JPH04182A - Hip装置における圧力容器の冷却装置 - Google Patents

Hip装置における圧力容器の冷却装置

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JPH04182A
JPH04182A JP17895190A JP17895190A JPH04182A JP H04182 A JPH04182 A JP H04182A JP 17895190 A JP17895190 A JP 17895190A JP 17895190 A JP17895190 A JP 17895190A JP H04182 A JPH04182 A JP H04182A
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cooling
cooling water
jacket
pressure vessel
pressure
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JP17895190A
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English (en)
Inventor
Takahiko Ishii
孝彦 石井
Kazuya Suzuki
一也 鈴木
Kazuhiro Uehara
一浩 上原
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
    • B30B11/002Isostatic press chambers; Press stands therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、HIP装置における圧力容器の冷却装置に関
する。
(従来の技術) 各種金属及びセラミックス等の粉末材料の加圧焼結、鋳
造品および焼結晶の内部欠陥除去、拡散接合等のため、
高圧容器内において高い等方圧力と高温の相乗効果を利
用したHIP装置が各種産業分野で採用されている。
このHIP装置は、第11図に示す如く、円筒形状に形
成されている圧力容器1の上開口部を、上蓋2で閉塞す
るとともに、下開口部は下上蓋3および上下M4で閉塞
して容器内に高圧室6を形成し、この高圧室6に収めて
いる倒立コツプ状の断熱層5内の処理室6Aに加熱要素
7を設け、炉床師上に載置している被処理物8を熱間等
方圧で圧縮加工するものである。
二〇HIP装置、特に圧力容器Iには千kg f / 
cntあるいはそれ以上の高い内圧が作用し、しかも高
温であることから、圧力の上昇とともに最も高い応力が
生じる容器内壁が塑性変形を開始し、この領域が大きく
なり容器全体が塑性変形に至ると破壊するおそれがある
また、使用温度が高くなると、一定圧力下でもクリープ
現象が生じるとともに、加圧繰返し数が多くなると、容
器に疲労破壊が生じる可能性がある。
叙述の事態は、安全性確保の見地から対処しなければな
らず、従って、HIP装置の圧力容器1は、HIP処理
中でも材料強度の面から、内壁温度を150″C程度に
抑える必要がある。
このため、容器内には断熱層5を設置して処理室6Aか
らの輻射熱を遮断し、更に、圧力容器1の外周面には冷
却ジャケット9を設けて、水タンク10内の冷却水を、
熱交換器11およびポンプ12等を介して図示の矢印で
示す如く送液循環させて圧力容器1を冷却している。
(発明が解決しようとする課題) ところで、HIP装置の圧力容器1内では、高温、高圧
ガスの対流作用により温度勾配を生じ、この勾配は、容
器上部の173部分で急激に立上り圧力容器1を冷却す
る上でも、この部分を重点的に冷却することが効果的で
ある。
特に、大型HIP装置や象、冷式HIP装置では前述の
傾向が強いものである。
しかしながら、従来の技術では、最も温度が低い水が圧
力容器1の下方に送液されており、最も温度の高い圧力
容器1上方側はある程度暖まった水により冷却されてい
た。
この結果、温度勾配はさらに強まり、圧力容器1上方を
所定の温度まで冷却するには圧力容器1下方を必要以上
に冷却することになり、冷却水の流量も多くなっていた
また、圧力容器1下方を必要以上に冷却した場合、被処
理物8の取出し等のため上下M4を開放した時に空気が
入り込み、圧力容器1下部内壁で結露を起こし、これが
、錆、腐食につながり、圧力容器1の強度低下を招いて
いた。
一方、前述した従来技術は圧力容器1の外周に冷却装置
を設けたものであるから、容器内壁の冷却効果の点にお
いて不利があり、また、容器軸方向において冷却パター
ンをHIP処理に応じて変更する必要があるにも拘らず
、これに対応するのが困難であった。
本発明は、前述した問題点に鑑み、冷却ジャケットを容
器軸方向に区画した所謂多段ジャケットに構成すること
で圧力容器を冷却するとともに、更に、上段側から下段
側へと冷却水を循環させることによって圧力容器を効率
的に冷却し得るようにした技術を提供することを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、容器軸方向端部の開口が嵌脱可能な蓋部材に
よって密閉されて内部に高圧室を有する圧力容器と、前
記高圧室に配置されている加熱要素と、該加熱要素を高
圧室内で内包している断熱層と、前記高圧室へ圧媒を供
給する圧媒供給手段と、冷却水給徘回路とを備えている
HIP装置における圧力容器の冷却装置において、前述
の目的を達成するために、次の技術的手段を講じている
すなわち、本発明は、前記圧力容器1の外周に備えた筒
状の冷却ジャケット9は、容器軸方向に区画されている
複数の分割ジャケット9A 、 9Bとされており、そ
れぞれの分割ジャケット9A、9Bには、その下方側に
冷却水人口13^、13Bがありその上方側に冷却水出
口14A、 14Bが設けられており、前記分割ジャケ
ット9A 、 9Bの上段側冷却水出口14Aと下段側
冷却水入口13Bとを連通ずる管路15が備えられ、前
記冷却水給排回路16はその送液管路17が最上段の分
割ジャケット9Aの冷却水入口13Aに接続され、その
排液管路18が最下段の分割ジャケット9Bの冷却水出
口14Bに接続されていることを特徴とするものである
(請求項(1))。
また、本発明は、分割ジャケット9A、9B、9Cのそ
れぞれに通じる冷却水入口および出口の管路17A。
17B、 17G、 18A、 18B、 18Cに、
測温計Tz、T:+、T4.Ts、Tt。
T8を設け、最上段の分割ジャケット9Aの送液管路1
7Aに絞り弁19付の電磁切換弁V、を設け、上段側分
割ジャケラ1−9Aの排液管路18八と下段側分割ジャ
ケット9Bの給液管路17Bとをオンオフする電磁切換
弁v2を設け、更に、圧力容器1の温度を計測する測温
計Tl、T6.T9を設けて分割ジャケン)9A、98
9Cの温度差により圧力容器1の冷却状況を制御管理す
るようにされていることを特徴とするものである(請求
項(2))。
更に、本発明は、その内部に冷媒用流路27A、27B
27Cをめぐらせかつ容器軸方向に区画されている複数
の分割ジャケット9A、9B、9Cを有する筒形の冷却
ジャケット9が、前記圧力容器1の内面と断熱層5の外
面との間の高圧室6に、容器軸方向に挿脱自在に内装さ
れて圧力容器lの内面と冷却ジャケット9の外面との間
に間隙24が形成されており、前記冷却ジャケット9に
は前記間隙24と高圧室6とを連通して圧媒を間隙24
に導通するための圧媒通孔28が設けられ、更に、前記
分割ジャケット9八。
9B、 9Cにそれぞれ独立して冷却水を給排する冷却
水給排回路16A、 16B、 16Cが設けられてい
ることを特徴とするものである(請求項(3))。
(作 用) 請求項(1)に係る本発明によれば、熱交換器11を出
た冷却水はポンプ12よりまず最上段の分割ジャケット
9Aの下方側に形成した冷却水人口13Aを通じて送液
され、上方側の冷却水出口14Aを通じて排液される。
これにより、最も冷却水が必要とされるHIP装置にお
ける圧力容器1上部は最も低い冷却水で冷却されること
になる。
上方側の冷却水出口14Aから排液された冷却水は下段
側の分割ジャケット9Bの下方側に形成した冷却水入口
13Bから該ジャケット内に送液されて上方側の冷却水
出口14Bから排液される。
この下段側分割ジャケット9Bは上段側にて熱を奪い暖
まった水が流れることになるが圧力容器1下部を冷却す
るには充分な冷却水温度である。
また、請求項(2)に係る本発明によれば、圧力容器1
の温度を測温計Tl、T6.T9で計測し、分割ジャケ
ット9A、9B、9Cの入側と出側の水温を測温計T2
+T3.T4.T5.T7.T8で計測して圧力容器1
の冷却状態を管理し制御する。
例えば、測温計T2とT3、T4とT、と温度差がそれ
ぞれ10°C以下になると電磁切換弁V、を励磁して冷
却水量を減らす。また、圧力容器1下部の温度が20°
C以下になると、電磁切換弁v2を励磁して下段側の分
割ジャケラ1−9Bへの冷却水を遮断する。さらに、圧
力容器1の温度が下がり、測温計T1が20°C以下に
なるとポンプ12を停止して冷却を終了する。
更に、請求項(3)に係る本発明によれば、圧力容器1
の内面と断熱層5の外面との間の高圧室6に内装した冷
却ジャケット9は、容器軸方向に区画されている複数の
分割ジャケット9A、9B、9Cを有し、この分割ジャ
ケット9A、9B、9Cにそれぞれ独立して冷却水を給
排回路16A、 16B、 16Cで送液することで、
容器内面側から冷却することとなり、冷却効率を向上す
る。
また、急速冷却時、高温ガスを断熱層5から噴出する場
合には、圧力容器1の上部ゾーンである分割ジャケン)
9Aに冷却水を導通して冷却する。
更に、低圧昇温、真空昇温時(この場合は、圧媒ガスが
少ないか又はないため対流はなく、輻射による熱伝達が
支配的となる)は、圧力容器1の下部ゾーンである分割
ジャケット9Cに冷却水を導通して冷却する。
すなわち、HIP運転の様々な状況に対、応した効率の
よい冷却ができ、しかも、内部冷却によって冷却性能は
向上する。
また、内部冷却であっても、高圧室6と間隙24とは圧
媒通孔28によって連通され、圧力バランスされている
ので内部冷却用の冷却ジャケット9の変形等はおさえら
れ、しかも、冷却ジャケット9内の冷却水を排出回収等
して該冷却ジャケット9を圧力容器lから引抜くことで
、圧力容器1の内面性状等を確認する。
(実施例) 以下、図面の第1図乃至第3図を参照して請求項(1)
(2)に係る本発明の詳細な説明する。
なお、第11図を参照して説明した従来例と共通する部
分は共通符号で示し、以下、相違点について説明する。
冷却ジャケット9は、容器軸方向に区画されており、本
例では上部173部分から2段に分割ジャケット9A 
、 9Bとして区画され、それぞれの分割ジャケット9
A、9Bには、その下方側に冷却水入口13A、13B
があり、その上方側に冷却水出口14A、 14Bが設
けられている。
前記分割ジャケット9A、9Bの上段側冷却水出口14
八と下段側冷却水入口13Bとが管路15で連通され、
熱交換器11、ポンプ12等を有する冷却水給排回路1
6の送液管路17は上段側の分割ジャケット9Aの冷却
水人口13八に接続され、その送液管路17は下段側の
分割ジャケット9Bの冷却水出口14Bに接続されてい
る。
従って、タンク10の冷却水は熱交換器11、ポンプ1
2を介して上段側の分割ジャケラ1−9Aの下方側より
供給されて圧力容器1の上方側の熱をうばって冷却し、
上方側に流れ、暖まった冷却水は下段側分割冷却ジャケ
ラ1−9Bの下方側から供給されて上方側よりタンク1
0に戻り、ここに、分割冷却ジャケット9A、9B間に
おいて混り合うことはない。
また、第2図に示す如く、圧力容器1の上部と下部にそ
れぞれ測温計T、、T、が備えられ、上段側の送液管路
17には絞り弁19を有する電磁切換弁V。
が備えられているとともに、分割ジャケット9A。
9Bのそれぞれの冷却水入口および出口の管路17A。
17B、 18A、 18Bにはそれぞれ各別に測温計
TZ、T3.T4゜T5が備えられていて上段側の排液
管路18Aと下段側の給排液管路18A、17B及び管
路18B、 18とに切換える電磁切換弁v2が備えら
れ、排液管路18には流量計20が備えられている。
従って、この第2図の実施例では、圧力容器1の上部と
下部を測温計T、、T、で計測し、分割冷却ジャケット
9A、 9Bの入側と出側の水温を測温計T2+T3.
T4.TSでそれぞれ計測して圧力容器1の冷却状況を
管理し制御できる。
例えば測温計T2とT3、T4とT、の温度差がそれぞ
れ10°C以下になると、電磁弁v1を励磁し、冷却水
量を減らし、また、圧力容器1下部の温度が下がり測温
計T6が20°C以下になると電磁弁■2を励磁して下
部の分割冷却ジャケラ1−9Bへの冷却水の供給を遮断
し、さらに、圧力容器1の温度が下がり測温計T、が2
0″C以下になるとポンプ12を停止して冷却を終える
なお、冷却水ジャケット9は、図では2段とされている
が、これ以上の複数段に分割し、上方の分割冷却水ジャ
ケットから順に冷却水を流すようにすればより効率的に
冷却水を使うことができる。
すなわち、第3図に冷却水ジャケット9を3段に分割し
た場合を示す。
第3図においては、圧力容器1の上部に測温計T5、中
央部に測温計T1、下部に測温計T6が備えられ、最上
段側の送液管路17には絞り弁19を有する電磁切換弁
vIが備えられているとともに、分割ジャケット9A、
9B、9Cのそれぞれの冷却水入口13A、13B、 
13Cおよび出口14A、 14B、 14Cの管路1
7A、 17B、 17C118八、18B、18Cに
はそれぞれ各別に測温計T34S+TB、Tz、T4.
T7が備えられている。
また、上段側の排液管路18Aと中段側の排液管路18
Bを中段側の給液管路17Bと下段側の給排管路に切換
える電磁切換弁v2と、該電磁切換弁v2に接続された
中段側の給排管路と下段側の排液管路18Cを下段側の
給液管路17Cと下段側の管路18に切換える電磁切換
弁v3とが備えられ、咳管路18には流量計20が備え
られている。
従って、この第3図の実施例では、圧力容器1の上部と
下部および中部を、それぞれ測温計T、、T8.T9で
計測し、分割冷却ジャケント9A、98.9Cの入側と
出側の水温を測温計Tz、Tz、T7.Ts、Ta、T
sでそれぞれ計測して圧力容器1の冷却状況を管理し制
御できる。
この制御法としては、例えば測温計T2とT’r、Ta
とTs、 T’r とT、の温度差が10’C以下にな
ると、電磁弁V、を励磁し、冷却水量を減らし、また、
圧力容器1下部の温度が下がり測温計T6が20°C以
下になると電磁弁V、を励磁して下部の分割冷却ジャケ
ット9Cへの冷却水の供給を遮断し、圧力容器1中部の
温度が下がり測温計T、が20°C以下になると電磁弁
v2を励磁して中部の分割冷却ジャケット9Bへの冷却
水の供給を遮断し、さらに、圧力容器1の温度が下がり
測温計11が20“C以下になるとポンプ12を停止し
て冷却を終える。
このように、冷却水ジャケットを多段に分割すると、効
率的に冷却水を使うことができる。また、圧力容器の軸
方向の長さが長いときにも、この方法が有効である。
次に、第4図乃至第7図を参照して請求項(3)に係る
本発明の実施例を詳述する。
第4図および第5図は請求項(3)に係る本発明の第1
実施例を示しており、1は圧力容器であって、容器軸方
向の端部、本例では両端部が開口されていて、該開口が
嵌脱可能な蓋部材、すなわち、上M2および下蓋3で密
閉されて内部に高圧室6を形成している。
この圧力容器1は、その内面が平滑面とされた円筒体で
あり、上蓋2にはアルゴン等の不活性ガスを初めとする
各種ガスによる圧媒ガスを、高圧室6に供給するための
加圧用圧媒導入口2Aが形成されていて、該導入口2A
には、ガス圧縮機、ガス装置、圧力調整器等を有する圧
媒供給手段が接続されており、該導入口2Aは圧媒供給
手段の一部となっている。
5は断熱層であり、倒立断面コツプ形状とされていて、
高圧室6に配置されており、この断熱層5で内包されて
いる処理室6A内の加熱要素7とともに炉体を構成して
おり、下蓋3上の支持台8八に載置されている被処理体
8を、等方圧で加圧処理可能としている。なお、この第
1実施例による炉体はグラファイトヒータと数種のグラ
ファイト系材料からなる断熱層で構成されているグラフ
ァイト炉、または、モリブデン炉等よりなる。
9は冷却ジャケットであり、圧力容器1と同種材料、例
えば低合金鋼等より構成されている円筒形であり、圧力
容器1および炉体とともに軸心を一致させて圧力容器1
の高圧室6に、容器軸方向挿脱自在として内装されてい
る。
第1実施例では、冷却ジャケット9の上端部にフランジ
部21を形成し、このフランジ部21内に、環状水室2
2を氷室キャップ23とともに形成しておリ、断熱層5
の胴部外周面とこれと相対する容器内面との間に内装さ
れて、該容器内面と冷却ジャケット9の外周面との間に
、環状の間隙24を圧力容器1の軸方向略全長にわたっ
て形成している。
冷却ジャケット9の下端は、容器工の下端面に取付けて
いる環状氷室24Aを有するリング24°に内挿されて
おり、前記上M2は冷却ジャケット9の上部開口に高圧
シールパツキン25を介して嵌脱可能に嵌合され、下蓋
3は冷却ジャケット9の下部開口に高圧シールパツキン
26を介して嵌脱可能に嵌合されていて、上蓋2と容器
上端面にフランジ部21を挟持しており、下蓋3でリン
グ24゛ を押付けている。
冷却ジャケット9には第9図に示す如(冷媒用流路27
A、 27B、27Cが周方向の間隔を有し、かつ環状
にめくって容器軸方向に環状の区画壁127A、127
Bを介して区画された分割ジャケット9A、9B、9C
として形成されており、上部の分割ジャケット9Aは水
室22に形成した冷媒導入口22Aから水室22に形成
した冷媒出口22Bにわたって冷媒、例えば水を流下供
給させることによって、圧力容器1の上部内面を冷却す
べくされている。
中段及び下部分割ジャケット9B、9Cも冷媒導入口1
22A、222Aと冷媒出口122B、222Bを有し
、圧力容器1の中段及び下部内面を冷却すべくされ、前
記導入口22A、122A、222Aはポンプ12から
の冷却水を電磁パルプIV、2V、3Vでそれぞれ独立
して供給排出可能な冷却水給排回路16A、16B、 
16Cに第10図で示す如く接続されている。
なお、第10図において、116A、116B、116
Cは回収回路である。
更に、冷却ジャケット9には高圧室6と間隙24とを連
通して高圧室6の圧媒(ガス)を、間隙24に導入して
内外を圧力バランスさせて該冷却ジャケット9の変形を
阻止して支持するための圧媒通孔28が上部側と下部側
のそれぞれに第5図で示す如く放射状配置で形成しであ
る。
なお、HIP処理中において、容器軸方向に作用するプ
レス軸力に対して、上蓋2および下蓋3に係脱自在とさ
れる図示しないプレスフレームで担持するものとされて
いる。
その他、第4図において、29は冷却ジャケット9の上
下外周に設けた高圧シールパツキンで、容器内面との界
面をシールする。30はリング24゛ の内周面上下に
設けた冷媒シールパツキンで、冷却シャケ・ント9の界
面を介して氷室24Aからの冷媒洩れをシールするもの
である。
第6図および第7図、第8図は請求項(3)に係る本発
明の第2実施例であり、冷却ジャケット9が内側ジャケ
ット筒119Aと外側ジャケット筒119Bとで構成さ
れており、両ジャケット筒の界面に、冷媒用流路27を
形成するとともに、下端の嵌合部には冷媒洩れのための
シールパツキン31を備えている点が、前述していた第
1実施例と相違し、その他は、共通するので共通部分は
、共通符号で示している。
なお、この第2実施例にあっては、流路27は、第8図
(1)に示す如く内側ジャケット筒119への外周面に
形成する場合、第8図(2)で示す如く外側ジャケット
筒119Bの内周面に形成する場合、第8図(3)で示
す如く両ジャケット筒119A、119Bに形成する場
合があり、その流路27の形状は図示の形状の他、矩形
等であってもよい。
次に、請求項(3)に係る本発明の実施例における作用
を説明する。
炉体に装入されている被処理体8は、真空引き、ガス置
換等の各工程を経て、圧媒供給手段録からのガス圧媒の
昇圧および加熱要素7の通電等によってHIP処理がな
され、このHIP処理中において、冷媒導入口から冷却
ジャケット9の内部の流路27、すなわち分割ジャケラ
1−9A、9B、9Cに冷媒をそれぞれ独立して連続的
に供給するとともに出口から連続的に排出することによ
って、圧力容器1の内部からの冷却がきわめて強力かつ
効果的に得られることになる。
即ち、圧力容器1の内部に冷却ジャケット9が存在する
ので、容器1の外部から冷却するものに比し、熱交換能
力は著しく増大され、しかも、断熱層5とあいまってロ
スのない迅速な冷却効果が期待できる。
このHIP処理中において冷却ジャケット9には半径方
向に貫通する圧媒通孔28が設けられているので、冷却
ジャケント9と圧力容器1との間における間隙24にも
HIP圧媒の圧力が掛けられ、圧力容器1の半径方向に
掛る力は圧力容器lによって受けられ、冷却ジャケット
9には内と外とから等しい圧力が掛ることにより、圧力
バランスの問題も容易に解決できる。
また、象、速冷却の場合は、バルブ1vのみをONにし
、バルブ2V、3VはOFFにして上部の分割ジャケッ
ト9へのみに冷媒を導入し、低圧昇温、真空昇温時には
下部の分割ジャケラ!−9Cのみに冷媒を導入する等々
HIP運転の様々な状況に対応した効率のよい内面冷却
ができる。
圧力容器1の内面状態の確認に当っては、HIP処理用
のガス圧媒及び冷却ジャケット9の冷媒は排出回収後、
上下蓋2,3を容器軸方向に引抜(とともに、冷却ジャ
ケット9も容器軸方向に引抜くことによって、圧力容器
1の内面全体の点検、確認等が容易になされる。
(発明の効果) 本発明は以上の通りであり、請求項(1)(2)に係る
本発明によれば、容器軸方向に分割して区画されている
分割冷却ジャケットの上段側の下方から上方へ冷却水を
流し、下段側分割ジャケットの下方側から上方に流すも
のであるから、冷却水を効率良く使うことができ、従来
技術に比べ少ない流量で冷却効果を上げることができ、
さらに、圧力容器の温度勾配を緩和する作用も加わり、
HIP装置の性能向上が図れる。
また、冷却水量を制御し、過冷却を防ぐことができて圧
力容器内壁の結露を防止し、錆、腐食を抑えて圧力容器
の寿命を伸ばすことができる。
更に、請求項(3)に係る本発明の冷却装置によれば、
外部からの冷却手段に比し、圧力容器の設計自体を変え
る必要なく、優れた冷却機能を発揮できる冷却ジャケッ
トを、圧力容器内部に内面との間に間隙を存して内装す
ることにより、内部冷却を熱ロスのおそれなく、外部冷
却に比し数倍の熱交換能力下に設置可能となるのであり
、効率的な冷却を実現できる。
この際、冷却ジャケットにおいては内表面積〈外表面積
であるため、容器内面の圧媒圧力に比べて、小さい力で
バランスさせることができHIP用圧媒の導通あるいは
間隙内にHIP圧媒とは別の圧媒供給によって、冷却ジ
ャケットの流体圧保持ができ、これによると内外圧力の
バランスが容易に解決でき、しかもコンパクトな設備に
できる。
更に、圧力容器の内面を冷却する冷却ジャケットは容器
軸方向に複数に区画された分割冷却ジャケットであり、
各分割冷却ジャケットに冷媒を独立して給排可能である
からHIP運転の状況に応じた最適で効率のよい冷却が
できる。
また、圧力容器から冷却ジャケットを容易に取り外せる
ので、圧力容器内面状態の確認も簡便に実施でき、ここ
にHIP装置に用いる高温高圧容器の冷却装置として安
全性を充分に約束できる。
更に、HIP処理後の冷却工程においても、ガス対流に
よる熱交換作用が、冷却ジャケットが内部に設けである
ことから極めて大きく、ここに、冷却工程の短縮化に伴
う生産効率の大幅な向上も約束する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のいくつかの実施例と従来例を示し、第1
図から第3図は請求項(1)(2)に係る本発明の3つ
の実施例を示す各断面図、第4図は請求項(3)に係る
本発明装置第1実施例の縦断正面図、第5図は第4図1
−A線断面図、第6図は同第2実施例の縦断正面図、第
7図は第6図A−A線断面図、第8図(1)乃至第8図
(3)は第7図の要部各実施例の横断平面図、第9図は
同冷却ジャケットの展開図、第10図は全体の概念図、
第11図は従来例の断面図である。 1・・・圧力容器、5・・・断熱層、6・・・高圧室、
7・・・加熱要素、9・・・冷却ジャケット、9A、9
B、9C・・・分割ジャケット、11・・・熱交換器、
12・・・ポンプ、13A、 13B。 13C・・・冷却水入口、14A、 14B、 14C
・・・冷却水出口、15・・・管路、16.16A〜1
6C・・・冷却水給排回路、17,1誦・・・送液管路
、17B、 17C・・・給液管路、18A、18C・
・・排液管路、19・・・絞り弁、T I+TZ+T3
+T4+TS+T6+T?+TI+T q ・・’測温
計、vl、v2.v3,1v、2v、3v・・・電磁切
換弁、27A、27B、27C・・・冷却流路、28・
・・圧媒通孔。 特 許 出 願 人 株式会社神戸製網所 第10 図 第11 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容器軸方向端部の開口が嵌脱可能な蓋部材によっ
    て密閉されて内部に高圧室を有する圧力容器と、前記高
    圧室に配置されている加熱要素と、該加熱要素を高圧室
    内で内包している断熱層と、前記高圧室へ圧媒を供給す
    る圧媒供給手段と、冷却水給排回路とを備えているHI
    P装置における圧力容器の冷却装置において、 前記圧力容器(1)の外周に備えた筒状の冷却ジャケッ
    ト(9)は、容器軸方向に区画されている複数の分割ジ
    ャケット(9A)(9B)とされており、それぞれの分
    割ジャケット(9A)(9B)には、その下方側に冷却
    水入口(13A)(13B)がありその上方側に冷却水
    出口(14A)(14B)が設けられており、前記分割
    ジャケット(9A)(9B)の上段側冷却水出口(14
    A)と下段側冷却水入口(13B)とを連通する管路(
    15)が備えられ、前記冷却水給排回路(16)はその
    送液管路(17)が最上段の分割ジャケット(9A)の
    冷却水入口(13A)に接続され、その排液管路(18
    )が最下段の分割ジャケット(9B)の冷却水出口(1
    4B)に接続されていることを特徴とするHIP装置に
    おける圧力容器の冷却装置。
  2. (2)分割ジャケット(9A)(9B)(9C)のそれ
    ぞれに通じる冷却水入口および出口の管路(17A)(
    17B)(17C)(18A)(18B)(18C)に
    、測温計(T_2)(T_3)(T_4)(T_5)(
    T_7)(T_8)を設け、最上段の分割ジャケット(
    9A)の送液管路(17A)に絞り弁(19)付の電磁
    切換弁(V_1)を設け、上段側分割ジャケット(9A
    )の排液管路(18A)と下段側分割ジャケット(9B
    )の給液管路(17B)とをオンオフする電磁切換弁(
    V_2)を設け、更に、圧力容器(1)の温度を計測す
    る測温計(T_1)(T_6)(T_9)を設けて分割
    ジャケット(9A)(9B)(9C)の温度差により圧
    力容器(1)の冷却状況を制御管理するようにされてい
    ることを特徴とする請求項(1)記載のHIP装置にお
    ける圧力容器の冷却装置。
  3. (3)容器軸方向端部の開口が嵌脱可能な蓋部材によっ
    て密閉されて内部に高圧室を有する圧力容器と、前記高
    圧室に配置されている加熱要素と、該加熱要素を高圧室
    内で内包している断熱層と、前記高圧室へ圧媒を供給す
    る圧媒供給手段と、冷却水給排回路とを備えているHI
    P装置における圧力容器の冷却装置において、 その内部に冷媒用流路(27A)(27B)(27C)
    をめぐらせかつ容器軸方向に区画されている複数の分割
    ジャケット(9A)(9B)(9C)を有する筒形の冷
    却ジャケット(9)が、前記圧力容器(1)の内面と断
    熱層(5)の外面との間の高圧室(6)に、容器軸方向
    に挿脱自在に内装されて圧力容器(1)の内面と冷却ジ
    ャケット(9)の外面との間に間隙(24)が形成され
    ており、前記冷却ジャケット(9)には前記間隙(24
    )と高圧室(6)とを連通して圧媒を間隙(24)に導
    通するための圧媒通孔(28)が設けられ、更に、前記
    分割ジャケット(9A)(9B)(9C)にそれぞれ独
    立して冷却水を給排する冷却水給排回路(16A)(1
    6B)(16C)が設けられていることを特徴とするH
    IP装置における圧力容器の冷却装置。
JP17895190A 1989-08-05 1990-07-05 Hip装置における圧力容器の冷却装置 Pending JPH04182A (ja)

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