JPH04169363A - タイヤへの空気充填方法 - Google Patents

タイヤへの空気充填方法

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JPH04169363A
JPH04169363A JP29400190A JP29400190A JPH04169363A JP H04169363 A JPH04169363 A JP H04169363A JP 29400190 A JP29400190 A JP 29400190A JP 29400190 A JP29400190 A JP 29400190A JP H04169363 A JPH04169363 A JP H04169363A
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tire
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tire pressure
gradient
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車や航空機等のタイヤへの空気充填方法
に関するものである。
(従来の技術) 特公平2−9976号公報に示されるようにタイヤに結
合されたホースを通じて、空圧センサによりタイヤ圧を
計測し、設定タイヤ圧と計測タイヤ圧との誤差(不足分
または過剰分)からタイヤへの充気時間またはタイヤか
らの放気時間(エア抜き時間)を決定して、前記ホース
に接続された電磁弁を電子制御し、ホースを通じてタイ
ヤへの充気またはタイヤからの放気がなされるタイヤへ
の空気充填方法がある。
この空気充填方法は、タイヤ圧の不足分または過剰分か
ら充気時間または放気時間を決定する段階で、充気勾配
または放気勾配が既にわかっていることを前提とするも
のであるが、その充気勾配および放気勾配はタイヤ容量
によって異なる。
すなわち、この公報記載技術は、充気勾配または放気勾
配の決定に必要なタイヤ容量が正確にわかっているタイ
ヤのみに対して用いられるものである。
しかし、実際は、種々の車両に使用されているタイヤの
容量を正確に判別することは困難であ、  る。
このタイヤ容量(充気勾配または放気勾配)の判別を誤
ると、過剰充気によりタイヤが破裂する危険性があり、
その場合は人命に関わるので、このような事故は絶対に
許されない。
そこで、安全性を考慮すると、実際のタイヤ容量よりも
小さい計算上のタイヤ容量を選択せざるを得ない。その
場合、第12図に示されるように、計算上の充気勾配は
実際の充気勾配よりも急勾配となることは明らかである
この第12図を参照して充気動作を説明すると、設定タ
イヤ圧P□と初期タイヤ圧Poとの間の差圧と、前記計
算上の充気勾配とにより第1回目の充気時間T1を決定
し、それから、この充気時間T、だけ充気を行い、タイ
ヤ圧P1を計測する。
この計測タイヤ圧P、の確認は瞬時に行うことができな
い。空気充填用ホースとタイヤとが結合された部分にあ
る逆止弁がネック(流体抵抗)となり、充気停止からタ
イヤ内部とホースに設けられた空圧センサとの間でタイ
ヤ圧が安定するまで所定の時間Taがかかる。同様に、
設定タイヤ圧P、と計測タイヤ圧P1との間の差圧と、
前記計算上の充気勾配とにより第2回目の充気時間T2
を決定し、それから、この充気時間T2だけ充気を行い
、そして、タイヤ圧P2を計測する。さらに同様に、設
定タイヤ圧Pアと計測タイヤ圧P2との間の差圧と、前
記計算上の充気勾配とにより第3回目の充気時間T、を
決定し、それがら、この充気時間T、だけ充気を行い、
タイヤ圧P、を計測する。このような動作を繰返し行い
、設定タイヤ圧P7と計測タイヤ圧P8との誤差ΔPが
許容値εより小となったら、空気充填プログラムを終了
する。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、種々のタイヤに対し正確なタイヤ容量を
把握することが困難であるから、安全性を考慮して実際
よりも小さいタイヤ容量(太きな充気勾配)を計算上使
用する必要がある。
その場合、常に計算上の充気勾配から決定される充気時
間は、充気動作およびタイヤ圧計測を繰返すにしたがっ
て第12図に示されるように徐々に短くなり、タイヤ圧
が設定タイヤ圧P7の許容誤差内に収斂するまで時間が
かかる。
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、先
ず、タイヤへの充気における安全性を確保し、それから
、放気も含めたタイヤへの空気充填に要する総合時間の
短縮を図ることを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 請求項1の発明は、タイヤ18に結合されたホース16
を通じて、空圧センサ15によりタイヤ圧を計測し、設
定タイヤ庄Pアと計測タイヤ圧P、との差圧ΔPおよび
充放気勾配K s 、 K *からタイヤ18に対する
充放気時間T、、T−を決定して、前記ホース16に接
続された充気および放気用の電磁弁12.14を電子制
御し、設定タイヤ圧PTより十分余裕のある充気元圧p
Hによるタイヤ18への充気または放気を繰返し行うタ
イヤ18への空気充填方法において、安全性を考慮して
実際より小さく選択したタイヤ容量と充気元圧P)lと
により仮の充気勾配KSIを決定し、この仮の充気勾配
に、1とタイヤ圧の不足分(p、−p、 )とから安全
性の高い仮の充気時間T + 、 T 2を決定し、こ
の仮の充気時間に基づき仮の充気を行い、タイヤ圧の上
昇分ΔP2とそれに要した充気時間(’r+ +72 
)とから新しい充気勾配に5□を決定し、この新しい充
気勾配KS2と充気元圧Pitとから新しいタイヤ容量
を把握しておき、前記新しい充気勾配に、2とタイヤ圧
の不足分(P□−P2)とから新しい充気時間T、を決
定し、この新しい充気時間T3に基づき充気を行い、過
剰に充気を行った場合は、前記新しいタイヤ容量とタイ
ヤ圧P、とから放気勾配に、を決定し、この放気勾配K
llとタイヤ圧の過剰分(P、−P、)とから放気時間
TRを決定し、この放気時間T、に基づき放気を行うタ
イヤへの空気充填方法である。
請求項2の発明は、請求項1の発明におけるタイヤ圧の
上昇分ΔP、が新しい充気勾配KS2を決定できる値n
を超えるまで、仮の充気勾配K s +による充気を繰
返し行い、この間の実質充気時間の積分総和(TI+7
2)を求め、毎回充気後の初期タイヤ圧POに対するタ
イヤ圧上昇分ΔP。
より新しい充気勾配KS2を決定し、その後も充気を行
うごとに再度この新しい充気勾配の決定を繰返し行い、
途中でのホースチャックミス時間などを実質充気時間の
積分総和に算入しないタイヤへの空気充填方法である。
(作用) 請求項1の発明は、電子制御部は、実際より小さいタイ
ヤ容量を与えられると、そのタイヤ容量と充気元圧PH
とにより安全性の高い(急勾配の)充気勾配KSIを仮
に決定し、さらに、この仮の充気勾配KSIとタイヤ圧
の不足分(P T  P H)とから安全性の高い(短
い)充気時間TI、T2を仮に決定し、この仮の充気時
間に基づき仮の充気を行う。そして、タイヤ圧の上昇分
ΔP2とそれに要した全部の充気時間(TI+72)と
から新しい充気勾配Ks2を決定するとともに、この新
しい充気勾配に、2と充気元圧PHとから新しいタイヤ
容量を把握しておく。このタイヤ容量が正確に把握でき
ていると、タイヤへの充気モードとタイヤからの放気モ
ードとが転換しても、適切な充気時間および放気時間を
決定できる。すなわち、前記新しい充気勾配に、2とタ
イヤ圧の不足分(P□−P2)とから新しい充気時間T
、を決定し、この新しい充気時間T、に基づき新しい充
気を行うが、その際に、何らかの原因で過剰な充気を行
ってしまった場合でも、前記新しいタイヤ容量とタイヤ
圧P、とから正確な放気勾配KIlを決定し、この放気
勾配に、とタイヤ圧の過剰分(pv  pT)とから正
確な放気時間T。を決定し、この放気時間に基づき適正
な放気を行うことができる。
請求項2の発明は、タイヤ圧の上昇分ΔP。
が小さい間は、正確な充気勾配Ks2を決定できないの
で、タイヤ圧の上昇分が一定の値nを超えるまで、安全
性の高い仮の充気勾配KSIを使って、様子を見る。そ
して、この間の実質充気時間の積分総和(”l +T2
 )と、毎回充気後の初期タイヤ圧Poに対するタイヤ
圧上昇分ΔPNとにより新しい充気勾配KS2を決定し
、その後も充気を行うごとに再度この新しい充気勾配の
決定を繰返し行う。途中でのホースチャックミス時間な
どは実質充気時間の積分総和に算入しない。
(実施例) 以下、本発明を第1図乃至第11図に示される実施例を
参照して詳細に説明する。
第5図に示されるように、最大の設定タイヤ圧よりも十
分余裕のある元圧PHを供給するためのコンプレッサ1
1が、ノーマルクローズの電磁弁(以下、充気弁と言う
)12を介してホースリール13に連通接続されている
。この給気系には、ノーマルオーブンの電磁弁(以下、
放気弁と言う)14および空圧センサ15も設けられて
いる。前記放気弁14は、安全性からノーマルオープン
としたので、放気動作中以外はコイル励磁により閉じて
おく。
前記ホースリール13から引出されたホース16の先端
には結合子17が設けられ、この結合子17がタイヤ1
8の給気口部19に接続される。この給気[1部19に
は逆止弁20が設けられている。前記空圧センサ15は
、ホースリール13、ホース16、結合子17およびタ
イヤ側逆止弁20を経てタイヤ内圧を計測する。
前記タイヤ側逆止弁20は、結合子17を接続した際に
、この結合子17に内蔵された逆止弁21のロッド22
によって押圧され、圧縮コイルスプリング23に抗して
開かれる。結合子17の逆止弁21も、給気口部19の
逆止弁20からの反力により開かれるが、逆止弁20へ
の押付けを解除すれば、ホース内圧により閉じられる。
第6図は、充気弁I2のソレノイド12!および放気弁
14のソレノイド141に対する通電を制御するマイフ
ン制御系のブロック図を示す。このマイコンのランダム
アクセスメモリ(RAM)には、前記空圧センサ15で
計測したタイヤ圧等が記憶され、また、リードオンリー
メモリ(ROM)には、充気用および放気用の計算式ま
たはリストアツブ表が組込まれている。
例えば、充気用リストアツブ表を作成する場合は、タイ
ヤ18の給気口部逆止弁20を通して行われる充気実験
で、第7図に示されるように、タイヤ容量と、充気元圧
pHと、充気勾配K 、との関係で表される充気特性が
得られるので、この関係を充気用リストアツブ表にして
、マイコンのROMにマツピングしておく。そして、こ
の充気用リストアツブ表から、第8図に示されるように
、設定タイヤ圧P工と、計測タイヤ圧PMとの差を充気
勾配に、で割ることにより、充気時間T、を求めること
ができる。
同様に、放気用リストアツブ表を作成する場合は、タイ
ヤ18の給気口部逆止弁20を通して行われる放気実験
で、第9図に示されるように、タイヤ容量と、計測タイ
ヤ圧と、放気勾配置(6との関係で表される放気特性が
得られるので、この関係を放気用リストアツブ表にして
、マイコンのROMにマツピングしておく。そして、こ
の放気用リストアツブ表から、第10図に示されるよう
に、計測タイヤ圧P、と設定タイヤ圧P7との差を放気
勾配に、で割ることにより、放気時間T7を求めること
ができる。
次に、第1図乃至第4図に示されるフローチャートを中
心に本発明のタイヤへの空気充填方法を具体的に説明す
る。なお、計算処理はすべて電子制御部CPUで行う。
ステップS1 先ず、CPUに対し、RAMクリア、ボートイニシャル
等の初期設定を行うとともに、キースイッチにより設定
タイヤ圧(目標値)Pアをセットするとともに、安全性
を考慮して実際より小さいタイヤ容量を選択し、キー人
力する。例えば、大、中、小のタイヤ容量グループが明
確化していれば、そのグループの最小のタイヤ容量を選
択すればよい。
ステップS2 充気弁12を開き、放気弁14を閉じることにより、密
閉ホース16の内部にコンプレッサ11からの充気元圧
pHを供給する。
ステップS3 充気元圧Pl+を空圧センサ15で測定してRAMに格
納する。
ステップS4 充気弁12および放気弁14を共に閉じ、ステ・IプS
5およびステップS6に備える。
ステップS5 それまで離れていたホース16の結合子17をタイヤ1
8の給気口部19に押し当てる。これにより両方の逆止
弁20.2+が開く。
ステップS6 ホース16を通じて空圧センサ15により初期タイヤ圧
(タイヤ18内の初期圧)Poを計測してRAMに格納
する。
ステップS7 前記設定タイヤ圧PTと初期タイヤ圧Poとの差圧ΔP
(=P。−Po)を求める。
ステップS8 この差圧の絶対値1ΔP1が許容誤差εより小か否かを
判断する。
ステップ59 16PIがεより小さい場合は、タイヤ圧が最初から適
正であるから、タイヤ18への充気およびタイヤからの
放気を一度も行うことなく、充放気作業を終了する。こ
れはデイスプレィ表示またはアラーム等で作業者に伝え
られるから、作業者はホース16の結合子17をタイヤ
18の給気口部19から外して作業を終了する。
ステップSIO ステップS8で1ΔP1がεより小さくない場合は、ス
テップS7で求めた差圧ΔPが正か否かを判断する。正
ならば、設定タイヤ圧P7よりも初期タイヤ圧Poが低
いので、ステップS11の充気モードに進む。負ならば
、設定タイヤ圧P7よりも初期タイヤ圧Poが高いので
、ステップS25の放気モードに進む。
ステップ311 マイコンのROMにマツピングされた充気用リストアツ
ブ表(タイヤ容量、充気元圧PH,充気勾配に、)によ
り、タイヤ容量と充気元圧pHとから充気勾配Ksを求
めるとともに、設定タイヤ圧P、と計測タイヤ圧P、4
 (初期タイヤ圧POも含む)との差圧(不足分)ΔP
と、この充気勾配K 、とから、第8図で説明したよう
に充気時間”rs(−ΔP/に、)を決定する。
ステップS12 ステップ811で求めた充気時間T、に対応するカウン
ト数T、を決定する。
ステップSI3 充気を行う毎にその充気に要するカウント数の積分総和
ΣTNを出しておく。
ステップ814 充気カウント数が決まったら、充気弁12を開くととも
に放気弁14を閉じて、充気を開始する。
ステップSI5 カウント数TNをタイムジャッジして、充気時間Ts後
に充気弁12を閉じることにより、充気を終了する。
ステップSIに の充気により上昇したタイヤ圧PNを計測してRAMに
格納する。
ステップ31? 計測タイヤ圧P、と初期タイヤ圧Poとの差圧(上昇分
)ΔPH(=PN  PO)を求める。
ステップSIg タイヤ圧上昇分ΔP2が、正確な充気勾配に、を決定で
きる値nよりも大か否かを判断する。
ΔP、がnよりも大でないときは、ステップS2+に進
む。
ステップSI9 初期タイヤ圧Poに対する計測タイヤ圧PNの上昇分Δ
P、がnよりも大であるときは、この上昇分ΔP、とそ
れに要した全充気時間ΣT、とから新しい充気勾配に、
(=ΔP、/ΣT、)を決定する。
ステップ820 この新しい充気勾配Ksと充気元圧PHとから、マイコ
ンのROMにマツピングされた充気用リストアツブ表を
使って、新しいタイヤ容量(真のタイヤ容量とほぼ等し
い)を把握する。
ステップ82+ 設定タイヤ圧P7と計測タイヤ圧P8との差圧(不足分
)ΔP (=P、 −PN ’)を求める。
ステップS22 この不足分ΔPの絶対値lΔP1が許容誤差εより小か
否かを判断する。
ステップ523 1ΔP1がεより小さい場合は、タイヤ圧が適正範囲内
であるから、タイヤ18への充放気作業を終了する。
ステップS24 ステップS22で16P1がεより小さくない場合は、
ステップS2+で求めた不足分ΔPが正か否かを判断す
る。ΔPが正であれば充気不足であるから、ステップS
11の充気時間判定に戻る。ΔPが正でなければ、充気
過剰であるからステップ325に進み、放気を行う。
ステップ825 ステップSIOで差圧ΔPが正でないときは、設定タイ
ヤ圧Ptよりも初期タイヤ圧Poが高いので、また、ス
テップ324で差圧ΔPが正でないときは、過剰に充気
を行ったので、放気のためにこのステップS25に進む
このステップS25では、マイコンのROMにマツピン
グされた放気用リストアツブ表(タイヤ容量、計測タイ
ヤ圧、放気勾配にゎ)により、タイヤ容量と計測タイヤ
圧とから放気勾配に、lを決定するとともに、この放気
勾配K 、とタイヤ圧の差圧(過剰分)ΔPとから第1
0図で説明したように放気時間T、(=ΔP/K11)
を決定する。
ステップ32に の放気時間Tllからカウント数を決定する。
ステップS27 充気弁12を閉じるとともに放気弁14を開いて、タイ
ヤ18からの放気を行う。
ステップ82g 放気カウント数をタイムジャッジして放気弁14を閉じ
、放気を終了する。
ステップ329 充気弁I2および放気弁14を閉じた状態で空圧センサ
15によりタイヤ圧PNを計測してRAMに格納する。
ステップ330 設定タイヤ圧PTと計測タイヤ圧P、との差圧ΔP (
=PT−P、)を求める。
ステップS31 この不足分ΔPの絶対値]ΔP1が許容誤差εより小か
否かを判断する。
ステップ532 16PIがεより小さい場合は、タイヤ圧が適正範囲内
であるから、タイヤ18への充放気作業を終了する。
ステップS33 ステップS3+で(ΔP1がεより小さくない場合は、
ステップ830で求めた不足分ΔPが正か否かを判断す
る。ΔPが正であれば放気過剰であるから、ステップS
t+の充気時間判定に戻る。ΔPが正でなければ、依然
として充気過剰のままであるからステップ325に戻り
、前記のように放気を行う。
次に、第11図の計測タイヤ圧の経時変化を示す図を参
照して、本発明の空気充填方法の一例を説明する。
電子制御部は、実際より小さいタイヤ容量を与えられる
と、そのタイヤ容量と充気元圧pHとにより充気用リス
トアツブ表から決定される安全性の高い(急勾配の)充
気勾配に、1を仮の充気勾配として使用し、この仮の充
気勾配KSIとタイヤ圧の不足分(P、−Po)とから
安全性の高い(短い)充気時間T、を仮に決定し、この
仮の充気時間T、に基づき充気を行う。
タイヤ圧の上昇分ΔP1が一定の値nより小さい間は、
正確な充気勾配を決定できないおそれがあるので、タイ
ヤ圧の上昇分が一定の値nを超えるまで、安全性の高い
仮の充気勾配KsIを使って、様子を見る。すなわち、
タイヤ圧の計測等に要する時間Taを経て、次回も仮の
充気勾配Ks1を使って仮の充気時間T2を求め、この
T2に基づき充気を行う。
そして、タイヤ圧の上昇分ΔP2が一定の充気勾配決定
可能値nを超えていたら、タイヤ圧の上昇分ΔP2と、
それに要した充気時間の積分総和(T+ +T2 )と
から新しい充気勾配Ks2を決定するとともに、この新
しい充気勾配に、2と充気元圧PHとから新しいタイヤ
容量(正確なタイヤ容量)を把握しておく。正確なタイ
ヤ容量が把握できていると、後で説明するように、タイ
ヤへの充気モードとタイヤからの放気モードとが転換し
ても、適切な充気時間または放気時間を決定できる。
さらに、前記新しい充気勾配に、2とタイヤ圧の不足分
(PアーP2)とから充気時間T、を決定し、この充気
時間T、に基づき充気を行う。その結果として過剰な充
気を行ってしまった場合(pv >pt )は、充気モ
ードで求めた正確なタイヤ容量と計測タイヤ圧P、とで
放気用リストアツブ表より正確な放気勾配KIlを決定
し、この放気勾配に、とタイヤ圧の過剰分(Pv  p
、)とから正確な放気時間Tllを決定し、この放気時
間T、に基づき適正な放気を行う。
このような充気または放気により、設定タイヤ圧Pアと
計測タイヤ圧との差圧の絶対値1ΔP1が許容誤差εよ
り小さくなったら、タイヤ圧が適正範囲内であるから、
タイヤへの充放気作業を終了する。
前記充気時間T3に基づく充気を行った結果、設定タイ
ヤ圧Ptに達しなかった場合は、ステップ3+1からス
テップS24までの過程を繰返し行う。
すなわち、充気を行うごとに再度新しい充気勾配を決定
し、真のタイヤ容量により近い新しいタイヤ容量を把握
する。この段階で、作業者の不注意によりホース16の
結合子17がタイヤ18の給気口部19から離れるホー
スチャックミスがあると、空圧センサ15がタイヤ圧を
実際より低圧と誤って計測してしまう危険性があるので
、この新しい充気勾配に基づく充気工程に入ったら、前
回充気時間T、と今回充気時間T4とを比較して、T3
 >TaであればステップSI4.Si2の充気を実行
し、T、<74であればT4はホースチャックミスによ
る時間であるからステップS14.8I5をバスすると
ともに、このホースチャックミス時間T4は実質充気時
間の積分総和に算入しないようにする。
なお、この発明は充気だけでなく放気においても使用す
ることができる。すなわち、初期タイヤ圧Poが設定タ
イヤ圧P7より大きい場合は、ステップS29とステッ
プ330との間に、初期タイヤ圧POと計測タイヤ圧P
Nとの差圧(下降分)ΔPN  (= P Ops )
を求め、ΔP、≧n (n=に、計算可能値)であるこ
とを条件に、ΔP s /ΣT、(−放気時間TIIの
積分総和)から新しいKmを決定し、この新しい■く、
と計測タイヤ圧PNとから新しいタイヤ容量を把握する
過程を加入すると、放気においても、短時間で設定タイ
ヤ圧を実現できる。
〔発明の効果〕
請求項1の発明によれば、安全性を考慮して実際より小
さく選択したタイヤ容量等から仮の充気勾配を決定し、
この仮の充気勾配とタイヤ圧の不足分とから安全性の高
い仮の充気時間を決定して充気を行い、タイヤ圧の上昇
分とそれに要した充気時間とから新しい充気勾配を決定
し、この新しい充気勾配と充気元圧とから新しいタイヤ
容量を把握しておき、前記新しい充気勾配とタイヤ圧の
不足分とから新しい充気時間を決定して充気を行い、過
剰に充気を行った場合は、前記新しいタイヤ容量とタイ
ヤ圧とから放気勾配を決定し、この放気勾配とタイヤ圧
の過剰分とから放気時間を決定して放気を行うようにし
たから、先ず、タイヤへの充気における安全性を確保で
き、それから、充気を繰返すたびに、未知のタイヤが有
する正確な充気勾配および正確なタイヤ容量を、より高
精度に把握してゆくことができ、そして、この正確なタ
イヤ容量の情報が放気においても使用されるので、放気
も含めたタイヤへの空気充填に要する総合時間の短縮を
図ることができる。
請求項2の発明によれば、タイヤ圧の上昇分が新しい充
気勾配を決定できる値を超えるまで、仮の充気勾配によ
る充気を繰返し行い、この間の実質充気時間の積分総和
を求め、毎回充気後の初期タイヤ圧に対するタイヤ圧上
昇分より新しい充気勾配を決定し、その後も充気を行う
ごとに再度この新しい充気勾配の決定を繰返し行い、途
中でのホースチャックミス時間などを実質充気時間の積
分総和に算入しないようにしたので、新しい充気勾配を
ミスなく正確に決定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図および第4図は本発明のタイヤ
への空気充填方法の一例を示すフローチャート、第5図
は本発明方法の実施に使用される装置の回路図および断
面図、第6図はマイコン制御系の系統図、第7図は充気
勾配を求めるためのグラフ、第8図は充気時間を求める
ためのグラフ、第9図は放気勾配を求めるためのグラフ
、第10図は放気時間を求めるためのグラフ、第11図
は本発明のタイヤへの空気充填方法の一例を計測タイヤ
圧の経時変化により示すグラフ、第12図は従来のタイ
ヤへの空気充填方法の一例を計測タイヤ圧の経時変化に
より示すグラフである。 12、14・・電磁弁、15・・空圧センサ、16慟・
ホース、18・・タイヤ。 多11L 遵ぜ」し

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤに結合されたホースを通じて、空圧センサ
    によりタイヤ圧を計測し、設定タイヤ圧と計測タイヤ圧
    との差圧および充放気勾配からタイヤに対する充放気時
    間を決定して、前記ホースに接続された充気および放気
    用の電磁弁を電子制御し、設定タイヤ圧より十分余裕の
    ある充気元圧によるタイヤへの充気または放気を繰返し
    行うタイヤへの空気充填方法において、 実際より小さく選択したタイヤ容量と充気元圧とにより
    仮の充気勾配を決定し、この仮の充気勾配とタイヤ圧の
    不足分とから安全性の高い仮の充気時間を決定し、この
    仮の充気時間に基づき仮の充気を行い、タイヤ圧の上昇
    分とそれに要した充気時間とから新しい充気勾配を決定
    し、この新しい充気勾配と充気元圧とから新しいタイヤ
    容量を把握しておき、前記新しい充気勾配とタイヤ圧の
    不足分とから新しい充気時間を決定し、この新しい充気
    時間に基づき新しい充気を行い、過剰に充気を行った場
    合は、前記新しいタイヤ容量とタイヤ圧とから放気勾配
    を決定し、この放気勾配とタイヤ圧の過剰分とから放気
    時間を決定し、この放気時間に基づき放気を行うことを
    特徴とするタイヤへの空気充填方法。
  2. (2)タイヤ圧の上昇分が新しい充気勾配を決定できる
    値を超えるまで、仮の充気勾配による充気を繰返し行い
    、この間の実質充気時間の積分総和を求め、毎回充気後
    の初期タイヤ圧に対するタイヤ圧上昇分より新しい充気
    勾配を決定し、その後も充気を行うごとに再度この新し
    い充気勾配の決定を繰返し行い、途中でのホースチャッ
    クミス時間などを実質充気時間の積分総和に算入しない
    ことを特徴とする請求項1記載のタイヤへの空気充填方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002321602A (ja) * 2001-04-27 2002-11-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤのガス充填方法
JP2018039398A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 旭産業株式会社 タイヤ充気装置

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