JPH04175461A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH04175461A JPH04175461A JP30169890A JP30169890A JPH04175461A JP H04175461 A JPH04175461 A JP H04175461A JP 30169890 A JP30169890 A JP 30169890A JP 30169890 A JP30169890 A JP 30169890A JP H04175461 A JPH04175461 A JP H04175461A
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- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims abstract description 27
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 12
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 3
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は燃料噴射弁に係り、特に、エンジンへの燃料の
噴射を行うに適した燃料噴射弁に関する。
噴射を行うに適した燃料噴射弁に関する。
(従来技術)
従来、この種の燃料噴射弁においては、例えば、特開昭
59−206668号公報に示されているように、ピエ
ゾ素子の積層体からなる電歪型アクチエエータを採用し
、この電歪型アクチュエータの軸長変化に応じニードル
状弁体のリフト量を変化させてエンジンへの液体状燃料
の噴射量を調整するようにしたものがある。
59−206668号公報に示されているように、ピエ
ゾ素子の積層体からなる電歪型アクチエエータを採用し
、この電歪型アクチュエータの軸長変化に応じニードル
状弁体のリフト量を変化させてエンジンへの液体状燃料
の噴射量を調整するようにしたものがある。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、このような構成においては、電歪型アクチュエ
ータの軸長変化の長さが大きくとれず、その結果、ニー
ドル状弁体のリフト量の変化も大きくとれないという不
具合がある。また、電歪型アクチユエータには、ピエゾ
素子の駆動のために、高電圧発生回路が必須の構成要件
となるという不具合がある。
ータの軸長変化の長さが大きくとれず、その結果、ニー
ドル状弁体のリフト量の変化も大きくとれないという不
具合がある。また、電歪型アクチユエータには、ピエゾ
素子の駆動のために、高電圧発生回路が必須の構成要件
となるという不具合がある。
そこで、本発明は、このようなことに対処すべく、燃料
噴射弁において、磁歪素子の特性を有効に活用して、上
述の不具合を解消するようにしようとするものである。
噴射弁において、磁歪素子の特性を有効に活用して、上
述の不具合を解消するようにしようとするものである。
(課題を解決するための手段)
上記課題の解決にあたり、本発明は、軸方向先端部に噴
出孔を設けてなる筒状ハウジングと、このハウジング内
に軸方向に摺動可能に嵌装されて同ハウジング内にてそ
の軸方向基端部との間に基端部側中空部を形成すると共
に前記軸方向先端部との間に先端部側中空部を形成する
ピストンと、前記先端部側中空部内に軸方向に摺動可能
に嵌装されて前記ピストンとの間に液体を収容してなる
変圧室を形成するとともに軸方向摺動に応じて前記噴出
孔の開度を調整するニードル状弁体と、前記基端部側中
空部内に同軸的に嵌装されて直流電源からの電圧印加に
より磁界を発生するソレノイドと、前記ハウジングの軸
方向基端部から前記ソレノイドの中空部を通り延出され
て前記磁界に応じ軸長を変化させて前記ピストンへの押
圧力を変化させる磁歪ロッドとを備えて、燃料供給源か
ら前記先端部側中空部内に液体状燃料を圧送したとき、
この燃料の圧力と前記ピストンの摺動に伴い変化する前
記変圧室内の圧力との差に応じて、前記噴出孔から前記
燃料を選択的に噴出させるべく前記弁体を摺動させるよ
うに構成したことにある。
出孔を設けてなる筒状ハウジングと、このハウジング内
に軸方向に摺動可能に嵌装されて同ハウジング内にてそ
の軸方向基端部との間に基端部側中空部を形成すると共
に前記軸方向先端部との間に先端部側中空部を形成する
ピストンと、前記先端部側中空部内に軸方向に摺動可能
に嵌装されて前記ピストンとの間に液体を収容してなる
変圧室を形成するとともに軸方向摺動に応じて前記噴出
孔の開度を調整するニードル状弁体と、前記基端部側中
空部内に同軸的に嵌装されて直流電源からの電圧印加に
より磁界を発生するソレノイドと、前記ハウジングの軸
方向基端部から前記ソレノイドの中空部を通り延出され
て前記磁界に応じ軸長を変化させて前記ピストンへの押
圧力を変化させる磁歪ロッドとを備えて、燃料供給源か
ら前記先端部側中空部内に液体状燃料を圧送したとき、
この燃料の圧力と前記ピストンの摺動に伴い変化する前
記変圧室内の圧力との差に応じて、前記噴出孔から前記
燃料を選択的に噴出させるべく前記弁体を摺動させるよ
うに構成したことにある。
(作用)
このように本発明を構成したことにより、前記ソレノイ
ドが前記直流電源からの電圧印加により磁界を発生する
と、前記磁歪ロッドが同磁界に応じて軸長を変化させて
前記ピストンへの押圧力ヲ変化させる。すると、このピ
ストンが前記押圧力の変化に応じ摺動して前記変圧室内
の圧力を変化させる。このため、前記燃料供給源から前
記ハウジングの先端部側中空部内に圧送される液体状燃
料の圧力と前記ピストンの摺動に伴い変化する前記変圧
室内の圧力との差に応じて前記弁体が前記先端部側中空
部を摺動して前記噴出孔から前記燃料を選択的に噴出さ
せる。
ドが前記直流電源からの電圧印加により磁界を発生する
と、前記磁歪ロッドが同磁界に応じて軸長を変化させて
前記ピストンへの押圧力ヲ変化させる。すると、このピ
ストンが前記押圧力の変化に応じ摺動して前記変圧室内
の圧力を変化させる。このため、前記燃料供給源から前
記ハウジングの先端部側中空部内に圧送される液体状燃
料の圧力と前記ピストンの摺動に伴い変化する前記変圧
室内の圧力との差に応じて前記弁体が前記先端部側中空
部を摺動して前記噴出孔から前記燃料を選択的に噴出さ
せる。
(効果)
このように、磁界に応じて軸長を変化させる磁歪ロッド
の採用により、前記弁体の摺動、即ち前記噴出孔の開度
を調整するようにしたので、前記磁歪ロッド固有の特性
に基づき前記弁体の摺動を大きくとり得ることとなり、
その結果、燃料の噴出量の調整範囲をより一層広くし得
る。また、前記磁歪ロッドの軸長変化に必要な前記ソレ
ノイドへの印加電圧が低いので、電歪型アクチ一エータ
を採用した場合のように高電圧発生回路を必要とするこ
ともない。
の採用により、前記弁体の摺動、即ち前記噴出孔の開度
を調整するようにしたので、前記磁歪ロッド固有の特性
に基づき前記弁体の摺動を大きくとり得ることとなり、
その結果、燃料の噴出量の調整範囲をより一層広くし得
る。また、前記磁歪ロッドの軸長変化に必要な前記ソレ
ノイドへの印加電圧が低いので、電歪型アクチ一エータ
を採用した場合のように高電圧発生回路を必要とするこ
ともない。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第1
図はエンジンの燃料噴射装置に本発明が適用された例を
示している。この燃料噴射装置は、燃料ポンプPを有し
ており、この燃料ポンプPは、燃料タンクT内の液体状
燃料を、燃料フィルタFを通して扱出し、本発明の要部
を構成する燃料噴射弁V内に圧力調整弁(図示しない)
を介し所定圧にて燃料圧送路P1を通し圧送する。
図はエンジンの燃料噴射装置に本発明が適用された例を
示している。この燃料噴射装置は、燃料ポンプPを有し
ており、この燃料ポンプPは、燃料タンクT内の液体状
燃料を、燃料フィルタFを通して扱出し、本発明の要部
を構成する燃料噴射弁V内に圧力調整弁(図示しない)
を介し所定圧にて燃料圧送路P1を通し圧送する。
燃料噴射弁Vは、ハウジングH−を有しており、このハ
ウジングH3は、一対の筒状ハウジング部材10.20
と、筒状ねじ部材30とにより構成されている。しかし
て、ハウジング部材20は、その環状ボス21及び環状
7ランジ22をハウジング部材10の段付内孔11の小
径部118及び大径部11b内にそれぞれ嵌装するよう
にして同ハウジング部材10に同軸的に組付けられて段
付内 。
ウジングH3は、一対の筒状ハウジング部材10.20
と、筒状ねじ部材30とにより構成されている。しかし
て、ハウジング部材20は、その環状ボス21及び環状
7ランジ22をハウジング部材10の段付内孔11の小
径部118及び大径部11b内にそれぞれ嵌装するよう
にして同ハウジング部材10に同軸的に組付けられて段
付内 。
孔11の小径部11a内に円筒状ピストン室12を形成
する。また、ねじ部材30は、ハウジング部材20に同
軸的に嵌装されており、このねじ部材30は、その雄ね
じ部31を、ハウジング部材10の段付内孔11の大径
部に形成した雌ねじ部11cに締着するとともに、開維
ねじ部31の先端を7ランジ22”に当接させるように
して、両ハウジング部材10.20間の離脱を防止して
いる。
する。また、ねじ部材30は、ハウジング部材20に同
軸的に嵌装されており、このねじ部材30は、その雄ね
じ部31を、ハウジング部材10の段付内孔11の大径
部に形成した雌ねじ部11cに締着するとともに、開維
ねじ部31の先端を7ランジ22”に当接させるように
して、両ハウジング部材10.20間の離脱を防止して
いる。
ピストン室12内においては、環板状カラー128が環
状ボス21内に同軸的に嵌装されるとともに、段付環状
部材12bが、その大径部にて、ボス21と段付内孔1
1の小径部11mの底壁との間に同軸的に挟持され、ま
た、その小径部にて、ボス21内に同軸的に嵌装されて
カラー12aを7ランジ22に固定している。段付円柱
状ピストン13は、環状部材12bの中空部内に軸方向
に摺動可能に同軸的に嵌装されており、このピストン1
3は、大気圧室12c及び液圧室12dをピストン室1
2内に区画形成する。また、ピストン13の外周面中央
に形成した環状溝13a内には、0リング13bが両バ
ックアップリング13C913dにより挟持されて嵌装
されており、この0リング13bは大気圧室12cと液
圧室12dとの間の連通を液密的に遮断する。
状ボス21内に同軸的に嵌装されるとともに、段付環状
部材12bが、その大径部にて、ボス21と段付内孔1
1の小径部11mの底壁との間に同軸的に挟持され、ま
た、その小径部にて、ボス21内に同軸的に嵌装されて
カラー12aを7ランジ22に固定している。段付円柱
状ピストン13は、環状部材12bの中空部内に軸方向
に摺動可能に同軸的に嵌装されており、このピストン1
3は、大気圧室12c及び液圧室12dをピストン室1
2内に区画形成する。また、ピストン13の外周面中央
に形成した環状溝13a内には、0リング13bが両バ
ックアップリング13C913dにより挟持されて嵌装
されており、この0リング13bは大気圧室12cと液
圧室12dとの間の連通を液密的に遮断する。
ハウジング部材10の小径筒部14内には、段付円筒状
ホルダ15が、その基部15aをリング16を介し同軸
的に抜止め嵌装されており、このホルダ15の基部15
mは、その端面にて、リング16に環着したノックピン
16mによりノ〜ウジング部材10の小径筒部14の底
壁に固定されている。また、ホルダ15の延出部151
)は、小径筒部14の先端開口を通り外方へ延出してお
り、この延出部15bは、その噴出孔15eにてエンジ
ンへの燃料供給路P2内に開口している。
ホルダ15が、その基部15aをリング16を介し同軸
的に抜止め嵌装されており、このホルダ15の基部15
mは、その端面にて、リング16に環着したノックピン
16mによりノ〜ウジング部材10の小径筒部14の底
壁に固定されている。また、ホルダ15の延出部151
)は、小径筒部14の先端開口を通り外方へ延出してお
り、この延出部15bは、その噴出孔15eにてエンジ
ンへの燃料供給路P2内に開口している。
段付ニードル状弁体17は、ホルダ15内に同軸的に組
付けられているもので、この弁体17の基部17mは、
ホルダ15の段付内孔の大径部lsC内に軸方向に摺動
可能に嵌装され、また、この弁体17の弁体部17t)
は、ホルダ15の段付内孔の小径部15(I内に軸方向
に摺動可能に嵌装され、そのテーパ面17cにて、ホル
ダ15の段付内孔の小径部15dのテーパ状弁座15f
に選択的に着座する。また、弁体17の基部1711は
、その端面にて、リング16の中央部16 b、 及
びハウジング部材10内に形成した段付連通路18を通
し、液圧室12d内に露呈しており、この弁体17の基
部17aの最大外径とホルダ15の段付内孔の大径部1
5cの内径との間の差は数μm以下となっている。また
、弁体17の摺動量の最大値△2 (第1図参照)は、
磁歪ロッド23の収縮長で決まる。
付けられているもので、この弁体17の基部17mは、
ホルダ15の段付内孔の大径部lsC内に軸方向に摺動
可能に嵌装され、また、この弁体17の弁体部17t)
は、ホルダ15の段付内孔の小径部15(I内に軸方向
に摺動可能に嵌装され、そのテーパ面17cにて、ホル
ダ15の段付内孔の小径部15dのテーパ状弁座15f
に選択的に着座する。また、弁体17の基部1711は
、その端面にて、リング16の中央部16 b、 及
びハウジング部材10内に形成した段付連通路18を通
し、液圧室12d内に露呈しており、この弁体17の基
部17aの最大外径とホルダ15の段付内孔の大径部1
5cの内径との間の差は数μm以下となっている。また
、弁体17の摺動量の最大値△2 (第1図参照)は、
磁歪ロッド23の収縮長で決まる。
弁体17のロッド部17(Iの外周面とホルダ15の段
府内孔の小径部15dの内周面との間には環状室15g
が形成されており、この環状室15gは、弁体部17b
の六角状外周面とホルダ15の小径部15dの内周面と
の間の空所を通り、テーパ面17cと小径部15dの内
周面との間の空所内に連通している。また、環状室15
gは、ホルダ15の基部15に穿設した連通路15 h
、 リング16に穿設した連通路16 c、 並び
にハウジング部材lOに穿設した連通路18a及び流入
孔18bを通して燃料圧送路P1内に連通している。
府内孔の小径部15dの内周面との間には環状室15g
が形成されており、この環状室15gは、弁体部17b
の六角状外周面とホルダ15の小径部15dの内周面と
の間の空所を通り、テーパ面17cと小径部15dの内
周面との間の空所内に連通している。また、環状室15
gは、ホルダ15の基部15に穿設した連通路15 h
、 リング16に穿設した連通路16 c、 並び
にハウジング部材lOに穿設した連通路18a及び流入
孔18bを通して燃料圧送路P1内に連通している。
なお、第1図にて、符号19はプラグを示しており、こ
のプラグ19は、ハウジング部材lOに穿設されて液圧
室12d内に連通する段付連通路18Cの大径開口部内
に着脱可能に螺着されている。
のプラグ19は、ハウジング部材lOに穿設されて液圧
室12d内に連通する段付連通路18Cの大径開口部内
に着脱可能に螺着されている。
また、第1図にて、符号19aは圧入プラグを示す。
ハウジング部材20内には、ソレノイド21が同軸的に
嵌装されており、このソレノイド21は、コネクタ22
のコネクタ端子22mを介し、)く・ノテリ等の直流電
源(図示しない)から直流の低電圧を受けて励磁され直
流磁界Hを発生するようになっている。磁歪ロッド23
は、ソレノイド21の中空部内に同軸的に遊嵌されてい
るもので、この磁歪ロッド23の基端部23mは、ノ〜
ウジング部材20の基端部内に同軸的に嵌着した受承部
材24の中央部に圧入により嵌着されている。一方、磁
歪口1ド23の先端部23bは、I〜ウジング部材20
のフランジ22の中央穴22a及びりング12aに同軸
的に遊嵌されて大気圧室12c内に延出しており、この
先端部23bは、その球面状先端面23cにて、ピスト
ン13の大気圧室12C側端面中央に形成した凹所内に
嵌着してなる受承部材13eの球面状受承面13f(先
端面23Cと同一の曲率半径をもつ)に受承されている
。
嵌装されており、このソレノイド21は、コネクタ22
のコネクタ端子22mを介し、)く・ノテリ等の直流電
源(図示しない)から直流の低電圧を受けて励磁され直
流磁界Hを発生するようになっている。磁歪ロッド23
は、ソレノイド21の中空部内に同軸的に遊嵌されてい
るもので、この磁歪ロッド23の基端部23mは、ノ〜
ウジング部材20の基端部内に同軸的に嵌着した受承部
材24の中央部に圧入により嵌着されている。一方、磁
歪口1ド23の先端部23bは、I〜ウジング部材20
のフランジ22の中央穴22a及びりング12aに同軸
的に遊嵌されて大気圧室12c内に延出しており、この
先端部23bは、その球面状先端面23cにて、ピスト
ン13の大気圧室12C側端面中央に形成した凹所内に
嵌着してなる受承部材13eの球面状受承面13f(先
端面23Cと同一の曲率半径をもつ)に受承されている
。
本実施例において、磁歪ロッド23は、ソレノイド21
からの磁界Hの印加を受けて、軸方向に収縮するような
磁歪材料により形成されており、この磁歪材料の収縮率
と磁界Hとの関係は、例えば、第2図に示すごとく、曲
線Sにより特定される。
からの磁界Hの印加を受けて、軸方向に収縮するような
磁歪材料により形成されており、この磁歪材料の収縮率
と磁界Hとの関係は、例えば、第2図に示すごとく、曲
線Sにより特定される。
なお、コネクタ22はハウジング部材2oの基端部に同
軸的に組付けられている。
軸的に組付けられている。
以上のように構成した本実施例において、燃料噴射弁V
の液圧室12d内fこは、次のようにして、予め燃料を
充満させてお(。即ち、燃料噴射弁Vの組付製作終了時
に、適宜な燃料供給源からハウジング部材IOの流入孔
18b内に液体状燃料を圧送させた状態にて、プラグ1
9をハウジング部材lOの段付連通路18cの大径開口
部から一時的に取外し、液圧室12dを、段付連通路1
8cを介し、段付連通路18及びリング16の中央孔1
6bと共に大気に開放する。
の液圧室12d内fこは、次のようにして、予め燃料を
充満させてお(。即ち、燃料噴射弁Vの組付製作終了時
に、適宜な燃料供給源からハウジング部材IOの流入孔
18b内に液体状燃料を圧送させた状態にて、プラグ1
9をハウジング部材lOの段付連通路18cの大径開口
部から一時的に取外し、液圧室12dを、段付連通路1
8cを介し、段付連通路18及びリング16の中央孔1
6bと共に大気に開放する。
すると、上述のように流入孔18b内に圧送されている
燃料が、ハウジング部材1oの連通路18g、 リン
グ16の連通路16c1 及びホルダ15の連通路15
hを通り環状室15g内に流入し、かつ弁体17が、基
部17aにて、環状室15g内への流入燃料の液圧を受
けてリング16の中央孔16bに向けて摺動し弁体部1
7bのテーパ面17cをテーパ状弁座15fから解離さ
せて開成する。また、このとき、噴出孔15eの断面積
が環状室15gの断面積に比べ非常に狭いため、環状室
15g内への流入燃料が、噴出孔15eを通り吐出する
のみならず、弁体17の基部17aの外周とホルダ15
の段付孔内の大径部15cの内周面との間を通り、リン
グ 16の中央孔161)内に流入する。ついで、この
ように中央孔16b内に流入した燃料が、段付連通路1
8及び液圧室12dを通り、段付連通路18cから外部
に流出する。かかる場合、リング16の中央孔16 k
+、 段付連通路18、液圧室12d及び段付連通路
lsC内に存在していた空気が、上述のような段付連通
路18cからの外部への燃料の流出に伴い追い出される
。なお、このような状態にて、プラグ19を再び段付連
通路18cの大径開口部内に螺着しておく。
燃料が、ハウジング部材1oの連通路18g、 リン
グ16の連通路16c1 及びホルダ15の連通路15
hを通り環状室15g内に流入し、かつ弁体17が、基
部17aにて、環状室15g内への流入燃料の液圧を受
けてリング16の中央孔16bに向けて摺動し弁体部1
7bのテーパ面17cをテーパ状弁座15fから解離さ
せて開成する。また、このとき、噴出孔15eの断面積
が環状室15gの断面積に比べ非常に狭いため、環状室
15g内への流入燃料が、噴出孔15eを通り吐出する
のみならず、弁体17の基部17aの外周とホルダ15
の段付孔内の大径部15cの内周面との間を通り、リン
グ 16の中央孔161)内に流入する。ついで、この
ように中央孔16b内に流入した燃料が、段付連通路1
8及び液圧室12dを通り、段付連通路18cから外部
に流出する。かかる場合、リング16の中央孔16 k
+、 段付連通路18、液圧室12d及び段付連通路
lsC内に存在していた空気が、上述のような段付連通
路18cからの外部への燃料の流出に伴い追い出される
。なお、このような状態にて、プラグ19を再び段付連
通路18cの大径開口部内に螺着しておく。
然る後、燃料噴射弁Vを、第1図に示すごとく、燃料圧
送路P1と、燃料供給路P2との間に接続する。そして
、前記直流電源からの直流の低電圧をコネクタ22のコ
ネクタ端子22aを介しソレノイド21に印加するとと
もに、ポンプPを作動させる。しかして、ソレノイド2
1が前記直流電源からの印加電圧により励磁されて磁界
Hを発生すると、磁歪ロッド23が、その軸方向に磁界
Hを受けて、基端部23mを基準として軸方向に収縮し
先端部23bを同収縮方向に変位させる。一方、ポンプ
Pが、燃料タンクT内の燃料を燃料フィルタFを通して
汲出し、同燃料を、前記圧力調整弁を介し所定圧にて燃
料圧送路PIを通し燃料噴射弁Vの流入孔18b内に圧
送する。このため、同流入孔18b内への圧送燃料が、
各連通路18 m。
送路P1と、燃料供給路P2との間に接続する。そして
、前記直流電源からの直流の低電圧をコネクタ22のコ
ネクタ端子22aを介しソレノイド21に印加するとと
もに、ポンプPを作動させる。しかして、ソレノイド2
1が前記直流電源からの印加電圧により励磁されて磁界
Hを発生すると、磁歪ロッド23が、その軸方向に磁界
Hを受けて、基端部23mを基準として軸方向に収縮し
先端部23bを同収縮方向に変位させる。一方、ポンプ
Pが、燃料タンクT内の燃料を燃料フィルタFを通して
汲出し、同燃料を、前記圧力調整弁を介し所定圧にて燃
料圧送路PIを通し燃料噴射弁Vの流入孔18b内に圧
送する。このため、同流入孔18b内への圧送燃料が、
各連通路18 m。
16c’、15hを順次通しホルダ15の環状室15g
内に流入する。
内に流入する。
上述のように磁歪ロフト23の収縮方向にその先端部2
3bが変位すると、ピストン13が、液圧室12d、段
付連通路18及び替ング16の中央孔161)内の各液
圧(以下、液圧Pcという)のために磁歪ロッド23の
先端部231)の変位に伴いこれと一体となって環状部
12b内を軸方向に摺動するとともに液圧Pcが低下す
る。しかして、ホルダ15の環状室15g内の燃料の液
圧(以下、液圧Pfという)とホルダ15のテーパ状弁
座15fの最大断面積As(第1図参照)との積P f
A sが、液圧Peと弁体17の基部17aの最大断面
積An″(第1図参照)との積PeAfよりも大きくな
ったとき、弁体17がホルダ15の断付内孔内をリング
16に向けて軸方向に摺動し弁体部17bを弁座17f
から解離させて開成する。このため、環状室15g内に
圧送される燃料が噴出孔15eを通り前記燃料供給路を
介しエンジン内に噴出する。
3bが変位すると、ピストン13が、液圧室12d、段
付連通路18及び替ング16の中央孔161)内の各液
圧(以下、液圧Pcという)のために磁歪ロッド23の
先端部231)の変位に伴いこれと一体となって環状部
12b内を軸方向に摺動するとともに液圧Pcが低下す
る。しかして、ホルダ15の環状室15g内の燃料の液
圧(以下、液圧Pfという)とホルダ15のテーパ状弁
座15fの最大断面積As(第1図参照)との積P f
A sが、液圧Peと弁体17の基部17aの最大断面
積An″(第1図参照)との積PeAfよりも大きくな
ったとき、弁体17がホルダ15の断付内孔内をリング
16に向けて軸方向に摺動し弁体部17bを弁座17f
から解離させて開成する。このため、環状室15g内に
圧送される燃料が噴出孔15eを通り前記燃料供給路を
介しエンジン内に噴出する。
また、このような噴出状態は、ソレノイド21への電圧
印加に伴う磁歪ロッド23の収縮が継続する限り、維持
される。
印加に伴う磁歪ロッド23の収縮が継続する限り、維持
される。
燃料噴射弁からの燃料の噴出を停止させるとき、コネク
タ22のコネクタ端子22mを前記直流電源から遮断す
れば、ソレノイド21が消磁されて磁界Hを消滅させる
。すると、磁歪ロッド23が、基端23aを基準として
伸張し先端23bによりピストン13の受承部材13e
を液圧室12d内の液圧Pcに抗して押動する。かかる
場合、磁歪ロッド23の先端面23cが受承部材13e
の受承面13fに一様に当接するので、磁歪口、ラド2
3の伸張による受承部材13eに対しての押動が確実に
なされる。従って、液圧Pcが円滑に上昇する。
タ22のコネクタ端子22mを前記直流電源から遮断す
れば、ソレノイド21が消磁されて磁界Hを消滅させる
。すると、磁歪ロッド23が、基端23aを基準として
伸張し先端23bによりピストン13の受承部材13e
を液圧室12d内の液圧Pcに抗して押動する。かかる
場合、磁歪ロッド23の先端面23cが受承部材13e
の受承面13fに一様に当接するので、磁歪口、ラド2
3の伸張による受承部材13eに対しての押動が確実に
なされる。従って、液圧Pcが円滑に上昇する。
しかして、PcAn>PfAsが成立すると、弁体17
が、 (PeAn−PfAs)なる力を受けて摺動し弁
体部17bを弁座15fに着座させて閉成する。このよ
うな閉成状態が継続すると、液圧室12d内の燃料が、
ホルダ15の段付内孔の大径部15cの内周面と弁体1
7の基部17の外周面との間を通り環状室15g内に流
出し、液圧室12d内の液圧が環状室15g内の圧力P
fに向けて低下する。このため、液圧室12d内の液圧
が圧力Pfに等しくなると、弁体部17bの弁座15f
に対する着座状態がそのまま維持される。
が、 (PeAn−PfAs)なる力を受けて摺動し弁
体部17bを弁座15fに着座させて閉成する。このよ
うな閉成状態が継続すると、液圧室12d内の燃料が、
ホルダ15の段付内孔の大径部15cの内周面と弁体1
7の基部17の外周面との間を通り環状室15g内に流
出し、液圧室12d内の液圧が環状室15g内の圧力P
fに向けて低下する。このため、液圧室12d内の液圧
が圧力Pfに等しくなると、弁体部17bの弁座15f
に対する着座状態がそのまま維持される。
以上説明したように、ソレノイド21からの磁界Hに応
じて軸長を変化させる磁歪ロッド23を採用して、この
磁歪ロッド23の軸長変化に伴うピストン13への押圧
力の変化に応じて液圧室12d内の液圧を変化させ、こ
の液圧と環状室15g内の圧力との差の変化に応答して
、弁体17を、噴射孔15eを開閉するように摺動させ
るとともに同開閉状態を維持するようにしたので、磁歪
ロッド23固有の特性に基き弁体17の摺動を大きくと
り得るとともにその摺動状態を維持し得ることとなる。
じて軸長を変化させる磁歪ロッド23を採用して、この
磁歪ロッド23の軸長変化に伴うピストン13への押圧
力の変化に応じて液圧室12d内の液圧を変化させ、こ
の液圧と環状室15g内の圧力との差の変化に応答して
、弁体17を、噴射孔15eを開閉するように摺動させ
るとともに同開閉状態を維持するようにしたので、磁歪
ロッド23固有の特性に基き弁体17の摺動を大きくと
り得るとともにその摺動状態を維持し得ることとなる。
その結果、噴出孔15eからの燃料の噴出量の調整範囲
をより一層大きくし得る。また、磁歪口、ド23の軸長
変化に必要なソレノイド21への印加電圧は、低くてよ
いので、電歪型アクチュエータを採用した場合のように
高電圧発生回路を必要とすることもない。
をより一層大きくし得る。また、磁歪口、ド23の軸長
変化に必要なソレノイド21への印加電圧は、低くてよ
いので、電歪型アクチュエータを採用した場合のように
高電圧発生回路を必要とすることもない。
また、前記実施例においては、磁歪ロッド23が、磁界
Hを受けて収縮する磁歪材料により構成されている例に
ついて説明したが、これに代えて、磁界Hを受けて伸張
する磁歪材料でもって磁歪ロッド23を構成して実施し
てもよい。かかる場合には、燃料噴射弁Vの閉成時に、
ソレノイド21に電圧を印加し、同燃料噴射弁Vの開成
時に、ソレノイド21への電圧印加を停止するようにす
る。
Hを受けて収縮する磁歪材料により構成されている例に
ついて説明したが、これに代えて、磁界Hを受けて伸張
する磁歪材料でもって磁歪ロッド23を構成して実施し
てもよい。かかる場合には、燃料噴射弁Vの閉成時に、
ソレノイド21に電圧を印加し、同燃料噴射弁Vの開成
時に、ソレノイド21への電圧印加を停止するようにす
る。
また、本発明の実施にあたっては、ソレノイド21への
印加電圧の高さを制御する電圧制御回路を採用し、燃料
噴射弁Vの開度をアナログ的に調整するようにしてもよ
い。
印加電圧の高さを制御する電圧制御回路を採用し、燃料
噴射弁Vの開度をアナログ的に調整するようにしてもよ
い。
第1図は本発明を適用した燃料噴射装置の一実施例を示
す要部破断図、及び第2図は第1図の磁歪ロッドの特性
を示すグラフである。 符 号 の 説 明 10.20・・・ハウジング部材、lla・・・ピスト
ン室、 12d・・・液圧室、 13・・・ピストン、
15e ・ ・ ・噴出孔、 17 ・ ・ ・弁
体、21・・・ソレノイド、23・・・磁歪ロフト、H
s・・・ハウジング、P・・・ポンプ、T・・・燃料タ
ンク。
す要部破断図、及び第2図は第1図の磁歪ロッドの特性
を示すグラフである。 符 号 の 説 明 10.20・・・ハウジング部材、lla・・・ピスト
ン室、 12d・・・液圧室、 13・・・ピストン、
15e ・ ・ ・噴出孔、 17 ・ ・ ・弁
体、21・・・ソレノイド、23・・・磁歪ロフト、H
s・・・ハウジング、P・・・ポンプ、T・・・燃料タ
ンク。
Claims (1)
- 軸方向先端部に噴出孔を設けてなる筒状ハウジングと
、このハウジング内に軸方向に摺動可能に嵌装されて同
ハウジング内にてその軸方向基端部との間に基端部側中
空部を形成すると共に前記軸方向先端部との間に先端部
側中空部を形成するピストンと、前記先端部側中空部内
に軸方向に摺動可能に嵌装されて前記ピストンとの間に
液体を収容してなる変圧室を形成するとともに軸方向摺
動に応じて前記噴出孔の開度を調整するニードル状弁体
と、前記基端部側中空部内に同軸的に嵌装されて直流電
源からの電圧印加により磁界を発生するソレノイドと、
前記ハウジングの軸方向基端部から前記ソレノイドの中
空部を通り延出されて前記磁界に応じ軸長を変化させて
前記ピストンへの押圧力を変化させる磁歪ロッドとを備
えて、燃料供給源から前記先端部側中空部内に液体状燃
料を圧送したとき、この燃料の圧力と前記ピストンの摺
動に伴い変化する前記変圧室内の圧力との差に応じて、
前記噴出孔から前記燃料を選択的に噴出させるべく前記
弁体を摺動させるようにした燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30169890A JPH04175461A (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30169890A JPH04175461A (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04175461A true JPH04175461A (ja) | 1992-06-23 |
Family
ID=17900077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30169890A Pending JPH04175461A (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04175461A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100584427B1 (ko) * | 2003-11-07 | 2006-05-26 | 미츠비시덴키 가부시키가이샤 | 연료 분사 밸브 |
US9361603B2 (en) | 1996-12-13 | 2016-06-07 | Good Technology Corporation | System and method for globally and securely accessing unified information in a computer network |
-
1990
- 1990-11-07 JP JP30169890A patent/JPH04175461A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9361603B2 (en) | 1996-12-13 | 2016-06-07 | Good Technology Corporation | System and method for globally and securely accessing unified information in a computer network |
KR100584427B1 (ko) * | 2003-11-07 | 2006-05-26 | 미츠비시덴키 가부시키가이샤 | 연료 분사 밸브 |
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