JPH04178128A

JPH04178128A - 超電導電力貯蔵装置

Info

Publication number: JPH04178128A
Application number: JP2302727A
Authority: JP
Inventors: Ichiro Takano; 一郎高野
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-11-09
Filing date: 1990-11-09
Publication date: 1992-06-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本装置は超電導電力貯蔵装置に関するものである。

（従来の技術）従来の超電導電力貯蔵装置では１通常、交直変換装置の
出力端には超電導コイルがすべて直列に配置され、また
、コイルの短絡スイッチも変換装置の出力端にコイルと
並列に配置されただけのものであるため、ブラック・ス
タートが不可能であった。

（発明が解決しようとする課題）超電導電力貯蔵装置の競合技術である電池電力貯蔵装置
やフライホイール発電機による電力貯蔵装置においては
、ブラック・スタートが可能であり、競合技術の比較上
、超電導電力貯蔵装置はブラック・スタートが不可とい
う欠点を有していた。

本発明の目的はブラック・スタートが可能な超電導電力
貯蔵装置を提供することにある。

［発明の構成〕（課題を解決するための手段）交直変換装置の直流出力端に少なくとも２個以上の超電
導コイル及び各コイルごとに、コイル電流の閉ループを
構成するスイッチ、この閉ループを直流・出力端と接続
・切り離しを行うためのスイッチより構成する。

（作　用）上記スイッチのＯＮ、　ＯＦＦによりブラック・スター
トが可能となる。

（実施例）（実施例の構成）図に本発明の実施例を示す。電力系統１は負荷２に電力
を供給しているが、負荷２への電力供給線３に超電導電
力貯蔵装置４が設置されている。

超電導電力貯蔵装置４は交直変換装置５、変換装置５の
出力端６，７に並列に接続される超電導コイル８，９，
１０、各コイルごとに閉ループを構成するスイッチ１１
．１２．１３、及び各コイルを変換器の出力端と接続・
分離するためのスイッチ１４．・・・１９より構成され
ている。

電力系統３の電力貯蔵装置４の設置点２ｏより上流の電
力系統で停電がなく、負荷２に電力が供給されている場
合、電力貯蔵装置４のスイッチ１１゜１２、１３はＯＦ
Ｆ、スイッチ１４〜１９ハＯＮトシ、負荷２に生じる負
荷変動補償や電力系統１の電圧変動補償等、超電導電力
貯蔵装置ｆ４の本来の機能が発揮される。

（実施例の作用）しかるに、今、超電導電力貯蔵装置５の設置点２０より
上流の電力系統が停電した（例えば電力系統３の点２１
で３相開放）場合を考える。この場合、超電導電力貯蔵
装置４より負荷２に電力を供給できるが、超電導コイル
８，９．１０をすべて変換装置５に接続した状態では、
負荷２に系統電圧を供給できず、従って、ブラック・ス
タート（停電時の起動）は８来ない。なぜならば、超電
導コイル９，１０は定電流源であり、変換器ｗ６，７を
流れる定電流が、原理的には、変換装置５を介して負荷
２に流九るため、負荷２の入力端に系統電圧に等しい電
圧が発生する保障はまったくないためである。負荷２の
入力電圧を系統電圧と等しくするには、変換器Ｗ５の出
力端６，７を流れる電流を負荷２の状態に合わせて調整
する必要がある。

本実施例によれば、これは可能で、例えば、出力端６，
７を流れる電流を１／３に低減したい場合、超電導コイ
ル８のみを用い（スイッチ１１：ＯＦＦ、スイッチ１４
．１５　：　ＯＮ）　、他の超電導スイッチ９，１０は
出力端６，７より切り離す。すなわち、スイッチ１２．
１３をＯＦＦからＯＮにした後、スイッチ１６．１７゜
１８、１９をＯＮからＯＦＦとする。超電導スイッチ９
゜ＩＯを流れる電流は、それぞれ、スイッチ１２．１３
を流れ、電流は閉ループを構成する。

電力系統の停電が解除された時点で、超電導コイル９，
１０を変換装置５の出力端６，７に接続する。

以上のスイッチのＯＮ、　ＯＦＦ操作は、変換装置５内
に組み込まれた制御装置を用いて行う。

（実施例の効果）本実施例によ九ば、上述の様にブラック・スタートが可
能となる。従来技術においては、変換装置５の出力端６
，７に流れる直流電流を負荷２の状態に合わせて変化さ
せることが出来ず、従って、ブラック・スタートが不可
能であった。

（他の実施例）超電導コイルの個数は、上記実施例においては３個であ
ったが、負荷２の状態と系統電圧によって決まる。又、
変換装置も本実施例のように１台ではなく、複数台であ
っても構成しうる。

スイッチ１４〜１９の内、少なくとも各コイルに付き１
個（例えば、スイッチ１４．１６．１８のみ）で、本発
明を実施できる。

各コイルの中点を接地する等従来のコイル技術が適用可
能である。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明においては、従来不可能であ
ったブラック・スタートを実現できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例の回路図である。１・・・電力系統　　　　２・・・負荷３・・・系統と
負荷の接続線４・・・超電導電力貯蔵装置５・・・交直変換装置６．７・・・交直変換装置の出力端８．９．１０・・・超電導コイルＩＩ、　２２．１３・・・閉ループ用スイッチ１４、１
９・・・スイッチ２０・・・超電導電力貯蔵装置の設置点２１・・・３相
開放点代理人　弁理士　　則　近　憲　佑

Claims

【特許請求の範囲】

交直変換装置の直流出力端に並列にそれぞれスイッチを
介して接続された複数の超電導コイルと、この各超電導
コイルの両端子間に接続されたスイッチとを備えたこと
を特徴とする超電導電力貯蔵装置。