JPH04202293A - 作動油 - Google Patents

作動油

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JPH04202293A
JPH04202293A JP33205590A JP33205590A JPH04202293A JP H04202293 A JPH04202293 A JP H04202293A JP 33205590 A JP33205590 A JP 33205590A JP 33205590 A JP33205590 A JP 33205590A JP H04202293 A JPH04202293 A JP H04202293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monoalkyl ether
polyalkylene glycol
boiling point
glycol monoalkyl
oxide component
Prior art date
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Pending
Application number
JP33205590A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Tomizawa
富沢 広隆
Hiroshi Nakanishi
博 中西
Satoru Ogano
哲 小鹿野
Toshiaki Kuribayashi
栗林 利明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、航空機、自動車、ロボット、プレス機器、そ
の他機械装置における圧力媒体である作動油の改良に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の作動油としては低粘度シリコーンオイル
、低粘度鉱油、グリコールエーテル類等が使用されてい
るが、特に、自動車におけるブレーキ油としては、 ■ 高沸点であること ■ 低温において低粘度であること ■ シールに対する適合性があること ■ 低吸湿性に優れること 等の条件を満たすことが要求されている。
更に、最近、自動車等におけるブレーキ操作のコンピユ
ータ化により、ブレーキ操作における加圧と緩和とを非
常に短時間で繰り返して行う、所謂アンチロックブレー
キシステムが採用されてきており、そのために使用され
るブレーキ油としては、低温から高温までの広い温度範
囲での粘度特性等量れた応答性が求められている。
又、同時に、例えば自動車用ブレーキ油に見られるよう
に、吸湿による低沸点化の防止といった吸湿特性の改善
、更にゴム膨潤性の低い、所謂シールに対する適合性の
要求等の多くの課題を同時に解決することが求められて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような観点から、トリエチレングリコールモノアル
キルエーテル等のグリコール類が作動油として使用され
はじめているが、特に吸湿性が高く、ブレーキ油として
使用する場合、使用するにつれ、ウェット沸点が低下し
、ベーバーロツタを起こすという問題がある。
本発明は、高沸点で、かつ低温での低粘度を保持しつつ
、シール適合性に優れると共にウェット沸点が高く、吸
湿特性の優れた作動油の提供を課題とする。
c課題を解決するための手段〕 本発明の作動油は、トリエチレングリコールモノアルキ
ルエーテル、及び下記(r)式で示されるポリアルキレ
ングリコールモノアルキルエーテル、更に下記(II)
式からなるポリアルキレングリコール炭酸エステルとを
主成分とし、平衡還流沸点が205℃以上、引火点が1
00℃以上、−40℃における動粘度が1000cSt
以下、ウェット沸点140℃以上であることを特徴とす
る。
RO(EO) −(PO) 、’ −H(I )0 =
C+−0−(An)m、−CL ]、      (I
I )(式中、Rは低級アルキル基、 8口はエチレン
オキサイド成分、POはプロピレンオキサイド成分、^
0はエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイ
ド成分、lは2〜4、mは0.5〜1.5、nは2〜3
の整数を示す。) 又、上記作動油において、ポリアルキレングリコール炭
酸エステルは、作動油全体に対して5重量%〜45重量
%含有されていることを特徴とする。
以下、本発明の作動油を構成する各成分について説明す
る。
本発明における作動油は、まず、トリエチレングリコー
ルモノアルキルエーテルに、そのアルキレンオキサイド
成分がエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとか
らなる上記一般式(I)で示されるポリアルキレングリ
コールモノアルキルエーテルを添加することにより、ト
リエチレングリコールモノアルキルエーテルの吸湿性を
適宜範囲に制御するものである。トリエチレングリコー
ルモノアルキルエーテル、又はポリアルキレングリコー
ルモノアルキルエーテルにおけるアルキル成分としては
低級アルキル基が挙げられ、好ましくはメチル基である
上記一般式(I)で示されるポリアルキレングリコール
モノアルキルエーテルにおけるエチレンオキサイド成分
付加量は2〜4モルが適当であり、またプロピレンオキ
サイド付加量は0.5〜1゜5モルが適当であり、ブロ
ック付加物でもランダム付加物いずれでもよい。
ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルの添加
割合は、トリエチレングリコールモノアルキルエーテル
100重量部に対して30重量部〜60重量部とすると
よく、30重量部より少ないと吸湿性を改善できず、ま
た60重量部を越えるとシールに対する適合性の悪化及
び低温粘度が増大するので好ましくない。
次に、本発明の作動油は、吸湿性、シールに対する適合
性の改良を目的として、上記トリエチレングリコールモ
ノアルキルエーテルとポリアルキレングリコールモノア
ルキルエーテルとの混合体(以下、モノエーテル類とい
う)に、上記(II)式で示されるポリアルキレングリ
コール炭酸エステル(以下、炭酸エステルという)を添
加するものである。
炭酸エステルは、ポリアルキレングリコール末端水酸基
を炭酸エステル化したもので、ゴム膨潤性を低く保持し
つつ同時に吸湿性を低下させることができ、しかもモノ
エーテル類との混合性に優れるものである。
炭酸エステルにおけるアルキレンオキサイド成分として
は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドが好ま
しく、通常の製法、例えば炭酸とアルキレンオキサイド
とを反応させて得られるものであるが、そのアルキレン
オキサイド付加量は2〜3モルのものが適当である。又
、アルキレンオキサイドの付加形態は、エチレンオキサ
イド単独又はプロピレンオキサイド単独でもよく、また
混合体でもよい。
炭酸エステル類は、モノエーテル類に対して5重量%〜
45重量%の割合で添加されるとよい。
添加量が45重量%を越えるとシール適合性が悪化し、
またモノエーテル類との混合性に問題を生じる。
本発明の作動油には、更に粘度調整剤としてポリメチル
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール等の
粘度調整剤、更にほう酸、酸化はう素、はう酸エステル
等の沸点向上剤、pH調整剤、酸化防止剤、防錆剤、極
圧剤、着色剤等の添加剤を添加することができる。
このようにして得られる作動油は、100℃での動粘度
を1.4cSt以上、好ましくは1.5cSt以上、か
つ−40℃での動粘度を1000cSt以下、好ましく
は800 cSt以下、更に平衡還流沸点を205℃以
上、好ましくは230℃以上、また引火点を100℃以
上、好ましくは110℃以上に保持しつつ、同時に吸湿
量を低下できると共にウェット沸点を140℃以上とす
ることができ、更にシールに対する適合性を有するもの
とできる。
′  〔作用及び発明の効果〕 本発明の作動油は、まず、トリエチレングリコールモノ
アルキルエーテルにポリプロピレンオキサイド成分を有
するポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルを
添加することにより、トリエチレングリコールモノアル
キルエーテル油の吸湿性を適宜範囲に制御することがで
き、更に炭酸エステルを添加することにより、ゴム膨潤
性を低く保持しつつも吸湿性を低下しえるものであり、
作動油、特に自動車等のブレーキ油に関し、特にアンチ
ロックブレーキシステムに使用されるブレーキ油に適し
たものとすることができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、実施例等にお
ける作動油の性能評価は、以下の試験法により行なった
■ 動粘度、引火点、平衡還流沸点、ウェット沸点、吸
水量は、JIS K 2233の方法により評価した。
■ ゴム膨潤性はJIS K 2233の方法により、
SBRゴムカップを120℃、70時間の条件で試験し
、体積の増加率(67%)mベース直径の増加(ΔL 
mm)及び硬さの変化(ΔHs)で示す。
〔実施例1〕 トリエチレングリコールモノメチルエーテル80重量%
、ポリアルキレングリコール千ツメチルエーテル[CH
,0(EO) 2.、−(PO)。、*−11320重
量%からなるエーテル油全量に対して、40重量%の割
合で、式 %式% で示される炭酸エステル(100℃での動粘度9.5c
St)を添加し、作動油(試料油1)を調製した。
〔実施例2〕 実施例1の作動油における炭酸エステルに代えて、式 %式%] で示される炭酸エステル(100tでの動粘度9.0c
St)を実施例1同様に添加し、作動油(試料油2)を
調製した。
比較油として、上記各実施例で使用したトリエチレング
リコールモノメチルエーテル単独の場合を使用した。
上記の各試料油及び比較油について性能試験を実施し、
その結果を下表に示す。
(以下余白) 上記表で、動粘度はcSt 、ウェット沸点、沸点(平
衡還流沸点)m引火点はいずれも℃、吸水量は%で示し
た。
上記表かられかるように、本発明の作動油は、−40℃
における動粘度が1000cSt以下であり、平衡還流
沸点、引火点及びゴム膨潤性において従来の作動油の条
件を維持していると同時に、低温粘度1tDOT−3f
7)規格(1500cSt 以下)を十分にクリヤーし
ており、低温時での油圧応答性(特に瞬時における応答
性)に関して優れたものである。
又、本発明の作動油は、炭酸エステルの混合によす、ト
リエチレングリコールモノメチルエーテル単体の場合と
比較すると、吸湿量について15%程度減少させること
が可能となり、更にウェット沸点はDOT−4レベル或
いはDOT−4レベルでもかなり高いレベルの特性を示
すものであり、これらの諸条件を改良しえることがわか
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トリエチレングリコールモノアルキルエーテル、
    及び下記( I )式で示されるポリアルキレングリコー
    ルモノアルキルエーテル、更に下記(II)式からなるポ
    リアルキレングリコール炭酸エステルとを主成分とし、
    平衡還流沸点が205℃以上、引火点が100℃以上、
    −40℃における動粘度が1000cSt以下、ウェッ
    ト沸点140℃以上である作動油。 RO(EO)−(PO)_m−H( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは低級アルキル基、EOはエチレンオキサイ
    ド成分、POはプロピレンオキサイド成分、AOはエチ
    レンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド成分、
    lは2〜4、mは0.5〜1.5、nは2〜3の整数を
    示す。)
  2. (2)ポリアルキレングリコール炭酸エステルが、作動
    油全体に対して5重量%〜45重量%含有されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の作動油。
JP33205590A 1990-11-29 1990-11-29 作動油 Pending JPH04202293A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06192300A (ja) * 1992-08-26 1994-07-12 F Hoffmann La Roche Ag インターフエロン抱合体
WO2022045050A1 (ja) * 2020-08-25 2022-03-03 出光興産株式会社 潤滑油組成物

Cited By (3)

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WO2022045050A1 (ja) * 2020-08-25 2022-03-03 出光興産株式会社 潤滑油組成物
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