JPH04186683A - パルス光合成方法ならびに装置、およびパルス光励起レーザ発振・増幅装置 - Google Patents

パルス光合成方法ならびに装置、およびパルス光励起レーザ発振・増幅装置

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JPH04186683A
JPH04186683A JP31218290A JP31218290A JPH04186683A JP H04186683 A JPH04186683 A JP H04186683A JP 31218290 A JP31218290 A JP 31218290A JP 31218290 A JP31218290 A JP 31218290A JP H04186683 A JPH04186683 A JP H04186683A
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pulsed light
light
pulsed
beam splitter
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JP31218290A
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Kiwamu Takehisa
究 武久
Atsushi Miki
幹 淳
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パルス光を合成する技術、および、レーザ発
振させるための励起光源として、パルス発振する光を用
いたパルス光励起レーザ発振・増幅装置に関し、特に、
ウラン濃縮用に好適なパルス光励起レーザ発振・増幅装
置に関する。
口従来の技術] 一般に、固体レーザや色素レーザなどにおいては、これ
らのレーザ媒質を励起させ、レーザ発振させるために、
他のレーザやランプなどを光源として、その光をレーザ
媒質に照射している。そのため、上記固体レーザや色素
レーザから発生したレーザ光の発振形態は、光源の光の
発振形態の影響を受ける。例えば、連続波(CW: Continuous l1ave)あるいはパルス状
で、固体レーザや色素レーザをレーザ発振させるために
は、光源をそれぞれ連続波あるいはパルス状で動作させ
なければならない。
特に、同体レーザや色素レーザをl kHz程度以上の
速い繰返し数でパルス状にレーザ発振させる場合におい
ては、フラッシュランプは速い繰返し数でのパルス動作
が困難であるので、速い繰返し数でのパルス動作が可能
なパルスレーザが光源として用いられる。
ところで、通常、発振動作が繰返しパルスであるほとん
どの種類のレーザは、このレーザへの入力エネルギーが
一定であっても、繰返しパルス数に対してレーザ光の平
均出力が変化し、この平均出力が最大となる繰返しパル
ス数は定まっている。
この例を第16図を参照して説明する。
第16図は、繰返しパルス数と平均出力との関係を示す
グラフである。縦軸は平均出力(W)を示し、横軸は繰
返しパルス数(kHz)を示す。
同図中の実線は、色素レーザなどの励起光源としてよく
用いられる銅蒸気レーザ(CVL:Copper Va
por La5er)の出力特性を示し、破線は、色素
レーザの出力特性を示したものである。
同図に示すように、CVLは一般にS〜6 kHzで発
振させるのが最も効率が良い。従って、これを励起光源
とした色素レーザの平均出力は、5〜6 kHzで最高
出力となる。
なお、これに関してはレーザ学会学術講会第6回年次大
会講演予稿集(昭和61年2月)第60頁から第63頁
に説明されている。
そのため、上記のような最適の繰返しパルス数より高い
繰返しパルス数で動作させると、励起光源への入力エネ
ルギーまでも含めた総合的な効率は低下してしまう。ま
た、低い繰返しパルス数で、も、同様に、効率は低下す
る。
一方、CVL励起色素レーザをウランの同位体分離用と
して使用する場合においては、得られる濃縮ウランの濃
度と、ウラン蒸気に照射する色素レーザの繰返しパルス
数との関係をみると、繰返しパルス数が高い方が、得ら
れるウラン濃度は高くなる。この関係を、第17図を参
照して説明する。
第17図は、ウラン蒸気に照射する色素レーザの繰返し
パルス数と、この結果、得られる濃縮ウランの濃度との
関係゛を表している。縦軸は、製品および廃品における
ウラン235の濃度を示し。
横軸は、ウラン蒸気に照射する色素レーザの繰返しパル
ス数を示す。実線171は、製品中のウラン235の濃
度を示し、実線上72は廃品中のウラン235の濃度を
示す。
同図かられかるように、製品中のウラン濃度を上げるに
は、ウラン蒸気に照射する色素レーザの繰返しパルス数
は、少なくとも10kHz以上、好ましくは20kHz
程度まで上げる必要がある。しかし、そのような高い繰
返しパルス数では、第16図に示したように、出力が極
端に低下し、ウラン濃縮としては、全く使いものになら
ない。
そこで、エネルギの総合効率を下げずに繰返しパルス数
を上げる手段として、特開昭60−165783号公籟
に記載のように、発振のタイミングが調整された複数の
励起光源からの光を、1台の色素レーザに対して照射し
、色素レーザの繰返しパルス数を、励起光源の繰返しパ
ルス数fと、その励起光源の数Nとの積fXNまで高め
ることが考えられている。
この技術を第18図を参照して説明する。
第18図は、励起光源となる2台のCVLla。
1bによって1色素レーザ発振器180の繰返しパルス
数を2倍にする装置の説明図である。
同図に示すように、この色素レーザ発振器180は、レ
ーザ媒質となる色素溶液10を入れる色素セル11と、
光共振器を形成する出力鏡8と回折格子9などを備えて
構成される。
同図に示すように、CVLla、lbから発振するレー
ザ光5a、5bは、それぞれシリンドリカルレンズ12
a、12bを通り1色素セル11中の色素溶液10のほ
ぼ同じ部分に照射される。
上記した従来技術では、複数の励起光源から発生するそ
れぞれのパルスレーザ光の照射方向が異なるので、レー
ザ媒質である色素溶液中に注入される励起光の密度の空
間的分布が、励起光源が異なるパルスレーザ光ごとに異
なってしまう。
この様子を第19図を参照して説明する。
第19図(b)は、レーザ光5a、5bが、色素溶液ユ
Oに照射される状況を模式的に示す説明図である。また
、同図(、)は、レーザ媒質にレーザ光が照射される状
況を、同図(b)の矢印A。
B方向からみた場合の説明図である。
同図に示すように、色素溶液1o中においては、左右の
CVLからのパルスレーザ光5a、5bの照射状態が異
なるので、励起される色素分子の空間的分布状も、それ
ぞれのCVLからのパルスレーザ光ごとに異なってしま
う。
そのため、共振器中で形成される、色素レーザビームの
位置が異なり、その結果、出力鏡8から取呂されるレー
ザビームの進む方向に差を生じたり、さらに、共振器中
に備えられている波長選択素子である回折格子9やエタ
ロン9′などに入射するビームの角度に差が住じるので
、発振するレーザ光の波長にも差が生じる。
このようなレーザ光は、ウラン濃縮用などに必要とされ
る波長幅のきわめて狭いレーザ光としては使用できない
。この理由は、ウラン235の吸収波長は、例えば、5
91.5323nmであるのに対し、ウラン238の吸
収波長は、例えば、591.5385r+nだからであ
る。すなわち、ウラン濃縮用として用いる色素レーザは
、発振波長の絶対精度として0.01オングストロ一ム
程度の正確さが要求されるので、この程度の波長の安定
性を得るには、共振器中の回折格子面に入射するレーザ
光の角度の精度として、およそ1秒以内に抑−えなけれ
ばならず、レーザビームの発生する位置がサブミリオー
ダでも変化するならば全く使いものにならないという開
題がある。
上記従来技術の問題点を解決するための技術について、
第20図を参照して説明する。
第20図は、波長幅が極めて狭く、繰返しパルス数が1
0kHzのレーザ光を得ることができるCVL励起色素
レーザ発振装置の説明図である。
このCVL励起色素レーザ発振装置200は、繰返しパ
ルス数5 kHzでレーザ発振を行う2つのCVLla
、lbと、それぞれのレーザ光を励起光としてレーザ発
振を行う2つの色素レーザ発振i2a、2bとを備えて
いる。また、2台のCVLla、lbからのレーザ発振
のタイミングを!+!+1mlするパルスINN装置4
を備えている。また、色素レーザ発振器2a、2bから
発振するレーザ光5aおよび5bを、反射および透過さ
せるビームスプリッタ6を備えている。
次に、この装置の作用を説明する。
2台のCVLla、lbからのレーザ発振のタイミング
を、パルス制御装置4によって交互に行う。その結果、
色素レーザ発振器2a、2bから発振するレーザ光5a
、5bのそれぞれの繰返しパルス数は5 kHzとなる
。これらのレーザ光5a。
5bは交互に発振しているので、反射率および透過率が
どちらもほぼ50%のビームスプリッタ6を光路に配置
することによって、レーザ光5aと5bとを2分割し、
レーザ光5cとレーザ光5dとが得られる。2本のレー
ザ光5c、5dは、レーザ光5a、5bの両方のレーザ
光を含むので、2本のレーザ光5c、5dの繰返しパル
ス数は、10kHzとなる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、同図に示すように10kl(zのレーザ光を
発生させ、同じ方向にレーザ光5c、5dを進ませるこ
とはできても、2本のビームになってしまい、1本にす
ることは不可能である。
このようにレーザ光が2本のビームになると1本分のレ
ーザ出力が小さくなるという問題がある。
また5レーザ発振器が2台必要となり、装置が大型化す
る。
本発明の目的は、パルス周期が目的の周期となり、かつ
、レーザ出力を効率良く使えるパルス光合成方法および
装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、パレス光励起レーザ発振装
置から発振されるレーザ光の繰返しパルス数を、励起用
パルス光の最適繰返しパルス数の2から4倍程度に高く
した場合でも、エネルギの総合的な効率を下げないパレ
ス光励起レーザ発振・増@装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、励起用レーザ光が照射され
るレーザ媒質中の励起光の空間的密度分布が、パルスご
とに変化を生じることなく、かつ、従来のような取り出
されるレーザ光が複数本になってしまうビーム合成法の
ように、1本分のレーザ出力が小さくならず、それら複
数本のレーザ光の平均出力の和に相当する出力を有する
1本のレーザ光を取り出すことができるパレス光励起レ
ーザ発振・増幅装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段〕 上記目的は、レーザ媒質を励起するためのパルス光を合
成する際に、入射光を所定の割合で反射・透過する少な
くとも1つのビームスプリッタのそれぞれに対し、2本
のパルス光を照射し、1つのビームスプリッタによって
、上記2本のパルス光を合成するパルス光合成方法によ
って達成できる。
また、上記他の目的は、上記のパルス光合成装置と、こ
のパルス光合成装置から出射されるパルス光を励起光と
して、色素レーザを発振する色素レーザ発振手段と、上
記パルス光合成装置から出射されるパルス光を励起光と
して、上記色素レーザ発振手段から発振される色素レー
ザを増幅する色素レーザ増幅手段とを、備えて構成され
るパルス光励起レーザ発振・増幅装置によって達成でき
る。
[作用コ 2本のパルス光を同一のビームスプリッタに対して、互
いに反対側から入射させると、一方のパルス光が反射し
たものと、他方のパルス光が透過したものとを重ね合わ
すことができる。
ここで、2本のパルス光が、同じ繰返しパルス数で、互
いに異なるタイミングで発振しているとすれば、重ね合
わされたパルス光の繰返しパルス数は、2本のパルス光
の繰返しパルス数の和、つまり2倍の繰返しパルス数で
発振する。
ところが、上記ビームスプリッタに入射するパルス光は
、透過と反射とで2方向に分割されるので、重ね合わさ
れたレーザ光も2方向に進むことになる。そこで、この
パルス光を励起光として、レーザ媒質に対して、少なく
とも2方向から照射すると、重ね合わされたレーザ光が
余らずに全て利用でき、効率がよい。
例えば、パルス光励起レーザ発振・増幅装置のレーザ媒
質に対して、励起光を横方向から照射する横励起方式に
おいては、2本の励起光をそれぞれ反対方向からレーザ
媒質の両側を照射するような方式にすればよい。
これによって、パルス光励起レーザ発振・増幅装置から
は、1本のパルス光の2倍の繰返しパルス数でパルス発
振する1本のレーザ光が得られる。
また、パルス光励起レーザ発振・増幅装置において、レ
ーザ媒質を少なくとも2カ所に設けることで、2本の重
ね合わされたレーザ光をそれぞれに照射でき、重ね合わ
されたレーザ光が余ることはない。
この場合、2カ所にレーザ媒質を設けるには、例えば、
一方をレーザ励起レーザ装置の発振器用として用い、他
方を増幅器用として用いればよい。
このようにすれば、パルス光励起レーザ発振・増幅装置
からは2倍の繰返しパルス数でパルス発振する1本のレ
ーザ光が得られる。
以上述べたように、励起光源である少なくとも2系列の
パルス光発振装置から取り出されるパルス光をすべて重
ね合わせるため、重ね合わされたパルス光に関しては、
進行方向が皆等しい1本のパルス光となる。
したがって、発生源であるパルス光発振装置が異なり、
動作タイミングが異なっても、パルス光励起レーザ発振
・増幅装置中のレーザ媒質に照射される際の照射状態は
常に等しくなる。
また、パルス光励起レーザ発振・増幅装置が一般的にn
系列の場合は、各系列はすべて同じ繰返しパルス数で、
かつ、異なるタイミングでパルス発振させる。この結果
、取り出されたn本のレーザ光を、ビームスプリッタに
入射することによって重ね合わされたレーザ光を形成す
る場合は、各ビームスプリッタに対して2本のレーザ光
が入射して、2本のレーザ光が出射するため、レーザ光
の総本数に変化は無い。そのため、最終的には、元の1
本のパルス光のパルス発振繰返し数のn倍の繰返しパル
ス数のレーザ光が、少なくともn本合成できる。
そこで、1系列のパルス光励起レーザ発振・増幅装置中
において、レーザ媒質をm箇所に設置し。
i番目(i=1.2.・・・m)のレーザ媒質に対して
K(i)方向から励起光としての前記レーザ光を照射す
ると仮定すると、K(1)十K(2)+・・・十K(m
)=nを満たすように関数K (i)(i=1.2.・
・・m)を定めれば、パルス光は、パルス光励起レーザ
発振・増幅装置の励起光源として、余ることなく利用す
ることができる。
例えば、パルス光発振装置が銅蒸気レーザ(CVL)の
場合は、第16図に示すように、繰返し数が4 kHz
から6 kHzにおいて、出力が30W以上と最も高く
なり、それ以上の繰返し数では平均出力が低下する。こ
のため、入力電力に対するレーザ出力(電気効率)は悪
化する。
そこで、CVLを2系列用いて、それぞれを4 kHz
から6 kHzの範囲内の繰返しパルス数で、タイミン
グとして交互に動作すれば、8 kHzから12kHz
の範囲で電気効率を下げずにCVLのレーザ光が得られ
る。このパルスレーザを、励起光源としてパルス光励起
レーザ発振・増幅装置を動作させると、8 kHzから
12kHzの繰返し数のパルスレーザ光を平均出力数ワ
ット以上で得ることができる。
さらに、CVLが3系列あるいは4系列の場合において
は、各系列間の動作タイミングを、それぞれ、後述する
第4図あるいは第6図に示すように設定すれば、各系列
のパルスレーザ装置から取り呂されるレーザ光を重ね合
わせたレーザ光の繰返し数を、1系列の場合の、それぞ
れ、3倍あるいは4倍にすることができる。この場合、
約12kHzから18kHz、または、  16kHz
から24kHzの高繰返し数のパルスレーザ光を、効率
を下げずに、取り昌すことができる。
また、レーザ光によりウラン235を濃縮する場合、第
17図に示したように、製品及び廃品ウランの濃度はレ
ーザ光の繰返しパルス数に比例するが、約20kHzを
超える付近から次2第に飽和していく。
これに対して、従来のCVL励起色素レーザで効率良く
動作させるときは、繰返し数が4 kHzから6 kH
zであるので、この範囲では製品及び廃品ウランの濃度
が極めて低い。そこで、上記のようにCVLを2系列、
3系列あるいは4系列用いて動作させることで、電気効
率を落さずに8 k)Izから24kHzまでの繰返し
数でレーザ発振させることができるようになり、高濃度
のウラン235を効率良く得ることができる。
ウラン蒸気に照射するレーザビームは1本となるので、
レーザの8カが大きくなり、ウラン蒸気を効率良く濃縮
することができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
まず、本発明の第1実施例を第1図、第2図を用いて説
明する。
第1図は、本実施例のパルス光励起レーザ発振装置の作
用説明図である。
このパルス光励起レーザ発振装置150は、励起光源と
して2つのCVLla、lbを用い、このCVLla、
lbによって励起されるレーザ発振器としては色素レー
ザ発振器主を用い、さらに増幅器として色素レーザ増幅
器−β−とを用いる。
CVLla、2aはともに5 kHz程度の繰返し動作
時が最も高効率動作できるようになっており。
どちらも、発振させるためのトリガー回路を含んだパル
ス制御装置4からの信号より動作する。このパルス制御
装置4により、CVLlaと1bが交互にレーザ発振す
るように設定されている。
また、CVLla、lbは、それぞれから出射したレー
ザ光5a、5bが直交する位置に配置されており、その
直交する位置には、入射光の一部を反射し、残りを透過
するビームスプリッタ6aが配置されている。なお、こ
の反射量と透過量とは、予め目的の量に定めている。
このビームスプリッタ6aを通過したレーザ光5c、5
dが、色素レーザ発振器Iと色素レーザ増幅鼎立とに、
それぞれ所定の割合で入射できる位置に、ビームスプリ
ッタ6b、6c、ミラー7a、7b、7cなどが配置さ
れている。
具体的には、次のように配置される。
ビームスプリッタ6aは、CVLla、lbからのレー
ザ光が交わる位置に配置されている。また、ビームスプ
リッタ6bは、ビームスプリッタ6aを反射するCVL
laからのレーザ光と、ビームスプリッタ6aを透過す
るCVLibからのレーザ光が合成してできるレーザ光
5cの光路に配置され、このレーザ光5cのビームスプ
リッタ6bによる反射光は、色素レーザ発振器主に入射
される。また、ビームスプリッタ6cは、ビームスプリ
ッタ6aを透過するCVLlaからのレーザ光と、ビー
ムスプリッタ6aを反射するCVLlbからのレーザ光
が合成してできるレーザ光5dの光路に配置され、この
レーザ光5dのビームスプリッタ6cによる反射光は、
色素レーザ発振器主に入射される。
次に、ミラー7aは、上記レーザ光5cが5反射して、
ビームスプリッタ6bに入射する位置に配置される。ミ
ラー7bは、ビームスプリッタ6bを透過するレーザ光
5cが、色素レーザ増幅鼎立に入射する位置に配置され
ている。また、ミラー7cは、ビームスプリッタ6cを
透過するレーザ光5dが1色素レーザ増幅器ユに入射す
る位置に配置されている。
次に、このパルス光励起レーザビーム[150作用につ
いて説明する。
CVLla、lbから出射したレーザ光5a。
5bは、どちらもビームスプリッタ6aに入射する。
このビームスプリッタ6aは、CVLのレーザ光が約4
5°で入射すると、はぼ50%反射し、残り約50%を
透過するような特性を有している。
レーザ光5a、5bは、互いに90°の角度をなしてお
り、どちらもこのビームプリンタ6aに対して45°で
入射するので、レーザ光5aの反射光と、レーザ光5b
の透過光はレーザ光5cとなり、一方、レーザ光5aの
透過光と、レーザ光5bの反射光はレーザ光5dとなる
レーザ光5c、5dは、どちらもCVLlaとCVLl
bからの発振光を含んでいるため、繰返しパルス数10
kHzのパルスレーザ光となる。
レーザ光5cは、ミラー7aで反射して、ビームスプリ
ッタ6bに入射する。ここでは、約30%が反射して、
色素レーザ発振器量に向う。
レーザ光5dは、ビームスプリッタ6cによって、約3
0%が反射して、色素レーザ発振器主に向う。また、ビ
ームスプリッタ6b、6cを透過したレーザ光5c、5
dは、それぞれミラー7b。
7cで反射され、どちらも色素レーザ増幅器主に向かう
色素レーザ発振器主は、出力鏡8と、回折格子9とで共
振器が組まれており、共振器間には、レーザ媒質である
色素溶液10aが中を通過する色素セルllaが設置し
である。この色素セル11aは、全体が石英ガラスから
成る。
ビームスプリッタ6b、6cで反射したレーザ光は、そ
れぞれシリンドリカルレンズ12a。
12bに入射し、これによって上下方向に絞られなから
、色素セルlla中の色素溶液10aに照射される。そ
の結果、色素レーザ光13aが、繰返し数10k)lz
でパルス発振する。
色素レーザ発振器主から発生する色素レーザ光13bは
、色素レーザ増幅器立向の色素セル11b中の色素溶液
10b中に入射する。一方、CVLla、lbからのレ
ーザ光5e、5fは。
シリンドリカルレンズ12c、12dで絞られなから、
この色素溶液10b中に照射されるため、増幅作用を受
け1強められた色素レーザ光13cが発生する。
上記の構成のパルス光励起レーザ発振装置150を用い
ることによって、CVLが最も効率良く動作できる5 
kHz程度の繰返し数のままで、10kHz近くの繰返
しパルス数のレーザ光を、1本のビームで発生すること
ができるという効果がある。
また、次のような効果もある。
上記のように、色素レーザ発振器又と色素レーザ増幅器
主とは、ともに、CVLla、lbからのレーザ光が1
発振する色素レーザ光に対して、横方向から照射される
横励起方式である。さらに、どちらも2方向から照射さ
れる両側励起方式となっている。そのため、色素セルl
la、llbは左右対称な構造となっている。
その結果、一般的な色素レーザ発振器に見られる、励起
光を色素セルの片側のみから照射する片側励起方式に比
べて、以下に説明するような長所も合せ持つ。
この長所を、第2図を用いて説明する。
第2図は1色素溶液中に照射される励起光の強度分布を
示し、同図(b)は両側励起方式を、同図(a)は片側
励起方式をそれぞれ示す。
大きな矢印21.22は、レーザ媒質である色素溶液の
流れの方向を示す。また、矢印21゜22の下のグラフ
は、励起光強度と色素溶液中の位置との関係を示す。
励起光は色素溶液中に入射すると、強く吸収されるため
、同図に示すように、その光強度は指数関数的に減少し
てしまう。その結果、励起光の強度分布は、片側励起方
式では極めて不均一になるが、両側励起方式では、それ
らが打ち消し合うため、全体的にほぼ均一な強度分布と
なる。
そのため、実際に発振するレーザ光のビーム断面内の強
度分布は、片側励起方式の場合は、第2図(a)の下の
グラフの実線で示すように三角形状となってしまう。こ
れに対して両側励起方式では、第2図(b)に下のグラ
フの実線で示すように、はぼ円形状にすることができ、
シングルモードで発振しやすくなる。
次に、第1実施例の変形例について、第15図を用いて
説明する。
第15回は、2つの励起光A、Bのパルス幅と、この励
起光A、Bの発振タイミングをパルス幅の半分程度にし
たときに、得られる合成励起光Cのパルス幅を示す。同
図の縦軸はパルス光の強度を示し、横軸は時間を示す。
この変形例は、励起光源として2台のパルスレーザ発振
装置を用いた場合において、それら2台の発振タイミン
グとし、第1図で示した実施例のように交互に動作させ
るまでは同じであるが、それらの発振時刻の差として、
それぞれの繰返し周期の半分の長さにはせず、励起レー
ザ光のパルス幅の半分程度の長さにする例である。
パルス発振時刻の差として、それぞれの繰返し周期の半
分の長さにはせず、励起レーザ光のパルス輻の半分程度
の長さにする結果、第15図に示したように、実際にレ
ーザ媒質に照射される励起光Cは、第1のパルスレーザ
装置からの励起光Aと、第2のパルスレーザ装置からの
励起光Bとが重なって、パルス幅がおよそ1.5倍にな
った励起光となる。そのため、この励起光Cを、色素レ
ーザの光源に用いると、色素レーザから発振するレーザ
光のパルス幅もおよそ1.5倍に長くすることができる
本実施例によれば、得られるレーザ光のパルス幅を長く
することができるため、例えば、波長の狭帯化素子が用
いられているレーザ発振器では、レーザ光が共振器間を
往復する回数が増し、発振光の波長幅を狭くすることが
できる。
次に、本発明の第2実施例を第3図、第4図を用いて説
明する。
第3図は、本実施例のパルス光励起レーザ発振装置30
0の作用説明図である。
また、第4図は、励起用パルスレーザの発振タイミング
の説明図である。
第3図に示すパルス光励起レーザ発振装置300は、1
つの励起用パルスレーザの繰返しパルス数の3倍の値で
、繰返しレーザ発振する。
このパルス光励起レーザ発振装置300は、同図に示す
ように、励起光源として、3つのCVL31a、 31
b、 31cを用い、このCVL31a、31b、31
cによって励起されるレーザ発振器としては色素レーザ
発振器32を用い、さらに、増福器として色素レーザ増
幅器33を用いる。
励起光源であるCVL31a、31b、31cは、すべ
て5 k)lzの繰返しパルスでレーザ発振している。
これらの発振タイミングを第4図を用いて説明する。
第4図に示す矢印41は、CVLの発振周期Tを表し、
3台のCVL31a〜31cの発振の時間差が、どれも
発振周期の200μsの173の長さになっている。
これらの発振のタイミングは、パルス制御装置34によ
って制御する。また、3台の CVL31a〜31cは、すべて平均出力が100Wと
なッテイる。また、CVL31aとCVL31cとから
出射されたレーザ光が、平行に進むように、2つのCV
L31a′と31cとは配置されている。また、CVL
31bは、これから出射されたレーザ光が、2つのCV
L31aと31cからのレーザ光と直交する位置に配置
される。
また、このパルス光励起レーザ発振装置300は、3つ
のビームスプリッタ36a、36b。
36cと、4つのミラー37. a 、 37 b 、
 37 c 。
37dとを備えている。
ビームスプリッタ36aは、CvL 31 a 。
31bからのレーザ光が交わる位置に配置されている。
また、ビームスプリッタ36bは、CvL31cからル
−ザ光と、CVL31bからの直進するレーザ光が交わ
る位置に配置されている。また、ビームスプリッタ3.
6cは。
CVL31cからの直進するレーザ光と、ビームスプリ
ッタ36bで反射されたレーザ光とが直交する位置に配
置される。
次に、ミラー37aは、CVL31aからの直進するレ
ーザ光が反射して、ビームスプリッタ36cに入射する
位置に配置される。ミラー37bは、CVL31bから
の直進するレーザ光が、色素レーザ増幅器33に入射す
る位置に配置されている。ミラー37c、37dは、C
VL31cからの直進するレーザ光などが、色素レーザ
増幅器33に入射する位置に配置されている。
次に、このパルス光励起レーザ発振装置300の作用に
ついて説明する。
CVL3Laからのレーザ光35aと、CVL31bか
らのレーザ光35bとは、どちらも反射率と透過率が約
50%のビームスプリッタ36aに入射する。その結果
、レーザ光35C235dは、どちらもCVL31aお
よびCVL31bからのレーザ光を約50Wづつ含むこ
とになる。レーザ光35cと、CVL31cからのレー
ザ光35eは、反射率が約33.3%のビ−ムスプリッ
タ36bに入射する。その結果、レーザ光35fに、C
VL31a、31bからのレーザ光が含まれる出力は、
50 X (1−0,333)二:33−4(W) ト
なり、CVL31cからのレーザ光は33.3Wと、ど
れもほぼ等しい出力で構成される。また、レーザ光35
gには、CVL31aとCVL31bからのレーザ光が
含まれる出力は、50 X O,333二16.7 (
W)となり、CVL31cからのレーザ光が含まれる出
力は100X(1−0,333)=66.7 (W) 
トなる。レーザ光35dは、ミラー37aで反射した後
、レーザ光35gとともに、ビームスプリッタ36cに
入射する。このビームスプリッタ36cは、反射率及び
透過率がともに約50%となっている。その結果、レー
ザ光35hには、レーザ光35dの半分と、レーザ光3
5gの半分が含まれることになるので、CVL31a及
びCVL31bからのレーザ光が含まれる出力は、50
 X O,50+ 16.7 X O,50二33.4
(W)となる。CVL3.1cからのレーザ光の含まれ
る出力も、66.7 X O,50二33.3 (V/
)となるため、3台のCVL31a〜31cからのレー
ザ光は、どれもほぼ均等に出力が配分される。レーザ光
35iもレーザ光35hと同様に出力が配分される。
以上のように出力が配分されることで、3台のCVL 
31 a〜31cからのレーザ光をすべて、33.3〜
33.4W程度含んだ15kHzで動作する3本のレー
ザ光35f、35h及び35iが得られる。
このうち、レーザ光35hは、色素レーザ発振器2の励
起光源として使われる。
この色素レーザ発振器32は、構造的には第1図で示し
たようになっているが、ここでは片側励起方式でも、両
側励起方式でも構わない。ここから発振する色素レーザ
光313aは、第4図に示すように、15k)lzでパ
ルス動作し、色素レーザ増幅器33に入る。
この色素レーザ増幅器33の励起光源として、ミラー3
7bで反射したレーザ光35fと、ミラー37c、37
dで反射して導びかれたレーザ光35iが利用される。
この色素レーザ増幅器33は、第1図に示されたものと
同様な構成となっており、両側励起方式となっている。
これにより増幅された15kHzのパルス動作の色素レ
ーザ光313bが取出される。
本実施例では、励起用レーザが3台使われるため、合成
されたレーザ光はレーザ光35f。
35h及び35iのように3本作られる。しかし、色素
レーザ発振器32と、両側励起方式の色素レーザ増幅器
33とを用いることで、この3本のレーザ光を余らすこ
となく利用することができる。
また、増幅されて出てきたレーザ光313bは、15k
Hzのパルス動作を行う。
次に、本発明の第3実施例について、第5〜7図を用い
て説明する。
本実施例は、4つの励起光源から出射されるレーザ光を
、複数のビームスプリッタとミラーとを使って、励起光
源の繰返しパルス数の4倍でパルス動作する4本のレー
ザ光として得るまでの例である。
第5図は、4台の励起用パルスレーザから発振する4本
のレーザ光を合成するパルスレーザ合成装置500の作
用説明図である。
また、第6図は、励起用パルスレーザの発振タイミング
の説明図である。
また第7図は、時間変化に対する、パルスレーザ合成装
置500内の各地点におけるレーザ光のエネルギを表す
説明図である。
4台の励起用パルスレーザとして、 CVL51a、51b、51c、51dを用いる。
各CVLは、それぞれは5.0kHzで動作している。
CVL51a、51b、5+lc、51dは、1つのパ
ルス制御装置54に接続されており、それぞれがレーザ
動作するタイミングを制御されている。
そのタイミングについて第6図を用いて説明する。
第6図に示す矢印61は、CVLの発振周期Tを表し、
同図に示すように、4台のCVL51a〜51dは、そ
れぞれパルス間隔である周期Tの1/4の時間づつずれ
るように設定されている。また、4台のCV L 51
 a 〜51 dは、すべてほぼ等しいパルスエネルギ
ーで発振する。
次に、第7図を用いて、時間的変化に対する各地点にお
けるレーザ光5a〜5nのエネルギーについて説明する
第7図の横軸は時間軸であり、棒グラフで示す縦の長さ
は各レーザ光のエネルギの大きさを示す。
CVL51a〜51dから発振されるレーザ光55a〜
55dのパルスエネルギーは、第7図の(i)〜(iv
)に示されたように、はぼ等しい大きさであるが、時間
的にずれている。
次に、第5図に示すパルスレーザ合成装置500の構成
について説明する。
4台の励起用パルスレーザCVL51a751b、51
c、51dの配置について説明する。
励起用パルスレーザCVL51a、51dは、出射され
るレーザ光がそれぞれ平行に進むように配置される。励
起用パルスレーザCVL51b。
51cは、出射されるレーザ光がそれぞれ平行に進み、
かつ、励起用パルスレーザCVL51a。
51dからのレーザ光と直交するように配置される。
また、このパルスレーザ合成装置500は、5つのビー
ムスプリッタ56a、56b、56c。
56e、56fと、4つのミラー57a、57b。
57c、57dとを備えている。
ビームスプリッタ56aは、CVL51a。
51bからのレーザ光が交わる位置に配置されている。
また、ビームスプリッタ56bは、CVL51cからル
−ザ光と、CVL51cからの直進するレーザ光が交わ
る位置に配置されている。また、ビームスプリッタ56
cは、CVL51dからの直進するレーザ光と、ビーム
スプリッタ56aで反射されたレーザ光等とが直交する
位置に配置される。また、ビームスプリッタ56dは、
CVL51c、51dからの直進するレーザ光等が交わ
る位置に配置されている。
次に、ミラー57aは、CVL51aからの直進するレ
ーザ光等が反射して、ビームスプリッタ56eに入射す
る位置に配置される。ミラー57bは、CVL 5 l
 bからの直進するレーザ光等が反射して、ビームスプ
リッタ56eに入射する位置に配置される。ミラー57
cは、CvL51dからの直進するレーザ光等が、直角
に反射する位置に配置される。ミラー57dは、ミラー
57bを反射するレーザ光等が、直角に反射する位置に
配置される。
次に、このパルスレーザ合成装置500の作用について
説明する。
レーザ光55a、55.bは、ビームスプリッタ56a
に入射する。ビームスプリッタ56a〜56eはすべて
、入射するレーザ光の50%を反射し、50%を透過す
るように作られている。そのため、レーザ光55e、5
5fは、それぞれ、レーザ光55a、55bをともにも
含むので、そのパルスとエネルギとは、第7図(v)に
示すようになる。
次に、レーザ光55fとレーザ光55cがビームスプリ
ッタ56bにより合成され、それによってレーザ光55
gと55hは第7図の(vi)に示されたようになる。
また、レーザ光55.eとレーザ光55dはビームスプ
リッタ56cで合成され、それによって、レーザ光55
iと55jは第7図の(憾)に示されたようになる。さ
らにレーザ光55gと55jはビームスプリッタ56d
で合成され、それによってレーザ光55にと551が形
成され、第7図の(vi)に示されたようになる。また
、レーザ光55hと55iはビームスプリッタ56eで
合成され、レーザ光55mと55nが形成され、これら
も第7図の(vi)で示されたエネルギー分布となる。
したがって、合成されたレーザ光として、繰返しパルス
数が、1台の励起源の繰返しパルス数の4倍の20kH
zであり、エネルギは4分の1である、4本のレーザ光
55に、55.m、55n。
55Qが得られるという効果がある。
(以下 余白) 次に、本発明の第4実施例について、第8,9図を用い
て説明する。
本実施例は、上記第3実施例で得られる4本のレーザ光
55に、55m、55n、55 Qを励起用レーザとす
るレーザ発振器の例である。
第8図は、本実施例の色素レーザ発振器の作用説明図で
ある。
また、第9図は、色素溶液中での、励起光の強度分布を
示す説明図である。
色素レーザ発振器90は、第1図に示した色素レーザ発
振器2と同様に、出力l1188と回折格子89とで共
振器が組まれており、その中に置かれた色素セル81中
を色素溶液80が流れているという構成である。
このように構成された色素レーザ発振器90に、励起用
レーザ光55に、55m、S5n、5512を照射する
技術について説明する。
第8図に示すように1色素セル81の左右に、2つずつ
シリンドリカルレンズ82e、82f。
82g、82hを配置する。
4本の励起用レーザ光55に、55m、55n。
55Qを左右2本づつに分けて、ミラー87e・87f
、87h、87gを用いて、それぞれ反射させる。この
結果、それぞれのレーザ光は、シリンドリカルレンズ8
2e、82f、82g。
82hを通り、水平方向に絞られなから色素セル81中
の色素溶液80中に集光する。
このように励起用レーザ光を4方向から照射する効果を
第9図を用いて説明する。
第9図に示す上向きの大きな矢印83は、色素溶液80
の流れの方向を示す。また、斜線で示す55に、55m
、55n、55 Qは、第8図に示す4本の励起用レー
ザ光55に、55m、55n。
55Qを示す。
色素溶液80中での励起光の強度分布は、第9図に示す
斜線が重なった部分84のようになる。
つまり、4本の励起光が重なり合って強く励起される部
分が、斜線が重なった部分84で示すように六角形に近
い形をとる。このため、例えば、両側から1本づつ励起
光を照射する場合に形成される四角形の励起部分と比べ
ると、円形断面状のシングルモードでレーザ光が一層発
振しゃすくなる。
また、上記の4本の励起光の照射方法を、色素レーザ増
幅器に使用すると、上記と同様の理由から、シングルモ
ードとなった入射光を効率的に増幅することができる。
次に、本発明の第5実施例について、第10図を用いて
説明する。
本実施例は、上記第5図に示す第3実施例で得られる4
本のレーザ光55に、55m、55n+55Qを励起用
レーザとするレーザ発振・増幅器の例である。
第10図は、本実施例の色素レーザ発振・増幅器100
0作用説明図である。
この色素レーザ発振・増幅器100の構成について説明
する。
この色素レーザ発振・増幅器100は、色素レーザ発振
器102と色素レーザ増幅器103とに大別できる。
色素レーザ発振器102は、第1回に示した色素レーザ
発振器2と同様に、出力鏡108と回折格子109とで
共振器が組まれており、その中に置かれた色素セル11
1a中を色素溶液110aが流れているという構成であ
る。
色素レーザ増幅器103は、色素セル111b中を色素
溶液110bが流れているという構成である。
また、2つの色素セル1lla、1llbに励起用レー
ザ光55に、55m、55n、55.9を照射するため
の、ビームスプリッタ106f 。
106g、ミラー107i、107j、シリンドリカル
レンズ112a、112b、112c。
112d、三角プリズム114a、114bが備えられ
る。
ビームスプリッタ106f、106gは、それぞれ、レ
ーザ光55m、55nの光路に置かれ、これによって、
反射されるレーザ光55m。
55nがそれぞれ色素レーザ発振器102に、左右から
構成される装置に配置される。
また、シリンドリカルレンズ112a。
112bは、ビームスプリッタ106f。
106gによって反射されたレーザ光55m。
55nが絞られる位置に配置される。
ミラー107i、107jは、ツレツレ、励起用レーザ
光55に、551を反射して色素レーザ発振器103に
照射する位置に配置される。
また、三角プリズム114a、114bは、ビームスプ
リッタ106f、106gを透過したレーザ光55m’
、55n”を、反射する位置に配置する。
また、シリンドリカルレンズ112Cは、ミラー107
iにより反射されるレーザ光55にと、三角プリズム1
14aによって反射されるレーザ光55m′とを絞り、
色素レーザ増幅器103に入射する位置に配置される。
また、シリンドリカルレンズ112dは、ミラー107
jにより反射されるレーザ光551と、三角プリズム1
14bによって反射されるレーザ光55n′とを絞り、
色素レーザ増幅器103に入射する位置に配置される。
色素レーザ発振器102の色素溶液110aに照射する
励起用レーザ光は、4本の励起用レーザ光のうち、2本
のレーザ光55m、55nから。
ビームスプリッタ106f、106gにより、どちらも
約50%反射させて導びかれたものを用いている。
一方、ビームスプリッタ106f、106gを透過した
レーザ光55m’ 、55n’ と、レーザ光55に、
55Qは、色素レーザ増幅器103に向う。この際に、
外側を通っているレーザ光55にと55Qはミラー10
7i、107jで反射してシリンドリカルレンズ112
c、112dを透り、色素セル111b中の色素溶液に
向う。
内側を通っているレーザ光55n’ 、56n’ を反
射させるために、反射膜が施された三角プリズム114
a、114bが用いられる。この理由は、ミラー107
i、107jに比べて、横幅を小さくでき、レーザ光5
5に、55Rの光路をさえ切らないようにするためであ
る。
この実施例では、色素レーザ増幅器103に照射する4
本の励起レーザ光を2本づつ横に並べて、色素セル11
1bの両側から照射している。このうち、増幅させるべ
き入射する色素レーザ光113bに近い側に照射される
励起光は、レーザ光55m’ 、55n’であるので、
それらのパワーに比べて、レーザ光55に、55Gのパ
ワーが倍になっている。つまり、増幅器を進むにつれて
強められていく色素レーザ光113bのパワーが高くな
り、励起光のパワーが高くなるので、効率良く増幅作用
をすることができる。
また、この増幅器103においては、4本の励起光を1
つの色素セル111bに照射させるために、第8図に示
した第4実施例の装置に比べて、シリンドリカルレンズ
が2枚で済み、装置の構造が簡単にできる。
次に、本発明の第6実施例を第11図、第12図を用い
て説明する。
第11図は、本実施例の色素レーザ増幅器120の作用
説明図である。
また、第12図は入射光と励起光との、光路の重なりを
示す説明図である。
色素レーザ増幅器120の構成について説明する。
色素溶液128は、ブリュースタ角度で傾けられた色素
セル121中を流れており、この中央部分に向って増幅
すべき色素レーザ光123aが入射し、増幅されて強め
られた色素レーザ光123bが取出される。
励起レーザ光としては、第5図で示したように4台のC
VLからのタイミングが互いに異なる4種のレーザ光を
合成した4本のレーザ光を、すべて2分割した8本のレ
ーザ光55に、55Q。
55 m + 55 n v 55 k ’ + 55
 m ’ + 55 rn ’ +55n′が用いられ
る。
凸レンズ125a〜125hは、上記8本のレーザ光が
、それぞれを通り、絞られなから進む位置に配置される
また、ミラー127a〜127hは、上記凸レンズ12
5a〜125hを通過したレーザ光が反射して、色素セ
ル11の両側から入射する位置に配置される。
レーザ光55に、55 Q 、55m、55n。
55に’ 、55Q’ 、55m’ 、55n’は、同
図に示すように、それぞれ凸レンズ125a〜125h
を通り、絞られなから進み、ミラー78〜7hで反射し
て、色素セルの両側から入射する。
本実施例のように、縦励起方式のレーザ励起レーザに用
いると、次のような効果がある。
縦励起方式では、励起用レーザ光が、増幅されるべき入
射レーザ光と、開き角度が約30°以下の狭い角度が要
求される。この理由は、励起用レーザ光と一人射レーザ
光とは、効率良く励起するため、色素溶液中の励起部分
でなるべく重なって進む必要があるからである。
しかし、装置の構造からこの開き角度を0°にすること
は不可能であるので、入射レーザ光の光路に対して励起
用レーザ光はずれて入射する。この状況を第12図(a
)に示す。
同図の矢印129は励起溶液の流れの方向を示し、矢印
122は励起光の進行方向を示し、矢印124は入射光
の進行方向を示す。
同図に示すように、入射光のうち励起されている部分を
通過するのは、入射光と励起光との重なる部分124だ
けであり、励起されている部分でもレーザ光が通過しな
い部分が生じ、増幅効率が悪い。これに対して、本実施
例の色素レーザ増幅器120のように、入射レーザ光の
同じ側から2本以上の励起光が入射すると、第12図の
(b)で示したように、励起されている部分で、レーザ
光が通過しない部分を少なくすことができ、増幅効率が
向上する。
さらに、色素レーザの場合、縦励起方式では、横励起方
式に比べて繰返し数を高くとれる。その理由を以下に述
べる。
色素溶液の厚さを、励起光が吸収され減衰する距離を目
やすとして、例えば、励起光強度が1710に減衰する
距離とする。一般に、使われる濃度的0.3〜1.0+
u+ol/ Qのローダミン6Gを溶質とした色素溶液
では、減衰距離はおよそ111m弱となる。
そのため、入射レーザ光のビーム径が1mm程度であれ
ば、色素溶液中を通過するレーザ光の体積はIXIX1
=1mm”以下程度となる。
これに対して、横励起方式では、励起光を横方向からシ
リンドリカルレンズを通して細長く線状に照射するので
、その横方向の長さは、励起レーザビームの直径に等し
くなる。このレーザビーム径は、励起光がCVLのレー
ザ光の場合、細くても10+am程度はある。従って、
色素溶液の厚さは少なくとも10II11は必要になる
。そのため、色素溶液中を通過するレーザ光の体積は1
×1×10=10mm3となり、前述したように縦励起
方式の場合の10倍にもなる。
その結果、色素溶液を循環させるポンプの能力が同じな
らば、励起光が照射される領域を通過する色素溶液の流
速は、縦励起方式の方が10倍速いことになる。そこで
、流速が速くなると、励起光の照射による色素溶液の温
度上昇の割合が減少するため、レーザの出力が向上する
。理想的には繰返し動作で照射される励起光の各パルス
ごとに。
照射される部分の色素溶液が流れ去る程度の流速まで速
くなった方が良い。
例えば、CVLの場合、5 kHz動作時は、パルス間
隔が200μsしかないため、横励起方式の場合の理想
的な色素溶液の流量は約3Q/minにもなるが、縦励
起方式では0.30 /minで済む。つまり繰返し数
が高くなればなる程、横励起方式では色素溶液の循環系
に要求される能力が高くなり、現実的に実現が困難にな
る。そこで、上記のように、縦励起方式では、li環系
の能力が1/10程度で済むため、装置の設計が容易に
なるという効果がある。
次に、本発明の第7実施例について、第13図を用いて
説明する。
第13図は、本実施例の色素レーザ発振・増幅器130
の作用説明図である。
第8図に示す第4実施例および第10図に示す第5実施
例において示した色素レーザ発振器のように、励起用レ
ーザ光を4本用いる形式である。
4本の励起用レーザ光は、その平均出力が、第4゜5実
施例における励起用レーザ光に比べ、高いため、色素レ
ーザ増幅器を4段増III器として、各段に供給する励
起レーザ光の配分の仕方の一例を示す。
4本の励起用レーザ光135に、135m。
135n、13SQは、エキシマレーザ装置からのレー
ザ光であり、それぞれ繰返し数1kHz、平均出力15
0W程度である。
この色素レーザ発振・増幅器130は、1台の色素レー
ザ発振器132と、4台の色素レーザ増幅器133a、
133b、133c、133dとを備えて構成される。
また、各励起用レーザ光を、目的とする発振器および増
幅器に入射するために、ビームスプリッタ136 a 
、 136 b 、′136 c 。
136d、  136e   と  、   ミ  ラ
  −  137a。
137b、137c、137d、137e。
137f、137g、137hとを備えている。
次に、この色素レーザ発振・増幅器130に、励起用レ
ーザ光135に、135m、135n。
135Qが入射された場合について説明する。
まず、レーザ光135mはビームスプリッタ136aに
より、その20%に当る30W程度のパワーが、色素レ
ーザ発振器132に供給される。
レーザ光135nは、ビームスプリッタ136bによっ
て、反射と透過にほぼ半々づつのパワーで分割され、反
射光はミラー137aで反射した後。
ビームスプリッタ136cに向い、このビームスプリッ
タ136cで、約40%に当る30W程度のパワーのレ
ーザ光が色素レーザの第1段の色素レーザ増幅器133
aに供給される。この第1段の色素レーザ増幅器133
aは、ビームスプリッタ136bを透過したレーザ光の
うち、ビームスプリッタ136dによって同じ<30W
程度のレーザ光が反対側から供給される。
また、ビームスプリッタ136c及び136dを透過し
たレーザ光は、それぞれミラー137b。
137cで反射した後、第2段の色素増幅器133bへ
向う。
次に、レーザ光135mのうち、ビームスプリッタ13
6aを透過した光は、ビームスプリッタ136eで2等
分され、ここを透過した光は、ミラー137dで反射し
て、第3段の色素レーザ増幅器133cへ向う。また、
ビームスプリッタ136eで反射した光はミラー137
e及び137fで反射し、反対側から第3段の色素レー
ザ増幅器133cに入る。次にレーザ光135にと13
5eは、どちらもそれぞれミラー137g及び137h
で反射させられ、そのまま第4段の色素レーザ増幅器1
33dに入射する。
以上のように励起光を分配するため、各増幅器に供給す
る励起光パワーも、段数とともに大きく設定される。そ
の理由は、色素レーザ発振器132及び各色素レーザ増
幅器133a〜133dを出射する色素レーザ光131
b〜131eが、その順にパワーが高くなるからである
この実施例では、色素レーザ増幅器の段数が多いため、
励起光の本数が多くても、色素レーザ発振器または増幅
器において、例えば、第8図に示した第4実施例のよう
に、1つの色素セルの同じ側から、2本の励起光を一定
の角度をもって照射するような構造にしなくても構成で
き、構造的にシンプルにできる。
さらに、この実施例では、励起用レーザとしてエキシマ
レーザが用いられている。ところが、エキシマレーザの
繰返し数は、一般に100〜1000Hzと、CVLに
比べて1桁程度も低いため、これを用いたエキシマレー
ザ励起色素レーザを、ウラン濃縮用システム番こ用いて
も、ウラン235の製品濃度をあまり高くできず、また
廃品中のウラン235の濃度をあまり低くできない。
これに対し、本実施例の構成にすることで、得られる色
素レーザ光の繰返し数を4 kHz程度まで高められる
ようになり、その結果ウラン235の製品中の濃度を4
倍程度も高めることができる。
また1本実施例のよう番コ、増幅器の段数が多くなれば
なる程、励起レーザ光を照射する箇所の数も増えるため
、励起レーザ光の本数が多くなっても構成が簡単になり
、有利になる。場合によっては、本発明の構成の延長と
して、繰返し数を4倍にする場合よりもさら番こ高い、
例えば、8倍の繰返し数で動作させる際にも適応できる
次に、本発明の第8実施例について、第14図を用いて
説明する。
第14図は、本実施例のフラッシュランプ励起Nd :
 YAGレーザ装置149の作用説明図である。
このフラッシュランプ励起Nd : YAGレーザ発振
装置149は、2本のフラッシュランプ140a、14
0bと、このフラッシュランプ140a、140bによ
って励起されるNd:YAGレーザ145と、このフラ
ッシュランプ140a、140bを焦点距離に置く2つ
の方物面境141a、141bと、この2つの方物面境
141a、141bが向き合う位置に配置されるビーム
スプリッタ144と、このビームスプリッタ144を透
過または反射する光線をNd:YAGレーザ145に照
射する2つの凹面境146a、146bとを備えて構成
される。
次に、このフラッシュランプ励起Nd : YAGレー
ザ装置149作用について説明する。
交互に発光することができる2本のフラッシュランプ1
40a、140bは、それぞれ放物面鏡141a、14
1bの焦点位置に置かれているのっで、それらから発光
する光線142a。
142bは、同図に示すように、放物面の中心線143
a、143bとほぼ平行に進む。これらの光線14’2
a、142bは、ビームスプリッタ144に入射し、透
過光142a ’ 、142b’と、反射光142a’
 、142b’とに分割される。
このビームスプリッタ144の特性としては。
近赤外から可視域にかけての広帯域の波長帯において、
456に入射する光を、透過と反射でほぼ2等分するよ
うにニーティングが施されている・特に、レーザ媒質で
あるNd : YAGロッド145が良く吸収する約0
.8μmの波長の光に対して、上記のような設計がなさ
れている。
透過光142a’ と反射光142b’ 、および透過
光102b’ と反射光102aと″は、それぞれ凹面
lit 14’ 6 a 、 146 bとで反射して
、Nd : YAGレーザロッド145中に入射し、こ
れを励起することでレーザ動作する。
本実施例のフラッシュランプ励起Nd : YAGレー
ザ装置149においては、励起光源としてフラッシュラ
ンプが用いられているが、放物面鏡を用いることにより
、発生する光をほぼ平行な光線にできるため、レーザ光
と同様な取扱いができる。
また、シラッシュランプは、一般的に、発光の繰返し数
が多くとも毎秒100回程度と、比較的低いため1本実
施例の装置を用いることで繰返し数を一挙に2倍にする
ことができる。
また、全体の繰返し数はそのままになるようにすると、
フラッシュランプ1本当たりの繰返し数を半分にできる
。その結果、フラッシュランプの寿命がおよそ2倍とな
り、同ランプの変換の頻度を半分にすることができる。
これはフラッシュランプの寿命が、全発光回数に依存す
ることによる。
[発明の効果] 本発明によれば、励起用パルス光の繰返しパルス数を効
率のよい繰返しパルス数に保った状態で、パルス光励起
レーザの繰返し数を、2倍から4倍まで高速化すること
ができる。
また、上記のパルス光励起レーザは1本となるので、高
い出力のレーザ光が得られる。
励起用パルス光によって、発振されるレーザ発振器は1
台でよい。
また、例えば、同位体分離チェンバーを含んだウラン濃
縮装置に用いられるCVLを励起光源としたパルスレー
ザ励起レーザ発振・増幅装置においては、CVLが最も
効率良く動作できる5 k)Iz程度の繰返し数のまま
で、ウラン濃縮に要求される20kHz近くの繰返し数
のレーザ光を発生することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例のパルス光励起レーザ発振装置の作
用説明図、第2図は色素溶液中に照射される励起光の強
度分布の説明図、第3図は第2実施例のパルス光励起レ
ーザ発振装置の作用説明図、第4図は励起光源の発振タ
イミングの説明図、第5図は第3実施例のパルスレーザ
合成装置の作用説明図、第6図は励起用パルスレーザの
発振タイミングを示す説明図、第7図はレーザ光のエネ
ルギを表す説明図、第8図は第4実施例の色素し゛−ザ
発振器の作用説明図、第9図は色素溶液中での励起光の
強度分布を示す説明図、第10図は第5実施例の色素レ
ーザ発振・増幅器の作用説明図、第11図は第6実施例
の色素レーザ増幅器の作用説明図、第12図は入射光と
励起光との光路の重なりを示す説明図、第13図は第7
実施例の色素レーザ発振・増幅器の作用説明図、第14
図は第8実施例のフラッシュランプ励起Nd : YA
Gレーザ装置の作用説明図、第15図は2つの励起光の
パルス幅とこの2つの励起光の発振タイミングをパルス
幅の半分程度にしたときに得られる合成励起光Cのパル
ス幅を示す、第16図は繰返しパルス数と平均出力との
関係を示すグラフ、第17図はウラン蒸気に照射する色
素レーザの繰返しパルス数とこの結果得られる濃縮ウラ
ンとの関係を表すグラフ、第18図は励起光源となる2
台のCVLによって、色素レーザ発振器の繰返しパルス
数を2倍にする装置の説明図、第19図はレーザ光が色
素溶液に照射される状況の説明図、第20図は従来のC
VL励起色素レーザ発振装置の説明図である。 la〜1d・・・CVL、2・・・色素レーザ発振器、
3・・・色素レーザ増幅器、4・・・パルス制御装置、
5a〜5n、5h’ 〜5n’−レーザ光、6゜6a〜
6e・・ビームスプリッタ、78〜7j・・・ミラー、
8・・・呂力鏡、9・・・回折格子、10a。 10b・・・色素溶液、lla、llb・・・色素セル
、12a〜12d・・・シリンドリカルレンズ、13a
〜13 c−色素レーザ光、114 a 、 114 
b =三角プリズム、140a、140b・・・フラッ
シュランプ、141 a 、 14 l b−放物面鏡
、145・Nd:YAGロッド、146 a 、 14
6 b =−凹面鏡。 出願人  株式会社日 立 製 作 所代理人  弁理
士 富 1)和 子 第6v!J 第7図 (Vi)(55g、55h) (vii)(55i、55j ) 第8図 第9図 第11図 第12図 126 色j!111[1115巳系4M第13図 130色票レーザ発振・増暢雌 第15図 一へ↑ロノ 第16図 第17rI!J 響 (%)    繰返しパルス数 (にHz)第18図 第19図 AB 面 第20図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、レーザ媒質を励起するためのパルス光を合成する際
    に、入射光を所定の割合で反射・透過する少なくとも1
    つのビームスプリッタのそれぞれに対し、2本のパルス
    光を照射し、1つのビームスプリッタによって、上記2
    本のパルス光を合成することを特徴とするパルス光合成
    方法。 2、上記ビームスプリッタに入射する複数本のパルス光
    は、それぞれのパルス発振周期がほぼ同一で、かつ、そ
    れぞれのパルス光の発振タイミングは、互いに一定時間
    差があることを特徴とする請求項1記載のパルス光合成
    方法。 3、上記一定時間差は、合成されるパルス光のパルス間
    隔が、等間隔になる時間差であることを特徴とする請求
    項2記載のパルス合成方法。 4、レーザ媒質を励起するためのパルス光を発振する2
    つのパルス光発振手段と、これらのパルス光発振手段の
    発振周期を制御するパルス制御手段と、上記2つのパル
    ス光発振手段から出射される2本のパルス光が、一つの
    パルス光の透過光と他のパルス光の反射光とが同一光軸
    上になる傾きをもって入射する1つのビームスプリッタ
    とを備えて構成されることを特徴とするパルス光合成装
    置。 5、レーザ媒質を励起するためのパルス光を発振する第
    1、2、3の3つのパルス光発振手段と、これらのパル
    ス光発振手段の発振周期を制御するパルス制御手段と、
    上記パルス光発振手段から出射されるパルス光を反射・
    透過する第1、2、3の3つのビームスプリッタとを備
    えて構成され、 上記第1、2のパルス光発振手段からは、互いに略平行
    な第1、2のパルス光が出射され、上記第3のパルス光
    発振手段からは、上記略平行なパルス光に略直交する第
    3のパルス光が出射され、 第2のパルス光と第3のパルス光とが略直交する位置に
    は、反射率と透過率とがともに略50%である上記第1
    のビームスプリッタを、上記第2、3のパルス光が互い
    に反対方向から、この第1のビームスプリッタに対し、
    略45゜傾きをもって入射できるように配置し、 第1のビームスプリッタを透過する第3のパルス光とこ
    のビームスプリッタを反射する第2のパルス光とが合成
    されてできる第4のパルス光と、第1のパルス光とが略
    直交する位置には、反射率が略33.3%である上記第
    2のビームスプリッタを、上記第1、4のパルス光が互
    いに反対方向から、この第2のビームスプリッタに対し
    、略45゜傾きをもって入射できるように配置し、 第2のビームスプリッタを透過する第1のパルス光とこ
    のビームスプリッタを反射する第4のパルス光とが合成
    されてできる第6のパルス光と、第1のビームスプリッ
    タを透過する第2のパルス光とこのビームスプリッタを
    反射する第3のパルス光とが合成されてできる第5のパ
    ルス光とが略直交する位置には、反射率と透過率とがと
    もに略50%である上記第3のビームスプリッタを、上
    記第5、6のパルス光が互いに反対方向から、この第3
    のビームスプリッタに対し、略45゜傾きをもって入射
    できるように配置することを特徴とするパルス光合成装
    置。 6、レーザ媒質を励起するためのパルス光を発振する第
    1、2、3、4の4つのパルス光発振手段と、これらの
    パルス光発振手段の発振周期を制御するパルス制御手段
    と、上記パルス光発振手段から出射されるパルス光を反
    射・透過する第1、2、3、4、5の5つのビームスプ
    リッタとを備えて構成され、 上記第1、2のパルス光発振手段からは、互いに略平行
    な第1、2のパルス光が出射され、一方、上記第3、4
    のパルス光発振手段からは、互いに略平行で、かつ、上
    記第1、2に直交する第3、4のパルス光が出射され、 第2のパルス光と第3のパルス光とが略直交する位置に
    は、反射率と透過率とがともに略50%である上記第1
    のビームスプリッタを、上記第2、3のパルス光が互い
    に反対方向から、この第1のビームスプリッタに対し、
    略45゜傾きをもって入射できるように配置し、 第1のビームスプリッタを透過する第3のパルス光とこ
    のビームスプリッタを反射する第2のパルス光とが合成
    されてできる第6のパルス光と、第1のパルス光とが略
    直交する位置には、反射率と透過率とがともに略50%
    である上記第3のビームスプリッタを、上記第1、6の
    パルス光が互いに反対方向から、この第3のビームスプ
    リッタに対し、略45゜傾きをもって入射できるように
    配置し、 第1のビームスプリッタを透過する第2のパルス光とこ
    のビームスプリッタを反射する第3のパルス光とが合成
    されてできる第7のパルス光と、上記第4のパルス光と
    が略直交する位置には、反射率と透過率とがともに略5
    0%である上記第2のビームスプリッタを、上記第4、
    7のパルス光が互いに反対方向から、この第2のビーム
    スプリッタに対し、略45゜傾きをもって入射できるよ
    うに配置し、 第2のビームスプリッタを透過する第4のパルス光とこ
    のビームスプリッタを反射する第7のパルス光とが合成
    されてできる第9のパルス光と、第3のビームスプリッ
    タを透過する第1のパルス光とこのビームスプリッタを
    反射する第6のパルス光とが合成されてできる第8のパ
    ルス光とが略直交する位置には、反射率と透過率とがと
    もに略50%である上記第4のビームスプリッタを、上
    記第8、9のパルス光が互いに反対方向から、この第4
    のビームスプリッタに対し、略45゜傾きをもって入射
    できるように配置し、 第2のビームスプリッタを透過する第7のパルス光とこ
    のビームスプリッタを反射する第4のパルス光とが合成
    されてできる第10のパルス光と、第3のビームスプリ
    ッタを透過する第5のパルス光とこのビームスプリッタ
    を反射する第1のパルス光とが合成されてできる第5の
    パルス光とが略直交する位置には、反射率と透過率とが
    ともに略50%である上記第5のビームスプリッタを、
    上記第5、10のパルス光が互いに反対方向から、この
    第5のビームスプリッタに対し、略45゜傾きをもって
    入射できるように配置することを特徴とするパルス光合
    成装置。 7、上記パルス光発振手段は、銅蒸気レーザ発振装置で
    あることを特徴とする請求項4、5または6記載のパル
    ス光合成装置。 8、請求項4、5、6または7記載のパルス光合成装置
    と、このパルス光合成装置から出射されるパルス光を励
    起光として、色素レーザを発振する色素レーザ発振手段
    と、上記パルス光合成装置から出射されるパルス光を励
    起光として、上記色素レーザ発振手段から発振される色
    素レーザを増幅する色素レーザ増幅手段とを、備えて構
    成されることを特徴とするパルス光励起レーザ発振・増
    幅装置。 9、請求項4記載のパルス光合成装置と、このパルス光
    合成装置から出射されるパルス光を励起光として、色素
    レーザを発振する色素レーザ発振手段と、上記パルス光
    合成装置から出射されるパルス光を励起光として、上記
    色素レーザ発振手段から発振される色素レーザを増幅す
    る色素レーザ増幅手段とを備え、 上記色素レーザ発振手段と色素レーザ増幅手段とがとも
    にレーザ媒質として有している色素溶液に、その流れの
    方向に対して略直角となる2方向から、上記励起光を照
    射することを特徴とするパルス光励起レーザ発振・増幅
    装置。 10、請求項5記載のパルス光合成装置と、このパルス
    光合成装置から出射されるパルス光を励起光として、色
    素レーザを発振する色素レーザ発振手段と、上記パルス
    光合成装置から出射されるパルス光を励起光として、上
    記色素レーザ発振手段から発振される色素レーザを増幅
    する色素レーザ増幅手段とを備え、 上記色素レーザ発振手段がレーザ媒質として有している
    色素溶液に、その流れの方向に対して略直角方向から、
    上記励起光を照射するとともに、上記色素レーザ増幅手
    段がレーザ媒質として有している色素溶液に、その流れ
    の方向に対して略直角となる2方向から励起光を照射す
    ることを特徴とするパルス光励起レーザ発振・増幅装置
    。 11、請求項6記載のパルス光合成装置と、このパルス
    光合成装置から出射される4本のパルス光を、それぞれ
    集光する4つのシリンドリカルレンズと、この4つのシ
    リンドリカルレンズを透過する4本のパルス光を4本の
    励起光とする色素レーザ発振手段とを備え、上記4本の
    励起光を2本づつ互いに反対方向から、上記色素レーザ
    発振手段がレーザ媒質として有している色素溶液に照射
    することを特徴とするパルス光レーザ発振装置。 12、請求項6記載のパルス光合成装置と、このパルス
    光合成装置から出射される4本のパルス光のうち2本の
    パルス光が励起光として、レーザ媒質である色素溶液に
    照射される色素レーザ発振手段と、上記4本のパルス光
    を励起光として、レーザ媒質である色素溶液に照射し、
    上記色素レーザ発振手段から出射されるレーザ光を増幅
    する色素レーザ増幅手段とを備えて構成されることを特
    徴とするパルス光レーザ発振・増幅装置。 13、請求項6記載のパルス光合成装置と、このパルス
    光合成装置から出射される4本のパルス光をすべて2分
    割して8本のパルス光とするパルス光分割手段と、この
    8本のパルス光を励起光として、レーザ媒質である色素
    溶液に照射し、入射されるレーザ光を増幅する色素レー
    ザ増幅手段とを備えて構成されることを特徴とするパル
    ス光レーザ増幅装置。14、レーザ光を発振するレーザ
    発振手段と、このレーザ発振手段から出射されるレーザ
    光を増幅する複数のレーザ増幅手段とを備え、 上記レーザ増幅手段のレーザ媒質に照射する励起光の強
    度は、増幅されるレーザ光の強度に応じて増加すること
    を特徴とするレーザ発振・増幅装置。 15、請求項8、9、10、12もしくは14記載のレ
    ーザ発振・増幅装置または、請求項13記載のパルス光
    レーザ増幅装置と、ウラン原子蒸気流製造装置とを備え
    て構成されることを特徴とするウラン濃縮装置。 16、請求項8、9、10、12もしくは14記載のレ
    ーザ発振・増幅装置、または、請求項13記載のパルス
    光レーザ増幅装置から出射されるレーザ光を、ウラン原
    子蒸気流に照射し、ウラン235だけ選択的に励起し、
    ウランを濃縮することを特徴とするウラン濃縮方法。 17、複数のレーザ励起用パルス光発生手段から、複数
    のパルス光を互いに位相差をもたせて、それぞれの繰返
    し数で出射し、上記パルス光を合成して少なくとも1つ
    のパルス光とすることを特徴とするパルス光合成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109518013A (zh) * 2018-11-30 2019-03-26 中国工程物理研究院材料研究所 一种脉冲激光重熔纯化金属铀表面的方法、其装置及其制备的纯化层

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109518013A (zh) * 2018-11-30 2019-03-26 中国工程物理研究院材料研究所 一种脉冲激光重熔纯化金属铀表面的方法、其装置及其制备的纯化层

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