JPH04188030A - 赤外線放射温度測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、低温域の生体や、高温域の溶融ガラス等から
放射する赤外線により温度を測定するようにした赤外線
放射温度測定装置に関する。

〔発明の概要］ 本発明は、低温域の生体や、高温域の溶融ガラス等から
放射する赤外線により温度を測定するようにした赤外線
放射温度測定装置に関し、被測定物から放射される赤外
線を対物レンズを介して赤外線検出器に供給し、この赤
外線検出器の出力信号により温度を知る様にした赤外線
放射温度測定装置に於いて、この対物レンズと赤外線検
出器との間に所定大きさの絞り開口を有する絞り板を配
すると共に、この絞り板の絞り開口を光軸方向に移動す
る様にして光量を決定する様にしたことにより、減光量
を正確に決められると共にハックグラウンド放射レベル
を安定化でき良好な温度測定ができるようにしたもので
ある。

〔従来の技術〕

従来本発明は、低温域の生体や、高温域の熔融ガラス等
から放射する赤外線により温度を測定するようにした赤
外線放射温度測定装置として第５図に示す如きものが提
案されている。この第５図に於いて、（１）は人体等の
被測定物を示し、この被測定物（１）より放射された赤
外線を走査部（２）を構成する反射ミラー（２ａ）、対
物レンズ（３ａ）及び絞り板（３ｂ）を介して赤外線検
出器（４）に導く如くなされている。この赤外線検出器
（４）は赤外線を赤外線の強さに応じたレベルの電気信
号に変換するもので、この電気信号レベルにより被測定
物（１）の温度を知ることができる。また絞り板（３ｂ
）は赤外検出器（４）の入射光量に対してダイナミンク
レンジが限られているために、入射量を調節するように
したものでこの絞り板（３ｂ）の絞り開口の大きさの異
なるものを複数枚用意し、この絞り板（３ｂ）を交換し
て赤外線検出器（４）への光量を決定する如くしていた
。

この第５図例に於いてはこの赤外線検出器（４）よりの
電気信号を増幅器（５）を介して信号処理回路（６）に
供給し、この信号処理回路（６）に於いてこの電気信号
を走査部（２）よりの位置検出データと共に演算処理し
て、温度分布として画像メモリに記憶し、この信号処理
回路（６）の画像メモリよりの温度分布を表示装置（７
）に供給して、この温度分布のカラー表示画像を得る様
にしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

斯る従来の赤外線放射温度測定装置に於いては赤外線検
出器（４）への光量を決定するのに複数枚の絞り開口の
異なる絞り板（３ｂ）を用意する必要がある不都合があ
ると共にハックグランド放射レベルを安定化（ハックグ
ランド放射レベルにより赤外線検出器（４）の怒度が変
わるため。）する必要があり、この複数枚の絞り板（３
ｂ）を恒温化する必要があるが、この複数枚の絞り板（
３ｂ）を恒温化することは極めて困難である不都合があ
った。

本発明は斯る点に鑑み光量を最適に調整できる様にする
と共にバンクグラウンド放射レベルを容易に安定化でき
良好な温度測定ができるようにすることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明赤外線放射温度測定装置は例えば第１図、第２図
に示す如く被測定物（１）から放射される赤外線を対物
レンズ（３）を介して赤外線検出器（４）に供給し、こ
の赤外線検出器（４）の出力信号乙こより温度を知る様
にした赤外線放射温度測定装置に於いて、この対物レン
ズ（３）と赤外線検出器（４）との間に所定大きさの絞
り開口（８ｂ）を有する絞りＦｉ（ｌｌｉａ）を配する
と共にこの絞り板（８ａ）の絞り開口（８ｂ）を光軸方
向ａに移動する様にして光量を決定する様にしたもので
ある。

〔作用〕

本発明に依れば所定大きさの絞り開口（８ｂ）を光軸方
向に移動するようにしたので、赤外線検出器（４）に供
給される光量はこの絞り開口（８ｂ）即ち絞り板（８ａ
）の移動距離に応したものとなり、良好にこの光量を決
定できると共に絞り板（８ａ）は１枚で良いのでこれを
簡単に恒温化することができハックグランド放射レベル
を容易に安定化できる。

［実施例〕 以下第１図〜第４図を参照して本発明赤外線放射温度測
定装置の一実施例につき説明しよう。この第１図に於い
て、第５図に対応する部分には同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。

この第１図例に於いては被測定物（１）から放射される
赤外ＩＪ（ｌａ）を走査部（２）を構成する垂直走査ミ
ラー（２ｖ）、水平走査ミラー（２Ｈ）及び固定ミラー
（２ｂ）を介して対物レンズ（３）に供給し、この対物
レンズ（３）よりの赤外線（１ａ）を絞り板装置（８）
の絞り板（８ａ）の絞り開口（８ｂ）を通して赤外線検
出器（４）に供給する如くする。

本例に於いてはこの絞り板装置（８）を例えば第２図に
示す如く構成し、この絞り板（８ａ）を矢印ａ方向に移
動する如くし、この絞り板（８ａ）の所定大きさの絞り
開口（８ｂ）をこの赤外線（１ａ）の光軸方向に移動す
る如くする。即ちこの絞り板装置（８）をスライド機構
により構成し、このスライド機構の可動部（８ｄ）に絞
り板（８ａ）を固定すると共にこの絞り板（８ａ）の所
定大きさの絞り開口（８ｂ）を赤外線（１ａ）の光軸に
合致させて配置し、このスライド機構の可動部（８ｄ）
をこの絞り板（８ａ）の絞り開口（８ｂ）がこの赤外線
（ｌａ）の光軸方向に移動する如くする。このスライド
機構の可動部（８ｄ）はこの固定部（８ｃ）に対しステ
ップモータ等の駆動手段（８ｅ）によりスライドする如
く設けると共にこの駆動手段（８ｅ）は減光指令信号入
力端子（８ｆ）よりの減光指令信号により位置決め制御
器（８ｇ）を動作し、この位置決め制御器（８ｇ）によ
り制御し、この絞り板（８ａ）を所定位置に止める如く
する。この場合、第４図に示す如く絞り板（８ａ）が赤
外線検出器（４）に最も近いときがこの赤外線検出器（
４）に供給される光量が最大光量となり、これより遠ざ
かるに従って徐々に減光されるものである。

また本例に於いてはこの絞り板（８ａ）を第３図に示す
如く熱伝導の良い例えば銅等により構成すると共にこの
絞り板（８ａ）の内部の所定位置にサーミスタ、白金等
の温度サン七（８ｈ）を埋め込み、この温度センサ（８
ｈ）よりの温度情報を温度制御器（８ｊ）に供給し、こ
の温度制御器（８１）よりこの絞り板（８ａ）の対物レ
ンズ（３）側に貼付けられた発熱板（８ｊ）にこの温度
情報に応じた電流を供給する如くし、この絞り板（８ａ
）を常に一定温度（恒温化）にする如くする。またこの
絞り板（８ａ）の赤外線検出器（４）側の絞り開口（８
ｂ）の周辺に放射率の高い塗料を塗布する如くする。こ
の場合この絞り板（８ａ）は恒温化されると共にこの絞
り板（８ａ）の赤外線検出器（４）側に放射率の高い塗
料が塗布されているので、この赤外線検出器（４）に入
射される赤外線のハックグランド放射レベルは安定なも
のとなる。

その他は従来と同様に構成する。

以上述べた如く本例に於いては絞り板（８ａ）の絞り開
口（８ｂ）を赤外線（１ａ）の光軸方向に移動して位置
を制御することにより光量を制御することができ、この
絞り板（８ａ）の位置により最適光量とすることができ
ると共にこの絞り板（８ａ）は１枚で良いので、この絞
り板（８ａ）を簡単に恒温化することができこの赤外線
検出器（４）のハックグランド放射レベルを容易に安定
化でき良好な温度測定を行うことができる。また絞り板
（８ａ）の絞り開口（８ｂ）の光軸方向の位置により赤
外線放射温度測定装置毎の赤外線検出器（４）への光量
のバラツキを調整できるのでそれだけ、この赤外線放射
温度測定装置の設計、製造及び調整が簡略化できる利益
がある。

尚本発明は上述実施例に限ることなく本発明の要旨を逸
脱することなく、その他種々の構成が採り得ることは勿
論である。

〔発明の効果］ 本発明に依れば良好に赤外線検出器（４）に供給される
光量を決定できると共にこの赤外線検出器（４）のハッ
クグランド放射レベルを容易に安定化でき、良好な温度
測定を行うことができる利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明赤外線放射温度測定装置の一実施例を示
す構成図、第２図は絞り板装置の例を示す構成図、第３
図は絞り板の例を示す構成図、第４図は本発明の説明に
供する線図、第５図は従来の赤外線放射温度測定装置の
例を示す構成図である。 （１）は被測定物、（ｌａ）は赤外線、（２）は走査部
、（３）は対物レンズ、（４）は赤外線検出器、（８）
は絞り板装置、（８ａ）は絞り板、（８ｂ）は絞り開口
、（８ｄ）は可動部、（８ｅ）は駆動手段、（８ｈ）は
温度センサ、（８１）は温度制御器である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被測定物から放射される赤外線を対物レンズを介して赤
   外線検出器に供給し、該赤外線検出器の出力信号により
   温度を知る様にした赤外線放射温度測定装置に於いて、 上記対物レンズと赤外線検出器との間に所定大きさの絞
   り開口を有する絞り板を配すると共に該絞り板の絞り開
   口を光軸方向に移動する様にして光量を決定する様にし
   たことを特徴とする赤外線放射温度測定装置。