JPH04169368A - 流体圧作動系の作動圧制御アクチュエータ - Google Patents

流体圧作動系の作動圧制御アクチュエータ

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JPH04169368A
JPH04169368A JP29529390A JP29529390A JPH04169368A JP H04169368 A JPH04169368 A JP H04169368A JP 29529390 A JP29529390 A JP 29529390A JP 29529390 A JP29529390 A JP 29529390A JP H04169368 A JPH04169368 A JP H04169368A
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JP
Japan
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pressure
stroke
fluid
piston
valve
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JP29529390A
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English (en)
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Akira Higashimata
章 東又
Shigeki Yoshioka
茂樹 吉岡
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフェールセーフ機能を付加した、流体圧作動系
の作動圧制御アクチュエータに関するものである。
(従来の技術) 流体圧作動系は圧力源からの流体圧を流体作動機器に導
いてこの機器を作動させるが、この系において流体作動
機器の作動圧を制御するに当たっては、圧力源の流体圧
が制御不能である場合、系を遮断し、この遮断部から流
体作動機器に至る容積を変更して当該作動圧の制御を行
うよう構成する。このような系としては例えば、アンチ
スキッド制御装置を装備しだ液圧ブレーキ系があり、ブ
レーキマスターシリンダが上記圧力源に、又ホイールシ
リンダが上記流体作動機器に相当し、車輪の制動ロック
を防止するアンチスキッドに際してホイールシリンダの
作動圧(ブレーキ液圧)を上記の方式で制御するのに用
いる作動圧制御アクチュエータ(アンチスキッド制御ア
クチュエータ)の従来例としては、例えば特開昭63−
8058号公報に記載された構成のものがある。
即ち、液圧ブレーキ系中に常閉ボール弁を挿置し、通常
はこのボール弁をばね力を受けるプランジャで押して開
き、該プランジャの先端をボール弁とホイールシリンダ
とを結ぶブレーキ系内に位置させる。アンチスキッド制
御に当たっては、前記ボール弁を付勢するばねを支持す
るピストンを、前記プランジャに対し相対移動させるモ
ータの駆動により、ボール弁を自閉させてマスターシリ
ンダ及びホイールシリンダ間を遮断すると共に、プラン
ジャの後退にともなう容積増大でホイールシリンダ内の
ブレーキ液圧を一旦保圧した後に減圧し、車輪の制動ロ
ックを防止する。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来例のアクチエエータにおいては、マスターシリ
ンダ及びホイールシリンダ間を遮断する遮断弁機構を、
前記プランジャに対し相対的に離間するピストンの移動
によって実現し、このピストンの移動を上記モータによ
り制御する構成としているため、例えばアンチスキッド
制御中に該モータが正常に機能しなくなった場合、マス
ターシリンダ及びホイールシリンダ間が遮断されたまま
になってしまう。
本発明は流体圧作動系が遮断されたままになるストロー
ク手段のフェイル時には、前記弁手段によって少なくと
も圧力源およびアクチュエータ内の密閉室間を連通させ
ることにより、上述した問題を解決することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) この目的のため、本発明のアクチュエータは、圧力源か
らの流体圧を流体作動機器に導いてこの機器を作動させ
る流体圧作動系に挿入して用いられ、この作動系を遮断
し、遮断部から前記流体作動機器に至る容積を可動部材
のストロークにより変更して該流体作動機器の作動圧を
制御するアクチュエータであって、前記可動部材に一体
の圧力指令ピストンと、該ピストンにより画成された室
に圧力を供給する圧力発生手段と、この手段に前記圧力
が発生するよう物理的な外力を付与する外力手段とで構
成され前記可動部材のストロークを生じさせるストロー
ク手段と、前記可動部材の両側に画成された密閉室を相
互に遮断すると共に前記圧力源から遮断する弁手段とを
具える流体圧作動系の作動圧制御アクチュエータにおい
て、前記ストローク手段による前記可動部材のストロー
ク制御が不能になった時、前記弁手段の内の、少なくと
も前記圧力源と密閉室との間を遮断する遮断弁を開放す
るようにしたことを特徴とするものである。
(作 用) 流体圧作動系は圧力源からの流体圧を流体作動機器に導
いてこの機器を作動させる。この間該機器の作動圧を制
御するに当たって作動圧制御アクチュエータは、流体圧
作動系を遮断し、遮断部から流体作動機器に至る容積を
可動部材のストロークより変更して作動圧の制御を行う
そして可動部材のストロークを生じさせるストローク手
段は、外力手段により物理的な外力を圧力発生手段に付
与し、この圧力発生手段は対応した圧力を圧力指令ピス
トンに作用させてこのピストンを介し可動部材をストロ
ークさせ、上記物理的な外力に応じた所定の作動圧制御
を実行する。
ところで本発明の請求項Iのアクチュエータにおいては
、上記ストローク手段による前記可動部材のストローク
制御が不能になった時、前記弁手段の内の、少なくとも
前記圧力源と密閉室との間を遮断する遮断弁を開放する
ようにしであるから、通常の状態に復帰することが可能
になり、所望の通りのフェールセーフが実現できる。
また本発明の請求項2のアクチュエータにおいては、上
記のようにストローク制御が不能になった時、上記遮断
弁の開放の前にドレン弁手段の作動により、前記圧力発
生手段の圧力をドレンする通路を開くから、請求項1の
効果に加えて、通常の制動への復帰が一層円滑になる効
果も得られる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図はアンチスキッドアクチュエータとして構成した
本発明作動圧制御アクチュエータの一実施例で、図中2
はブレーキペダル、3はブレーキペダル踏力に応じだ液
圧PMを管路4に出力する圧力源としてのマスターシリ
ンダ、5はマスターシリンダ液圧P、をアクチュエータ
により制御して得られる管路6へのブレーキ液圧へに応
動し、車輪と共に回転するブレーキディスク7を制動す
る流体作動機器としてのホイールシリンダを夫々示す。
アクチュエータはシリンダ8を具え、これに可動部材と
しての容積変更ピストン9を摺動自在に嵌合すると共に
、シリンダ8の両端を夫々端蓋10゜11及び軸受シー
ル12.13により塞いで、密封室14゜15を画成す
る。ピストン9の両端には更にピストンロッド16.1
7を植設し、これらピストンロッドを軸受シール12.
13に封止して摺動自在に貫通する。そして、ピストン
ロッド16.17には夫々離反方向にばね1B、 19
を作用させ、これによりピストン9を図示の中立位置に
弾支する。
密閉室14は遮断弁21.20を順次介してマスターシ
リンダ圧管路4に接続し、密閉室15は遮断弁21を介
しマスターシリンダ圧管路4に接続する。更に密閉室1
4ヘブレーキ液圧管路6を、又他方の密閉室15ヘアキ
ユムレータ22を夫々接続する。遮断弁20.21は夫
々ばね20a、 21aにより開かれ、ソレノイド20
b、 21bの付勢により閉じられる二連式−体型の常
開電磁弁とする。なお、これら遮断弁20゜21は共通
な弁本弁23内に収納し、本発明における弁手段24を
構成する。
ピストンロッド16の突端に大径の圧力指令ピストン2
5を固設し、これを端蓋10に添設したシリンダ26内
に摺動自在に嵌合して圧力指令ピストンの両側に夫々圧
力室27及び大気圧室28を画成する。
圧力室27には圧力発生手段29からの圧力P。(制動
時のマスターシリンダ圧PMよりも低い圧力、例えばO
気圧とする)を供給し、この圧力は外力手段30によっ
て発生させる。これがため圧力発生手段29を本例では
小径の圧力発生ピストン31及びシリンダ32で構成し
、ピストン31をシリンダ32内に摺動自在に嵌合して
密閉室33を画成し、ばね34でピストン31を室33
から遠ざかる方向へ付勢する。
そして、密閉室33を管路35により圧力室27に通じ
る。
次に外力手段30を説明するに、ピストン31のロッド
38の先端部にボールねじ39を形成し、これにポール
ナツト40を螺合する。このポールナツト40は軸受4
6a〜46cにより軸線方向へ動かないよう回転自在に
支持し、ポールナツト40の外周に外歯40aを形成す
る。この外歯40aには、トルクモータ41で回転され
るピニオン42を噛合させる。このトルクモータ41は
アンチスキッド制御を実施していない時、電圧を印加さ
れないため、室33内の圧力P0は通常0気圧となり、
ピストン31はばね34の作用により図示の中立位置に
弾支される。トルクモータ41は遮断弁20.21と共
にコントローラ43により電子制御し、このコントロー
ラ43には車輪の回転周速v8を検出する車輪速センサ
44からの信号を入力する。
コントローラ43は第2図及び第3図の制御プログラム
を実行して遮断弁20.21及びトルクモータ44の制
御を介しブレーキ液圧P。を変更し、所定のアンチスキ
ッド制御を行う。第2図では先ず車輪スリップ率Sを演
算すると共に車輪の加減速を演算する等の車輪回転状態
の検出を行う。スリップ率Sの演算に当たっては、車輪
速しから車体速vcを周知の方法で求め、S = (V
c  Vw) / Vcにより車輪スリップ率Sを演算
する。次いで、このスリップ率Sが設定値S。(通常、
車輪及び路面間の摩擦係数が最大となる理想スリップ率
で、例えば0.15)に対しいかなるものか、又車輪が
減速中か加速中かに応じ車両が制動ロックに至るか否か
をチエツクする。制動ロックに至らなければ上記のルー
プを繰り返し、ロックに至ると判断したところで遮断弁
20.21をONL、て閉じると共に、アンチスキッド
制御ルーチンへ制御を進める。ところで、これら遮断弁
の閉に当たっては、遮断弁21が閉じた後に遮断弁20
を閉じることとし、これにより遮断弁20.21が閉じ
た瞬時はこれら室内の圧力が同圧であることを保証する
ようになす。
よって、制動ロックに至らない間は遮断弁20゜21が
叶F状態で開いており、又モーター41がOFFされて
ピストン9をばね18.19により中立位置に保つ。こ
こで、ブレーキペダル2の踏込みにより発生したマスタ
ーシリンダ液圧PMは一方で遮断弁21、20及び密閉
室14を経てそのままホイールシリンダ5にブレーキ液
圧P。とじて達し、通常通りの制動を行うことができる
。マスターシリンダ液圧pHは他方で遮断弁21を経て
密閉室15にも至り、この室を密閉室14内と同じ圧力
に保つ。
この制動中、車輪がロックしそうになって遮断弁20.
21のON(閉)後に実行されるアンチスキッド制御ル
ーチンは第3図の如きもので、先ず前述したと同様にし
て車輪の回転状態を検出する。
次いで、この車輪回転状態から、スリップ率を理想スリ
ップ率近辺に保つにはブレーキ液圧P。を今のままでに
保つべきか、増圧すべきか、減圧すべきかを判別する。
保圧すべきならモータ41の電流値を変更しないようセ
ットし、増圧すべきなら増圧量とこれを達成するための
モータ41の電流値を決定し、減圧すべきなら減圧量と
これを達成するためのモータ41の電流値を決定する。
そして、このように定めた電流値をモータ41に出力し
、以上のループを停車まで繰り返す。
そして、車両が停止したら、遮断弁20.21をOFF
 (開)にすると共にモータ41をOFFとし、アンチ
スキッド制御を終了する。
モータ41は電流値に応じピニオン42を介しポールナ
ツト40を回転する。ポールナツト40は回転方向に応
じねじ作用によりピストンロンド38及びピストン31
を第1図中力行又は右行させる。ピストン31は右行時
字33内の液を室27に向かわせて圧力指令ピストン2
5を容積変更ピストン9と共に第1図中布行させ、左行
時字27内の液を室33内に向かわせて圧力指令ピスト
ン25を容積変更ピストン9と共に第1図中力行させる
。容積変更ピストン9のかかるストローク中、右行時は
密閉室14内の容積増大によりブレーキ液圧P8をマス
ターシリンダ液圧PMに関係なく前記の決定減圧量だけ
低下させ、左行時は密閉室14内の容積減少によりブレ
ーキ液圧pwを前記の決定増圧量だけ増大させ、ブレー
キ液圧Pwをスリップ率が理想スリップ率近辺の値に保
たれるようアンチスキッド制御する。
なお、容積変更ピストン9の上記ストローク中密閉室1
5も容積変化するが、この容積変化をアキュムレータ2
2のストロークにより吸収し得るため、ピストン9の上
記ストロークを妨げられることはない。しかしアキュム
レータ22は、作動流体が圧縮性のものである場合、不
要であることは言うまでもない。
ここで、容積変更ピストン9をストロークさせるのに必
要な力を考察する。容積変更ピストン9の受圧面積を^
。、押圧ピストン31の受圧面積を^1、圧力指令ピス
トン25の受圧面積を^2としく^、〈^。
く^t) 、ピストン31の押力をFo、ばね34のば
ね定数をに1、その撓み量をXI、容積変更ピストン9
の押力をF、室27への供給圧をPoとすると、力の釣
合式から P、 = A、 ・P、+に、x。
、’・Po =(FOklX+)    ”’  (1
)P = A、P。
^2 = −(Fo−k+X+ )   −(2)^蓄 が得られる。そして、モータ41の出力とブレーキ液圧
への変化量ΔPについて考えると、遮断弁20゜21の
閉時における密閉室14.15の初期値をP、ばね18
.19のばね定数をに0、その初期撓み量をxo、ピス
トン9の中立位置からの変位置をΔXとすると、ピスト
ン9へ力Fが入力される時、室14内の圧力はΔPだけ
変化(低下)するが室15内はアキュユームレータ22
の作用により初期値Pに保たれ、従って力の釣合式より P+Ao(P−Δp)−ko(xo+Δx)= AoP
−ko(Xo−ΔX)、’、 P=A、ΔP+2k・Δ
×         ・・・ (3)が得られる。(2
)、 (3)式より、モータ41の出力であるFoと、
ブレーキ液圧変化量ΔPに注目して両式を整理すると、 八2 (Fo   k+x+)  =  Ao  ・ ΔP+
2k ・ Δ×^1 が得られる。この(4)式において、ブレーキ液は非圧
縮性流体と見做すことができるので、Xl+ ΔXは夫
々0としても差し支えなく、従って、モータ41の要求
出力F0はブレーキ液圧変化要求量ΔPのみに比例し、
ブレーキ液圧への高低に関係ない。
このため、ブレーキ液圧pwが高くてもモータ要求出力
F0は小さくてよく、モータ41の小型、省力化を達成
し得る。又前述したように、ΔPがFoを八!/^1だ
け倍力して発生されることから、この点でもモータ41
の更なる小型化及び省力化を促進することができる。
ところで本例の作動圧制御アクチュエータでは、異常発
生時、コントローラ43が第4図の制御プログラムを実
行することにより、本発明の狙いとするフェールセーフ
作用を実現する。即ち、第4図では先ずシステムに異常
が発生したか否かをチエツクする。この異常の有無のチ
エツクは、圧力室27に圧力P0を供給して容積変更ピ
ストン9をストロークさせる、ストローク手段を構成す
る圧力発生手段29、外力手段30、トルクモータ41
等に異常が発生するとトルクモータ41の電流値が正常
時に比べて大きく変動することから、例えばトルクモー
タ41の電流値をコントローラ43が監視することによ
り行う。ここで異常が検出されなかったらアンチスキッ
ド制御を続行しくまだアンチスキッド制御を開始してい
なければアンチスキッド制御の準備を開始し)、異常が
検出されたら、アンチスキッド制御中か否かの判別を行
う。
ここでアンチスキッド制御中であれば、遮断弁20、2
1は共に閉じられてマスターシリンダ3および密閉室1
4.15間が遮断されていることから、アンチスキッド
制御を中止して通常の制動に戻すため、遮断弁21を開
放する。なお、遮断弁20.21より成る本例の弁手段
24は、少なくとも遮断弁21を開放すれば、マスター
シリンダ3および密閉室15間が連通してマスターシリ
ンダ圧PHにより密閉室15内の圧力が上昇し、これに
よりピストンが左行して密閉室14の容積を減少させる
ため、遮断弁20によりマスターシリンダ3および密閉
室14間が遮断されていてもブレーキ液圧P、4を増圧
することによる通常の制動が可能である。この代りに遮
断弁20、21を共に開放するようにしても良いことは
言うまでもない。この遮断弁21の開放の後に、図示し
ない表示装置にフェール表示を行う。なおこのフェール
表示はアンチスキッド制御を実行していない場合にも行
う。
これにより所望の通りのフェールセーフが実現でき、又
前記フェール表示により運転者がシステム異常を認識す
ることができる。更に、電気回路の二重系等によりハー
ド的にフェールセーフを実現する場合、遮断弁21のみ
に二重系等を実施すれば良く、コストダウンを図ること
ができる。
第5図は本発明作動圧制御アクチュエータの他の例を示
す断面図であり、本例では前述した実施例と同様にアン
チスキッド制御を行う構成とするが、構成を以下の如く
異ならせる。即ち、圧力室27に圧力発生手段29から
の圧力P0を導く第1図の管路35に、ドレン装置50
へ通じる管路51を接続し、管路51に電磁弁52を介
挿する。この電磁弁52の開閉はコントローラ43が電
子制御するものとし、コントローラ43は第4図の制御
プログラムの代りに第6図の制御プログラムを実行して
、本発明の狙いとするフェールセーフ作用を実現する。
即ち、前記実施例と同様にして異常が検出されたら、ア
ンチスキッド制御中であれば、先ずコントローラ43に
より電磁弁52を第6図の遮断位置から連通位置に切換
えて開放し、圧力室27および密閉室33内の油をドレ
ン装置50に逃がして圧力室27、密閉室33の圧力を
0気圧にする。これにより右行していたピストン31は
ばね34のばね力により中立位置に復帰し、ブレーキ液
圧P。はアンチスキッド制御開始時と同一圧力値になる
。この状態になった後に、前記実施例と同様に遮断弁2
1を開放して通常の制動を行う。
本例においては、前記実施例の効果に加えて、異常発生
時の通常の制動への復帰が一層円滑になる効果も得られ
る。
(発明の効果) かくして本発明の作動圧制御アクチュエータは上述の如
く、流体圧作動系が遮断されたままになって通常の制動
も不能になるストローク手段のフェイル時には、前記弁
手段によって少なくとも圧力源およびアクチュエータ内
の密閉室間を連通させるから、請求項1の構成によれば
、通常の状態に復帰することが可能になり、所望の通り
のフェールセーフが実現でき、更に請求項2の構成によ
れば、ストローク制御が不能になった時、上記遮断弁の
開放の前にドレン弁手段の作動により、前記圧力発生手
段の圧力をドレンする通路を開くから、請求項1の効果
に加えて通常の状態への復帰が一層円滑になる効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明作動圧制御アクチュエータの一実施例を
示す断面図、 第2図、第3図及び第4図は同例におけるコントローラ
の制御プログラムを示すフローチャート、第5図は本発
明の他の例を示す断面図、第6図は同例におけるコント
ローラの制御プログラムを示すフローチャートである。 2・・・ブレーキペダル 3・・・マスターシリンダ(圧力源) 5・・・ホイールシリンダ(流体作動機器)9・・・容
積変更ピストン(可動部材)14、15・・・密閉室 
   20.21・・・遮断弁22・・・アキュムレー
タ  24・・・弁手段25・・・圧力指令ピストン 
29・・・圧力発生手段30・・・外力手段     
41・・・トルクモータ43・・・コントローラ   
 44・・・車輪速センサ特許出願人 日産自動車株式
会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、圧力源からの流体圧を流体作動機器に導いてこの機
    器を作動させる流体圧作動系に挿入して用いられ、この
    作動系を遮断し、遮断部から前記流体作動機器に至る容
    積を可動部材のストロークにより変更して該流体作動機
    器の作動圧を制御するアクチュエータであって、前記可
    動部材に一体の圧力指令ピストンと、該ピストンにより
    画成された室に圧力を供給する圧力発生手段と、この手
    段に前記圧力が発生するよう物理的な外力を付与する外
    力手段とで構成され前記可動部材のストロークを生じさ
    せるストローク手段と、前記可動部材の両側に画成され
    た密閉室を相互に遮断すると共に前記圧力源から遮断す
    る弁手段とを具える流体圧作動系の作動圧制御アクチュ
    エータにおいて、前記ストローク手段による前記可動部
    材のストローク制御が不能になった時、前記弁手段の内
    の、少なくとも前記圧力源と密閉室との間を遮断する遮
    断弁を開放するようにしたことを特徴とする、流体圧作
    動系の作動圧制御アクチュエータ。 2、請求項1において、前記圧力発生手段の圧力をドレ
    ンする通路と該通路を開閉するドレン弁手段とを設け、
    前記ストローク手段による前記可動部材のストローク制
    御が不能になった時、前記遮断弁の開放の前に前記ドレ
    ン弁手段を作動させて前記通路を開くようにしたことを
    特徴とする、流体圧作動系の作動圧制御アクチュエータ
JP29529390A 1990-11-02 1990-11-02 流体圧作動系の作動圧制御アクチュエータ Pending JPH04169368A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012105379A1 (ja) * 2011-01-31 2012-08-09 本田技研工業株式会社 車両用ブレーキ装置

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