JPH04190313A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JPH04190313A
JPH04190313A JP32207790A JP32207790A JPH04190313A JP H04190313 A JPH04190313 A JP H04190313A JP 32207790 A JP32207790 A JP 32207790A JP 32207790 A JP32207790 A JP 32207790A JP H04190313 A JPH04190313 A JP H04190313A
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JP
Japan
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switch element
optical
positioning
switch
face
Prior art date
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Application number
JP32207790A
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English (en)
Inventor
Masumi Fukuma
眞澄 福間
Tomohiko Ueda
知彦 上田
Shinji Nagasawa
真二 長沢
Kazuhiko Arimoto
和彦 有本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumiden Opcom Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumiden Opcom Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光フアイバ通信等に用い、固定スイッチ素子
に対し移動スイッチ素子を、光ファイ/〈の並び方向に
移動させて、光路の切替えを行う光スイッチに関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、この種の光スイッチとして第8図に示すものが知
られている。このものは、一方の先ファイバaを取付け
た固定スイッチ素子すに対し、他方の光ファイバaを取
付けた移動スイッチ素子Cを図中の矢印方向に電磁ソレ
ノイド等により移動させ、定常位置と切替位置とに光路
の切替えを行うようになっている。固定スイッチ素子す
の突合わせ端面と移動スイッチ素子C突合わせ端面とは
、それぞれ平面となっており、両端面は微小間隙を存し
て互いに平行に対面している。このため、固定スイッチ
素子すの端面に臨むアレイ状の光ファイバaと、移動ス
イッチ素子C端面に臨むアレイ状の光ファイバaとは、
微小間隙を存した対面状態で光路が切替えられる。
また、両スイッチ素子す、cには、これらを光軸方向に
貫通する一対の位置決めピンd、dが取り付けられてお
り、この各位置決めピンdに対し、移動スイッチ素子C
はこれに形成した長溝eで係合している。そして、移動
スイッチ素子Cの切替移動に際し、この長溝eの一方の
内端面を位置決めピンdに突当てる定常位置と、他方の
内端面を位置決めピンに突当てる切替位置とに光路の切
替えを行うようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、シングルモード光ファイバのコア径は約十ミ
クロンであり、コアの軸が一致しないと接続損失の原因
になるので、光ファイバの位置決めは高精度で行う必要
がある。
しかるに、従来の光スイツチ装置では、長溝eを位置決
め用の溝と移動の際の案内溝とに兼用しているため、長
溝eの内端面を位置決めピンdに突当てたときの反力に
よる微妙な戻りや、長溝eの内端面の断面形状と位置決
めピンdの断面形状の微妙な相違によって正確な位置決
めが難しかった。
この場合、長溝eを位置決めピンdが定常位置と切替位
置とて係合するrWJ字状の位置決め溝とすると共に、
付勢手段を用いて位置決めピンをこの位置決め溝側に付
勢するようにすれば、溝の形状と切替の際のクリック作
用とで、上記の不具合が解消される。
しかし、クリック作用は位置決めピンや位置決め溝の摩
耗を早めるので、経時的に位置決め精度が低下すること
が想定される。かかる場合、位置決めピンの移動を潤滑
油で潤滑することが有効と考えられるが、アレイ状の光
ファイバの突合わせ端面と、位置決め溝の端面とは連続
する同一平面となっているので、スイッチ切替動作の際
に潤滑油が光ファイバの端面部分まで回り込み、これに
付着して、光の伝搬に悪影響を与えることが想定される
このことは、第9図(a)に示す光スイッチにより本願
出願人が行った実験によっても明らかになっている。こ
の光スイッチ91は、固定チップ92に固着した光ファ
イバ93の端面と、移動チップ94に固着した切替え側
の2本の光ファイバ93.93の端面とを、同一光軸上
に対面させて光結合させるスイッチングを行うようにな
っている。移動チップ94には、位置決め溝94a。
94a、94a、94aが形成されており、この位置決
め溝94aに固定チップ92に固定の位置決めピン95
.95が係合している。そして、−方の位置決め溝9.
4aに位置決めピン95か係合する位置と、他方の位置
決め溝94aに位置決めピン95が係合する位置とに切
替操作が行われるようになっている。また、位置決め溝
94aにはスイッチングを円滑に行えるように潤滑油S
が注入されている。
この光スイッチ91を用いて、固定側の光ファイバ93
から光出力Pの光を入射し、移動側の光ファイバ93.
93からし射出する光出力P1゜P2を二現象オシロス
コープで測定した。同図(b)が正常な状態の線図であ
り、同図(c)が異常な状態の線図である。そして、多
数回の切替操作で異常な状態が発生したときに、光ファ
イバ93の端面を観察すると、同図(d)および(e)
のように潤滑油Sが光ファイバ93の端面のコア部分9
3aまで回り込んでいることが観察された。
したかって、光ファイバ93の端面にいかにして潤滑油
Sを付着させないかが問題となる。
本発明は、光路の切替え性能を損なうことなく、耐久性
ある光スイッチを提供することをその目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成すべく、第1のスイッチ素子に
固着した光ファイバアレイの端面と、第2のスイッチ素
子に固着した光ファイバアレイの端面とを同一光軸上に
対面させて光結合させる定常位置と、定常位置から第1
のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とを、光ファイバ
の並び方向に相対的に移動させて光路を切替える切替位
置とに切替自在に構成した光スイッチにおいて、第1の
スイッチ素子と第2のスイッチ素子のいずれか一方のス
イッチ素子に固定されて、他方のスイッチ素子側に延び
る位置決めピンと、他方のスイッチ素子に形成され、位
置決めピンに定常位置で係合する第1位置決め溝及び切
替位置で係合する第2位置決め溝と、第1及び第2両位
置決め溝に位置決めピンを相対的に付勢する付勢手段と
、第1及び第2両位置決め溝内に位置決めピンの相対移
動を潤滑する潤滑剤と、他方のスイッチ素子の突合わせ
端面に、ファイバアレイの端面部分と両位置決め溝の端
面部分とか不連続となるような不連続部とを備えたこと
を特徴とする。
この場合、前記第1及び第2両スイッチ素子のファイバ
アレイの端面が、光ファイバの並び方向に平行で、かつ
光軸に直交する面に対して傾いていること、友よび、前
記第1及び第2両スイッチ素子の各光ファイバの端面に
反射防止膜が形成されていることが好ましい。
〔作用〕
第1又は第2のスイッチ素子のいづれか一方を固定した
状態で他方のスイッチ素子を定常位置から切替位置に移
動させると、位置決めピンは定常位置の第1位置決め溝
に係合している状態から、切替位置の第2位置決め溝に
係合状態となって、光路の切り替えが行われる。この他
方のスイッチ素子の切替移動では、第1及び第2両位置
決め溝内にの潤滑剤により、位置決めピンと両位置決め
溝との間の摩擦か減少され、きわめて円滑に行われる。
また、他方のスイッチ素子の突合わせ端面において、位
置決め溝から潤滑剤が流れ出ても、ファイバアレイの端
面部分と両位置決め溝の端面部分との間の不連続部によ
り、潤滑剤の流れを阻止され、ファイバアレイの端面ま
で流れ出してゆくことがない。
さらに、第1及び第2両スイッチ素子のファイバアレイ
の端面が、光ファイバの並び方向に平行で、かつ光軸に
直交する面に対して傾いていること、および、各光ファ
イバの端面に反射防止膜が形成されていることで、各光
フアイバ端面でのフレネル反射を低減させることができ
る。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第4図を参照して、この発明の一実施
例に係る光スイッチを添付図面に基づき説明する。第1
図はこの第1の実施例に係る光スイッチの光スイツチ素
子を示す斜視図であり、第2図はその正面図であり、第
3図は光スイツチ素子の部分拡大図であり、第4図は光
スイツチ素子の縦断面図である。
第1図に示すように、光スイッチを構成するこの光スイ
ツチ素子1は、移動スイッチ素子2の両側に固定スイッ
チ素子3,3を配設し、両固定スイッチ素子3,3を台
(図示せず)上に固定し、両スイッチ素子2,3に貫通
させた丸棒状の一対の位置決めピン4,4で、移動スイ
ッチ素子2を宙吊り状態にしておいて切替操作を行うよ
うになっている。二の切替操作は、移動スイッチ素子2
を固定スイッチ素子3に対して、定常位置と切替位置と
に相互に機械的に移動させ、その都度側スイッチ素子2
,3のそれぞれの光ファイバ5aの光軸を一致させる。
移動スイッチ素子2と固定スイッチ素子3との両突合わ
せ端面には、それぞれファイバアレイ5を構成する複数
の光ファイバ5aが固定されており、両位置決めピン4
,4を案内にしてこれら両スイッチ素子2,3を突合わ
せることより、光ファイバ58同士を同一光軸上に整列
、かつ対面させて光接続がなされる。
移動スイッチ素子2は、移動チップ6と、位置決めピン
4を押さえるシートプレート7と、これらのケーシング
であると共に付勢手段でもあるクランパ8とを備えてい
る。移動チップ6の上面両側には、それぞれ光軸方向に
平行に延びる一対の位置決め溝9a、9bが形成されて
いる。この各一対の位置決め溝9a、9bは、位置決め
ピン4と定常位置で係合する第1位置決め溝9aと、切
替位置で係合する第2位置決め溝9bとで構成され、移
動スイッチ素子2のスイッチ操作の際に位置決めピン4
が第1位置決め溝9aと第2位置決め溝9bとの間でク
リック的に相対移動できるようになっている。
これを詳述するに、第3図に示すように、各位置決め溝
9a、9bはrVJ字状(全体ではrWJ字状)に形成
されており、丸棒状の位置決めピン4は、この各位置決
め溝9a、9bil:2点で接触して、光路の切替え位
置をクリック的に規制され、光軸合わせのための位置決
めを正確なものとじている。両位置決め溝9a、9bの
間は山形の凸条10となっており、この凸条10の頂部
か平らに研磨され、位置決めピン4の移動の際の山越え
高さを低くし移動チップ6の切替え移動を容易にしてい
る。
また、この第1および第2位置決め溝9a。
9bには、スイッチ操作の際に位置決めピン4の相対移
動が円滑に行われ、かつ過度の摩耗を防止するために潤
滑油Sが注入されている。
シートプレート7は、両位置決めピン4.4を均一に押
さえ、るもので、シートプレート7と位置決めピン4と
は接着されることな(、単に当接状態となっている。そ
して、この当接状態はクランパ8により維持され、クラ
ンパ8はステンレスで構成され、このシートプレート7
を介して位置決めピン4を位置決め溝9a、9bに相対
的に付勢している。二〇付勢により、各位置決めピン4
は各位置決め溝9a、9bに2点で接触し、位置合せを
確実なものとしている。
一方、移動チップ6の上面中央には、光軸方向中央に横
並びに所定数のファイバ固定溝11が形成されており、
これに被覆が除去された所定数の光ファイバ5aが係合
されている。この所定数の光ファイバ5aはその端部に
おいて押え片12により接着固定され、各光ファイバ5
aの端面を横並びに整列させた光ファイバアレイ5を構
成している。
第1図(b)および!4図に示すように、ファイバアレ
イ5の端面は、移動チップ6の突合わせ端面の幅方向の
中間部分6aと共に、両位置決め溝9a、9bの端面と
なる移動チップ6の幅方向の両側部分6b、6bより幾
分突き出しており、ファイバアレイ5の端面と両位置決
め溝9a。
9bの端面との間に不連続部である防油用の段部13が
生ずるようになっている。すなわち、スイッチ操作の過
程で位置決め溝9a、9bから流出した潤滑油Sがこの
防油用の段部13で流れを阻止され、光ファイバ5aの
端面に付着しないようになっている。
また、ファイバアレイ5の端面を含む移動チップ6の中
間部分6aは、対面する固定スイッチ素子3側のこの部
分に対し、スイッチの移動方向に平行で、かつ、光軸に
直交する面に対し幾分類いている。このように突き出し
た部分を利用して加工を施すことにより、スイッチ操作
に支障をきたすことがなく各光ファイバ5aの端面を斜
めにカプトでき、いわゆるフレネル反射を有効に防止で
きる。また、図示していないが、各光ファイバ5aの端
面には反射防止膜を蒸着するようにして、より一層のフ
レネル反射の防止を図っている。
なお、第11図に示すように、紙面手前の固定スイッチ
素子3と移動スイッチ素子2とは離れた状態となってお
り、また、紙面先方の固定スイッチ素子3と移動スイッ
チ素子2とは接触した状態となっているが、両固定スイ
ッチ素子3,3と移動スイッチ素子2の配置関係は、実
際には対面する各光ファイバ5a、5aの端面同士が接
触して互いに傷付くことがなく、かつ接続損失が少ない
範囲の微小な間隙を存して対向している。なお、本実施
例では、移動スイッチ素子2の前後方向両側に固定スイ
ッチ素子3,3を配設することで、移動、固定画チップ
2.3間の光軸方向の位置決めも行っている。
固定スイッチ素子3は、上述のファイバアレイ5の端面
の形状か異なる(第4図参照)以外は、移動スイッチ素
子2と全く同一の構成となっている。但し、位置決めピ
ン4と位置決め溝9a。
9bおよびシートプレート7とは接着され、位置決めピ
ン4が固定スイッチ素子3に固定されている。また、固
定スイッチ素子3のクランパ8等は、単なるケーシング
として機能するのみである。
次に、第5図に基づいてこの光スイツチ素子1の光路の
切替え動作を説明する。
第5図(a)は、移動スイッチ素子2か定常位置にある
定常状態を示す。シートプレート7と第1位置決め溝9
aとの間には、位置決めピン4が挾み込まれており、ク
ランパ8により各位置決めピン4が各第1位置決め溝9
aに係合し位置決めされている。このとき固定スイッチ
素子3の所定の光ファイバ5aと移動スイッチ素子2の
所定の光ファイバ5aとが微小間隙を介して対面し、光
接続かなされている。
第5図(b)は、移動スイッチ素子2か定常位置から切
替位置に移行する途中の中立状態を示す。
定常位置にある移動スイッチ素子2に移動装置(図示せ
ず)により力が加えられると、移動スイッチ素子2が移
動され、位置決めピン4によりシートプレート7と移動
チップ6との隙間がクランパ8の付勢力に抗して押し広
げられ、位置決めピン4か凸条10をのり越えるように
して第1位置決め溝9a力)ら第2位置決め溝9bに落
とし込まれる。
第5図(c)は、移動スイッチ素子2が切替位置にある
切替状態を示す。この場合も、クランパ8により各位置
決めピン4か各第2位置決め溝9bに係合し位置決めが
なされている。このとき固定スイッチ素子3の所定の光
ファイバ5aと、切替えるべき移動スイッチ素子2の所
定の光ファイバ5aとが微小間隙を介して対面し、光路
の切替えが完了している状態にある。
また、この操作を逆の手順で行えば切替位置から定常位
置へのスイッチの切替えか行われる。
なお、本実施例では、移動チップ6をシリコン製とし、
位置決めピン4は直径0.5mmのジルコニア製の丸棒
とした。ファイバ固定溝11と両位置決め溝9a、9b
とは、■溝研削加工盤により制作される。そして、光フ
ァイバ5aを0.25mmピッチで6本並べるべくファ
イバ固定溝11は、0.25mmピッチで6列形成し、
溝角度は60度とした。第1位置決め溝9aと第2位置
決め溝9bは0.5mmピッチとし、溝角度は110度
とした。また、両位置決め溝9a。
9bと凸条10とで決定される位置決めピン4の乗り越
え高さは0.1mmとした。さらに、移動スイッチ素子
2のファイバアレイ5の端面(中間部分6a)と位置決
め溝の端面(両側部分6b)との段差(段部13の高さ
)は0.2mmとし、光軸に直交する面に対するファイ
バアレイ5端面の傾き角度は7度とした。
ここで、上記条件で試作した光スイッチに基づいて、各
光ファイバ5aの反射減衰量と、光スイッチの切替え回
数に対する挿入損失の変化(耐久性)の2点について行
った実験について説明する。
表1に反射減衰量の測定結果を示す。なおこの場合、反
射防止膜を蒸着していない状態で測定した。また、光フ
ァイバ5aはシングルモードファイバのコア径か10μ
mのものを使用した。
表1 反射減衰量の測定データ 以上のように反射減衰量はすべて一35dB以下であり
、実用上問題ないと考えられ、また、反射防止膜を蒸着
した状態では更に反射減衰量が低下すると思われる。
次に、第6図に光スイッチの切替え回数に対する挿入損
失の変化に関する光スイッチの耐久性実験の結果を示す
。この実験では、同図(a)に示すように移動スイッチ
素子2の#3の光ファイノく5aと固定スイッチ素子3
の#3の光ファイノ(5aとの光接続に関する挿入損失
、および、光路を切り替えて、同図(b)に示すように
移動スイッチ素子2の#3の光ファイバ5aと固定スイ
・ンチ素子3の#1の光ファイバ5aとの光接続に関す
る挿入損失とを求めた。結果は同図(c)に示すように
、10000回切替時でも挿入損失は0.1dB以下と
なっており、良好な耐久性が確認できた。
以上のように本実施例によれば、位置決め溝9a、9b
に潤滑油Sを導入しているので、耐久性ある光スイッチ
とすることができ、その際に、潤滑油Sが光フィイバ5
a側に流出しても、移動チップ6の突合わせ端面に形成
した段部13により、潤滑油Sが光アイイバ5aに付着
することがない。また、斜めに形成した移動チップ6の
中間部分6aと反射防止膜とにより、フレネル反射が防
止される。これらによりスイッチ性能を向上できると共
に、耐久性を向上することができる。
第7図は、この発明に係る光スイツチ素子1の他の実施
例の要部を現した斜視図である。
同図(a)の実施例では、ファイバアレイ5の端面か移
動チップ6の突合わせ端面の中間部分6aと共に突出し
、位置決め溝9a、9bの端面となる移動チップ6の突
合わせ端面の両側部分6b、6bと、の間に防油用の段
部13が形成されている。同図(b)の実施例では、フ
ァイバアレイ5の端面が移動チップ6のこの部分6aと
共に突出形成され、上記と同様に防油用の段部13が形
成されている。同図(c)の実施例では、ファイバアレ
イ5の端面のある移動チップ6の中間部分6aと、位置
決め溝9a、9bの端面がある移動チップ6の両側部分
6b、6bとの間に、移動チップ6の端面を横断する防
油溝14が形成されている。同図(d)の実施例では、
ファイバアレイ5の突合わせ端面を囲うように、移動チ
ップ6の中間部分6aに防油溝14か形成されている。
以上の4つの実施例にあって、位置決め溝9a。
9b内の潤滑油Sが移動チップ6の突合わせ端面に流れ
出てきても、段部13や防油溝14で構成した不連続部
により潤滑油Sはファイバアレイ5の突合わせ端面側に
流出することが防止され、光ファイバ5aの端面に潤滑
油Sが付着することがなく、光の伝搬に支障をきたすこ
とがない。
なお、不連続部か段部13や防油溝14となっている実
施例を挙げたが、その他のものとして例えば、不連続部
がファイバアレイ5を囲う凸条であってもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、第1及び第2両位置決め
溝内に潤滑剤を有するので、円滑なスイッチ操作か可能
になると共に、耐久性が向上できる。また、不連続部に
より光ファイバへの潤滑油の付着が防止でき、光ファイ
バの接続特性に影響を与えることがない。
さらに、移動及び固定画スイッチ素子のファイバアレイ
の端面か、光軸に直交する面に対しモ傾いおり、また、
各ファイバの端面に反射防止膜か形成されているので、
各ファイバの反射減衰量を低減できて、接続特性を向上
できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の第1実施例の光スイッチを示す
斜視図、第1図(b)はその要部の斜視図、第2図は光
スイッチの正面図、第3図は位置決めピンと位置決め溝
の係合状態を現した拡大断面図、第4図は光スイッチの
縦断面図、第5図はこの光スイッチの作動を現した正面
図、第6図は実験結果の説明図、第7図は他の実施例に
係る要部の斜視図、第8は従来の光スイッチの斜視図、
第9図は課題を説明するための実験装置および実験結果
を示す図である。 1・・・光スイツチ素子、2・・・移動スイッチ素子、
3・・・固定スイッチ素子、4・・・位置決めピン、5
・・・ファイバアレイ、5a・・・光ファイバ、6・・
・移動チツブ、6a・・・中間部分、6b・・・両側部
分、8・・・クランパ、9a・・・第1位置決め溝、9
b・・・第2位置決め溝、13・・・段部、14・・・
防油溝、S・・・潤滑油。 代理人弁理士   長谷用  芳  樹間      
   落    合        稔第3図 夫旅例の縦断面 第4図 %5図 従来の光スイッチ 第 8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1のスイッチ素子に固着した光ファイバアレイの
    端面と、第2のスイッチ素子に固着した光ファイバアレ
    イの端面とを同一光軸上に対面させて光結合させる定常
    位置と、当該定常位置から当該第1のスイッチ素子と当
    該第2のスイッチ素子とを、光ファイバの並び方向に相
    対的に移動させて光路を切替える切替位置とに切替自在
    に構成した光スイッチにおいて、 前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子のい
    ずれか一方のスイッチ素子に固定されて、他方のスイッ
    チ素子側に延びる位置決めピンと、前記他方のスイッチ
    素子に形成され、当該位置決めピンに定常位置で係合す
    る第1位置決め溝及び切替位置で係合する第2位置決め
    溝と、 当該第1及び第2両位置決め溝に前記位置決めピンを相
    対的に付勢する付勢手段と、 前記第1及び第2両位置決め溝内に位置決めピンの相対
    移動を潤滑する潤滑剤と、 前記スイッチ素子の突合わせ端面に、ファイバアレイの
    端面部分と両位置決め溝の端面部分とが不連続となるよ
    うな不連続部とを備えたことを特徴とする光スイッチ。 2、前記第1及び第2両スイッチ素子のファイバアレイ
    の端面が、光ファイバの並び方向に平行で、かつ光軸に
    直交する面に対して傾いていることを特徴とする請求項
    1に記載の光スイッチ。 3、前記第1及び第2両スイッチ素子の各光ファイバの
    端面に反射防止膜が形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の光スイッチ。
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