JPH0418648Y2 - - Google Patents

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JPH0418648Y2
JPH0418648Y2 JP1987007260U JP726087U JPH0418648Y2 JP H0418648 Y2 JPH0418648 Y2 JP H0418648Y2 JP 1987007260 U JP1987007260 U JP 1987007260U JP 726087 U JP726087 U JP 726087U JP H0418648 Y2 JPH0418648 Y2 JP H0418648Y2
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dust
fluid
inlet
opening
chamber
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流体中の粉塵を除去するための装置に
関するものである。
(従来の技術) 含塵流体を処理して清浄流体を得るための簡易
な従来の装置としては衝突式、反転式の慣性力を
用いた除塵装置が例えば「公害防止装置の導入計
画から運転保守管理までの実際」集じん装置編、
日本能率協会、2−125頁によつて知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこれらの装置は次のような問題点
を有している。即ち、衝突式では第3図に示すよ
うに邪魔板1に衝突して運動エネルギーが消滅し
た粉塵2は含塵流体流イから離脱し、下方のダス
ト溜り3へ自由落下していく。この時、邪魔板1
の下側を出口4に向かつて上昇する流体分流ハに
落下中の分離粉塵が捕捉されて運ばれ、排気流ロ
に合流して出口4より排出される。また流体分流
ハがダスト溜り3の近傍を通過するために流体分
流ハが排出蓋5の上部に堆積した分離粉塵を巻き
上げ、流体分流ハに取り込んで排気流ロに合流さ
せる現象を生じる。他方、曲管形、ルーバー形な
どの反転式の除塵装置においてもダスト溜り付近
を出口へ向う流体分流によつて分離粉塵が捕捉さ
れ排出される同様の現象を生じる。この現象は除
塵装置の除塵効率を著しく悪化させている。
本考案は前述の如き従来技術の欠点を解消した
慣性力除塵装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上部が流体変向室19で、下部が塵
捕捉室20である箱体であつて、流体変向室19
には、その上部に含塵流体の入口11および清浄
流体の出口12が設けられており、塵捕捉室20
には、開口18が含塵流体の入口11に対向した
上下に細長の仕切壁13によつて仕切られた複数
の筒状遮蔽空間14が設けられていることを特徴
とする慣性力を用いた除塵装置である。
(作用) 本考案の装置では、入口から塵捕捉室の開口に
向けて含塵流体を噴流させ、流体中の粉塵を慣性
力によつて流体流から離脱させ、筒状遮蔽空間に
飛び込ませ、流体分流により捕捉されて排出され
ることなくよどみの中で沈降させて収集、貯留さ
せることができる。
(実施例) 第1図に本考案の実施例を示す。
箱体10の上部には流体変向室19が形成さ
れ、流体変向室19の上部には下方に向けて開口
する含塵流体の入口11、入口11と変向した清
浄流体の出口12が設けられている。
箱体10の下部には仕切壁13によつて上下に
細長の筒状空間に形成された複数の筒状遮蔽空間
14が形成され、筒状遮蔽空間14は上部に入口
11に対向した開口18を有し、仕切壁13の下
端はシヤツター16に密接してダスト溜り15を
形成している。シヤツター16は矢印方向へ開閉
が可能であり、除塵はシヤツター16を閉じた状
態で行われ、シヤツター16の下はダスト取出室
17となつている。
第2図a,bは第1図のA−A矢視断面図であ
り、仕切壁13、筒状遮蔽空間14の具体的な形
状例を示す。
含塵流体は、筒状遮蔽空間14の開口18に向
う含塵流体流ニとして入口11から箱体10の内
部へ吹き出される。開口18に到達した流体は圧
力損失が極めて大きい筒状遮蔽空間14を避けて
流れるようとするため、開口18の近傍において
直角方向に向きを変えて開口18に沿う流れヘと
なる。この流れの方向が変わる過程において、流
体中の相対的に大きい運動エネルギーをもつ粉塵
2はその慣性力により開口18へ向かつて直進
し、開口18に沿う流れヘから離脱して筒状遮蔽
空間14内へ飛び込む。筒状遮蔽空間14は開口
18をもつ上下に細長い筒状の空間であるため、
筒状遮蔽空間14内は流れの圧力損失が大きく、
開口18付近の流れの外乱影響を受けることな
く、いわゆるよどみの状態を呈している。このた
め筒状遮蔽空間14内へ飛び込んだ粉塵2は確実
に自由落下してダスト溜り15に達し、よどみの
中で貯留される。流れヘは分離粉塵を捕捉するこ
となく出口12へ向う。捕捉されたダスト溜り1
5の粉塵2はシヤツター16を開いて下方のダス
ト取出室17へ落下させ、回収する。
(考案の効果) 本考案によれば、流体分流によつて粉塵沈降中
あるいは沈降した粉塵を持ち去ることを防止で
き、粉塵効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側断面図、第2
図a,bは第1図のA−A矢視図、第3図は従来
の装置を示す側断面図である。 1……邪魔板、2……粉塵、3……ダスト溜
り、4……出口、5……排出蓋、10……箱体、
11……入口、12……出口、13……仕切壁、
14……筒状遮蔽空間、15……ダスト溜り、1
6……シヤツター、17……ダスト取出室、18
……開口、19……流体変向室、20……塵捕捉
室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部が流体変向室19で、下部が塵捕捉室20
    である箱体であつて、流体変向室19には、その
    上部に含塵流体の入口11および清浄流体の出口
    12が設けられており、塵捕捉室20には、開口
    18が含塵流体の入口11に対向した上下に細長
    の仕切壁13によつて仕切られた複数の筒状遮蔽
    空間14が設けられていることを特徴とする慣性
    力を用いた除塵装置。
JP1987007260U 1987-01-21 1987-01-21 Expired JPH0418648Y2 (ja)

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JPS63115417U JPS63115417U (ja) 1988-07-25
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JPS6134021U (ja) * 1984-07-30 1986-03-01 株式会社東芝 ウインド形空気調和機

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