JPH04172166A - ろう付け用アルミニューム鋳物部品の製造方法 - Google Patents
ろう付け用アルミニューム鋳物部品の製造方法Info
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- JPH04172166A JPH04172166A JP30303390A JP30303390A JPH04172166A JP H04172166 A JPH04172166 A JP H04172166A JP 30303390 A JP30303390 A JP 30303390A JP 30303390 A JP30303390 A JP 30303390A JP H04172166 A JPH04172166 A JP H04172166A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は主として熱交換器のアルミニューム用鋳物部品
に係り、特に真空炉中で６００℃前後の温度で、アルミ
ニューム部品どうしをろう付けする際にその表面が溶融
しないと共に、量産性に優れたアルミニューム鋳物部品
の製造方法に関する。
に係り、特に真空炉中で６００℃前後の温度で、アルミ
ニューム部品どうしをろう付けする際にその表面が溶融
しないと共に、量産性に優れたアルミニューム鋳物部品
の製造方法に関する。
従来、熱交換器に用いるダイカスト用アルミニューム合
金として広く使用されていたのは、ＡＤＣ１２でありそ
の合金成分は、Ｃｕ１．５〜３．５． Ｓ ｉ９．６
〜１２．０． ＭｇＯ，３以下、ＺｎＯ，１以下、Ｆｅ
１．３以下、ＭｎＯ，５以下、Ｎｉ０．５以下、Ｓｎ０
．３以下、残／ｌであり、その物理的性質は液相線温度
が５９３℃固相線温度が５３８℃であった。これは、熱
交換器の製造で広く用いられているろう材の溶融温度よ
り低温であるため、その鋳物部品を他の部品と一緒に真
空炉に入れると、その表面が溶融してしまう。
金として広く使用されていたのは、ＡＤＣ１２でありそ
の合金成分は、Ｃｕ１．５〜３．５． Ｓ ｉ９．６
〜１２．０． ＭｇＯ，３以下、ＺｎＯ，１以下、Ｆｅ
１．３以下、ＭｎＯ，５以下、Ｎｉ０．５以下、Ｓｎ０
．３以下、残／ｌであり、その物理的性質は液相線温度
が５９３℃固相線温度が５３８℃であった。これは、熱
交換器の製造で広く用いられているろう材の溶融温度よ
り低温であるため、その鋳物部品を他の部品と一緒に真
空炉に入れると、その表面が溶融してしまう。
そこでそれを避けるため、比較的融点が高いアルミニュ
ーム材料を用いると、従来の鋳造条件では十分に精度の
良い鋳物部品を製作することが困難であった。
ーム材料を用いると、従来の鋳造条件では十分に精度の
良い鋳物部品を製作することが困難であった。
そこで本発明はろう付け時に鋳物部品表面が溶融しない
アルミニューム材を用いると共に、その鋳物部品を精度
良く製造することができる製造方法を提供することを目
的とし、その目的達成のために次の構成をとる。
アルミニューム材を用いると共に、その鋳物部品を精度
良く製造することができる製造方法を提供することを目
的とし、その目的達成のために次の構成をとる。
即ち、本鋳物部品の製造方法は、ろう付け温度が６１０
℃以下であるアルミニューム合金製ろう材を用いて、炉
中でアルミニューム鋳物部品と他のアルミニューム部品
とが一体的にろう付けされるものであって、前記鋳物部
品は純アルミニュームやＤＭ２等の、その融点が６２０
℃を越えるアルミニューム材料からなり、次の製造方法
によって製造されるものである。
℃以下であるアルミニューム合金製ろう材を用いて、炉
中でアルミニューム鋳物部品と他のアルミニューム部品
とが一体的にろう付けされるものであって、前記鋳物部
品は純アルミニュームやＤＭ２等の、その融点が６２０
℃を越えるアルミニューム材料からなり、次の製造方法
によって製造されるものである。
溶融されたアルミニューム材のｔｌｋ’ｌＡが７００℃
〜７４０℃であり、その浴湯を鋳型に注入するとき、初
めの注入量の半分程度は、湯口注入速度０．３〜０．６
ｇ＋／ｓとする０次いで、鋳型内を２００Ｔｏｒｒ以下
に真空引きすると共に、残りの４割以上の浴湯は注入速
度を１０ｍ／ｓ〜３０ｗ＋／ｓとする。そして、最終の
少量の湯量を減速して注入したことを特徴とする。
〜７４０℃であり、その浴湯を鋳型に注入するとき、初
めの注入量の半分程度は、湯口注入速度０．３〜０．６
ｇ＋／ｓとする０次いで、鋳型内を２００Ｔｏｒｒ以下
に真空引きすると共に、残りの４割以上の浴湯は注入速
度を１０ｍ／ｓ〜３０ｗ＋／ｓとする。そして、最終の
少量の湯量を減速して注入したことを特徴とする。
従って本製造方法によれば、その湯温を７００℃〜７４
０℃とし、且つ上記の条件で鋳型内に注湯されるもので
あるから、浴湯の流れ性を良好とし、量産性の高い鋳物
部品の製造が可能となる。
０℃とし、且つ上記の条件で鋳型内に注湯されるもので
あるから、浴湯の流れ性を良好とし、量産性の高い鋳物
部品の製造が可能となる。
次に本発明の製造方法の実施例につき説明する。
先ず本方法の第一実施例として、ＤＭ２のアルミニュー
ム合金を用いて鋳物部品を製造する方法は次の通りであ
る。
ム合金を用いて鋳物部品を製造する方法は次の通りであ
る。
このＤＭ２のアルミニューム合金はＦｅ１．０％、Ｍｎ
２．０％、残Ａｊｌ！であり、その液相線温度が６６０
℃で固相線温度が６５５℃である。
２．０％、残Ａｊｌ！であり、その液相線温度が６６０
℃で固相線温度が６５５℃である。
又、このＤＭ２の代わりに純度９９％以上の純アルミニ
ューム材を用いることができる。
ューム材を用いることができる。
この純アルミニューム材の融点は６４３℃〜６６０℃で
ある。従って何れも目的とするろう付け温度６１０℃以
上の融点を有する。このろう付け温度６１０″Ｃは、熱
交換器の少なくとも一方の部品をプレージングシート材
で構成したときのろう付け温度であり、６００℃〜６０
５℃程度のものが用いられている。これはろう流れを良
好とするため、Ｓｉを含むろう材を用いる。
ある。従って何れも目的とするろう付け温度６１０℃以
上の融点を有する。このろう付け温度６１０″Ｃは、熱
交換器の少なくとも一方の部品をプレージングシート材
で構成したときのろう付け温度であり、６００℃〜６０
５℃程度のものが用いられている。これはろう流れを良
好とするため、Ｓｉを含むろう材を用いる。
そこで本実施例の鋳物部品は、その融点が６４０℃〜６
６０℃程度のものが選択される。そして、そのアルミニ
ューム材の湯温を７００℃〜７４０℃とし、その状態で
浴湯を鋳型に注入する。この設定温度は、前記アルミニ
ューム材料の流れ性を良（し、それを鋳型に注入するた
めの必要条件である。この湯温以下では浴湯の流れ性が
悪くなると共に、上限以上では品質の安定性に欠ける欠
点がある。そして、シリンダー内の浴湯をピストンによ
り鋳型内に注入するさい、初めの注入量の半分程度は、
湯口注入速度を０．３〜０．６ｍ／ｓとし、量産性を向
上させるものとする。
６０℃程度のものが選択される。そして、そのアルミニ
ューム材の湯温を７００℃〜７４０℃とし、その状態で
浴湯を鋳型に注入する。この設定温度は、前記アルミニ
ューム材料の流れ性を良（し、それを鋳型に注入するた
めの必要条件である。この湯温以下では浴湯の流れ性が
悪くなると共に、上限以上では品質の安定性に欠ける欠
点がある。そして、シリンダー内の浴湯をピストンによ
り鋳型内に注入するさい、初めの注入量の半分程度は、
湯口注入速度を０．３〜０．６ｍ／ｓとし、量産性を向
上させるものとする。
この注入速度は前記湯温の範囲では無理なく注入が可能
である。
である。
次いで、鋳型内を６０Ｔｏｒｒ〜２００Ｔｏｒｒ程度に
真空引きすることにより、鋳物中の不純ガス成分を放出
する。それと共に、浴湯の注入速度を増速し１０ｗ／ｓ
〜３０−八とする。この注入速度を越えると、上記条件
の基では鋳型の隅々まで浴湯が行き渡らない虞がある。
真空引きすることにより、鋳物中の不純ガス成分を放出
する。それと共に、浴湯の注入速度を増速し１０ｗ／ｓ
〜３０−八とする。この注入速度を越えると、上記条件
の基では鋳型の隅々まで浴湯が行き渡らない虞がある。
又、下限の注入速度以下では量産性に欠ける欠点がある
。そして、最終の少量の湯量を減速し鋳型内の隅々まで
浴湯を注入するものである。
。そして、最終の少量の湯量を減速し鋳型内の隅々まで
浴湯を注入するものである。
この状態を示したのが図面であり、シリンダ１内に注入
された浴湯はピストン２によりそのストロークの半分程
度まで低速で金型３のキャビティ４内に注入される。そ
して、残りの半分近くが高速で注入されるが、それに先
だちキャビティ内は真空ポンプ５により真空引きされる
。
された浴湯はピストン２によりそのストロークの半分程
度まで低速で金型３のキャビティ４内に注入される。そ
して、残りの半分近くが高速で注入されるが、それに先
だちキャビティ内は真空ポンプ５により真空引きされる
。
そして、最後の残量分が減速されて注入されると共に、
ピストンを押圧することにより保圧された金型３に冷却
に伴う浴湯の収縮分が再注入される。
ピストンを押圧することにより保圧された金型３に冷却
に伴う浴湯の収縮分が再注入される。
本発明の製造方法によるアルミニューム鋳物部品は、そ
の鋳造条件を湯温７００℃〜７４０℃とし従来のアルミ
鋳物合金注入時に比べて２００℃程度高温であるため、
浴湯の流れ性が良く、純アルミニュームやＤＭ２等の比
較的融点が高い材料を使用しても十分に鋳型内に浴湯を
隅々にまで注入することができる。そして、炉中でその
鋳物と他のアルミニューム部品とを一体的にろう付けす
る場合において、本製造方法による鋳物部品は、その表
面が溶融することなく、体裁が良く且つ精度の高いアル
ミニューム製品を提供し得る。
の鋳造条件を湯温７００℃〜７４０℃とし従来のアルミ
鋳物合金注入時に比べて２００℃程度高温であるため、
浴湯の流れ性が良く、純アルミニュームやＤＭ２等の比
較的融点が高い材料を使用しても十分に鋳型内に浴湯を
隅々にまで注入することができる。そして、炉中でその
鋳物と他のアルミニューム部品とを一体的にろう付けす
る場合において、本製造方法による鋳物部品は、その表
面が溶融することなく、体裁が良く且つ精度の高いアル
ミニューム製品を提供し得る。
又、浴湯を鋳型に注入する時、初めの注入量の半分程度
はその注入速度を０．３〜０．６＋ｎ／ｓの低速とし、
次いで鋳型内を２００Ｔｏｒｒ以下に真空引きすると共
に、残りの４割以上の浴湯の注入速度を１０＋ａ／ｓ〜
３０＋Ｉｌ／ｓの高速とするから、量産性が良く、且つ
精度の良い鋳物部品を提供し得る。
はその注入速度を０．３〜０．６＋ｎ／ｓの低速とし、
次いで鋳型内を２００Ｔｏｒｒ以下に真空引きすると共
に、残りの４割以上の浴湯の注入速度を１０＋ａ／ｓ〜
３０＋Ｉｌ／ｓの高速とするから、量産性が良く、且つ
精度の良い鋳物部品を提供し得る。
図面は本製造方法の説明図である。
１・・・シリンダ ２・・・ピストン３・・・金
型 ４・・・キャビティ５・・・真空ポンプ 代理人 弁理士 窪１） 卓美
型 ４・・・キャビティ５・・・真空ポンプ 代理人 弁理士 窪１） 卓美
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ろう付け温度が６１０℃以下であるアルミニューム合
金製ろう材を用いて、ろ中でアルミニューム鋳物部品と
他のアルミニューム部品とが一体的にろう付け固定され
るものであって、前記鋳物部品は、純アルミニュームや
ＤＭ２等のその融点が６２０℃を越えるアルミニューム
材料からなり、次の製造方法により鋳造されるもの。 溶融されたアルミニューム材の湯温を７００℃〜７４０
℃とし、その浴湯を鋳型に注入するとき、初めの注入量
の半分程度は湯口注入速度を０．３〜０．６ｍ／ｓとし
、次いで鋳型内を２００Ｔｏｒｒ以下に真空引きすると
共に、残りの４割以上の浴湯は前記注入速度を１０ｍ／
ｓ〜３０ｍ／ｓとし、最終の少量の湯量を減速して注入
したことを特徴とする。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30303390A JP2939517B2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | ろう付け用アルミニューム鋳物部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30303390A JP2939517B2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | ろう付け用アルミニューム鋳物部品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04172166A true JPH04172166A (ja) | 1992-06-19 |
| JP2939517B2 JP2939517B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=17916122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30303390A Expired - Fee Related JP2939517B2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-07 | ろう付け用アルミニューム鋳物部品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2939517B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6352099B1 (en) | 1998-08-10 | 2002-03-05 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Aluminum alloy die casting method |
| CN104874772A (zh) * | 2015-05-20 | 2015-09-02 | 柳州市百田机械有限公司 | 高致密性压铸铝合金的制备方法 |
-
1990
- 1990-11-07 JP JP30303390A patent/JP2939517B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6352099B1 (en) | 1998-08-10 | 2002-03-05 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Aluminum alloy die casting method |
| CN104874772A (zh) * | 2015-05-20 | 2015-09-02 | 柳州市百田机械有限公司 | 高致密性压铸铝合金的制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2939517B2 (ja) | 1999-08-25 |
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