JPH04193337A - スタティックミキサー - Google Patents
スタティックミキサーInfo
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- JPH04193337A JPH04193337A JP32629490A JP32629490A JPH04193337A JP H04193337 A JPH04193337 A JP H04193337A JP 32629490 A JP32629490 A JP 32629490A JP 32629490 A JP32629490 A JP 32629490A JP H04193337 A JPH04193337 A JP H04193337A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、スタティックミキサー(静止型混合器)に
関するもので、特に、流体を流すための管状通路内に、
流体の流れに応じて流体に撹拌作用を及ぼすブレードが
固定的に配置された構造を有するスタティックミキサー
に関するものである。
関するもので、特に、流体を流すための管状通路内に、
流体の流れに応じて流体に撹拌作用を及ぼすブレードが
固定的に配置された構造を有するスタティックミキサー
に関するものである。
[従来の技術]
スタティックミキサーは、典型的には、長方形板状体を
約180度右または左に捩じって形成されたブレードを
備え、このようなブレードは、捩じりの方向が逆にされ
たものを交互にかつ端部が互いに直角に交差する状態で
パイプ内に固定的に配置される。
約180度右または左に捩じって形成されたブレードを
備え、このようなブレードは、捩じりの方向が逆にされ
たものを交互にかつ端部が互いに直角に交差する状態で
パイプ内に固定的に配置される。
このようなスタティックミキサー内に、液体、気体、流
動性を有する固体のような流体を流すと、流体が複数個
のブレードを通過することによって、流体が幾何級数的
に分割混合され、流体に撹拌作用が及ぼされる。
動性を有する固体のような流体を流すと、流体が複数個
のブレードを通過することによって、流体が幾何級数的
に分割混合され、流体に撹拌作用が及ぼされる。
このようなスタティックミキサーは、通常のミキサーと
は異なり駆動部分か全くなく、流体の流路内に設置する
だけて、流体に対して撹拌作用を及ぼすことができる。
は異なり駆動部分か全くなく、流体の流路内に設置する
だけて、流体に対して撹拌作用を及ぼすことができる。
[発明が解決しようとする課題]
上述したスタティックミキサーにおいて、撹拌の効果を
得るためには、流体に乱流を生じさせる必要がある。し
たがって、液体、気体、流動性の固体などの同種または
異種の混合されるべき物質、流体の流速とパイプ内径と
の積を動粘性係数で割った値のレイノルズ数、等の諸条
件を考慮して、パイプ内の乱流域を増大させるへく、パ
イプ内に配置されるブレードの数が決定されていた。
得るためには、流体に乱流を生じさせる必要がある。し
たがって、液体、気体、流動性の固体などの同種または
異種の混合されるべき物質、流体の流速とパイプ内径と
の積を動粘性係数で割った値のレイノルズ数、等の諸条
件を考慮して、パイプ内の乱流域を増大させるへく、パ
イプ内に配置されるブレードの数が決定されていた。
たとえば、気−液混合、液−液混合の場合には、一般的
に、8ないし24個のブレードを使用しており、また、
実際、このような数が所望の撹拌効果を達成するために
は必要であった。
に、8ないし24個のブレードを使用しており、また、
実際、このような数が所望の撹拌効果を達成するために
は必要であった。
上述のようなブレードの数は、そのまま、スタティック
ミキサーの長さに影響を及ぼす。したかって、高い撹拌
効果を期待するためには、スタティックミキサーの長さ
を長くしなければならず、それゆえに、設置場所が制限
されることがある。
ミキサーの長さに影響を及ぼす。したかって、高い撹拌
効果を期待するためには、スタティックミキサーの長さ
を長くしなければならず、それゆえに、設置場所が制限
されることがある。
そこで、この発明の目的は、所定の撹拌効果を得るため
に必要とされるブレードの数を従来のものより減らすこ
とができ、したかって長さをより短くすることができる
、スタティックミキサーを提供しようとすることである
。
に必要とされるブレードの数を従来のものより減らすこ
とができ、したかって長さをより短くすることができる
、スタティックミキサーを提供しようとすることである
。
[課題を解決するための手段]
この発明は、流体を流すための管状通路内に、流体の流
れに応じて流体に撹拌作用を及ぼすブレードが固定的に
配置された、スタティックミキサーに向けられるもので
あって、上述した技術的課題を解決するため、前記管状
通路内であって前記ブレードの隙間に、複数個の固体充
填物を前記流体の流れによって流されない状態で充填し
たことを特徴としている。
れに応じて流体に撹拌作用を及ぼすブレードが固定的に
配置された、スタティックミキサーに向けられるもので
あって、上述した技術的課題を解決するため、前記管状
通路内であって前記ブレードの隙間に、複数個の固体充
填物を前記流体の流れによって流されない状態で充填し
たことを特徴としている。
面体充填物は、好ましくは、貫通孔を備える。
[作用]
この発明において、流体かブレードを通過するとき、分
割、反転、転換等の作用に基つき混合されると同時に、
固体充填物によって大きく乱流域を生じさせる。
割、反転、転換等の作用に基つき混合されると同時に、
固体充填物によって大きく乱流域を生じさせる。
貫通孔を有する固体充填物を用いる場合には、流体が、
この貫通孔内にも通過するようになり、さらに大きく無
作為方向に方向転換および乱流域を生じさせる。
この貫通孔内にも通過するようになり、さらに大きく無
作為方向に方向転換および乱流域を生じさせる。
[実施例]
第1図には、この発明の一実施例によるスタティックミ
キサー1が示されている。
キサー1が示されている。
スタティックミキサー1は、流体を流すための管状通路
を与える円筒状のパイプ2を備え、その内部には、流体
の流れに応じて流体に撹拌作用を及ぼす複数の、たとえ
ば、4個のブレード3a。
を与える円筒状のパイプ2を備え、その内部には、流体
の流れに応じて流体に撹拌作用を及ぼす複数の、たとえ
ば、4個のブレード3a。
3bが固定的に配置される。
ブレード3a、3bは、たとえば、長方形板状体を約1
80度右または左に捩じって形成されたものであり、捩
じりの方向が互いに逆のブレード3aおよび3bは、パ
イプ2内において、交互にかつ端部が互いに直角に交差
するように配置される。
80度右または左に捩じって形成されたものであり、捩
じりの方向が互いに逆のブレード3aおよび3bは、パ
イプ2内において、交互にかつ端部が互いに直角に交差
するように配置される。
パイプ2の各端部には、パイプ2の内径と同径の穴4を
有する7ランジ5が設けられる。また、ブレード3a、
3bをパイプ2に対して固定するため、パイプ2の両端
部には、カラー6が取付けられる。
有する7ランジ5が設けられる。また、ブレード3a、
3bをパイプ2に対して固定するため、パイプ2の両端
部には、カラー6が取付けられる。
このようなパイプ2内であってブレード3a。
3bの隙間に、複数個の固体充填物7が充填される。固
体充填物7は、たとえば球形とされる。
体充填物7は、たとえば球形とされる。
第2図に、第1図の線■〜Hに沿う断面が示されている
。
。
この第2図によく示されているように、球形の固体充填
物7の大きさは、ブレード3a;3bでパイプ2内を2
分割した片側に2個の固体充填物7が入る程度の大きさ
から前記2分割した片側の半径にほぼ等しい直径を有す
る大きさまでの範囲に選ばれている。このような固体充
填物7の太きさの相違は、固体充填物7の作用の相違と
して現われ、たとえば、上述した後者の半径にほぼ等し
い直径を有する固体充填物7は、分割混合作用を主とし
て果たし、それより小さい固体充填物7は、乱流混合作
用を主として果たす。また、上述したパイプ2内を2分
割した片側に固体充填物7が2個人る程度の大きさより
さらに小さくされた固体充填物7が用いられてもよく、
この場合にも、主として、乱流混合作用を果たす。
物7の大きさは、ブレード3a;3bでパイプ2内を2
分割した片側に2個の固体充填物7が入る程度の大きさ
から前記2分割した片側の半径にほぼ等しい直径を有す
る大きさまでの範囲に選ばれている。このような固体充
填物7の太きさの相違は、固体充填物7の作用の相違と
して現われ、たとえば、上述した後者の半径にほぼ等し
い直径を有する固体充填物7は、分割混合作用を主とし
て果たし、それより小さい固体充填物7は、乱流混合作
用を主として果たす。また、上述したパイプ2内を2分
割した片側に固体充填物7が2個人る程度の大きさより
さらに小さくされた固体充填物7が用いられてもよく、
この場合にも、主として、乱流混合作用を果たす。
なお、固体充填物7は、図示の実施例では、球形とされ
たが、凹凸を有する形状、または他の形状に変更されて
もよい。固体充填物7が凹凸を有する場合、さらに大き
な乱流を引起こす作用を期待できる。
たが、凹凸を有する形状、または他の形状に変更されて
もよい。固体充填物7が凹凸を有する場合、さらに大き
な乱流を引起こす作用を期待できる。
上述したような固体充填物7は、流体の流れによってパ
イプ2の外へ流されないようにするため、パイプ2の両
端部において、流体の通過を許容するフィルタ8が取付
けられる。フィルタは、たとえば、固体充填物7が通過
しない程度の網目を有する網などから構成される。この
フィルタ8は、好ましくは、フランジ5に対して取外し
可能に取付けられ、パイプ2内の固体充填物7を交換で
きるようにされる。
イプ2の外へ流されないようにするため、パイプ2の両
端部において、流体の通過を許容するフィルタ8が取付
けられる。フィルタは、たとえば、固体充填物7が通過
しない程度の網目を有する網などから構成される。この
フィルタ8は、好ましくは、フランジ5に対して取外し
可能に取付けられ、パイプ2内の固体充填物7を交換で
きるようにされる。
このようなスタティックミキサー1において、液体、気
体、流動性の固体などの同種または異種の物質の混合を
行なう場合、スタティックミキサー1の一方の穴4から
フィルタ8を通って、混合すべき流体が圧送される。こ
れによって、まず、ブレード3a、3bにより、流体は
、2分割、3分割というように、幾何級数的に分割され
るとともに、反転および転換等の各作用を受ける。
体、流動性の固体などの同種または異種の物質の混合を
行なう場合、スタティックミキサー1の一方の穴4から
フィルタ8を通って、混合すべき流体が圧送される。こ
れによって、まず、ブレード3a、3bにより、流体は
、2分割、3分割というように、幾何級数的に分割され
るとともに、反転および転換等の各作用を受ける。
また、第3図に示すように、流体は、固体充填物7の各
々の周囲に沿って流れ、矢印で示すように、分割、乱流
等の作用を受ける。
々の周囲に沿って流れ、矢印で示すように、分割、乱流
等の作用を受ける。
このように、流体は、ブレード3a、3bおよび固体充
填物7の作用によって幾何級数的に分割されるとともに
、反転、転換、乱流等の作用によって、効率的に混合さ
れる。
填物7の作用によって幾何級数的に分割されるとともに
、反転、転換、乱流等の作用によって、効率的に混合さ
れる。
第4図は、この発明の他の実施例によるスタティックミ
キサー1aを示している。なお、第4図において、第1
図に示した要素に相当する要素には、同様の参照符号を
付し、重複する説明は省略する。
キサー1aを示している。なお、第4図において、第1
図に示した要素に相当する要素には、同様の参照符号を
付し、重複する説明は省略する。
第4図に示した実施例は、固体充填物7aに特徴がある
、すなわち、第5図に1個の固体充填物7aが単独で示
されるように、固体充填物7aは、貫通孔9を有する球
形とされる。
、すなわち、第5図に1個の固体充填物7aが単独で示
されるように、固体充填物7aは、貫通孔9を有する球
形とされる。
上述した固体充填物7aは、第4図に示すように、ラン
ダムに充填されるため、各々の貫通孔9も、ランダムな
方向を向いている。
ダムに充填されるため、各々の貫通孔9も、ランダムな
方向を向いている。
このような状態にある固体充填物7aに向かって流体が
流れると、第6図に示すように、流体は、固体充填物7
aの周囲に沿って通過するばかりでなく、貫通孔9内を
通過することになり、これによって流れの方向は、本来
の流れの方向に対して、上下左右にほぼ90度の方向か
らほとんどストレートの方向に至るまで、大きくかつ幅
広く変化させられる。したがって、流体は、分割、反転
、乱流等の作用を受けるとともに、大きく種々の方向に
転換され、−層効率的に混合される。
流れると、第6図に示すように、流体は、固体充填物7
aの周囲に沿って通過するばかりでなく、貫通孔9内を
通過することになり、これによって流れの方向は、本来
の流れの方向に対して、上下左右にほぼ90度の方向か
らほとんどストレートの方向に至るまで、大きくかつ幅
広く変化させられる。したがって、流体は、分割、反転
、乱流等の作用を受けるとともに、大きく種々の方向に
転換され、−層効率的に混合される。
以上説明した各実施例では、固体充填物7,7aは、も
っばら撹拌効果を高めるために用いられたが、以下に説
明するように、このような固体充填物7,7aに対して
、別の機能を付加するようにしてもよい。
っばら撹拌効果を高めるために用いられたが、以下に説
明するように、このような固体充填物7,7aに対して
、別の機能を付加するようにしてもよい。
たとえば、第1に、固体充填物7,7aを触媒としても
機能させる使用方法がある。たとえば、固体充填物7,
7aをもって鉄、アルミナ、カリウムの3元素系の触媒
を構成すれば、窒素と水素との反応からアンモニアを製
造する工程において、スタティックミキサー1,1aを
有利に用いることができる。このようなアンモニアの製
造において、窒素と水素との反応の効率を高めるために
は、反応熱を一定に保つこと、触媒の表面接触を多くす
ること、等の条件が必要である。前述したスタティック
ミキサー1.1aにおける固体充填物7゜7aを触媒に
よって構成することにより、窒素と水素とが、前述した
ように、十分に撹拌されるので、熱交換が効率よく行な
われるとともに、反応熱を一定に保つことが容易であり
、また、触媒との表面接触を多くすることができる。し
たがって、窒素と水素との反応が効率よ(行なわれ、高
い収率でアンモニア′を製造することができる。
機能させる使用方法がある。たとえば、固体充填物7,
7aをもって鉄、アルミナ、カリウムの3元素系の触媒
を構成すれば、窒素と水素との反応からアンモニアを製
造する工程において、スタティックミキサー1,1aを
有利に用いることができる。このようなアンモニアの製
造において、窒素と水素との反応の効率を高めるために
は、反応熱を一定に保つこと、触媒の表面接触を多くす
ること、等の条件が必要である。前述したスタティック
ミキサー1.1aにおける固体充填物7゜7aを触媒に
よって構成することにより、窒素と水素とが、前述した
ように、十分に撹拌されるので、熱交換が効率よく行な
われるとともに、反応熱を一定に保つことが容易であり
、また、触媒との表面接触を多くすることができる。し
たがって、窒素と水素との反応が効率よ(行なわれ、高
い収率でアンモニア′を製造することができる。
なお、固体充填物7,7aによって与えられる触媒は、
上述したような鉄系の触媒に限らず、たとえば、シリカ
、アルミナ等の固体酸化物に白金を付着させたものなど
、固体充填物7,7aを形づくることができる触媒であ
れば、どのような触媒であってもよい。
上述したような鉄系の触媒に限らず、たとえば、シリカ
、アルミナ等の固体酸化物に白金を付着させたものなど
、固体充填物7,7aを形づくることができる触媒であ
れば、どのような触媒であってもよい。
第2に、固体充填物7,7aを吸着材としても機能させ
る使用方法がある。
る使用方法がある。
たとえば、ゼオライト、活性炭、活性炭素繊維、シリカ
のような吸着材によって、固体充填物7゜7aを構成す
ると、有害ガス等の回収装置として、スタティックミキ
サー1,1aを使用することができる。
のような吸着材によって、固体充填物7゜7aを構成す
ると、有害ガス等の回収装置として、スタティックミキ
サー1,1aを使用することができる。
第3に、固体充填物7,7aをイオン交換樹脂としても
機能させる使用方法がある。
機能させる使用方法がある。
固体充填物7,7aをイオン交換樹脂により構成すると
、スタティックミキサー1.1aを、純水製造装置とし
て用いることができる。
、スタティックミキサー1.1aを、純水製造装置とし
て用いることができる。
第4に、固体充填物7,7aを電気石から構成し、パイ
プ2内に水を通せば、この水に界面活性を与えることが
できる。
プ2内に水を通せば、この水に界面活性を与えることが
できる。
電気石のこのような作用は1988年に発見されたもの
であるか、このような電気石には、無数の微小な永久電
極があり、水がこれら永久電極を通り過ぎると、電気分
解作用が生じ、それによってヒドロキシルイオンが発生
し、これか界面活性を持つ水を作り出すものである。
であるか、このような電気石には、無数の微小な永久電
極があり、水がこれら永久電極を通り過ぎると、電気分
解作用が生じ、それによってヒドロキシルイオンが発生
し、これか界面活性を持つ水を作り出すものである。
さらに、固体充填物7,7aおよびブレード3a、3b
を、イオン化傾向の互いに異なる異種金属(炭素を含む
。)から構成し、パイプ2に水を通過させると、スタテ
ィックミキサー1,1aを水のイオン活性化装置として
用いることができる。
を、イオン化傾向の互いに異なる異種金属(炭素を含む
。)から構成し、パイプ2に水を通過させると、スタテ
ィックミキサー1,1aを水のイオン活性化装置として
用いることができる。
すなわち、たとえば、固体充填物7,7aを炭素から構
成し、ブレード3a、3bをアルミニウムから構成した
とき、一般の水が電解質溶液であることから、ボルタ電
池理論に基づき、水をイオン活性化状態とすることがで
きる。このように、イオン活性化状態とされた水は、カ
ルシウム、マグネシウム、シリカなどの硬度成分をコロ
イド粒子に変え、水中浮遊物にしてしまう。したがって
、このような水は、配管内のスケールを防止したり、ス
ライム(ぬめり)を抑制したり、赤錆の発生を防止する
点等の効果がある。
成し、ブレード3a、3bをアルミニウムから構成した
とき、一般の水が電解質溶液であることから、ボルタ電
池理論に基づき、水をイオン活性化状態とすることがで
きる。このように、イオン活性化状態とされた水は、カ
ルシウム、マグネシウム、シリカなどの硬度成分をコロ
イド粒子に変え、水中浮遊物にしてしまう。したがって
、このような水は、配管内のスケールを防止したり、ス
ライム(ぬめり)を抑制したり、赤錆の発生を防止する
点等の効果がある。
なお、前述した図示の実施例では、ブレード3a、3b
として、長方形板状体に捩じりを加えたものを用いたが
、このような形状のものには限らず、流体の流れに応じ
て流体に撹拌作用を及ぼすものであれば、どのような形
状のものに置換えられてもよい。
として、長方形板状体に捩じりを加えたものを用いたが
、このような形状のものには限らず、流体の流れに応じ
て流体に撹拌作用を及ぼすものであれば、どのような形
状のものに置換えられてもよい。
[発明の効果コ
以上のように、この発明によれば、ブレードによる作用
のみならず、固体充填物の作用が加重されるので、少な
い数のブレードであっても、すなわち短い距離であって
も、所望の撹拌効果を期待することができる。したがっ
て、スタティックミキサーの長さをより短くすることが
でき、設置場所を選ばない。
のみならず、固体充填物の作用が加重されるので、少な
い数のブレードであっても、すなわち短い距離であって
も、所望の撹拌効果を期待することができる。したがっ
て、スタティックミキサーの長さをより短くすることが
でき、設置場所を選ばない。
この発明において、貫通孔を有する固体充填物が用いら
れると、流体の流れの方向をさらに大きくかつ幅広く変
化させることができるので、撹拌の効果が一層高められ
る。
れると、流体の流れの方向をさらに大きくかつ幅広く変
化させることができるので、撹拌の効果が一層高められ
る。
また、この発明において、固体充填物に対して、触媒、
吸着材、イオン交換樹脂等の機能を付加したり、固体充
填物およびブレードを、イオン化傾向の互いに異なる異
種金属から構成したりすると、スタティックミキサーに
対して、各々、別の特定の機能を付加することができる
とともに、スタティックミキサーの持つ撹拌作用により
、これらの機能を一層有効に働かせることができるよう
になる。
吸着材、イオン交換樹脂等の機能を付加したり、固体充
填物およびブレードを、イオン化傾向の互いに異なる異
種金属から構成したりすると、スタティックミキサーに
対して、各々、別の特定の機能を付加することができる
とともに、スタティックミキサーの持つ撹拌作用により
、これらの機能を一層有効に働かせることができるよう
になる。
第1図は、この発明の一実施例によるスタティックミキ
サー1を示す側面断面図である。 第2図は、第1図の線■−Hに沿う断面図である。 第3図は、第1図に示したスタティックミキサー1にお
ける固体充填物7の作用を示す側面図である。 第4図は、この発明の他の実施例によるスタティックミ
キサー1aの主要部を示す側面断面図である。 第5図は、第4図に示したスタティックミキサーlaに
設けられる固体充填物7aを単独で示す側面図である。 第6図は、第4図に示したスタティックミキサーlaに
おける固体充填物7aの作用を示す側面図である。 図において、1.18はスタティックミキサー、2はパ
イプ(管状通路)、3a、3bはブレード、7.7aは
固体充填物、9は貫通孔である。
サー1を示す側面断面図である。 第2図は、第1図の線■−Hに沿う断面図である。 第3図は、第1図に示したスタティックミキサー1にお
ける固体充填物7の作用を示す側面図である。 第4図は、この発明の他の実施例によるスタティックミ
キサー1aの主要部を示す側面断面図である。 第5図は、第4図に示したスタティックミキサーlaに
設けられる固体充填物7aを単独で示す側面図である。 第6図は、第4図に示したスタティックミキサーlaに
おける固体充填物7aの作用を示す側面図である。 図において、1.18はスタティックミキサー、2はパ
イプ(管状通路)、3a、3bはブレード、7.7aは
固体充填物、9は貫通孔である。
Claims (6)
- (1)流体を流すための管状通路内に、流体の流れに応
じて流体に撹拌作用を及ぼすブレードが固定的に配置さ
れた、スタティックミキサーにおいて、 前記管状通路内であって前記ブレードの隙間に、複数個
の固体充填物を前記流体の流れによって流されない状態
で充填したことを特徴とする、スタティックミキサー。 - (2)前記固体充填物は、貫通孔を備える、請求項1に
記載のスタティックミキサー。 - (3)前記固体充填物は、触媒からなる、請求項1また
は2に記載のスタティックミキサー。 - (4)前記固体充填物は、吸着材からなる、請求項1ま
たは2に記載のスタティックミキサー。 - (5)前記固体充填物は、イオン交換樹脂からなる、請
求項1または2に記載のスタティックミキサー。 - (6)前記固体充填物および前記ブレードは、イオン化
傾向が互いに異なる異種金属(炭素を含む。)から構成
される、請求項1または2に記載のスタティックミキサ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32629490A JPH04193337A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | スタティックミキサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32629490A JPH04193337A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | スタティックミキサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04193337A true JPH04193337A (ja) | 1992-07-13 |
Family
ID=18186165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32629490A Pending JPH04193337A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | スタティックミキサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04193337A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003073588A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Dainippon Ink & Chem Inc | 印刷インキの製造方法 |
JP2005305309A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Takashi Matsunaga | オゾン水生成方法および装置並びにミネラル水生成装置 |
JP2014505585A (ja) * | 2010-12-23 | 2014-03-06 | エボニック コーポレイション | エマルジョンを製造するための装置および方法 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP32629490A patent/JPH04193337A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003073588A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Dainippon Ink & Chem Inc | 印刷インキの製造方法 |
JP2005305309A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Takashi Matsunaga | オゾン水生成方法および装置並びにミネラル水生成装置 |
JP2014505585A (ja) * | 2010-12-23 | 2014-03-06 | エボニック コーポレイション | エマルジョンを製造するための装置および方法 |
JP2017051950A (ja) * | 2010-12-23 | 2017-03-16 | エボニック コーポレイションEvonik Corporation | エマルジョンを製造するための装置および方法 |
US10258941B2 (en) | 2010-12-23 | 2019-04-16 | Evonik Corporation | Apparatus and methods for preparing an emulsion |
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