JPH0416900Y2 - - Google Patents

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JPH0416900Y2
JPH0416900Y2 JP1985169168U JP16916885U JPH0416900Y2 JP H0416900 Y2 JPH0416900 Y2 JP H0416900Y2 JP 1985169168 U JP1985169168 U JP 1985169168U JP 16916885 U JP16916885 U JP 16916885U JP H0416900 Y2 JPH0416900 Y2 JP H0416900Y2
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JP
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fuel
remaining
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gasoline
concentration sensor
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JP1985169168U
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JPS6279113U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ガソリンと、ガソリンと発熱量の
異なる他の燃料との混合燃料を使用する車両の燃
料残量表示装置に関する。
[従来の技術] 従来、メタノール、エタノール(以下アルコー
ルと総称する)又は、メチルブチルエーテルをガ
ソリンに混合し混合ガソリンとしたり、或いは、
単一燃料として使用する車両がある。このような
車両の燃料残量表示装置としては、通常、次のよ
うなものがある(自動車工学全書第10巻 電装
品、車体装備品、エンジン部品 昭和55年10月15
日発行参照)。燃料タンクの内部に燃料残量計ユ
ニツトがあり、その出力が残量表示メータにより
表示される。燃料残量計ユニツトの内部には抵抗
板があり、その両端にはバツテリ電圧が印加され
る。抵抗板の表面にはフロート機構により燃料液
面の上下に対応した電圧を残量表示メータに導く
接点がある。このようにして、従来は燃料の残量
(容量)のみをメータに表示するようにしており、
この装置をガソリンのみの使用車両にもまた、複
数燃料併用車両にも採用していた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の燃料残量表示
装置にあつては、燃料残量のみを表示する機構と
なつていたため、複数燃料併用車両の場合、燃料
タンク内の燃料成分によりミスフユーエリングを
生ずるという問題点があつた。
即ち、アルコールは通常車両に使用しているガ
ソリンに対し発熱量が約半分であり、このような
アルコールとガソリンとを混合した燃料を使用す
る車両の場合、混合燃料の残量が同じであつても
アルコール濃度によつて走行可能距離が変るた
め、燃料残量から単純に走行距離を推定し誤つた
燃料計画により補給のタイミングを失すると、燃
料欠乏により走行不能になるという問題点があつ
た。
また、これを防止するため、アルコール濃度を
検出する濃度センサを燃料タンク内に設け、この
検出濃度を用いて残存燃料量をガソリン相当の量
に換算することが考えられるが、濃度センサを燃
料タンク内に単に設けただけでは、次のような問
題が生じることとなる。
即ち、通常、燃料タンクへの給油時には、燃料
タンク内で泡立ちが発生し、これによる気泡が燃
料中の濃度センサに付着すると、濃度センサが燃
料と遮断され、濃度検出が精度よく行われない場
合がある。また、一般的に燃料タンク内では給油
によつて渦流が発生しやすく、例えば燃料タンク
内のガソリンに対し他の燃料を給油して混合させ
る際に、このような渦流が発生した場合には濃度
の均一度合が渦流の流れ始端側となる外側より流
れ終端側となる中央部の方が濃度の均一度合が高
くなるため、濃度センサを燃料タンクの外側に配
設した場合、濃度の検出精度が低下する。
この考案は、このような複数燃料を混合して使
用する車両において、アルコール濃度を精度よく
検出し、この検出濃度を用いてガソリン相当の量
に換算した残存燃料量を表示し、ミスフユーエリ
ングの発生を防止することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案は、前記目的を達成するため、ガソリ
ンと、ガソリンと発熱量の異なる他の燃料との混
合燃料を貯溜する燃料タンクを有する車両におい
て、燃料タンク内に燃料残量ユニツトを備えると
共に、燃料中の当該他の燃料の割合を検出する濃
度センサを燃料タンク内の中央部底面近傍に設
け、前記燃料残量ユニツト及び濃度センサの各出
力信号に基づき燃料タンク内の残存燃料量をガソ
リン相当の量に換算する演算手段と、この演算手
段の出力信号に基づき燃料残存量を表示する表示
メータとを設ける構成としたものである。
[作用] ガソリンと、ガソリンと発熱量の異なる他の燃
料との混合燃料の残量が燃料残量ユニツトにより
検出されると共に、混合燃料中の当該他の燃料の
濃度が、給油時に発生する気泡、及び燃料の不均
一性に影響されずに、また液面変動による空気中
への濃度センサの露出が回避されつつ、濃度セン
サにより精度よく検出される。これら検出された
各出力信号に基づき、燃料タンク内の残存燃料量
が演算手段によりガソリン相当の量に換算され、
この換算された残存燃料量が表示メータに表示さ
れる。乗員は、この表示を見ることにより、それ
以後の適正な燃料計画を立てることができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図に基づき説
明する。
図示しない車両に搭載される燃料タンク1に
は、ガソリンと、ガソリンと発熱量の異なる他の
燃料であるアルコールとの混合燃料が収納されて
いる。この燃料タンク1は、内部に浮子式等の従
来同様の燃料残量ユニツト2を備えると共に、ア
ルコール濃度センサ5を中央部底面近傍に備え
る。アルコール濃度センサ5は、SnO2等の酸化
物半導体が用いられ、これを燃料中に浸して燃料
中のアルコールの割合を検出するものである。燃
料は注入管3から燃料タンク1内に注入され、図
示せざる吸込管から車両の機関に供給される。
燃料残量ユニツト2とアルコール濃度センサ5
の出力は、演算手段としての演算回路16を介し
て残量表示メータ4にインプツトされる。演算回
路16の内部では、燃料残量ユニツト2と濃度セ
ンサ5の出力電圧から次のような計算で、燃料タ
ンク1内の燃料量をガソリン相当の量に直して残
量表示メータ4に表示させる動作がなされる。
即ち、燃料残量ユニツト2の出力をV、アルコ
ール濃度センサ5の出力をUとすると、ガソリン
相当の燃料残量ユニツトの出力(換算値)V′は、
V′=Vα・4800/10500+V(1−α)=Vα[4800/
10500+(1−α)/α] 但し、αは燃料中のアルコール割合であり、α
=f(U)=aU+bである。ここで、a,bはア
ルコール濃度センサ5による定数、4800はアルコ
ール(メタノール)の発熱量Kcal/kg、10500は
ガソリンの平均的発熱量Kcal/kgである。
以上により、この実施例においては、燃料タン
ク1内の混合燃料の残量がガソリン相当で残量表
示メータ4に、目盛表示される。このため、乗員
はこれを見て通常の、慣れた通りの計算で走行可
能距離を推測でき、ミスフユーエリングを生ずる
ことはない。
燃料タンク1の底面に濃度センサ5が位置して
いると、給油時に発生する気泡が濃度センサ5に
付着しにくくなり、濃度検出精度が向上する。ま
た、燃料タンク1内のガソリンに対し他の燃料を
給油して混合させる際、渦流が発生し、その渦流
の発生によつて燃料タンク1内の濃度の均一度合
が外側寄りに比べて高い中央部に濃度センサ5を
設けてあるので、濃度検出精度がより高まる。さ
らに、燃料タンク1内の燃料の液面変動による濃
度センサ5の空気中への露出防止も図れるので、
これによつても検出精度を向上させることができ
る。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、
ガソリンと、ガソリンと発熱量の異なる他の燃料
との混合燃料の残量を検出する燃料残量ユニツト
を燃料タンク内に設けると共に、燃料中の当該他
の燃料の割合を検出する濃度センサを燃料タンク
内の中央部底面近傍に設け、前記燃料残量ユニツ
ト及び濃度センサの各出力信号に基づき燃料タン
ク内の残存燃料量をガソリン相当の量に換算する
演算手段と、この演算手段の出力信号に基づき燃
料残存量を表示する表示メータとを設ける構成と
したので、混合燃料中の他の燃料の濃度が、燃料
タンク内の中央部底面付近に設けた濃度センサに
より、給油時に発生する気泡、及び燃料の不均一
性に影響されずに、また液面変動による空気中へ
の濃度センサの露出が回避されつつ、精度よく検
出することができ、さらにこの精度よく検出され
た濃度を用いてガソリン相当量に換算した残存量
を表示できるので、これにより乗員は慣れた通り
の計算で走行距離を推測でき、ミスフユーエリン
グを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す概略図であ
る。 図面に現われた符号の説明、1……燃料タン
ク、2……燃料残量ユニツト、4……残量表示メ
ータ、5……アルコール濃度センサ、16……演
算回路(演算手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガソリンと、ガソリンと発熱量の異なる他の燃
    料との混合燃料を貯溜する燃料タンクを有する車
    両において、燃料タンク内に燃料残量ユニツトを
    備えると共に、燃料中の当該他の燃料の割合を検
    出する濃度センサを燃料タンク内の中央部底面近
    傍に設け、前記燃料残量ユニツト及び濃度センサ
    の各出力信号に基づき燃料タンク内の残存燃料量
    をガソリン相当の量に換算する演算手段と、この
    演算手段の出力信号に基づき燃料残存量を表示す
    る表示メータとを設けたことを特徴とする燃料残
    量表示装置。
JP1985169168U 1985-11-05 1985-11-05 Expired JPH0416900Y2 (ja)

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JPS6279113U JPS6279113U (ja) 1987-05-20
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ID=31102721

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011064903A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 トヨタ自動車株式会社 燃料タンクシステム及び燃料供給システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746824B2 (ja) * 1979-10-17 1982-10-05
JPS5862515A (ja) * 1981-10-09 1983-04-14 Honda Motor Co Ltd 車両の表示装置
JPS58148915A (ja) * 1982-03-01 1983-09-05 Nissan Motor Co Ltd エンジン運転状態モニタ装置

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JPS5746824U (ja) * 1980-09-02 1982-03-16

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