JPH04187131A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は消音機能を備えた電気掃除機に関する。

従来の技術 ２　ベーン 近年、電気掃除機は吸引能力の大きいものが多くな１て
おシ、吸引力に比例して騒音が高くなシ、したがって騒
音を低くすることが望まれている。

従来、この種の電気掃除機は第３図に示すような構成が
一般的であった。

以下、その構成について図面を参照し力から説明する。

図に示すように空気を吸引する電動送風機１は、複数の
ブレードを有したインペラ（図示せず）と、このインペ
ラの外周に設置されているエアーガイド（図示せず）と
、これらを内包するすみファンケース（図示せず）とか
らなるファン部２と、インペラを駆動する電動機５から
構成されている。

ファンケースは中央に突出した吸気孔６を有しており、
この部分にリング状の防振ゴム兼シー／Ｉ／７が取り付
けられている。電動機５の後部には矩形状の防振ゴム８
が装着されている。そして電動送風機１はこれらの防振
ゴム７．８を介して本体電動機室１１に防振支持されて
いる。

集塵フィルりである紙袋４を内包した本体集塵３　ヘー
ノ 室１０と電動送風機１を内包した本体電動機室１１は中
央に連通孔１４を有した仕切り板１２で仕切られている
。前記防振ゴム兼シー／Ｉ／７の前端部１３は仕切シ板
１２の連通孔１４の周囲に当接することによシ吸気と排
気をシールしている。

まだ、コードリー／Ｌ／３を内包したコードリール室１
５が本体電動機室１１と並行して設置されておシ、排気
がコード！Ｊ／Ｌ／３側へ流入しないように、本体電動
機室１１とコードリール室１５の間には隔壁が設置され
ている。

発明が解決しようとする課題 このような従来の電気掃除機では電動送風機１から発生
する各種の騒音が本体電動機室１１の後部の排気出口孔
よシ排気とともに透過するので騒音が高いという問題が
あった。これらの騒音を低くするために排気通路１７に
沿って張シ付けられた吸音材１６によって消音するよう
に工夫されているが、電動送風機１の回転アンバランヌ
に起因するような比１咬的周波数の低い騒音は殆ど吸音
されず、排気出口孔から直接透過してしまうのが現状で
ある。

またインペラの羽根による圧力振動の音、すなわち回転
数と羽根枚数を掛けた周波数を有した騒音も排気出口孔
から直接透過することが多い。これらは電動送風機１０
回転数９回転位置と同期した騒音である。

本発明は、上記問題を解決するもので、回転数に同期し
た騒音を効果的に消音し、耳ぎわシな騒音を低減できる
掃除機を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、本体内に設けた電
動送風機と、この電動送風機によっての排出される空気
を導きつつ消音する排気径路と、この排出径路の吐出部
に相当する排気孔を備え、前記電動送風機の回転数を検
知する回転位置検出器と、この回転位置検出器の信号を
入力し回転数の整数倍の周波数をつくる変換器と、この
変換器に接続され回転信号を基準にして出力と位相を調
整する増幅器と、この増幅器の出力側に接続され５ノ＼
−ノ 前記排気径路の壁面に設けたスピーカと、前記排気孔の
近傍に設けたモニタ用のマイクと、このマイクの信号を
入力して回転数の整数倍の騒音をモニタしこの値が最小
となるように増幅器の位相とレベルを調整する演算回路
によって構成されたものである。

作　　用 上記した構成において、モニタ用のマイクが検出する音
圧が最小となるように、スピーカから発生する干渉音の
位相とレベルを調整することによシ、スピーカから発生
する音で打ち消し消音する。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図を参照し
ながら説明する。本実施例において、従来例と同一構成
部分には同じ番号を付し、その説明は省略する。

図に示すように、電動送風機１に排気孔２１を有し、本
体の内部には排気通路２２を設けておシ、電動送風機１
の排気を消音しつつ本体排気孔２３へ導くようになって
いる。２４は光学式あるいは６　へ−ノ 電磁式の回転位置検出器であシ、回転数に比例したパル
スを出力する構成になっている。方式によっては回転数
と同じ周波数を有した正弦波信号を出力することも可能
である。排気通路２２の壁面にスピーカ２５を設け、ま
た排気通路２２０本体排気孔２３に近い位置にモニタ用
のマイク２６を設けている。そして回転位置検出器２４
からの出力は変換器３０で正弦波に変換され、位相とレ
ベルを可変できる増幅器２７を介してスピーカ２５に加
えられる。モニタ用のマイク２６で検出された音は演算
回路３１を介して増幅器２７に帰還される。２８は回転
数に同期した中心周波数を有したフィルりである。変換
器３ｏは任意の整数を指定することによシ、入力のパル
スの整数倍の周波数を持った正弦波信号を出力できるよ
うにしている。

上記構成において動作を説明すると、電気掃除機を運転
すると電動送風機１の回転に同期した騒音が音源である
電動送風機１から排気通路２２に伝搬して本体排気孔２
３へと伝わり、この時騒音７　ヘーノ はモニタ用マイク２６で検出され演算回路３１へ入力さ
れる。この入力された騒音が演算回路３１で基準のレベ
ルと比較され、基準レベル以上の場合は、増幅器２７か
ら回転数と同じ周波数の信号が排気通路２２の壁面に設
置されたスピーカ２５に加えられ、スピーカ２５はその
周波数の音を発生し騒音を打ち消そうとする。すなわち
モニタ用のマイクの検出する騒音が小さくなるように演
算回路３１は先ずスピーカ２６に加えられる増幅器２７
の出力信号の位相を電動送風機１の回転を基準として変
え、ここで最小になる位相条件を決め、次に出力信号の
レベルを順次変化させる。そして、モニタ用のマイク２
６が検出する騒音が最小になるように、スピーカ２５か
ら発生する干渉音の位相とレベルの条件を決定する。す
なわち音源である電動送風機１から発生する回転数に同
期した騒音がスピーカ２５から発生する音で打ち消され
消音されるのである。

なお、騒音源が回転数の整数倍の周波数を有している場
合も同じであシ、変換器３０にその整数を指定すれば良
い。

以上述べたように、回転アンバランス振動に起因する騒
音や回転数とインペラの羽根枚数を掛けた周波数を持つ
羽根による圧力脈動に起因する騒音は電動送風機１の回
転と同期している。すなわち排気通路２２を伝搬してい
くこれらの騒音の波形は電動送風機１の回転位置と一定
の関係を常に有しておシ、本実施例のように電動送風機
１の回転位置信号を基準に逆位相の音をつくシ出せば回
転数に同期した騒音を打ち消し消音することができる。

発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明の電気
掃除機によれば、本体内に設けた電動送風機と、この電
動送風機によっての排出される空気を導きつつ消音する
排気径路と、たの排気径路の吐出部に相当する排気孔を
備え、前記電動送風機の回転数を検知する回転位置検出
器と、この回転位置検出器の信号を入力し回転数の整数
倍の周波数をつくる変換器と、この変換器に接続され回
９　、、Ｘ−７ 転信号を基準にして出力と位相を調整する増幅器と、こ
の増幅器の出力側に接続され前記排気径路の壁面に設け
たスピーカと、前記排気孔の近傍に設けたモニタ用のマ
イクと、このマイクの信号を入力して回転数の整数倍の
騒音をモニタしこの値が最小となるように増幅器の位相
とレベ／しを調整する演算回路によって構成することに
よシ、スピーカから発生する音で打ち消し消音すること
ができ、回転数が変化して経時的に音源が変化しても常
に騒音を低くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電気掃除機のブロック図、
第２図は同電気掃除機の縦断面図、第３図は従来の電気
掃除機を示す縦断面図である。 １・・・・・・電動送風機、２６・・・・・・マイク、
２４・・・・・・回転位置検出器、２６・・・・・・ス
ピーカ、２７・・・・・・増幅器、３０・・・・・・変
換器、３１・・・・・・演算回路。 代理人の氏名　弁理士　小鍜治　　明　ほか２名第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体内に設けた電動送風機と、この電動送風機によって
   の排出される空気を導きつつ消音する排気径路と、この
   排気径路の吐出部に相当する排気孔を備え、前記電動送
   風機の回転数を検知する回転位置検出器と、この回転位
   置検出器の信号を入力し回転数の整数倍の周波数をつく
   る変換器と、この変換器に接続され回転信号を基準にし
   て出力と位相を調整する増幅器と、この増幅器の出力側
   に接続され前記排気径路の壁面に設けたスピーカと、前
   記排気孔の近傍に設けたモニタ用のマイクと、このマイ
   クの信号を入力して回転数の整数倍の騒音をモニタしこ
   の値が最小となるように増幅器の位相とレベルを調整す
   る演算回路によって構成された電気掃除機。