JPH04203195A - 逸水防止工法 - Google Patents

逸水防止工法

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JPH04203195A
JPH04203195A JP2336622A JP33662290A JPH04203195A JP H04203195 A JPH04203195 A JP H04203195A JP 2336622 A JP2336622 A JP 2336622A JP 33662290 A JP33662290 A JP 33662290A JP H04203195 A JPH04203195 A JP H04203195A
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本多 宏造
Atsushi Kobayashi
淳 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、 産業上の利用分野 本発明は、石油掘削弁、天然ガス掘削弁、地熱掘削弁等
の水−粘土系掘削流体を用いる掘削坑井の掘削にあたっ
て、ポリウレタンフォームおよび/またはポリイソシア
ヌレートフオームを進水層内で発泡せしめて進水層を閉
塞することにより、進水を効果的に防止する逸水防止工
法に関するものである。
b、 従来の技術 水−粘土系掘削流体を用いる掘削工法は、掘削機械の作
動原理から、使用目的によってそれぞれ特徴を生かし、
常に改良が加えられている。
近年、回転式掘削工法が多くの利点を有しており、汎用
性の高いことも認められ、掘削工法として大勢を占めて
いる。
この回転式掘削工法は、中空パイプ(以下「ドリルスト
リンゲス」という)の下端に1lll(以下「ビット」
という)を取付け、ドリルストリンゲスとビットを回転
させることによって、ビットで地層の岩石を砕き、この
掘くず(以下「カッティンゲス」という)を掘削流体で
搬出しなから坑井を掘進して行くものである。このとき
、ビットにより砕かれた地層中のカッティンゲスは地表
に運び出さねばならないが、その役目をするのが掘削流
体(以下「泥水」という)である。
上記泥水としては、一般に、水−ベントナイト懸濁液を
主体とし、これに必要に応じて分散側、ポリマml[潤
滑剤、界面活性側、加重剤およびその他の各種調整荊を
添加混合したものが用いられている。
カッティンゲスの搬出は、ポンプにより上記泥水をドリ
ルストリンゲスの中を通し、ビ・ノドの先端より噴出さ
せることによって、ビットを冷却させると一諸にカッテ
ィンゲスと共に泥水を坑壁とドリルストリンゲスの間を
地表まで上昇させることによって行なわれる。
しかし、掘削の際にポンプによって循環されている泥水
が、地層の低圧層、割れ目、亀裂、多孔質な地層などく
以下「逸水層」という)に遭遇した場合、泥水が地層内
に浸透してしまい、泥水の正常な循環が確保できなくな
るという現象が起こる。これを逸水という。
C1発明が解決しようとする課題 上述のように逸水は、循環している泥水が逸水層に遭遇
した場合に起きるトラブルであり、掘削日数が延び、費
用がかかる最もやっかいな坑内トラブル(障害)である
、古くからいろいろな防止対策が採られているが、現在
までのところ、どのような逸水に対しても絶対的な効果
を発揮する解決策は、見いだされておらず、その都度適
当な逸水防止対策を講じながら掘削しているのが現状で
ある。
特に、高温高圧の条件下(60℃以上、10にgf/c
4以上)における逸水防止を、従来の逸水防止剤によつ
て行なうことは困難である。
1つの掘削トラブルが発生すると、他の障害も併発する
ことが多い、すなわち、遣水が最初の引金となって、ド
リルストリンゲスの抑留、坑壁の崩壊などの坑内トラブ
ルが発生する。このことは、次のように説明できる。
坑井が逸水層に遭遇すると、泥水が地層内に浸透し泥水
の循環が不十分になり、坑内からのカッティングの搬出
を妨げ、坑内の清浄化が不可能になる。すなわち、坑内
のカッティンゲスを搬出除去できないため、ドリルスト
リンゲスが抑留したり、泥水の大部分が進水層へ逃げて
しなうことにより、坑内に十分な泥水柱がなくなりブロ
ーアウトや地層の崩壊が発生する。このように、進水層
を完全に閉塞することば橿めて重要である。
本発明者らは、このような事情に鑑み、化学的な反応生
成物、即ちポリウレタンフォームおよび/またはポリイ
ソシアヌレートフオームを用いることにより、効果的に
逸水を閉塞することができることを見出し、実験を重ね
、鋭意研究の結果、ポリウレタンフォームおよび/また
はポリイソシアヌレートフオームを構成するポリイソシ
アネート成分とポリオール成分を逸水層領域において発
泡重合させることによる逸水防止工法に思い到った。
d、 課題を解決するための手段 本発明は、活性イソシアネート基を有する有機ポリイソ
シアネートを含む溶液と、2個以上の活性水素を有する
化合物にアルキレンオキサイドを付加重合して得られる
ポリオールに、触媒、発泡剤、必要に応じて整泡剤等を
混合調整してなる溶液とを、高温高圧の条件下にある逸
水層領域において接触混合して発泡させ、得られた低密
度のポリウレタンフォームおよび/またはポリイソシア
ヌレートフオームを硬化させることにより、上記逸水層
を効果的に閉塞することを特徴とする逸水防止工法を提
供するものである。
上記本発明の逸水防止工法によれば、2つの容器を具備
する専用注入器のそれぞれの容器に、イソシアネート基
(NCO基)を含有するボリイソシアネートを主成分と
する溶液と、活性水素を持つ水酸基(011基)を含有
するポリオールに触媒、発泡剤、整泡剤および必要に応
してその他の助剤を混合調整した溶液とをそれぞれ充填
し、上記専用注入器を坑井内に降下して、逸水要部に上
記2種類の溶液を吐出し、接触混合せしめて発泡させ、
逸水層内に浸透、硬化させて、逸水層を閉塞することが
できる。
上記有機ポリイソシアネートとしては、芳香族系ポリイ
ソシアネート類、脂肪族系ポリイソシアネー)11[の
単量体混合物、組成物、あるいはそれらの変性物を使用
することができる。最も好ましい有機ポリイソシアネー
トは、脂肪族系ポリイソシアネート類であり、さらに具
体的にはへキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添
キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート等である。
有機ポリイソシアネートの中で、脂肪族系ポリイソシア
ネート類が最も好ましい理由は、次のように説明できる
すなわち、ポリウレタンフォームおよび/またはポリイ
ソシアヌレートフオームの生成反応は、本発明の逸水防
止工法を実施する場合に掘削坑井内の環境条件下で十分
に進展し、十分な体積膨張を起こす、ポリウレタンフォ
ームおよび/またはポリイソシアヌレートフオームは、
活性水素を有する水酸基を含有するポリオールおよびそ
のポリオール成分液中に添加されている発泡剤と、ポリ
イソシアネートとが発泡重合反応を起こすことにより得
られるが、その反応過程で相当高い発熱反応を伴う、こ
のことにより反応速度がより一層早くなり、硬化がより
進行する特徴をもっている。
したがって、掘削坑井内の環境条件が相当の高温、高圧
である場合には、硬化時間を遅延させるために発泡重合
反応速度を制御する必要がある。ポリイソシアネート類
のうち脂肪族系ポリイソシアネート類は、芳香族系ポリ
イソシアネートに比べて反応速度が遅い、よって、発泡
重合反応を制御するためには、脂肪族系ポリイソシアネ
ート類が育効である。
上記有機ポリイソシアネートは、本発明のポリオールに
対してNGO10H当量比が0.5〜5.0、好ましく
は0.8〜1.5となる範囲に調整して使用することが
できる。
上記ポリオールは、2個以上の活性水素を有する化合物
にアルキレンオキサイドを付加重合して得られるもので
あり、従来から軟質系、半硬質系あるいは硬質系ポリウ
レタンフォームの製造に用いられているものを用いるこ
とができる。具体的には、ポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオール、ポリマーポリオールなどがあげ
られる。
しかし、本発明において好ましいポリオールは、低分子
量の多価アルコールやポリアミンのような2個以上の活
性水素を有する化合物にアルキレンオキサイドを付加重
合して得られるポリエーテル系およびポリエステル系ポ
リオールであり、さらに好ましくはポリエーテルポリオ
ールで官能基数2〜8、水酸基価(■KOH/g) 2
00〜600 c7)ものであり、より好ましくは、官
能基数3〜4、水酸基価(g+g No)I/g) 3
50〜500のものであり、これらから選ばれた1種ま
たは2種以上のポリオールの単品または混合物のいずれ
も使用することができる。
上記触媒としては、従来がら使用されているものを使用
することができる。具体的には、第3級アミン弱酸の塩
などの塩基性物質として、モノエタノールアミン、ジェ
タノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルモノ
エタノールアミン、ジエチルモノエタノールアミン、ト
リエチレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミン、
テトラメチルプロバッジアミン、テトラメチルブタンジ
アミン、テトラメチルヘキサンジアミン、ペンタメチル
ジエチレントリアミンの第3級アミン等があり、有機金
属化合物として、スタナスオクトエート、ジプチル錫ジ
ラウレート、ジプチル錫ジアセテート、ジメチル錫メル
カプタイド、ジブチル錫メルカプタイド、テトラブチル
−1,3−ジアセトキシメタンキサン、テトラブチル−
1,3−ジラウロイルオキシジスタノキサン等がある。
これらの触媒は、単独でまたは2種以上の混合物として
用いることができる。最も好ましい触媒は、有機スズ系
触媒で、ポリオール100重量部に対して0.1〜0゜
5重量部程度用いられる。
上記発泡剤としては、従来から発泡剤として使用されて
いるものが使用できる。具体的にはトリクロロモノフル
オロメタン、ジクロロモノフルオロメタン等の低沸点不
活性発泡剤であり、そして水、結晶水含有化合物等も使
用することができる。
発泡剤の添加量は、発泡剤の種類に応じて経験的に把握
できる。
上記整、泡剤としては、従来から整泡剤として知られて
いる物質であればいかなるものでも用いることができる
。特に、シリコン系整泡剤が有効であり、中でも共重合
体の分子量の高い構造のものが表面弾性効果や表面粘性
効果が強(効果的である。これらの整泡剤の中で、ポリ
エーテル系発泡体には、水溶性ポリエーテルシロキサン
、ポリエステル系発泡体には、ポリシロキサン・ポリオ
キシアルキレン共重合体等が効果的である。なお、整泡
剤はこれらに限定されるものではない、整泡剤の添加量
は、その種類等に応して適宜決められる。
本発明においては他の添加量として、ポリウレタンフォ
ームおよび/またはポリイソシアヌレートフオームの強
度を高めたり、熱安定性を向上させたり熱膨張係数を下
げたりするというような効果を期待して、無機系充填材
、有機系充填材等が用いられる。
本発明においては、上記の有機ポリイソシアネートを含
む溶液とポリオールに触媒等を混合調整してなる溶液と
を、高温高圧の条件下、例えば60゜以上で10kgf
/ej以上の条件下にある逸水層領域において接触混合
する。これにより、発泡反応が起こり、得られたポリウ
レタンフォームおよび/またはポリイソシアヌレートフ
オームによって、送水層が閉塞される。
e、 実施例 以下に、本発明を実施例により説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
以下の実施例−1〜3においては、掘削に際して進水が
発生した地層に対して、あらかしめ触媒、発泡剤および
必要に応じてその他の助剤を混合したポリオール成分と
、NCOliを含むポリイソシアネートとを別々に充填
した専用の注入機を用いて、注入機先端部のスタティッ
クミキサー(反応機)を通して、すばやく混合して、ノ
ズルよりこの薬液を吐出することにより、逸水層に浸透
せしめた後に、発泡、硬化させることにより、逸水層の
空隙を閉塞せしめた。
〔実施例−1〕 A液のポリオール成分として、3官能のグリセリンにプ
ロピレンオキサイドを付加重合した水酸基価が400 
N KOH/gのポリエーテル200重量部、発泡剤1
0重量部、整泡剤(水溶性ポリエーテルシロキサン)1
0重量部および有機スズ系触媒(ジブチル錫ジアセテー
) ) 0.6重量部を混合調整し、B液として、脂肪
族系ポリイソシアネート成分である1、3−ビスイソシ
アナトシクロヘキサン228.4重量部を用い、これら
の溶液をA液およびB液を入れる2つの専用容器を具備
する、温度および圧力調整可能な高温高圧反応容器のそ
れぞれ独立した容器内に採り、反応層内を設定環境条件
に保持し、温度および圧力が均一になった時点でA液と
B液を同時に反応層内に吐出し、接触混合せしめて、発
泡させ、発泡体を作った。このときの、反応状態、体積
膨張倍率、発泡体の密度を測定した。その結果を表−1
に示す。
(実施例−2〕 A液のポリオール成分として、4官能のメチルグルコシ
ドにプロピレンオキサイドを付加重合した水酸基価46
0■KOR/gのポリエーテル180重量部、発泡剤1
2重量部、整泡剤(水溶性ポリエーテルシロキサン)1
0重量部、有機スズ系触媒(ジブチル錫メルカプタイド
)0.6重量部および有機充填材としてのオレイン#2
0重量部を混合調整し、B液として、脂肪族系ポリイソ
シアネート成分である1、3−ビスイソシアナトシクロ
ヘキサン235.4重量部を用い、これらの溶液をそれ
ぞれ独立した容器内に採り、反応層内を設定環境条件に
保持し、温度および圧力が均一になった時点でA液とB
液を同時に反応層内に吐出し、接触混合せしめて、発泡
させ、発泡体を作った。このときの、反応状態、体積膨
張倍率、発泡体の密度を測定した。その結果を表−1に
示す。
〔実施例−3〕 A液のポリオール成分として、3官能のグリセリンにプ
ロピレンオキサイドを付加重合した水酸基価400阿K
OH/gのポリエーテル180重量部、発泡剤12重量
部、整泡剤(水溶性ポリエーテルシロキサン) 10重
量部、有機スズ系触媒(ジブチル錫メルカプタイド)0
.6重量部および有機充填材としてのオレイン酸20重
量部を混合調整し、B液として、脂肪族系ポリイソシア
ネート成分であるジシクロヘキシルメタン−4,4−ジ
イソシアネー) 235.4重量部を用い、これらの溶
液をそれぞれ独立した容器内に採り、反応層内を設定環
境条件に保持し、温度および圧力が均一になった時点で
A液とB液を同時に反応層内に吐出し、接触混合せしめ
て、発泡させ、発泡体を作った。このときの、反応状態
、体積膨張倍率、発泡体の密度を測定した。その結果を
表−2に示す。
表−1 比較W41においては、市販されているポリエチレンフ
オームを用いた。
体積膨張倍率−原液の密度(Kg/ rd )  十発
泡体の実測密度(にg/rd> 表−2 比較4N2においては、市販されているポリエチレンフ
オームを用いた。
体積膨張倍率−原液の密度(にglof)  十発泡体
の実測密度(Kg/n?) 〔実施例−4〕 第1図に示す模擬坑井試験装置の逸水層モデルとして内
径が16,7閣と28.0閣で、長さが共に1000閣
の2種類のものを用いて、以下の逸水防止試験を行った
第1図において、1はA液用容器、2はB用容器、3は
混合機、4は模擬坑井、5は逸水層モデルである。
逸水防止試験−1 A液のポリオール成分として、3官能のグリセリンにプ
ロピレンオキサイドを付加重合した水酸基価400■1
110/gのポリエーテル250重量部、発泡剤12.
5重量部、整泡剤(水溶性ポリエーテルシロキサン) 
12.5重量部および有機スズ系触媒(ジブチル錫メル
カプタイド) 0.75重量部を混合調整し、B液とし
て、脂肪族系ポリイソシアネート成分である1、3−ビ
スイソシアナトシクロヘキサン275.8重量部を用い
、これらの溶液を第1図の模擬坑井試験装置のそれぞれ
独立した容器1. 2内に採り、模擬坑井4内を設定環
境条件に保持し、温度および圧力が均一になった時点で
AWLとB液を接触混合せしめ、同時に模擬坑井4内に
吐出し、発泡させ、進水層の閉塞を行なった0発泡体の
硬化が完了した時点で、遣水層モデル50部分を取外し
、進水層モデル5の発泡体による充填率を測定し、次い
で、第1図の模擬坑井試験装置を用い、一方は大気圧に
解放して装着し、模擬坑井4内に平均径が0.4閣およ
び1.0閣の軽量骨材をそれぞれ1.5%含む泥水を充
填し、模擬坑井4内を設定環境条件に保持し、30分間
静置した。その後に、模擬坑井4を10kgf/cj毎
に加圧し、最高圧カフ0kgf/cjまで加圧した。
各圧力下での圧力低下の有無を測定した。その結果を表
−3に示す。
逸水防止試験−2 A液のポリオール成分として、4官能のメチルグルコシ
ドにプロピレンオキサイドを付加重合した水酸基価46
0■KOH/gのポリエーテル250重量部、整泡剤(
水溶性ポリエーテルシロキサン)】2,5重量部、発泡
剤(ジクロロモノフルオロメタン) 12.5重量部お
よび有機スズ系触媒(ジブチル錫メルカプタイド) 0
.75重量部を混合調整し、B液として、脂肪族系ポリ
イソシアネート成分であるジシクロヘキシルメタン−4
,4−ジイソシアネー) 275.5重量部を用い、こ
れらの溶液を第1図の模擬坑井試験装置のそれぞれ独立
した容器1.2内に採り、模擬坑井4内を設定環境条件
に保持し、温度および圧力が均一になった時点でA液と
B液を接触混合せしめ、同時に模擬坑井4内に吐出し、
発泡させ、逸水層モデル5の閉塞を行った。
発泡体の硬化が完了した時点で、逸水層モデル5の部分
を取外し、透水層モデル5の発泡体による充填率を測定
し、次いで、第1図の模擬坑井試験装置を用い、一方は
大気圧辷解放して装着し、模擬坑井4内に平均径が0.
41および1.0−の軽量骨材をそれぞれ1.5%含む
泥水を充填し、模擬坑井4内を設定環境条件に保持し、
30分間静置した。
その後に、模擬坑井4をlokgf/cj毎に加圧し、
最高圧カフ0kgf/c4まで加圧した。
各圧力下での圧力低下の有無を測定した。その結果を表
−3に示す。
逸水防止試験−3 A液のポリオール成分として、3官能のグリセリンにプ
ロピレンオキサイドを付加重合した水酸基価400 m
g KOH/gのポリエーテル225重量部、発泡[1
5重量部、整泡剤(水溶性ポリエーテルシロキサン) 
12.5重量部、有機スズ系触媒(ジブチル錫メルカプ
タイド) 0.75重量部および有機系充填材としての
オレイン酸25重量部を混合調整し、B液として、脂肪
族系ポリイソシアネート成分である1、3−ビスイソシ
アナトメチルシクロヘキサン253.3重量部を用い、
これらの溶液を第1図の模擬坑井試験装置のそれぞれ独
立した容器1.2内に採り、模擬坑井4内を設定環境条
件に保持し、温度および圧力が均一になった時点でA液
とB液を接触混合せしめ、同時に模擬坑井4内に吐出し
、発泡させ、逸水層モデル5の閉塞を行った0発泡体の
硬化が完了した時点で、逸水層モデル5の部分を取外し
、逸水層モデル50発泡体による充填率を測定し、次い
で第1図の模擬坑井試験装置を用い、一方は大気 圧に
解放して装着し、模擬坑井4内に平均径が 0.4■お
よび1.01の軽量骨材をそれぞれ1.5%含む泥水を
充填し、模擬坑井4内を設定環境条件に保持し、30分
間静置した。
その後に、模擬坑井4を10kgf/d毎に加圧し、最
高圧カフ0kgf/cdまで加圧した。
各圧力下での圧力低下のを無を測定した。その結果を表
−3に示す。
逸水防止比較試験 従来から使用されている逸水防止111(クルミ殻粉砕
物:綿実しぼり滓−r:1)・を8%含んだ泥水を第1
図の模擬坑井試験装置に充填し、模擬坑井4内を設定環
境条件に保持し、30分間静置し、逸水層の閉塞を行っ
た0次いで、模擬坑井4を10kgf/cj毎に加圧し
、最高圧カフ0kgf/cjまで加圧した。
各圧力下での圧力低下の有無を測定した。その結果を表
−3に示す。
表−3 0: 圧力低下無(逸水量0W1) × : 圧力低下有(10分後金量逸水)f、 発明の
効果 本発明の逸水防止工法においては、体積膨張の大きいポ
リウレタンフォームおよび/またはポリイソシアヌレー
トフオームを用いているため、従来用いられていた逸水
防止側(クルミ殻、雲母片、綿実しぼり滓、ファイバー
系物[1やセメントスラリーを用いる逸水防止工法によ
っては閉塞が難しい大きな空隙であっても、その逸水層
を閉塞することができる。
また、本発明のポリウレタンフォームおよびポリシアヌ
レートフオームは発泡、硬化が速いために、逸水防止対
策の作業時間を大幅に短縮することができる。したがっ
て、総合的に掘削コストの低減を図ることができる。
さらに、本発明のポリウレタンおよびポリイソシアヌレ
ートのフオームは、密度が低いため地層に対して力学的
な悪影響を与えず、泥水に対しても反応性を示さないこ
とから、坑内において坑壁に対する影響がほとんどない
等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例−4において用いる模擬坑井試験装置
の概念図である。 1・・・A液用容器、     2・・・Bin!用容
器、3・・・混合機、      4・・・模擬坑井、
5・・・逸水層モデル。 特許出願人  株式会社 チルナイト 代理人 弁理士  奥  山  尚  男−(ほか2名
) 前III

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)活性イソシアネート基を有する有機ポリイソシア
    ネートを含む溶液と、2個以上の活性水素を有する化合
    物にアルキレンオキサイドを付加重合して得られるポリ
    オールに、触媒、発泡剤等を混合調整してなる溶液とを
    、高温高圧の条件下にある逸水層領域において接触混合
    して発泡させ、得られた低密度のポリウレタンフォーム
    および/またはポリイソシアヌレートフォームを硬化さ
    せることにより、上記逸水層を閉塞することを特徴とす
    る逸水防止工法。
  2. (2)活性イソシアネート基を有する有機ポリイソシア
    ネートが、芳香族または脂肪族ポリイソシアネート単量
    体もしくは混合体またはこれらの変性物等からなること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の逸水防止
    工法。
  3. (3)ポリオールが、低分子量の多価アルコールやポリ
    アミンのような2個以上の活性水素を有する化合物にア
    ルキレンオキサイドを付加重合して得られるポリエーテ
    ル系またはポリエステル系ポリオールからなることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の逸水防止工法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11242726B2 (en) 2018-07-04 2022-02-08 Eavor Technologies Inc. Method for forming high efficiency geothermal wellbores

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US11242726B2 (en) 2018-07-04 2022-02-08 Eavor Technologies Inc. Method for forming high efficiency geothermal wellbores

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