JPH04201444A - 煙草煙汚染防止内装材 - Google Patents

煙草煙汚染防止内装材

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JPH04201444A
JPH04201444A JP33718990A JP33718990A JPH04201444A JP H04201444 A JPH04201444 A JP H04201444A JP 33718990 A JP33718990 A JP 33718990A JP 33718990 A JP33718990 A JP 33718990A JP H04201444 A JPH04201444 A JP H04201444A
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activated carbon
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resin
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Kozo Ogasawara
小笠原 幸造
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用号%1 本党明は、衝立、間仕切(所謂パーティッション)、室
具等の表面材、壁張地、天井張地苓として使用される布
製内装材に関するものである。
〔従来の技術〕
シリコーン系やフッソ系の撥水撥油剤は布地の防汚剤と
しても使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
それらの防汚剤は撥水撥油性に優れているので布地の吸
湿性や随感風合を損ない、防汚加工によって布地の光沢
・艶や色彩が変ったものとなり、特に、防汚加工時に布
帛に斑着きした防汚剤は、それが−水溌油性に優れてい
るが故に洗浄除去することは殆ど不可能と言った不具合
がある。
そしてそれらの防汚剤は、水性や油性の液体汚れに対し
ては有効であっても、煙草の煙に含まれるニコチンクー
ルによる汚れに対しては、ただ拭きをり易いと言う程度
の効用しか有せず、それを付着し難くする防汚剤は未だ
知られていない。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、煙草の煙に含まれているニコチンクー
ルに汚染され難い布製の防汚性内装けを擾供しようとす
るものである。
(Q明の構成〕 即ち本発明に係る内装材は、2級以上の隠蔽性を有し1
’Occ/cm2・’UeC以上の通気性を有を乙表面
布地の裏面に、粒径30μm以下の活性炭と1マイング
ー樹脂とで組成される裏面層が積−されており、その裏
面層の活性炭の含有量が5 g/cm2以上であり、そ
の裏面層の含有するバインダー樹脂の重量が活性炭の含
有量の4倍以下であることを特徴とするものである。
活性炭は消臭剤として公知であり、内装布帛であるパイ
ル布帛の裏面にバー・キング剤と共に裏打塗布して消臭
性カーペットを得ることは公知であるが(実公昭62−
28957・実開昭59−100487、及び、実開昭
53−126332)、それが防汚剤として有効でるこ
とは従来全く知られていない。
即ち本発明は、活性炭を包む布帛が煙草の薫煙に汚れ難
いことに着目し、その粒径が細かく それを包む布帛の
通気性が大きくなる程、活性炭がニコチンに対し高い防
汚性を発揮するとの知見を得て完成されたものである。
かかb活性炭の防汚機構は明らかではないか一実験結果
によれば、活性炭の防汚I!l構は布帛が通気性を有す
る状態において営まれており、表面布地の通気性を10
 cc / cj −sec以上とし、バインダー樹脂
の重量を活性炭の含有量の4倍以下上するのは、布地や
バインダー樹脂皮膜によって活性炭の防汚機構に有効な
気体の滝通が遮断されないようにするためであり、その
粒径を粒径30μm以下とするのは活性炭がより多く気
体に噌されるようにするためである。
従って、表面布地には通気性の大きいものを用い、裏面
層の含有するバインダー樹脂の含有量を少なくし、活性
炭の含有量を多くするとよいのであるが、実験的に見て
表面布地には通気性が25〜50cc・′−・secの
ものを用い、活性炭の粒径を1〜5μmとし、裏面層の
活性炭の含有量を15〜39g、−’mとし 裏面−の
含有するl\インダー樹脂の重量を活性炭の含有量と時
間しかその半分程度(活性炭の0.5〜1.0倍)にす
ると 活性炭の陰影が布地の表面に現れて見苦しい外観
を呈せず、施工下地を隠蔽して美しく仕上↓fることの
出来も実用的な防汚性内装材が得られる。
し、かしこのことは布地をネ・:・ト状に目粗なものに
すべきことを意味せず、その通気性は気体が微かに滝通
し得る1 0cc/cd −sec程度のものであれば
よく、又、その程度に緻密なものであってもよいので表
面り地が内装材の表面材としての役目をなすのであり、
そのために表iii布塘に2級以上の隠蔽性を有するも
のが使用され、それがネ・・ト状に目粗なものであれば
黒い活性炭が表面に現れて内装材として使用し得るもの
は得られなくなる。
尚、ここに言う[隠蔽性2級以上]とは、JIS−A−
6921F壁[1(7)規定すル隠蔽性が2級以上であ
ることを意味する。
本発明の実棒にあたっては、表面4M地には通気性の大
きいものを用い、裏面層の含有するバインダー樹脂の含
4E41を少な・ニジ、活性炭の含有量を多くするとよ
いのであるが、実験的に見て表面り地には通気性が25
〜50cc、’−・Secのものを用い、活性炭の粒径
を1〜5μmとし、裏面−の活性炭の含有量を15〜3
0ト/cm2とし−、裏面−の含有するバインダー樹脂
の重量を活性炭の含り量と時間しかその半分程度(活性
炭の0.5〜1.0倍)にすると、活性炭の陰影が布地
の表面に現れて見苦しい外観を呈せず、施工下地を隠蔽
して美しく仕上げることの出来る実用的な防汚性内装材
が得られる。
バインダー樹脂は、水分散型(エマルジョン)の樹脂で
もよく、水や有機溶剤に熔解した熔槍ヤの樹脂でもよい
裏面層は、活性炭を配合したバインダー樹脂組成物を直
接表面布地の裏面に塗布積層してもよいが、壁張地の如
く表面布地と裏打紙を貼り合わせそ作られる内装材等に
あっては、その貼り合わせる接着剤に活性炭を配合した
バインダーm脂組成物を用い、或は、裏打紙に活性炭を
配合したバイ;・グー樹脂組成物を塗布し、て裏11i
i−を形成し、その上に表面布地を貼り合わせることも
出来る。
そのように裏打紙等に予め積層した裏面層に表面布地を
貼り合わせるときは、バイ゛ンダー樹脂に十・トメルト
接着剤型のものを用い、その裏面層に表面布地を加熱接
着すると効率的である。
表面布地は、織物でも編物でも不織布であってもよく、
又、それが通気性10 cc / ai−sec以上に
仕上げられるものであればプリントや号イジ〕/グ等の
樹脂仕上の施されたものであってもよい。
従−て特に、それが薄手のもので通気性の高いものであ
ったり白色や淡色系のもので裏面−の震色活性炭の陰彰
が表面に現れたり表面の色彩が濁んだ色に変わるような
場合には、酸化チタン等の顔料を配合した塗料を裏打塗
布して隠蔽層を積層しておくことも出来1.尚その場合
、仕上がった表面布地の通気性が10〜80cc、、’
−・secになるように塗料の塗布量を調整する。
〔発明の効果〕
本発明によると、ニコチンタールが活性炭によJQ表面
布地に付@L、Il<され、それによ−、て煙草の薫煙
に汚染され置くなり、そのようにニコチン・ケールに灯
し防汚剤としてist#する活性炭が堵水堵油作用をな
すものではなく、それが裏−に介在するので表面布地の
吸湿性や触感風合、光沢・艷、色彩等を変えることなく
、布製独特の温か味のあり防汚性内装材が得られ、宴会
場や集会所、待合室、会議室、応接間、車内などの内装
に本発明は―乙好都合である。
(実験例 1) ポリエステル繊維糸条(番手: 10/ 1 )を経糸
と緯糸に用いて経密度17.2本、/e1m、緯密度2
1゜0本/1、日付340g/cm2として織成した織
物に、樹脂固形分濃度30重量%のアクリル樹脂エマル
ジョン100重量部に平均粒径2μmの活性炭を次の〔
表1〕に示す重量部で配合してI!I!した4種のバイ
ンダー樹脂組成物(a) −(b)・(CG −(d)
を次の(表1)に示す塗′IO量(乾燥固形分重量・単
位rg’+v/Iで示す)をI)−1てそれぞれ塗布し
、それぞれ縦20(ff・横101に裁断して4種の活
性炭積層試料(a−・由)・(CI・(d)を凋饗した
次に 上記の織物(通気性31cc/cm2・sec 
)の裏面に樹脂エマルジョンを塗布してその通気性を1
0CC/cm2’−・Secにa1要し、それを縦20
1−横101に裁断して試験片、!:L−それぞれ樹脂
工1°ルジ1ンの未塗布面を表向きにして上記の試料イ
1)・(b)・(cl・(d)の活性炭積層面に重ね合
わせ、活性炭積層試料に重ね合わせないブランクの試験
片(blank )と共に、内側寸法;高さ5f)rs
x幅50 cs X *行き46(窟のアクリル樹脂製
試験箱の内側壁面に粘着テープで周囲を縁砲1.で貼付
し、試験箱中央に着火した煙草(品名;マイルド′セブ
ン)6本を8時間おきに1日2回それぞれ試験箱の上蓋
を開けて設置し、次いで上蓋を閉じて試験箱内に煙草の
薫煙を充満する試験を4日間にわたって行い、その間に
合計48本の煙草を燃やして薫煙に試験片を曝し、ブラ
ンクの試験片(blank )の表面の汚れの度合に対
比される4種の試験片(a)・(b) −(e)・4d
)の表面のlriれの度合を、マ、リベス社製分尤光賓
計を用いたJ l5−Z−8730曳定の色差ΔEと、
防染用フ゛L−スケールを用いたJIS L 0805
jill定の蛮色唯(級)を測定し、次の〔表1〕に示
す結果を得た。
尚、次表中の樹脂分塗着電p比は 塗着した一\イング
ー樹脂組成物の樹脂固形分型費を活性炭の重量で除した
値を示す。
〔表1〕 〔実験例 2〕 実験例1における織物(通気性37cc/ cd −s
ec )に、樹脂固形分濃度30重量%のアクリル樹脂
エマルジョン100重量部に平均粒径2μmの活性炭を
39.6轍量部配合しa製したバインダー樹脂組織物(
固形分511%、樹脂分含有重置灯活性突合有重旨−,
$3: 57)を120  g%−塗布し乾燦固彫分装
置60g/mの活性炭合有塗腰を積層し、縦8cm −
横5鴫1に哉噺した活性炭積−試料1e)を調製した。
次に、上記の織物(通気性31cc /cm2・sec
 )の裏面に樹脂エマルジョンを塗布して通気性を次の
〔表2〕に示す通り調製し縦8個・横5cmに裁断した
7種の試験片■・■・■・■・■−■・■を、それぞれ
樹脂エマルジョンの未I!1″布面を表向きにして上記
の試料(e)の活性炭槽−面に重ね合わせ、活性炭MI
N試料(e)に重ね合わせないブランクの試験片(bl
ank >と共に、内側寸法;高さ2Scsx幅35(
*X奥行き20cmのポリエチレン樹脂製試験箱の内側
壁面に粘着テープで周囲を1砲って貼付し、試験箱中央
に着火した煙草(品名;マイルドセブン)3本を、第1
日月と第2日日にそれぞれ8時間おきに2回、第38目
に1回、それぞれ試験箱の上蓋を開けて設置し、次いで
上蓋を閉して試験箱内に煙草の薫煙を充満する試験を3
日間にわた1、て11い、その間に合計15本の煙草を
郷やして薫煙に試験片を曜し、ブランクの試験片(bl
ank )(7′)表面の汚れの度合に対比され′り7
種の試験片の表面の汚れの度合を、マクヘス社製分光光
度針を用いて測定し、た濃変比とJIS Z R730
1it!定の色差ΔEと、防染用グレースケールを用い
た月5−L−0805規定の変色度(級)を測定し14
次の1表21に示す結果を得た。
〔表2〕 上記実験例が示す如く、IO〜37cc /cm2・5
eCの通気性を有する試験片の裏面に、活性炭の含有量
が10〜34g、’−であり、バインダー樹脂の重量が
活性炭の含有量の0.75〜4倍となる活性突合有事面
層が介在するとき、ニコチンクールに汚染され葺くなり
、煙草の薫煙に対し防汚性を有する内装材が得られも。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2級以上の隠蔽性を有し10cc/cm^2・s
    ec以上の通気性を有する表面布地の裏面に、粒径30
    μm以下の活性炭とバインダー樹脂とで組成される裏面
    層が積層されており、その裏面層の活性炭の含有量が5
    g/m^2以上であり、その裏面層の含有するバインダ
    ー樹脂の重量が活性炭の含有量の4倍以下であることを
    特徴とする防汚性内装材。
  2. (2)n料の配合された塗料が裏打塗布されていて2級
    以上の隠蔽性を有し10cc/cm^2・sec以上の
    通気性を有する表面布地の当該塗料の積層面に、粒径3
    0μm以下の活性炭とバインダー樹脂とで組成される裏
    面層が積層されており、その裏面層の活性炭の含有量が
    5g/m^2以上であり、その裏面層の含有するバイン
    ダー樹脂の重量が活性炭の含有量の4倍以下であること
    を特徴とする防汚性内装材。
JP2337189A 1990-11-30 1990-11-30 煙草煙汚染防止内装材 Expired - Lifetime JPH0651393B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0587293A1 (en) * 1992-08-12 1994-03-16 Courtaulds Textiles (Holdings) Limited Anti-fogging coating

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JPS53126332U (ja) * 1977-03-15 1978-10-06
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