JPH04207203A - 方向性結合器と検波回路 - Google Patents

方向性結合器と検波回路

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JPH04207203A
JPH04207203A JP33242290A JP33242290A JPH04207203A JP H04207203 A JPH04207203 A JP H04207203A JP 33242290 A JP33242290 A JP 33242290A JP 33242290 A JP33242290 A JP 33242290A JP H04207203 A JPH04207203 A JP H04207203A
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lines
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Hiroshi Saka
阪 博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はストリップ線路またはマイクロストリップ線路
を用いた、特にマイクロストリップ線路を用いた方向性
結合器と、この方向性結合器を用いた検波回路に関する
ものである。
従来の技術 方向性結合器の構成として、分布結合形とハイブリッド
形が代表的な構成である。第4図は従来の分布結合形刃
向性結合器で、端子41と端子43とを結ぶ線路45と
、端子42と端子44とを結ぶ線路46とで、1/4波
長(1/4λS:λSは高周波信号の線路内波長)の長
さにわたってお互いに分布結合するように平行に配置さ
れた分布結合線路47が形成されている。この分布結合
形刃向性結合器では、端子41に入力された高周波信号
は端子42と端子43には現われるが、端子44には現
われないようにすることができる。
そして、特に分布結合線路47間隔dを調整することに
より、端子41と端子42間の結合度C(端子41に入
力された信号レベルに対する端子42に出力された信号
レベルの比)を決定していた。しかし、第4図の従来例
による分布結合形方同性結合器では、分布結合線路47
部分での偶モードの伝搬速度と奇モードの伝搬速度とが
異なるため、端子41と端子44間のアイソレーション
l (端子44に出力された信号レベルに対する端子4
1に入力された信号レベルの比)が十分に取れないとい
う欠点があった。さらに、端子4Iと端子42間の結合
度Cの大きな分布結合形刃向性結合器を得るのは困難で
あった。例えば、比誘電率が2.5、厚さが0.6mm
のストリップ線路用誘電体基板上に分布結合形刃向性結
合器を構成する場合、端子41と端子44間のアイソレ
ージ田ンIは20dB程度であり、端子41と端子42
間の結合度Cが一20dBより小さいと、端子4Iに入
力された高周波信号が端子42に現われる信号レベルよ
りも端子44に現われる信号レベルの方が大きくなり、
方向性結合器としての方向性D(端子42に出力された
1信号レベルに対する端子44に出力された信号レベル
の比で、小さい程方向性のよい方向性結合器とされ、D
(d B)=−C(dB)−1(dB)の関係にある)
がほとんど得られない。また、端子41と端子42間の
結合度Cは実用的な分布結合線路47の間隔dが100
ミクロン程度以上であることを考慮するとC=−10d
B程度となり、−10dBより大きい結合度Cを得るこ
とは困難であった。さらに、分布結合線路47は線路上
の金属遮蔽板の影響を受けやすいので、方向性結合器周
辺のケースの配置により結合度Cが太き(影響されたり
、周波数特性の平坦な結合度Cが得られないという欠点
があった。
第5図はハイブリッド形方向性結合器で、端子51と端
子53とを結ぶ線路55には特性インピーダンスZ1の
1/4波長線路55゛(長さ1/4λS:λSは線路内
波長)が形成され、端子52と端子54とを結ぶ線路5
6には特性インピーダンスZ1の1/4波長線路56゛
が形成されている。
特性インピーダンスZ、の1/4波長線路55′の両側
には特性インピーダンスZ2の1/4波長線路57.5
8の一端が1/4波長の間隔で接続され、特性インピー
ダンスZ1の1/4波長線路56°の両側には特性イン
ピーダンスZ2の1/4波長線路57.58の他端が1
/4波長の間隔で接続されている。そして、1/4波長
線路55゛。
56゛の特性インピーダンスZ、は線路55゜56の特
性インピーダンスZ。(通常は50オーム)よりも低く
なるように選び、1/4波長M路57.58の特性イン
ピーダンスZ2は線路55゜56の特性インピーダンス
Z。よりも高くなるように選んでいる。そして、端子5
1に入力された高周波信号は端子53と端子54には現
われるが端子52には現われないようにすることができ
る。
このハイプリント形方向性結合器では端子51と端子5
2間の方向性やアイソレーションはよいが、端子51と
端子54間の結合度Cが比較的大きくなり、結合度Cの
小さいものが得られないという欠点があった。例えば、
第6図は第5図のハイブリッド形方向性結合器において
、1/4波長線路55’、56’の特性インピーダンス
Z1と1/4波長線路57.58の特性インピーダンス
Z2と端子51と端子54間の結合度Cの関係を中心周
波数において示す特性図であり、 以下に示す関係にある。
Z 1= Zo$     町・(1)z2=zop7
B      ・−・−(2)但し、結合度Cと結合度
βとは、C=201ogβの関係式を満たしている。
そして、比誘を率が2.5、厚さが0.6mmのストリ
ップ線路用誘電体基板上にハイブリッド形方向性結合器
を構成する場合、2本の1/4波長線路57.58の線
路幅W2を狭くするのはw2−100ミクロン程度が実
用的限界であり、この時の1/4波長線路57.58の
特性インピーダンスZ2はz2Li160オームである
ため、端子51と端子54間の結合度Cを一10dB以
下に小さくすることが困難であった。
発明が解決しようとする課題 以上述べた従来例では以下に示すような欠点があった。
(1)結合度Cが一10dB以下の特性は得やすいが、
結合度Cが小さくなるに従って方向性りが悪くなる結果
となる。さらに、周波数特性の平坦な結合度Cが得にく
い、結合度Cがケースの影響を受は易い等の問題がある
(2)方向性りのよい特性は得やすいが、−10dB以
下の小さい結合度Cを得るのが困難である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、簡単な構成
で上記従来例のもつ欠点を除去し、結合度Cが比較的小
さく (−10dB以下)、シかも、結合度Cが一20
dB以下と小さくても常に良好な方向性を有し、さらに
、周波数特性が平坦で、結合器周辺のケースの影響を受
けにくい方向性結合器を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため本発明の方向性結合器は、上記
第5図の従来例の1/4波長線路57゜58に替わり、
174波長線路や終端開放の174波長平行結合線路を
合計(2N+1)本縦続接続した(2N+1)/4波長
線路による構成とし、しかも、特性インピーダンスの高
い1/4波長線路と特性インピーダンスの低い終端開放
の1/4波長平行結合線路を交互に継続接続した構成と
している。
作用 本発明は上記した構成により、結合度Cが小さく、しか
も結合度Cが小さくても常に方向性のよい特性を有し、
周波数特性が平坦で、結合器周辺のケースの影響を受け
にくい方向性結合器が得られる。さらに、このような方
向性結合器を用いた検波回路としては、検波電圧の周波
数特性が平坦で、結合器周辺のケースの影響を受けにく
い。
実施例 第1図は本発明の一実施例を示す方向性結合器で、端子
11と端子13とを結ぶ線路15には特性インピーダン
スZ1の1/4波長線路15゛(長さ1/4λS:λS
は線路内波長)が形成されている。端子12と端子14
とを結ぶ線路16には特性インピーダンスZ1の1/4
波長線路16°が形成されている。特性インピーダンス
Zlの1/4波長線路15゛の両側には特性インピーダ
ンスZ2の1/4波長線路17.17′(線路幅W2)
が1/4波長の間隔で接続され、特性インピーダンスZ
1の1/4波長線路16゛の両側には特性インピーダン
スZ2の1/4波長線路18.18’  (線路幅W2
)が1/4波長の間隔で接続されている。そして、I/
4波長線路17と1/4波長線路18とは、特性インピ
ーダンスZ3の終端開放の1/4波長平行結合線路19
(線路幅W3゛、線路間隔S)を介して接続され、1/
4波長線路17° と1/4波長線路18” とは、特
性インピーダンスZ3の終端開放の1/4波長平行結合
線路19° (線路幅W3°。
線路間隔S)を介してそれぞれ接続されている。
端子11を信号入力端子とすると、端子12がアイソレ
ーション端子、端子14が結合端子となっている。そし
て、1/4波長線路15°、16゛の特性インピーダン
スZ1は線路15.16の特性インピーダンスZ。より
も低くなるように選び、1/4波長線路17.17’、
18.18°の特性インピーダンスZ2は、線路15.
16の特性インピーダンスZ0や!!端開放の1/4波
長平行結合線路19.19“の特性インピーダンスZ8
よりも高くなるように選んでいる。この時、1/4波長
線路15’、16°の特性インピーダンスZ、、1/4
波長線路17.17’、18.18’の特性インピーダ
ンスZ2、終端開放の1/4波長平行結合線路19.1
9’ の特性インピーダンスZ3、端子11と端子14
間の結合度Cは中心周波数において以下の関係式を満た
すように設定されている。
z、=zo’JτF     ・・・・・・(3)Ze
ff=Zorフ’?   ・−−−−−(4]但し、Z
efr=Z22/Z3で、終端開放の2波長子行結合線
路19.19”の特性インピーダンスZ3と平行結合線
路の偶モードの特性インピーダンスZeven、奇モー
ドの特性インピーダンスZod’dとは、Z 8= (
Zeven−Zodd) / 2の関係式を、結合度C
と結合度βとはC=2010gβの関係式をそれぞれ満
たしている。
第1図に示す実施例では、分布結合線路である終端開放
の1/4波長平行結合線路はI9と19’の2箇所に存
在する。従って、端子11に入力された高周波信号は、
終端開放の1/4波長平行結合線路19を経由して端子
12に到達する信号Aと、終端開放の1/4波長平行結
合線路19゛を経由して端子12に到達する信号βとが
合成されて端子12に出力されるが、信号A、倍信号の
どちらの信号も同一構成の1/4波長平行結合線路を経
由するため、1/4波長平行結合線路で奇モード、偶モ
ードによる伝搬速度の違いが存在しても、信号A2信号
Bの位相差は1/4波長線路15”と1/4波長線路1
6“で決定され、終端開放の1/4波長平行結合I1回
路19.19’ は方向性結合器のアイソレーション動
作に直接影響しない、つまり、本実施例での方向性結合
器では奇モード、偶モードによる伝搬速度の違いに起因
するアイソレーションの劣化が生しることがなく、方向
性のすぐれた特性が得られる。しかも、この方向性は結
合度Cの大きさにほとんど関係がない。また、線路15
.16間を結ぶ線路として特性インピーダンスが相対的
に高い2本の1/4波長線路17゜18(あるいは2本
の1/4波長線路17’、 18’)と特性インピーダ
ンスが相対的に低い1本の18@開放の1/4波長平行
結合線路19(あるいは終端開放の1/4波長平行結合
線路19゛)が継続接続された3/4波長線路を使用す
ることにより、等価的に特性インピーダンスが高い線路
(線路長は3/4波長)が実現でき、小さい結合度も容
易に実現できる0例えば、特性インピーダンスが22の
1/4波長線路17、特性インピーダンスが73の終端
開放の1/4波長平行結合線路19、特性インピーダン
スが22の1/4波長線路18が順次縦続接続された3
/4波長線路は、特性インピーダンスがZeffの一本
の3/4波長線路で近似され、Ze f f=Z22 
/Z3で与えられる。但し、終端開放の1/4波長平行
結合線路19の偶モードの特性インピーダンスをZev
en、奇モードの特性インピーダンスをZoddとする
と、Z3−(Zeven−Zodd)/2である。
従って、Z2〉Z3のように設定することによりZ e
 f f > 22とすることが可能で、第5図の従来
例の1/4波長線路57.58の特性インピーダンスZ
2よりも高い特性インピーダンスを実効的に実現できる
。しかも、平行結合線路では単一線路のように線路幅を
極端に広くしなくても、十分に低い特性インピーダンス
が容易に実現できるので、Z2/Z3>>1にすること
もできる。従って、2本の1/4波長線路17.18(
あるいは2本の1/4波長線路17’、18’)の特性
インピーダンスZ2と、終端開放の1/4波長平行結合
線路19(あるいは終端開放の1/4波長平行結合線路
19′)の特性インピーダンスz3を調整することによ
り、結合度の小さいものから大きいものまで広範囲の結
合度を容易に実現できる。
例えば、比誘電率が2.5、厚さが0.6mmのストリ
ップ線路用誘電体基板上に方向性結合器を構成する場合
、−10dBから一40dBの範囲で結合度が実現でき
、W2=1.2mm、Wa ’ −0,8mm、S=0
.15mmに選べば、Z2嬌62オーム、Zeven”
;99オーム、Zodd#50オーム、Z3#25オー
ム、Zef f娩154オームとなり、Cζ−10dB
が得られ、W2=100ミクロン、W3’ =1.5+
amSS=0.8胴に選べば、Z2:164オーム、Z
 e v e n : 60オーム、ZoddL:48
オーム、23′、6オーム、Zeff#4700オーム
となり、C:、−40dBが得られ、各寸法はどれも実
現可能な実用的範囲内に選ばれている。特に比誘電率が
高い誘電体基板を使用するときには、特性インピーダン
スの高い線路を実現するのが困難であるため、374波
長線路を用いて線路のインピーダンスを等価的に高くで
きる効果は大きい。
さらに、結合度の小さいものを設計する場合、1/4波
長線路17.18(あるいは1/4波長線路17“、1
B’)の線路幅W2を非常に狭くして、その特性インピ
ーダンスを高く設定しなければならないという必要性が
なくなるため、線路パターン作成時の線路幅(特に線路
幅の狭いW2)のばらつきによる結合度のばらつきを少
なくできる効果も有する。さらに、1/4波長平行結合
線路は入出力端子が2つの単なる2ポート線路として使
用されているので、本方向性結合器は基本的にはハイブ
リッド形であり、周波数特性の平坦な結合度Cが得られ
、方向性結合器周辺のケースの配置により結合度Cが大
きく影響されない効果を有する。
第2図は本発明による別の一実施例を示す方向性結合器
で、端子21と端子23とを結ぶ線路25には特性イン
ピーダンスZ1の1/4波長線路25°(長さ1/4λ
S)が形成されている。端子22とお端子24とを結ぶ
線路26には特性インピーダンスz1の174波長線路
26゛が形成されている。特性インピーダンスZ1の1
/4波長線路25°の両側には特性インピーダンスZ2
の1/4波長線路27.27”が1/4波長の間隔で接
続され、特性インピーダンスZ1の1/4波長線路26
゛の両側には、特性インピーダンスZ2の174波長線
路27a、27a”が1/4波長の間隔で接続されてい
る。そして、1/4波長線路27と1/4波長線路27
aとは特性インピーダンスZ3の終端開放の1/4波長
平行結合線路29、特性インピーダンスz4の1/4波
長線路28および特性インピーダンスZ3の終端開放の
1/4波長平行結合線路29aを順次縦続接続した3/
4波長線路を介して接続され、1/4波長線路27′と
1/4波長線路27a゛とは特性インピーダンスZ3の
終端開放の1/4波長平行結合線路29゛、特性インピ
ーダンスZ、の1/4波長線路28゛、および特性イン
ピーダンスZ3の終端開放の】/4波長平行結合線路2
9a゛を順次縦続接続した3/4波長線路を介して接続
されている。端子21を信号入力端子とすると、端子2
2がアイソレーション端子、端子24が結合端子となっ
ている。そして、1/4波長線路25゛。
26°の特性インピーダンスZ1は線路25゜26の特
性インピーダンスZ0よりも低くなるように選び、1/
4波長線路27.27’ 、27a。
27a゛の特性インピーダンスZ2は1/4波長平行結
合線路29.29”、29a、29a’ の特性インピ
ーダンスZ3よりも高くなるように選んでいる。この時
、1/4波長線路25’、26”の特性インピーダンス
Z、、1/4波長線路27゜27°、27a、2’、a
’ の特性インピーダンスZ2、平行結合線路29.2
9’ 、29a。
29a′の特性インピーダンスZ3.1/4波長4g路
28.28’ の特性インピーダンスZ4、端子21と
端子24間の結合度Cは中心周波数において以下の関係
式を満たすように設定されている。
Z、=ZoVT薯? 2      −・・−・・(5
)zerr=zov「巧ロフフ  ・= ・f6)但し
、Zef f=Z、XZ22/Z32で、終端開放の1
/4波長平行結合線路29.29’。
29a、29a’ の特性インピーダンスZ3と平行結
合線路の偶モードの特性インピーダンスZeven、奇
モードの特性インピーダンスZoddとは、Z3= (
Zeven−Zodd)/2の関係式を、結合度Cと結
合度βとは、C=201ogβの関係式をそれぞれ満た
している。
第2図に示す実施例では、分布結合線路である終端開放
の174波長平行結合線路は29,292゜29゛と2
9a°の4箇所に存在する。従って、端子21に入力さ
れた高周波信号は、2箇所の終端開放の1/4波長平行
結合線路29.29aを経由して端子22に到達する信
号Aと、2箇所の終端開放の2波長平行結合線路29’
 、29a’を経由して端子22に到達する信号Bとが
合成されて端子22に出力されるが、信号A5信号Bの
どちらの信号も同一構成の終端開放の1/4波長平行結
合線路を経由するため、奇モード、偶モードによる伝搬
速度の違いが存在しても、信号A5信号Bの位相差は1
/4波長線路25′と1/4波長線路26°で決定され
、終端開放の1/4波長平行結合線路29.29a、2
9°、29a’は方向性結合器のアイソレーション動作
に直接影響しない、つまり、本実施例での方向性結合器
では、奇モード、偶モードによる伝搬速度の違いに起因
するアイソレーションの劣化が生しることがなく、方向
性のすくれた特性が得られる。しかも、この方向性は結
合度Cの大きさにほとんど関係がない。また、線路25
.26間を結ぶ線路として、3本の1/4波長線路27
,28.27a (あるいは3本の1/4波長線路27
°、2B’。
27a’)と、2箇所の終端開放の1/4波長平行結合
線路29.29a (あるいは2箇所の終端開放の1/
4波長平行結合線路29’、29a’)が縦続接続され
た5/4波長線路を使用することにより、等測的に特性
インピーダンスの高い線路(線路長は5/4波長)が実
現でき、小さい結合度も容易に実現できる。例えば、特
性インピーダンスがそれぞれ、z2.z3.z4.z3
.z2の1/4波長線路27.1/4波長平行結合線路
29.1/4波長線路28、l/4波長平行結合線路2
9a、1/4波長線路27aが順次縦続接続された5/
4波長線路は特性インピーダンスがZeffの一本の5
74波長線路で近似され、Z e f f ”” Z 
a X Z 22/ Z 32で与えられる。
従って、z2.z、を大きく、Z3を小さく選んでZ4
×22〉Z32のように設定することにより、Z e 
f f > 22とすることが可能で、第5図の従来例
の1/4波長線路57.58の特性インピーダンスZ2
よりもはるかに高い特性インピーダンスでも実効的に実
現できる。従って、1/4波長線路27.2B、27a
や1/4波長平行結合線路29.29a (あるいは1
/4波長線路27’、28°、27a’や1/4波長平
行結合線路29’ 、29a’ )の特性インピーダン
スZ2.Z4.Z3を調整することにより、結合度の小
さいものから大きいものまで、結合度を広範囲にしかも
容易に可変できる。特に、比誘電率が高い誘電体基板を
使用するときは、特性インピーダンスの高い線路を実現
するのが困難であるため、574波長線路を用いて線路
のインピーダンスを等価的に高くできる効果は大きい。
さらに、結合度の小さいものを設計する場合、1/4波
長線路27.28.27a (あるいは1/4波長線路
27”、28’ 、27a″)の線路幅を非常に狭くし
て、その特性インピーダンスを高く設定しなければなら
ないという必要性がなくなるため、線路パターン作成時
の線路幅のばらつきによる結合度のばらつきを少なくで
きる効果も有する。
さらに、1/4波長平行結合線路は入出力端子が2つの
単なる2ボート線路として使用されているので、本方向
性結合器は基本的↓こはハイブリッド形であり、周波数
特性の平坦な結合度Cが得られ、方向性結合器周辺のケ
ースの配置により結合度Cが大きく影響されない効果を
有する。
第3図は本発明の一実施例を示す検波回路で、第1図と
同一箇所には同一符号を付して説明する。
10は第1図の実施例による方向性結合器で、端子13
は信号入力端子、端子11は信号出力端子である。端子
14にはダミー抵抗31と終端開放の1/4波長(1/
4λS)線路32からなる50オーム終端器33が接続
されている。端子12には検波ダイオード34、インピ
ーダンス整合回路35からなる検波器36が接続されて
いる。
37はチョーク回路、38は負荷抵抗、39は検波電圧
出力端子である。入力端子13に入力された信号はその
殆どが出力端子11に出力される。
しかし、入力信号の一部(入力信号レベルよりも結合度
Cだけ低い信号レベル)は端子12にも現れ、検波器3
6により高周波信号は検波され、端子12を通過する信
号のレベルに応した検波電流が検波ダイオード34に流
れる。そして、その検波電流は負荷抵抗3日で検波電圧
に変換され、検波電圧出力端子39に検波電圧Vdとし
て検出される。
第3図による実施例では、方向性結合器10には分布結
合線路である、終端開放の1/4波長平行結合線路は1
9と19′の2箇所に存在する。
しかし、第1図の実施例で説明したように、1/4波長
平行結合線路19,19°での奇モード、偶モードによ
る伝搬速度の違いが存在しても、1/4波長平行結合線
路19.19“は方向性結合器のアイソレーション動作
に直接影響しないので、方向性のすくれた特性が得られ
、端子11と端子12間のアイソレーションや端子13
と端子14間のアイソレーションがよい。従って、出力
端子11に接続される出力回路のインピーダンス不整合
による反射波や、50オーム終端器33のインピーダン
ス不整合による反射波の存在と、各端子間のアイソレー
ション特性の劣化で生しる検波電圧Vdの周波数特性の
劣化を軽減できる。さらに、方向性結合器lOでは、平
行結合線路19.19′による結合度Cや方向性りの特
性劣化は少ないので、周波数特性の平坦な結合度Cが得
られ、方向性結合器10周辺のケースの配置が結合度C
に与える影響も少ないので、検波電圧Vdの周波数特性
が平坦になる。
さらに、1/4波長平行結合線路19.19”により、
端子11.13と端子12.14とは直流的に分離され
るため、端子11.13に接続される回路と検波器36
とを直流的に分離する回路を新たに設ける必要がなくな
る。
発明の効果 以上のように本発明によれば次のような効果が奏される
(1)高インピーダンスの1/4波長線路と低インピー
ダンスの終端開放の1/4波長平行結合線路を合計(2
N+1)本縦続接続した構成で、等価的に一層高インピ
ーダンスの(2N+1)/4波長線路が形成されている
ので、結合度Cの小さい方向性結合器を容易に実現でき
る。しかも、平行結合線路では極めて低い特性インピー
ダンスを容易に実現できるため、極めて結合度Cの小さ
い方向性結合器も容易に実現できる。
(2)分布結合線路の奇モート、偶モードによる伝搬速
度の違いが存在しても、方向性結合器のアイソレーショ
ン動作に直接影響しないように使用されているため、本
実施例での方向性結合器では奇モード、偶モードによる
伝搬速度の違いに起因するアイソレーションの劣化が生
じることがなく、方向性のす(れた特性が得られる。
しかも、この方向性は結合度Cの大きさにほとんど影響
されない。
(3)平行結合線路は結合度Cや方向性りの特性を劣化
させないように使用されているため、周波数特性の平坦
な結合度Cが得られるとともに、結合度Cがケースの影
響を受けにくい。
(4)高インピーダンスの1/4波長線路の線路幅とし
て、特に細い線路を使用しなくてよいので、線路パター
ン作成時の線路幅のばらつきによる結合度Cのばらつき
を軽減できる。
(5)平行結合線路は端子間の直流分離回路を兼ねるの
で、新たな直流分離回路を形成する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1回は本発明の一実施例における方向性結合器を示す
パターン図、第2図は本発明の他の実施例による方向性
結合器を示すパターン図、第3図は本発明の一実施例に
よる検波回路を示すパターン図、第4図は従来の分布結
合形方向性結合器を示すパターン図、第5図は従来のハ
イブリッド形方向性結合器を示すパターン図、第6図は
第5図のハイブリッド形方向性結合器における1/4波
長線路の特性インピーダンス2..22と結合度Cの関
係を示す特性図である。 1 ]、、  12.13.14.21,22.23゜
24・・・・・・端子、15,16,25.26・・・
・・・線路、15“、16“、17.17”、18.1
8’。 25”、26’、27.27′、27a、27a’。 28.28’ ・・・・・弓/4波長線路、19.19
”。 29.29°、29a、29a“・・・・・・終端開放
の1/4波長平行結合線路、31・・・・・・ダミー抵
抗、32・・・・・・終端開放の1/4波長線路、33
・・・・・・50オーム終端器、34・・・・・・検波
ダイオード、35・・・・・・インピーダンス整合回路
、36・・・・・・検波器、37・・・・・・チョーク
回路、38・・・・・・負荷抵抗、39・・・・・・検
波電圧出力端子。 代理人の氏名 弁理士小鍜冶明 ほか2名第1図 1忰に一1語乎 1ダ、IC−様漬i +s’、+i、n、+i、+a、fi−’A ミノ1r
長1−1≧、!f9、I’l’−−−′8rl 六叉r
 ’A”JLkm*#fl=h第2図 21〜5−fr’/A+ 29.29’、?’h、九−勢を詠閘枚らA!欠平竹持
針臘(2″/a。 ずo−大閑性g妹 q丁−9’t−称坑 32一終鋺閉旗q:C膚失悴−( 第3図    33−J打−ム終惇1 %−−−邊一町=ミ戸シダ′イフー−Vj臂−)〉ビ°
−9”ンスtq回側ト 3cmp羨) 3r−−−+ヨークロシト 5s−−−’f4尉ボ訊 n〜 w俵定圧二j)謀) 第  4  図                 4
1〜イ4−一−第11シ仔、4g−練) +1−一蛋シq5か)七1罐−1 @5図 E+−J4−一一ル峯 55、%−鼻訃 S倉i、’;1.Fl−!’4漣長轍疹第6図 鞄伶浬β

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1,第2,第3および第4の入出力端子を有す
    る方向性結合器において、前記第1,第3の入出力端子
    間を第1の1/4波長線路で接続し、前記第2,第4の
    入出力端子間を第2の1/4波長線路で接続し、前記第
    1,第2の入出力端子間には1/4波長線路及び終端開
    放の1/4波長平行結合線路が合計(2N+1)本縦続
    接続された長さが(2N+1)/4波長の第3の線路で
    接続し、前記第3,第4の入出力端子間には1/4波長
    線路及び終端開放の1/4波長平行結合線路が合計(2
    N+1)本縦続接続された長さが(2N+1)/4波長
    の第4の線路で接続するとともに、前記第1および第2
    の1/4波長線路の特性インピーダンスを前記第1,第
    2,第3および第4の入出力端子に接続される伝送線路
    の特性インピーダンス(通常50オーム)よりも低くな
    るように選び、前記第3の線路を構成する縦続接続され
    た合計(2N+1)本の1/4波長線路及び終端開放の
    1/4波長平行結合線路の特性インピーダンスに対して
    は隣接する1/4波長線路及び終端開放の1/4波長平
    行結合線路の特性インピーダンスがそれぞれ異なるよう
    に選び、前記第4の線路を構成する縦続接続された合計
    (2N+1)本の1/4波長線路及び終端開放の1/4
    波長平行結合線路の特性インピーダンスに対しては隣接
    する1/4波長線路及び終端開放の1/4波長平行結合
    線路の特性インピーダンスがそれぞれ異なるように選ん
    だことを特徴とする方向性結合器。
  2. (2)第1および第2の1/4波長線路の特性インピー
    ダンスを等しく選び、第3および第4の線路を構成する
    縦続接続された合計(2N+1)本の1/4波長線路及
    び終端開放の1/4波長平行結合線路で、お互いに隣接
    する1/4波長線路や終端開放の1/4波長平行結合線
    路は、高い特性インピーダンスの線路と低い特性インピ
    ーダンスの線路が交互に配置されるようにしたことを特
    徴とする請求項(1)記載の方向性結合器。
  3. (3)第1,第2,第3および第4の入出力端子を有し
    、前記第1,第3の入出力端子間を第1の1/4波長線
    路で接続し、前記第2,第4の入出力端子間を第2の1
    /4波長線路で接続し、前記第1,第2の入出力端子間
    には1/4波長線路及び終端開放の1/4波長平行結合
    線路が合計(2N+1)本縦続接続された長さが (2N+11)/4波長の第3の線路で接続し、前記第
    3,第4の入出力端子間には1/4波長線路や終端開放
    の1/4波長平行結合線路が合計(2N+1)本縦続接
    続された長さが (2N+1)/4波長の第4の線路で接続するとともに
    、前記第1および第2の1/4波長線路の特性インピー
    ダンスを前記第1,第2,第3および第4の入出力端子
    に接続される伝送線路の特性インピーダンス(通常50
    オーム)よりも低くなるように選び、前記第3の線路を
    構成する縦続接続された合計(2N+1)本の1/4波
    長線路や終端開放の1/4波長平行結合線路の特性イン
    ピーダンスに対しては隣接する1/4波長線路及び終端
    開放の1/4波長平行結合線路の特性インピーダンスが
    それぞれ異なるように選び、前記第4の線路を構成する
    縦続接続された合計(2N+1)本の1/4波長線路や
    終端開放の1/4波長平行結合線路の特性インピーダン
    スに対しては隣接する1/4波長線路や終端開放の1/
    4波長平行結合線路の特性インピーダンスがそれぞれ異
    なるように選んだ方向性結合器と、前記第1の入出力端
    子を入力端子とし、前記第3の入出力端子を出力端子と
    し、前記第2の入出力端子を50オーム終端器で終端し
    、前記第4の入出力端子には検波素子からなる検波器を
    接続したことを特徴とする検波回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105514563A (zh) * 2014-10-08 2016-04-20 古野电气株式会社 分支线型定向耦合分配器
WO2020059270A1 (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 株式会社 東芝 ブランチライン方向性結合器および電力増幅装置

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