JPH0421228B2 - - Google Patents

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JPH0421228B2
JPH0421228B2 JP57162472A JP16247282A JPH0421228B2 JP H0421228 B2 JPH0421228 B2 JP H0421228B2 JP 57162472 A JP57162472 A JP 57162472A JP 16247282 A JP16247282 A JP 16247282A JP H0421228 B2 JPH0421228 B2 JP H0421228B2
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JP
Japan
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point label
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JP57162472A
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JPS5952384A (ja
Inventor
Akira Inoe
Shigemi Osada
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPS5952384A publication Critical patent/JPS5952384A/ja
Publication of JPH0421228B2 publication Critical patent/JPH0421228B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の技術分野 本発明は画像を2次元的な小領域単位に分割し
圧縮した情報を入力パターンとし、認識対象シン
ボルの辞書パターンとマツチングを行ない、所定
のシンボルを自動抽出するシンボル認識方法に関
するものである。
(2) 従来技術と問題点 従来、論理回路図面等のように、予め定められ
た格子軸を基準として描かれた論理表記シンボル
と、格子軸上に沿つて描かれた論理表記シンボル
間の配線パターンと、シンボルの名称を意味する
文字が混在する図面の中から論理表記シンボルの
位置および形状を自動抽出する方式は種々考えら
れているが、論理表記シンボルは様々な大きさの
ものがあり、しかも手書きによる変形が生じる可
能性が高いから、これらの手法を適用しようとす
ると、第1には種々の大きさに対処するためには
特徴が複雑になり、第2には種々の変形に対処す
るためには辞書パターンの数がぼう大になる等の
欠点がある。
これに対し、本出願人は先に「線パターン自動
認識方式」(特開昭57−162059号)等の数種の提
案を行なつている。線パターン自動認識方式(特
開昭57−162059号)は、格子軸上にたとえば手書
き等により描かれた線パターンと文字群が存在す
る図面を光学的に読取り、この入力画像情報を格
子を基準とした小さな矩形領域単位で第1図に示
す格子点ラベルコードとして情報圧縮し、この格
子点ラベルコードを用いて線パターンの認識等の
処理を実現するようにしたものである。図示した
ように、格子点ラベルコード12−15ビツトは、4
方向コードで、当該格子点(当該格子点を中心と
した小さな矩形領域)では線が上(U)、下(D)、
左(L)、右(R)のいずれの方向に走つているかを
示す。たとえば線が当該格子点から始まつて右に
延びているならR=1で、U、D、Lは0とす
る。上下に延びているならば、U、Dが1でL、
Rが0である。8−11ビツトはあいまい方向を示
し、“文字らしい”を値“1”で示す。これは4
方向コードに対応しており、たとえばR=1であ
つたが、線幅等からこれは文字を構成する線素ら
しいと判断されるとFR=1となる。0ビツトは
ズレフラグである。このフラグはずれが存在す
る、しないを示し、そのずれの方向は3−6ビツ
トで示される。具体的には、縦、横の格子軸に沿
つて書いた線分が正しく格子軸上になく、それよ
り上、下、左、または右にずれていると、ズレフ
ラグは“1”であり、右にずれているならZR=1
である。これは2重選択を阻止する目的を持つ。
すなわち、ずれてもその線分を検出できるように
視野(格子点を中心とした小矩形領域)は広げて
あるので、右にずれた場合その右側の格子点では
左にずれているように見えることがあり(格子点
間の中央までずれた場合)2重選択となるが、こ
れを防止するものである。7ビツトはあいまいフ
ラグで、このビツトが“1”なら8−11ビツトに
“1”が設定されている。具体的には当該格子点
を中心とした小矩形領域内の入力画像情報は線分
ではなく文字らしいことを示す。
このようにして決定された格子点ラベルコード
に基づいて、論理表記シンボルを認識する方式と
して、本出願人らは、「パターンマツチング方式」
(特開昭58−161088号)を提案している。これは、
後述するように、認識すべき論理表記シンボルに
応じて、4方向コードおよびドントケアコードか
ら成るシンボル辞書パターンを作成、用意してお
き、入力画像情報から抽出された格子点ラベルコ
ードの4方向コードと、シンボル辞書パターンに
記述された4方向コードとの、ドントケアコード
を利用した類似度演算によつて、論理表記シンボ
ルを認識するものである。しかし、この方法は、
実際には1つの論理表記シンボルであるのに複数
の論理表記シンボルとして抽出したり、論理表記
シンボル内に書かれた文字を論理表記シンボルと
誤認識して抽出したりするおそれがあつた。
(3) 発明の目的 本発明の目的は画像を格子点を基準とした小領
域で分割し、各領域内の情報を圧縮して表現した
特徴を基にして、実際には1つのシンボルを複数
個のシンボルと誤認識したり、シンボル周辺に書
かれた文字をシンボルとして誤認識したりするこ
となく、シンボルを正確に抽出できるシンボル認
識方法を提供することである。
(4) 発明の構成 前記目的を達成するため、本発明のシンボル認
識方法は、予め定められた格子軸を基準として描
かれた論理表記シンボルと、格子軸上に沿つて描
かれた論理表記シンボル間の配線パターンと、シ
ンボルの名称を意味する文字が混在する図面の中
から各種の複数のゲートセルシンボルを画像入力
装置で読取り、画像メモリに一旦格納した後、格
子を基準とした小矩形領域のみの情報を取出し、
該情報より各格子点における線分の方向と、その
格子軸からのズレ方向および線分でなく文字らし
いあいまいさの方向とを認識して格子点ラベルコ
ードを作成し、該格子点ラベルコードと辞書メモ
リ内の標準ラベルコードとマツチングを行なつて
認識対象とする該論理表記シンボルを認識するシ
ンボル認識方法において、 前記格子点ラベルコードには、前記論理表記シ
ンボルを構成する格子点を4方向に走査して1格
子点ずつずらしたアドレスにより前記マツチング
を行ない、該シンボルが認識されたことを示すシ
ンボル領域コードを付与し、 該格子点ラベルコードと前記辞書とのマツチン
グは該論理表記シンボルにつき外接する矩形の大
きい辞書パターンから順次認識を行なつていき、 各辞書パターンとの比較においては、該格子点
ラベルコードに付与されたシンボル領域コードが
“0”であれば認識結果として採用し“0”でな
ければ認識結果として採用しないこととし、且
つ、一旦認識した該論理表記シンボルについて
は、該論理表記シンボルに対応する該格子点ラベ
ルコードに付与されたシンボル領域コードを
“1”に設定するようにすることにより、シンボ
ル間のオーバラツプを分別して認識し、 以降の辞書パターンの比較処理を同様にして繰
り返すことを特徴とするものである。
(5) 発明の実施例 本発明の原理は、認識対象となるシンボルを認
識容易なもの、たとえば、サイズの大きい(同一
サイズの場合は、直線で構成されている)シンボ
ルの辞書パターンから順に入力画像情報から得ら
れた格子点ラベルコードとのマツチング(類似度
演算)を行ない、類似度が予め設定した閾値以上
のとき、それらの格子点ラベルコードはシンボル
を構成するものであると認識し、それらの格子点
ラベルコードにシンボル領域を意味するフラグを
付与することにより、実際には1つのシンボルを
複数個のシンボルと誤認識したり、シンボル周辺
に書かれた文字をシンボルとして誤認識したりす
るのを防止し、正確なシンボル認識を実現するも
のである。
以下、第2図a〜cから第4図は本発明の要部
の概略説明図である。
まず、外接する矩形の大きいものを認識の対象
とみなし、格子点ラベルコードと辞書とのマツチ
ングは論理表記シンボルについて外接する矩形の
大きい辞書パターンから順次認識を行なつてい
く。そして、本発明の格子点パターンのあいまい
さを処理する方法として本出願人の提案による特
開昭58−161088号「パターンマツチング方式」を
適用する。
第2図a〜cはこのあいまいさを処理するパタ
ーンマツチング方式の概略を示す。すなわち、同
図aの標準パターンを仮定した場合、各格子点の
パターンに手書き等により若干の四方向に対する
はみ出しや欠落があつても、許容しても差支えな
いというドンドケアコードを導入し、あいまい性
を処理するようにしたものである。
同図bは同図aの標準パターンのP1列に相当
する部分を取出したものであり、同図cはこれに
対応する辞書パターンを示す。すなわち、P1
の領域1〜7の各パターンに対する4ビツトの標
準コードA1(D)、A2(L)、A3(U)、A4(R)の後に
標準コードA1(D)、A2(L)、A3(U)、A4(R)の
各々に対応する4ビツトのドントケアコードN1
(D)、N2(L)、N3(U)、N4(R)を設け、最終に4
ビツトの標準コードA1(D)、A2(L)、A3(U)、A4
(R)全体に対するドントケアコードNTを付加
し、合計9ビツトであいまい性の評価が行なわれ
る。
ここに示すドントケアコードで示される各領域
の図形は同図aに斜線部○イ〜○ヘで示されるもの
で、このように標準図形からのはみ出しがあつて
も許容され、全体に対するドントケアコードNT
は、ここではいずれも0とされているが、1つの
場合には、標準図形と異なる如何なるコードであ
つてもそのあいまいさは許容してもよいことを示
している。これにより相当分のあいまい性が処理
され、これ以外のコードの場合だけが減点され
(加点されない)ことになる。
このようにして、認識、抽出すべきすべてのシ
ンボルについて作成して、たとえばシンボル辞書
パターンの大きい順に辞書メモリに格納してお
き、入力画像情報から得られる各格子点ラベルコ
ードの4方向コードとのマツチング(類似度演
算)を行なつて、シンボルを認識、抽出する。す
なわち、辞書メモリ内に格納されている各シンボ
ルの辞書パターンと、この辞書パターンの大きさ
MX×MY(縦、横の格子数)に等しい格子分の
格子点ラベルコードの4方向コードを順次読出し
これらのシンボル辞書パターンと格子点ラベルコ
ードの4方向コード群間で、格子点対応にマツチ
ング(類似度演算)を行なつていく。この格子点
ラベルコードの4方向コードとの類似度演算を次
式(1)に従つて行なう。なお、マツチング処理は、
入力図面の格子点位置を1格子点ずつずらしなが
ら行なう。この1格子点ずつのずらし方、つま
り、走査方向は右方向(左→右)、左方向(右→
左)、上方向(下→上)、下方向(上→下)とし、
上下左右の向きで書かれた4つのシンボルを同一
のシンボル辞書パターンで認識、抽出できるよう
にしている。
いまSを全体的な類似度とすると、 S= 〓XY WXY (1) ここで、 WXYT4K=1K K∨(PKAK)∧NK} ただし、WXYは1つの格子点ラベルコードの類
似度、PKはマツチング(類似度演算)の入力と
なる格子点はラベルコードの4方向コード、AK
は標準コード、NKは標準コードの各々のビツト
に対するドントケアコード、NTは標準コード全
体に対するドントケアコードを表わし、また、上
線は否定(NOT)、は排他的論理和(EOR)、
∨は論理和(OR)を、∧は論理積(AND)を表
わしている。
したがつて、1つの格子点ラベルコードの類似
度WXYは「0」から「4」までの値をとる。つま
り、辞書パターンと格子点ラベルコードとが完全
にマツチするならば最大値「4」となり、全然マ
ツチしなければ最小値「0」となる。
この全体的な類似度Sに対して閾値を設定し、
MX×MYの格子点ラベルコードの4方向コード
群とシンボル辞書パターンとの類似度が閾値以上
であれば、その格子点ラベルコード群は、シンボ
ル辞書パターンに対応するシンボルであると判定
する。
このようにして、標準パターンと多少異なる変
形した認識対象パターンに対しても、1つの辞書
パターンで柔軟に対処でき、より精密なマツチン
グが可能となる。また、この段階では如何なるシ
ンボルであるかを決定しないまま、すべてのシン
ボル辞書パターンとのマツチングを行ない、シン
ボルと判定されたものの中から実際のシンボルを
1つ決定するようなシンボル認識形態を採ること
も可能となる。
上述した方法、すなわち、認識・抽出すべきシ
ンボルについて作成した、第2図に示したような
シンボル辞書パターンと、この辞書パターンの大
きさに等しい格子分の4方向コードを順次読みだ
し、これらの辞書パターンと4方向コード群の類
似度演算を行なつて、シンボルを認識する方法で
は、実際には1つのシンボルを複数個のシンボル
と誤認識したり、シンボル周辺に書かれた文字を
シンボルとして誤認識したりする可能性がある。
そのため、本発明では、これを防止し、正確な
シンボルの認識を実現するために、第3図に示す
ように、第1図に示した格子点ラベルコードにシ
ンボル領域コード、すなわち、シンボルを構成す
る格子点ラベルコードであることを示すコードを
付加した格子点ラベルコードを使用する。すなわ
ち、17−20ビツトにS1−S4、16ビツトにSTを設
け、S1、S2、S3、S4はそれぞれ、右方向、上方
向、左方向、下方向に1格子ずつずらしながらの
走査時に、上述のマツチングを行なつてシンボル
と認識された際の格子点ラベルコードに設定され
るビツトであり、STは、S1−S4のORをとつたも
のである。
そして、本発明では、右方向、上方向、左方
向、下方向に走査して、格子点ラベルコードの4
方向コードとシンボル辞書パターンとの類似度演
算を行ない、その類似度が設定した閾値以上のと
き、その格子点ラベルコード群は、シンボル辞書
パターンに対応するシンボルであるとして一応認
識、抽出する(“仮の認識結果”と呼ぶ)が、そ
の認識、抽出結果を採用するか否かの判定はその
格子点ラベルコード群のシンボル領域コードに基
づいて行なう。そのとき、その認識、抽出結果が
採用(“真の認識結果”と呼ぶ)されれば、その
格子点ラベルコード群に対して以下の手順でシン
ボル領域コードの設定を行なう。
いま、右方向、上方向、左方向、下方向のいず
れかを走査しながら、格子点ラベルコードの4方
向コード群とシンボル辞書パターンとの類似度演
算を行ない、その類似度が設定した閾値以上であ
つたとし、“仮の認識結果”を得たとする。この
とき、第2図cに一例を示したシンボル辞書パタ
ーンの標準コード全体に対するドントケアコード
NTを参照し、 そのときの類似度演算の対象であつた格子点
ラベルコード群のうち、対応する(その格子点
ラベルコードとの類似度演算の対象であつた)
シンボル辞書パターンの内容がNT=0であつ
た格子点ラベルコード群のシンボル領域コード
のSTがすべて“0”であれば、“仮の認識結果”
を採用し、かつ、前記対応する辞書パターンの
内容がNT=0であつた格子点ラベルコード群
のシンボル領域コードのSTと走査方向に対応し
たS1−S4の1つを“1”に設定する(たとえ
ば、右方向への走査であれば、STとS1を“1”
に設定する)。
そのときの類似度演算の対象であつた格子点
ラベルコード群のうち、対応する(その格子点
ラベルコードとの類似度演算の対象であつた)
シンボル辞書パターンの内容がNT=0であつ
た格子点ラベルコード群のシンボル領域コード
のSTが“1”であるものが少なくとも1つ存在
すれば、“仮の認識結果”を不採用とする。つ
まり、その“仮の認識結果”は既に認識された
シンボルを構成する格子点ラベルコードを含ん
でいた、換言すれば、他のシンボルとオーバラ
ツプして認識、抽出されたことを示している。
このようにして、格子点ラベルコードのシンボ
ル領域コードST、S1−S4を設定、あるいは参照す
ることによつて、実際には1つのシンボルを複数
個のシンボルと誤認識したり、シンボル周辺に書
かれた文字をシンボルとして誤認識したりするこ
となく、シンボルを正確に認識することができ
る。
第4図a,bはオーバラツプの例を示したもの
で、同図aのオーバラツプしたシンボル○イ+○ロ、
または同図bの○ハ+○ニから本発明の方式により○イ
または○ハを抽出し、正確に認識することができ
る。
第5図は上述の原理に従う本発明の実施例の構
成説明図である。
同図は前述の提案例「線パターン自動認識方
式」(特開昭57−162059号)における実施例回路
により手書線図等を格子単位に格子点ラベルコー
ドとして情報圧縮し、さらにあいまい補正を含む
各補正処理等の最初の手順までを適用し、その結
果の格子点ラベルコードに対し本発明を適用した
ものである。
同図において、手書き図面が画像入力装置1に
より読取られ、画像データが画像メモリ2に記憶
される。この画像メモリ2に保持された画像デー
タから基準点の入力状態が基準点検出回路4によ
り検出され、その入力歪に基づき補正された各格
子点のアレスが格子点テーブル5に保持される。
次に、制御部11はこの格子点テーブル5から
得られたアドレスに基づき、画像メモリ2を格子
軸間のサイズで2×2の検証窓で読出し、これを
格子変換回路(水平)6および格子変換回路(垂
直)8に転送し、その結果得られたデータを格子
点ラベルコード生成回路(水平)7および格子点
ラベルコード生成回路(垂直)9において処理
し、初期格子点ラベルコードLBLを抽出する。
そしてこれをLBLテーブル13に格納する。
この初期格子点ラベルコードLBLに応じて、
検証ウインドウ設定回路12により所定のサイズ
の第1検証窓を設定し、これを用い検証回路3に
より第1検証処理を行なう。この結果得られた第
1検証ズレ情報SX1,SY1をSX1・SY1テーブル
16に格納する。
このようにして得られた第1検証ズレ情報
SX1,SY1を基にして格子点テーブル5の格子点
アドレスをアドレス変換回路18でシフトさせて
正規化した後、再び格子変換回路(水平)6およ
び格子変換回路(垂直)8と、格子点ラベルコー
ド生成回路(水平)7および格子点ラベルコード
生成回路(垂直)9により第1検証ラベルコード
LB1を求め、これをLB1テーブル14に記入す
る。このLB1に基づき、検証ウインドウ設定回路
12により所定のサイズの第2検証窓を設定し、
これを用い検証回路3により第2検証処理を行な
う。この結果得られた第2検証ズレ情報SX2,
SY2をSX2・SY2テーブル17に格納する。
このようにして得られた第2検証ズレ情報
SX2,SY2により格子点テーブル5から得られる
格子点アドレスをアドレス変換回路18でシフト
させて正規化した後、前述と同様にして第2検証
ラベルコードLB2を求め、これをLB2テーブル1
5に格納する。
かくして、第1、第2検証ズレ情報の合成、す
なわちSX=SX1+SX2、SY=SY1+SY2が求め
られる。これらの第1、第2検証処理の結果、格
子点近傍に線分が存在するか、線分が存在すれば
どの方向か、その線分は格子軸からどの程度ずれ
ているかが判る。
次に格子点近傍の詳細な図形状態を調べるた
め、第3検証窓を検証ウインドウ設定回路12に
設定し、前述の第1、第2検証窓の場合と同様に
検証回路3により処理を行なう。その結果得られ
たデータをLB3生成回路19に送出し、第3検証
ラベルコードLB3を得て、これをLB3テーブル2
0に格納する。
そして、LB3テーブル20からの第3検証ラベ
ルコードLB3、LBLテーブル13からの初期格
子点ラベルコードLBL,LB1テーブル14から
の第1検証ラベルコードLB1,LB2テーブル15
からの第2検証ラベルコードLB2、SX1・SY1テ
ーブル16からの第1検証ズレ情報SX1,SY1、
およびSX2・SY2テーブル17からの第2検証ズ
レ情報SX2・SY2等により、格子点ラベルコード
決定回路21で処理、修正される。その結果得ら
れた格子点ラベルコードLABELがラベルテーブ
ル22に格納される。
このラベルテーブル22からの格子点ラベルコ
ードに対し、対処理回路23により格子点間の関
係が対となつていないものを除去する処理を行な
い、線パターン切れ補正回路24により線パター
ン切れを補正し、文字除去回路()25により
格子点間の関係が文字の特徴を示すものを除去
し、次のズレを補正回路()26でその格子点
における格子点ラベルコードのズレフラグが
“1”であつてもこのズレ方向に対抗する格子点
のズレフラグとあいまいフラグがいずれも“0”
であると、当初の格子点のズレフラグを“0”に
落す。また、あいまい補正回路()27でその
格子点における格子点ラベルコードのあいまいフ
ラグが“1”であつても、4方向のうち、少なく
とも2方向があいまい方向を示す“1”であり、
このあいまい方向に対抗する格子点のズレフラグ
とあいまいフラグがいずれも“0”であると、当
初の格子点のあいまいフラグを“0”に落す。
以下実施例では文字除去、ズレ補正、あいまい
補正等の手順がさらに繰返して行なわれている
が、本発明ではこれらを省略して類似度抽出回路
29で処理するように構成したものである。
すなわち、ラベルテーブル22内の格子点ラベ
ルコードは前述の補正回路23〜27で補正さ
れ、第6図bのP1に相当する入力パターンを類
似度抽出回路29に入れ、一方辞書メモリ28か
ら第6図cに示す標準コードA1〜A4、ドントケ
アコードN1〜N4、NTより成る辞書パターンを類
似度抽出回路29に入れる。ここで両者を用い式
(1)の逐次的な類似度演算を行ない、所定の閾値を
設定してパターンマツチングを行ない、シンボル
を認識し、シンボル認識テーブル30に格納す
る。
このシンボル認識テーブル30のシンボル認識
結果をシンボル領域のオーバラツプ処理回路31
に送り、前述のST,S1〜S4を調べSTが全て“0”
のときはST、および、走査方向に対応したS1〜S4
の1ビツトを“1”に設定し、STが1つでも
“1”であると不採用としてシンボル認識テーブ
ル30から除去する。
このようにしてシンボル認識テーブル30には
正確なシンボルだけが格納される。
(6) 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、シンボ
ルを認識容易なもの、たとえば、サイズの大きい
シンボルの辞書パターンから順に入力画像から抽
出された格子点ラベルコードの4方向コードとの
類似度演算を行ない、類似度が予め設定した閾値
以上のとき、類似度演算の対象である格子点ラベ
ルコードのシンボル領域コードを参照してその格
子点ラベルコードがすでに認識されたシンボルの
一部でないことを確認した上で、シンボルとして
認識するとともに、認識したシンボルを構成する
格子点ラベルコードのシンボル領域コードを設定
し、その格子点ラベルコードがすでに認識された
シンボルの構成要素となつていることを示すた
め、実際には1つのシンボルを複数個のシンボル
と誤認識したり、シンボル周辺に書かれた文字を
シンボルとして誤認識したりするのを防止できる
ので、シンボル認識の精度を向上させることがで
きる。また、本発明を適用することにより、シン
ボルを構成する格子点ラベルコードを容易に認識
できるので、シンボルを配線パターンの一部とし
て誤抽出することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来提案例に用いる格子点ラベルコー
ド、第2図a〜cから第4図a,bは本発明の原
理と要部の概略説明図、第5図は本発明の実施例
の構成説明図であり、図中1は画像入力装置、2
は画像メモリ、3は検証回路、4は基準点検出回
路、5は格子点テーブル、6は格子変換回路(水
平)、7は格子点ラベルコード生成回路(水平)、
8は格子変換回路(垂直)、9は格子点ラベルコ
ード生成回路(垂直)、10はアドレス制御部、
11は制御部、12は検証ウインドウ設定回路、
13はLBLテーブル、14はLB1テーブル、1
5はLB2テーブル、16はSX1・SY1テーブル、
17はSX2・SY2テーブル、18はアドレス変換
回路、19はLB3生成回路、20はLB3テーブ
ル、21は格子点ラベルコード決定回路、22は
ラベルテーブル、23は対処理回路、24は線パ
ターン切れ補正回路、25は文字除去回路(I)、
26はズレ補正回路()、27はあいまい補正
回路()、28は辞書メモリ、29は類似度抽
出回路、30はシンボル認識テーブル、31はシ
ンボル領域のオーバラツプ処理回路を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め定められた格子軸を基準として描かれた
    論理表記シンボルと、格子軸上に沿つて描かれた
    論理表記シンボル間の配線パターンと、シンボル
    の名称を意味する文字が混在する図面の中から各
    種の複数のゲートセルシンボルを画像入力装置で
    読取り、画像メモリに一旦格納した後、格子を基
    準とした小矩形領域のみの情報を取出し、該情報
    より各格子点における線分の方向と、その格子軸
    からのズレ方向および線分でなく文字らしいあい
    まいさの方向とを認識して格子点ラベルコードを
    作成し、該格子点ラベルコードと辞書メモリ内の
    標準ラベルコードとマツチングを行なつて認識対
    象とする該論理表記シンボルを認識するシンボル
    認識方法において、 前記格子点ラベルコードには、前記論理表記シ
    ンボルを構成する格子点を4方向に走査して1格
    子点ずつずらしたアドレスにより前記マツチング
    を行ない、該シンボルが認識されたことを示すシ
    ンボル領域コードを付与し、 該格子点ラベルコードと前記辞書とのマツチン
    グは該論理表記シンボルにつき外接する矩形の大
    きい辞書パターンから順次認識を行なつていき、 各辞書パターンとの比較においては、該格子点
    ラベルコードに付与されたシンボル領域コードが
    “0”であれば認識結果として採用し“0”でな
    ければ認識結果として採用しないこととし、且
    つ、一旦認識した該論理表記シンボルについて
    は、該論理表記シンボルに対応する該格子点ラベ
    ルコードに付与されたシンボル領域コードを
    “1”に設定するようにすることにより、シンボ
    ル間のオーバラツプを分別して認識し、 以降の辞書パターンの比較処理を同様にして繰
    り返すことを特徴とするシンボル認識方法。
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