（２０ａ，２０ｂ）内に位置するように
決定される反転ローラ（９）と、他方で筒状ケース（５
）の下側に配置された第２反転ローラ（２１）　であっ
て、これ上に前記コンベアベルト（２）が部分的に掛け
られ、この第２反転ローラ（２１）　は、前記筒状ケー
ス（５）から再びこのコンベアベルト（２）が離れる位
置（２４）　が、前記ケース（５）の上側の二つの四分
の一の部分（２０ａ，２０ｂ）に位置するように配置さ
れている第２反転ローラ（２１）　、とを具備すること
を特徴とする磁気式分離器。
【請求項２】　　高さ調節を可能とする手段が前記反転
ローラ（９）に設けられ、これらの手段が、前記反転ロ
ーラ（９）を支える軸（２７）　の端部を取付けること
のできる細長穴（２８）が設けられた垂直スタンド（２
９）　を具備し、前記反転ローラ（２１）　と筒状ケー
ス（５）の間のコンベアベルト（２）によって形成され
る側面（２１ｂ）によって表わされる垂線に関する角度
（２１ａ）を変えることを可能にするために、高さ調節
及び水平方向の調節のための手段が、反転ローラ（９）
に設けられ、これらの調節手段が、水平方向又は垂直方
向に可動であるスタンド（３２）　であって、反転ロー
ラ（２１）を支える軸（３０）　の端部をそれぞれ垂直
又は水平方向に動かすことのできる細長穴を具備するス
タンド（３２）か又は、筒状ケース（５）の回転軸線に
相当する回転軸線（８）回りに回動するように取付けら
れた支持アーム（３６）であって、これらの支持アーム
（３６）の一端部（３５）に、前記反転ローラ（２１）
の軸（３０）　の端部を取付けるための細長穴が設けら
れている支持アーム（３６）　のいずれかを具備し、反
転ローラ（９）が、各軸（２７，３０）　と協働する接
続アーム（３７）　によって、反転ローラ（２１）　と
結合されることを特徴とする請求項１に記載の磁気式分
離器。
【請求項３】　　水平軸（３９）　上に回動するように
取付けられ、コンベアベルト（２）によって表わされる
上側部分（１１）及び下側部分（１２）の間に位置する
半円筒形のスクレーパ（３８）　であって、その一端部
（４１）　が筒状ケース（５）と接触するように協働す
るスクレーパ（３８）　と、コンベアベルト（２）から
品物（３）を取り除き、側面部分の位置でそれらを排除
することを保証するために、コンベアベルト（２）の下
側部分（１２）　と協働する第２スクレーパ（４３）、
とを具備することを特徴とする請求項１に記載の磁気式
分離器。
【請求項４】　　ローラ（２１）　が、残りの多少の強
磁性体の品物及びスクラップを処理するための永久磁石
又は電磁石を有する磁石装置（６）を具備し、この反転
ローラ（２１）　には、スクレーパ（３８）　が設けら
れていることを特徴とする請求項２に記載の磁気式分離
器。