JPH04171655A - 電子システムの電源収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は電子システムの電源収納装置に関するもので
あり、たとえば、情報の人力部、処理部１表示部及び記
憶部からなり、該記憶部に記憶した情報を保護するため
複数の電池を収納する電池収納部を有する電子手帳の該
電池収納部に関するものである。

［従来の技術］ 第８図は従来の電子手帳を示す外観図で、（２）は電池
収納部、　（３］、）、　（３２）は電池収納部（２）
の電池蓋である。第９図は第８図のＢ−Ｈの断面図で、
（４）は第１の電池、（５）は第２の電池、（６）は第
１．第２の電池に共通のマイナス（−）側の電極、　（
７）　（８）は第１．第２の電池各々用のプラス（＋）
側の電極である。

第１Ｏ図は前記電子手帳の内部回路のブロック図であり
、　（２３）は信号の処理回路、　（２４）は該処理回
路での結果を記憶する記憶回路、　（２５１は処理回路
（２３）や記憶回路（２４）に電力を供給する電源制御
回路である。

次に動作について説明する。電子手帳（１）を操作して
いる途中で、第１の電池（４）、又は第２の電池（５）
の交換が必要になった時、電池蓋（３１）（３２）を取
り外して電池収納部（２）を開放して行う。

周知の電子手帳（１）のブロック図の一例は第１０図の
通りで、第１の電池（４）の電力は処理回路（２３）と
記憶回路（２４）に供給され、第２の電池（５）の電力
は記憶回路（２４）のみに供給されている。

したがって、第１の電池（４）、又は第２の電池（５）
を交換するに際し、前記記憶回路（２４）の記憶内容を
破壊しないように行うには、第１の電池（４）が存在す
ることを確認してから第２の電池（５）の交換を行う必
要がある。あるいは、他方。

第２の電池（５）の存在を確認してから第１の電池（４
）の交換を行う必要がある。

このようにすれば、第１の電池（４）、又は第２の電池
（５）を交換の間もずっと該記憶回路（２４）に電力が
供給され続けられるので記憶内容が保護される。これに
鑑み、一般的には使用者がこの手順を誤らないように取
り扱い説明書に明記して運用されている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の電子手帳は以上のように構成されているので、記
憶回路（２４）の記憶内容を破壊しないように行うには
、第１の電池（４）が存在することを確認してから第２
の電池（５）の交換を行い、他方第２の電池（５）の存
在を確認してから第１の電池（４）の交換を行う必要が
あるにも拘らず、ついうつかり両方同時に取り外して交
換してしまう危険がある。勿論、該電子手帳の取り扱い
説明書には、上記のような誤りをしないように通常明記
されてはいるものの、特に電池が消耗気味で画面が薄く
なって来た時など、慌てるあまり誤って両方同時に取り
外して交換しがちである。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、どんなに慌てていても、どんなに誤っても、
記憶回路の記憶内容を破壊しないように電池の交換を行
うことのできる電子システムの電源収納装置を得ること
を目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係わる電子システムの電源収納装置は、電源
を複数個収納する収納部と、収納部の蓋と、蓋を開放す
る蓋開放手段を設け、普段は複数の電池を押下するよう
に働き９反対に該電池が存在しないときには該電池は存
在した位置まで突出して、蓋の開放を禁止するバネ性機
構を蓋開放禁止手段として設けたものである。

［作用］ この発明における電子システムの電源収納装置は、蓋開
放禁止手段を設けたことにより１例えば二つの電池で作
動するものであり該電池の交換に際して電池蓋を該電池
の配列方向にスライド式にしたものであれば、−度には
どちらか一つしか取り外すこと出来ない。しかも、どち
らか一つの電池が取り外されている状態では該電池蓋は
、電池が取り外されている方向にはスライドできないの
で、もう一つの電池を取り外すこと出来ない。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図は本発明による電子手帳の外観図で。

（２）は電池収納部である。

第２図は第１図Ａ−Ａの断面図であって、（３）は第１
．第２の電池（４）　　（５）を押えている該電池の配
列方向にスライドする電池蓋。（９）は電池収納部（２
）の第一の壁面、　（１０）は電池収納部（２）の第二
の壁面、更に（１１）は前記電池蓋（３）を左方向にス
ライドしたときの左停止壁、同様に（１２）は前記電池
蓋（３）を右方向にスライドしたときの右停止壁である
。

第３図は前記本発明の電池蓋（３）の拡大図であり、　
　（１３ａ）　　（１３ｂ）は該第１．第２の電池（４
１（５）が収納されているときには点線の位置まで圧縮
され、収納されていないときには実線の位置まで伸張す
る該電池蓋（３）の下方向の両端に固定されたバネ性機
構である。

本発明の動作番°こついて説明する。第２図は第１図Ａ
−Ａの断面図で本発明による電子手帳（１）の使用時に
おける電池収納部（２）の各部の状態を示　。

している。

まず、第４図において電池（４）　（５）の交換が正し
く行われる場合について説明する。第４図（ａ）は第２
図同様電池（４）　　（５）の交換前の状態図で電池蓋
（３）は電池収納部（２）のほぼ中央部に位置している
。この状態から前記電池蓋（３）を左停止壁（１１）に
当たるまでスライドさせる時、バネ性機構（１３ａ）は
第１の電池（４）が存在するのでその上面を滑りながら
第１の壁（９）も越えて行く。この状態で第２の電池（
５）を交換する（第４図（ｂ））。

次に前記電池蓋（３）を右停止壁（１２）に当たるまで
スライドさせる時、バネ性機構（１，３ｂ　）は第２の
電池（５）が存在するのでその上面を滑りながら第２の
壁（１０）も越えて行く。この状態で第１の電池（４）
を交換する（第４図（Ｃ））。以上、該第１゜第２の電
池（４）　（５）の交換が終了したところで。

前記電池蓋（３）を電池収納部（２）のほぼ中央部まで
スライドさせると電池交換前の第４図（ａ）の状態に戻
ることができる。

続いて、第５図において電池（４）　（５）の交換が誤
って行われようとする場合について説明する。

第５図ｆａ）は、前記同様電池（４）　（５）の交換前
の状態図で、電池蓋（３）は電池収納部（２）のほぼ中
央部に位置している。始めに該電池蓋（３）を右停止壁
（１２）に当たるまでスライドさせる時、バネ性機構（
１３ｂ）は第２の電池（５）が存在するのでその上面を
滑りながら第２の壁（１０）も越えて行（。

この状態で第１の電池（４）を取り外す（第５図（ｂ）
）。誤って前記第１の電池（４）を取り外したままで、
第２の電池（５）を交換するため該電池蓋（３）を左停
止壁（１１）に当たるまでスライドさせようとすると、
バネ性機構（１３ａ）が第３図の実線で示す通り下方向
に伸張しているので第１の壁（９）に突き当たってそれ
以上スライドできない。しかるに、第２の電池（５）を
交換することができない（第５図（Ｃ））。

反対に、電池（４）　　（５）の交換前の状態から電池
蓋（３）を左停止壁（１１）に当たるまでスライドさせ
る時、バネ性機構（１３ａ）は第１の電池（４）が存在
するのでその上面を滑りながら第１の壁（９）も越えて
行く。この状態で第２の電池（５）を取り外す（第５図
（ｄ））。誤って前記第２の電池（５）を取り外したま
まで、第１の電池（４）を交換するため該電池蓋（３）
を右停止壁（１２）に当たるまでスライドさせようとす
ると、バネ性機構（１３ｂ）が第３図の実線で示す通り
下方向に伸張しているので第２の壁（１０）に突き当た
ってそれ以上スライドできない。しかるに、第１の電池
（４）を交換することができない（第５図（ｅ））。

以上説明した通り２本発明による電池蓋（３）を備えた
電子手帳では、一つづつの電池交換はできるものの同時
に二つの電池を取り外すことはできないことになる。

なお、上記実施例では電子手帳を動作させるための電池
の数が二つのものについて説明したが。

第６図、第７図に示すように電池の数が三つ以上のもの
についても上記実施例と同様の効果を奏する。

以上のように、この実施例では、情報の入力部、処理部
１表示部及び記憶部からなり該記憶部に記憶した情報を
保護するための、複数の電池を収納する電池収納部を有
する電子手帳において。

普段は前記電池を押下するように９反対に該電池が存在
しないときには該電池が存在したときの上面位置より下
方向位置まで突出するバネ性機構を該電池収納部のスラ
イド式電池蓋の両端に設けたことを特徴とする電子手帳
を説明した。

なお、複数の電池を装着する機器の該電池の交換に際し
、常に何れかは存在するように注意を促すこの種の先行
技術には、実開昭６０−１８９９５１　。

実開昭６１−２０４３５５　、実開昭６２−４３４６６
、実開昭６２−９８１５２．実開昭６４−１９２５６等
がある。

しかし、これらは、何れも一方の電池が取り外されてい
る状態で、誤って電池押えや着順をスライド可能な構造
になっている。すなわち、万が−でも交換手順を誤った
時に全ての電池が取り外される状態が発生しないように
なっていない。本発明では、他の電池が取り外されてい
る時は、残る電池の上に被さっている蓋がスライド出来
ない構造になっている点が、上記各先行技術の何れとも
大きく異なる構成である。

これら、先行技術の各技術について述べるならば以下の
とおりである。（なお、以下の引用番号は、各明細書の
番号を用いている。） ［１］実開昭６４−１９２５６ （ｌＯ） 電子機器の電池収納機構 第１の実施例（図１１図２）において、一方の電池（１
１）を取り外したそのままで、電池押え片（２）を回転
させると、もう一方の電池（１０）も取り外すことが可
能になってしまい、誤って全ての電池が取り外される状
態が発生し得る。

第２の実施例（図５１図６）、第３の実施例（図７１図
８）においても同様である。図３゜図４１図９は本発明
の範囲外である。

［２１実開昭６１−２０４３５５ 小型電子機器の電池収納機構 第５図において、一方の電池（１４）を取り外したその
ままで、支持板（１７）を電池（１４）の元あった位置
までスライドさせると、もう一方の電池（１５）も取り
外すことが可能になってしまい、誤って全ての電池が取
り外される状態が発生し得る。

［３１実開昭６２−４３４６６ 小型携帯機器の電池固定構造 第１図において、はじめにネジ（５）を外し。

次ぎに一方の電池（１）を取り外したそのままで、ネジ
（６）を外して、もう一方の電池（２）も取り外すこと
が可能になってしまい、誤って全ての電池が取り外され
る状態が発生し得る。

この実用新案出願公開の一大特徴である電池規制レバー
（８）は電池の取り付は有無に係わらず回転できるので
、前述ネジ（５）およびネジ（６）は取り外しが出来て
しまう。

［４１実開昭６２−９８１５２ 電子機器 第３図において２元電池（Ａ）が実装されていた電池カ
ートリッジ（１ａ）を交換するために、交換用電池カー
トリッジ（ｌｂ）を挿入しようとするとき不注意に新ら
しい電池（Ａ）を実装しないまま挿入することが可能な
構造であり、全ての電池が取り外される状態が発生し得
る。また電池を交換しようとして、細長い形状のもので
電池カートリッジ（ｌａ）を押し込んで本体（１７）か
ら飛び出させても全ての電池が取り外される状態が発生
し得る。

［５］実開昭６０−１８９９５１ 電卓の電池ホルダー 本実用新案出願公開の構造が最も今回の発明に近いもの
である。

しかし、第３図において、一方の電池挿入部（２）内の
電池を取り外したそのままで、蓋（ｌＯ）を一方の電池
挿入部（２）位置までスライドさせると、もう一方の電
池挿入部（３）内の電池も取り外すことが可能になって
しまい、誤って全ての電池が取り外される状態が発生し
得る。しかるに、今回の発明と異なり一方の電池挿入部
（２）に新しい電池の実装有無に係わらず蓋（ｌＯ）が
自由にスライド出来てしまうからである。この部分大き
く異なる点である。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、蓋開放禁止手段を設
けることにより同時に総ての電池を取り外すことはでき
ないようにしたので、記憶回路の記憶内容を破壊しない
ように電池の交換を行うことのできる電子システムの電
源収納装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電子手帳の外観図。 第２図は第１図Ａ−Ａの断面図。 第３図は前記本発明の電池蓋（３）の拡大図。 第４図は第１．第２の電池（４）（５）の交換が正しく
行われるときの説明図。 第５図は第１．第２の電池（４）　［５）の交換が誤っ
て行われようとしたときの説明図。 第６図、第７図は、電池が３個、４個あるときの実施例
図。 第８図は従来の電子手帳を示す外観図。 第９図は第８図のＢ−Ｂの断面図。 第１０図は前記電子手帳の内部回路のブロック図。 尚１図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 （２）は電池収納部。 （３）は電池蓋。 （４）は第１の電池。 （５）は第２の電池。 （９）は第一の壁面。 （１０）は第二の壁面。 （１１）は左停止壁。 （］２）は右停止壁。 （１３ａ）はバネ性機構。 （１３ｂｌはバネ性機構。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）以下の要素を有する電子システムの電源収納装置 （ａ）電子システムに電力を供給する電源を複数個収納
   できる収納部、 （ｂ）収納部をおおい電源を配置するための蓋、 （ｃ）上記蓋を動かして収納部を開放し収納部から電源
   を交換可能にする蓋開放手段、 （ｄ）ひとつの電源も収納部に残らなくなる状態を検出
   して、上記蓋開放手段による蓋の開放を禁止する蓋開放
   禁止手段。