JPH04190719A - 加圧式花卉容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、切花の給水を自家吸水に任せるのでなく、切
口に加圧水を供給する事により、水吸上げを強制させう
る容器に関するものである。

（従来の技術） 従来、切花の切り口に何らかの処置をして水吸上げをよ
くする方法は提供されているが、花容器の方は、自然圧
の給水のみで、切花の自家吸水にたよっているのが現状
で、切口に加圧水を供給して、早く咲かせたり、寿命を
延ばす等の方法は提供されていなかった。

また、香水を吸水液に使用して、香りのなめ切尤に吸水
作用を利用して、匂いのある切花にする方法もなかった
。

（発明が解決しようとする課題） 切花の切口に加圧水を供給するには、草花・花木の茎の
形状、太さが千差万別であるので、これに順応する水封
方法の問題と花容器内吸水液の加圧方法が、問題点で、
解決すべき課題となります。

（課題を解決するための手段） 耐圧容器内に吸水液と浮輪状ゴムチューブを入れておき
、ゴムチューブの注水口を容器の壁と密着シールされる
様にして容器の外に出しておく。

花木の茎−枝の切口を容器の上穴から差し込み吸水液内
に挿入して、ゴムチューブの注水口より、加圧水を注入
すると、ゴムチューブは膨張し、内側は小さくなって、
茎・杖の形状に沿う様に包み込み隙間がなくなって内圧
がかかっても、洩れがない程度にシールされます。同時
に外側も容器の内壁形状に沿って膨らみ、シールされま
す。更く加圧水オ；注入されますと、ゴムチューブは下
方に膨張し、密封容器内の空気と吸水液が加圧状態とな
り、茎・枝の切口に吸水液が加圧注液される事になりま
す。仮に茎・枝の替りにストロ−を入れたとすると、ス
トロ−内を吸水液が通って上部へ排出される事になりま
す。本発明はこの原理を切花の水成上げ強制に応用した
ものです。

（作用） 容器内に入れた吸水液は、水・栄養液・色水・香水等植
物体の茎や杖を通過する液なら何でもよく、またゴムチ
ューブ内に注入する液は水に限らず、各種液体または空
気等の気体でも可能となる。

ゴムチューブが接触する容器内壁や、茎・技にシールを
強化する様にシール材やシール液を付は加える事も可能
である。ゴムチューブ内に加圧水が注入され膨張してシ
ールが完成した時点から、ゴムチューブの膨張に伴なっ
て内圧が高まり、加圧吸水液が切口に作用し、自家吸水
作用を促進させる様に、強制的に吸水液が注入される作
用を有するので、吸水液の水・栄養液・色水・香水等が
茎や枝を通って上部に届き、その効果が出る様になりま
す。

（実施例） 第１図及び第２図は、本実の１実施例で、第３図は別の
実施例を示している。第１図は注水前の状態であり、容
器５にゴムチューブ６を注水ロアを容器外に出して取付
けておき、吸水液３を適量入れておく。花木の茎・枝の
切口２を容器５に差し入れた状態を示しています。第２
図は、第１図の注水ロアに注水液を注入して加圧された
状態で、茎や技はゴムチューブ６の内側に沿って保持及
びシールされ、容器５の内壁はゴムチューブの外側が膨
張して内壁に沿って密着シールされます。

シールが完成した後、更に加圧注水するとゴムチューブ
は下方に膨張し、容器内の空気４、吸水液５が加圧され
、切口２から加圧された液が吸水される事になります。

注水量に応じて、圧力が調節されると同時に、注水ロア
を閉じる事によシ、圧力が保持され、吸水液の減少に伴
なって圧力が徐々に減じる事になりますが、ある程度の
期間は加圧状態が維持されます。ゴムチューブの断面形
状はリング状、四角リング状など任意形状が可能です。

第３図は、簡易形状の実施例であり、シール密着された
ゴム栓１０が付いている容器５に吸水液３を入れ、差し
込み口から花木の茎・枝を挿入し、差し込み口と茎・杖
の隙間をシール剤にて密着シールする。シール剤として
は、反応硬化型シール剤や接着剤等が用いられる。ゴム
栓１０に注射針を差し込み、注射器や空気ポンプ等で、
水または空気を適量注入して加圧状態とし、注射針を抜
き取ると、ゴム栓１０の針穴はテニスボール等のゴム栓
と同様にゴム力によって閉じシールされ、吸水液３は加
圧維持される。ゴム栓１０以外にも逆流防止付注水口で
あれば何でもよい。また発泡剤の投入による加圧方法も
可能である。

（発明の効果） この発明により花卉の切花に加圧吸水液を一定期間作用
させる事が可能となり、吸水液を水・栄養水とした場合
は、開花促進や、花の寿命を延長する効果が出ると共に
、水成上げの悪い花卉を、切花として使用できる様にな
る効果を持つ。また吸水液を色水にすると、色水が花ま
で達し、変わった色の花が鑑賞される事になり、香水を
使用す、ると、匂すのない花に香りを付ける事も可能と
なる。これらの現象は理科の実験等で知られており、テ
スト結果でも効果が出ております。切花の輸入や移送商
品が増加している現在、切花の寿命を延ばす技術は有用
ですし、水の補給や取替えなしで、鑑賞用切花を保水す
る事は、商業上の効果も大きい。また子供め切花実験、
観察用として使用でき、教育効果もあると考えます。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の実施例を示す断面図で第
１図は作用前、第２図は作用後を表わしている。 第３図は本発明の別の実施例を示す断面図。 １−花卉の茎、枝 ３−吸水液 ５−容器 ６−ゴムチューブ ８−水 ９−シール剤 １０−ゴム栓

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．注水口（７）を外側に設け、内側に任意の断面形状
   を有する浮輪状ゴムチューブ（６）を取付けた開孔部を
   有する加圧式花卉容器。
2. ２．容器の開孔部と花卉の茎、枝（１）をシール剤（９
   ）で密封する事を特徴とする逆流防止付注水口（１０）
   を有する加圧式花卉容器。
3. ３．逆流防止付注水口（１０）がゴム栓より成る特許請
   求の範囲２．記載の加圧式花卉容器。