JPH04189997A - 複層ガラスの内外圧バランス方法 - Google Patents
複層ガラスの内外圧バランス方法Info
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- JPH04189997A JPH04189997A JP2319405A JP31940590A JPH04189997A JP H04189997 A JPH04189997 A JP H04189997A JP 2319405 A JP2319405 A JP 2319405A JP 31940590 A JP31940590 A JP 31940590A JP H04189997 A JPH04189997 A JP H04189997A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、一定間隔をおいた2枚のガラス板の周辺部を
接合封止して内部に密封空気層を形成する複層ガラスの
内圧を当該複層ガラスの取付現場における外気圧とバラ
ンスさせる方法に関する。
接合封止して内部に密封空気層を形成する複層ガラスの
内圧を当該複層ガラスの取付現場における外気圧とバラ
ンスさせる方法に関する。
(従来の技術)
上記複層ガラスは、組立て製作時と取付は施工場所との
気圧差が大きい場合、例えば海抜100m以下の平地で
密封状態に組み立て製作されて、海抜1000m以上の
高地で取付は施工されるような場合に、その取付は現場
では外気圧の変動すなわち減少に伴う密封空気層の内部
空気の膨脹によってガラス板が弯曲変形したり破損し、
あるいはガラス板の破損にまでは至らなくてもガラス板
周辺部を接合封止している接着材やシール材を疲労させ
て亀裂等の損傷を生しさせるといった不都合がある。し
たがって、かかる不都合を解消するには平地での組立て
製作時における複層ガラスの内圧と取付は現場(高地)
における外気圧とのバランスをはかる必要があり、その
ため従来では■平地(工場)で密封空気層を高地(取付
は現場)の外気圧に合わせて予め減圧しておく、■平地
で予め大気圧の密封空気層を有する複層ガラスを製作し
ておき、これを高地(取付は現場)で減圧する、■平地
で大気圧の複層ガラスを製作するが、その複層ガラス端
面にはその内部の空気層と外気とに連通ずる孔を穿孔し
ておき、これを高地において封着する、といった方法が
とられていた。
気圧差が大きい場合、例えば海抜100m以下の平地で
密封状態に組み立て製作されて、海抜1000m以上の
高地で取付は施工されるような場合に、その取付は現場
では外気圧の変動すなわち減少に伴う密封空気層の内部
空気の膨脹によってガラス板が弯曲変形したり破損し、
あるいはガラス板の破損にまでは至らなくてもガラス板
周辺部を接合封止している接着材やシール材を疲労させ
て亀裂等の損傷を生しさせるといった不都合がある。し
たがって、かかる不都合を解消するには平地での組立て
製作時における複層ガラスの内圧と取付は現場(高地)
における外気圧とのバランスをはかる必要があり、その
ため従来では■平地(工場)で密封空気層を高地(取付
は現場)の外気圧に合わせて予め減圧しておく、■平地
で予め大気圧の密封空気層を有する複層ガラスを製作し
ておき、これを高地(取付は現場)で減圧する、■平地
で大気圧の複層ガラスを製作するが、その複層ガラス端
面にはその内部の空気層と外気とに連通ずる孔を穿孔し
ておき、これを高地において封着する、といった方法が
とられていた。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、上記■及び■のような従来方法では減圧操作
時にガラス板が破損し易く、また破損しなくても接着材
やシール材部分に無理がかかって複層ガラスの寿命を短
かめる原因となり、そしてまたこの減圧操作においては
ガラス板が変形するため正確な内部圧力に調整するのに
作業が非常に困難となり、更に上記■の方法による場合
には取付は現場での空気層の減圧作業が不確実かつ面倒
であるというような問題があった。また、あるいは上記
■の方法では工場保管時または取付現場への運搬中に複
層ガラス端面の連通孔から外気中の粉塵や湿気、雨水等
の侵入するのを防ぐため、あらかじめフィルターを取付
けなければならず、作業工程上めんどうであった。
時にガラス板が破損し易く、また破損しなくても接着材
やシール材部分に無理がかかって複層ガラスの寿命を短
かめる原因となり、そしてまたこの減圧操作においては
ガラス板が変形するため正確な内部圧力に調整するのに
作業が非常に困難となり、更に上記■の方法による場合
には取付は現場での空気層の減圧作業が不確実かつ面倒
であるというような問題があった。また、あるいは上記
■の方法では工場保管時または取付現場への運搬中に複
層ガラス端面の連通孔から外気中の粉塵や湿気、雨水等
の侵入するのを防ぐため、あらかじめフィルターを取付
けなければならず、作業工程上めんどうであった。
(問題点を解決するための技術的手段)本発明は上記の
問題点を解決したものであり、その技術的手段は、一定
間隔をおいた2枚のガラス11.2の周辺部をスペーサ
4を介して接合封止して内部に密封空気層7を形成する
複層ガラスの内圧を当該複層ガラスの取付は現場におけ
る外気圧とバランスさせる方法において、複層ガラス内
部の空気層7と外気とに連通ずる細管9を、前記スペー
サ4を貫通ずるとともに複層ガラス端面に突出しこの突
出部より折曲して複層ガラス端面沿いに所要長さ延びる
ように設け、しかして取付は現場において前記細管9の
外端部を封止し、複層ガラスの内部を外気圧と同圧の密
封空気層7に形成してなることを特徴としている。
問題点を解決したものであり、その技術的手段は、一定
間隔をおいた2枚のガラス11.2の周辺部をスペーサ
4を介して接合封止して内部に密封空気層7を形成する
複層ガラスの内圧を当該複層ガラスの取付は現場におけ
る外気圧とバランスさせる方法において、複層ガラス内
部の空気層7と外気とに連通ずる細管9を、前記スペー
サ4を貫通ずるとともに複層ガラス端面に突出しこの突
出部より折曲して複層ガラス端面沿いに所要長さ延びる
ように設け、しかして取付は現場において前記細管9の
外端部を封止し、複層ガラスの内部を外気圧と同圧の密
封空気層7に形成してなることを特徴としている。
ここで、細管とは、内径が非常に小さくて空気の流通抵
抗の大きい管をいうものとし、具体的には管の内径が1
mmφ以下、管の長さが20m以上のものが望ましい。
抗の大きい管をいうものとし、具体的には管の内径が1
mmφ以下、管の長さが20m以上のものが望ましい。
またこの細管は、複層ガラスの端面に沿って延びる細管
部分の長さがスペーサ側貫通長さの約2倍以上であるよ
うなものがよい。
部分の長さがスペーサ側貫通長さの約2倍以上であるよ
うなものがよい。
更にこの細管は、アルミニウムまたはその合金、ステン
レスその他の金属製のパイプ材、あるいはプラスチック
製のパイプ材を用いることができる。
レスその他の金属製のパイプ材、あるいはプラスチック
製のパイプ材を用いることができる。
(実施例)
以下本発明の実施例を第1図ないし第6図にもとづいて
説明する。
説明する。
ここで例示される複層ガラスは、一定の間隔をおいて対
面配置したガラス板1.2の周辺部に、乾燥剤3を収納
した中空状スペーサ4を介在させ、このスペーサ4とガ
ラス板1.2とを接着剤5により一体的に接合すると共
に、スペーサ4の外周面とガラス板1.2面との間に例
えばブチル系のシール材6を充填して、内部に密封空気
層7を形成するようにしたもので、スペーサ4の内周壁
番こは空気層7に通じる通気口8が複数箇所に設けられ
ている。そして、この複層ガラスには第1図に示すよう
な一例端部上方部位に、複層ガラス内部の空気層7と外
気とに連通ずる細管9が、スペーサ4及びシール材6を
貫通するとともに複層ガラスの側端面10に突出しこの
突出部より折曲して該側端面10沿いに下向きに所要長
さ延びるように取付けられている。
面配置したガラス板1.2の周辺部に、乾燥剤3を収納
した中空状スペーサ4を介在させ、このスペーサ4とガ
ラス板1.2とを接着剤5により一体的に接合すると共
に、スペーサ4の外周面とガラス板1.2面との間に例
えばブチル系のシール材6を充填して、内部に密封空気
層7を形成するようにしたもので、スペーサ4の内周壁
番こは空気層7に通じる通気口8が複数箇所に設けられ
ている。そして、この複層ガラスには第1図に示すよう
な一例端部上方部位に、複層ガラス内部の空気層7と外
気とに連通ずる細管9が、スペーサ4及びシール材6を
貫通するとともに複層ガラスの側端面10に突出しこの
突出部より折曲して該側端面10沿いに下向きに所要長
さ延びるように取付けられている。
上記細管9は、例えば外径が1.0■φ、内径が0.5
■φ、そして長さが100mであるステンレス製のパイ
プ材によって図示のようなL字形に形成されたもので、
スペーサ4及びシール材6を貫通する管部9aの長さは
30閣、この管部9aより直角に折曲されて複層ガラス
側端面1o沿いに延びる管部9bの長さは70mとしで
ある。この細管9の取付けは工場での複層ガラスの組立
て製作時に行うわけであるが、その取付けにあたっては
、ガラス板1.2に接合されたスペーサ4の外周面から
複層ガラス内部の空気層7への連通孔をあらがし穿孔し
てこれに細管9を挿通させたのち、複層ガラスの端面、
すなわち、ガラス板1.2面とスペーサ4の外周面との
間にシール材6を充填して管部9aを保持すればよく、
ガラス板1,2の外面周縁部およびシール材6の外周面
を保護テープ(図示せず)を貼着後、突出した細管9を
複層ガラス側端面10に沿うように、管部9aより直角
に折曲して管部9bとして所要長さ延ばして設ける。
■φ、そして長さが100mであるステンレス製のパイ
プ材によって図示のようなL字形に形成されたもので、
スペーサ4及びシール材6を貫通する管部9aの長さは
30閣、この管部9aより直角に折曲されて複層ガラス
側端面1o沿いに延びる管部9bの長さは70mとしで
ある。この細管9の取付けは工場での複層ガラスの組立
て製作時に行うわけであるが、その取付けにあたっては
、ガラス板1.2に接合されたスペーサ4の外周面から
複層ガラス内部の空気層7への連通孔をあらがし穿孔し
てこれに細管9を挿通させたのち、複層ガラスの端面、
すなわち、ガラス板1.2面とスペーサ4の外周面との
間にシール材6を充填して管部9aを保持すればよく、
ガラス板1,2の外面周縁部およびシール材6の外周面
を保護テープ(図示せず)を貼着後、突出した細管9を
複層ガラス側端面10に沿うように、管部9aより直角
に折曲して管部9bとして所要長さ延ばして設ける。
上述のようにして細管9が取付けられた複層ガラスは、
第5図に示すように細管9によって内部の空気層7の圧
力が外気圧と同圧に保持されている。この場合、細管9
は内径0.5閣φと非常に小さく、しかもその長さが1
00+mnと相当に長尺であって、空気の流通抵抗が非
常に大きいため、工場での保管時はもちろん、移動時に
おいても内部空気層7の空気と外気とは容易に流通しえ
ず、このため空気層7内での空気の拡散が起こりにくく
、外気中の粉塵や湿気が空気層7内に侵入しにくい。
第5図に示すように細管9によって内部の空気層7の圧
力が外気圧と同圧に保持されている。この場合、細管9
は内径0.5閣φと非常に小さく、しかもその長さが1
00+mnと相当に長尺であって、空気の流通抵抗が非
常に大きいため、工場での保管時はもちろん、移動時に
おいても内部空気層7の空気と外気とは容易に流通しえ
ず、このため空気層7内での空気の拡散が起こりにくく
、外気中の粉塵や湿気が空気層7内に侵入しにくい。
したがって、空気層7の乾燥度及び清浄度が一定期間良
好に維持される。
好に維持される。
このように空気層7が外気圧と同圧に保持され、乾燥度
及び清浄度が一定に維持された複層ガラスは、低地の工
場から高地の取付は現場に搬入して行くまでに、その圧
力差により空気層7の空気が上記細管9を通して外部へ
確実に流出され、その取付は現場では空気層7の内圧は
外気圧と同圧になる。
及び清浄度が一定に維持された複層ガラスは、低地の工
場から高地の取付は現場に搬入して行くまでに、その圧
力差により空気層7の空気が上記細管9を通して外部へ
確実に流出され、その取付は現場では空気層7の内圧は
外気圧と同圧になる。
しかして、高地の取付は現場では第6図に示すように細
管9の外端部に封止剤11を詰め込んで封止することに
よって、複層ガラスの内部はこの現場の外気圧と同圧の
密封空気層7に形成される。
管9の外端部に封止剤11を詰め込んで封止することに
よって、複層ガラスの内部はこの現場の外気圧と同圧の
密封空気層7に形成される。
尚、複層ガラスに取付けた細管9は、外径が1,0閣φ
と非常に細く、しかも複層ガラスの外側に延出した管部
9bが複層ガラス側端面10に沿わせてあってほとんど
突出していないため、工場での保管時あるいは運搬用車
輌への積載侍史には現場での取付は時に余分なスペース
を必要とセず、またその際に細管9に作業者が手指や衣
服を引っ掛けたりすることがなく作業上の安全を図るこ
とができると共に、この細管9を運搬中などに他の複層
ガラスや周囲の構造物、車輌等に突き当てて損 ′
傷するおそれもない。
と非常に細く、しかも複層ガラスの外側に延出した管部
9bが複層ガラス側端面10に沿わせてあってほとんど
突出していないため、工場での保管時あるいは運搬用車
輌への積載侍史には現場での取付は時に余分なスペース
を必要とセず、またその際に細管9に作業者が手指や衣
服を引っ掛けたりすることがなく作業上の安全を図るこ
とができると共に、この細管9を運搬中などに他の複層
ガラスや周囲の構造物、車輌等に突き当てて損 ′
傷するおそれもない。
また、複層ガラスは第1図、第2図で示されるような実
際の取付は姿勢と同し姿勢で保管され、また運搬される
のが通例であるが、各複層ガラスに取付けられる細管9
は、第1図で明らかなように複層ガラスの一例端面10
に外端部を下向きにした状態で取付けであるため、保管
中あるいは運搬中に雨水等が細管9先端部より内部に浸
入するおそれがない。尚、細管9は複層ガラスの上側端
面に取付けてもよい。
際の取付は姿勢と同し姿勢で保管され、また運搬される
のが通例であるが、各複層ガラスに取付けられる細管9
は、第1図で明らかなように複層ガラスの一例端面10
に外端部を下向きにした状態で取付けであるため、保管
中あるいは運搬中に雨水等が細管9先端部より内部に浸
入するおそれがない。尚、細管9は複層ガラスの上側端
面に取付けてもよい。
次に、前記細管付き複層ガラスについて内部空気層の乾
燥度及び清浄度維持試験を行い、その結果は下記の通り
であった。
燥度及び清浄度維持試験を行い、その結果は下記の通り
であった。
■ 先ず1990年8月10日に細管付き複層ガラスの
試験体を2個工場にて作製した。
試験体を2個工場にて作製した。
2個の試験体の複層ガラスはいずれも、縦横それぞれ1
000mmの正方形で厚さが3III[lのガラス板2
枚を12amの間隔をおいて周辺のスペーサを介して接
合封止することにより形成したもので、スペーサには乾
燥剤としての合成ゼオライトを充填した。そして、一方
の試験体には外径1.0閣φ、内径0.5閤φ、長さ1
00閣のステンレス製細管を用い、また他方の試験体に
は径は外径1.0■φ、内径0.5−φと同しで、長さ
を200mと長くしたステンレス製細管を用い、そして
各細管は第1図で示されるような形態でそれぞれの複層
ガラスに取付けた。
000mmの正方形で厚さが3III[lのガラス板2
枚を12amの間隔をおいて周辺のスペーサを介して接
合封止することにより形成したもので、スペーサには乾
燥剤としての合成ゼオライトを充填した。そして、一方
の試験体には外径1.0閣φ、内径0.5閤φ、長さ1
00閣のステンレス製細管を用い、また他方の試験体に
は径は外径1.0■φ、内径0.5−φと同しで、長さ
を200mと長くしたステンレス製細管を用い、そして
各細管は第1図で示されるような形態でそれぞれの複層
ガラスに取付けた。
■ 上記のようにして作製した2個の試験体についての
乾燥度及び清浄度試験を、先ず翌日の8月11日に行っ
た。その結果、乾燥度については各試験体とも、内部露
点−40°Cで結露は生じなかった。また清浄度は目視
によるものとしたが、いずれの試験体も異状はなかった
。
乾燥度及び清浄度試験を、先ず翌日の8月11日に行っ
た。その結果、乾燥度については各試験体とも、内部露
点−40°Cで結露は生じなかった。また清浄度は目視
によるものとしたが、いずれの試験体も異状はなかった
。
■ 上記2個の試験体を8月11日から8月17日まで
一週間工場内に保管したあと、乾燥度及び清浄度の試験
を行ったが、いずれの試験体にも異常は認められなかっ
た。
一週間工場内に保管したあと、乾燥度及び清浄度の試験
を行ったが、いずれの試験体にも異常は認められなかっ
た。
■ 同しく上記2個の試験体を、8月18日から10月
11日まで55日問屋外に露呈させたまま放置したあと
、再び乾燥度及び清浄度の試験を行ったが、いずれの試
験体にも異常は認められなかった。
11日まで55日問屋外に露呈させたまま放置したあと
、再び乾燥度及び清浄度の試験を行ったが、いずれの試
験体にも異常は認められなかった。
(発明の効果)
本発明による内外圧バランス方法は、複層ガラス内部の
空気層と外気とに連通ずる細管を、スペーサを貫通する
とともに複層ガラス端面に突出しこの突出部より折曲し
て複層ガラス端面沿いに所要長さ延びるように設けてお
いて、取付は現場にて前記細管の外端部を封止し、複層
ガラスの内部を外気圧と同圧の密封空気層に形成するよ
うにしたものであって、複層ガラスの内圧と取付は現場
における外気圧とのバランスをとるのに従来のような減
圧操作ならびにその調整操作を行う必要がなく、取付は
現場において細管の先端部を封止するだけでよいから、
減圧操作に伴うガラス板、シール材等の変形、破損のお
それがない上に、作業がきわめて簡単となる。しかも平
地の組立て工場等から高地の取付は現場へ搬送するまで
の間においては、複層ガラス内部と外気とを連通ずる細
管の空気流通抵抗が大きくて内部の空気と外気とが容易
に流通しえないため、内部空気層内での空気の拡散が起
こりにくく、外気中の粉塵や湿気が内部空気層内に侵入
するおそれがなく、したがって、内部空気層の乾燥度及
び清浄度を良好に維持することができる。この場合、細
管の内径を1mφ以下、その長さを20mm以上とする
ことにより、管内流通抵抗が大きくなって、より一層良
好な効果を得ることができる。
空気層と外気とに連通ずる細管を、スペーサを貫通する
とともに複層ガラス端面に突出しこの突出部より折曲し
て複層ガラス端面沿いに所要長さ延びるように設けてお
いて、取付は現場にて前記細管の外端部を封止し、複層
ガラスの内部を外気圧と同圧の密封空気層に形成するよ
うにしたものであって、複層ガラスの内圧と取付は現場
における外気圧とのバランスをとるのに従来のような減
圧操作ならびにその調整操作を行う必要がなく、取付は
現場において細管の先端部を封止するだけでよいから、
減圧操作に伴うガラス板、シール材等の変形、破損のお
それがない上に、作業がきわめて簡単となる。しかも平
地の組立て工場等から高地の取付は現場へ搬送するまで
の間においては、複層ガラス内部と外気とを連通ずる細
管の空気流通抵抗が大きくて内部の空気と外気とが容易
に流通しえないため、内部空気層内での空気の拡散が起
こりにくく、外気中の粉塵や湿気が内部空気層内に侵入
するおそれがなく、したがって、内部空気層の乾燥度及
び清浄度を良好に維持することができる。この場合、細
管の内径を1mφ以下、その長さを20mm以上とする
ことにより、管内流通抵抗が大きくなって、より一層良
好な効果を得ることができる。
また、上記の細管は、複層ガラスの外側に延出した管部
が複層ガラス側端面シこ沿って延びるよう6二配設され
て、はとんど外部S:突出しないため、工場での保管時
や運搬用車輌への積載侍史には現場での取付は時に余分
なスペースを必要とせず、またその際に細管に作業音が
手指や衣服等を引っ掛けたりすることがなく作業上の安
全を期することができると共に、この細管を移動、運搬
中等に他の複層ガラスや周辺の構造物等に突き当てて損
傷させたりするようなおそれも少ない。
が複層ガラス側端面シこ沿って延びるよう6二配設され
て、はとんど外部S:突出しないため、工場での保管時
や運搬用車輌への積載侍史には現場での取付は時に余分
なスペースを必要とせず、またその際に細管に作業音が
手指や衣服等を引っ掛けたりすることがなく作業上の安
全を期することができると共に、この細管を移動、運搬
中等に他の複層ガラスや周辺の構造物等に突き当てて損
傷させたりするようなおそれも少ない。
第1図は本発明方法を実施するための複層ガラスを示す
正面図、第2図は第1図に示されるniガラスの側面図
、第3図は第1図の■−■線拡線断大断面図4図は第1
図のIV−IV線線入大断面図第5図は第2図のv−V
線拡大断面図、第6図は細管の先端部が封止された状態
を示す第5図と同様な断面図である。 1.2・・・ガラス板、3・・・乾燥剤、4・・・スペ
ーサ、5・・・接着剤、6・・・シール材、7・・・空
気層、8・・・通気口、9・・・細管、10・・・複層
ガラスの側端面、11・・・封止側。 出願人 日本フクソーガラス株式会社 II 3 図 Ii 4 図 第5図 1K 6 図
正面図、第2図は第1図に示されるniガラスの側面図
、第3図は第1図の■−■線拡線断大断面図4図は第1
図のIV−IV線線入大断面図第5図は第2図のv−V
線拡大断面図、第6図は細管の先端部が封止された状態
を示す第5図と同様な断面図である。 1.2・・・ガラス板、3・・・乾燥剤、4・・・スペ
ーサ、5・・・接着剤、6・・・シール材、7・・・空
気層、8・・・通気口、9・・・細管、10・・・複層
ガラスの側端面、11・・・封止側。 出願人 日本フクソーガラス株式会社 II 3 図 Ii 4 図 第5図 1K 6 図
Claims (2)
- (1)、一定間隔をおいた2枚のガラス板の周辺部をス
ペーサを介して接合封止して内部に密封空気層を形成す
る複層ガラスの内圧を、当該複層ガラスの取付け現場に
おける外気圧とバランスさせる方法において、複層ガラ
ス内部の空気層と外気とに連通する細管を、前記スペー
サを貫通するとともに複層ガラス端面に突出しこの突出
部より折曲して複層ガラス端面沿いに所要長さ延びるよ
うに設け、しかして取付け現場において前記細管の外端
部を封止し、複層ガラスの内部を外気圧と同圧の密封空
気層に形成してなることを特徴とする複層ガラスの内外
圧バランス方法。 - (2)、細管の内径は1mm以下、その長さは20mm
以上である請求項1記載の複層ガラスの内外圧バランス
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2319405A JPH04189997A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 複層ガラスの内外圧バランス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2319405A JPH04189997A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 複層ガラスの内外圧バランス方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04189997A true JPH04189997A (ja) | 1992-07-08 |
Family
ID=18109823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2319405A Pending JPH04189997A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 複層ガラスの内外圧バランス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04189997A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100408803C (zh) * | 2004-12-09 | 2008-08-06 | 青岛金晶股份有限公司 | 内压自动调节型中空玻璃门窗 |
JP2015036353A (ja) * | 2013-08-13 | 2015-02-23 | 旭硝子株式会社 | 複層透明体の使用方法及び複層透明体 |
JP2020020112A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | Agc−Lixilウィンドウテクノロジー株式会社 | 内圧調整用複層ガラス及び内圧調整用複層ガラスの圧力調整方法並びに内圧調整用袋体 |
JP2021510669A (ja) * | 2018-01-16 | 2021-04-30 | サン−ゴバン グラス フランス | 絶縁グレージング及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-11-21 JP JP2319405A patent/JPH04189997A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100408803C (zh) * | 2004-12-09 | 2008-08-06 | 青岛金晶股份有限公司 | 内压自动调节型中空玻璃门窗 |
JP2015036353A (ja) * | 2013-08-13 | 2015-02-23 | 旭硝子株式会社 | 複層透明体の使用方法及び複層透明体 |
JP2021510669A (ja) * | 2018-01-16 | 2021-04-30 | サン−ゴバン グラス フランス | 絶縁グレージング及びその製造方法 |
US11441351B2 (en) | 2018-01-16 | 2022-09-13 | Saint-Gobain Glass France | Insulating glazing and method for producing same |
JP2020020112A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | Agc−Lixilウィンドウテクノロジー株式会社 | 内圧調整用複層ガラス及び内圧調整用複層ガラスの圧力調整方法並びに内圧調整用袋体 |
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