JPH04168496A - 吸音材 - Google Patents
吸音材Info
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- JPH04168496A JPH04168496A JP2296614A JP29661490A JPH04168496A JP H04168496 A JPH04168496 A JP H04168496A JP 2296614 A JP2296614 A JP 2296614A JP 29661490 A JP29661490 A JP 29661490A JP H04168496 A JPH04168496 A JP H04168496A
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- sound absorbing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、フェルト状の金属繊維層を備えた吸音材の
改良に関する。
改良に関する。
〈従来の技術〉
金属製の吸音材として、フェルト状の金属繊維層を金網
によりサンドイッチ状に挟んで圧着成形したものが知ら
れている(例えば特開昭63−103299号公報参照
)。これは、従来のグラスウール製などと比べて含水し
にくく、また含水してもすぐに乾燥して吸音特性を回復
できる等の利点があるとされている。
によりサンドイッチ状に挟んで圧着成形したものが知ら
れている(例えば特開昭63−103299号公報参照
)。これは、従来のグラスウール製などと比べて含水し
にくく、また含水してもすぐに乾燥して吸音特性を回復
できる等の利点があるとされている。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、上記公報のものは、例えば船の機関室の
ように油が飛散し、あるいは油のミストが浮遊している
場所に使用するとこの油が付着し、しかも−旦付着した
油はほとんど乾燥することがなく付着量が次第に増加す
る。このため吸音特性が劣化するが、油は金属繊維層に
染み込んでいるので洗剤を含む水で洗っても油の除去は
困難で吸音特性を回復できなくなる。また、含油量が増
大すると可燃性が生ずるので、船の機関室のような場所
には安全上使用することができないという別の問題もあ
る。
ように油が飛散し、あるいは油のミストが浮遊している
場所に使用するとこの油が付着し、しかも−旦付着した
油はほとんど乾燥することがなく付着量が次第に増加す
る。このため吸音特性が劣化するが、油は金属繊維層に
染み込んでいるので洗剤を含む水で洗っても油の除去は
困難で吸音特性を回復できなくなる。また、含油量が増
大すると可燃性が生ずるので、船の機関室のような場所
には安全上使用することができないという別の問題もあ
る。
この発明はこのような点に着目し、含油性がなく火災上
極めて安全であり、しかも含水、含油による吸音特性の
低下もない吸音材を提供することを目的としてなされた
ものである。
極めて安全であり、しかも含水、含油による吸音特性の
低下もない吸音材を提供することを目的としてなされた
ものである。
〈課題を解決するための手段〉
上記の目的を達成するために、この発明の吸音材は、フ
ェルト状の金属繊維層の表面に金網状の表面保護材を一
体に圧着成形してなる吸音材において、金属繊維層と表
面保護材の間に油及び水を透過させない薄い不燃性フィ
ルムを介在させるようにしている。
ェルト状の金属繊維層の表面に金網状の表面保護材を一
体に圧着成形してなる吸音材において、金属繊維層と表
面保護材の間に油及び水を透過させない薄い不燃性フィ
ルムを介在させるようにしている。
〈作用〉
不燃性フィルムによって油及び水の透過が防止されて金
属繊維層に油や水が染み込むことがなくなる。また不燃
性フィルムが薄いため、音は反射されることなく金属繊
維層まで到達して吸収され、吸音作用は支障なく行われ
る。
属繊維層に油や水が染み込むことがなくなる。また不燃
性フィルムが薄いため、音は反射されることなく金属繊
維層まで到達して吸収され、吸音作用は支障なく行われ
る。
〈実施例〉
次に、図示の一実施例について説明する。図において、
1は金属繊維層、2は表面保護材、3は不燃性フィルム
、4はこれらを一体にした板状の吸音材である。
1は金属繊維層、2は表面保護材、3は不燃性フィルム
、4はこれらを一体にした板状の吸音材である。
金属繊維層1及び表面保護材2は、前述の公報に記載さ
れているものと同様な構成のものが使用可能である。す
なわち、金属繊維層1はアルミニウム、ステンレスのよ
うな耐食性に優れた金属の細い繊維、例えば直径が25
〜100μm、長さ10mm以上の繊維を絡ませて厚さ
0.5〜10世程度のフェルト状にした層状体であり、
また表面保護材2は、金属繊維層1と同様な材質のエキ
スバンドメタル、パンチングメタル、金網など、所定の
強度を備えた不燃性のものである。
れているものと同様な構成のものが使用可能である。す
なわち、金属繊維層1はアルミニウム、ステンレスのよ
うな耐食性に優れた金属の細い繊維、例えば直径が25
〜100μm、長さ10mm以上の繊維を絡ませて厚さ
0.5〜10世程度のフェルト状にした層状体であり、
また表面保護材2は、金属繊維層1と同様な材質のエキ
スバンドメタル、パンチングメタル、金網など、所定の
強度を備えた不燃性のものである。
また不燃性フィルム3は油及び水を透過させない性状の
薄膜であって、例えばアルミニウムの箔や蒸着フィルム
等が使用されるが、その他ジュラルミン等の比較的比重
の小さい軽金属材料等が使用可能であり、厚みは5〜5
0μm程度のものが使用される。
薄膜であって、例えばアルミニウムの箔や蒸着フィルム
等が使用されるが、その他ジュラルミン等の比較的比重
の小さい軽金属材料等が使用可能であり、厚みは5〜5
0μm程度のものが使用される。
実施例の吸音材4は、上述した金属繊維層1と表面保護
材2の間に不燃性フィルム3を介在させてローラ圧着法
により一体に圧着成形することによって構成される。こ
の圧着成形によって、不燃性フィルム3に金属繊維層1
の表面の細い繊維や表面保護材2が食い込み、あるいは
金属繊維層1の繊維の一部が不燃性フィルム3を突き抜
けて表面保護材2に絡みつくため、普通の状態では各構
成部材が剥離しない程度の強度で相互に一体化される。
材2の間に不燃性フィルム3を介在させてローラ圧着法
により一体に圧着成形することによって構成される。こ
の圧着成形によって、不燃性フィルム3に金属繊維層1
の表面の細い繊維や表面保護材2が食い込み、あるいは
金属繊維層1の繊維の一部が不燃性フィルム3を突き抜
けて表面保護材2に絡みつくため、普通の状態では各構
成部材が剥離しない程度の強度で相互に一体化される。
なお、壁面などへの取り付けの際に取り付は部材などで
表面が押さえられるので使用時に剥離する可能性は少な
いが、補助的に不燃性の無機質接着剤を使用し、あるい
は部分的に強圧着部を形成して剥離強度を高めることも
できる。
表面が押さえられるので使用時に剥離する可能性は少な
いが、補助的に不燃性の無機質接着剤を使用し、あるい
は部分的に強圧着部を形成して剥離強度を高めることも
できる。
実施例の吸音材4はこのような構成であり、表面保護材
2を表にして、例えば船の機関室の壁面や作業機のエン
ジンカバーの内面等に取り付けて使用される。このため
、実施例では不燃性フィルム3と表面保護材2は金属繊
維層1の片面にしか設けられていないが、用途によって
は必要に応じて金属繊維層1の両面に設けることもでき
る。
2を表にして、例えば船の機関室の壁面や作業機のエン
ジンカバーの内面等に取り付けて使用される。このため
、実施例では不燃性フィルム3と表面保護材2は金属繊
維層1の片面にしか設けられていないが、用途によって
は必要に応じて金属繊維層1の両面に設けることもでき
る。
不燃性フィルム3は細かい凹凸が無数に生じており、し
かも薄いため表面から入射する音を反射するようなこと
はなく、音は金属繊維層1に達してここでエネルギーが
吸収される。特に船の機関室で発生する音には低周波成
分が多く含まれているが、不燃性フィルム3を設けるこ
とによって低周波域に対する吸音効果が向上される傾向
が見られた。これは不燃性フィルム3が共鳴してエネル
ギーの吸収作用が高まるためと推定される。
かも薄いため表面から入射する音を反射するようなこと
はなく、音は金属繊維層1に達してここでエネルギーが
吸収される。特に船の機関室で発生する音には低周波成
分が多く含まれているが、不燃性フィルム3を設けるこ
とによって低周波域に対する吸音効果が向上される傾向
が見られた。これは不燃性フィルム3が共鳴してエネル
ギーの吸収作用が高まるためと推定される。
また、機関室のように油が飛散し、あるいは油のミスト
が浮遊しているような使用環境であっても、不燃性フィ
ルム3があるため付着した油が金属繊維層1にまで染み
込むことはない。また水が金属繊維層1にまで染み込む
こともないので洗剤入りの水で汚れや油を洗い流すこと
も可能であり、吸音特性が劣化せず、しかも不燃性で水
洗可能な吸音材が得られるのである。
が浮遊しているような使用環境であっても、不燃性フィ
ルム3があるため付着した油が金属繊維層1にまで染み
込むことはない。また水が金属繊維層1にまで染み込む
こともないので洗剤入りの水で汚れや油を洗い流すこと
も可能であり、吸音特性が劣化せず、しかも不燃性で水
洗可能な吸音材が得られるのである。
なお、圧着成形の際に金属繊維層1の繊維が不燃性フィ
ルム3を突き抜けて生じた穴は、極めて小さなピンホー
ルであると共にそのピンホール自体は繊維によって塞が
れている。このため、一定の粘性を持つ油や水は穴を通
りにくく、上述のように水洗を行っても水が金属繊維層
1にまで染み込むことはほとんどなく、多少水が入って
もそのすき間を通って自然乾燥する。また油の場合は膠
着状態となってすき間が塞がれるので、以後の油や水の
侵入が阻止されるので好都合である。
ルム3を突き抜けて生じた穴は、極めて小さなピンホー
ルであると共にそのピンホール自体は繊維によって塞が
れている。このため、一定の粘性を持つ油や水は穴を通
りにくく、上述のように水洗を行っても水が金属繊維層
1にまで染み込むことはほとんどなく、多少水が入って
もそのすき間を通って自然乾燥する。また油の場合は膠
着状態となってすき間が塞がれるので、以後の油や水の
侵入が阻止されるので好都合である。
〈発明の効果〉
以上の説明から明らかなように、この発明の吸音材は、
フェルト状の金属繊維層と金網状の表面保護材の間に油
及び水を透過させない薄い不燃性フィルムを介在させて
一体に圧着成形したものである。
フェルト状の金属繊維層と金網状の表面保護材の間に油
及び水を透過させない薄い不燃性フィルムを介在させて
一体に圧着成形したものである。
従って、金属繊維層に油や水が染み込むことがないため
吸音特性が劣化せず、しかも油が染み込まず不燃性とな
るため、防火性が重要視される船舶の機関室等に使用で
き、また水洗可能な不燃性吸音材を得ることができるの
である。
吸音特性が劣化せず、しかも油が染み込まず不燃性とな
るため、防火性が重要視される船舶の機関室等に使用で
き、また水洗可能な不燃性吸音材を得ることができるの
である。
図はこの発明の一実施例の一部を剥離して示した部分斜
視図である。 1・・金属繊維層、2・・・表面保護材、3・・・不燃
性フィルム、4・・吸音材。 特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会社代 理 人
弁理士 篠 1) 實4峨宝
視図である。 1・・金属繊維層、2・・・表面保護材、3・・・不燃
性フィルム、4・・吸音材。 特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会社代 理 人
弁理士 篠 1) 實4峨宝
Claims (1)
- (1)フェルト状の金属繊維層の表面に金網状の表面保
護材を一体に圧着成形してなる吸音材であって、金属繊
維層と表面保護材の間に油及び水を透過させない、不燃
性フィルムを介在させたことを特徴とする吸音材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02296614A JP3109827B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 吸音材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02296614A JP3109827B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 吸音材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04168496A true JPH04168496A (ja) | 1992-06-16 |
JP3109827B2 JP3109827B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=17835835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02296614A Expired - Fee Related JP3109827B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 吸音材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109827B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0822322A1 (en) * | 1996-02-21 | 1998-02-04 | Ibiden Co, Ltd. | Muffler for an internal combustion engine |
WO1998016915A1 (de) * | 1996-10-14 | 1998-04-23 | M. Faist Gmbh & Co. Kg | Einrichtung zum absorbieren und/oder dämpfen von schallwellen |
JP2008202590A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-09-04 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機用防音材 |
CN105057676A (zh) * | 2015-08-12 | 2015-11-18 | 广州橙行智动汽车科技有限公司 | 具有表面网状烧结覆膜结构的金属纤维多孔材料及制造方法 |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP02296614A patent/JP3109827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0822322A1 (en) * | 1996-02-21 | 1998-02-04 | Ibiden Co, Ltd. | Muffler for an internal combustion engine |
EP0822322A4 (en) * | 1996-02-21 | 2006-08-02 | Ibiden Co Ltd | MUFFLER FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINE |
EP1803907A2 (en) * | 1996-02-21 | 2007-07-04 | Ibiden Co., Ltd. | Muffler for internal combustion engine |
EP1803907A3 (en) * | 1996-02-21 | 2007-07-18 | Ibiden Co., Ltd. | Muffler for internal combustion engine |
WO1998016915A1 (de) * | 1996-10-14 | 1998-04-23 | M. Faist Gmbh & Co. Kg | Einrichtung zum absorbieren und/oder dämpfen von schallwellen |
JP2008202590A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-09-04 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機用防音材 |
CN105057676A (zh) * | 2015-08-12 | 2015-11-18 | 广州橙行智动汽车科技有限公司 | 具有表面网状烧结覆膜结构的金属纤维多孔材料及制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3109827B2 (ja) | 2000-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |