JPH0416758A - タービンロータの超音波探傷装置 - Google Patents
タービンロータの超音波探傷装置Info
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- JPH0416758A JPH0416758A JP2121027A JP12102790A JPH0416758A JP H0416758 A JPH0416758 A JP H0416758A JP 2121027 A JP2121027 A JP 2121027A JP 12102790 A JP12102790 A JP 12102790A JP H0416758 A JPH0416758 A JP H0416758A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
-
- G—PHYSICS
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- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/26—Scanned objects
- G01N2291/269—Various geometry objects
- G01N2291/2693—Rotor or turbine parts
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、タービンロータの運転休止時に行う点検の
際に、タービンロータの使用中に発生したき裂などの内
部欠陥を探傷する超音波探傷装置に関する。
際に、タービンロータの使用中に発生したき裂などの内
部欠陥を探傷する超音波探傷装置に関する。
タービンロータは、高温下で高速回転を強いられるため
、使用中における健全性の確認が必要になる。特に、高
温下で長時間に渡って使用されて来たものや、起動、停
止の繰り返しが多数回にわたったものほど、健全性の[
認が重要となる。 タービンロータは、運転による遠心力によって、ロータ
中心部において応力最大となる。従って、使用が進み、
ロータ材の劣化が進むにつれて、まずロータ中心部に運
転やロータ材の劣化によってき裂が発生することがあり
、これがロータ材の健全性を損なう大きな原因の一つに
なる。そのため、ロータ材の健全性を確認する一手段と
して、ロータ中心部に発生するき裂の探傷が不可欠とな
っており、この探傷には超音波探傷が利用される。 第4図は、タービンロータ6の全体を示した断面図であ
り、タービンロータ6はブレード18とラビリンスリン
グ20とが植え込まれている。中心孔が無いタービンロ
ータ6を超音波探傷するには、ブレード18の植込部や
ラビリンスリング20をよけた部位を利用して、タービ
ンロータ6の外周面に接触子14を密着させ、超音波ビ
ーム22をタービンロータ6に入射して実施される。す
なわち、この探傷では、第4図のV−■断面を示す第5
図と第6図との断面図に示すように、タービンロータ6
の直径方向6bに対して、あらゆる方向の欠陥を検出す
るために、直径方向6bと超音波ビーム22との角度α
を変えて数種類の角度αで探傷することが要求され、こ
れらの角度αにおける探傷は、タービンロータ6の矢印
24で示す全周および軸方向の全長にわたって普通実施
される。角度αで超音波ビーム22をタービンロータ6
の内部に入射するには、第6図に示すように、タービン
ロータ6と探触子14との間にシュウ26を介して、超
音波ビーム22を入射する。角度αを得るための探触子
14の傾は角eは、次の(1)式で求められる。 α=sin −’ (CI /Cz ・sin e)
・−・11)ここで、CI :シュウ26内の音速 C2:タービンロータ内の音速 すなわち、シュウ26は、角度θの傾きを有し、かつタ
ービンロータ6にすきまなく密着して超音波ビーム22
の入射を良好にするため、タービンロータ6の外周曲率
に合致した曲率を有するシュウ26を、入射角度αごと
にかつ探傷部のタービンロータ6の外径が異なるごとに
それぞれ数多く準備する必要がある。 第7図は、ラビリンスリング20をよけて探傷する溝付
きシュウ28を介して、超音波探傷する状態を示す断面
図である。また、第8図はラビリンスリング20の詳細
を示す断面図で、タービンロータ6に溝6cを設け、こ
の溝60にL形断面でリング状のラビリンスリング20
を植え込み、リング状の角鋼30を打ち込んで固定した
もので、図示を省略したケーシング側の要素との間のす
きまを小さくしてラビリンス(Labyrinth:迷
路)を構成して蒸気の洩れを防止するものである。 前記の第7図に示した溝付きシュウ28は、前記の第6
図のシュウ26と同様に、超音波ビーム22の入射角度
αに応して、角度θの傾きを有し、かつタービンロータ
6にすきまなく密着して超音波ビーム22の入射を良好
にするため、タービンロータ6の外周曲率に合致した曲
率を有する溝付きンユウ28を、入射角度αごと探傷部
のタービンロータ6の外径ごとにそれぞれ多数準備する
必要がある。 −iに、タービンロータ6は、多くの直径の異なる段を
有し、ラビリンスリング20はこの段ごとに複数個植え
込まれ、かつ隣接するラビリンスリング20間の間隔は
、段ごとに異なることが多いため、準備しなければなら
ない前記の溝付きシュウ28の数は膨大な数にのぼり、
経済性が極めて悪く、かつ保管したものを必要に応して
探しだす工数も掛かるという問題があった。また、シュ
ウ26.溝付きシュウ28とタービンロータ6とは硬質
なもの同志の接触となり、両者のなじみが悪く、両者の
接触面において超音波ビーム22の伝播ロスが生じ、入
射した超音波ビーム22の強度が低下する問題がある。 さらに、溝付きシュウ28では、溝28aを設けてラビ
リンスリング20をさけているため、この溝28aの部
分で超音波ビーム22の伝播が妨げられ、超音波ビーム
22の入射強度はますます低下する問題がある。 さらに、先に本出願人により特願昭63−194906
号にて出願されたタービンロータの超音波探傷装置があ
る。第9図は特願昭63−194906号の超音波探傷
装置の全体を示す断面図である。第9図の装置は、超音
波の媒質となる水2をその内部に貯留してこの水中にタ
ービンロータ6全体を浸漬させる水槽4と、この水槽4
中に設けられる回転自在の対のローラ8.8を備えこの
ローラ8.8上にタービンロータ6を積載して回転自在
に支持する一対のローラ受け台10と、水槽4中に設け
られて一対のローラ受け台10の一端部に連結してター
ビンロータを回転させるロータ回転装置12と、探傷し
ようとするタービンロータ6の表面から一定の測定距離
だけ離して設置位置可変のホルダに支持されて設けられ
る超音波の探触子14と、探触子14に着脱自在に設け
られる超音波ノズル16とを備えたものである。 第9図の超音波探傷装置による探傷操作について説明す
る。 (イ)ホルダを調整して探触子14を所望の探傷位置に
設置する。この際探触子14には、超音波ノズル16を
必要により装着しておく。 (ロ)水槽4に所望の量の水を貯留し、タービンロータ
6を十分に浸漬させる。 (ハ)探触子14から超音波ビーム22を水2を媒質と
してタービンロータ6の中に入射する。この場合、従来
例のシュウ26のような固体媒質でなく、水2を媒質と
しているので、超音波ビーム22は、極めて安定して、
入射ロスも少ない状態でタービンロータに入射する。 (ニ)この状態で、ロータ回転装置12を駆動し、連結
されているタービンロータ6を回転させ、タービンロー
タの全周を探傷する。
、使用中における健全性の確認が必要になる。特に、高
温下で長時間に渡って使用されて来たものや、起動、停
止の繰り返しが多数回にわたったものほど、健全性の[
認が重要となる。 タービンロータは、運転による遠心力によって、ロータ
中心部において応力最大となる。従って、使用が進み、
ロータ材の劣化が進むにつれて、まずロータ中心部に運
転やロータ材の劣化によってき裂が発生することがあり
、これがロータ材の健全性を損なう大きな原因の一つに
なる。そのため、ロータ材の健全性を確認する一手段と
して、ロータ中心部に発生するき裂の探傷が不可欠とな
っており、この探傷には超音波探傷が利用される。 第4図は、タービンロータ6の全体を示した断面図であ
り、タービンロータ6はブレード18とラビリンスリン
グ20とが植え込まれている。中心孔が無いタービンロ
ータ6を超音波探傷するには、ブレード18の植込部や
ラビリンスリング20をよけた部位を利用して、タービ
ンロータ6の外周面に接触子14を密着させ、超音波ビ
ーム22をタービンロータ6に入射して実施される。す
なわち、この探傷では、第4図のV−■断面を示す第5
図と第6図との断面図に示すように、タービンロータ6
の直径方向6bに対して、あらゆる方向の欠陥を検出す
るために、直径方向6bと超音波ビーム22との角度α
を変えて数種類の角度αで探傷することが要求され、こ
れらの角度αにおける探傷は、タービンロータ6の矢印
24で示す全周および軸方向の全長にわたって普通実施
される。角度αで超音波ビーム22をタービンロータ6
の内部に入射するには、第6図に示すように、タービン
ロータ6と探触子14との間にシュウ26を介して、超
音波ビーム22を入射する。角度αを得るための探触子
14の傾は角eは、次の(1)式で求められる。 α=sin −’ (CI /Cz ・sin e)
・−・11)ここで、CI :シュウ26内の音速 C2:タービンロータ内の音速 すなわち、シュウ26は、角度θの傾きを有し、かつタ
ービンロータ6にすきまなく密着して超音波ビーム22
の入射を良好にするため、タービンロータ6の外周曲率
に合致した曲率を有するシュウ26を、入射角度αごと
にかつ探傷部のタービンロータ6の外径が異なるごとに
それぞれ数多く準備する必要がある。 第7図は、ラビリンスリング20をよけて探傷する溝付
きシュウ28を介して、超音波探傷する状態を示す断面
図である。また、第8図はラビリンスリング20の詳細
を示す断面図で、タービンロータ6に溝6cを設け、こ
の溝60にL形断面でリング状のラビリンスリング20
を植え込み、リング状の角鋼30を打ち込んで固定した
もので、図示を省略したケーシング側の要素との間のす
きまを小さくしてラビリンス(Labyrinth:迷
路)を構成して蒸気の洩れを防止するものである。 前記の第7図に示した溝付きシュウ28は、前記の第6
図のシュウ26と同様に、超音波ビーム22の入射角度
αに応して、角度θの傾きを有し、かつタービンロータ
6にすきまなく密着して超音波ビーム22の入射を良好
にするため、タービンロータ6の外周曲率に合致した曲
率を有する溝付きンユウ28を、入射角度αごと探傷部
のタービンロータ6の外径ごとにそれぞれ多数準備する
必要がある。 −iに、タービンロータ6は、多くの直径の異なる段を
有し、ラビリンスリング20はこの段ごとに複数個植え
込まれ、かつ隣接するラビリンスリング20間の間隔は
、段ごとに異なることが多いため、準備しなければなら
ない前記の溝付きシュウ28の数は膨大な数にのぼり、
経済性が極めて悪く、かつ保管したものを必要に応して
探しだす工数も掛かるという問題があった。また、シュ
ウ26.溝付きシュウ28とタービンロータ6とは硬質
なもの同志の接触となり、両者のなじみが悪く、両者の
接触面において超音波ビーム22の伝播ロスが生じ、入
射した超音波ビーム22の強度が低下する問題がある。 さらに、溝付きシュウ28では、溝28aを設けてラビ
リンスリング20をさけているため、この溝28aの部
分で超音波ビーム22の伝播が妨げられ、超音波ビーム
22の入射強度はますます低下する問題がある。 さらに、先に本出願人により特願昭63−194906
号にて出願されたタービンロータの超音波探傷装置があ
る。第9図は特願昭63−194906号の超音波探傷
装置の全体を示す断面図である。第9図の装置は、超音
波の媒質となる水2をその内部に貯留してこの水中にタ
ービンロータ6全体を浸漬させる水槽4と、この水槽4
中に設けられる回転自在の対のローラ8.8を備えこの
ローラ8.8上にタービンロータ6を積載して回転自在
に支持する一対のローラ受け台10と、水槽4中に設け
られて一対のローラ受け台10の一端部に連結してター
ビンロータを回転させるロータ回転装置12と、探傷し
ようとするタービンロータ6の表面から一定の測定距離
だけ離して設置位置可変のホルダに支持されて設けられ
る超音波の探触子14と、探触子14に着脱自在に設け
られる超音波ノズル16とを備えたものである。 第9図の超音波探傷装置による探傷操作について説明す
る。 (イ)ホルダを調整して探触子14を所望の探傷位置に
設置する。この際探触子14には、超音波ノズル16を
必要により装着しておく。 (ロ)水槽4に所望の量の水を貯留し、タービンロータ
6を十分に浸漬させる。 (ハ)探触子14から超音波ビーム22を水2を媒質と
してタービンロータ6の中に入射する。この場合、従来
例のシュウ26のような固体媒質でなく、水2を媒質と
しているので、超音波ビーム22は、極めて安定して、
入射ロスも少ない状態でタービンロータに入射する。 (ニ)この状態で、ロータ回転装置12を駆動し、連結
されているタービンロータ6を回転させ、タービンロー
タの全周を探傷する。
形状2寸法の異なるシュウや溝付きシュウを一切使用す
ることなくタービンロータへの超音波ビームの入射伝播
ロスを小さくするためにタービンロータ全体を水槽に浸
漬させて探傷する装置が開発されたが、この装置はロー
タ全体を水中に浸漬するために、大きな水槽及び給水ポ
ンプなどを必要とし、大きなスペースを要し、かつ操作
に手間がかかるという問題があった。 この発明は、形状1寸法の異なるシュウや、溝付きシュ
ウを一切使用することなく、タービンロータへの超音波
ビームの入射伝播ロスをできるだけ小さくし、かつター
ビンロータを水中に浸漬することなく、取扱が容易でか
つ安定したタービンロータの超音波探傷装置を提供する
ことを目的とする。
ることなくタービンロータへの超音波ビームの入射伝播
ロスを小さくするためにタービンロータ全体を水槽に浸
漬させて探傷する装置が開発されたが、この装置はロー
タ全体を水中に浸漬するために、大きな水槽及び給水ポ
ンプなどを必要とし、大きなスペースを要し、かつ操作
に手間がかかるという問題があった。 この発明は、形状1寸法の異なるシュウや、溝付きシュ
ウを一切使用することなく、タービンロータへの超音波
ビームの入射伝播ロスをできるだけ小さくし、かつター
ビンロータを水中に浸漬することなく、取扱が容易でか
つ安定したタービンロータの超音波探傷装置を提供する
ことを目的とする。
上記目的は、超音波を使用して非破壊でタービンロータ
の内部欠陥を探傷するタービンロータの超音波探傷装置
において、回転自在の対のローラを備えこのローラ上に
タービンロータを積載して回転自在に支持する1対のロ
ーラ受け台と、前記1対のローラ受け台に支持されたタ
ービンロータの一端部に連結してタービンロータを回転
させるロータ回転装置と、探傷しようとするタービンロ
ータの表面から一定の測定距離だけ離して設置位置可変
のホルダに支持されて設けられる超音波の探傷子と、こ
の探傷子に着脱自在に設けられる先端が薄膜でシールさ
れ内部に水を充満させた超音波ノズルと、この超音波ノ
ズル先端とタービンロータ間の空間に水を噴出して充満
させる水ノズルとを備えることによって達成される。
の内部欠陥を探傷するタービンロータの超音波探傷装置
において、回転自在の対のローラを備えこのローラ上に
タービンロータを積載して回転自在に支持する1対のロ
ーラ受け台と、前記1対のローラ受け台に支持されたタ
ービンロータの一端部に連結してタービンロータを回転
させるロータ回転装置と、探傷しようとするタービンロ
ータの表面から一定の測定距離だけ離して設置位置可変
のホルダに支持されて設けられる超音波の探傷子と、こ
の探傷子に着脱自在に設けられる先端が薄膜でシールさ
れ内部に水を充満させた超音波ノズルと、この超音波ノ
ズル先端とタービンロータ間の空間に水を噴出して充満
させる水ノズルとを備えることによって達成される。
この発明は、水を充満させた超音波ノズルと、超音波ノ
ズルの先端に噴出した水によりできたノズル先端とター
ビンロータ表面の間の水たまりを介して超音波をタービ
ンロータ中に入射伝播させるので、超音波シュウを使用
することな(安定して超音波の送、受信ができ、しかも
ラビリンスリング植込部位でも超音波入射ロスを軽減し
、さらに狭隘空間でも超音波の散乱に伴うノイズをでき
るだけ小さ(することができる。
ズルの先端に噴出した水によりできたノズル先端とター
ビンロータ表面の間の水たまりを介して超音波をタービ
ンロータ中に入射伝播させるので、超音波シュウを使用
することな(安定して超音波の送、受信ができ、しかも
ラビリンスリング植込部位でも超音波入射ロスを軽減し
、さらに狭隘空間でも超音波の散乱に伴うノイズをでき
るだけ小さ(することができる。
【実施例]
以下図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。第1図
はこの発明の実施例の全体を示す断面図、第2図は超音
波探触子と超音波ノズル及び水ノズルを探傷時の状態に
配置した状況を示す断面図、第3図は第2図のI−I断
面図である。 この発明による超音波探傷装置は、回転自在の対のロー
ラ8,8を備えこのローラ8,8上にタービンロータ6
を積載して回転自在に支持する一対のローラ受け台10
と、この一対のローラ受け台に支持されたタービンロー
タの表面から一定の距離だけ離して設置位置可変のホル
ダに支持されて設けられる超音波探触子14と、超音波
探触子14に着脱自在に設けられる先端が薄膜でシール
され内部に水を充満させた超音波ノズル16と、超音波
ノズル16先端とタービンロータ間の空間31に水を噴
出して充満させるための水ノズル17とを備える。 第2図において、超音波ノズル16の先端には、探触子
14が取付けられ、超音波ノズル16の先端はシールゴ
ム16aでふたをしシールしている。シールゴム16a
は、水が透過せず、超音波の透過しやすいゴムやプラス
チックの薄膜とする。 現場操作は、次のように行う。 (イ)探触子14のとりついた超音波ノズル16を所望
の探傷位置に設置する。この際、超音波ノズル16の中
には、気泡等が一切混入しない状態で、シールゴム16
aが破損しない程度に多少加圧気味に水を充満させてお
く。 (ロ)超音波ノズル16の先端に水ノズル17を1本な
いし2本配置し、水ノズル17aから水を噴出させて、
超音波ノズル16の先端とタービンロータ6の空間30
に水で満たす。満たされた水には、気泡が混入しないよ
うにする。また水は、常時拡散して周りに漏洩しなくな
るので、水ノズル17からは水を連続的に噴出させてお
く。 (ハ)探触子14から超音波ビーム22を超音波ノズル
16中の水、シールゴム16a及び空間30中の水を媒
質としてタービンロータ6の中に入射する。この場合、
従来例のシュウ26のような固体媒質でなく、水を媒質
としているので、超音波ビーム22は、極めて安定して
、入射ロスも少ない状態でタービンロータ6に入射する
。 (ニ)この状態で、ロータ回転装置12を駆動し、連結
されているタービンロータ6を回転させ、タービンロー
タ6の全周を探傷する。超音波ビーム22の入射角度α
(前記第5図、第6図)を得るには、超音波ノズル16
のタービンロータ6に対する傾は角eを所定の角度にホ
ルダを調整して傾けることで容易に得られる。 この傾は角θは、前記〔1)弐により、C1をシュウ2
6内の音速から水中の音速におきかえて得られる。ラビ
リンスリング20の部位では、水を媒質とした場合でも
、若干の入射ロスがあるが、前記従来例の第7図で説明
した溝付きシュウ28を使用する時に比較すると、格段
に超音波ビーム22の入射ロスが小さくなる。 (ホ)このようにして、一つの部位の探傷が終わったら
、ホルダを調整して超音波ノズル16と水ノズル17を
次の探傷位置に設置し、前記と同様に探傷する。 (へ)タービンロータ6のすべての探傷位置での探傷が
終わったら、超音波ノズル16と水ノズル17を荷役作
業の邪魔にならない位置に移動し、タービンロータ6の
一端部6aとロータ回転装置12との連結を解除し、ク
レーンなどの荷投手段によってタービンロータ6を搬出
する。 なおこの超音波ノズル16は、ブレード18.18間に
挿入可能の外形寸法で筒状に作られており、拡散した超
音波ビーム22は図示のように、超音波ノズル16の内
面で反射してタービンロータ6に達するが、これによる
散乱ビームは探触子14に到達するため、このような狭
隘部分でも安定よくかつ超音波探傷が実施できる。ター
ビンロータ6の狭隘部分の寸法は多種類にわたるから、
外形寸法の異なる複数個の超音波ノズル16を容易して
おき、状況に応して最適寸法の超音波ノズル16を探触
子14に装着して使用するが、このために超音波ノズル
16を探触子14に着脱自在としている。 【発明の効果】 この発明によれば、水を媒体として超音波ノズルを装着
した探触子から超音波ビームをタービンロータに発信し
て入射させ、内部欠陥から反射波を探触子で受信して探
傷する超音波探傷装置としたために、 (a)タービンロータの狭隘部や複雑な形状の部位でも
、超音波の入射ロスが少なく、ノイズが少ない安定した
探傷が可能となり、 (b)探触子のタービンロータに対する傾は角eを、所
定の角度にホルダを調整して傾けることで、容易に超音
波ビームの入射角度αを所望の値に設定することができ
、 (C)この結果、従来例のようなシュウを一切使用しな
でよく、 (d)タービン全体を水中へ浸漬する必要がないために
、水槽及びポンプを必要とせずかつ作業性が容易となり
、 タービンロータへの超音波ビームの入射伝播ロスをでき
るだけ小さくして、全体として低価格で、取扱が容易で
かつ安定した信顧性の高いタービンロータの超音波探傷
装置を提供することができる。
はこの発明の実施例の全体を示す断面図、第2図は超音
波探触子と超音波ノズル及び水ノズルを探傷時の状態に
配置した状況を示す断面図、第3図は第2図のI−I断
面図である。 この発明による超音波探傷装置は、回転自在の対のロー
ラ8,8を備えこのローラ8,8上にタービンロータ6
を積載して回転自在に支持する一対のローラ受け台10
と、この一対のローラ受け台に支持されたタービンロー
タの表面から一定の距離だけ離して設置位置可変のホル
ダに支持されて設けられる超音波探触子14と、超音波
探触子14に着脱自在に設けられる先端が薄膜でシール
され内部に水を充満させた超音波ノズル16と、超音波
ノズル16先端とタービンロータ間の空間31に水を噴
出して充満させるための水ノズル17とを備える。 第2図において、超音波ノズル16の先端には、探触子
14が取付けられ、超音波ノズル16の先端はシールゴ
ム16aでふたをしシールしている。シールゴム16a
は、水が透過せず、超音波の透過しやすいゴムやプラス
チックの薄膜とする。 現場操作は、次のように行う。 (イ)探触子14のとりついた超音波ノズル16を所望
の探傷位置に設置する。この際、超音波ノズル16の中
には、気泡等が一切混入しない状態で、シールゴム16
aが破損しない程度に多少加圧気味に水を充満させてお
く。 (ロ)超音波ノズル16の先端に水ノズル17を1本な
いし2本配置し、水ノズル17aから水を噴出させて、
超音波ノズル16の先端とタービンロータ6の空間30
に水で満たす。満たされた水には、気泡が混入しないよ
うにする。また水は、常時拡散して周りに漏洩しなくな
るので、水ノズル17からは水を連続的に噴出させてお
く。 (ハ)探触子14から超音波ビーム22を超音波ノズル
16中の水、シールゴム16a及び空間30中の水を媒
質としてタービンロータ6の中に入射する。この場合、
従来例のシュウ26のような固体媒質でなく、水を媒質
としているので、超音波ビーム22は、極めて安定して
、入射ロスも少ない状態でタービンロータ6に入射する
。 (ニ)この状態で、ロータ回転装置12を駆動し、連結
されているタービンロータ6を回転させ、タービンロー
タ6の全周を探傷する。超音波ビーム22の入射角度α
(前記第5図、第6図)を得るには、超音波ノズル16
のタービンロータ6に対する傾は角eを所定の角度にホ
ルダを調整して傾けることで容易に得られる。 この傾は角θは、前記〔1)弐により、C1をシュウ2
6内の音速から水中の音速におきかえて得られる。ラビ
リンスリング20の部位では、水を媒質とした場合でも
、若干の入射ロスがあるが、前記従来例の第7図で説明
した溝付きシュウ28を使用する時に比較すると、格段
に超音波ビーム22の入射ロスが小さくなる。 (ホ)このようにして、一つの部位の探傷が終わったら
、ホルダを調整して超音波ノズル16と水ノズル17を
次の探傷位置に設置し、前記と同様に探傷する。 (へ)タービンロータ6のすべての探傷位置での探傷が
終わったら、超音波ノズル16と水ノズル17を荷役作
業の邪魔にならない位置に移動し、タービンロータ6の
一端部6aとロータ回転装置12との連結を解除し、ク
レーンなどの荷投手段によってタービンロータ6を搬出
する。 なおこの超音波ノズル16は、ブレード18.18間に
挿入可能の外形寸法で筒状に作られており、拡散した超
音波ビーム22は図示のように、超音波ノズル16の内
面で反射してタービンロータ6に達するが、これによる
散乱ビームは探触子14に到達するため、このような狭
隘部分でも安定よくかつ超音波探傷が実施できる。ター
ビンロータ6の狭隘部分の寸法は多種類にわたるから、
外形寸法の異なる複数個の超音波ノズル16を容易して
おき、状況に応して最適寸法の超音波ノズル16を探触
子14に装着して使用するが、このために超音波ノズル
16を探触子14に着脱自在としている。 【発明の効果】 この発明によれば、水を媒体として超音波ノズルを装着
した探触子から超音波ビームをタービンロータに発信し
て入射させ、内部欠陥から反射波を探触子で受信して探
傷する超音波探傷装置としたために、 (a)タービンロータの狭隘部や複雑な形状の部位でも
、超音波の入射ロスが少なく、ノイズが少ない安定した
探傷が可能となり、 (b)探触子のタービンロータに対する傾は角eを、所
定の角度にホルダを調整して傾けることで、容易に超音
波ビームの入射角度αを所望の値に設定することができ
、 (C)この結果、従来例のようなシュウを一切使用しな
でよく、 (d)タービン全体を水中へ浸漬する必要がないために
、水槽及びポンプを必要とせずかつ作業性が容易となり
、 タービンロータへの超音波ビームの入射伝播ロスをでき
るだけ小さくして、全体として低価格で、取扱が容易で
かつ安定した信顧性の高いタービンロータの超音波探傷
装置を提供することができる。
第1図はこの発明の実施例の全体を示す断面図、第2図
は超音波探触子、超音波ノズル及び水ノズルを使用した
状態を示す断面図、第3図は第2図の■−■断面図、第
4図はタービンロータの全体を示す断面図、第5図ない
し第7図は従来例を示す図面で、第5図は超音波ビーム
の入射伝播の状態を示す第4図のV−■断面図、第6図
はシュウを介して超音波ビームをタービンロータに角度
αで入射している状態を示す第4図の■−■断面部分拡
大図、第7図はラビリンスリングをよけて探傷する溝付
きシュウを介して超音波探傷する状態を示す断面図、第
8図はラビリンスリングの詳細を示す断面図、第9図は
他の従来例の全体を示す断面図である。 6:タービンロータ、10:ローラ受け台、12:ロー
タ回転装置、14:探触子、16:超音波ノズル、17
:水ノズル、20ニラビリンスリング、22:超音波ビ
ーム、26:シュウ、28:溝付きシュウ、30:空間
。
は超音波探触子、超音波ノズル及び水ノズルを使用した
状態を示す断面図、第3図は第2図の■−■断面図、第
4図はタービンロータの全体を示す断面図、第5図ない
し第7図は従来例を示す図面で、第5図は超音波ビーム
の入射伝播の状態を示す第4図のV−■断面図、第6図
はシュウを介して超音波ビームをタービンロータに角度
αで入射している状態を示す第4図の■−■断面部分拡
大図、第7図はラビリンスリングをよけて探傷する溝付
きシュウを介して超音波探傷する状態を示す断面図、第
8図はラビリンスリングの詳細を示す断面図、第9図は
他の従来例の全体を示す断面図である。 6:タービンロータ、10:ローラ受け台、12:ロー
タ回転装置、14:探触子、16:超音波ノズル、17
:水ノズル、20ニラビリンスリング、22:超音波ビ
ーム、26:シュウ、28:溝付きシュウ、30:空間
。
Claims (1)
- 1)超音波を使用して非破壊でタービンロータの内部欠
陥を探傷するタービンロータの超音波探傷装置において
、回転自在の対のローラを備えこのローラ上にタービン
ロータを積載して回転自在に支持する1対のローラ受け
台と、前記1対のローラ受け台に支持されたタービンロ
ータの一端部に連結してタービンロータを回転させるロ
ータ回転装置と、探傷しようとするタービンロータの表
面から一定の測定距離だけ離して設置位置可変のホルダ
に支持されて設けられる超音波の探傷子と、この探傷子
に着脱自在に設けられる先端が薄膜でシールされ内部に
水を充満させた超音波ノズルと、この超音波ノズル先端
とタービンロータ間の空間に水を噴出して充満させる水
ノズルとを備えることを特徴とするタービンロータの超
音波探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2121027A JPH0416758A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | タービンロータの超音波探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2121027A JPH0416758A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | タービンロータの超音波探傷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0416758A true JPH0416758A (ja) | 1992-01-21 |
Family
ID=14801004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2121027A Pending JPH0416758A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | タービンロータの超音波探傷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0416758A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109959723A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-07-02 | 浙江大学 | 一种涡轮发动机转子内部缺陷扩展检测装置及方法 |
EP3405782A4 (en) * | 2016-01-19 | 2019-08-28 | Northrop Grumman Innovation Systems, Inc. | INSPECTION DEVICES AND ASSOCIATED SYSTEMS AND METHODS |
DE102018208293A1 (de) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | Siemens Aktiengesellschaft | Prüfvorrichtung |
-
1990
- 1990-05-10 JP JP2121027A patent/JPH0416758A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3405782A4 (en) * | 2016-01-19 | 2019-08-28 | Northrop Grumman Innovation Systems, Inc. | INSPECTION DEVICES AND ASSOCIATED SYSTEMS AND METHODS |
US10962506B2 (en) | 2016-01-19 | 2021-03-30 | Northrop Grumman Systems Corporation | Inspection devices and related systems and methods |
DE102018208293A1 (de) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | Siemens Aktiengesellschaft | Prüfvorrichtung |
US11971388B2 (en) | 2018-05-25 | 2024-04-30 | Siemens Energy Global GmbH & Co. KG | Test device |
CN109959723A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-07-02 | 浙江大学 | 一种涡轮发动机转子内部缺陷扩展检测装置及方法 |
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