JPH04209972A - 波動発電装置 - Google Patents
波動発電装置Info
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- JPH04209972A JPH04209972A JP2407330A JP40733090A JPH04209972A JP H04209972 A JPH04209972 A JP H04209972A JP 2407330 A JP2407330 A JP 2407330A JP 40733090 A JP40733090 A JP 40733090A JP H04209972 A JPH04209972 A JP H04209972A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/30—Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、水域において浮遊し、
波の上下動による運動を利用して、電力を発生する波動
発電装置に関する。 [0002] 【従来の技術】水域、例えば海上に設置したブイなどの
フロートが波によって上下運動するのに着目し、この上
下動を利用して発電を行う装置として、特開昭47−2
2099、54−50743.56−12064.58
−183872 、60−20567、61−2265
72 、62−41974号公報などによって知られて
いる。 [0003]ここで、上記公報によって提案されている
波動発電装置の代表例を、図4及び図5に基づいて説明
する。 [00041図4では、下面を水中に開放した空気ピス
トン室200を海上に設置し、その上端開口部202に
タービン204を設けると共に、そのタービン204の
回転により発電機206を駆動するものである。この装
置の発電原理は、空気ピストン室200の内外の水位が
、波の上下動によって落差Hを生ずるので、この落差H
に起因して前記空気ピストン室200内外の気圧が変動
することを利用して、前記タービン204を駆動するも
のである。 [0005]一方、図4に示す波動発電装置は、海底に
打ち込んだ支柱210に対して、水面近傍にて上下動可
能なブイ212を設けている。発電機を内蔵する格納室
214は、前記支柱210の上端に固定され、スライド
ロッド216を介して前記ブイ212を上下動自在に支
持している。 [0006]前記スライドロツド216と一体的に上下
動可能なラック218が前記格納室214内部に設けら
れると共に、このラック218に対して噛合するピニオ
ンギヤ220が設けられている(ラック218及びピニ
オンギヤ220は、スライドロッド216の数に対応し
それぞれ2個ずつ設けられている)。そして、波によっ
て前記ブイ212が海面において上下動すると、この上
下動はスライドロッド216を介してラック218に伝
達されこのラックの移動によってピニオンギヤ220を
回転し、この回転により図示しない発電機を駆動するも
のである。 [0007]
波の上下動による運動を利用して、電力を発生する波動
発電装置に関する。 [0002] 【従来の技術】水域、例えば海上に設置したブイなどの
フロートが波によって上下運動するのに着目し、この上
下動を利用して発電を行う装置として、特開昭47−2
2099、54−50743.56−12064.58
−183872 、60−20567、61−2265
72 、62−41974号公報などによって知られて
いる。 [0003]ここで、上記公報によって提案されている
波動発電装置の代表例を、図4及び図5に基づいて説明
する。 [00041図4では、下面を水中に開放した空気ピス
トン室200を海上に設置し、その上端開口部202に
タービン204を設けると共に、そのタービン204の
回転により発電機206を駆動するものである。この装
置の発電原理は、空気ピストン室200の内外の水位が
、波の上下動によって落差Hを生ずるので、この落差H
に起因して前記空気ピストン室200内外の気圧が変動
することを利用して、前記タービン204を駆動するも
のである。 [0005]一方、図4に示す波動発電装置は、海底に
打ち込んだ支柱210に対して、水面近傍にて上下動可
能なブイ212を設けている。発電機を内蔵する格納室
214は、前記支柱210の上端に固定され、スライド
ロッド216を介して前記ブイ212を上下動自在に支
持している。 [0006]前記スライドロツド216と一体的に上下
動可能なラック218が前記格納室214内部に設けら
れると共に、このラック218に対して噛合するピニオ
ンギヤ220が設けられている(ラック218及びピニ
オンギヤ220は、スライドロッド216の数に対応し
それぞれ2個ずつ設けられている)。そして、波によっ
て前記ブイ212が海面において上下動すると、この上
下動はスライドロッド216を介してラック218に伝
達されこのラックの移動によってピニオンギヤ220を
回転し、この回転により図示しない発電機を駆動するも
のである。 [0007]
【発明が解決しようとする課題】図4に示す波動発電装
置では、空気ピストン室200内の圧力の変動を利用し
て動力を発生させるものであるが、原理的にも前記落差
Hが1mの場合に、0.1気圧の差圧しか発生させるこ
とができない。また、タービン204が設置される上端
開口部202の径が大きいとタービン204を回転駆動
する圧力が小さくなり、径が小さいと1サイクルにて空
気ピストン室200内の空気が抜は切らず、また空気ピ
トスン室200内に入る際の水の抵抗、空気ピストンの
慣性などに起因して、装置の規模の割には発生するエネ
ルギーパワーが少ないという問題があった。 [0008]また、この波動発電装置を津波対策などに
対処するため海上にて固定するためには、相当大がかり
な固定手段を用いる必要があり、膨大な費用が掛るとい
う問題があった。 [00091次に、図5に示す装置では、ブイ212の
上下動を利用する場合には、例えば1m3の海水を排除
できるブイ212を設置した場合に、1.1 tの浮力
が生じ、このうちの有効波動浮力を利用することにより
、かなりの発電エネルギーが得られる点で図4に示した
装置よりも発電効率が優れている。 [0010]Lかしながら、この装置では、ブイ212
が海面上で常に浮動することができるように設置する必
要があるため、支柱210を海底に打ち込み固定する必
要があるが、その設置箇所の水深に対応した長さの支柱
210が必要であり、また安定して固定させるために支
柱210の先端を海底に相当な長さ埋設させる必要があ
る。従って、設置作業が煩雑なものとなり、費用も膨大
となるという問題がある。 [00113更に、海上の水位は干潮、満潮により異な
り、かつこの際の波動をも考慮すると、海上の水位は年
間で5mはど相違することがある。このような状況にお
いて図5に示す波動発電装置が年間を通じて波動を利用
した発電を良好に行うためには、上記ラック218の有
効歯部長さを5m程度確保しなければならない。しかし
ながら、このような長さを確保すると干潮時においては
その長さ分だけ海上から装置が突出することとなり、構
成上好ましくなく実用上問題があった。 [00121本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、その目的は水域における
波動エネルギーを効率良く用いて発電を行うことができ
ると共に所定水域への設置を容易に行うことのできる波
動発電装置を提供することにある。 [0013]
置では、空気ピストン室200内の圧力の変動を利用し
て動力を発生させるものであるが、原理的にも前記落差
Hが1mの場合に、0.1気圧の差圧しか発生させるこ
とができない。また、タービン204が設置される上端
開口部202の径が大きいとタービン204を回転駆動
する圧力が小さくなり、径が小さいと1サイクルにて空
気ピストン室200内の空気が抜は切らず、また空気ピ
トスン室200内に入る際の水の抵抗、空気ピストンの
慣性などに起因して、装置の規模の割には発生するエネ
ルギーパワーが少ないという問題があった。 [0008]また、この波動発電装置を津波対策などに
対処するため海上にて固定するためには、相当大がかり
な固定手段を用いる必要があり、膨大な費用が掛るとい
う問題があった。 [00091次に、図5に示す装置では、ブイ212の
上下動を利用する場合には、例えば1m3の海水を排除
できるブイ212を設置した場合に、1.1 tの浮力
が生じ、このうちの有効波動浮力を利用することにより
、かなりの発電エネルギーが得られる点で図4に示した
装置よりも発電効率が優れている。 [0010]Lかしながら、この装置では、ブイ212
が海面上で常に浮動することができるように設置する必
要があるため、支柱210を海底に打ち込み固定する必
要があるが、その設置箇所の水深に対応した長さの支柱
210が必要であり、また安定して固定させるために支
柱210の先端を海底に相当な長さ埋設させる必要があ
る。従って、設置作業が煩雑なものとなり、費用も膨大
となるという問題がある。 [00113更に、海上の水位は干潮、満潮により異な
り、かつこの際の波動をも考慮すると、海上の水位は年
間で5mはど相違することがある。このような状況にお
いて図5に示す波動発電装置が年間を通じて波動を利用
した発電を良好に行うためには、上記ラック218の有
効歯部長さを5m程度確保しなければならない。しかし
ながら、このような長さを確保すると干潮時においては
その長さ分だけ海上から装置が突出することとなり、構
成上好ましくなく実用上問題があった。 [00121本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、その目的は水域における
波動エネルギーを効率良く用いて発電を行うことができ
ると共に所定水域への設置を容易に行うことのできる波
動発電装置を提供することにある。 [0013]
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明に係る波動発電装置は、水域にて浮遊可能なフ
ロートと、このフロートを上下動自在に支持し、前記フ
ロートとスプリング手段を介して結合されたポールと、
このポールの下端側に固定され、前記ポールの軸方向が
略鉛直方向となるように重心調整するバランサーと、水
域の波動による前記フロートと前記ポールとの上下方向
の相対変位に基づき回転される回転体とを有し、前記回
転体の回転に基づいて発電を行うことを特徴とする。 [0014]
、本発明に係る波動発電装置は、水域にて浮遊可能なフ
ロートと、このフロートを上下動自在に支持し、前記フ
ロートとスプリング手段を介して結合されたポールと、
このポールの下端側に固定され、前記ポールの軸方向が
略鉛直方向となるように重心調整するバランサーと、水
域の波動による前記フロートと前記ポールとの上下方向
の相対変位に基づき回転される回転体とを有し、前記回
転体の回転に基づいて発電を行うことを特徴とする。 [0014]
【作用】上記構成によれば、フロートの浮力を受けて水
域を浮遊するポールは、上記フロートによって付勢手段
を介して柔軟支持され、かつバランサーによって水域底
に対して略鉛直の姿勢を保って浮遊する。 [0015]従って、浮遊中において、水域の波動によ
ってこの波動発電装置が上下動する場合、上記フロート
とポールとはそれぞれの慣性力の相違などによって異な
った運動を行う。すなわち、フロートは波動に敏感に反
応して上下動を行うが、ポールはフロートの動きに対し
より緩慢な動きでかつその運動量は少ない。従って、こ
の波動発電装置が水域において浮動する場合に、フロー
トとポールとはその波動によって相対的に変位すること
となる。そして、この両者の相対変位を所定の運動に変
えるため、フロート側またはポール側に回転体が取り付
けられており、この回転体の回転動作を発電作用に用い
ることができる。 [0016]また、本発明では、ポール、バランサー更
に回転体などの波動発電装置構成部材は全てフロートの
浮力によって水域を浮遊し、かつポールはバランサーに
よって常に適正な姿勢を保つことができる。従って、波
動発電装置を設置するための機構は基本的に不要となり
、装置の設置の容易化が図られる。 [00171更に、この波動発電装置を所定の領域の水
域に設置する必要がある場合でも、本発明装置に碇を取
り付けた鎖などを取り付け、碇を水域底に落下させてお
くことによって簡単に所定領域に本発明装置を浮遊させ
ておくことができる。 [0018]
域を浮遊するポールは、上記フロートによって付勢手段
を介して柔軟支持され、かつバランサーによって水域底
に対して略鉛直の姿勢を保って浮遊する。 [0015]従って、浮遊中において、水域の波動によ
ってこの波動発電装置が上下動する場合、上記フロート
とポールとはそれぞれの慣性力の相違などによって異な
った運動を行う。すなわち、フロートは波動に敏感に反
応して上下動を行うが、ポールはフロートの動きに対し
より緩慢な動きでかつその運動量は少ない。従って、こ
の波動発電装置が水域において浮動する場合に、フロー
トとポールとはその波動によって相対的に変位すること
となる。そして、この両者の相対変位を所定の運動に変
えるため、フロート側またはポール側に回転体が取り付
けられており、この回転体の回転動作を発電作用に用い
ることができる。 [0016]また、本発明では、ポール、バランサー更
に回転体などの波動発電装置構成部材は全てフロートの
浮力によって水域を浮遊し、かつポールはバランサーに
よって常に適正な姿勢を保つことができる。従って、波
動発電装置を設置するための機構は基本的に不要となり
、装置の設置の容易化が図られる。 [00171更に、この波動発電装置を所定の領域の水
域に設置する必要がある場合でも、本発明装置に碇を取
り付けた鎖などを取り付け、碇を水域底に落下させてお
くことによって簡単に所定領域に本発明装置を浮遊させ
ておくことができる。 [0018]
【実施例】以下、本発明の波動発電装置を海上の所定位
置を船舶などに知らせるための発光体の電力発生手段と
して用いた実施例について図面に基づいて具体的に説明
する。 [0019]まず、図1は第1の実施例の全体構成の概
略を示しており、図2は同じく第1実施例の水域浮遊中
の外観図を示している。 [00201図において、フロート10は軸受体10a
を介してポール12に上下方向に摺動可能に支持され、
かつ、スプリング手段であるコイルスプリング14を力
して取付けられている。 [00211すなわち、ポール12の上部外周に所定輌
囲で形成された雄ネジ16にスプリング取付筒18の劇
ネジ18aをネジ結合させて取付け、このスプリング司
付筒18の下端面をコイルスプリング14の上端スト・
ンパとし、フロート10と一体的な前記軸受体10aの
土端面をコイルスプリング14の下端ストッパとしてし
゛る。従って、水域中においては、ポール12はコイル
スフリング14を押し下げながらフロート10の浮力に
よって水域中を浮遊することとなる。すなわち、ポール
12は水域中においてはフロート10によってコイルス
フリング14を介して柔軟支持されていることとなる。 [0022]上記スプリング取付筒18は、雄ネジ16
に対する結合位置を調整することによりポール12に刻
して上下動させることができる。この上下動は、第1゜
第2のロックスクリュウ20.24を緩め、スプリンタ
取付は筒18を回転することで可能である。前記第1C
ロツクスクリユウ20は、ポール12とスプリング取伺
は筒18との回転をロックさせるためのものであり、穿
2のロックスクリュウ24は、スプリング取付は筒18
を後述する枠体28に固定するものである。したがって
、第1.第2のロックスクリュウ20.24を緩めわば
、ポール12に対してスプリング取付は筒18を回転で
き、この回転動作を他の用具によって行うことができる
ようにスプリング取付筒18の上端には他の回転用治具
例えばスパナ等に係合する係合部18bが形成されてい
る。スプリング取付筒18の位置調整後においては、そ
の位置ずれが生じないようにスプリング取付筒18をポ
ール12に固定するために、前記第10ツクスクリユウ
20を締め付ければ良い。上記の調整により、コイルス
プリング14の圧縮強さが調整され、これによりフロー
ト10の波動に対するビストンストロークを調整可能と
なる。なお、第2のロックスクリュウ24の他の用途に
ついては後述する。 [0023]ここで、上記コイルスプリング14として
は、中空パイプに流体、例えば油などを所定の圧力で封
入することによりターンピッチを大きくするようにほぐ
した後、その後機械的に前記ターンピッチを狭めるよう
に巻き締めることで構成される回転エネルギー蓄積コイ
ル(昭和62年5月30日出願)を用いるのが好適であ
る。 [00241次に、このような波動発電装置を適正に作
動させるためには、ポール12が水域浮遊中において水
域底に対しほぼ垂直な状態となることが望ましいが、本
発明では、ポール12を水域底に対して略鉛直の姿勢に
保つため、バランサーが設けられている。 [00251本実施例においては、バランサーはポール
12の下端側に錘取付けることによって構成されるスラ
イドバランサー22として構成されている。このスライ
ドランサー22は、前記ポール12の下端に支持され、
取り付ける枚数を可変することでその重量調整が可能で
ある。このスライドバランサー22の上方及び側方を囲
むように、波動制御板36が設けられ、この波動制御板
36とポール12とは第3のロックスクリュウ36bに
より結合されている。そして、この第3のロックスクリ
ュウ36bおよび前記第2のロックスクリュウ24を緩
めることで、波動制御板36に対してポール12を上下
方向に位置調整できる。この調整の意味は、後述するス
ライドランプ34の上下位置調整と共に、スライドバラ
ンサー22の上下位置調整に兼用でき、すなわち、スラ
イドバランサー22の重心位置の調整を行なうことがで
きる。 [0026]次に、フロート10とポール12との相対
変位量を回転動作に変えこの回転に基づいて発電を行う
ための手段であるゼネレータコントロールルーム26に
ついて説明する。このゼネレータコントロールルーム2
6は、前記波動制御板36に結合された装置の枠体28
に固定されており、内部にフロー・ト10とポール12
との相対変位により回転される回転体30が設けられて
いる。枠体28は、上記第20ツクスクリユー24によ
ってポール12に固定されたスプリング取付筒18を、
上下位置調整可能に固定している。従って、ゼネレータ
コントロールルーム26(回転体30を含む)は、ボー
ル12側に固定された状態にあり、水域中における浮遊
時においてはポール12と共に上下動する。 [0027]回転体30は、ローラーあるいはギヤにて
形成される。そして、フロート10の上面に設けられ、
ロート筒32に当接あるいは噛合(この場合、ラックを
有する)しており、フロート10の上下動に伴って上下
するフロート筒32によって回転される。この回転体3
0の回転を利用して発電を行う機構についてはその図示
並びに説明を省略するが、公知の手法により例えば固定
子に対して回転子を回転駆動する等により、発電可能で
ある。発光体であるスライドランプ34は、ゼネレータ
コントロールルーム26から供給される電力によって発
光するものであり、ポール12の上端に取付けられ、水
面上から常に露出している。 [0028]なお、枠体28は、図1においては構成の
明瞭化のためにその一部のみを破線にて示したが、図2
に示すように多数の骨組みから構成されており、装置全
体の変形の防止や他の障害物からの保護作用を行ってい
る。枠体28の下端側には前記波動制御板36が取付け
られており、フロート10に加えられる波動力の調整を
行っている。 [0029]このような発光体を取付けた波動発電装置
を実際に海上などの水域38に設置する場合には、碇4
0を取付けた鎖42を波動制御板36に設けられた取付
は部材36aに取付け、碇40を海底にセツティングす
ることによって行われる。これにより、波動発電装置は
鎖42によって設定された所定の範囲において浮遊する
こととなる。 [00301図3は本発明の第2の実施例を示しており
、第1実施例と同様の要素には同一の符号を付しその説
明を省略する。また、図面の簡略化のため、図1と同様
の枠体28.スライドバランサー22、などについては
その図示を省略している。 [00311この実施例において特徴的なことは、回転
体30を有するゼネレータコントロールルーム26をポ
ール12側ではなくフロート10側に取付けたことであ
る。 [0032]すなわち、ポール12に上端が固定された
コイルスプリング14の下端にゼネレータコントロール
ルーム26及びフロート10が取付けられているもので
ある。また、ゼネラルコントロールルーム26内の回転
体30は、ポール12により回転駆動される。このよう
な構成によっても図1の実施例と同様に波動により生ず
るポール12とフロート10との相対変位を回転体30
に伝えることが可能である。なお、この第2実施例によ
れば、ゼネレータコントロールルーム26の重量は、装
置の浮遊中において、コイルスプリング14を押圧する
方向には働かず、コイルスプリング14の押圧はポール
12及びそのポール12に取付けられた部材のみによっ
てなされることとなり、第1実施例の場合よりもコイル
スプリング14にかかる負担が軽減される。 [0033]次に、上記第1及び第2の実施例の基本的
動作について説明する。 [0034]上記実施例に係る装置が水域中にセツティ
ングされると、スライドバランサー22などの作用によ
って、装置はポール12が水域底に対しほぼ鉛直方向を
維持するように浮遊する。そして、この水域において波
動が生じた場合、この波動により装置全体が上下動する
。この場合、スライドバランサー22などの取付けられ
たポール12は、コイルスプリング14を介して結合関
係にあるフロート10よりも慣性力が大きく作用するの
で、波動による上下動はフロート10よりも緩慢でかつ
その動作量は少ない。例えば、波動によりフロート10
が1m上下動した場合、ポール12は10cmだけ上下
動する。これによって両者は90cm変位したことにな
り、この90cmの変位によって回転体30が回転する
。 この回転体30の回転は、装置の上下動により正逆回転
するが、一方向のみの回転を用いて発電作用を行うこと
及び正逆両方向の回転を用いて発電作用を行うというい
ずれの方式を用いることも可能である。 [0035]次に、この波動発電装置により発生される
電力について考察する。 (1)フロート容積 フロート10は円筒形であり、ポール12を貫通させる
ための貫通部などを考慮しないものとして計算する。フ
ロート10の直径dを180cmとし、その高さhを6
0cmとした場合、フロート容積Aは下記の式より求め
られる。 [0036] A=π(1,8m/ 2) 2X0.6 m=1.52
6m3(2)フロート総浮力 海水基準を1.1とすると、フロート総浮力Bは下記の
式より求められる。 [00371B=AX1.1 =1680kg(3)総
浮力への配分 ■ 波動発電装置の釣合い浮力=560 kg■ スプ
リングチャージ浮力=560 kg■ 有効波動浮力=
560 kg このように、フロート10の有効波動浮力はフロート総
浮力Bのほぼ3分の1である。 [0038]これは、装置全体を浮遊させるためにほぼ
3分の1が消費され(■)、更にコイルスプリング14
による付勢力によって浮力による上下動エネルギーが消
費されること(■)によるものである。そして、この有
効波動浮力による上下動を波動発電エネルギーとして取
り出すことが可能となる。 (4)波動発電出力 上記の波動発電装置での発電出力は、簡易化された下記
の式によって換算することができる。 (0039]出力=総波動浮力B/3X (波動幅C/
2(2) l/2) X (発電効率D/電力換算係数
E)−例として、波動幅Cを2mとし、発電効率りを0
.1とし、電力換算係数Eを8.6とした場合には、本
実施例装置での出力は下記のようになる。 [00401出力=560 kgX(200cm/2
(2) 1/2) x(0,1/8.6) =460
W このように、直径1.8mのフロート10を用い、波高
が2mになると、460Wの発電を行うことができるも
のである。 [00411なお、上記出力換算式の第2項において、
波動幅(200cm)を2で除算している理由は、本実
施例において回転体30の両方向の回転に基づき電力を
発生するのではなく、フロート10の上昇または下降の
いずれかの動作による一方の回転にのみ基づき電力を発
生させていることによる。また、同じく第2項において
2の平方根である(2) l/2で除算している理由は
、繰り返し生ずる波動の実行値を得るためである。なお
、実施例では上記換算式において発電効率りを10%と
して計算したが、これは機械的効率が最悪の場合を想定
したものであり、この発電効率りは50%付近まで改良
することが可能である。 [0042]以上のように、本発明の実施例装置を用い
て海上などにおける発光体装置を構成した場合には、海
上に波動が発生している限り、スライドランプ34を常
時点灯させることが可能であり、装置が故障しない限り
、半永久的にスライドランプ34への電力供給を行うこ
とができる。 [00431また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。 [0044]例えば、上記実施例において発生される電
力は、フロート10の容積を増大させること、あるいは
上記換算式における発電効率Cを改善するほど大きくす
ることが可能であり、この発電装置によって単にスライ
ドランプ34を点灯させること以外に、他の駆動用電力
として消費するものであっても良い。また、この波動発
電装置では、例えばスライドランプ34を点灯する場合
にあっては、その波動幅が最小の場合でもスライドラン
プ34を常時点灯できるだけのエネルギーが得られるよ
うに設計されるが、波が大きい場合には、余剰の発生エ
ネルギーを例えば蓄電器などに蓄えておき、蓄えられた
エネルギーを他の部材の駆動電力として用いることや、
波が静穏な場合に、スライドランプ34に供給するため
の予備エネルギーとして利用することも可能である。 [00451 【発明の効果]以上説明したように、本発明に係る波動
発電装置によれば、水域の波動を効率良く発電作用のた
めの運動エネルギーとすることができ、更にこの装置自
体で適正な姿勢を保って水域に浮遊することができるの
で、装置の水域への設置を極めて簡単に行うことができ
る。
置を船舶などに知らせるための発光体の電力発生手段と
して用いた実施例について図面に基づいて具体的に説明
する。 [0019]まず、図1は第1の実施例の全体構成の概
略を示しており、図2は同じく第1実施例の水域浮遊中
の外観図を示している。 [00201図において、フロート10は軸受体10a
を介してポール12に上下方向に摺動可能に支持され、
かつ、スプリング手段であるコイルスプリング14を力
して取付けられている。 [00211すなわち、ポール12の上部外周に所定輌
囲で形成された雄ネジ16にスプリング取付筒18の劇
ネジ18aをネジ結合させて取付け、このスプリング司
付筒18の下端面をコイルスプリング14の上端スト・
ンパとし、フロート10と一体的な前記軸受体10aの
土端面をコイルスプリング14の下端ストッパとしてし
゛る。従って、水域中においては、ポール12はコイル
スフリング14を押し下げながらフロート10の浮力に
よって水域中を浮遊することとなる。すなわち、ポール
12は水域中においてはフロート10によってコイルス
フリング14を介して柔軟支持されていることとなる。 [0022]上記スプリング取付筒18は、雄ネジ16
に対する結合位置を調整することによりポール12に刻
して上下動させることができる。この上下動は、第1゜
第2のロックスクリュウ20.24を緩め、スプリンタ
取付は筒18を回転することで可能である。前記第1C
ロツクスクリユウ20は、ポール12とスプリング取伺
は筒18との回転をロックさせるためのものであり、穿
2のロックスクリュウ24は、スプリング取付は筒18
を後述する枠体28に固定するものである。したがって
、第1.第2のロックスクリュウ20.24を緩めわば
、ポール12に対してスプリング取付は筒18を回転で
き、この回転動作を他の用具によって行うことができる
ようにスプリング取付筒18の上端には他の回転用治具
例えばスパナ等に係合する係合部18bが形成されてい
る。スプリング取付筒18の位置調整後においては、そ
の位置ずれが生じないようにスプリング取付筒18をポ
ール12に固定するために、前記第10ツクスクリユウ
20を締め付ければ良い。上記の調整により、コイルス
プリング14の圧縮強さが調整され、これによりフロー
ト10の波動に対するビストンストロークを調整可能と
なる。なお、第2のロックスクリュウ24の他の用途に
ついては後述する。 [0023]ここで、上記コイルスプリング14として
は、中空パイプに流体、例えば油などを所定の圧力で封
入することによりターンピッチを大きくするようにほぐ
した後、その後機械的に前記ターンピッチを狭めるよう
に巻き締めることで構成される回転エネルギー蓄積コイ
ル(昭和62年5月30日出願)を用いるのが好適であ
る。 [00241次に、このような波動発電装置を適正に作
動させるためには、ポール12が水域浮遊中において水
域底に対しほぼ垂直な状態となることが望ましいが、本
発明では、ポール12を水域底に対して略鉛直の姿勢に
保つため、バランサーが設けられている。 [00251本実施例においては、バランサーはポール
12の下端側に錘取付けることによって構成されるスラ
イドバランサー22として構成されている。このスライ
ドランサー22は、前記ポール12の下端に支持され、
取り付ける枚数を可変することでその重量調整が可能で
ある。このスライドバランサー22の上方及び側方を囲
むように、波動制御板36が設けられ、この波動制御板
36とポール12とは第3のロックスクリュウ36bに
より結合されている。そして、この第3のロックスクリ
ュウ36bおよび前記第2のロックスクリュウ24を緩
めることで、波動制御板36に対してポール12を上下
方向に位置調整できる。この調整の意味は、後述するス
ライドランプ34の上下位置調整と共に、スライドバラ
ンサー22の上下位置調整に兼用でき、すなわち、スラ
イドバランサー22の重心位置の調整を行なうことがで
きる。 [0026]次に、フロート10とポール12との相対
変位量を回転動作に変えこの回転に基づいて発電を行う
ための手段であるゼネレータコントロールルーム26に
ついて説明する。このゼネレータコントロールルーム2
6は、前記波動制御板36に結合された装置の枠体28
に固定されており、内部にフロー・ト10とポール12
との相対変位により回転される回転体30が設けられて
いる。枠体28は、上記第20ツクスクリユー24によ
ってポール12に固定されたスプリング取付筒18を、
上下位置調整可能に固定している。従って、ゼネレータ
コントロールルーム26(回転体30を含む)は、ボー
ル12側に固定された状態にあり、水域中における浮遊
時においてはポール12と共に上下動する。 [0027]回転体30は、ローラーあるいはギヤにて
形成される。そして、フロート10の上面に設けられ、
ロート筒32に当接あるいは噛合(この場合、ラックを
有する)しており、フロート10の上下動に伴って上下
するフロート筒32によって回転される。この回転体3
0の回転を利用して発電を行う機構についてはその図示
並びに説明を省略するが、公知の手法により例えば固定
子に対して回転子を回転駆動する等により、発電可能で
ある。発光体であるスライドランプ34は、ゼネレータ
コントロールルーム26から供給される電力によって発
光するものであり、ポール12の上端に取付けられ、水
面上から常に露出している。 [0028]なお、枠体28は、図1においては構成の
明瞭化のためにその一部のみを破線にて示したが、図2
に示すように多数の骨組みから構成されており、装置全
体の変形の防止や他の障害物からの保護作用を行ってい
る。枠体28の下端側には前記波動制御板36が取付け
られており、フロート10に加えられる波動力の調整を
行っている。 [0029]このような発光体を取付けた波動発電装置
を実際に海上などの水域38に設置する場合には、碇4
0を取付けた鎖42を波動制御板36に設けられた取付
は部材36aに取付け、碇40を海底にセツティングす
ることによって行われる。これにより、波動発電装置は
鎖42によって設定された所定の範囲において浮遊する
こととなる。 [00301図3は本発明の第2の実施例を示しており
、第1実施例と同様の要素には同一の符号を付しその説
明を省略する。また、図面の簡略化のため、図1と同様
の枠体28.スライドバランサー22、などについては
その図示を省略している。 [00311この実施例において特徴的なことは、回転
体30を有するゼネレータコントロールルーム26をポ
ール12側ではなくフロート10側に取付けたことであ
る。 [0032]すなわち、ポール12に上端が固定された
コイルスプリング14の下端にゼネレータコントロール
ルーム26及びフロート10が取付けられているもので
ある。また、ゼネラルコントロールルーム26内の回転
体30は、ポール12により回転駆動される。このよう
な構成によっても図1の実施例と同様に波動により生ず
るポール12とフロート10との相対変位を回転体30
に伝えることが可能である。なお、この第2実施例によ
れば、ゼネレータコントロールルーム26の重量は、装
置の浮遊中において、コイルスプリング14を押圧する
方向には働かず、コイルスプリング14の押圧はポール
12及びそのポール12に取付けられた部材のみによっ
てなされることとなり、第1実施例の場合よりもコイル
スプリング14にかかる負担が軽減される。 [0033]次に、上記第1及び第2の実施例の基本的
動作について説明する。 [0034]上記実施例に係る装置が水域中にセツティ
ングされると、スライドバランサー22などの作用によ
って、装置はポール12が水域底に対しほぼ鉛直方向を
維持するように浮遊する。そして、この水域において波
動が生じた場合、この波動により装置全体が上下動する
。この場合、スライドバランサー22などの取付けられ
たポール12は、コイルスプリング14を介して結合関
係にあるフロート10よりも慣性力が大きく作用するの
で、波動による上下動はフロート10よりも緩慢でかつ
その動作量は少ない。例えば、波動によりフロート10
が1m上下動した場合、ポール12は10cmだけ上下
動する。これによって両者は90cm変位したことにな
り、この90cmの変位によって回転体30が回転する
。 この回転体30の回転は、装置の上下動により正逆回転
するが、一方向のみの回転を用いて発電作用を行うこと
及び正逆両方向の回転を用いて発電作用を行うというい
ずれの方式を用いることも可能である。 [0035]次に、この波動発電装置により発生される
電力について考察する。 (1)フロート容積 フロート10は円筒形であり、ポール12を貫通させる
ための貫通部などを考慮しないものとして計算する。フ
ロート10の直径dを180cmとし、その高さhを6
0cmとした場合、フロート容積Aは下記の式より求め
られる。 [0036] A=π(1,8m/ 2) 2X0.6 m=1.52
6m3(2)フロート総浮力 海水基準を1.1とすると、フロート総浮力Bは下記の
式より求められる。 [00371B=AX1.1 =1680kg(3)総
浮力への配分 ■ 波動発電装置の釣合い浮力=560 kg■ スプ
リングチャージ浮力=560 kg■ 有効波動浮力=
560 kg このように、フロート10の有効波動浮力はフロート総
浮力Bのほぼ3分の1である。 [0038]これは、装置全体を浮遊させるためにほぼ
3分の1が消費され(■)、更にコイルスプリング14
による付勢力によって浮力による上下動エネルギーが消
費されること(■)によるものである。そして、この有
効波動浮力による上下動を波動発電エネルギーとして取
り出すことが可能となる。 (4)波動発電出力 上記の波動発電装置での発電出力は、簡易化された下記
の式によって換算することができる。 (0039]出力=総波動浮力B/3X (波動幅C/
2(2) l/2) X (発電効率D/電力換算係数
E)−例として、波動幅Cを2mとし、発電効率りを0
.1とし、電力換算係数Eを8.6とした場合には、本
実施例装置での出力は下記のようになる。 [00401出力=560 kgX(200cm/2
(2) 1/2) x(0,1/8.6) =460
W このように、直径1.8mのフロート10を用い、波高
が2mになると、460Wの発電を行うことができるも
のである。 [00411なお、上記出力換算式の第2項において、
波動幅(200cm)を2で除算している理由は、本実
施例において回転体30の両方向の回転に基づき電力を
発生するのではなく、フロート10の上昇または下降の
いずれかの動作による一方の回転にのみ基づき電力を発
生させていることによる。また、同じく第2項において
2の平方根である(2) l/2で除算している理由は
、繰り返し生ずる波動の実行値を得るためである。なお
、実施例では上記換算式において発電効率りを10%と
して計算したが、これは機械的効率が最悪の場合を想定
したものであり、この発電効率りは50%付近まで改良
することが可能である。 [0042]以上のように、本発明の実施例装置を用い
て海上などにおける発光体装置を構成した場合には、海
上に波動が発生している限り、スライドランプ34を常
時点灯させることが可能であり、装置が故障しない限り
、半永久的にスライドランプ34への電力供給を行うこ
とができる。 [00431また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。 [0044]例えば、上記実施例において発生される電
力は、フロート10の容積を増大させること、あるいは
上記換算式における発電効率Cを改善するほど大きくす
ることが可能であり、この発電装置によって単にスライ
ドランプ34を点灯させること以外に、他の駆動用電力
として消費するものであっても良い。また、この波動発
電装置では、例えばスライドランプ34を点灯する場合
にあっては、その波動幅が最小の場合でもスライドラン
プ34を常時点灯できるだけのエネルギーが得られるよ
うに設計されるが、波が大きい場合には、余剰の発生エ
ネルギーを例えば蓄電器などに蓄えておき、蓄えられた
エネルギーを他の部材の駆動電力として用いることや、
波が静穏な場合に、スライドランプ34に供給するため
の予備エネルギーとして利用することも可能である。 [00451 【発明の効果]以上説明したように、本発明に係る波動
発電装置によれば、水域の波動を効率良く発電作用のた
めの運動エネルギーとすることができ、更にこの装置自
体で適正な姿勢を保って水域に浮遊することができるの
で、装置の水域への設置を極めて簡単に行うことができ
る。
【図1】第1実施例の概略構成図である。
【図2】第1実施例の水域浮遊時の外観図である。
【図3】第2実施例の概略構成図である。
【図4】従来装置の説明図である。
【図5】従来装置の説明図である。
10 フロート
12 ポール
14 コイルスプリング
26 ゼネレータコントロールルーム
28 枠体
30 回転体
34 スライドランプ
【図1】
【図3】
Claims (3)
- 【請求項1】水域にて浮遊可能なフロートと、このフロ
ートを上下動自在に支持し、前記フロートとスプリング
手段を介して結合されたポールと、このポールの下端側
に固定され、前記ポールの軸方向が略鉛直方向となるよ
うに重心調整するバランサーと、水域の波動による前記
フロートと前記ポールとの上下方向の相対変位に基づき
回転される回転体とを有し、前記回転体の回転に基づい
て発電を行うことを特徴とする波動発電装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記回転体は、前記ポ
ールと一体的に上下動変位する部材に回転可能に支持さ
れ、かつ、前記フロートと一体的に上下動変位する部材
と転接することで回転駆動されることを特徴とする波動
発電装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記回転体は、前記フ
ロートと一体的に上下動変位する部材に回転可能に支持
され、かつ、前記ポールと転接することで回転駆動され
ることを特徴とする波動発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2407330A JPH04209972A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 波動発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2407330A JPH04209972A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 波動発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04209972A true JPH04209972A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18516941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2407330A Pending JPH04209972A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 波動発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04209972A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101232469B1 (ko) * | 2011-02-08 | 2013-02-12 | 김종근 | 파력발생장치 |
JP7162313B1 (ja) * | 2021-10-19 | 2022-10-28 | 株式会社グローバルエナジーハーベスト | 発電システム |
-
1990
- 1990-12-07 JP JP2407330A patent/JPH04209972A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101232469B1 (ko) * | 2011-02-08 | 2013-02-12 | 김종근 | 파력발생장치 |
JP7162313B1 (ja) * | 2021-10-19 | 2022-10-28 | 株式会社グローバルエナジーハーベスト | 発電システム |
WO2023067680A1 (ja) * | 2021-10-19 | 2023-04-27 | 株式会社音力発電 | 発電システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990608 |