JPH04169845A - クロマト分離カラム - Google Patents
クロマト分離カラムInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
関し、詳しくは、大型分離カラムにおいて高度な均等分
散・均等集液を可能とするクロマト分離カラムの構造に
関するものである。
の成分を工業的に大量に分離回収する目的で行われる操
作を分取と呼ぶ場合が多いが、この分取を目的としたク
ロマト分離カラムは、カラム内径が50mm〜100m
m程度のものから数千mmにも及ぶ大きなものまである
。
填材を充填した円筒状のカラムに、微小な粉体である充
填材の流出を防いだ状態で処理液を流して行なうもので
ある。このためカラムには、液の分散・集液のための機
構として充填材に接して微細な孔を多数有する焼結金属
板や焼結プラスチック板を設置し、またその焼結板が強
度的には通常の金属板に比べ著しく弱いことから強度補
強のために多孔板で支持するようにした構造を採用して
いるのが普通である。
度の比較的小さい型のカラムでは上記構造が格別支障な
(採用できるのであるが、カラムが大型化すると、焼結
板が通常の金属板に比べて強度が弱く弾力性も乏しいと
いう閉居からカラムの設計や製作上の負担が次第に顕著
となってくる。すなわち強度が弱い焼結板の径の大きな
ものを用いると、これを支持するために複雑な支持機構
が必要となり、カラムの製作費用もその分高価となり易
く、また焼結板自体も径の大きなものはそれ自体非常に
高価なためである。
、上述した微細な充填材を用いて形成されている充填材
層を流体が流れる時の圧力損失に比べて極めて小さい。
いためには、この充填材層自体が極めて精密に均一充填
されていることが一般に必要不可欠とされている。しか
し大きなカラムに充填材を均一充填することは容易でな
(、実際面において、この分離カラムに充填材を均一充
填する作業の困難さがこの種の分取カラムの製作におい
て重要な解決課題の一つとされていることはよく知られ
ている。
ン交換樹脂塔において2枚の多孔板のうちの充填材支持
床の外側の多孔板に圧力損失をもたせて均等分散・均等
集液を行わせようとする分散・集液機構が知られている
(例えば実公平1−25629号)が、この方法をクロ
マト分離カラムに採用して充填材の不均一充填等に起因
した偏流を生じさせない目的の構造に応用することはで
きない。その理由は、充填材支持床の外側にある多孔板
により上記偏流を生じさせないようにするためには、多
孔板の開孔径を非常に小さなものとすることが必要とな
るが、この方式では多孔板の製作が極めて困難となるか
らである。
、構造の多孔板を用いて、充填材層中を流体が流れる際
の偏流低減に有効な圧力損失をこの多孔板部分で得るこ
とができ、製作コストの安価なりロマト分離カラムを提
供するところにある。
カラムを提供するところにある。
径を小さくすることで、流出流体の混合が起こる容積部
分を小さくしたクロマト分離カラムを提供するところに
ある。
の特徴は、クロマト分離用の充填材層が内部に形成され
ているカラム本体と、この充填材層よりも流体流れ方向
の下流に配置されて流体は通すが充填材は通さない充填
材支持床と、上記充填材層に接するように充填材支持床
上に配置された多孔板とを備え、この多孔板は、充填材
層に接する面において断面積が最大でかつ充填材支持床
に向かって断面積が漸減するテーパー部分をもった開孔
を多数有することにあり、このテーパー部分により開孔
の断面積を172以下に絞ることが好ましく、代表的に
はカラム本体の内径が150mm〜2000mm程度の
大きなりロマト分離カラム用として特に有効である。
えて充填材支持床の下側に更に多孔板を配置することで
該充填材支持床を上下一対の多孔板で挟持させるように
構成することも好ましい。この場合、充填材支持床を挟
持する多孔板の一対には、流体流れを円滑なものとする
ために同心の孔を設けることがよい。また多孔板に設け
る開孔断面積は、充填材層の断面積の30%以上である
ことが好ましい場合多い。
によって、多孔板の充填材層に接する側に広い断面積で
開孔した孔に充填材が満たされ、しかもこの孔の断面積
が充填材支持床に向かってしだいに小さ(なっているの
でここを流れる流体の圧力損失が大きくなり、充填材層
を流れる流体の偏流が防止される。
要を単純化して示した図であり、この図において1は円
筒状のカラム本体、2はこのカラム本体1内に形成され
た充填材層、3はカラム上蓋5の中央部分に設けられて
いる流体供給口、4はカラム下蓋13の中央部に設けら
れている流体出口をそれぞれ示している。
多孔板7、上部充填材支持床9、流体流入側の流体分散
用多孔板6を間に挟んでカラム本体1の上部フランジ8
に固定されている。また同様に上記カラム下蓋13は、
充填材層2側の集液用多孔板11、下部充填材支持床1
4、流体出口側の集液用多孔板12を間に挾んでカラム
本体1の下部フランジlOに固定されている。
機構(本例では液分散機構も同時構成をなしている)の
具体的な構造を示したものであり、本例のこの機構は、
例えばステンレス製の金網からなる充填材支持床14を
、充填材層2に接する側の第1の多孔板11と、カラム
下蓋13側の第2の多孔板12を挟持させた構造に設け
られている。
面において最大径(図中aの径寸法)をなし、かつ充填
材支持床14に接する裏面において最小径すをなす倒立
円錐台形状の空所としての開孔111,111,111
・・・・ が、円盤形状の該多孔板面に平均に多数形成
されている。また第2の多孔板12には、上記開孔11
1と同心に絞り径がC寸法の貫通孔121.12142
1 ・・・が設けられている。なお本例における第2
の多孔板12の貫通孔121は、第1の多孔板11の裏
面への開孔径よりも大きな開孔径で第1の多孔板に対向
するように設けられているという特徴をもっている。
多孔板■1のテーパー付き開孔111に充填材が満たさ
れるため、この部分において流体の流れに圧力損失が生
ずる。
第1の多孔板61に形成した開孔611が直筒状のもの
であり、第2の多孔板62の貫通孔62】は十分に小さ
い径の孔dとして形成されている。なお第1の多孔板6
1の開孔611に充填材が満たされていることは第1図
の例と同じである。
、第5図の集液機構をもつ比較例のカラムとをそれぞれ
以下の構成をなすように製作し、下記条件にしたがって
分取操作を行った。
CG6000 Na 型573ρ 分散機構(実施例及 第1図記載の孔の円形び比較例に
おいて同 断面形状がb = 1.0mm。
= 4mmであり、孔数253個、ピ ッチ50mmの正三角形配 列。
= 10mm。
253個、ピ ッチ50mmの正三角形配 列。
= a = 40mm。
、1700ρ/hの流量で流体供給口3より供給した後
、同一流量で純水を600ρ流してキシロースを溶離し
た。この時、流体出口4から流出する液の濃度を屈折率
計で測定し、その結果を第6図に示した。なお本試験は
すべて操作温度を60℃に保持して行った。
比較例の集液機構を用いた場合に比べて回収画分のピー
クがシャープ(第6図参照)であり、集液性能において
優れていることが確認された。
成例を示したものである。
持床14の上に多孔板21を設けた構成の集液機構を示
しており、また本例においては多孔板21に形成した開
孔211を隣接同士外接するようにして、その総量孔面
積をできるだけ犬きく取るようにした特徴がある。
311が、板厚の中間で最小径部分を有していて裏面に
向かい径が漸増するように設けられているという特徴が
ある。このような構成によっても、機構の上半部におけ
る径の漸減部分で所望する流体流れの圧力損失を得るこ
とができる。
2の多孔板の構造は異なっている)に加えて、カラム下
蓋13の内面に中央の流体出口4に向かって集液を行う
緩やかな漏斗状のテーパー面422を形成させた例を示
している。
(同一の機構を液分散機構として設けることもできるし
、分散機構は別の構成としてもよい。
多孔板の開孔に充填材が満たされた構造を採用すること
で、この多孔板を通る流体に適当な圧力損失を与えるこ
とができ、これにより充填材層中を流れる流体の偏流を
低減できる効果がある他、分離効率を向上できるという
効果がある。
時の作業負担を軽減させて、製作コストを安価にしたク
ロマト分離カラムを提供できる。
孔径を十分小さ(できるので、流出流体の混合が起こる
容積部分を小さくできるという効果もある。
多孔板部分の構造を拡大して示した図、第2図、第3図
及び第4図は同部分の他の構成例を示した図、第5図は
比較例のクロマト分離カラムの集液側の多孔板部分の構
造を拡大して示した図、第6図は、第1図の本発明例の
多孔板を備えたカラムと第5図の比較例の多孔板を備え
たカラムの集液性能をそれぞれ試験した結果を比較して
示した図、第7図は本発明を適用するクロマト分離カラ
ムの構成概要を説明するための図である。 1 ・・カラム本体 2 ・充填材充填層3・・
流体供給口 4 流体出口5・・カラム上蓋 6.7 流体分散用多孔板 8 上部フランジ 9 ・ 充填材支持床10
下部フランジ 11、12 ・集液用多孔板 13・・−カラム下蓋 14・・・・充填材支持床
第1図 第5図 −976’Q − 濃度(9/ff) 丑 5 平成 3年12月17日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、クロマト分離用の充填材層が内部に形成されている
カラム本体と、この充填材層よりも流体流れ方向の下流
に配置されて流体は通すが充填材は通さない充填材支持
床と、上記充填材層に接するように充填材支持床上に配
置された多孔板とを備え、この多孔板は、充填材層に接
する面において断面積が最大でかつ充填材支持床に向か
って断面積が漸減するテーパー部分をもった開孔を多数
有することを特徴とするクロマト分離カラム。 2、請求項1において、充填材支持床が一対の多孔板に
より両面から挟持されていると共に、これら一対の多孔
板は同心かつ同数の開孔を有することを特徴とするクロ
マト分離カラム。 3、請求項1または2において、充填材層に接する多孔
板の開孔内に充填材が充填されていることを特徴とする
クロマト分離カラム。 4、請求項1ないし3のいずれかにおいて、多孔板の充
填材層に接する面の開孔断面積が、充填材層の断面積の
30%以上であることを特徴とするクロマト分離カラム
。 5、請求項1ないし4のいずれかにおいて、充填材層に
接する多孔板の開孔が、充填材に接する面から反対側の
面に向かって開孔断面積が一様に漸減することを特徴と
するクロマト分離カラム。 6、請求項1ないし5のいずれかにおいて、カラム本体
の内径が150mm〜2000mmであることを特徴と
するクロマト分離カラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2298414A JP2834308B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | クロマト分離カラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2298414A JP2834308B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | クロマト分離カラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04169845A true JPH04169845A (ja) | 1992-06-17 |
JP2834308B2 JP2834308B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=17859397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2298414A Expired - Lifetime JP2834308B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | クロマト分離カラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2834308B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008256364A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Kurita Water Ind Ltd | 液体クロマトグラフィ用のフィルタ、その製造方法および液体クロマトグラフィ装置 |
-
1990
- 1990-11-02 JP JP2298414A patent/JP2834308B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008256364A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Kurita Water Ind Ltd | 液体クロマトグラフィ用のフィルタ、その製造方法および液体クロマトグラフィ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2834308B2 (ja) | 1998-12-09 |
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