JPH0416706B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0416706B2
JPH0416706B2 JP28625286A JP28625286A JPH0416706B2 JP H0416706 B2 JPH0416706 B2 JP H0416706B2 JP 28625286 A JP28625286 A JP 28625286A JP 28625286 A JP28625286 A JP 28625286A JP H0416706 B2 JPH0416706 B2 JP H0416706B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spouted bed
furnace
raw material
bed furnace
dispersion plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP28625286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63140285A (ja
Inventor
Jun Tatebayashi
Tomoaki Takada
Susumu Mitsuta
Chikanori Kumagai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP28625286A priority Critical patent/JPS63140285A/ja
Publication of JPS63140285A publication Critical patent/JPS63140285A/ja
Publication of JPH0416706B2 publication Critical patent/JPH0416706B2/ja
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  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セメント原料粉等の粉体を造粒また
は造粒・焼成する、スケールアツプの容易な噴流
層炉に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、セメントクリンカの製造装置における噴
流層炉は、第7図に示すように、直胴部1とコー
ン部2とからなる形状のものが用いられている。
噴流層炉3をコーン部開き角度θを一定にして、
直胴部内径をD1→D2→D3とスケールアツプする
場合、第7図に示すように、層高はh1→h2→h3
増加する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように噴流層炉の層高は大型化に伴い増
大する。したがつて噴流層炉の圧力損失も増加す
る。圧力損失の増加は電力消費量の増加につなが
り、経済的にきわめて不利であるという問題点が
ある。
本発明は上記の問題点を解決するためになされ
たもので、炉底を分散板構造とし、空気または熱
ガスの導入ダクトを複数本設け、さらにその導入
ダクトの下方に、層内に局部高温域(ホツトスポ
ツト)が形成できるように、複数本のバーナを設
けることにより、大型化しても炉の圧力損失を増
加させないようにした噴流層炉の提供を目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の噴流層炉は、図面を参照して説明すれ
ば、セメント原料粉を造粒または造粒・焼成する
噴流層炉11の炉内底部に風箱12を設け、この
風箱の上側に分散板13を介して噴流層14を形
成し、この分散板に空気または熱ガスを導入する
ガスダクト15を複数本鉛直方向に接続し、さら
に該ガスダクトに、噴流層内に局部高温域16が
形成されるように、複数本のバーナ17を設置し
たことを特徴としている。
本発明の噴流層炉は、セメント原料粉を造粒す
る噴流層造粒炉として、またはセメント原料粉を
造粒すると同時に焼成する噴流層造粒・焼成炉と
して用いられる。
〔作 用〕
ガスダクト15からのガス流により、層内に噴
流層を形成すると同時に、バーナ17からの燃料
によつて層内に局部高温域16が形成され、そこ
でセメント原料粉が自己造粒する。噴流層造粒・
焼成炉として用いる場合は、自己造粒の後、層内
に滞留している間に、セメントクリンカ反応が進
み、セメント原料が焼成される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。ただしこの実施例に記載されて
いる構成機器の形状、その相対配置などは、とく
に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそ
れらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる
説明例にすぎない。
噴流層炉を用いて、たとえばセメント原料粉を
層温度1300〜1450℃で熱処理することによつて、
数10μmのセメント原料粉を数mmの大きな粒子に
造粒することができる。この最も一般的なフロー
を第6図に示す。
第6図において、予熱部4で予熱されたセメン
ト原料粉を1300〜1450℃の噴流層炉5に連続的に
供給すると、層内の局部高温域噴6を通過して、
セメント原料粉の一部が溶融し、付着・成長して
自己造粒し、焼成される。造粒されないセメント
原料は層から飛び出し、分離器7に導かれ、そこ
で捕集され炉に戻されて造粒・焼成される。8は
気密排出装置、10はバーナである。
実施例 1 第6図に示すような噴流層炉では、炉の大型化
に伴い炉の圧力損失が大くなるので、第1図およ
び第2図に示すような構造とする。
すなわち、噴流層炉11の炉内底部に風箱12
を設け、この風箱12の上側に分散板13を介し
て噴流層14を形成し、この分散板13に空気ま
たは熱ガスを導入するガスダクト15を複数本鉛
直方向に接続し、さらに該ガスダクト15に、噴
流層内に局部高温域16が形成されるように、複
数本のバーナ17を対向させ先端が斜め上方を向
くように設置している。18は分散板のノズルで
ある。
上記のように、炉底を分散板構造とし、風箱1
2内に粒子が流動化する程度の空気または熱ガス
を流すようにしている。ガスダクト15内には流
速50m/s程度のガスを流し、これにより、層内
に噴流層を形成すると同時に、バーナ17からの
燃料によつて層内に局部高温域16が形成され、
そこでセメント原料粉が自己造粒し、層内に滞留
している間にセメントクリンカ反応が進み、セメ
ント原料が焼成される。噴流層14からは造粒物
または造粒・焼成物が抜き出され、造粒物の場合
は焼成炉へ送られ、造粒・焼成物の場合は製品と
して冷却装置へ送られる。
なお図面では、一例としてガスダクト15が4
本の場合を示しているが、4本に限定するもので
はなく、適宜増減することができる。また炉の形
状は円形に限定するものではなく、矩形など他の
形状とすることができる。
実施例 2 本例は、第3図および第4図に示すように、分
散板20を傾斜させ、ガスダクト15の出口部分
が最も低くなるようにしたもので、層内の細粒が
より局部高温域16に容易に供給できるようにし
たものである。なお矩形とする代りに、円形など
他の形状としても差し支えない。他の構成、作用
は実施例1と同様である。
実施例 3 本例は、第5図に示すように、炉下部の径を下
方に行くにつれば小さくなるようにして、層内の
細粒が局部高温域16に容易に供給できるように
構成したものである。その結果、セメント原料粉
の造粒率が向上し、また流動化ガス量が少なくて
済み、噴流層炉の電力消費量の減少を図ることが
できる。なお炉断面形状は円形、矩形のいずれで
もよい。他の構成、作用は実施例1と同様であ
る。
本発明の噴流層炉は、実施例1〜3の炉を単独
で、または適宜組み合わせて用いられる。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成されているので、つ
ぎのような効果を有している。
(1) 噴流層炉を大型化しても、炉の圧力損失を増
加させることがなく、電力消費量が少なくて済
む。
(2) 従来の噴流層炉のように、コーン部での粒子
の動きが活発でない部分が存在せず、コーチン
グなどのトラブルが回避でき、その結果、長期
安定運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の噴流層炉の一例を示す立面説
明図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、
第3図は本発明の噴流層炉の他の例を示す立面説
明図、第4図は第3図におけるB−B線断面図、
第5図は本発明の噴流層炉のさらに他の例を示す
立面説明図、第6図はセメントクリンカ製造装置
の一般的なシステムを示す説明図、第7図は従来
技術において、噴流層炉をスケールアツプする場
合の炉内径と層高との関係を示す説明図である。 1…直胴部、2…コーン部、3…噴流層炉、4
…予熱部、5…噴流層炉、6…局部高温域、7…
分離器、8…気密排出装置、10…バーナ、11
…噴流層炉、12…風箱、13…分散板、14…
噴流層、15…ガスダクト、16…局部高温域、
17…バーナ、18…ノズル、20…分散板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セメント原料粉等の粉体を造粒または造粒・
    焼成する噴流層炉の炉内底部に風箱を設け、この
    風箱の上側に分散板を介して噴流層を形成し、こ
    の分散板に空気または熱ガスを導入するガスダク
    トを複数本鉛直方向に接続し、さらに該ガスダク
    トに、噴流層内に局部高温域が形成されるよう
    に、複数本のバーナを設置したことを特徴とする
    噴流層炉。
JP28625286A 1986-12-01 1986-12-01 噴流層炉 Granted JPS63140285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28625286A JPS63140285A (ja) 1986-12-01 1986-12-01 噴流層炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28625286A JPS63140285A (ja) 1986-12-01 1986-12-01 噴流層炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63140285A JPS63140285A (ja) 1988-06-11
JPH0416706B2 true JPH0416706B2 (ja) 1992-03-24

Family

ID=17701955

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JP28625286A Granted JPS63140285A (ja) 1986-12-01 1986-12-01 噴流層炉

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JPS63140285A (ja) 1988-06-11

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