JPH04189109A - タブレットの製造方法および装置 - Google Patents

タブレットの製造方法および装置

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JPH04189109A
JPH04189109A JP32046990A JP32046990A JPH04189109A JP H04189109 A JPH04189109 A JP H04189109A JP 32046990 A JP32046990 A JP 32046990A JP 32046990 A JP32046990 A JP 32046990A JP H04189109 A JPH04189109 A JP H04189109A
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resin
molded product
die
notch
resin molded
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JP32046990A
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English (en)
Inventor
Tomoo Sakamoto
友男 坂本
Kazuaki Okamoto
和明 岡本
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タブレットの製造技術、特に、半導体装置の
樹脂封止パッケージを成形するのに使用されるタブレッ
トの製造技術に関し、例えば、マルチプランジ中形のト
ランスファ成形装置に使用されるタブレットの製造に利
用して有効な技術に関する。
[従来の技術〕 半導体装置の製造工程において、半導体ペレット、イン
ナリードおよびボンディングワイヤを非気密封止するた
めの樹脂封止パッケージを成形する成形装置として、ト
ランスファ成形装置がある。
このようなトランスファ成形装置に使用されるレジンタ
ブレットは、レジンタブレットの原料であるエポキシレ
ジン粉末がシリンダ室に投入され、投入されたレジン粉
末がシリンダ室内においてピストンにより突き固められ
ることにより、成形されている。
他方、高精度の樹脂封止パンケージを成形するトランス
ファ成形装置として、プランジャを複数本備えているマ
ルチプランジャ形のトランスファ成形装置がある。この
マルチプランジャ形トランスファ成形装置においては、
成形材料としてのレジンを供給するためのタブレットに
は小径短尺のものが使用されている。
なお、タブレットの成形技術を述べである例としては、
特開昭61−270121号公報、がある、また、マル
チプランジャ形トランスファ成形装置を述べである例と
しては、実開昭61−56016号公報、がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記のようなタブレットの製造方法器こおいて
は、レジン粉末が室温下で突き固められているため、シ
リンダ室およびピストンの摩耗が大きく、また、レジン
粉末中に含まれる空気が突き固められたタブレット内に
閉し込められ、樹脂封止パッケージのボイド発生の原因
になるという問題点があることが、本発明者によって明
らかにされた。特に、マルチプランジャ形トランスファ
成形装置に使用されるタブレットは小径短尺のものが多
数個使用されるため、このような問題点が顕著になり、
かつまた、タブレットの価格が増加する。
本発明の目的は、品質の良好なタブレフ)を大量に、か
つ、安価にて製造することができるタブレ・7トの製造
技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
[課題を解決するための手段] 本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、次の通りである。
すなわち、レジンの粉末が加熱されて軟化さね続いて、
この軟化されたレジンが温度調整されながら押し出しダ
イスまで送給され、次いで、ダイスに送給されたレジン
がダイスから押し出されることにより、レジン成形品が
連続的に成形され、この押し出されて来る未硬化のレジ
ン成形品に一定長さ位置に切欠部が入れられ、硬化後、
このレジン成形品が切欠部において切断されてレジンタ
ブレットが形成されることを特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、タブレットはレジン粉末を軟化
された状態でダイスにより押出し成形されるため、成形
装置の各部が摩耗されることがない。かつまた、空気の
取り込みのない良質のタブレットが製造されるとともに
、大量生産に適し、しかも、装置の耐久性も向上される
ため、タブレットの製造コストを低減することができる
他方、切欠部が入れられたレジン成形品は硬化後、切欠
部の所謂チョコレートブレーキング作用を利用してきわ
めて容易に折り欠くことができるため、タブレットは所
望に応じて適宜製造することができる。また、切欠部を
入れる位置はきわめて容易に変更調整することができる
ため、タブレットの嵩の調整は所望に応じて簡単に実行
することができる。さらに、切欠部はレジン成形品が硬
化しないうちに入れられるため、切欠部を入れる刃物の
異常摩耗を防止することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例であるタブレット製造装置を
示す側面断面図、第2図はその平面断面図、第3図は第
2図の■−■線に沿う断面図、第4図は第3図のIV−
IV線に沿う断面図、第5図(ak(b)、(C)はダ
イスの変形例をそれぞれ示す各側面断面図、第6図は切
断装置を示す拡大正面断面図、第7図および第8図はそ
の作用を説明するためのをそれぞれ示す一部省略正面図
、第9図はそれによって製造されたタブレットを示す斜
視図、である。
本実施例において、本発明に係るタブレット製造装置1
はシリンダ2を備えており、シリンダ2の内部には一対
のテーパ室部4.4を存するシリンダ室3が横長の長円
柱形中空形状に形成されている。シリンダ2の一端部(
以下、後端部とする。
)上部には、ホッパ5が垂直下向きに配されて、シリン
ダ室3内に連通ずるように形成されており、ホッパ5は
レジン粉末をシリンダ室3内の後端部に効果的に投入し
得るように構成されている。ここで、レジン粉末は半導
体装置の樹脂封止パッケージ(図示せず)を形成し得る
ように適宜調整されており、エポキシ樹脂を主成分とさ
れ、熱硬化剤、硬化促進剤、着色剤、フィラー等を適量
添加されている。
また、レジン粉末の製造工程は、前記原料の配合粉を混
線機により軟化させ練り合わせたものを冷却ロールによ
り厚さ1〜2閤にシート化し、さらに冷却した後、粉砕
、除鉄、調合してレジン粉を得るものである。
なお、本実施例ではレジン粉を用いているが、混線機の
延長上に本実施例に係るタブレット製造装置を連結する
ことにより、配合粉投入からタブレント化までを連続的
に行うことも可能である。
シリンダ2の外周部分には加熱手段としてのヒータ6が
シリンダ室3の略全体をカバーするように敷設されてお
り、ヒータ6はホッパ5からシリンダ室3内に投入され
たレジン粉末を加熱して適度に軟化させ得るように温度
制御される。このヒータ6とシリンダ3室との間には冷
却手段としての冷却路7が形成されており、この冷却路
7には水や油等の冷却剤8が流通されるようになってい
る。また、シリンダ2には熱電対等から成る温度センサ
9が挿入されている。そして、この温度センサ9の検出
に基づいて、冷却路7はヒータ6との協働により、シリ
ンダ室3内に投入された軟化されたレジンが熱硬化反応
を進行させずに軟化状態を維持すべく温度を適正に制御
するように構成−されている、したがって、ヒータ6と
冷却路7と温度センサ9とによりレジンを温度制御する
ための手段が実質的に構成されていることになる。
シリンダ室3には左右一対のスクリュー10、lOが互
いに平行に、かつ、その羽根11.11の一部が互いに
噛合するように左右隣り合わせに配されて、回転自在に
それぞれ支承されており、左右の両スクリュー10.1
0の軸心線は、シリンダ室3の長円形状における左右一
対の中心線にそれぞれ略一致されている。また、両スク
リュー10.10はその羽根11.11が2条ねし構造
にそれぞれ形成されている。左右の両スクリュー10.
10は、シリンダ室3の後端外にそれぞれ設備された左
右一対の駆動装置13の回転軸14にスペーサ15を介
して回転駆動されるようにそれぞれ連結されている。そ
して、スペーサ15の長さが変更調整されること番こよ
り、両スクリュー10.10は軸心方向の前後位置を調
整されるように構成されている。
シリンダ室3におけるホッパ5と反対側の端部には、左
右一対のテーパ室部4.4が2股に分枝するようにそれ
ぞれ形成されており、両テーバ室部4.4は先細りのテ
ーパ形状にそれぞれ形成されている。左右のテーパ室部
4.4はそれらの軸心線が左右のスクリュー10.10
の軸心線とそれぞれ合致するように形成されている。他
方、両スクリュー10,10の両テーパ室部4.4にそ
れぞれ嵌合された端部には、テーパ羽根部12.12が
先端に至るまで先細りにそれぞれ形成されており、この
テーバ羽根部12.12はテーパ室部4.4のテーパ角
とそれぞれ合致されている。
そして、このテーバ羽根部12の外周とテーパ室部4の
内周とのクリアランスCは、このスクリュー10の軸心
方向前後位置がスペーサ15によって調整されることに
より、適宜変更調整されるようになっている。このクリ
アランスCの調整範囲は、0〜2閣程度に設定されてい
る。
シリンダ2のホッパ5側と反対側の端部にはダイスホル
ダ20が隣接されて設備されており、ダイスホルダ20
には左右一対のダイス21.21がそれぞれ着脱自在に
保持されている。すなわち、ダイスホルダ20は分割さ
れるように構成されており、分割体の合わせ面間に左右
のダイス21.21を挿入されることにより、左右のダ
イス21.21は着脱自在に保持されるようになってい
る。
左右のダイス21.21はホルダ20にそれぞれ保持さ
れた状態において、左右のスクリュー10.10の軸心
延長線上にそれぞれ位置されて、スクリュー10.10
の軸心とそれぞれ心合わせされている。
このダイス21は例えば第8図(a)、(b)、(cl
 ニ示されているように、複数規格のものが用意されて
いる。そして、適当な規格のダイスが選定されて、ダイ
スホルダ20に装着されることにより、所望の形状のタ
ブレットがそのダイスによって成形されることになる。
ダイスホルダ20には冷却路22が左右のダイス21.
21を取り囲むように環状に形成されており、この冷却
路22は水や油等の冷却剤23が流通されるように構成
されている。また、ダイスホルダ20には熱電対等から
成る温度センサ24が挿入されており、この温度センサ
24の検出に基づいて、冷却路22はダイス21.21
の温度を適切な温度に制御するようになっている。
ダイスホルダ20のシリンダ2側と反対側の片膝には切
断装置30が一対、左右に設備されている。この左右の
切断装置30.30は左右のダイス21.21により押
出し成形されて来る丸棒形状の成形品に、その一部を切
断することにより、ノツチ(切欠部)をそれぞれ形成す
るように構成されでいる。
各切断装置30は機枠としてのスタンド3】を備えてお
り、スタンド31はダイスホルダ20の手前原に隣り合
わせに垂直にそれぞれ立設されている。スタンド31の
上部には、板形状に形成されたカム32が上下方向に摺
動自在に配設されており、このカム32はシリンダ装置
や送りねし装置等から成る駆動装置(図示せず)により
上下動されるように構成されている。このカム32には
カム面33が一対、左右両端辺にそれぞれ形成されてい
る。スタンド31のカム32の左右両脇にはガイド孔3
4が左右一対、垂直方向にそれぞれ延在するように開設
されており、左右のガイド孔34.34には移動ブロッ
ク35が垂直方向に摺動自在に配設されている。また、
スタンド31にはシリンダ装置や送りねじ装置等から成
る駆動装置(図示せず)が据え付けられており、この駆
動装置により移動ブロック35が上下駆動されるように
構成されている。
ブロック35には支点軸37が一対、それぞれ左右に配
されて水平に架設されており、両支点軸37.37には
左右一対のアーム38.38の中間部がそれぞれ回動自
在に枢着されている。各アーム38の上側端部にはカム
ホロー39が回転自在に軸支されており、カムホロー3
9はローラ形状に形成されてカム32のカム面33を転
動し得るようになっている。また、両アーム38.38
の上側端部間には引張スプリング40が蓄力状態で張設
されており、この引張スプリング40の引張力により両
アーム38.38のカムホロー39.39はカム面33
.33にそれぞれ常時押接されるようになっている。他
方、各アーム38の下側端部にはロール41が回転自在
に軸支されており、ロール41は成形面が断面7字形状
の円板に形成されている。
スタンド31には下刃42が上向きに支持されており、
下刃42は駆動装置(図示せず)により上下動されるよ
うに構成されている。他方、移動ブロック35には上刃
43が下向きに配されて、一体移動するように据え付け
られている。この下刃42と上刃43とはその刃先がそ
れぞれ半円形形状に形成されており、後述するように互
いに噛合することにより、丸棒形状の成形品に断面が■
字形状の円形環状溝を成形し得るようになっている。ま
た、一対のロール41.41、下刃42および上刃43
は、成形品と直交する同一の垂直平面を形成するように
それぞれ配設されている。
次に、前記構成に係るタブレット製造装置を使用した場
合につき、本発明の一実施例であるタブレット製造装置
を説明する。
まず、レジン粉末51がホッパ5によりシリンダ室3内
に投入される。シリンダ室3に投入されたレジン粉末5
1はヒータ6により加熱されて適度に軟化されるととも
に、左右のスクリュー1o、10により下流側(前側)
へ搬送される。
このとき、左右一対のスクリュー1o、1oがその羽根
11.11が互いに噛合するように隣り合わせに配設さ
れているため、レジン粉末51、および、これが加熱さ
れて軟化された軟化レジン52は停滞することなく、全
てが下流側へ搬送される。また、各スクリュー1oは2
条ねし構造にそれぞれ構成されているため、停滞防止効
果はより一層向上される。
シリンダ室3の前端部まで搬送されると、軟化レジン5
2は左右一対のテーパ室部4.4にそれぞれ均等に分配
される。左右のテーパ室部4.4に分配された軟化レジ
ン52は、各テーパ室部4に挿入されているテーパ羽根
部12によりダイス21に押し出される。このとき、テ
ーパ室部4およびテーパ羽根部12が先細りのテーパ形
状に形成されているため、軟化レジン52はテーパ室部
4内に停滞することなく、ダイス21から絞り出される
ように全てが押し出される。
また、テーパ室部4の内周とテーパ羽根部12の外周と
のクリアランスCが、スクリュー10の軸心方向の前後
位置をスペーサ15により調整されて、適切に調整され
ることに、より、前記停滞防止効果は常に最適に維持す
ることができる。
そして、軟化レジン52は各スクリュー10.10によ
る圧送に伴って、左右一対のダイス21.21からそれ
ぞれ押し出され、各ダイス21によって丸棒形状に成形
される。このとき、シリンダ室3の押出し口付近がテー
パ室部4に、かつ、スクリュー10がテーパ羽根部12
にそれぞれ形成されているとともに、テーパ室部4とテ
ーパ羽根部12とのクリアランスCが最適に設定されて
いることにより、軟化レジン52がダイス21から絞り
出されるように押出されるため、ダイス21から押し出
される際、ダイス21によって丸棒形状に成形されるレ
ジン成形品53は、スパイラル状に旋回されることにな
る。この旋回により、レジン成形品53はダイス21の
内周面に擦られるため、その表面が滑らかになる。この
ように表面が滑らかになると、表面に空気ボイドが形成
されにくく、かつ、内部に空気の巣が形成されることも
抑制されるため、ダイス21により旋回されながら押し
出し成形される丸棒形状のレジン成形品53は、タブレ
ットの素材としてきわめて品質の良好な状態になってい
る。
そして、シリンダ室3内で軟化された軟化レジン52が
スクリュー10によりダイス21へ圧送され、ダイス2
1から押し出される間、シリンダ室3およびダイスホル
ダ20がヒータ6、冷却路7.22および温度センサ9
.24により一定の温度に調整されているため、軟化レ
ジン52は熱硬化反応を進行されず、しかも、適度な軟
化状態を維持している。
ここで、ダイス21において成形されるレジン成形品5
3の太さや密度等を変更調整したい場合には、それらの
要求に応した規格のダイス21が、適宜選定される。ま
た、このダイス21の変更やレジン粉末51の材質の変
更等に伴って、レジン粉末の投入量、スクリュー10の
搬送能力(スクリューの回転数等)、シリンダ室3の制
御温度、テーパ室部4とテーパ羽根部12とのクリアラ
ンスC等々が最適に変更調整されることになる。
前述のようにしてダイス21から押出し成形されたレジ
ン成形品53は、ダイスホルダ20の前原に設備された
切断装置30に押出しに伴って送給されて行く。
レジン成形品53の先端が、ロール41.41下刃42
および上刃43を含む平面を予め設定された所定長さだ
け通過すると、移動ブロック35が駆動装置(図示せず
)により下方に移動され始める。
この移動ブロック35の下鋒に伴って左右両側のアーム
38.38が下降され、その下端部にそれぞれ軸支され
たロール41.41がレジン成形品゛53を下方に通過
すると、レジン成形品53の外周にはノツチ54が両ロ
ール43.43により両脇から形成される。
他方、各アーム38が下降されると、各カムホロー39
がスプリング40によって押接されながら、カム32の
カム面33を倣うように転動して行<、そして、前述し
たようにロール41によりレジン成形品53にノツチ5
4が形成された後、左右のカムホロー39.39はカム
面33に倣うことにより、左右のアーム38.38の下
端部を外側に開かせる。この両アームの拡開作動により
、ロール41.41は下刃42との干渉を回避されるこ
とになる。
そして、移動ブロック35に取り付けられた上刃43が
下降されて来るとともに、下刃42が上昇され来て、上
刃43と下刃42とが噛合されると、レジン成形品53
にはノツチ(切欠部)としての円形環状溝55が形成さ
れる。この円形環状溝55は断面■字形状に形成されて
いる。そして、ノツチ54および環状溝55が形成され
る時、レジン成形品53は未硬化の状態にあるため、ノ
・7チ54および環状溝55は、きわめて容易かつ適正
に形成されることになる。
その後、下刃42が下降されるとともに、カム板32お
よび移動ブロック35が全体的に上昇される。これによ
り、アーム38.38が拡開されることによって、ノツ
チ形成済みのレジン成形品56にロール41.41が接
触しない状態で上昇されるとともに、上刃43と下刃4
2とが互いに離反されることになる。
左右のロール41.41がノツチ付きレジン成形品56
に接触しない位置まで上昇すると、カム32がス)7パ
(図示せず)に接衝し、上昇が停止される。そして、カ
ム32が移動ブロック35に対して下降される。この下
降により、カムホロー39がカム面33に倣って相対的
に上昇され、両アーム38.38が縮閉作動され、元の
状態に復帰される。
以陵、前記ノツチ形成作動が繰り返されることにより、
レジン成形品53の一定長位置にノツチとしての環状溝
55が順次形成されて行く。そして、環状溝55が形成
される長さ位置は切断装置30の作動速度と、レジン成
形品53の押出成形速度との制御により、所望に応して
変更調整される。
レジン成形品が自然冷却または強制冷却により硬化され
た後、環状溝55に沿ってノツチ付きレジン成形品56
が折られることにより、タブレット57が製造されるこ
とになる。このとき、成形品56には環状溝55が切設
されているため、所謂チョコレートブレーキング効果に
より簡単かつ適正にタブレット57が折られて製造され
ることになる。
なお、ノツチ付きレジン成形品56がタブレット57に
それぞれ折られる時期は、そのタブレット57がマルチ
プランジ中成のトランスファ装置等に現に使用される時
でも、それよりも前でもよい、使用前にタブレット57
に折られる場合に山トレー等に1個宛、または容器にひ
とまめめに収納される。
前記実施例によれば次の効果が得られる。
(1)  レジン粉末を加熱軟化した後、軟化状態を維
持しつつレジンをダイスから押し出してタブレットを成
形することにより、タブレット製造装置の各部における
摩耗を防止することができるとともに、タブレットの内
部に空気が取り込まれるのを抑制することができるため
、ランニングコストおよびタブレトの製造コストを低減
することができるとともに、タブレットの品質を高める
ことができる。
(2)  軟化レジンをダイスから自転させながら押し
出すことにより、レジン成形品の表面を滑らかに形成す
ることができるため、空気ボイドのない良質のタブレッ
トを製造することができる。
(3)一対のスクリューをその羽根の一部が互いに噛合
するように隣り合わせに配設することにより、レジン粉
末および軟化レジンを停滞させることなく、全て下流側
へ搬送することができるため、しジンがシリンダ内へ残
留するのを防止することができ、清掃等のメンテナンス
を簡単化することができる。
(4)  スクリューを2条ねし構造等の多条ねし構造
に構成することにより、停滞防止効果をより一層高める
ことができる。
(5)  シリンダ室およびスクリューの先端部に先細
りのテーパ室部およびテーパ羽根部をそれぞれ形成する
ことにより、軟化レジンをテーパ室内に停滞させること
なく全て押し出させることができるため、前記(3)の
効果をより一層高めることができる。
(6)  テーパ室部とテーバ羽根部とのクリアランス
をスクリューの軸心の前後位置を調整して調整すること
により、前記停滞防止効果を常に最適に維持することが
できる。
(7)丸棒形状に成形されるレジン成形品に一定長さに
ノツチを入れて行くことにより、レジン成形品が冷却硬
化後、チョコレートブレーキング効果によって簡単かつ
適正に折ることができるため、タブレットを簡単かつ同
一形状に製造することができ、タブレットの製造コスト
を大幅に低減することができる。
(8)  丸棒形状に成形されるレジン成形品にノツチ
を入れる位置は、切断装置の作動タイミングとレジン成
形品の押出成形タイミングとを制御することにより、き
わめて容易に変更調整することができるため、タブレッ
トの嵩の調整は所望に応して簡単に実行することができ
る。
【9)  ノツチはレジン成形品が硬化しないうちに入
れられるため、ノツチを入れるロールや上下刃の異常摩
耗を防止することができる。
001  マルチプランジャ形トランスファ成形装置に
使用される小径短尺のタブレットであっても、タブレフ
ト製造装置の寿命を短めずに、大量かつ安価に製造する
ことができ、また、空気取り込み量の少ない良質のタブ
レットであるため、半導体装置における樹脂封止パッケ
ージのボイドの発生を抑制することができ、その品質お
よび信鯨性を高めることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
例えば、スクリューおよびダイスは一対宛配設するに限
らず、単数または3組以上配設してもよい。
シリンダ室およびスクリューのダイス側端部版ダイス側
に向けて先細り形状に形成するに限らず、他の部分と同
径に形成してもよい。
スクリューは回転しながら軸心方向に移動するように構
成することにより、軟化レジンの停滞を防止すべくダイ
ス側へ強制的に押し出すように構成してもよい。
スクリューは2条ねし構造に構成するに限らず、1条ね
し構造または3条以上の多条ねし構造番こ構成してもよ
い。
ダイスはシリンダに着脱自在に装着するように構成する
に限らず、固定的に構成してもよい。
レジン成形品はノツチを形成してから切断するように構
成するに限らず、剪断刃、鋸刃、砥石刃、ダイヤモンド
カッタ、ワイヤカンタ等の切断装置により切断するよう
に構成してもよい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるマルチプランジャ形
トランスファ成形装置に使用されるタブレットの製造技
術に適用した場合について説明したが、それに限定され
るものではなく、通常のトランスファ成形装置に使用さ
れるタブレットや、半導体装置の樹脂封止パッケージ以
外の成形製品に使用されるタブレットの製造技術全般に
適用することができる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。
レジン粉末を加熱軟化した後、軟化状態を維持しつつレ
ジンをダイスから押し出してタブレットを連続的に成形
することにより、タブレット製造装置の各部における摩
耗を防止することができるとともに、タブレットの内4
部に空気が取り込まれるのを抑制することができるため
、ランニングコストおよびタブレトの製造コストを低減
することができるとともに、タブレットの品質を高める
ことができる。
他方、切欠部が入れられたレジン成形品は硬化後、切欠
部の所謂チョコレートブレーキング作用を利用してきわ
めて容易に折り欠(ことができるため、タブレットは所
望に応じて適宜製造することができる。また、切欠部を
入れる位置はきわめて容易に変更調整することができる
ため、タブレットの嵩の調整は所望に応じて簡単に実行
することができる。さらに、切欠部はレジン成形品が硬
化しないうちに入れられるため、切欠部を入れる刃物の
異常摩耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるタブレット製造装置を
示す側面断面図、 第2図はその平面断面図、 第3図は第2図の■−■線に沿う断面図、第4図は第3
図のrl、’ −IV線に沿う断面図、第5図(a)、
(b)、(C)はダイスの変形例をそれぞれ示す各側面
断面図、 第6図は切断装置を示す拡大正面断面図、第7図および
第8図はその作用を説明するためのをそれぞれ示す一部
省略正面図、 第9図はそれによって製造されたタブレットを示す斜視
図、である。 1・・・タブレット製造装置、2・・・シリンダ、3・
・・シリンダ室、4・・・テーバ室部、5・・・ホッパ
、6・・・ヒータ(加熱手段)、7・・・冷却路(冷却
手段)、8・・・冷却剤、9・・・温度センサ、10・
・・スクリュー、11・・・羽根、12・・・テーバ羽
根部、13・・・駆動装置、14・・・回転軸、15・
・・スペーサ、20・・・ダイスホルダ、21・・・ダ
イス、22・・・冷却路、23・・・冷却剤、24・・
・温度センサ、30・・・切断装置、31・・・スタン
ド、32・・・カム、33・・・カム面、34・・・ガ
イド孔、35・・・移動ブロック、37・・・支点軸、
38・・・アーム、39・・・カムホロー、40・・・
引張スプリング、41・・・ロール、42・・・下刃、
43・・・上刃、51・・・粉末レジン、52・・・軟
化レジン、53・・・レジン成形品、54・・・ノツチ
(切欠部)、55・・・環状溝(切欠部)、56・・・
ノツチ付レジン成形品、57・・・タブレット。 代理人 弁理士 梶 原 辰 也 第3図 ml!6図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、レジンの粉末が加熱されて軟化され、続いて、この
    軟化されたレジンが温度調整されながら押し出しダイス
    まで送給され、次いで、ダイスに送給されたレジンがダ
    イスから押し出されることにより、レジン成形品が連続
    的に成形され、この押し出されて来る未硬化のレジン成
    形品に一定長さ位置に切欠部が入れられ、硬化後、この
    レジン成形品が切欠部において切断されてレジンタブレ
    ットが形成されることを特徴とするタブレットの製造方
    法。 2、一端にレジン粉末投入用ホッパが、他端に押し出し
    ダイスがそれぞれ配設されているシリンダ室と、このシ
    リンダ室にレジンをホッパからダイスまで搬送するよう
    に挿入されているスクリューと、前記ホッパに投入され
    たレジン粉末を加熱軟化させる加熱手段と、シリンダ室
    内の軟化されたレジンを温度調整する温度調整手段と、
    前記ダイスに隣接して設けられ、ダイスにより連続的に
    押出成形される成形品に一定の長さ位置に少なくとも切
    欠部を入れる切断装置とを備えていることを特徴とする
    タブレット製造装置。 3、前記切断装置は、 前記レジン成形品の外周に両側から径方向にそれぞれ挿
    入されることにより、切欠部を形成する一対のロールと
    、 互いに噛合する半円凹形状にそれぞれ形成されており、
    前記レジン成形品の外周におけるロールにより形成され
    た切欠部の位置において、互いに噛合して環状溝を形成
    する一対の刃物と、を備えていることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載のタブレット製造装置。
JP32046990A 1990-11-22 1990-11-22 タブレットの製造方法および装置 Pending JPH04189109A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188671A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Niigata Machine Techno Co Ltd 高せん断加工装置

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JP2013188671A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Niigata Machine Techno Co Ltd 高せん断加工装置

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