JPH04209532A - シリコン結晶選択エッチング液 - Google Patents
シリコン結晶選択エッチング液Info
- Publication number
- JPH04209532A JPH04209532A JP40535590A JP40535590A JPH04209532A JP H04209532 A JPH04209532 A JP H04209532A JP 40535590 A JP40535590 A JP 40535590A JP 40535590 A JP40535590 A JP 40535590A JP H04209532 A JPH04209532 A JP H04209532A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- volume
- crystal
- etchant
- defects
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000013078 crystal Substances 0.000 title claims abstract description 51
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 title abstract description 7
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 title abstract description 7
- 239000010703 silicon Substances 0.000 title abstract description 7
- QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-N Acetic acid Chemical compound CC(O)=O QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 59
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 36
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims abstract description 29
- GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N Nitric acid Chemical compound O[N+]([O-])=O GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 20
- 229910017604 nitric acid Inorganic materials 0.000 claims abstract description 20
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 11
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 11
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract description 31
- JOPOVCBBYLSVDA-UHFFFAOYSA-N chromium(6+) Chemical compound [Cr+6] JOPOVCBBYLSVDA-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 16
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 6
- 239000007800 oxidant agent Substances 0.000 abstract description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 4
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 abstract description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
- 239000011535 reaction buffer Substances 0.000 abstract description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 abstract 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 abstract 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 27
- 229960000583 acetic acid Drugs 0.000 description 14
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 10
- 239000011651 chromium Substances 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003912 environmental pollution Methods 0.000 description 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 3
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 3
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 3
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 229910017610 Cu(NO3) Inorganic materials 0.000 description 1
- 101150101095 Mmp12 gene Proteins 0.000 description 1
- 101150054854 POU1F1 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000004691 decahydrates Chemical class 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 description 1
- SOCTUWSJJQCPFX-UHFFFAOYSA-N dichromate(2-) Chemical compound [O-][Cr](=O)(=O)O[Cr]([O-])(=O)=O SOCTUWSJJQCPFX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- CMMUKUYEPRGBFB-UHFFFAOYSA-L dichromic acid Chemical compound O[Cr](=O)(=O)O[Cr](O)(=O)=O CMMUKUYEPRGBFB-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 239000012362 glacial acetic acid Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Weting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】この発明は、シリコンウェハ表面
および結晶内の結晶欠陥検査に用いられるシリコン結晶
選択エツチング液に関するものである。 [0002]
および結晶内の結晶欠陥検査に用いられるシリコン結晶
選択エツチング液に関するものである。 [0002]
【従来の技術】従来、シリコンウェハ表面および結晶内
の結晶欠陥評価に最も用いられるシリコン結晶選択エツ
チング液には、酸化剤として重クロム酸や重クロム酸カ
ノウム等の六価クロムが含まれており(例えば、Wri
ght液〔成分比/HF 60m1 +HNO:1
30m1+H2060m1+Cr03(5M)30ml
+Cu(NO3) ・3 H2O2g千木酢酸60m
1;Journal of Electrochm
ical 5ociety、124巻(1977)P
、757〕や、5irtl液〔成分比/HF : Cr
03 (5M) =1 : 1 ;Zeitschr
ift fur Metallkunde、52巻
(1961)P、529]等がある。)、作業時の危険
性や環境汚染が問題視され、六価クロムが含まれていな
い選択エツチング液の開発が期待されていた。また、今
までにも酸化剤として六価クロムの代わりに硝酸を含ん
だ選択エツチング液の報告はあるが、報告された成分比
では(例えば、Dash液〔成分比/HF :HNO3
:CH:1cOOH=1 : 3 : 10 ; Jo
urnal of Applied Physi
cs、27巻(1956)P、1193:lや、Sch
mmel液〔成分比/HF :HNCh=155 :
1 ; Journal of Electroc
hemical 5ociety、123巻(197
6)P、734)等がある。)、上記の六価クロムを含
有するエツチング液に匹敵する性能は得られなかった。 [0003]
の結晶欠陥評価に最も用いられるシリコン結晶選択エツ
チング液には、酸化剤として重クロム酸や重クロム酸カ
ノウム等の六価クロムが含まれており(例えば、Wri
ght液〔成分比/HF 60m1 +HNO:1
30m1+H2060m1+Cr03(5M)30ml
+Cu(NO3) ・3 H2O2g千木酢酸60m
1;Journal of Electrochm
ical 5ociety、124巻(1977)P
、757〕や、5irtl液〔成分比/HF : Cr
03 (5M) =1 : 1 ;Zeitschr
ift fur Metallkunde、52巻
(1961)P、529]等がある。)、作業時の危険
性や環境汚染が問題視され、六価クロムが含まれていな
い選択エツチング液の開発が期待されていた。また、今
までにも酸化剤として六価クロムの代わりに硝酸を含ん
だ選択エツチング液の報告はあるが、報告された成分比
では(例えば、Dash液〔成分比/HF :HNO3
:CH:1cOOH=1 : 3 : 10 ; Jo
urnal of Applied Physi
cs、27巻(1956)P、1193:lや、Sch
mmel液〔成分比/HF :HNCh=155 :
1 ; Journal of Electroc
hemical 5ociety、123巻(197
6)P、734)等がある。)、上記の六価クロムを含
有するエツチング液に匹敵する性能は得られなかった。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
解消するために、酸化剤として六価クロムの代わりに硝
酸を含有させ、かつ含有成分比を最適化することによっ
て六価クロムによる作業の危険性および環境汚染を絶廃
させつつ、従来の六価クロム含有のエツチング液と同等
あるいはより優れた性能を有するエツチング液を提供す
ることを目的とするものである。 [0004]
解消するために、酸化剤として六価クロムの代わりに硝
酸を含有させ、かつ含有成分比を最適化することによっ
て六価クロムによる作業の危険性および環境汚染を絶廃
させつつ、従来の六価クロム含有のエツチング液と同等
あるいはより優れた性能を有するエツチング液を提供す
ることを目的とするものである。 [0004]
【課題を解決するための手段】本発明は、シリコン結晶
を選択的にエツチングするエツチング液に関するもので
あり、酸化剤として硝酸36.5〜49.5体積%、酸
化物溶解剤として弗酸1.5〜5体積%、反応緩衝剤と
して酢酸12.5〜33.5体積%、及び残部が水およ
び不可避なる不純物からなることを特徴とする。また、
上記配合内で、所定の成分に調整すればエツチングする
結晶方位を選択することを可能にするものである。 [0005]
を選択的にエツチングするエツチング液に関するもので
あり、酸化剤として硝酸36.5〜49.5体積%、酸
化物溶解剤として弗酸1.5〜5体積%、反応緩衝剤と
して酢酸12.5〜33.5体積%、及び残部が水およ
び不可避なる不純物からなることを特徴とする。また、
上記配合内で、所定の成分に調整すればエツチングする
結晶方位を選択することを可能にするものである。 [0005]
【作用】半導体結晶を基板として製造された集積演算素
子内に結晶欠陥が発生した場合、リーク電流や信号の遅
延などを生じ、演算機能が乱される。そこで、これらの
結晶欠陥の低減、発生制御をすることが極めて重要とな
る。そのためには、これらの欠陥の同定を行ない、評価
をすることが必要となる。欠陥評価法として最も広く使
われているのは、選択エツチング法である。これは、欠
陥を含む結晶を選択性を有する液でエツチングし、欠陥
部分をエッチビットとして現出させ、光学顕微鏡や走査
型電子顕微鏡で観察する方法である。選択エツチング法
は、破壊測定であることを除けば、手法が極めて簡便で
、欠陥の種類の同定や密度分布測定が可能である。特に
数個76m2オーダーの低密度な欠陥を検出したり、ウ
ェハ面全体の分布を測定する際には極めて有効な手段と
なる。 [00061本発明のエツチング液の成分範囲である、
硝酸36.5〜49.5体積%、弗酸1.5〜5体積%
、酢酸12.5〜33.5体積%、及び残部が水および
不可避なる不純物からなる液を用いて、欠陥を含む結晶
をエツチングすると、表面の結晶方位によらず欠陥形状
を反映した明瞭なエッチビットが現出し、表面荒れも少
ないため、欠陥の種類、大きさ、密度、位置、及び分布
等を正確に判断することができる。しかし、硝酸が36
.5体積%未満、あるいは弗酸が1.5体積%未満、あ
るいは酢酸が33.5体積%超の場合には、表面荒れが
増加しかつエッチピット形状が実際の欠陥形状と異なる
ため、選択エツチング液としては不適となる。また、硝
酸が49.5体積%超、あるいは弗酸が5体積%超、あ
るいは酢酸が12.5体積%未溝の場合には、エッチビ
ットが明瞭には現出しなくなり、選択エツチング液とし
ては不適となる。更に、上記成分範囲内で、各結晶方位
に対して特に優れた性能を有する液の成分範囲が存在す
る。硝酸38.5〜46体積%、弗酸1.5〜5体積%
、酢酸16.5〜29体積%、及び残部が水および不可
避なる不純物からなる選択エツチング液を用いて、表面
の結晶方位が(100)方向である結晶欠陥を含む結晶
をエツチングすると、エッチビット形状が実際の欠陥形
状に極めて近く、表面荒れが少ないため、欠陥の種類、
大きさ、及び形状を判断する際に、特に有利である。ま
た、硝酸41〜4945体積%、弗酸1.5〜5体積%
、酢酸12.5〜27体積%、及び残部が水および不可
避なる不純物からなる選択エツチング液を用いて、表面
の結晶方位が(111)方向である結晶欠陥を含む結晶
をエツチングすると、エッチビットが極めて明瞭で、表
面荒れが極めて少ないため、欠陥の種類、大きさ、及び
密度を判断する際に特に有利である。 [0007]従来用いられてきた選択エツチング液とし
ては、 (100)結晶に対してはWright液(成
分比/HF 60m l +HNO330m l +
H2060ml+cro3(5Ni)30ml+Cu
(NO3) ・3H202g十水氷酢酸601)が、
(111)結晶に対してはWright液及び5ir
tl液(成分比/HF : Cro3(5M) =1
: 1)が掲げられる。本発明の、硝酸3645〜49
.5体積%、弗酸1.5〜5体積%、酢酸12.5〜3
3.5体積%、及び残部が水および不可避なる不純物か
らなるエツチング液で結晶欠陥を含む結晶をエツチング
すると、欠陥形状を反映した明瞭なエッチビットが現出
することや表面荒れが少ないことの点で、表面の結晶方
位によらずWright液と同等かあるいは優れている
。また、硝酸38.5〜46体積%、弗酸145〜5体
積%、酢酸16.5〜29体積%、及び残部が水および
不可避なる不純物からなるエツチング液で、結晶欠陥を
含む表面の結晶方位が(100)方向の結晶をエツチン
グすると、エッチピットの形状が実際の欠陥形状に極め
て近いことや表面荒れが少ないことの点で、Wrigh
t液の場合より優れている。 さらに、硝酸41〜49.5体積%、弗酸1.5〜5体
積%、酢酸12.5〜27体積%、及び残部が水および
不可避なる不純物からなる液で、結晶欠陥を含む表面の
結晶方位が(111)方向の結晶をエツチングするとエ
ッチビットの形状が極めて明瞭でかつ表面荒れが極めて
少ないことの点で、Wright液及び5irtl液の
場合より優れている。
**[0008]
子内に結晶欠陥が発生した場合、リーク電流や信号の遅
延などを生じ、演算機能が乱される。そこで、これらの
結晶欠陥の低減、発生制御をすることが極めて重要とな
る。そのためには、これらの欠陥の同定を行ない、評価
をすることが必要となる。欠陥評価法として最も広く使
われているのは、選択エツチング法である。これは、欠
陥を含む結晶を選択性を有する液でエツチングし、欠陥
部分をエッチビットとして現出させ、光学顕微鏡や走査
型電子顕微鏡で観察する方法である。選択エツチング法
は、破壊測定であることを除けば、手法が極めて簡便で
、欠陥の種類の同定や密度分布測定が可能である。特に
数個76m2オーダーの低密度な欠陥を検出したり、ウ
ェハ面全体の分布を測定する際には極めて有効な手段と
なる。 [00061本発明のエツチング液の成分範囲である、
硝酸36.5〜49.5体積%、弗酸1.5〜5体積%
、酢酸12.5〜33.5体積%、及び残部が水および
不可避なる不純物からなる液を用いて、欠陥を含む結晶
をエツチングすると、表面の結晶方位によらず欠陥形状
を反映した明瞭なエッチビットが現出し、表面荒れも少
ないため、欠陥の種類、大きさ、密度、位置、及び分布
等を正確に判断することができる。しかし、硝酸が36
.5体積%未満、あるいは弗酸が1.5体積%未満、あ
るいは酢酸が33.5体積%超の場合には、表面荒れが
増加しかつエッチピット形状が実際の欠陥形状と異なる
ため、選択エツチング液としては不適となる。また、硝
酸が49.5体積%超、あるいは弗酸が5体積%超、あ
るいは酢酸が12.5体積%未溝の場合には、エッチビ
ットが明瞭には現出しなくなり、選択エツチング液とし
ては不適となる。更に、上記成分範囲内で、各結晶方位
に対して特に優れた性能を有する液の成分範囲が存在す
る。硝酸38.5〜46体積%、弗酸1.5〜5体積%
、酢酸16.5〜29体積%、及び残部が水および不可
避なる不純物からなる選択エツチング液を用いて、表面
の結晶方位が(100)方向である結晶欠陥を含む結晶
をエツチングすると、エッチビット形状が実際の欠陥形
状に極めて近く、表面荒れが少ないため、欠陥の種類、
大きさ、及び形状を判断する際に、特に有利である。ま
た、硝酸41〜4945体積%、弗酸1.5〜5体積%
、酢酸12.5〜27体積%、及び残部が水および不可
避なる不純物からなる選択エツチング液を用いて、表面
の結晶方位が(111)方向である結晶欠陥を含む結晶
をエツチングすると、エッチビットが極めて明瞭で、表
面荒れが極めて少ないため、欠陥の種類、大きさ、及び
密度を判断する際に特に有利である。 [0007]従来用いられてきた選択エツチング液とし
ては、 (100)結晶に対してはWright液(成
分比/HF 60m l +HNO330m l +
H2060ml+cro3(5Ni)30ml+Cu
(NO3) ・3H202g十水氷酢酸601)が、
(111)結晶に対してはWright液及び5ir
tl液(成分比/HF : Cro3(5M) =1
: 1)が掲げられる。本発明の、硝酸3645〜49
.5体積%、弗酸1.5〜5体積%、酢酸12.5〜3
3.5体積%、及び残部が水および不可避なる不純物か
らなるエツチング液で結晶欠陥を含む結晶をエツチング
すると、欠陥形状を反映した明瞭なエッチビットが現出
することや表面荒れが少ないことの点で、表面の結晶方
位によらずWright液と同等かあるいは優れている
。また、硝酸38.5〜46体積%、弗酸145〜5体
積%、酢酸16.5〜29体積%、及び残部が水および
不可避なる不純物からなるエツチング液で、結晶欠陥を
含む表面の結晶方位が(100)方向の結晶をエツチン
グすると、エッチピットの形状が実際の欠陥形状に極め
て近いことや表面荒れが少ないことの点で、Wrigh
t液の場合より優れている。 さらに、硝酸41〜49.5体積%、弗酸1.5〜5体
積%、酢酸12.5〜27体積%、及び残部が水および
不可避なる不純物からなる液で、結晶欠陥を含む表面の
結晶方位が(111)方向の結晶をエツチングするとエ
ッチビットの形状が極めて明瞭でかつ表面荒れが極めて
少ないことの点で、Wright液及び5irtl液の
場合より優れている。
**[0008]
【実施例】表1に、本発明のエツチング液を用いた実施
例について示す。いずれも六価クロムを含んでいない。 図1,2は、本発明を各々(100)結晶及び(111
)結晶に適用し、結晶内に存在する酸化誘起積層欠陥を
現出させたときのエッチビットのスケッチ例である。 比較として六価クロムを含有するWright液(成分
比/HF 60m1+HNO330m1+H2O60
m1 +Cro3 (5M)30ml +Cu (NO
3) ・38202g十水氷酢酸60m1)により現
出させた積層欠陥のエッチビットスケッチも合わせて示
す。試料は、(100)結晶、 (111)結晶とも
窒素雰囲気中で800℃16時間保持後、−度室温に降
温し、ひきつづいて酸素雰囲気中で1100℃4時間保
持することにより結晶内の(111)の結晶面上に積層
欠陥を誘起させた。エツチングは、まず10%弗酸に3
0分試料を浸し、酸化膜を除去した後、24〜27℃で
エツチングを行ない、微分干渉顕微鏡でエッチビット形
状を観察した。この結果より、木節クロムを含有しない
本発明のエツチング液は、硝酸36.5〜49.5体積
%かつ弗酸165〜5体積%かつ酢酸12.5〜33.
5体積%の範囲において、欠陥形状を反映した明瞭なエ
ッチピットが現出することや表面荒れが少ないことの点
で、比較例の六価クロム含有のWright液に匹敵す
る性能を有することが分かる。特に、 (100)結晶
に対しては、硝酸38.5〜46体積%かつ弗酸1.5
〜5体積%かつ酢酸16.5〜29体積%の範囲におい
て、エッチビット形状が実際の欠陥形状に極めて近いこ
とや表面荒れが少ないことの点で、Wright液より
性能が優れていることが分かる。また、 (111)結
晶に対しては、硝酸41〜49.5体積%かつ弗酸1.
5〜5体積%かつ酢酸12.5〜27体積%の範囲にお
いて、エッチビット形状が極めて明瞭でかつ表面荒れが
極めて少ないことの点で、Wright液より性能が優
れていることが分かる。 [0009]
例について示す。いずれも六価クロムを含んでいない。 図1,2は、本発明を各々(100)結晶及び(111
)結晶に適用し、結晶内に存在する酸化誘起積層欠陥を
現出させたときのエッチビットのスケッチ例である。 比較として六価クロムを含有するWright液(成分
比/HF 60m1+HNO330m1+H2O60
m1 +Cro3 (5M)30ml +Cu (NO
3) ・38202g十水氷酢酸60m1)により現
出させた積層欠陥のエッチビットスケッチも合わせて示
す。試料は、(100)結晶、 (111)結晶とも
窒素雰囲気中で800℃16時間保持後、−度室温に降
温し、ひきつづいて酸素雰囲気中で1100℃4時間保
持することにより結晶内の(111)の結晶面上に積層
欠陥を誘起させた。エツチングは、まず10%弗酸に3
0分試料を浸し、酸化膜を除去した後、24〜27℃で
エツチングを行ない、微分干渉顕微鏡でエッチビット形
状を観察した。この結果より、木節クロムを含有しない
本発明のエツチング液は、硝酸36.5〜49.5体積
%かつ弗酸165〜5体積%かつ酢酸12.5〜33.
5体積%の範囲において、欠陥形状を反映した明瞭なエ
ッチピットが現出することや表面荒れが少ないことの点
で、比較例の六価クロム含有のWright液に匹敵す
る性能を有することが分かる。特に、 (100)結晶
に対しては、硝酸38.5〜46体積%かつ弗酸1.5
〜5体積%かつ酢酸16.5〜29体積%の範囲におい
て、エッチビット形状が実際の欠陥形状に極めて近いこ
とや表面荒れが少ないことの点で、Wright液より
性能が優れていることが分かる。また、 (111)結
晶に対しては、硝酸41〜49.5体積%かつ弗酸1.
5〜5体積%かつ酢酸12.5〜27体積%の範囲にお
いて、エッチビット形状が極めて明瞭でかつ表面荒れが
極めて少ないことの点で、Wright液より性能が優
れていることが分かる。 [0009]
【表1】
[00101
【発明の効果]本発明を半導体結晶欠陥評価に用いた場
合、従来の六価クロム系選択エツチング液に匹敵するあ
るいはそれより優れた性能を持つために、今まで原因不
明とされてきた高集積演算素子の演算エラーの原因とな
る結晶欠陥の解明が可能となり、しいてはデバイス製造
歩留まり向上・\結びつくなど、工業上の効果は犬であ
る。また、本発明は六価クロムを含有しないため、作業
上の危険性、あるいは環境汚染への問題が解決される上
、今まで付帯設備として必要であった六価クロム廃液保
管・処理設備が不必要となり、その方面での工業上の効
果も大である。
合、従来の六価クロム系選択エツチング液に匹敵するあ
るいはそれより優れた性能を持つために、今まで原因不
明とされてきた高集積演算素子の演算エラーの原因とな
る結晶欠陥の解明が可能となり、しいてはデバイス製造
歩留まり向上・\結びつくなど、工業上の効果は犬であ
る。また、本発明は六価クロムを含有しないため、作業
上の危険性、あるいは環境汚染への問題が解決される上
、今まで付帯設備として必要であった六価クロム廃液保
管・処理設備が不必要となり、その方面での工業上の効
果も大である。
【図1】本発明を(100)結晶に適用し、結晶内に存
在する酸化誘起積層欠陥を現出させたときのエッチピッ
1へのスケッチの例である。比較例として、穴部クロム
を含有するWright液により現出させた積層欠陥の
エッチピッ1〜のスケッチも合わせて示しである。
在する酸化誘起積層欠陥を現出させたときのエッチピッ
1へのスケッチの例である。比較例として、穴部クロム
を含有するWright液により現出させた積層欠陥の
エッチピッ1〜のスケッチも合わせて示しである。
【図2】本発明を(111)結晶に適用し、結晶内に存
在する酸化誘起積層欠陥を現出させたときのエッチピッ
トのスケッチの例である。比較例として、六価クロムを
含有するWright液により現出させた積層欠陥のエ
ッチピッ1〜のスケッチも合わせて示しである。
在する酸化誘起積層欠陥を現出させたときのエッチピッ
トのスケッチの例である。比較例として、六価クロムを
含有するWright液により現出させた積層欠陥のエ
ッチピッ1〜のスケッチも合わせて示しである。
Claims (3)
- 【請求項1】硝酸36.5〜49.5体積%、弗酸1.
5〜5体積%、酢酸12.5〜33.5体積%、及び残
部が水および不可避なる不純物からなることを特徴とす
るシリコン結晶選択エッチング液。 - 【請求項2】硝酸38.5〜46体積%、弗酸1.5〜
5体積%、酢酸16.5〜29体積%、及び残部が水お
よび不可避なる不純物からなり、かつ表面の結晶方位が
(100)方向である結晶に対して適用されることを特
徴とするシリコン結晶選択エッチング液。 - 【請求項3】硝酸41〜49.5体積%、弗酸1.5〜
5体積%、酢酸12.5〜27体積%、及び残部が水お
よび不可避なる不純物からなり、かつ表面の結晶方位が
(111)方向である結晶に対して適用されることを特
徴とするシリコン結晶選択エッチング液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40535590A JPH04209532A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | シリコン結晶選択エッチング液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40535590A JPH04209532A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | シリコン結晶選択エッチング液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04209532A true JPH04209532A (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=18514961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40535590A Withdrawn JPH04209532A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | シリコン結晶選択エッチング液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04209532A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5943549A (en) * | 1996-12-27 | 1999-08-24 | Komatsu Electronics Metals Co., Ltd. | Method of evaluating silicon wafers |
WO2006080264A1 (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-03 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | 選択エッチング方法及びシリコン単結晶基板 |
KR100646730B1 (ko) * | 2004-12-29 | 2006-11-23 | 주식회사 실트론 | 실리콘 웨이퍼의 결정 결함 평가용 부식액 및 이를 이용한결정결함 평가방법 |
KR100706822B1 (ko) * | 2005-10-17 | 2007-04-12 | 삼성전자주식회사 | 절연 물질 제거용 조성물, 이를 이용한 절연막의 제거 방법및 기판의 재생 방법 |
JP2008131052A (ja) * | 2006-11-23 | 2008-06-05 | Soitec Silicon On Insulator Technologies | Si基板およびSiGe基板用のクロムを含まないエッチング液、そのエッチング液を使用して欠陥を明らかにする方法、およびそのエッチング液を使用してSi基板およびSiGe基板を処理するプロセス |
US7642198B2 (en) | 2004-03-29 | 2010-01-05 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Method for evaluating crystal defects of silicon wafer |
JP2011114080A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | シリコン基板のエッチング方法およびシリコン基板の不純物分析方法 |
JP2011209271A (ja) * | 2011-01-19 | 2011-10-20 | Lasertec Corp | 検査装置及び欠陥分類方法 |
-
1990
- 1990-12-06 JP JP40535590A patent/JPH04209532A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5943549A (en) * | 1996-12-27 | 1999-08-24 | Komatsu Electronics Metals Co., Ltd. | Method of evaluating silicon wafers |
US7642198B2 (en) | 2004-03-29 | 2010-01-05 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Method for evaluating crystal defects of silicon wafer |
KR100646730B1 (ko) * | 2004-12-29 | 2006-11-23 | 주식회사 실트론 | 실리콘 웨이퍼의 결정 결함 평가용 부식액 및 이를 이용한결정결함 평가방법 |
WO2006080264A1 (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-03 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | 選択エッチング方法及びシリコン単結晶基板 |
US7811464B2 (en) | 2005-01-27 | 2010-10-12 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Preferential etching method and silicon single crystal substrate |
KR100706822B1 (ko) * | 2005-10-17 | 2007-04-12 | 삼성전자주식회사 | 절연 물질 제거용 조성물, 이를 이용한 절연막의 제거 방법및 기판의 재생 방법 |
JP2008131052A (ja) * | 2006-11-23 | 2008-06-05 | Soitec Silicon On Insulator Technologies | Si基板およびSiGe基板用のクロムを含まないエッチング液、そのエッチング液を使用して欠陥を明らかにする方法、およびそのエッチング液を使用してSi基板およびSiGe基板を処理するプロセス |
JP2011114080A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | シリコン基板のエッチング方法およびシリコン基板の不純物分析方法 |
JP2011209271A (ja) * | 2011-01-19 | 2011-10-20 | Lasertec Corp | 検査装置及び欠陥分類方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7635670B2 (en) | Chromium-free etching solution for si-substrates and uses therefor | |
CN101173359B (zh) | 表征硅表面缺陷的方法、用于硅表面的蚀刻组合物以及用蚀刻组合物处理硅表面的方法 | |
KR101128933B1 (ko) | 실리콘웨이퍼의 결정결함 평가방법 | |
Van de Ven et al. | Kinetics and Morphology of GaAs Etching in Aqueous CrO3‐HF Solutions | |
JPH04209532A (ja) | シリコン結晶選択エッチング液 | |
CN105887089A (zh) | 蚀刻液组合物及使用该蚀刻液组合物的蚀刻方法 | |
JP2008131052A6 (ja) | Si基板およびSiGe基板用のクロムを含まないエッチング液、そのエッチング液を使用して欠陥を明らかにする方法、およびそのエッチング液を使用してSi基板およびSiGe基板を処理するプロセス | |
JP2000164586A (ja) | エッチング液 | |
CN102007394A (zh) | 特别用于应变或应力硅材料的刻蚀组合物、表征这种材料表面上的缺陷的方法,和用刻蚀组合物处理这种表面的工艺 | |
Van Dorp et al. | Wet chemical etching of InP for cleaning applications: II. Oxide removal | |
JPH03129748A (ja) | シリコン結晶の評価方法及びこれを用いた半導体装置の製造方法 | |
McBee et al. | Ellipsometric-spectroscopy of films formed on metals in solution | |
JPH07263429A (ja) | 選択エッチング液 | |
JP2004235350A (ja) | Soiウエーハの結晶欠陥評価方法およびエッチング液 | |
US10008426B2 (en) | Etching method and etchant | |
EP2226374A1 (en) | Etching composition, in particular for silicon materials, method for characterizing defects of such materials and process of treating such surfaces with etching composition | |
KR102527739B1 (ko) | 에칭액 조성물 및 에칭 방법 | |
KR20010071617A (ko) | 실리콘 웨이퍼 표면 상의 금속 오염 농도를 매핑하기 위한공정 | |
KR100646730B1 (ko) | 실리콘 웨이퍼의 결정 결함 평가용 부식액 및 이를 이용한결정결함 평가방법 | |
JPH06163662A (ja) | 半導体基板表面ラフネス値の測定方法 | |
CN117286501A (zh) | 一种InAsSb芯片上的GaSb衬底腐蚀液及其腐蚀方法和InAsSb芯片 | |
JPH04223265A (ja) | シリコン中の酸素濃度測定方法 | |
JP2626715B2 (ja) | CdTe結晶用エッチング液 | |
JPH06333912A (ja) | フッ酸系エッチング液 | |
RU2206115C1 (ru) | Фотошаблонная заготовка |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |