JPH04185273A - マグネット変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 現在動力伝導装置では歯車、チェーン、■ベルト、平ベ
ルト、等が用いられているが、特に歯車はチェーンやベ
ルト類の伝導に比較して、緩み手直しの不便がなく甚だ
耐久的であること、又回転比が確実な伝導であること、
又大きな動力伝導が出来る等優れた特徴があるので機械
には広く用いられている。

しかるに歯車は運転中歯車音発生の欠点があって高速回
転ではこの音が一層増大するため、騒音問題となり機械
運転の妨げになるという重大問題が往々起こっている、
この騒音防止のために歯車をスパイラル形としたり材料
をナイロン製等として歯車音の減少を計っているものの
、これらの方法を講じても歯車音の減少効果はなは不満
足であった。

本発明はこの欠点を解決した変速装置の発明であってそ
の詳細を第１図、第２図に示す実施例によって説明する
。

第１図はこの発明変速装置の主要部を示す正面図、第２
図は同側面図である、第１図及び第２図（以下図と称す
）の１は大径軸で変速機の低速軸である、この軸にプラ
スチック製大ロール３が固定している、２は小径軸で変
速機の高速軸であってプラスチック製小ロール４が固定
されている、軸１のプラスチック大ロールと軸２の小ロ
ールには細長い両側にＮ、Ｓ極のある電気絶縁性のフェ
ライト磁石５及び６がそれぞれのロール径に比例する偶
数で分割して、磁極のＮ、Ｓを交互に外向きに出して各
大小のロールに埋め込まれているので大小のロール磁極
間隔は同じ寸法になっている、この磁石付大小のロール
は図のようにＰの間隙約１〜２ミリを維持するように、
それぞれのベアリング７と８及び９とＩＯで支持されて
いる。

以上がこの発明の変速装置主要部である、以下その運転
の詳細を図によってを説明する。

太軸の大ロールと小軸の小ロールは図のように小間隙Ｐ
で支持されているので両方のロールは各々回転自由であ
る、両方のロール面には磁石のＮ、Ｓ極が外に向かって
同間隔で埋め込まれている、磁石は非磁性のプラスチッ
ク中にあっては磁力線を外に出しているので、両方のロ
ールの磁石極Ｎ、Ｓは共に強く引き合っている、このた
ぬ一方のロールが回転すれば他方のロールの磁極は歯車
の歯がかみあうように磁力によって回転を伝導する。

この回転伝導は両方のロール間隙約１〜２ミリと極めて
小さいことでその間に働く磁力は強力であって伝導トル
クは至って大きい、またロール面の磁石は歯車の歯に相
当するので両方の軸の回転比は歯車伝導と同様に、ロー
ル径に反比例した回転比となる、また動力を伝導する両
軸間には摩擦や接触する部分が全く存在しないので高速
の回転伝導においても全く無騒音である、そして潤滑油
も全く不要となり又動力伝導効率は１０ｏｚとなる等と
多くの画期的特徴を発揮する変速装置である。

この変速装置運転中は両方のロール磁極が高速で近付き
また遠ざかることによって磁極の磁力線は高速で変化し
ている、しかるに大小各ロールはプラスチック製で電気
絶縁物のためこれを通過する磁力線が高速で変化しても
渦電流のおそれがない、また磁石も電気絶縁性のフェラ
イト磁石を使用することで磁石中の磁力線変化も渦電流
のおそれはない、等のことでこの変速装置の動力伝導損
失を０としたことは機械工業に貢献すること甚だ大なる
発明である。

なは本発明実施に当たっては説明実施例の大小ロールを
傘型とすること、又円盤状とすること等変形は特許請求
の範囲内とするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例主要部の正面図、第２図は同側面
図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１、第２図において両端をベアリング７と８で支持し
   た軸１に、非磁性でかつ電気絶縁性材料よりなるロール
   状大径回転体の外側に、偶数で多数の磁石５を磁極Ｎ、
   Ｓが交互に外に向くように取り付けてあって、又同じく
   両端を９と１０のベアリングで支持した同質材料のロー
   ル状小径回転体に、大径回転体と同様に偶数個の磁石６
   を、大径回転体の磁石間隔と同寸法で磁石のＮ、Ｓ極を
   交互外向きに図のように取り付けていて、この大小回転
   体は小間隙Ｐをおいて平行に回転自由にそれぞれのベア
   リングで支持させた構造において、一方の軸より回転を
   入力し、他方の軸より変速された回転出力を得ることを
   特徴としたマグネット変速装置。