JPH0420811Y2 - - Google Patents

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JPH0420811Y2
JPH0420811Y2 JP1986042774U JP4277486U JPH0420811Y2 JP H0420811 Y2 JPH0420811 Y2 JP H0420811Y2 JP 1986042774 U JP1986042774 U JP 1986042774U JP 4277486 U JP4277486 U JP 4277486U JP H0420811 Y2 JPH0420811 Y2 JP H0420811Y2
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lever member
wire
grip body
coil spring
steel
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、鋼片を反転させる際に用いる鋼片反
転治具に関する。
[従来の技術] 従来より、地面などに横長状態に載置された鋼
片を反転させるにあたつては、一般に、細長い剛
体であるバールの一端を鋼片と地面との間に差し
込み、この状態でバールの他端を持上げ、これに
より地面上で鋼片を回転し反転させることが行わ
れている。しかしこのバールを用いる方法は、バ
ールの一端を地面との間に差し込まねばならず、
地面がコンクリートなどのように硬い場合には、
バールの差し込みが困難で、そのため鋼片の反転
を事実上成し得なかつた。
[考案が解決しようとする問題点] そこで本出願人は第6図に示すようにレバー部
材100の先端部に、鋼片103の外周部をつか
む2個の爪101をもつグリツプ体102を一体
的に固着した構成の鋼片反転治具を開発しつつあ
る(本出願時に未公知)。この鋼片反転治具は、
第6図に示すように、爪101をもつグリツプ体
102で、地面などに横長状態に載置された鋼片
103の外周部の上側をつかみ、これによりレバ
ー部材100を直立状態とし、このようにレバー
部材100を直立した状態で、レバー部材100
の他端部100aを作業者の手腕などで回すこと
によつて、鋼片103を90度回転させるものであ
る。この鋼片反転治具では、直立状態のレバー部
材100が始動するときには、鋼片103の重み
の関係もあつて、レバー部材100はなかなか回
転しないが、レバー部材100がある量以上回転
すると、鋼片103の重心が移動するため、以後
は鋼片103の重みで急激に回転する。このよう
に鋼片がその重みで急激に回転するときには、レ
バー部材100は地面などに向けて急激に回転さ
れるため、レバー部材100の他端部100aと
地面との間で作業者の手腕を挟むおそれがある。
本考案は上記した実情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、鋼片の反転を良好に成し得、し
かも、鋼片を反転させる際に作業者の手腕の挾持
の問題を改善した鋼片反転治具を提供するにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る鋼片反転治具は、鋼片の外周部を
つかむ2個の爪とワイヤ係止部とをもつグリツプ
体と、 グリツプ体に一方の爪に近接しかつ他方の爪か
ら遠ざかる方向へ回転自在に軸により枢支され、
枢支側の端部と反対側の端部に設けられ中空部を
もつ操作部と、一端が中空部に連通するとともに
他端がワイヤ係止部に向けて方向転換したワイヤ
通路とをもつレバー部材と、 グリツプ体に固定され、レバー部材の枢支側の
端部が当接してレバー部材の一方向への回転を止
めるストツパー部材と、 一端部がレバー部材に保持された状態でレバー
部材の中空部にほぼ同軸的に内蔵されたコイルバ
ネと、 一端部がレバー部材の長さ方向に配設されてコ
イルバネに係止され他端部がワイヤ通路に挿通さ
れかつワイヤ係止部に向けて方向転換されてワイ
ヤ係止部に係止され、レバー部材が他方向に揺動
した際にコイルバネを引張るワイヤと、で構成さ
れたことを特徴とするものである。
グリツプ体は、鋼片の外周部をつかむ2個の爪
をもつ部材である。2個の爪は、爪間距離を適宜
調整できその調整位置で爪を固定できる機構とす
ることもできる。このような機構とすれば、鋼片
の幅寸法の大きさに対応することができ、種々の
大きさの鋼片を反転させ得る。爪には、鋼片との
滑りを少なくし、鋼片を確実につかみ得るように
ゴム体などを取着することもできる。
レバー部材は、グリツプ体に枢支された長尺の
部材であり、一方の爪に近接しかつ他方の爪から
遠ざかる方向へ回転自在にされている。レバー部
材は、枢支側の端部と反対側の端部に、作業者の
手腕で操作される操作部をもつ。レバー部材の長
さは、テコの原理を応用して鋼片を容易に反転す
ることができるようにするためには、長い方が好
ましい。従つてレバー部材は、長さ調整でき、そ
の調整位置で固定される機構とすることが好まし
い。
ストツパー部材はグリツプ体に固定されてお
り、後述の実施例で例示するように突板状が好ま
しい。ストツパー部材は、レバー部材の枢支側の
端部と当接することによりレバー部材の一方向へ
の回転を止める機能をもつ。ストツパー部材はレ
バー部材の一方向への回転のみを止めるため、レ
バー部材は他方向へ回転することができる。
コイルバネは、その一端部がレバー部材に保持
された状態でレバー部材の中空部にほぼ同軸的に
内蔵されている。
ワイヤは、その一端部がコイルバネに係止され
他端部がワイヤ通路に挿通されかつワイヤ係止部
に向けて方向転換されてワイヤ係止部に係止され
ている。ワイヤは、レバー部材が他方向に揺動し
た際にコイルバネを引張る。
[作用] 本考案に係る鋼片反転治具を用いるにあたつて
は、第6図に示す場合と同様に、地面などに横長
状態に載置された鋼片をグリツプ体の2個の爪で
つかみ、これによりレバー部材をほぼ直立状態と
する。このようにレバー部材をほぼ直立させ、か
つレバー部材の枢支側の端部をストツパー部材に
当接させつつ、レバー部材の操作部を作業者の手
腕などでつかんで回す。すると、レバー部材の回
転はグリツプ体ひいては鋼片に伝達され、テコの
原理によつて鋼片は地面上で回転する。そして、
鋼片の回転量が一定量を越えると、鋼片の重心の
移動に伴ない鋼片の重みによつて鋼片は急激に回
転する。
このとき、レバー部材を残しつつ、グリツプ体
は鋼片と共に軸のまわりを急激に回転する。ま
た、ワイヤはコイルバネを引張り、コイルバネが
伸びるのでワイヤは破断しない。鋼片の転回が終
わりグリツプ体を鋼片から離すと、コイルバネに
蓄積された付勢力でコイルバネは収縮するのでワ
イヤは引張られ、これによりレバー部材はグリツ
プ体に対して回転して元の状態に戻る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る鋼片反転治具
を用いれば、鋼片を容易に反転させることができ
る。更には鋼片を反転する作業を行う際には、レ
バー部材を残しつつグリツプ体は鋼片と共に回転
するため、地面などとレバー部材とで作業者の手
腕を挾持する問題を改善することもできる。ま
た、鋼片の転回が終わりレバー部材がもとに戻つ
た状態のときに、第2バネにより係止球がグリツ
プ体に係止する場合には、グリツプ体に対するレ
バー部材の空回りは防止される。よつて鋼片反転
治具の操作時、輸送時、保管時においてレバー部
材が不必要に空回りすることは阻止され、操作
時、輸送性及び保管性が良好となる。また本考案
に係る鋼片反転治具では、コイルバネはレバー部
材の中空部にほぼ同軸的に内蔵されており、また
レバー部材に沿うワイヤの一端部でコイルバネを
引張るので、レバー部材の回転時におけるコイル
バネの伸びは支障なく行なわれる。更にコイルバ
ネはレバー部材の中空部に内蔵されているので、
コイルバネの保護性が良い。
[実施例] 本考案に係る鋼片反転治具の1実施例について
第1図〜第5図に従つて説明する。
本実施例に係る鋼片反転治具は、グリツプ体1
とレバー部材2とストツパー部材3とで構成され
ている。
グリツプ体1は、2個の爪10および爪11を
もつほぼコの字形状をなす爪部材12と、爪部材
12に溶接により固着された取付板部13とで構
成されている。
レバー部材2は、中空部20をもつ操作部とし
てのレバー本体21と、レバー本体21と嵌着さ
れた基部22とで構成されている。基部22は、
第3図に示すように二股状の板部220および2
21と、レバー本体21の端部が嵌合される嵌合
部223とからなる。ここで、二股状の板部22
0と板部221との間に取付板部13を介在させ
た状態で、軸24によりレバー部材2は、グリツ
プ体1の取付板部13に回転自在に枢支されてい
る。ワイヤ通路210はレバー本体21に形成さ
れている。ワイヤ通路210の一端210cは中
空部20に連通するとともにワイヤ通路210の
他端210dは、ワイヤ係止部30に向けて屈曲
してワイヤ係止部30に対面可能に方向転換して
いる。第3図に示すようにレバー部材2の板部2
20の筒部220aには係止部として機能するコ
イル状の第2バネ26と、第2バネ26に付勢さ
れて窪み部130に係止する係止球27とが設け
られている。
レバー部材2の枢支側の端部である基部22が
第1図に示すようにストツパー部材3に当接する
状態では、第2バネ26に付勢された係止球27
は、グリツプ体1の取付板部13のほぼ半球状の
窪み部130に係止している。
ストツパー部材3は、第1図に示すようにグリ
ツプ体1に爪10と反対側の位置に固定されてい
る。ストツパー部材3は、レバー部材2の枢支側
の端部である基部22と当接してレバー部材2の
一方向への回転を止めるものである。
ここで、レバー部材2の中空部20には、コイ
ルバネ23がほぼ同軸的に内蔵されている。この
コイルバネ23のフツク状の一端部23cはレバ
ー部材2の上端側の係止部24に係止されてい
る。また、ワイヤ25の一端部25cはレバー部
材2の長さ方向に配設されており、コイルバネ2
3のフツク状の他端部23dに係止されている。
このワイヤ25の他端部25dはワイヤ通路21
0を通つて屈曲してワイヤ係止部30に係止され
ている。このコイルバネ23は、その付勢力によ
りレバー部材2をストツパー部材3に向けて付勢
し、基部22をストツパー部材3に当接させ、こ
の状態にレバー部材2を保持するためのものであ
る。
次に本実施例に係る鋼片反転治具を用いるにあ
たつては、第4図に示すように、地面などに横長
状態に載置された断面角形状の鋼片103の上面
103aを覆うように、鋼片103をグリツプ体
1の爪10および爪11でつかみ、これによりレ
バー部材2をほぼ直立状態にする。このようにレ
バー部材2をほぼ直立させ、かつレバー部材2の
枢支側の端部である基部22をストツパー部材3
に当接させつつ、レバー部材2の操作部としての
レバー本体21を作業者の手腕などでつかんで矢
印A方向へ回転する。すると、第5図に示すよう
にテコの原理によつて鋼片103はグリツプ体1
につかまれたまま地面上で90度回転し、鋼片10
3の上面部103aは側方に位置する。このよう
に鋼片103が回転する際、鋼片103の回転量
が一定量を越えると、鋼片103の重心移動に伴
つて、鋼片103は急激に回転する。このとき係
止球27が第2バネ26を収縮させてグリツプ体
1の窪み部130から離脱するので、レバー部材
2とグリツプ体1とは支障なく相対回転できる。
即ち、レバー部材2を残したまま、鋼片103、
鋼片103をつかんだグリツプ体1のみが回転す
る。よつてレバー部材2は一定量以上は回転しな
い。従つて地面などとレバー部材2とで作業者の
手腕が挾持される問題を改善することができる。
前記した様にレバー部材2とグリツプ体1とが相
対回転した際には、第2図に示す様にコイルバネ
23はワイヤ25で引張られて伸び、付勢力を蓄
積する。
なお、鋼片103を反転させる作業を終え鋼片
103からグリツプ体1を外す。すると、コイル
バネ23の蓄積した付勢力によつてレバー部材2
は、第1図に示す様に基部22とストツパー部材
3とが当接する位置まで戻され、この位置で第2
バネ26に付勢された係止球27がグリツプ体1
の窪み部130に自動的に係止するため、レバー
部材2は空回りすることはない。従つて鋼片反転
治具の操作時、輸送時、保管時における操作性、
輸送性、保管性は良好となる。また本実施例で
は、コイルバネ23はレバー部材2の中空部20
にほぼ同軸的に内蔵されており、またレバー部材
2に沿うワイヤ25の一端部25cでコイルバネ
23を引張るので、レバー部材2の回転時におけ
るコイルバネ23の伸びは支障なく行なわれる。
更にコイルバネ23はレバー部材2の中空部20
に内蔵されているので、コイルバネ23の保護性
が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の1実施例を示し、第
1図は一部断面にして示す鋼片反転治具の平面図
であり、第2図はレバー部材が回転している状態
の鋼片反転治具の平面図であり、第3図は第1図
の鋼片反転治具を一部断面にして示す側面図であ
り、第4図および第5図は鋼片反転治具の使用方
法を示すものであり、第4図はグリツプ体の爪で
鋼片の上部をつかんだ状態の斜視図であり、第5
図は鋼片を回転させた状態の斜視図である。第6
図は本出願人が別に開発した鋼片反転治具の斜視
図である。 図中、1はグリツプ体、10は爪、11は爪、
12は爪部材、13は取付板部、2はレバー部
材、21はレバー本体(操作部)、22はレバー
部材の基部(枢支側の端部)、23はコイルバネ、
3はストツパー部材をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鋼片の外周部をつかむ2個の爪とワイヤ係止
    部とをもつグリツプ体と、 該グリツプ体に一方の該爪に近接しかつ他方
    の該爪から遠ざかる方向へ回転自在に軸により
    枢支され、枢支側の端部と反対側の端部に設け
    られ中空部をもつ操作部と、一端が該中空部に
    連通するとともに他端が該ワイヤ係止部に向け
    て方向転換したワイヤ通路とをもつレバー部材
    と、 該グリツプ体に固定され、該レバー部材の枢
    支側の端部が当接して該レバー部材の一方向へ
    の回転を止めるストツパー部材と、 一端部が該レバー部材に保持された状態で該
    レバー部材の該中空部にほぼ同軸的に内蔵され
    たコイルバネと、 一端部が該レバー部材の長さ方向に配設され
    て該コイルバネに係止され他端部が該ワイヤ通
    路に挿通されかつ該ワイヤ係止部に向けて方向
    転換されて該ワイヤ係止部に係止され、該レバ
    ー部材が他方向に揺動した際に該コイルバネを
    引張るワイヤと、で構成されたことを特徴とす
    る鋼片反転治具。 (2) 該レバー部材は、 該レバー部材の枢支側の端部が該ストツパー
    部材に当接する状態で該グリツプ体に離脱可能
    に係止する係止球と、該係止球を係止方向に付
    勢するとともに該レバー部材が他方向に回転す
    る際に該係止球が該グリツプ体から離脱しうる
    バネ性をもつ第2バネとからなる係止部をもつ
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の鋼片反転治具。
JP1986042774U 1986-03-24 1986-03-24 Expired JPH0420811Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986042774U JPH0420811Y2 (ja) 1986-03-24 1986-03-24

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JP1986042774U JPH0420811Y2 (ja) 1986-03-24 1986-03-24

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Publication Number Publication Date
JPS62157707U JPS62157707U (ja) 1987-10-07
JPH0420811Y2 true JPH0420811Y2 (ja) 1992-05-13

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ID=30859006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986042774U Expired JPH0420811Y2 (ja) 1986-03-24 1986-03-24

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56144008U (ja) * 1980-03-27 1981-10-30
JPS58155210U (ja) * 1982-04-12 1983-10-17 桜井建材産業株式会社 コンクリ−トブロツク等の引き起し装置

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Publication number Publication date
JPS62157707U (ja) 1987-10-07

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