JPH0417086Y2 - - Google Patents

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JPH0417086Y2
JPH0417086Y2 JP1988102138U JP10213888U JPH0417086Y2 JP H0417086 Y2 JPH0417086 Y2 JP H0417086Y2 JP 1988102138 U JP1988102138 U JP 1988102138U JP 10213888 U JP10213888 U JP 10213888U JP H0417086 Y2 JPH0417086 Y2 JP H0417086Y2
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lid
bowl
plastic
wall
plastic bowl
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、蓋付きプラスチツク製椀に関する。
さらに詳しくは、多量の蓋付き椀を使用する病
院、老人ホーム等において、調理人などが片手で
確実に持つことのできる蓋付きプラスチツク製椀
に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 従来よりプラスチツク製蓋付き椀は広く使用さ
れている。
しかし、従来のプラスチツク製蓋付き椀は、片
手で取り扱うことが極めて困難であるという問題
点がある。
この問題点を具体的に説明すると、たとえば、
病院、老人ホームなどの多量の椀物の料理を取り
扱う食堂において調理人などは、短時間に、多量
の蓋付き椀を取り扱う必要があり、片手で蓋付き
椀を持つことができると好都合である。
しかし、調理人などが片手で、従来のプラスチ
ツク製椀の蓋部の端と椀部の底とを押さえるよう
にして持つと、蓋部が陥没あるいはひつくり返る
ことにより、内容物がこぼれたりあるいは、持つ
ている人の指が椀内の内容物に入つてしまうとい
う不都合があつた。よつて、従来のプラスチツク
製蓋付き椀は、片手での確実な取り扱いが困難で
あり、両手で取り扱う必要があつた。
したがつて、近年、蓋部が椀部の内側に陥没あ
るいはひつくり返らない、片手で確実に取り扱う
ことのできるプラスチツク製蓋付き椀が要望され
ている。
本考案者らは、前記課題を解決するために、上
方から前記蓋部に力を加えた場合に、この蓋部が
椀部に陥没あるいはひつくり返ることを防止する
目的で、椀部の内面に段差を設けることに着目し
て段差を設けた。ところが、蓋部の安定性は余り
向上せず、上方から蓋部に力を強く加えるとこの
蓋部はこの段差部から脱落し、陥没あるいはひつ
くり返つてしまつた。
そこで、本考案者らは、この蓋部が陥没あるい
はひつくり返る原因を追求してところ、前記の蓋
部に力を加えた部分の反対側における蓋部の端部
が容易に上方に跳ね上がつてしまうためであるこ
とを見いだした。
すなわち、蓋部の端部に上方から力を強く加え
ると蓋部が容易に前記の段差から脱落してしまう
のと同時に、この蓋部の端部と反対側の端部が、
椀部の内壁に引つかかることなく跳ね上がつてし
まう。よつて、蓋部が陥没あるいはひつくり返つ
てしまうのだ。
本考案は、前記知見に基づいて完成されたもの
であり、片手で確実に持つことのできるプラスチ
ツク製蓋付き椀を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するための本考案は、椀部の内
壁から張り出した平面または曲面状の段差を有す
るプラスチツク製椀部と、プラスチツク製蓋を前
記プラスチツク製椀部に嵌合させたときに、前記
段差部の角で形成される直径と同じかわずかに大
きな直径を有する最低部、および、前記プラスチ
ツク製椀部の前記段差よりも上方に位置する内壁
に対してわずかの間隙を有してこの内壁に向かい
合う最大外周縁面を有するプラスチツク製蓋部と
を備えることを特徴とするプラスチツク製蓋付き
椀と前記段差部分に密着防止用凸部分を3個以上
設けてなるプラスチツク製蓋付き椀を提供するも
のである。
本考案のプラスチツク製蓋付き椀は、プラスチ
ツク製椀部とプラスチツク製蓋部とからなる。
前記のプラスチツク製椀部は、この椀部の内壁
から張り出した平面状または曲面状の段差を有す
る。
この段差としては、蓋部を椀部に嵌合したとき
に蓋部を保持するものであればその大きさや形状
を問わない。
具体的には、前記段差としては、椀部の内壁か
ら0.1〜2mm、更に好ましくは0.2〜1mmの長さを
もつて張り出し、その形状は平面状あるいは曲面
状をなす。
前記プラスチツク製蓋部は、前記段差部の角で
形成される直径と同じかわずかに大きな直径を有
する最低部、および、前記プラスチツク製椀部の
前記段差よりも上方に位置する内壁に対してわず
かの間隙を有してこの内壁に向かい合う最大外周
縁面を有する。
前記の最低部の形状としては、蓋部と椀部との
接触が点接触になるような形状のものが好適であ
る。たとえば、この最低点における縦断面が曲面
状や逆三角形の頂点の形状を有するものを好適に
挙げることができる。
本考案における密着防止用凸部としては、蓋部
を椀部の段差部に設置したときに、蓋部と段差部
との間にわずかな間隙を設けることのできる機能
を有するものであればその大きさや形状を問わず
に設けることができる。
前記構成を有する本考案のプラスチツク製椀
は、片手で、プラスチツク製椀の蓋部の端部と椀
部の底部とを押さえるようにして持つた場合にお
いて、蓋部が段差部から脱落しようとしても、こ
の蓋部の端部と反対の最大外周縁面が、椀部の内
壁に引つかかることによつて、蓋部が上方に跳ね
挙がることがないので、蓋部が陥没あるいはひつ
くり返ることがない。
前記最低部と上記段差部との接触部における断
面が点接触であるので、蓋部と椀部とが密着した
としても、従来の蓋部と椀部との接触部の断面が
面接触である蓋付き椀に比べて容易に蓋部を取り
はずすことができるという利点を有する。また、
前記段差部に凸部を設けることにより蓋部と椀部
の密着を確実に防ぐことができる。
本考案にプラスチツク製椀の用途としては、汁
椀、茶碗、丼、その他の椀状の食器を好適に挙げ
ることができる。
また、所望に応じたこのプラスチツク製椀を顔
料により着色して、あるいは、塗料により塗装し
て使用することができる。前記の顔料や塗料を使
用する場合は、少なくとも食品と接触する部分に
は食品衛生法(厚生省告示第20号)に適合するも
のを使用することが好ましい。
本考案のプラスチツク製椀の原料としてのプラ
スチツクとしては、食器として使用することので
きるような耐熱性を備えているものであれば特に
制限はない。たとえば、熱硬化性樹脂や熱可塑性
樹脂を使用することができる。具体的には、熱硬
化性樹脂としては、フエノール樹脂、メラニン樹
脂等、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン,ポ
リプロピレン等のポリオレフイン類、ポリカーボ
ネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステル類、ポリア
ミド類など、並びにこれらの熱硬化性樹脂や熱可
塑性樹脂と無機充填剤との混合物を挙げることが
できる。
[実施例] 以下に、実施例を第1図と第2図および第3図
とを用いて説明する。
第1図は、本考案の実施例を示すプラスチツク
製蓋付き椀の側面を示す断面図である。
このプラスチツク製蓋付き椀は、段差3を設け
た椀部1と、最低部4および最大外周縁面6を設
けた蓋部2とからなる。
段差3は平面状であり、段差角部5を有する。
前記最低部4における断面の形状は曲面状であ
る。
第2図は、椀部1と蓋部2との接触部周辺を示
す拡大図である。
第2図に示すように、上記した椀部1と蓋部2
とを嵌合させるときに、蓋部2の最低点4で形成
される円の直径が段差角部5で形成される円の直
径と同じか、または、僅かに大きくなるようにす
ると共に、最大外周縁面6と椀部1の内壁とに僅
かに間隙を有する。
第3図は、本考案の実施例における椀部1を示
す平面図である。
椀部1に設けた段差3の上面に凸部7を4個設
けた。
第1図に示すプラスチツク製蓋付き椀のA点と
B点とを片手で持つて、力を加えても蓋部2の最
低部4は段差3で支えられた。さらに、力を加え
て、最低部4が段差3から脱落しようとしても、
A点と反対側の最大外周縁面6が椀部の内壁に引
つかかり跳ね揚がることがなかつた。
すなわち、蓋部2が陥没あるいはひつくり返る
ことを、確実に防止できた。
また、凸部7を設けたので、このプラスチツク
製蓋付き椀に高温の内容物を入れ蓋をして内容物
を冷ましても、内部の圧力の減少は起こらなかつ
た。すなわち、蓋部2が椀部1に強く嵌合するこ
とを確実に防げた。
以上に詳述したように、この実施例の示すプラ
スチツク製蓋付き椀は、片手で確実に取り扱うこ
とができるものである。
本考案のプラスチツク製蓋付き椀は上記の実施
例に限定されるものではなく、その要旨の範囲で
適宜に変形して実施することができる。
[考案の効果] 本考案のプラスチツク製蓋付き椀は、片手で持
つて、力を加えても最低部は段差で支えられ、さ
らに、力を強く加え最低部が段差から脱落したと
しても、蓋部の力を加えた部分を反対側における
最大外周縁面が椀部の内壁に引つかかることによ
り上に揚がることない。このような椀部の段差と
最大外周縁面との協働作用により、蓋部が陥没ま
たはひつくり返ることがない、片手で確実に取り
扱うことのできるプラスチツク製蓋付き椀を提供
することができる。
また、椀部の段差部分に密着防止用凸部分を3
個以上設けることにより、内容物の冷却による減
圧により蓋部が椀部に密着しないプラスチツク製
蓋付き椀を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示すプラスチツク
製蓋付き椀の側面を示す断面図である。第2図
は、椀部1と蓋部2との接触部周辺を示す拡大図
である。第3図は、本考案の実施例における椀部
1を示す平面図である。 図中の角符号は、1……椀部、2……蓋部、3
……段差、4……最低部、5……段差角部、6…
…最大外周縁面、7……凸部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 椀部の内壁から張り出した平面または曲面状
    の段差を有するプラスチツク製椀部と、プラス
    チツク製蓋を前記プラスチツク製椀部に嵌合さ
    せたときに、前記段差部の角で形成される直径
    と同じかわずかに大きな直径を有する最低部、
    および、前記プラスチツク製椀部の前記段差よ
    りも上方に位置する内壁に対してわずかの間隙
    を有してこの内壁に向かい合う最大外周縁面を
    有するプラスチツク製蓋部とを備えることを特
    徴とするプラスチツク製蓋付き椀。 (2) 段差部分に密着防止用凸部を3個以上設けて
    なる前記請求項1に記載のプラスチツク製蓋付
    き椀。
JP1988102138U 1988-08-01 1988-08-01 Expired JPH0417086Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988102138U JPH0417086Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

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JP1988102138U JPH0417086Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

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JPH0223866U JPH0223866U (ja) 1990-02-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5344950B2 (ja) * 2009-02-20 2013-11-20 三信化工株式会社 温風加熱用食器
JP5707836B2 (ja) * 2010-10-06 2015-04-30 ダイキン工業株式会社 樹脂製食器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59162072U (ja) * 1983-03-31 1984-10-30 橋本 泰斗 吸い物わん

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