JPH04177103A - 微小変位測定方法およびその装置 - Google Patents

微小変位測定方法およびその装置

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JPH04177103A
JPH04177103A JP2302546A JP30254690A JPH04177103A JP H04177103 A JPH04177103 A JP H04177103A JP 2302546 A JP2302546 A JP 2302546A JP 30254690 A JP30254690 A JP 30254690A JP H04177103 A JPH04177103 A JP H04177103A
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創一 片桐
Hideji Sugiyama
秀司 杉山
Yoshimitsu Sase
佐瀬 善光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回折格子を用いて物体の微小な変位を測定する
微小変位測定方法およびその装置に関する。
〔従来の技術) 従来より半導体素子の製造にはウェハを順次ステップ移
動させながら縮小投影露光を行うステツバが用いられて
おり、半導体素子はウェハ上の回路パターンとマスク上
の回路パターンを順次重ね合わせて露光することにより
製造される。近年にこの回路パターンはますます微細化
および高密度化されているため、ウェハとマスクはより
高精度にアライメントされる必要があり、これにはまず
ウェハ上の回路パターンの位置を高精度に測定する必要
がある。このための1つの方法として例えば特開昭61
−215905号および特開昭62−27416号公報
に開示されているようなヘテロダイン干渉を用いる方法
が知られている。つぎにこの方法を用いた微小変位測定
装置の一例を第8図により説明する。
第8図は従来の微小変位測定方法およびその装置の一例
を示す概略構成図である。第8図において、1は2波長
直交偏光レーザ、2はハーフミラ−13は偏光ビームス
プリッタ、4a、4bはミラー、5はコリメータレンズ
、6は縮小レンズ、7は回折格子、8a、8bは偏光板
、9a、9bは光検出器、10は検出信号処理部である
この構成で2波長直交偏光レーザ1からは波長が互いに
僅かに異なり偏光方向が互いに直交するコヒーレント光
が出射される。これらの光はハーフミラ−2を透過し、
偏光ビームスプリッタ3により波長λ8、と波長λ2の
光に分離される。これらの光はミラー4aおよびコリメ
ータレンズ5によりそれぞれ光1111.112を進み
、縮小レンズ6によりそれぞれ1次回折角θでかつ平行
ビームで回折格子7に入射する。この回折格子7によっ
て発生する波長λ、の1次回折光と波長λ2の1次回折
光はそれぞれ回折格子7の面に垂直な光路12L 12
2を進む。この光路121122は実質的には同じ光路
であり、ミラー4bにより偏光板8aを介して光検出器
8aによりヘテロダイン干渉信号1、が測定される。こ
のヘテロダイン干渉信号1、は次式で表される。
III=AIICO3((ω1−ωz) t + 4π
ε/P)・・・(1)ここでA、はヘテロダイン干渉信
号I、の振幅、ω1.ω2はそれぞれ波長λ1.λ2の
角周波数、tは時間、Pは回折格子7のピンチ、εは回
折格子7の移動量である。このヘテロダイン干渉信号I
、は回折格子7の移動量εの情報を含んでいるので以下
に測定信号と呼ぶ。ここで回折格子7の移動量εを求め
るには(1)式の測定信号1.の位相から時間項(ω1
−ωz) tを引いてやればよい。
この時間項は別途に基準信号として測定する。
すなわち2波長直交偏光レーザIからハーフミラ−2で
反射された光を偏光板8bを介して光検出器9bで測定
されるヘテロダイン干渉信号!3は、lm=As co
s ((ω+ −ωり t )     ・”(21で
表され、これが基準信号■、となる。ただしA、は基準
信号1.の振幅である。したがって検出信号処理部10
により光検出器9a、9bで検出した+11. +21
式のヘテロダイン干渉信号1.、I。
の位相差を求めれば回折格子7のピッチPから回折格子
7の移動量εが求まる。この方法では光の位相を検出す
るので、合わせマーク像の光強度分布を検出するような
従来方法と比べて照明光の分布や光学系の解像度によら
ず高精度な位置検出を行うことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術はヘテロダイン干渉方法が光の位相を検出
するので、途中の光路の空気の密度によって検出した干
渉信号の位相が誤差を持つ。すなわち第8図の光学系の
中で波長λ1.λ2の光はそれぞれ光路111.112
を通るときに最も離れる。
この時に空気の密度が場所によって異なる場合には屈折
率も異なるので、光路111.112を通った波長λ1
.λ2の光に位相差が生じ、光検出器9aで検出される
ヘテロダイン干渉信号すなわち測定信号1.は次式のよ
うになる。
1、=As+ cos ((ω、−ω2) t + 4
 πt /P+ 7)・・・(3) ここでTは空気の密度分布によって生じる位相差であり
、(2)式の基準信号1.との位相差から回折格子7の
移動量εを求める上での誤差となる。ステッパは温度を
一定に保つため空気の流れのあるチャンバに入れられて
いるが、空気の流れが物体から剥離すると密度の異なる
渦が発生し、これが光路111.112を横切ると測定
誤差が発生する。この誤差は常に再現性よくウェハ上の
回路パターン位置を測定する上での問題となっていた・
本発明はこの従来技術の問題点を解決し、空気の密度分
布の影響が低減できる微小変位測定方法およびその装置
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の微小変位測定方法
およびその装置は波長λ、のコヒーレント光を回折格子
に1次回折角の約172の角度で入射させ、入射側の光
路を逆向きに戻る1次回折光と波長λ2のコヒーレント
光を合成して測定信号を生成し、また入射時に発生する
正反射光と波長λ2のコヒーレント光を合成して基準信
号を生成し、これらの測定信号と基準信号の位相差から
回折格子の変位量を測定するようにしたものである。
〔作用〕
上記の微小変位測定方法およびその装置は生成する測定
信号11および基準信号I0が次式のようになる。
1、=A、cos ((ω+  (dz)t+2ytt
/P+r、)・・・(4) I (1=A6 cos (((!11−ωz) t 
+ r6   −(51ここでγ1.γ。はそれぞれ測
定信号および基準信号を生成する光路の空気の屈折率に
よって生じる位相項である。本方法は測定信号と基準信
号の光路の成す角が従来方法の2つの1次回折光の成す
角の約172となるため、測定信号を生成するための波
長λ、の光路が基準信号を生成するための波長λ1の光
路と接近している。また測定信号を生成するための波長
λ2の光路も基準信号を生成するための波長λ2の光路
と接近している。このため測定信号および基準信号の光
路の空気の屈折率がほぼ等しいと考えられるので、はぼ
γ、=γ。と見なせる。したがって(4)、 (5)式
の位相項の差をとることによって7+、  γ。をキャ
ンセルすることができ、空気の密度分布の影響を受けに
くい微小変位測定が可能となる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を第1図から第7図により説明
する。
第1図は本発明による微小変位測定方法およびその装置
の一実施例を示す概略構成図である。第1図において、
11は直線偏光レーザ、21.22.23はハーフミラ
−124,25はミラー、31.32.33はAO(音
響光学)変調器、41.42は偏光ビームスプリッタ、
43は174波長板、51はコリメータレンズ、52は
ミラー、6は縮小レンズ、7は回折格子、81は偏光板
、91.92は光検出器、100は制御処理回路である
この構成で垂直方向の偏光を持つ直線偏光レーザ11か
ら出射された光はハーフミラ−21,22によって3光
束に分割され、このうちの2光束はAO変調器31.3
2に入射する。このAO変調器3L 32は入射した光
の周波数を制御処理回路100から入力された駆動周波
数f、たけシフトさせる。いま第1の状態として、AO
変調器31をON状態としAO変調器32をOFF状態
とすると、AO変調器31から波長λ1の光LBIが出
射される。この波長λ1の光LBIは偏光ビームスプリ
ッタ41にS偏光で入射するため、はとんどが反射され
て光路130を進み1/4波長板43に入射する。この
174波長板43によって波長λ1の光LBIは円偏光
となり、コリメータレンズ51およびミラー52を介し
て光路141を進み、さらに縮小レンズ6を介して光路
151を進んで、ウェハ上の回折格子7に所定の角度す
なわち1次回折角の約172の角度で入射する。この回
折格子7で発生する1次回折光は元の光路151を戻り
、正反射光は光路152へ進み、再び縮小レンズ6を介
してそれぞれ光路14L 142を戻り、さらにミラー
52およびコリメータレンズ51を介して174波長板
43へ戻る。この174波長板43によりこれらの光は
入射時とは直交する方向の直線偏光に変換され、偏光ビ
ームスブリフタ41にP偏光で入射し、これを透過後に
1次回折光は光路131を進み正反射光は光路132を
進んで、偏光ビームスプリッタ42に入射しこれを透過
する。
一方で直線偏光レーザ11から出射された光のうちハー
フミラ−21を反射しハーフミラ−22を通過した1光
束はAO変調器33へ入射する。このAO変調器33は
周波数f2で駆動されるため先の波長λ1と僅かに異な
る波長λ2の光LB2を出射する。波長λ2の光LB2
はミラー25を介して、ハーフミラ−23およびミラー
24により2光束に分割され、偏光ビームスプリンタ4
2にS偏光で入射し、それぞれ反射されて光路161.
162へ進む。なお波長λ2の光LB2は2分割後に互
に接近した光路を進む。光路16L 162の先の偏光
板81を水平方向に対して45度に傾けて設置すると、
その先の光検出器91では上記の光路131からの波長
λ、の1次回折光とハーフミラ−23からの波長λ2の
光との偏光ビームスプリッタ42を介して生成される偏
光ヘテロダイン干渉信号が測定信号として検出され、光
検出器92では上記の光路132からの波長λ1の正反
射光とミラー24からの波長λ2の光との偏光ビームス
ブリ・ツタ42を介して生成されるヘテロダイン干渉信
号が基準信号として検出される。この光検出器91.9
2の検出したヘテロダイン干渉信号はそれぞれ測定信号
および基準信号として制御処理回路100に送られる。
制御処理回路1ooはこれらの測定信号と基準信号の位
相差を算出して、回折格子7の変位量に換算することに
より、回折格子7の微小変位量を出力する。
第2図(a)、 (b)は第1図の回折格子7の変位お
よび光路151.152を示す詳細図である。ここで第
2図(a)、 (b)により第1図の回折格子7の変位
量εと光検出器91.92の測定信号と基準信号の位相
差Δφとの関係を説明する。まず第2図(a)により光
検出器91の測定信号の位相変化について考察する。
波長λ篇のコヒーレント光が光路151aを進み回折格
子7に対して角度θ′で入射すると、1次回折光は元の
光路151aを戻る。ただし、θ′は次式を満たすもの
とする。
θ・6」−θ        、+6)・ここにPは回
折格子7のピンチ、θは1次回折角である。ここで回折
格子7が変位量εだけ移動した時の回折格子7の位置を
波線で示す。この時の入射光および1次回折光の光路1
51bと元の光路151aとの光路長差は2DCとなる
。ただし、2DC=2gsinθ′=2ελ1/2P=
ελ+/P   ・・・(7) と表すことができ、回折格子7が変位量ε移動した時の
測定信号の位相変化φ1は、 φ1=2πε/P           ・・・(8)
となる。
つぎに第2図(b)により光検出器92の基準信号の位
相変化について考察する。波長λ1のコヒーレント光が
光路151aを進み回折格子7に対して角度θ′で入射
すると、正反射光は反射角θ′で光路152aへ進む。
ここで上記と同様に回折格子7が変位量εだけ移動した
時の回折格子7の位置を破線で表す。この時の入射光路
151bとなり、反射光路152bとなって、移動前後
の光路長差はGE−FE’となる。ところが入射角θ′
と反射角θ′は等しいのでGE−FE’=Oとなる。し
たがって回折格子7が変位量ε移動した時の基準信号の
位相変化φ。もOになる。この結果から上記の測定信号
と基準信号の位相差Δφは、Δφ=φ、−φ。=2πε
/P     ・・・(9)ここで位相の測定レンジは
一2π〈Δφく2πであるので、変位量の測定レンジは
−PくさくPである。従来例の測定レンジは(1)式よ
り−P/2〈ε〈P/2であることから、本発明の実施
例では測定レンジは2倍に広がるという長所がある。
第3図は第1図の回折格子7上の対称なレジスト分布を
示す詳細図である。つぎに合わせマークである回折格子
7の上にレジストが存在する場合の変位量εの測定方法
について説明する。まず第3図に示すように合わせマー
クである回折格子7の上に対称な分布をもつレジスト7
1が存在する場合について考察する。この場合に光検出
器91.92の測定信号と基準信号の位相差Δφ、は、
Δφ、=2πε/ p + a −c       ・
・・αωとなる。ただしa、cはレジスト71による多
重反射によって住じる測定信号と基準信号の位相である
。すなわち回折格子7上にレジスト71が存在する場合
には位相差にa−cのオフセットが加算される。このオ
フセットを除く方法について次に述べる。
上記では第1図において、第1の状態としてAO変調器
31をON状態としAO変調器32をOFF状態とした
。今度は逆に第2の状態としてAO変調器31をOFF
状態としAO変調器32とした場合を考察する。AO変
調器32から射出された波長ハの光LB3は第1図の光
学系の光軸に関して上記のAO変調器31から射出され
た波長λ1の光LBIと対称な光路を進む。すなわち入
射光は光路152から回折格子7に入射し、1次回折光
は光路152を逆向きに戻り、正反射光は光路151を
進む。したがって上記の場合とは逆に光検出器91が基
準信号である波長λ1の正反射′光と波長λ2の光のへ
テロダイン干渉信号を検出し、光検出器92が測定信号
である波長λ、の1次回折光と波長λ2の光のヘテロダ
イン干渉信号を検出する。この場合の測定信号と基準信
号の位相差Δφ、は、Δφ1=−2πε/ P + a
 −c      ・・・αυとなる。したがって(1
0)式と(11)式の差をとれば、Δφ、+Δφb=4
πε/P          ・・・叩となり、オフセ
ットa−Cをキャンセルすることができる。このように
AO変調器31.32の状態を第1の状態から第2の状
態へ時間的に切り替えて、それぞれの測定信号と基準信
号の位相差を求め、さらにこれらの位相差の差を取れば
対称のレジスト71が存在する場合もオフセット誤差の
ない変位量εの測定が実現できる。
第4図は第1図の回折格子7上の非対称なレジスト分布
を示す詳細図である。つぎに第4図のように回折格子7
の上のレジスト72の分布が非対称な場合について考察
する。レジスト72は回転塗布されるので、回折格子7
に対してレジスト72の分布は非対称になることが多い
。例えば回折格子7の凹部の中心線に対して、レジスト
72の凹部の中心線がシフト量δだけシフトした状態と
なる。このような場合にAO変調器31.32の状態が
第1の状態の光検出器91.92による測定信号と基準
信号の位相差Δφ1、および第2の状態の測定信号と基
準信号の位相差Δφ、は、 Δφ、=2πε/ p + e −g        
 ・・・0Δφf =−2πε/P+f−g     
   ・・・(ロ)となる。ただしe、f、gはそれぞ
れ第1の状態の測定信号の位相、第2の状態の測定信号
の位相、基準信号の位相である。ここで上記と同様にα
罎。
a引代の差をとれば、 Δφ、−Δφ、=4πε/P+e−r    ・・・(
2)となる。しかし第4図のようにレジスト72の分布
が非対称な場合にはe#fなので、オフセット誤差e−
fは残ってしまう。
つぎに第5図から第7図により上記のオフセット誤差e
−fを間接的に測定して(5)式に代入することにより
正確な変位置εΦ値を求める方法について説明する。第
4図のようにレジスト72の非対称性が回折格子7の凹
部の中心線に対するレジスト72の凹部の中心線のシフ
ト量δで表せるとする。
このシフト量δに対する上記の第1の状態、第2の状態
の測定信号の位相e、fの値は、例えばジャーナル・オ
ブ・オプティカル・ソサイエティ・〜 オブ・アメリカ・A、第5巻、第8号(1988年)、
第1270頁から第1270頁U、 Opt、 Soc
、 A、、 A、 V。
1.5. No、  8  (1988)、 pp 1
270−1280)に記載されている方法によって計算
することができる。
第5図は第4図のレジスト72のシフト量δと第1の状
態および第2の状態の測定信号の位相e。
fの関係を示す計算例図である。ここに上記の文献の方
法による計算結果の一例を示し、横軸はシフト量δで縦
軸は測定信号の位相e、fを示す。
レジスト72のシフト量δが大きくなると、測定信号の
位相e、fの差は大きくなる。
第6図は第4図のレジスト72のシフト量δと第1の状
態および第2の状態の1次回折光の強度の関係を示す計
算例図である。ここにシフト量δに対する第1の状態の
1次回折光と第2の状態の1次回折光の強度の関係を第
5図と同様に計算した結果の一例を示す。この関係でも
シフト量δが大きくなると、第1の状態の1次回折光と
第2の状態の1次回折光の強度の差は大きくなる。した
がって測定信号の位相eと位相fの差と2つの状態の1
次回折光の強度の差には相関があるので、2つの状態の
1次回折光の強度の差を測定することにより上記のオフ
セット量e−fを間接的に測定することができる。
第7図は第6図および第5図の第1の状態および第2の
状態の1次回折光の強度差Sと2つの状態の測定信号の
位相差であるオフセント誤差e−fの関係を示す計算例
図である。ここに2つの状態の1次回折光の強度の差S
と上記のオフセ・ノド誤差e−fの関係を示し、縦軸は
オフセット誤差e−fで横軸は次式で表される2つの状
態の1次回折光の強度差Sを示す。
S= (1,−Ib )/ (1,+ 11.)   
 −Q6)ただしI、は第1の状態の1次回折光の強度
で、Ibは第2の状態の1次回折光の強度である。1次
回折光の強度■1には第1図において第1の状態の時に
光検出器91で検出されるヘテロダイン干渉信号の振幅
を代入し、1次回折光の強度I、には第2の状態の時に
光検出器92で検出されるヘテロダイン干渉信号の振幅
を代入すればよい。制御処理回路100は1次回折光の
強度1−、Ibから00式により1次回折光の強度差S
を計算し、予め求めた強度差Sとオフセット誤差e−f
の関係からオフセット誤差e−fを計算し、これを05
1式に代入することにより正確な変位量εを算出する。
上記の手順によれば第4図のレジスト72の分布が合わ
せマークである回折格子7に対して非対称になる場合も
正確な変位量εを測定することができる。また2つの1
次回折光の強度差からレジストの非対称性による誤差を
補正する方法に関しては特開平1−242902号公報
にも開示されている。
しかし本発明の実施例によればヘテロダイン干渉信号の
検出と1次回折光の強度の検出を1つの光検出器で行う
ことができるため、上記開示されている従来方法に比べ
て信号処理系簡略化できるという効果がある。
なお本発明は第1図において縮小レンズ6を介さずにコ
リメータレンズ51から直接に回折格子7に波長λ1の
光を入射させることにより、プロキシミティ露光装置や
電子ビーム描画装置の微小変位測定方法および装置に適
用することもできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、回折格子を用いたヘテロダイン干渉信
号の測定信号を生成するための波長λlおよび波長λ2
の光路が基準信号を生成するための波長λ1および波長
λ2の光路とそれぞれ接近しているので、微小変位測定
における空気の密度分布の影響が低減できるという効果
がある。
またAO変調器の切り替えを行うことにより第1の状態
を第2の状態の1次回折光の強度を別々に測定すること
ができ、この測定値からレジスト分布が非対称な場合の
測定変位量を補正することができるので、常に正確な変
位量を測定することができるという効果などがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による微小変位測定方法およびその装置
の一実施例を示す概略構成図、第2図(al、 (bl
は第1図の回折格子の変位および光路を示す詳細図、第
3図は第1図の回折格子上の対称なレジスト分布を示す
詳細図、第4図は第1図の回折格子上の非対称なレジス
ト分布を示す詳細図、第5図は第4図のレジストシフト
量と第1の状態および第2の状態の測定信号の位相の関
係を示す計算例図、第6図は第4図のレジストシフト量
と第1の状態および第2の状態の1次回折光の強度の関
係を示す計算例図、第7図は第6図および第5図の第1
の状態および第2の状態の1次回折光の強度差と2つの
状態の測定信号の位相差の関係を示す計算例図、第8図
は従来の微小変位測定方法およびその装置の一例を示す
概略構成図である。 11・・・直線偏光レーザ、21.22.23・・・ハ
ーフミラ−124,25・・・ミラー、3L 32.3
3・・・AO変調器、41、42・・・偏光ビームスプ
リフタ、43・・・174波長板、51・・・コリメー
タレンズ、52・・・ミラー、6・・・縮小レンズ、7
・・・回折格子、71.72・・・レジスト、81・・
・偏光板、91.92・・・光検出器、100・・・制
御処理回路。 代理人 弁理士  秋  本  正  実第2図 ε (b) 第3図 第4図 72ニレジスト 第5図 Σ トジストシフト量S伊町 第6図 レジ′スト V7)−量よOLM) 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、位置検出すべき物体の上に形成された回折格子に所
    定の角度で第1の波長の光を入射し、このとき発生する
    回折光および正反射光と該波長とは異なる第2の波長の
    光とをそれぞれヘテロダイン干渉させて測定信号および
    基準信号を生成し、この測定信号と基準信号の位相差を
    測定することによって物体の微小変位を測定することを
    特徴とする微小変位測定方法。 2、上記所定の角度は1次回折角のほぼ半分の角度であ
    ることを特徴とする請求項1記載の微小変位測定方法。 3、上記回折格子に上記正反射光の反射方向と逆向きに
    上記第1の波長の光を入射し、このとき発生する第2の
    回折光および第2の正反射光と上記第2の波長の光とを
    それぞれヘテロダイン干渉させて第2の測定信号および
    第2の基準信号を生成し、この第2の測定信号と第2の
    基準信号の第2の位相差を測定することによって、この
    第2の位相差および上記位相差から物体の微小変位を測
    定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    微小変位測定方法。 4、上記位相差と上記第2の位相差の測定は時間的に異
    なることを特徴とする請求項3記載の微小変位測定方法
    。 5、上記測定信号と上記第2の測定信号の振幅の差から
    物体の微小変位測定量を補正することを特徴とする請求
    項3または請求項4記載の微小変位測定方法。 6、物体上に固定された回折格子と、周波数が互いに僅
    かに異なる第1の波長の光と第2の波長の光を発生する
    光源と、上記第1の波長の光を上記回折格子に所定の角
    度で入射させる手段と、上記回折格子から発生する回折
    光と上記第2の波長の光をヘテロダイン干渉させて測定
    信号を生成する手段と、上記回折格子から発生する正反
    射光と上記第2の波長の光をヘテロダイン干渉させて基
    準信号を生成する手段と、上記測定信号と上記基準信号
    の時間変化を検出する光検出手段と、該光検出手段によ
    って検出された上記測定信号と上記基準信号の位相差を
    算出処理して上記物体の変位量に換算する信号処理回路
    とを具備したことを特徴とする微小変位測定装置。 7、上記第1の波長の光を発生する光源の位置を切り替
    える光源位置切り替え手段と、上記光源の位置の切り替
    えを制御する制御回路とを具備することを特徴とする請
    求項6記載の微小変位測定装置。 8、上記所定の角度は1次回折角のほぼ半分の角度であ
    ることを特徴とする請求項6または請求項7記載の微小
    変位測定装置。
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