JPH04210992A - N−ホスホノメチルグリシンの製造方法 - Google Patents

N−ホスホノメチルグリシンの製造方法

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JPH04210992A
JPH04210992A JP3006990A JP699091A JPH04210992A JP H04210992 A JPH04210992 A JP H04210992A JP 3006990 A JP3006990 A JP 3006990A JP 699091 A JP699091 A JP 699091A JP H04210992 A JPH04210992 A JP H04210992A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は、N−ホスホノメチルグ
リシンの製造方法に関し、特にN−ホスホノメチルイミ
ノジ酢酸を過酸化物を用いてN−ホスホノメチルグリシ
ンへ転化することによりN−ホスホノメチルグリシンを
製造することに関する。 [0002]
【従来の技術】グリホセート(glyphosate)
の一般的な名前でも知られているN−ホスホノメチルグ
リシンは、種々の雑草を防除するのに有用な非常に効果
的で商業的に重要な植物性毒素(phytotoxic
ant)である。極めて多種類の多年性及び−平生のイ
ネ科及び広葉雑草の葉に適用される。工業的用途には、
倉庫地区及び他の非農耕地の道路際、水路及び送電線に
沿った雑草の防除が含まれる。通常N−ホスホノメチル
グリシンは、溶液、好ましくは水中の種々の塩の形で除
草剤組成物中に配合される。 (0003]フランツ(Franz)による米国特許第
3.950,402号明細書には、N−ホスホノメチル
イミノジ酢酸、水、及び貴金属から選択された金属触媒
からなる混合物を形成し、その混合物を上昇させた温度
(低収率を避けるため70℃より高い)へ加熱し、前記
混合物を遊離酸素含有ガスと接触させることによりNホ
スホノメチルグリシンを製造する方法が記載されている
。 [0004]フランツによる米国特許第3. 954.
 848号明細書には、N−ホスホノメチルイミノジ酢
酸を過酸化水素の如き酸化剤と酸性水性媒体中で強酸の
存在下で約り0℃〜約100℃の温度で反応させること
によりN−ホスホノメチルグリシンを製造する方法が記
載されている。N−ホスホノメチルイミノジ酢酸1モル
当たり過酸化水素を少なくとも2モル、好ましくはそれ
より多く用いるべきであることが記載されている。 [0005]ハンガリア特許出願第187,347号明
細書には、銀、鉄、錫、鉛、マンガン又はモリブデンの
化合物から選択された金属化合物を、触媒として有効な
景(catalyt ic  amount)用いて、
Nホスホノメチルイミノジ酢酸を過酸化水素で酸化する
ことによりN−ホスホノメチルグリシンを製造する方法
が記載されている。モリブデン酸塩が好ましい。80℃
より低い温度では通常汚染された最終生成物が得られる
。 典型的には、反応は80℃より高く、好ましくは100
℃より高い温度で大気圧を越えた圧力で行われる。 [00061N−ホスホノメチルグリシンを製造する上
記方法によって満足な結果が得られているが、それらは
全て、過剰の量の過酸化物の使用、強鉱酸の使用、及び
(又は)上昇させた温度及び圧力での反応といった一つ
以上の欠点を有する。従って、塩酸又は硫酸の如き強鉱
酸を用いることなく、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸
を希望のN−ホスホノメチルグリシンへ酸化するのに実
質的に化学量論的な量の過酸化物を用いて、穏やかな温
度及び大気圧でN−ホスホノメチルグリシンを高収率で
与える方法に対する必要性が存在する。 [0007]  C本発明の要約〕N−ホスホノメチル
イミノジ酢酸を過酸化物で酸化して中間体N−ホスホノ
メチルイミノジ酢酸−N−オキシドを形成することによ
りNホスホノメチルグリシンを製造する方法において、
触媒として有効な量の水溶性モリブデン化合物の存在下
で、触媒として有効な量のピロ亜硫酸塩(metabi
sulfite)化合物を添加して前記中間体をN−ホ
スホノメチルグリシンへ添加する、ことを含む改良され
たN−ホスホノメチルグリシン製造方法によって上記必
要性が満足され、他の利点が達成される。 [0008]  C本発明の詳細な記述〕本発明の方法
によれば、水溶液としてのN−ホスホノメチルイミノジ
酢酸を過酸化水素と接触させ、約70℃より低い温度で
中間体化合物、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸−N−
オキシドを形成させる。然る後、触媒として有効な量の
水溶性モリブデン化合物の存在下で(もし前の工程から
既に存在しているのでなければ)触媒として有効な量の
ピロ亜硫酸塩化合物を反応混合物へ添加し、中間体N−
ホスホノメチルイミノジ酢酸−N−オキシドをN−ホス
ホノメチルグリシンへ転化させる。 [0009]本発明の方法で当業者に知られた多くの種
類の過酸化物を用いることができる。適当な過酸化物に
は、過酸化水素、過蟻酸、過酢酸、過安息香酸、ペルオ
キシドリフルオロ酢酸、過酸化ベンゾイル、ベンゼンベ
ルスルホン酸等が含まれる。過酸化水素が好ましく、濃
厚な溶液(即ち、約30%〜60%)の形の過酸化水素
を用いるのが有利である。 [0010]中間体、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸
N−オキシドは当業者に知られており、多くの方法によ
って製造することができる。例えば、その中間体はフラ
ンツによる米国特許第3,950,402号、又は米国
特許第3,954,848号の教示によって製造するこ
とができる。ハンガリア特許出願箱187,347号明
細書では、中間体は、銀、鉄、錫、鉛、マンガン又はモ
リブデンの化合物の存在下で過酸化物を用いることによ
りN−ホスホノメチルイミノジ酢酸から形成されている
。フランツによる米国特許第4,062,669号明細
書では、N−オルガノ−N−ホスホノメチルグリシンを
酸性又は塩基性の条件下で過酸化物で酸化している。 他の方法も当業者には知られているであろう。 [00111本発明の方法では、モリブデン塩の如き水
溶性モリブデン化合物を触媒として有効な量存在させて
、約り0℃〜約70℃の温度でN−ホスホノメチルイミ
ノジ酢酸を過酸化物と接触させて中間体N−ホスホノメ
チルイミノジ酢酸−N−オキシドを形成させるのが好ま
しい。 [00121N−ホスホノメチルイミノジ酢酸をN−ホ
スホノメチルイミノジ酢酸−N−オキシドへ酸化し、ま
たN−ホスホノメチルイミノジ酢酸−N−オキシドをN
ホスホノメチルグリシンへ転化する触媒として有用なモ
リブデンの塩が当業者に知られている。モリブデン塩は
反応媒体に可溶性であることが必要なだけである。適当
なモリブデン化合物には三塩化モリブデン塩等の如きモ
リブデンハロゲン化物;モリブデン酸ナトリウムの如き
アルカリ金属モリブデン酸塩;又はモリブデン酸アンモ
ニウム又はアルカリ金属モリブデン酸塩の如き一層複雑
な塩が含まれる。モリブデン酸ナトリウム及びモリブデ
ン酸アンモニウムが特に好ましい。 [0013]N−ホスホノメチルイミノジ酢酸を中間体
N−ホスホノメチルイミノジ酢酸−N−オキシドへ転化
するための触媒の量は広い範囲内で変えることができる
。N−ホスホノメチルイミノジ酢酸の重量に基づいて約
0.01〜約5重量%の触媒濃度が満足な結果を与える
。約0.01重量%より少ない触媒濃度では、反応は遅
く、5重量%より大きい濃度では、そのような高い濃度
でも特に害はないが、利点は見られない。N−ホスホノ
メチルイミノジ酢酸の量に対し約0.01〜約1.0重
量%の触媒を用いるのが好ましい。 [00141N−ホスホノメチルイミノジ酢酸をN−オ
キシド中間体へ転化する本発明の方法の温度は、約20
℃程度の低さから約70℃の範囲にすることができる。 20℃より低い温度を使用することもできるが、そのよ
うな温度は冷却する必要があるであろうし、得られる利
点はない。約70℃より高い温度では、N−ホスホノメ
チルイミノジ酢酸−N−オキシドの劣化が観察され、そ
れは希望のN−ホスホノメチルグリシンの最終的収率に
影響を与える。約り0℃〜約65℃の温度が好ましい。 [0015]中間体、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸
N−オキシドを製造する方法とは無関係に、中間体を、
ピロ亜硫酸ナトリウム又はピロ亜硫酸カリウムの如きア
ルカリ金属ピロ亜硫酸塩、又はピロ亜硫酸アンモニウム
の如きピロ亜硫酸塩化合物と接触させる。ピロ亜硫酸ナ
トリウムが好ましい。しかし、触媒として有効な量の水
溶性モリブデン化合物が存在しないと、得られるNホス
ホノメチルグリシンの収率は悪くなることが見出されて
いる。 [0016]例えば、もしN−ホスホノメチルイミノジ
酢酸をその中間体へ転化する反応がモリブデン以外の化
合物を触媒として行われたならば、希望のN−ホスホノ
メチルグリシンの収率を確実に高くするためには、その
ピロ亜硫酸塩化合物と共に少量の水溶性モリブデン化合
物を添加しなければならない。本発明の好ましい態様と
して、モリブデン化合物、好ましくはモリブデン酸ナト
リウム又はモリブデン酸アンモニウムを用いて中間体を
形成させ、然る後、ピロ亜硫酸ナトリウムを添加して希
望のN−ホスホノメチルグリシンを与える。 [0017]中間体、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸
N−オキシドを転化するのに必要な温度は広い範囲内で
変えることができる。一般にガスの発生が起きるので、
室温(約20℃)又は室温に近い温度でピロ亜硫酸塩化
合物を添加し、然る後、混合物を少なくとも50℃へ加
熱するのが好ましい。100℃を越える温度を用いるこ
とができるが、圧力は当業者の考えに従って必要になる
こともあるであろう。満足な結果は、混合物を約50℃
〜100℃に加熱した時に得られている。 [0018]本発明の方法では、過酸化物の量は、Nホ
スホノメチルイミノジ酢酸を中間体N−ホスホノメチル
イミノジ酢酸−N−オキシドへ転化するのに必要な化学
量論的量にするのがよい。当業者には分かるように、化
学量論的量より少ない量の過酸化物を用いると収率は低
くなる。僅かに過剰の過酸化物を用いることはできるが
、−層多くの量は避けた方がよい。なぜなら、過剰の過
酸化物がピロ亜硫酸塩化合物と反応し、N−ホスホノメ
チルイミノジ酢酸−N−オキシドから希望のN−ホスホ
ノメチルグリシンへの転化に影響を与えることがあるか
らである。 [0019]N−ホスホノメチルイミノジ酢酸−N−オ
キシドを希望のN−ホスホノメチルグリシンへ転化する
ためのピロ亜硫酸塩化合物の景は、N−ホスホノメチル
イミノジ酢酸からその中間体を生成させるのに必要な量
を越えた過酸化物の量に依存する。なぜなら、過酸化物
がピロ亜硫酸塩化合物と反応するからである。過剰の過
酸化物と反応するのに必要なピロ亜硫酸塩化合物の景の
外に、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸−N−オキシド
からN−ホスホノメチルグリシンへの反応に触媒作用を
及ぼすのに充分なピロ亜硫酸塩が存在すべきである。 [00201触媒として働くために、過酸化物との反応
後に残っているピロ亜硫酸塩化合物の量は、N−ホスホ
ノメチルイミノジ酢酸−N−オキシドの量に基づいて少
なくとも0.01重入口であるべきである。1%位の高
い、或はそれ以上に高い過剰のピロ亜硫酸塩化合物の用
いることもできるが、中間体からN−ホスホノメチルグ
リシンへの転化にとって一層高い濃度を用いることには
利点はないように見える。N−ホスホノメチルイミノジ
酢酸−N−オキシドの重量に基づき約0.01重量%〜
約1重量%用いるのが好ましい。 [0021]更に、希望のN−ホスホノメチルグリシン
への高い転化率を得るためには、水溶性モリブデン酸塩
化合物も存在しなければならならず、N−ホスホノメチ
ルイミノジ酢酸−N−オキシドの重量に基づき約0.0
1重量%〜約5重量%の濃度が好ましい。水溶性モリブ
デン酸塩化合物が、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸を
その中間体へ転化する触媒として用いられ、反応媒体か
ら除去されないならば、ピロ亜硫酸塩化合物が添加され
た時、反応混合物中に充分な量のモリブデン酸塩化合物
が存在するであろう。そのようにすることが好ましいや
り方である。 [0022]出発材料としてのN−ホスホノメチルイミ
ノジ酢酸の濃度は、本発明の好ましい方法で広い範囲内
で変えることができる。例えば、50重量%までのNホ
スホノメチルイミノジ酢酸を含有する水性懸濁物を用い
ることができる。−層高い濃度でN−ホスホノメチルイ
ミノジ酢酸を用いることもできるが、それはスラリーの
濃さのため処理しにくくなることがある。一方、約5重
量%のN−ホスホノメチルイミノジ酢酸を含むN−ホス
ホノメチルイミノジ酢酸水溶液を用いることもできる。 −層低い濃度でも用いることはできるが、本発明の方法
で多量の液体を処理しなければならなくなる。約20重
量%〜約40重量%のN−ホスホノメチルイミノジ酢酸
を含む水性スラリーを用いるのが好ましい。 [00231N−ホスホノメチルイミノジ酢酸出発材料
は、当業者に知られた方法により製造することができる
。例えば、この材料は、硫酸の存在下でホルムアルデヒ
ド、イミノジ酢酸、及びオルト亜燐酸の反応により製造
することができる。この反応から得られるN−ホスホノ
メチルイミノジ酢酸混合物は本発明の方法で直接用いる
ことができるが、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸を単
離し、次にそれを本発明の方法で用いるのが好ましい。 [0024]
【実施例】本発明を更に次の実施例により例示するが、
それに限定されるものではない。転化率は、出発N−ホ
スホノメチルイミノジ酢酸のモル数で他の生成化合物の
モル数を割り、100倍することにより計算されている
。選択性は、生成したN−ホスホノメチルグリシンのモ
ル数を転化されたN−ホスホノメチルイミノジ酢酸のモ
ル数で割り、100倍することにより計算されている。 [0025] 実施例1 この実施例は、27.5%のN−ホスホノメチルイミノ
ジ酢酸を含有するスラリーを用いた本発明の方法を例示
する。 [0026]  100m1の丸底ガラスフラスコに、
水(37ml)、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸(1
4,0g) 、30%過酸化水素(7,2gL及びニモ
リブデン酸アンモニウム四水和物(0,32g)を入れ
た。混合物を65℃に加熱し、N−オキシドが形成され
たことを示す溶液が得られるまで(約30分)この温度
に維持した。次にこの溶液を45℃へ冷却し、50分間
撹拌した。室温へ冷却した後、ピロ亜硫酸塩ナトリウム
(0,25g)を水(5ml)中へ入れたものをその溶
液へ添加した。ガスの発生が観察され、溶液の温度は6
5℃へ上昇した。反応混合物を室温へ冷却し、固形物を
濾過し、濾液及び固形物をHPLCにより分析した。N
ホスホノメチルイミノジ酢酸の転化率は97.1%であ
り、N−ホスホノメチルグリシンへの選択性は93゜3
%であった。 [0027] 実施例2 この実施例は、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸の濃度
を50重量%へ増大させた時の本発明の方法を例示する
。 [0028] 100m1の丸底ガラスフラスコに、水
(14ml)、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸(14
,0g) 、30%過酸化水素(7,2gL及びニモリ
ブデン酸アンモニウム四水和物(0,32g)を入れた
。混合物を65℃に加熱し、N−オキシドが形成された
ことを示す溶液が得られるまで(約50分)この温度に
維持した。この溶液を45℃へ冷却し、50分間撹拌し
た。室温へ冷却した後、ピロ亜硫酸塩ナトリウム(0,
25g)を水(5ml)中へ入れたものをその溶液へ添
加した。ガスの発生が観察され、溶液の温度は65℃へ
上昇した。反応混合物を室温へ冷却し、固形物を濾過し
、固形物及び濾液をHPLCにより分析した。Nホスホ
ノメチルイミノジ酢酸の転化率は93.0%であり、N
−ホスホノメチルグリシンへの選択性は91゜8%であ
った。 [0029] 実施例3 この実施例は本発明の方法でのピロ亜硫酸塩の効果を例
示する。 [00301 A、100m1の丸底フラスコに、水(37,2m1)
、ニモリブデン酸アンモニウム四水和物(0,08g)
を入れた。混合物を、溶液が得られるまで(約20秒)
撹拌した。次にN−ホスホノメチルイミノジ酢酸(3,
5g)を30%過酸化水素(1゜6g)と共に添加した
。混合物を溶液が得られるまで(約50分)撹拌しなが
ら45℃へ加熱した。ピロ亜硫酸塩ナトリウムは添加し
なかった。溶液を一晩加熱して還流させた。HPLCに
よる分析で、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸の転化率
は81.3%であり、N−ホスホノメチルグリシンへの
選択性は74.6%であることが示された。 [0031] B、 A部の手順を繰り返した。但し溶液が得られた後
、溶液を45℃で更に1.5時間加熱した。次に溶液を
40℃へ冷却し、ピロ亜硫酸塩ナトリウム(2,0g)
を水(3,5m1)中へ入れたものを15秒間に亙って
添加した。温度は50℃へ上昇した。溶液を一晩加熱し
て還流させた。HPLCによる分析で、N−ホスホノメ
チルイミノジ酢酸の転化率は94.1%であり、N−ホ
スホノメチルグリシンへの選択性は94.5%であるこ
とが示された。 [0032] 実施例4 この実施例は、中間体、N−ホスホノメチルイミノジ酢
酸−N−オキシドをピロ亜硫酸塩でN−ホスホノメチル
グリシンへ転化することに対するモリブデン化合物が存
在することによる効果を例示する。 [0033]実施例3Bの手順を繰り返した。但しタン
グステン酸ナトリウムニ水和物(0,16g)を二モリ
ブデン酸アンモニウムの代わりに、N−ホスホノメチル
イミノジ酢酸をN−ホスホノメチルイミノジ酢酸−Nオ
キシドへ転化する触媒として用いた。HPLC分析で決
定して、N−ホスホノメチルイミノジ酢酸−N−オキシ
ドのその重亜燐酸塩分解は、N−ホスホノメチルグリシ
ンへの選択性が僅か78.4%であり、N−ホスホノメ
チルイミノジ酢酸の転化率が僅か33.6%であったこ
とを示していた。 [0034]かなり詳細に記載した特定の態様に関連し
て本発明を記述してきたが、これは単に例示のためであ
り、本記載を考慮することにより別の態様及び操作方法
が当業者には明らかになることが分かるであろう。従っ
て、本発明の本質から離れることなく種々の変更を行う
ことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1]  N−ホスホノメチルイミノジ酢酸を過
    酸化物で酸化して中間体N−ホスホノメチルイミノジ酢
    酸N−オキシドを形成することによりN−ホスホノメチ
    ルグリシンを製造する方法において、触媒として有効な
    量の水溶性モリブデン化合物の存在下で、触媒として有
    効な量のピロ亜硫酸塩化合物を添加して前記中間体をN
    ホスホノメチルグリシンへ転化する、ことを特徴とする
    N−ホスホノメチルグリシンの製造方法。 【請求項2]  N−ホスホノメチルイミノジ酢酸を、
    触媒として水溶性モリブデン酸塩化合物の存在下で酸化
    する請求項1に記載の方法。 【請求項3】 モリブデン酸塩化合物がモリブデン酸ア
    ンモニウムである請求項2に記載の方法。 【請求項4】 モリブデン酸塩化合物がモリブデン酸ナ
    トリウムである請求項2に記載の方法。 【請求項5】 中間体を形成する温度が約20℃〜65
    ℃の間に維持される請求項1に記載の方法。 【請求項6】 ピロ亜硫酸塩化合物がアルカリ金属ピロ
    亜硫酸塩である請求項1に記載の方法。 【請求項7】 アルカリ金属ピロ亜硫酸塩がピロ亜硫酸
    ナトリウムである請求項6に記載の方法。 【請求項8】 中間体を形成するための触媒の量が、N
    ホスホノメチルイミノジ酢酸の重量に基づき約0.01
    〜約5重量%である請求項1に記載の方法。 【請求項9】 触媒の景が約0.01〜約1.0重量%
    である請求項8に記載の方法。 【請求項10】  過剰の過酸化物と反応させるのに必
    要な量を越えたピロ亜硫酸塩化合物の量が、存在する中
    間体の重量に基づき少なくとも0.01重電型である請
    求項1に記載の方法。 【請求項11】  ピロ亜硫酸塩化合物の量が0.01
    〜約1.0重量%である請求項10に記載の方法。 【請求項12】  ピロ亜硫酸塩化合物と共に存在する
    モリブデン化合物の量が、N−ホスホノメチルイミノジ
    酢酸−N−オキシドの重量に基づき約0.01重量%〜
    約1.0重量%である請求項1に記載の方法。 【請求項13】  過酸化物が過酸化水素である請求項
    1に記載の方法。 【請求項14】 N−ホスホノメチルイミノジ酢酸をモ
    リブデン酸アンモニウム触媒の存在下で約り0℃〜約7
    0℃の温度で過酸化水素と接触させて中間体を形成させ
    、然る後、触媒として有効な量のピロ亜硫酸塩ナトリウ
    ムを添加して前記中間体をN−ホスホノメチルグリシン
    へ転化する請求項1に記載の方法。 【請求項15】  モリブデン酸アンモニウムの量が、
    Nホスホノメチルイミノジ酢酸の量に基づき約0.01
    重量%〜約5重量%である請求項14に記載の方法。 【請求項16】  過剰の過酸化水素と反応させるのに
    必要な量を越えたピロ亜硫酸ナトリウムの量が、存在す
    るN−ホスホノメチルイミノジ酢酸−N−オキシドの重
    量に基づき約0.01重量%〜約1.0重量%である請
    求項15に記載の方法。
JP3006990A 1990-01-26 1991-01-24 N−ホスホノメチルグリシンの製造方法 Expired - Lifetime JPH0692425B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
AU8339 1990-01-26
AUPJ833990 1990-01-26
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