JPH04205802A - 逐次復調方法およびその装置 - Google Patents

逐次復調方法およびその装置

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JPH04205802A
JPH04205802A JP32990690A JP32990690A JPH04205802A JP H04205802 A JPH04205802 A JP H04205802A JP 32990690 A JP32990690 A JP 32990690A JP 32990690 A JP32990690 A JP 32990690A JP H04205802 A JPH04205802 A JP H04205802A
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Hiroshi Muto
弘 武藤
Takao Sugawara
隆夫 菅原
Kiichirou Kasai
希一郎 笠井
Takenori Oshima
武典 大島
Yoshibumi Mizoshita
義文 溝下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 記録媒体からの再生信号を逐次復調する逐次復調方法お
よびその装置に関し、 再生信号中のピーク値にレベル変動があった場合でも、
“1”信号は“1”として、“0”信号は“0”として
復調可能な信顛性の高い逐次復調方法及びその装置を提
供することを目的とし、 正負のピークが必ず交互に現れる磁気記録の特徴、およ
び使用する符号固有の条件に基づいて、N個の連続した
サンプル値からなる全ての状態を予測して格納しておき
、磁気記録された媒体から連続したN個のサンプル値を
再生信号として取り出して、この再生サンプル値の各個
と前記格納された各予測状態の各サンプル値との偏差の
絶対値を演算し、この後に各予測状態毎の偏差の絶対値
の総和を演算して、総和が最も小さい予測状態を再生信
号からの連続したN個のサンプルの状態と判断し、この
状態に対応するデータ列を出力する逐次復調方法である
また、この方法を実現する逐次復調装置は、正負のピー
クが必ず交互に現れる磁気記録の特徴、および使用する
符号固有の条件に基づいて、N個の連続したサンプル値
からなる全ての状態を予測して格納する記憶手段と、磁
気記録された媒体から連続したN個のサンプル値を再生
信号として取り出すサンプリング手段と、この再生サン
プル値の各個と前記格納された各予測状態の各サンプル
値との偏差の絶対値を演算し、各予測状態毎の偏差の絶
対値の総和を演算して総和が最も小さい予測状態を再生
信号からの連続したN個のサンプルの状態と判断する最
尤サンプル状態検出手段と、最尤状態に対応するデータ
列を出力するデータ出力手段とから構成する。
〔産業上の利用分野] 本発明は記録媒体からの再生信号を逐次復調する逐次復
調方法およびその装置に関し、特に、再生信号に成る規
則性がある記録媒体からの再生信号、例えば、磁気ディ
スク装置の再生信号の復調を行う逐次復調方法及びその
装置に関する。
コンピュータシステムの高速化に伴い、外部記憶装置と
しての磁気ディスク装置に対しても高速化、大容量化が
要求されている。このため、磁気ディスク装置の復調回
路の扱う信号は周波数が高くなり、媒体上の記録密度(
BPI)か上昇して信号品質が劣化してしまう。従って
、ヘッド−媒体系の改善ばかりでなく、磁気ディスク装
置からの再生信号の復調回路系における信号品質の改善
策が必要とされている。
〔従来の技術〕
従来の磁気ディスク装置における復調回路の構成を第7
図に示す。磁気ヘッド70により再生された信号は、磁
気ヘッド70の近くに配置されたプリアンプ71により
増幅された後、自動利得制御回路(AGC)72、波形
等化回路73、及び低域通過フィルタ(L P F)7
4を通り、復調処置を行うに当たって十分な振幅となっ
てP点に到達する。
P点においてこの信号は2つに分けられ、一方は微分回
路75へ、他方はレベルスライス回路T7へ導かれる。
微分回路75で微分された信号はQ点を経てゼロクロス
検出回路76へ入力され、微分波形のゼロクロス点に対
応したゼロクロスパルスか生成される。そして、ゼロク
ロス検出回路76からのパルスはR点を経てゲート回路
78に入力される。
他方、レベルスライス回路77に入力されたP点の出力
は予め設定された所定のスライスレベル電圧と比較され
、信号波形がレベルスライス電圧を越えた時にレベルス
ライスゲートが開かれて、信号がレベルスライス回路7
7から3点を経てゲート回路78に入力される。ゲート
回路78はゼロクロスパルスとゲート信号により、再生
信号のピークとは無関係なパルスを除去し、プリアンプ
71から入力されるアナログ信号のピーク点に対応する
パルス化データを発生する。
第8図(a)〜(e)は第7図の従来の復調回路に示し
た各点P−Tにおける波形を示している。第8図(a)
はP点におけるヘッド70の再生波形信号であり、第8
図[有])はQ点における波形で、P点における波形の
微分波形である。また、第8図(C)はR点におけるゼ
ロクロス検出回路76の出力波形で、Q点における波形
が零点を過ったときにハイレベル“H”になる信号であ
る。更に、第8図(d)は3点におけるレベルスライス
回路77の出力波形であり、レベルスライス回路77に
設定されているスライスレベル電圧V)IとVL (第
8図(a)に示す)をP点における再生信号が越えたと
きにハイレベル“H”になる。
第8図(e)はT点におけるゲート回路78からの出力
波形を示しており、再生波形のピークとは無関係のパル
スが除去された復調データである。
このように、従来回路によれば、再生信号のピークに対
応したパルス化データを得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、以上のように構成された従来の復調回路
では、記録データの”1”に対応するピークの検出をレ
ベルスライスと微分波形のゼロクロス点検出とで行って
いる。従って、3ビツトパターンにおける中央のピーク
のように、波形を観察した時、前後の関係からピークと
予想されてもスライスレベルを下回った場合ピークとし
ては認識されず復調誤りとなってしまうことがあり、ま
た、記録データの“0″に対応する部分でもスライスレ
ベルを越えることにより、ピークとして認識されてしま
うという問題がある。このように、従来の復調方法では
、記録データの“0“に対応する部分のレベルが記録デ
ータの“工”に対応するピークのレベルを上回った場合
、復調不可能になってしまうのである。よって、更に高
密度記録を行う場合には、扱う信号の品質がますます劣
化し、S/Hの低下や分解能の低下を引き起こすことに
なる。
本発明は前記従来の磁気記録再生装置のような再生信号
にある規則性のある再生信号の復調方法における問題点
を解消し、再生信号中に従来のスライスレベルを下回る
“1”信号や、スライスレベルを越える“0”信号が含
まれる場合でも、”1”信号は“1″として、“0”信
号は“0″として復調可能な信顛性の高い逐次復調方法
およびその装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決する本発明の復調装置の原理構成が第
1図に示される。第1図に示すように、本発明の逐次復
調装置は、磁気記録媒体からの再生信号から記録データ
の復調を行う逐次復調装置であって、正負のピークが必
ず交互に現れる磁気記録の特徴、および使用する符号固
有の条件に基づいて、N個の連続したサンプル値からな
る全ての状態を予測して格納する予測データ記憶手段1
と、磁気記録された媒体から連続したN個のサンプル値
を再生信号として取り出すサンプリング手段2と、この
再生サンプル値の各個と、前記格納された各予測状態の
予測データの対応する値との偏差を演算する偏差演算手
段3と、演算された偏差の絶対値を演算し、各予測状態
毎の偏差の絶対値の総和を演算して総和が最も小さい予
測状態を判定する最小値判定手段4と、最小値と判定さ
れた予測状態に対応するデータ列を出力するデータ出力
手段5とから構成される。
〔作用] 本発明の第1の形態によれば、磁気記録の特徴、および
使用する符号固有の条件に基づいて、N個の連続したサ
ンプル値の取り得る全予測状態の予測データと、磁気記
録された媒体から再生した連続するN個のサンプル値の
各個との偏差の絶対値が演算され、この偏差の絶対値の
総和が各予測データ毎に演算される。そして、総和が最
も小さい予測データを有する予測状態が再生信号からの
連続したN個のサンプルの状態と判断され、この状態に
対応するデータ列が再生信号として出力される。
第2の形態では、既知の予測データを実際に磁気記録し
、媒体からのその再生信号を基にして連続するN個のサ
ンプル値が予測値として決定され、この予測値と再生さ
れたサンプル値との偏差が演算されて再生信号に最も近
い予測データが判定される。
第3の形態では、毎回1回のサンプリング動作で取り込
むサンプル数Nより少ないサンプル数ずつ重複してサン
プリングが行われ、重複部分の予測テークのデータ列が
一致する時に、前回の予測データの重複しない部分のデ
ータ列が正しい再生信号として出力される。
第4の形態では、予測値の決定が磁気記録装置の出荷時
に行され、記憶手段に格納される。
第5の形態では、予測値の決定が装置稼働後の所定時期
毎に行われ、記憶手段の予測値がその都度書き換えられ
る。
〔実施例〕
以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する
本発明は、磁気記録媒体からの再生信号から記録データ
の復調を行う逐次復調方法および装置であるが、ここで
は再生信号に正負のピークが必ず交互に現れる磁気ディ
スク装置の再生信号を例にとって以後説明する。
第2図は本発明の方法を実施例する復調装置の構成を示
すものである。この図では、N個の連続したサンプル値
を基に復調を行う場合を示しており、磁気記録の特徴、
および使用する符号等の条件から得られる、N個の連続
するサンプル値が取り得る状態の総数がM個である場合
を示している。
図において、21は遅延要素であり、遅延時間τ−Td
(Tdはデータ周期)を持っN−1個の遅延素子から構
成される。この遅延要素21に入力される磁気ディスク
装置からの再生信号は、互いに遅延時間Tdだけ時間の
ずれたN−1個の信号に分けられて記憶される。22は
サンプリングクロックfsで駆動されるサンプルホール
ダであり、N種類の信号をサンプリングクロックfs毎
に保持することができる。
従って、サンプルホールダ22は、サンプリングクロッ
クfs毎に、入力される再生信号と、互いに時間時間T
’dだけ時間のずれたN−1個の信号の合計N個の信号
をサンプリングする。このとき、サンプリングクロック
とデータ周期Tdは、fsをサンプリングクロック、N
を連続したサンプルの数、Tdをデータ周期として、次
の0式の関係にある。
1/fs  =  N  *  Td    −■23
はM個設けられた誤差検出回路であり、N個の引き算器
231 と、N個の予測値を格納した予測値メモリ23
2と、各引き算器231の出力(偏差)の絶対値を演算
する絶対値演算回路233、および偏差の総和をとる加
算回路234とを備えている。
この誤差検出回路23において、サンプルホールダ22
から出力されたN個のサンプル値は、N個の引き算器2
31の子端子にそれぞれ入力され、引き算器231の一
端子に入力される予め用意されたN個の対応する予測値
との間で偏差が演算される。そして、偏差は絶対値演算
回路233において絶対値となり、加算回路234にお
いて総和がとられ、N個の予測値との偏差の絶対値の総
和が演算される。
この総和はM個の誤差検出回路23においてそれぞれ演
算され、合計M種類の予測データパターンとの誤差が求
められる。
24は最小値判断器であり、各誤差検出回路23の出力
が入力される。最小値判断器24は入力されたN個の予
測値との偏差の絶対値の総和のうち、値の最も小さいも
のを判断し、その最小値を出力した誤差検出回路23の
番号(#0〜#ト1)を出力する。
この結果、誤差の最も少ない予測データパターンの状態
が、誤差検出回路23の番号#0〜#M−1の何れかと
して、求められる。
25は出力データ合成器であり、各誤差検出回路23(
番号#0〜#M−1)に設けられた予測値メモリ232
に格納されたN個の予測値に対応する予測データ(#0
〜#M−1のM種類)が格納された予測データメモリ2
6がある。また、この出力データ合成器25にはサンプ
リングクロックfsのN倍のデータクロックfdが入力
されている。従って、この実施例では最小値判断器24
からはサンプリングクロックfs毎に予測データパター
ンの状態が誤差検出回路23の番号で送られてくるが、
出力データ合成器25はデータクロックfd毎(サンプ
リングクロックfsのN倍毎)毎にそのときの予測デー
タパターンの状態に対応する予測データを予測データメ
モリ26から選択し、N個のデータ列を復調データとし
て出力する。
なお、この実施例の復調装置では、予測データメモリ2
6には磁気記録においてN個の連続するサンプル値の取
り得る全ての状態が“0”と“1”の信号で予測データ
として記録されている。また、誤差検出回路23の予測
値メモリ232には、この全ての種類の予測データを実
際に磁気記録し、媒体から得られたその再生信号を基に
した予測値が記録されている。この予測値は、再生信号
を複数回サンプリングした後、ノイズによる影響を軽減
して連続したN個のサンプル値を得、これを基に予測デ
ータに対応するN個の連続したサンプル値として決定し
ている。
第3図はN=3の時の予測データの全種類、その波形の
モデル、および実際に磁気記録した後に決定した予測値
の全ての種類を示すものである。
この場合は予測値PmO,PIIll、 Pm2の種類
mは15種類になる。第2図の実施例では、第3図の左
側の欄に示される予測データが予測データメモリ26に
格納されており、右側の予測値欄に示される15種類の
予測値がそれぞれ15個の誤差検出回路23の予測値メ
モリ232に格納されている。
そして、磁気記録装置からの再生波形が、例えば、第4
図(a)に示すようになり、この波形をサンプリングク
ロックfsでサンプリングした3つのサンプリングデー
タDO,Di、 D2が第4図(b)に示すように、D
O−+0.2 、Dl= +0.8 、D2=−1,0
であったとする。
このとき、第2図の復調装置では、各誤差検出回路23
において、3つのサンプリングデータDO。
Di、 D2と予測値PmO,Pml、 Pm2との偏
差の絶対値l Do −PmOl 、  l Di −
Pml lおよび1D2−Pm21が演算され、その総
和が演算される。この演算を15種類の予測値について
行った結果が第5回である。この第5図に示す総和の演
算結果から分かるように、m=5の予測値における総和
が最も小さいことが第2図の最小値判断器24によって
判断されるので、最小値判断器24からは#5の信号が
出力データ合成器25に出力され、出力データ合成器2
5ては第3図に示した対応図に基づいて、予測データ“
0”1”1”のデータ列が復調データとして出力される
第6図は本発明の他の実施例の復調装置の構成を示すも
のであり、第2図の復調装置と同し構成部材については
、同じ符号を付してその説明を省略する。第6図の復調
装置が第2図の復調装置と異なる点は、信頼性を増すた
めに、成るサンプリングクロックfsにおいて決定され
る復調データと、別のサンプリングクロックfsにおい
て決定される復調データに重複部を持たせ、その重複部
のデータ列が一致するか否かを判定している点である。
このため、第6図の実施例の装置では、出力データ合成
器25にデータクロックfdではなく、サンプリングク
ロックfsが入力されている。そして、このサンプリン
グクロックfsによって決定された復調データの一方は
、遅延回路61によって1サンプリングクロツクの時開
だけ遅延させられて比較回路62に入力され、他方は直
接比較回路62に入力される。この結果、比較回路62
には1サンプリングクロツク時間だけ異なった復調デー
タか入力されることになり、サンプル数をNとすると、
2つの復調データの内のN−1のデータが重複じて入力
されることになる。比較回路62はこの重複データが一
致しているか否かを判定し、一致している時のみ遅延回
路61を通して入力された復調データの重複していない
データを正しい復調データとして出力し、一致しない場
合にはエラー信号等を出力する。
この結果、第6図の復調装置では、復調データの値を常
に確認しながら出力するので、データの値の信頼性が増
す。
なお、第6図の復調装置では、N個のサンプル数の内の
N−1のサンプル値を重複させたが、出力データ合成器
25に入力するクロックの間隔を増やすことによって、
重複させるサンプル数を調整することができる。
以上説明した装置において、予測値メモリ232への予
測値の格納は、磁気記録装置の出荷時に予測データを基
に磁電記録を行い、再生信号を基に決定して行えば良い
。また、予測値メモリ232に格納する予測値は、装置
稼働後の所定時期毎に行い、予測値メモリの予測値を装
置の状態の変化に応じてその都度書き換えるようにして
も良い。
更に、最小値判断器24か、複数の比較器を使用し、N
個のサンプル時間内で単調に増加、或いは減少し、且つ
、N個のサンプル時間を周期として繰り返す電圧波形を
参照電位として、各誤差を比較し、その電圧波形が単調
に増加の場合は最初に参照電位と誤差電位が交差した予
測状態を誤差が最も小さい状態と判定し、また、その電
圧波形が単調に減少の場合は最後に参照電位と誤差電位
が交差した予測状態を誤差が最も小さい状態と判定する
最小値判断器を備えていても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば磁気記録媒体から
の再生信号が、高密度記録により分解能が低下したり、
ノイズにより信号が劣化しても、また、再生信号中のピ
ーク値にレベル変動があった場合でも、“1″信号は“
1”として、“0”信号は“O”として高い信頼性で復
調することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は゛本発明の逐次復調装置の原理構成図、第2図
は本発明の方法を適用する逐次復調装置の一実施例の構
成図、 第3図は本発明におけるN=3の場合の予測データ、波
形モデル、予測値の全てを示す状態図、第4図(a)、
 (b)はある再生波形とこのときのサンプリングデー
タの値を示す説明図、 第5図は第4図のサンプリング値による第2図の装置の
演算結果を示す図、 第6図は本発明の方法を適用する逐次復調装置の他の実
施例の構成図、 第7図は従来の磁気ディスク装置の復調回路図、第8図
は第7図の回路の各部の動作波形を示す波形図である。 21・・・遅延要素、 22・・・サンプルホールダ、 23・・・誤差検出回路、 231・・・引き算器、 232・・・予測値メモリ、 233・・・絶対値演算回路、 234・・・加算回路、 24・・・最小値判断器、 25・・・出力データ合成器、 26・・・予測データメモリ、 61・・・遅延回路、 62・・・比較回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁気記録媒体からの再生信号から記録データの復調
    を行う逐次復調方法であって、 正負のピークが必ず交互に現れる磁気記録の特徴、およ
    び使用する符号固有の条件に基づいて、N個の連続した
    サンプル値からなる全ての予測状態を予測データとして
    格納しておき、磁気記録された媒体から連続したN個の
    サンプル値を再生信号として取り出して、この再生サン
    プル値の各個と前記格納された各予測データの各サンプ
    ル値との偏差の絶対値を演算し、この後に各予測データ
    毎の偏差の絶対値の総和を演算して、総和が最も小さい
    予測データを有する予測状態を再生信号からの連続した
    N個のサンプルの状態と判断し、この状態に対応するデ
    ータ列を再生信号として出力することを特徴とする逐次
    復調方法。 2、既知の予測データを実際に磁気記録し、媒体からの
    その再生信号を複数回のサンプリングにより、ノイズに
    よる影響を軽減して連続したN個のサンプル値を得、こ
    れを基に予測データに対応するN個の連続したサンプル
    値からなる予測値を決定し、再生信号として取り出した
    N個のサンプル値とこの予測値との偏差を演算すること
    により、再生信号に最も近い予測データを判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の逐次復調方法。 3、1回のサンプリング動作で取り込むサンプル数をN
    サンプルとした時に、毎回、Nより少ないサンプル数ず
    つ重複してサンプリングを行い、重複部分の予測データ
    のデータ列が一致する時に、前回の予測データの重複し
    ない部分のデータ列を正しい再生信号として出力する請
    求項1または2に記載の逐次復調方法。 4、前記予測値の決定を磁気記録装置の出荷時に行い、
    記憶手段に格納しておくことを特徴とする請求項2また
    は3に記載の逐次復調方法。 5、前記予測値の決定を、装置稼働後の所定時期毎に行
    い、記憶手段の予測値をその都度書き換えることを特徴
    とする請求項4に記載の逐次復調装置。 6、磁気記録媒体からの再生信号から記録データの復調
    を行う逐次復調装置であって、 正負のピークが必ず交互に現れる磁気記録の特徴、およ
    び使用する符号固有の条件に基づいて、N個の連続した
    サンプル値からなる全ての状態を予測して格納する予測
    データ記憶手段(1)と、磁気記録された媒体から連続
    したN個のサンプル値を再生信号として取り出すサンプ
    リング手段(2)と、 この再生サンプル値の各個と、前記格納された各予測状
    態の予測データの対応する値との偏差を演算する偏差演
    算手段(3)と、 演算された偏差の絶対値を演算し、各予測状態毎の偏差
    の絶対値の総和を演算して総和が最も小さい予測状態を
    判定する最小値判定手段(4)と、最小値と判定された
    予測状態に対応するデータ列を出力するデータ出力手段
    (5)と、 を備えることを特徴とする逐次復調装置。 7、前記サンプリング手段(2)がデータビット間隔T
    dに等しい遅延時間を持つ直列に接続されたN−1個の
    遅延要素と、この遅延要素列の入力、および各遅延要素
    の出力からのN種のアナログ信号を周期N×Tdでサン
    プルホールドするN個のサンプルホールダで再生信号の
    サンプリングを行うことを特徴とする請求項6に記載の
    逐次復調装置。 8、前記最小値判定手段(4)が、複数の比較器を使用
    し、N個のサンプル時間内で単調に増加、或いは減少し
    、且つ、N個のサンプル時間を周期として繰り返す電圧
    波形を参照電位として、各誤差を比較し、その電圧波形
    が単調に増加の場合は最初に参照電位と誤差電位が交差
    した予測状態を誤差が最も小さい状態と判定し、また、
    その電圧波形が単調に減少の場合は最後に参照電位と誤
    差電位が交差した予測状態を誤差が最も小さい状態と判
    定する最小値判断器を備えていることを特徴とする請求
    項6に記載の逐次復調装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323310A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Kyocera Mita Corp パスワード認証装置およびパスワード認証プログラム

Cited By (1)

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JP2007323310A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Kyocera Mita Corp パスワード認証装置およびパスワード認証プログラム

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