JPH04173080A - たばこ原料膨化設備の気流乾燥装置 - Google Patents

たばこ原料膨化設備の気流乾燥装置

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JPH04173080A
JPH04173080A JP29987390A JP29987390A JPH04173080A JP H04173080 A JPH04173080 A JP H04173080A JP 29987390 A JP29987390 A JP 29987390A JP 29987390 A JP29987390 A JP 29987390A JP H04173080 A JPH04173080 A JP H04173080A
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常井 武夫
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中根 洋治
Kazuo Arima
有馬 和雄
Katsuhiro Akutsu
阿久津 勝弘
Kazuo Yoshimoto
一男 吉本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たばこ原料を膨化する設備において、炭酸ガ
ス等の膨化助剤を含浸したたばこ原料を高温の蒸気等で
膨脹、乾燥する気流乾燥装置に関する。さらに特定すれ
ば、本発明は高温の蒸気が流通される気流乾燥管から、
たばこ原料に膨化助剤を含浸させる系統内に、蒸気が進
入するのを防止した気流乾燥装置に関する。
[従来の技術] 従来から、たばこ原料に炭酸ガス等の膨化助剤を含浸さ
せた後、このたばこ原料を加熱して炭酸ガスを膨脹させ
、このたばこ原料を膨化することがなされている。
最近では、たばこ原料を連続的に膨化処理する設備が開
発されている。このような設備は、低温、高圧の状態で
炭酸ガスをたばこ原料に連続的に含浸させる含浸機を備
えており、たばこ原料は数段のロータリーフィーダを介
してこの含浸機内に連続的に供給され、含浸されたたば
こ原料は数段のロータリーフィーダで減圧された後、ロ
ータリーバルブを介して気流乾燥装置に送られる。この
気流乾燥装置は、高温の過熱蒸気が循環される気流乾燥
管を備えており、炭酸ガスが含浸されたたばこ原料をこ
の気流乾燥管内に投入することにより、このたばこ原料
を加熱し、膨化および乾燥をなす。
ところで、上記の炭酸ガスを含浸させる系統は低温の状
態に維持されているので、上記の気流乾燥管内の蒸気が
この含浸系統内に侵入すると、この水分が除湿器の負荷
を高め、また除湿能力を超えた場合には、バルブや配管
内で氷結や閉塞を起こす可能性がある。また、たばこ原
料が落下する落下口付近においてたばこ原料を濡らし、
二のたばこ原料の品質を低下させるばかりでなく、この
濡れたたばこ原料が落下口を詰まらせる不具合も生しる
[発明が解決しようとする課題] 本発明は以上の事情に基づいてなされたもので、上記の
気流乾燥管内の蒸気が含浸系統内に侵入するのを確実に
防止することができる気流乾燥装置を提供するものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、含浸系統で膨化助剤が含浸されたたばこ原料
が落下する落下口の下方に排気シュートを設け、この排
気シュート内に受けられたたばこ原料をロータリーバル
ブを介して気流乾燥管内に投入するように構成するとと
もに、この排気シュートの上方を覆う排気フードを設け
、この排気フードに排気口を形成し、この排気口から上
記の排気シュート内を排気するように構成したものであ
る。
[作 用] 上記のロータリーバルブを通って気流乾燥管内の蒸気が
排気シュートに侵入しても、この蒸気は排気口からこの
排気シュートの外に排気される。
したがって、この気流乾燥管内の蒸気が落下口から含浸
系統内に進入することが確実に防止され、この蒸気の結
露によりたばこ原料の品質が低下することが防止される
[実施例] 以下、図を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図ないし第3図は、本発明の第1の実施例を示す。
まず、第1図を参照してこの膨化設備の概略を説明する
。図中の1は膨化設備の主要部である。
すなわち、2は含浸機であって、高圧容器とこの内部に
設けられたスクリューフィーダとから構成されている。
そして、この含浸機2の内部はたとえば一5℃、30 
kg / c−の雰囲気に維持され、またこの内部には
炭酸ガスが供給される。そして、たばこ原料はこの設備
の上部にある投入部、たとえば第1のシュート3に投入
され、第1のロータリーフィーダ4、第2のシュート5
、第2のロータリーフィーダ6を介して上記の含浸機2
に送られる。そして、上記のロータリーフィーダ4.6
を通過する際に2段階で上記の30 kg / cシの
圧力まで昇圧される。
そして、たばこ原料はこの含浸機2内を送られる間に炭
酸ガスが含浸される。そして、この炭酸ガスが含浸され
たたばこ原料は、第3のロータリーフィーダ〕1、第3
のシュート]2、第4のロータリーフィーダ13、第4
のシュート14、ロータリーバルブ15を介して排気シ
ュート16に送られる。なお、上記のロータリーフィー
ダ11゜13、を通過する際に、たばこ原料は2段階で
大気圧まで減圧される。
さらに、このたばこ原料はこの排気シュート16からロ
ータリーバルブ17を介して気流乾燥管18内に送られ
る。この気流乾燥管18内には、たとえば200℃〜3
00℃の蒸気が流通されており、送入されたたばこ原料
は短時間に加熱される。したがって、このたばこ原料中
に含浸された炭酸ガスは、上記の減圧および加熱によっ
て膨脹し、たばこ葉の組織が膨脹して膨化処理がなされ
る。なお、この排気シュート16中に侵入した蒸気はこ
の排気シュート16から排気され、この蒸気か二の膨化
処理系内に進入するのが防止される。
そして、このような膨化設備の投入部、すなわち上記の
第1のシュート3にたばこ原料を搬入する搬入装置20
が設けられている。
この搬入装置20は、風送管21を備えており、この風
送管21の一端部はたばこ原料の投入位置に配置され、
また他端部は上記の膨化段W11の投入部すなわち上部
の第1のシュート3の部分に配置されている。
そして、この風送管21の一端部には、投入機構22が
連通されている。この投入機構22は、投入ホッパ23
と、ニアロッカー24とを備え、この投入ホッパ23内
のたばこ原料はこのニアロッカー24を介して上記の風
送管21の一端部に供給される。
また、この風送管21の一端部には送風機構25が連通
されている。この送風機構25は、この風送管内に搬送
用の空気を供給するものである。
そして、上記の投入機構22から供給されたたばこ原料
は、この送風機構25から送られる空気によって上記の
風送管内を搬送される。
また、この風送管21の他端部には、分離機構26が連
通されている。この分離機構26は、タンゼンシャルセ
バレータ27とニアロッカー28を備えており、搬送用
の空気とともに送られてきたたばこ原料を分離し、上記
のニアロッカー28を介して前記の第1のシュート3内
に供給するものである。
次に、このような膨化設備における本発明の気流乾燥装
置を第2図および第3図を参照して説明する。図中の1
8は気流乾燥管であり、この気流乾燥管内18内には高
温の過熱蒸気が流通される。
そして、膨化設備の含浸系統で炭酸ガス等の膨化助剤が
含浸されたたばこ原料は、投入口32からこの気流乾燥
管18内に投入され、この高温の蒸気と接触して加熱さ
れ、膨化助剤の膨脹により膨化、乾燥される。そして、
この膨化されたたばこ原料はタンゼンシャルセパレータ
33によって蒸気から分離され、分離されたたばこ原料
はロータリーバルブ34を介して次の工程等に送られる
またたばこ原料が分離された蒸気は、サイクロン35に
よってたばこ原料の微粉末が除去された後、ファン37
によってヒータ39に送られて加熱され、上記の気流乾
燥管18に戻される。そして、この蒸気は上記のような
系統内を循環する。なお、41は流量検出器である。
また、この系統内には蒸気供給管38を介して蒸気が供
給される。また、この系統内の蒸気は排気制御弁43を
介して排気ファン44により系統外に排気されるように
構成されている。また、この系統内を循環する過熱蒸気
に含まれる酸素の量を酸素濃度検出器42によって検出
する。そして、この酸素濃度検出器42からの信号に基
づいて上記の排気制御弁43を制御し、この系統内の酸
素と蒸気の割合すなわち空気と蒸気の割合を一定に維持
する。
そして、膨化設備の含浸系統から排出された炭酸ガスを
含浸したたばこ原料は、第3図に示すような排気機構5
0を介して上記の投入口32に供給され、この供給口3
2から気流乾燥管18内に投入される。
この排気機構50は、略円錐状の排気シュート51を備
えている。この排気シュート16(7)T[の排出口5
5は、ロータリーバルブ17を介して上記の投入口32
に連通している。また、この排気シュート16は、落下
口52の下方にこれと同心状に配置されている。この落
下口52には、含浸系統で含浸処理されたたばこ原料が
シュート]4およびロータリーバルブ15を介して供給
され、この落下口52から上記の排気シュート16内に
連続的に落下する。
また、この排気シュート16の上部は排気フード56に
よって覆われている。そして、この排気ンユート〕6の
上縁部と排気フード56との間には吸気口59が形成さ
れ、この排気シュート16内はこの吸気口59を介して
外気と連通されている。また、この排気フード56には
排気口57が形成されている。そして、この排気口57
は排気ファン58に連通している。したがって、この排
気シュート16内のガスはこの排気口57を介して排気
ファン58によって外部に排気され、また同時に吸気口
59から外部の空気がこの排気シュート16内に吸入さ
れるように構成されている。
また、上記の気流乾燥管18の投入口32の近傍には、
静圧調整機構80が設けられている。この静圧調整機構
80は、この投入口32の近傍の気流乾燥管]内を流れ
る蒸気の静圧を所定の圧力に維持するものである。
すなわち、上記の投入口32の上流側にはダンパ板83
が設けられ、このダンパ板83の上流側端部はヒンジ8
4によって回動自在に支承されている。また、上記の投
入口32の下流側近傍には静圧検出器81が配置され、
この投入口32の近傍の静圧を検出する。そして、この
静圧検出器8]からの信号はダンパ制御機構82に送ら
れる。
このダンパ制御機構82は、制御回路、アクチュエータ
等を備え、上記の信号に対応してロット85を介して上
記のダンパ板83を開閉制御してこのダンパ板83の部
分を蒸気か通過する際の圧力降下を制御し、この投入口
32の近傍の静圧を所定の圧力に制御する。この所定の
圧力は、上記の排気シュート51内の静圧、たとえばほ
ぼ大気圧に設定される。
次に、上記の実施例の作用を説明する。
含浸系統で炭酸ガス等を含浸されたたばこ原料は、シュ
ート14、ロータリーバルブ15を介して落下口52に
送られ、この落下口52がら上記の排気シュートユ6内
に落下される。そして、この排気シュート16内に落下
したたばこ原料はさらにロータリーバルブ17を介して
投入口32から気流乾燥管18内に投入される。そし、
て、このたばこ原料はこの気流乾燥管18内で加熱され
、膨化、乾燥がなされる。
上記のロータリーバルブ17は、ロータの隙間等によっ
て多少の漏洩が生じる。したがって、多少の蒸気がこの
ロータリーバルブ17を介して気流乾燥管18内から上
記の排気シュート16内に侵入する。しかし、この排気
シュート16内に侵入した蒸気は、排気口57を介して
排気ファン58によって外部に排気される。よって、こ
の侵入した蒸気がさらにロータリーバルブ15等を介し
て含浸系統内に侵入することが防止される。
また、前記の静圧調整機構80によって、気流乾燥管1
内の投入口32近傍の静圧は常にほぼ排気シュート16
内の静圧と等しい静圧に維持される。したがって、上記
のロータリーバルブ17を介して排気シュート16内に
蒸気が侵入するのを確実に防止することができる。
また、第4図には本発明の第2の実施例の排気機構50
−を示す。
このものは、排気シュート16と落下口52とを水平方
向にずらして配置したものである。そして、上記の落下
口52の下方にはコンベア機構、たとえば振動フィーダ
70が配置されている。この振動フィーダ70は加振機
構72によって振動板71を水平方向に振動させるもの
で、上記の落下口52からこの振動板71の一端部上に
落下したたばこ原料は、この振動によってこの振動板7
1の他端部まて搬送され、上記の排気シュート21内に
落下する。
また、この排気シュート21の上方を覆って排気フード
56が設けられ、この排気フード56には排気口57が
形成され、この排気口57は排気ファン58に連通して
いる。
この第2の実施例の排気機構50′は、排気シュート1
6の排出口55と落下口52とが水平方向にずれている
ので、排出口55から侵入した蒸気は上方に上昇し、そ
のまま排気口57から排気される。よって、この蒸気が
落下口52の部分に到達することがより確実に防止され
、含浸系統内に蒸気が進入するのをより確実に防止でき
る。
なお、本発明は上記の実施例には限定されない。
たとえば、前記の静圧調整機構は必ずしも設ける必要は
なく、排気機構を設けるだけでも含浸系統内への蒸気の
侵入を防止することもできる。
[発明の効果コ 上述の如く本発明は、膨化助剤の含浸されたたばこ原料
が落下する落下口とロータリーバルブとの間に排気ンユ
ートを設け、この排気シュートの上部を覆う排気フード
に形成した排気口から排気シュート内を排気するので、
上記のロータリーバルブを介して排気シュート内に進入
した蒸気を外部に排気することができ、この蒸気か落下
口を介して含浸系統内に侵入するのを防止することがで
きる。したがって、この侵入した蒸気によって含浸系統
の除湿器の負荷を高めたり、この蒸気の氷結によるバル
ブや配管の氷結や閉塞を確実に防止することができ、ま
たたばこ原料が濡れることを防止し、このたばこ原料の
品質の低下等を防止することができる等、その効果は大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はたばこ膨化設備全体の概略図、第2図は本発明
の第1の実施例の気流乾燥装置全体の概略的な図、第3
図は第1の実施例の排気機構の構成を示す図、第4図は
本発明の第2の実施例の排気機構の構成を示す図である
。 16・・・排気シュート、18・・・気流乾燥管、32
・・・投入口、37・・・ファン、50・・・排気機構
、56・・・排気フード、57・・排気口、58・・・
排気ファン、70・・・振動フィーダ(コンベア機構)
、80・・静圧調整機構、81・・・静圧検出器、82
・・・ダンパ制御機構、83・・・ダンパ板、特許出願
人 日本たばこ産業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高温の蒸気が流通される気流乾燥管と、膨化助剤
    が含浸されたたばこ原料を落下させる落下口の下方に配
    置された排気シュートと、この排気シュートの下部の排
    出口と上記の気流乾燥管との間に設けられこの排気シュ
    ートに受けられたたばこ原料を上記の気流乾燥管内に送
    るとともにこの気流乾燥管と排気シュートとの間の流体
    の流れを阻止するロータリーバルブと、上記の排気シュ
    ートの上部を覆う排気フードと、この排気フードに形成
    された排気口と、この排気口を介して上記の排気シュー
    ト内を排気する排気ファンとを具備したことを特徴とす
    るたばこ原料膨化設備の気流乾燥装置。
  2. (2)前記の排気シュートは円錐形をなし、また前記の
    落下口はこの排気シュートの下部の排出口と同心状に配
    置されており、また前記の排気シュートの上縁部と前記
    の排気フードとの間には大気に連通した吸気口が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のたばこ原料膨
    化設備の気流乾燥装置。
  3. (3)前記の落下口と前記の排気シュートとは互いに水
    平方向にずれて配置され、また上記の落下口から落下し
    たたばこ原料を前記排気シュートの上方まで水平に搬送
    してこの排気シュート内に落下させるコンベア機構を備
    えたことを特徴とする請求項1記載のたばこ原料膨化設
    備の気流乾燥装置。
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