JPH0421389B2 - - Google Patents

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JPH0421389B2
JPH0421389B2 JP56016262A JP1626281A JPH0421389B2 JP H0421389 B2 JPH0421389 B2 JP H0421389B2 JP 56016262 A JP56016262 A JP 56016262A JP 1626281 A JP1626281 A JP 1626281A JP H0421389 B2 JPH0421389 B2 JP H0421389B2
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beam current
capacitor
signal
circuit
picture tube
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JP56016262A
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JPS56125170A (en
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Rooren Shanrei Za Sekando Robaato
Hetsuteiga Jeemuzu
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RCA Licensing Corp
Original Assignee
RCA Licensing Corp
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Publication date
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Publication of JPH0421389B2 publication Critical patent/JPH0421389B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/57Control of contrast or brightness
    • H04N5/59Control of contrast or brightness in dependence upon beam current of cathode ray tube

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はテレビ受像機の映像管に流れる過大
ビーム電流を制限する制御回路を含む回路配置、
特に制御回路の正常な動作が崩れたときにもビー
ム制限機能を維持するようにする手段を含む回路
配置に関する。
テレビ受像機の映像管により再生された画像の
内容は、カラーテレビ方式の場合輝度情報とクロ
ミナンス情報とから成る。映像管に再生された画
像情報は一般に画像のコントラストに関係するビ
デオ信号のピークピーク振幅成分と、画像の輝度
すなわち背景レベルに関係するビデオ信号の黒レ
ベル表示直流成分によつて定義される。これらの
両成分は映像管を流れる過大ビーム電流に寄与す
る可能性がある。
過大ビーム電流は、受像機の偏向系を害した
り、ビームスポツトの集束不良や画像の「ブルー
ミング」を生じたりして受像機の生ずる画像の品
質を悪くすることがあり、また大きなビーム電流
は映像管の安全動作電流容量を超えて映像管並び
にその付属回路成分を破壊することもある。
1979年12月14日付米国特許願第103445号明細書
(特開昭56−125169号公報対応)には、ビーム制
限モードにおいてビデオ信号のピーク・ピーク振
幅と直流成分を順次制御する有利なビーム制限方
式が記載されている。この方式では、第1の範囲
の過大ビーム電流をビデオ信号のピーク・ピーク
振幅を制御して制限し、それより大電流の第2の
範囲の過大ビーム電流をビデオ信号の直流成分を
制御して制限している。
またこの方式では上述の明細書開示のように、
大電流の第2の範囲に対するビデオ信号の直流成
分の制御は、米国特許第4143398号および第
4197557号の各明細書記載の形式の閉制御ループ
のキード回路網を用いて行われる。
この回路網では、電荷蓄積用コンデンサを含む
キードサンプリング回路がビデオ信号処理チヤン
ネルと閉制御ループを形成し、ビーム制限モード
において、関係ある部分でこのサンプリング回路
がビデオ信号の周期的帰線消去期間中キーイング
されて、ビーム制限用制御電圧をビデオ信号のプ
ランキングレベルと比較する。このサンプリング
比較回路の出力はビーム制限用制御電圧によつて
変り、これによつて映像管を流れるビーム電流を
制限するようにビデオ信号を制御する。
上記形式の制御回路網は、種々の原因によるが
中でも次の様な場合、すなわちこの制御回路網に
対するキーイング信号が消失しあるいは所望機能
を果たし得なくなり、従つて制御回路網の動作が
適切に行なわれなくなつた場合でも、そのビーム
電流制限能力を維持していることが望ましい。
このキーイング信号の中断あるいは消失は種々
の条件で起り得るが、キーイング信号がビデオ信
号の同期成分から引出されていて、そのビデオ信
号が乱れたときに特に起り易い。例えばこれはチ
ヤンネルの切換時、不使用チヤンネルへの一時的
同調時、種々の理由による伝送信号の一時的消去
時または多径路信号または反射信号による受信テ
レビジヨン信号の変形時に起ることがある。この
ような条件では、たとえばキーイング作用が失な
われる前には正常なビーム電流状態が保たれてお
りしかも再び適正なキーイング作用が発生する前
に過大ビーム電流状態が生じるとき(たとえば、
画像輝度の低いチヤンネルから過大ビーム電流レ
ベルを生ずるに足る高輝度レベルのチヤンネルへ
の切換えのとき)に、ビーム電流制限能力が損な
われて、不都合かつ極めて有害な結果が生じる。
ある種のテレビ受像機は信号の弱いときまたはな
いときに受像機の入力信号増幅回路網の利得を著
しく向上させる自動利得制御機構を備えている。
白の方向の信号利得の上昇はビーム制限作用を要
するに足るラスターレベルを生ずることがある
が、この場合キーイング信号がなければこの作用
は行われない。放送ビデオ信号の同期成分が前述
の標準に合わないときも、同期信号から引出され
るキーイング信号が失われることになる。回路部
品の故障も制御回路の動作を混乱させる原因とな
るが、その様な故障はあまり多くない。
次に、この発明の装置を、後述する図示の実施
例に付けた参照番号を付けて説明する。
この発明による装置は、ビデオ信号チヤンネル
と、画像再生用映像管と、映像管の過大ビーム電
流の自動制限装置を持つている。特徴は、この過
大ビーム電流の自動制限装置にあり、この自動制
限装置は、或る閾値レベルを超える過大映像管ビ
ーム電流を表わすビーム電流制限信号EBを取出
すビーム電流感知回路60と、コンデンサ58
と、上記取出された上記制限信号EBを受入れる
第1の入力と、ビデオ信号チヤンネルに接続され
た第2の入力と、上記コンデンサ58に結合した
出力とを持つたキード・サンプリング回路55と
を具えている。このキード・サンプリング回路5
5は、正常な制御モードにおいては両入力に印加
された信号間の関係に相当する出力に従つて、上
記コンデンサに蓄えられた電荷を変化させて、上
記取出された制限信号EBの大きさに比例したビ
ーム電流制御信号を上記のコンデンサ58に生成
する。更に、上記コンデンサに結合された制御入
力を持ち、上記コンデンサ上の上記制御信号の大
きさに従つて上記閾値レベルを超える過大ビーム
電流を制限する、ビデオ信号処理チヤンネル18
中の振幅変更回路24と、上記コンデンサ58と
上記キード・サンプリング回路55とに結合され
ていて上記コンデンサに対する補助導電路を形成
する抵抗回路網65も具備している。この抵抗回
路網65は、上記のキード・サンプリング回路5
5の正規の動作が何らかの原因で乱され(中断さ
れ)たとき、上記ビーム電流制限信号に応じてそ
のビーム電流を制限するように上記補助導電路を
介して上記コンデンサ58の電荷を制御する。
以下添付図面を参照しつつこの発明をさらに詳
細に説明する。
第1図において、輝度およびクロミナンス成分
を含むビデオ信号源10が分離されたクロミナン
ス成分をその出力から受像機のクロミナンスチヤ
ンネルのクロミナンス信号処理回路14に供給
し、ここで色差信号r−Y,g−Y,b−Yを生
ずる。また分離された輝度成分は回路10の他方
の出力から受像機の輝度チヤンネルの輝度信号処
理回路22に供給され、ここで処理された輝度信
号は利得制御輝度増幅器(例えば差動増幅器)2
4の信号入力に供給される。この増幅器24は振
幅変更回路を構成するもので、その利得制御入力
には視聴者の調節し得るコントラスト制御装置
(例えば電位差計)30が結合され、その設定に
よつて増幅器24の利得を変え、それによつてそ
の増幅器の出力信号のピーク・ピーク振幅を変え
るようになつている。
増幅器24の出力からの増幅された輝度信号Y
は輝度クロミナンス信号マトリツクス18に供給
され、ここで回路14からの色差信号と組合され
て色画像表示信号出力r,g,bを生成する。輝
度信号Yと従つて色信号r,g,bとは各水平画
像走査期間相互間に現れる水平画像消去期間T1
を含み、その消去期間はカラーテレビジヨン信号
の場合カラーバースト期間に跨がる消去基準期間
T2を含む。期間T2中に画像の黒レベルに近いブ
ランキングレベルVBが生じ、その期間T2より前
の期間T1中に水平同期パルスが生じる。信号r,
g,bはそれぞれ映像管駆動増幅段32で増幅さ
れて高レベルの増幅色信号R,G,Bとなり、そ
れぞれカラー映像管の赤、緑、青の強度制御電極
に供給される。
第1図の方式はさらに次のように自動輝度およ
びビーム電流制限用閉制御ループに構成されたキ
ード・サンプリング回路55を含んでいる。この
キード・サンプリング回路55の信号入力はマト
リツクス18の低レベルの青信号出力bを感知
し、その基準入力は後述のように輝度決定基準電
圧およびビーム電流制御電圧を感知する。このキ
ード・サンプリング回路55はビデオ信号の周期
的画像消去期間T2中に起るキーイング信号に応
じて動作し、このときマトリツクス18のb信号
出力に生ずる信号のブランキングレベルVBをサ
ンプリングしてこれを輝度基準レベル(正常状態
における)またはビーム電流制御信号(ビーム制
限モード時における)と比較するようにされてい
る。キード・サンプリング回路55はその両入力
レベル間に不平衡があると出力制御信号を発生
し、これが電荷蓄積作用をするコンデンサ58に
蓄積され、輝度増幅器24の直流レベル制御入力
に印加される。この制御信号は、キード・サンプ
リング回路55にサンプリングされた信号入力間
の差を最小にする方向に増幅器24の出力信号の
直流レベルを変え、これによつてまたマトリツク
ス18の出力信号r,g,bの直流レベルを変え
る働らきをする。この機構により、輝度信号の直
流レベル従つて信号r,g,bの各輝度決定直流
レベルを、キード・サンプリング回路55の基準
信号入力に印加される信号のレベルを変えること
により変えることができる。詳言すれば、輝度直
流レベルはビーム電流制限モードにおいて平均映
像管ビーム電流を制限する方向に制御することが
できる。このキード・サンプリング回路55、増
幅器24およびマトリツクス18を含む閉制御ル
ープのこれ以上の細部は米国特許第4197557号明
細書に記載されている。
自動映像管ビーム電流制限(以後ABLと呼ぶ)
は、映像管用高電圧電源50に供給される再供給
電流から引出される入力電圧Ecに応動するABL
制御回路網60によつて行われる。
高電圧電源50(例えば電圧3倍器)は映像管
38のアルタ電極および集束電極用の高動作電圧
を発生する。この高電圧電源50の入力には水平
画像消去期間中に発生する周期的水平フライバツ
クパルスが供給され、この電源50の直流入力に
は動作電源電圧B+が抵抗52を介して印加され
ている。この電源50の直流入力に流れる電流は
映像管のビーム電流需要を示す。
この例では電圧Ecが平均映像管ビーム電流需要
を示し、平均応動感知回路54から供給される。
感知回路54(例えば濾液コンデンサを含む)は
抵抗52を介して高電圧源50に供給される電流
から平均ビーム電流需要の大きさを感知するに適
した任意の回路配置に構成することができる。例
えば感知回路54は米国特許第4137552号および
第4067048号の各明細書開示の形式の回路網で構
成することができる。
制御回路網60は、所定閾値レベル以上の過大
の平均ビーム電流需要があるときに電圧Ecに応じ
てコントラスト制御用のビーム電流制限信号Ep
と輝度制御用のビーム電流制限信号EBを供給す
る。
ビーム電流制限信号Epは第1のビーム電流範
囲において過大平均ビーム電流需要の大きさに比
例し、増幅器24の利得制御入力に印加されて、
その第1の範囲内の閾値レベル以上の過大ビーム
電流需要を制限する方向に増幅器24の利得従つ
て増幅器24の処理する信号のピーク・ピーク振
幅を変える。従つて画像のコントラストが変る。
ビーム電流制限信号EBは比較的大きいビーム電
流の第2の範囲において過大平均ビーム電流に比
例し、キード・サンプリング回路55の基準信号
入力に印加されて、ビデオ信号の直流レベル従つ
て画像の輝度を、その第2の範囲内の過大ビーム
電流を制限する方向に変える。制御回路60はま
たこの第1および第2のビーム電流範囲の間の中
間範囲の過大ビーム電流に応じて遷移領域中にコ
ントラスト制御用のビーム電流制限信号EPおよ
び輝度制御用のビーム電流制限信号EBを供給す
るようになつている。このABL制御回路60の
構造および動作のその他の細部は前述の米国特許
願第103445号明細書に記載されている。
第1図の回路配置はまた抵抗回路網65を含
み、これがキード・サンプリング回路55の出力
に結合されているコンデンサ58とビーム電流制
限信号EBを発生する回路網60の出力に結合さ
れている。回路網65、キード・サンプリング回
路55、濾波器58、増幅器24およびABL回
路網60の詳細を第2図に示す。
第2図において輝度増幅器24は差動接続され
たトランジスタ68,69とこれに付随する電流
源トランジスタ70を含み、キード・サンプリン
グ回路55は差動接続された入力トランジスタ7
4,75とこれに付随するキード電流源トランジ
スタ76を含む。トランジスタ76は各水平消去
期間T1の時間T2中に生ずる正のキーイングパル
スVKに応じて導通するようにキーイングされて
いる。このキーイングパルスはこの例においてビ
デオ信号の水平同期成分から合成キーイング信号
を引出す合成キーイング信号源78から供給され
る。この信号源78は1980年1月18日付米国特許
願第113371号明細書(特開昭56−106485号公報対
応)開示の形式のものとすることができる。
マトリツクス18からの信号bはトランジスタ
74のベースであるキード・サンプリング回路5
5のビデオ信号入力に供給される。トランジスタ
75のベース入力であるキード・サンプリング回
路55の基準入力に印加される信号はホロワトラ
ンジスタ80を介して供給される。キード・サン
プリング回路55の入力に供給される信号は、
ABL回路網60からのビーム電流制限信号EB
回路65に含まれる視聴者調節可能の抵抗82の
可動接点から引出される輝度基準電圧を含んでい
る。キード・サンプリング回路55の出力信号
は、上記両入力に供給される信号間の関係、たと
えば両者の大きさの差を表わし、トランジスタ7
4のコレクタ回路(トランジスタ能動負荷回路を
含む)から引出され、濾液コンデンサ58に現わ
れてこれに蓄積される。コンデンサ58の電圧レ
ベルは、キード・サンプリング回路のトランジス
タ74,75が周期的画像消去期間中導通するよ
うに電流源トランジスタ76がキーイングされて
キード・サンプリング回路のトランジスタ74,
75が導通したとき、その両トランジスタに供給
される入力信号の大きさの差に従つて増減する。
コンデンサ58の電圧はトランジスタ84,8
5を介して増幅器24のトランジスタ69のコレ
クタ出力回路に印加され、水平画像消去期間中に
生ずるコンデンサ58の電圧に従つて増幅器24
の輝度出力信号の直流レベルを変える。従つてマ
トリツクス18からの対応する色信号r,g,b
の直流ブランキングレベルが変る。キード・サン
プリング回路55の動作に応じてコンデンサ58
に発生する電圧は、閉ループ制御作用により色信
号の直流ブランキングレベルを、キード・サンプ
リング回路のトランジスタ74,75に印加され
る信号レベルの差を最小にする方向に変える働ら
きをし、これによつて最後に映像管に供給される
ビデオ信号の直流レベルに所要の制御を行う。
映像管に閾値レベル以上の第1の範囲の過大ビ
ーム電流が流れているビーム制限モードにおい
て、ABL回路網60はそのトランジスタ88の
コレクタ出力から低下する電圧の形のビーム電流
制限信号EPを発生する。この信号はトランジス
タ96を介して増幅器24の電流源トランジスタ
70に供給される。ビーム電流制限信号EPはト
ランジスタ70の導通を低下させ、これによつて
増幅器24の利得とこの増幅器24で処理された
信号のピーク・ピーク振幅を過大ビーム電流の第
1の範囲に亘り映像管に流れる電流を制限する方
向に低減する働らきをする。
制御回路60は第1の範囲内の電流より著しく
大きい第2の範囲に亘る過大ビーム電流が映像管
に流れるときに電圧の形でビーム電流制限信号
EBを生成する。このとき回路網60のトランジ
スタ89は電圧ECに応じて導通を高めるように
バイアスされ、コレクタ出力電圧としてビーム電
流制限信号EBを発生する。トランジスタ89の
エミツタはバイアス抵抗91と導通ダイオード9
2を介して接地されている。この信号EBは第2
の範囲において過大ビーム電流の増加と共に正の
度合を減じ、トランジスタ80を介してキード・
サンプリング回路55に供給されてそのキード・
サンプリング回路がキーイングされている画像消
去期間中コンデンサ58の電圧を比例的に低下さ
せる働らきをする。これはコンデンサ58とトラ
ンジスタ74のコレクタ・エミツタ電路を介して
比例的に放電させることにより達せられる。この
ときコンデンサ58の電荷の減少により増幅器2
4の輝度出力信号の直流レベルが映像管の駆動信
号の大きさをそれに応じて小さくする方向に変
り、これによつて映像管を流れる電流が許容レベ
ルに制限される。
この第2の範囲の極めて高い過大ビーム電流に
応動するビーム制限モード中、上記第2図のキー
ド方式の動作にはキード・サンプリング回路55
が適正に動作して(例えば正しくキーイングされ
て)所要の閉ループ制御が得られることを要す
る。例えばもしキード・サンプリング回路55に
対するキーイング信号入力が相当時間に亘つて中
断あるいは事実上消失していると、普通ではこの
第2の範囲のビーム電流の制限はできないが、キ
ード・サンプリング回路55の動作が上記キーイ
ング信号入力の中断または消失によつて混乱した
場合でも、なおビーム電流制限能力が維持される
ように抵抗回路網65が設けられている。
回路網65は直流電圧線(+11.2V)と基準電
位点(大地)との間に可変非線形輝度制御抵抗8
2と直列に配置された抵抗100,102を含む
分圧器を含んでいる。この抵抗100,102の
接続点とコンデンサ58が結合されたキード・サ
ンプリング回路55の出力との間には抵抗110
が結合されている。この例では輝度制御抵抗82
が回路網65に含まれているが、この抵抗82は
適当な値の固定抵抗で置換し、他の回路によつて
可変抵抗を介する正常な輝度制御を行うこともで
きる。
上述の制御方式の正常モードとビーム制限モー
ドにおける普通の動作条件では、回路網65がキ
ード・サンプリング回路55の出力にコンデンサ
58が結合された点にある等価インピーダンスを
与える。このインピーダンスは次式によつて回路
網65を形成する抵抗の値により定義される。
〔(R102+R82)×(R100)/R102+R82+R100〕+R1
10
(1) ここで上式の各素子の引用添字番号は図中の素
子の引用数字を示す。この実施例では、抵抗82
の通常期待される輝度設定に対応する抵抗82の
値に対して等価インピーダンス(約242KΩ)が
決定される。この例では抵抗82は非線形傾斜を
示す。回路網65は次式によつて抵抗100,1
02の接続点に電圧を発生する。
R82+R102/R82+R100+R102×11.2V (2) この電圧は、抵抗82の設定を通常期待される
輝度にしたとき約+4vで、コンデンサ58に通
常生成する電圧に相当する。従つて抵抗110の
両端に生ずる電圧は通常実質的に相等しく、抵抗
110は一般にコンデンサ58に対して殆んどま
たは全く電荷の授受を行わない。抵抗110の電
流導通によるコンデンサ58の電荷の通常期待さ
れるレベルの変化は、すべて普通コンデンサ58
を放電させる作用をするキード・サンプリング回
路のトランジスタ74の動作と、普通コンデンサ
58を充電する作用をするトランジスタ74,7
5のコレクタ回路の能動負荷電流源トランジスタ
の動作により、補償される。これはコンデンサ5
8のキード・サンプリング回路55との閉ループ
作用によつて得られる。回路網65は、回路網6
0のトランジスタ89の導通が信号Ecに応じて増
大するとき、過大ビーム電流の第2の範囲に亘り
正常なビーム制限モードでキード・サンプリング
回路55の行う所要の制御動作を変えない。
たとえば、第2の範囲の高いビーム電流が生
じ、かつキード・サンプリング回路55のキーイ
ングの乱れによつてそのキード・サンプリング回
路を含む制御系がビーム制限制御動作を行なうこ
とができなくなつたときのような異常状態では、
回路網65がコンデンサ58に通常与えるインピ
ーダンスおよび電圧(式(1)、(2)で示す)が変る。
ABL制御回路網60のトランジスタ89は正常
モードにおけるように導通し、コレクタ電流の増
大と共にコレクタ電圧であるビーム電流制限信号
EBが+4v以下に低下する。過大ビーム電流が充
分でトランジスタ89が飽和すると、そのコレク
タ電圧従つてビーム電流制限信号EBは比較的低
い(約1v)そのエミツタ電位に近付く。
キード・サンプリング回路55がビーム制限モ
ードで動作を止められたとき、コンデンサ58か
らの電荷は抵抗110を含む補助電流路に放電電
流として流入する。この電荷はコンデンサ58か
ら抵抗110を介して輝度信号の直流レベルを第
2の範囲の制御されない過大ビーム電流を制限す
る方向に変えることのできる向きおよび速さで除
去される。このコンデンサ58の電荷の補助放電
路は、抵抗110、トランジスタ89のコレク
タ・エミツタ電路、抵抗91およびダイオード9
2を介して接地点に達し、この例においてコンデ
ンサ58の放電用として他に得られるものより著
しく低いインピーダンスと速い放電時定数を呈す
る。抵抗110を含む回路がなければ、キード・
サンプリング回路のトランジスタ74が非導通の
ときコンデンサ58はトランジスタ84を介して
しが放電できない。例として図示の回路において
コンデンサ58の電圧レベルを4vとすると、こ
のコンデンサ58をほぼトランジスタ84のベー
ス電流(約1μA)を介して放電するに要する時間
は約4秒である。この時間は特にトランジスタ8
9の飽和状態により示されるような極めて高いビ
ーム電流の存在する場合、コンデンサ58を放電
してそのビーム電流を制限するには余りにも長過
ぎると考えられる。
抵抗110を含む回路によれば、異状態におい
てコンデンサ58を放電させる時定数が本質的に
コンデンサ58の値と抵抗110の値の積すなわ
ちこの例において約0.22秒によつて決まる。これ
は他の方法で得られる約4秒の時定数より著しく
短かい。この時定数の値(0.22秒)は厳密を要し
ないが、詳言すればキード・サンプリング回路5
5とトランジスタ74の動作に通常付随する放電
の速さ程度であることが望ましい。抵抗110の
値は上述の乱れた制御状態においてコンデンサ5
8が速やかに放電し得るように充分小さく、しか
もキード・サンプリング回路55の正常動作に影
響がないように充分大きく選ぶ。キード・サンプ
リング回路の出力コンデンサ58の値はそのコン
デンサ58がキード・サンプリング回路のサンプ
リング期間に生ずる雑音のような擬似信号に応じ
て電圧を発生しないように充分大きくすべきであ
る。すなわち上述の異常状態においてコンデンサ
58の放電時定数を小さくする(すなわち放電速
度を上げる)ために単にコンデンサ58の値を小
さくすることは、キード・サンプリング回路の正
常動作を損う欠点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による自動ビーム電流制限制
御装置を含むカラーテレビ受像機の一部のブロツ
ク図、第2図は第1図の装置の一部の詳細を示す
回路図である。 24……振幅変更回路(利得制御輝度増幅器)、
38……映像管、50,54,60……ビーム電
流感知回路(高電圧電源、平均応動感知回路、
ABL制御回路網、55……キード・サンプリン
グ回路(比較器)、58……コンデンサ、65…
…抵抗回路網、Eb……ビーム電流制限信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ビデオ信号処理チヤンネルを介して映像管に
    供給される閾値レベルを超えるビーム電流を制限
    するための、自動映像管ビーム電流制限装置であ
    つて: (A) 上記映像管に接続されていて、閾値レベルを
    超える大きさのビーム電流を表わすビーム電流
    制限信号を供給するビーム電流感知回路と; (B) コンデンサと; (C) ビデオ信号中のタイミング期間を表わし、中
    断されることのある、キーイング信号の信号源
    と; (D) 上記ビーム電流感知回路に接続された第1の
    入力と、上記ビデオ信号チヤンネルに接続され
    た第2の入力と、上記コンデンサに接続された
    出力とを有し、正常な動作モードの期間中、上
    記キーイング信号によつて定まるキーイング期
    間に、上記第1と第2の入力に印加される信号
    に応動して、上記コンデンサに蓄えられた電荷
    を上記第1と第2の入力に印加された上記信号
    間の関係に相当する出力に従つて変化させて、
    上記ビーム電流制限信号の大きさに比例したビ
    ーム電流制御信号を上記コンデンサに生成する
    キード・サンプリング回路と; (E) 上記コンデンサに接続された制御入力を有
    し、上記閾値レベルを超える上記映像管ビーム
    電流を上記コンデンサにおける上記制御信号の
    大きさに従つて制限する、上記ビデオ信号処理
    チヤンネル中に設けられた振幅変更回路と; (F) 上記コンデンサと上記ビーム電流感知回路と
    に結合されていて、上記コンデンサに対する補
    助導電路を形成する抵抗回路網であつて、上記
    キーイング信号が中断されたとき上記ビーム電
    流制限信号に応じて、映像管ビーム電流を制限
    するように、上記補助導電路を介して上記コン
    デンサの電荷を制御する抵抗回路網と; を具備して成る自動映像管ビーム電流制限装置。
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PT72428B (en) 1982-01-21
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