JPH04183448A

JPH04183448A - 循環器診断用患者保持台

Info

Publication number: JPH04183448A
Application number: JP2312705A
Authority: JP
Inventors: Tomiji Kamata; 鎌田　富治
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-11-20
Filing date: 1990-11-20
Publication date: 1992-06-30
Also published as: US5237600A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、例えばＸ線診断装置によって患者の循環器診
断に供する撮影画像を得る際に用いる循環器診断用患者
保持台（以下「カテーテルテーブル」という）に関し、
特に患者が搭乗している天板を上下動させるために用い
る上下動機構の改良に関する。

（従来の技術）従来、カテーテルテーブルの上下動機構には、スクリュ
ーとナツトとの組合せ構造が採用されていた。しかし、
この組合せ構造の場合、天板の床上最低高さとストロー
クとがスクリューの長さにより決定されてしまうため、
天板の床上最低高さを更に低くすることが実質的に不可
能であった。

そこて、ＸｎＣＴ装［、ＭＲＩ装置に適用されている寝
台装置や治療装置の上下動装置にみられるような上下動
機構をカテーテルテーブルに適用しようと考えた。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、Ｘ線ＣＴ装置等に適用されている上下動
機構の場合においては、例えば第３図に示すようにリン
ク１０１，１０２の如く多段にリンクを結合した多段式
リンクにおけるリンク毎に油圧シリンダ１０３，１０４
を取付けてなる構造であるため、この構造の上下動機構
をカテーテルテーブルに適用すると、次のような不具合
が生じた。

即ち、第３図に示したような上下動機構をカテーテルテ
ーブルに適用した場合、天板１０５の長手方向の外形寸
法か大きく、組合せ対象のＸ線管保持装置のクリアゾー
ンが大幅に削減されることになる。

本発明は、係る事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、Ｘ線管保持装置のクリアゾーンが制
約される割合を大幅に少なくし得るとともに天板の床上
最低高さを極限まで低くできるカテーテルテーブルを提
供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、上記の目的を達成するため、ストローク量を
多段に変化し得る垂直ストローク配置の多段油圧シリン
ダと、この多段油圧シリンダの各段ストローク毎に対応
されて多段に上下動される多段主柱とを有する上下動機
構を備え、前記上下動機構によって天板を上下動させる
ことを特徴とするものである。

（作用）本発明によるカテーテルテーブルの構成であれば、オー
パーツ１ング荷重を受けることになる多段主柱が多動油
圧シリンダの各段ストローク毎に対応されて多段に上下
動される上下動機構によって、天板を上下動させるから
、従来のスクリューとナツトとの組合せ構造の上下動機
構よりも天板の床上最低高さを更に下げ得るようにカテ
ーテルテーブルを構築できる。

しかも、ＸＩＣＴ装置等に適用されている多段リンク方
式の上下動機構よりも天板の長手方向の外形寸法を大幅
に小さくてきるから、Ｘ線管保持装置のクリアゾーンを
削減する割合を著しく少くできる。

（実施例）・　第１図は、本発明が適用された一実施例のカテーテ
ルテーブルをＸ線管保持装置と組合せて示す正面図であ
る。

この一実施例のカテーテルテーブルは、多段油圧シリン
ダ１と、多段主柱２とを有する上下動機構３を備えてい
る。

そして、上下動機構３において、多段油圧シリンダ１は
、ストローク量を２段に変化し得るもので、床面上に置
くベース４に対応し垂直ストローク配置して固定されて
いる。

多段主柱２は、第１図と同図の六方向から矢視した第２
図の側面図に示すようにダブルスライドレール５と、本
体上下動フレーム６とを主要部分として構成されている
。この多段主柱２において、ダブルスライドレール５は
、上下動機構３の筐体をなす架台７に取付けられたロー
ラ８，９によって支持されており、また１段目のスライ
ドレールの下端部分にストッパー板】０を取付け、１段
目のスライドレールの上端部分に２段目保持板１１を取
付けている。本体上下動フレーム６は、ローラ１２，１
３を取付けており、ローラ１２，１Ｂによってダブルス
ライドレール５を走行して上下。

動じ、これにともない天板１４を上下動させるものであ
る。そのため、ダブルスライドレール５と本体上下動フ
レーム６との組合せは、多段油圧シリンダ１の各段スト
ローク毎に対応されて２段に上下動されることになる。

次に、本実施例の構成についてその作用を説明すると、
第１図及び第２図は天板１４が上下動ストロークの上限
に停止した状態を示している。この状態から天板１４か
下降する場合、多段油圧シリンダ１のストローク長さが
下降動作が始ると同時に多段主柱２のダブルスライドレ
ール５が追従して下部ストッパー板１ｏがベース４に当
るまでローラ８，９により移動する。次いで本体上下動
フレーム６かダブルスライドレールをガイドにローラ１
２，１３により下降し下限リミッタ−（不図示）により
停止する。

一方、上昇時には、上記の下降時の逆動作で本体上下動
フレーム６に取付けられたローラ１２が２段目保持板１
１に当るまで上昇し、次いてダブルスライドレール５と
ともに本体上下動フレーム６が架台８に取付けられたロ
ーラ８，９に′より上昇を続け、上限リミッタ−（不図
示）にて停止する。

従って、天板１４乃至患者Ｐの存在によって生しるオー
バーハング荷重をダブルスライドレール５とローラ８，
９，１２．１３にて保持し、多段油圧シリンダ１にて天
板１４の上下の移動を可能とさせている。

このようなことから、本実施例によれば、多段階（２段
階）に天板１４を上下動させることができる。換言すれ
ば天板１４の床上最低高さを従来よりも更に下げること
ができる。これにともない天板１４に対し、ストレッチ
ャー等との高さを合せられるため、そのストレッチャー
と天板１４との間で患者Ｐを移動する際、看護婦等の作
業者が患者Ｐを持ち上げて運ぶ作業を行わなくても済む
。

また、上下移動機構１全体は天板１４の長手方向の外形
寸法が多段リンク方式の場合よりも大幅に小さくなった
。これにともないＸ線管保持装置１５のクリアゾーンを
削減する割合を著しく小さくできた。その結果、オーバ
ーハング荷重が少なくなるコンパクトなテーブル構造を
得ることができた。

なお、本実施例では、多段油圧シリンダ１及び多段主柱
２が２段構造であるが、３段以上の複数段構造を採用し
ても本発明に包含されることは勿論である。また、本発
明の主要部をなす、上下動機構３は、ブツキーテーブル
や診察台等の診断目的用寝台を始めとし、床上式Ｘ線管
保持装置の移動支柱として、また胸部撮影台の上下動支
柱としても利用できる。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、天板を多段階に上
下動できるため、天板の下限位置を従来よりも更に下げ
ることができ、また上下動機構全体の天板長手方向の外
形寸法が従来の多段リンク方式の上下移動機構全体のそ
れよりも大幅に小さくなるから、Ｘ線管保持装置のクリ
アゾーンを削減する割合が著しく少な（なるという利点
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された一実施例のカテーテルテー
ブルをＸ線管保持装置と組合せて示す正面図、第２図は
第１図の入方向から矢視したカテーテルテーブルの側面
図、第３図は、従来の多段リンク方式の上下動機構を示
す正面図である。１・・・多段油圧シリンダ　２・・・多段主柱３・・・
上下動機構　　　　４・・・ベース５・・・ダブルスラ
イドレール６・・・本体上下動フレーム７・・・架台　　　　　　　８．９・・・ローラ１０・
・・ストッパー板　１１・・・２段目保持板１２．１３
・・ローラ　１４・・・天板１５・・・Ｘ線管保持装置代理人　弁理士　則　近　　憲　佑代理人　弁理士　近　藤　　　猛］Ｕ第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ストローク量を多段に変化し得る垂直ストローク
配置の多段油圧シリンダと、この多段油圧シリンダの各
段ストローク毎に対応されて多段に上下動される多段主
柱とを有する上下動機構を備え、前記上下動機構によっ
て天板を上下動させることを特徴とする循環器診断用患
者保持台。