JPH04164162A - ギヤ原動機 - Google Patents
ギヤ原動機Info
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- JPH04164162A JPH04164162A JP29282690A JP29282690A JPH04164162A JP H04164162 A JPH04164162 A JP H04164162A JP 29282690 A JP29282690 A JP 29282690A JP 29282690 A JP29282690 A JP 29282690A JP H04164162 A JPH04164162 A JP H04164162A
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Landscapes
- Retarders (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、特殊に構成した歯車装置自体が回転動力を
発生する原動機に関する。
発生する原動機に関する。
従来、歯車装置は、他の原動機により発生した回転動力
を、必要とする回転速度と回転力に変える伝動装置とし
て、古くから広い分野で使用されて来た。
を、必要とする回転速度と回転力に変える伝動装置とし
て、古くから広い分野で使用されて来た。
しかし、歯車装置自体が、連続して回転動力を発生する
原動機として取上げられた事は、これまでなかなかった
。
原動機として取上げられた事は、これまでなかなかった
。
近来、化石燃料を燃焼して回転動力を発生する原動機の
排気による環境汚染が社会問題になっており、また大気
の温暖化が地球的規模で問題になっており、クリーンな
新エネルギーが強く求められている。
排気による環境汚染が社会問題になっており、また大気
の温暖化が地球的規模で問題になっており、クリーンな
新エネルギーが強く求められている。
本発明は、この要望に応える為になされたものであり、
これまで未利用分野になっている振動エネルギーを、特
殊に構成した歯車装置の新たな特性により、回転動力に
変換して、歯車装置自体が回転動力を発生するギヤ原動
機を提供しようとするものである。
これまで未利用分野になっている振動エネルギーを、特
殊に構成した歯車装置の新たな特性により、回転動力に
変換して、歯車装置自体が回転動力を発生するギヤ原動
機を提供しようとするものである。
一般に知られている様に、運転中の歯車装置は振動を起
こし、騒音を発生する。そして歯車の精度を高くし、誤
差を静たわみ量以下にした場合でも、噛合っている歯の
こわさの変化により振動を発生する性質があり、静止中
の歯車装置の機体を強く打撃すると、瞬間、運転中と同
様、歯車系の固有振動数で振動を起こし、噛合い歯面に
静荷重の」二に動荷重が加わって発生する性質がある。
こし、騒音を発生する。そして歯車の精度を高くし、誤
差を静たわみ量以下にした場合でも、噛合っている歯の
こわさの変化により振動を発生する性質があり、静止中
の歯車装置の機体を強く打撃すると、瞬間、運転中と同
様、歯車系の固有振動数で振動を起こし、噛合い歯面に
静荷重の」二に動荷重が加わって発生する性質がある。
この歯車の性質を応用し、非可逆性に歯車構成した自縛
遊星差動歯車装置に弾性蓄力装置を組合わせた「出力歯
車装置」 (特公昭47−48130号)は、蓄力の上
、機体を強く打撃すると、瞬間、外力に逆らい出力回転
する。しかし弾性蓄力には限りがあり、蓄力なしに出力
回転する事ができない為、原動機として使用することが
できなかった。
遊星差動歯車装置に弾性蓄力装置を組合わせた「出力歯
車装置」 (特公昭47−48130号)は、蓄力の上
、機体を強く打撃すると、瞬間、外力に逆らい出力回転
する。しかし弾性蓄力には限りがあり、蓄力なしに出力
回転する事ができない為、原動機として使用することが
できなかった。
本発明者のその後の研究により、弱い拘束力の可逆性に
構成した複数の遊星差動歯車装置は、固定メンバーの歯
車同志、そして出力メンバーの歯車同志を直結して組合
わせ、固定メンバーの歯車同志に振動エネルギーを加え
ると、固定、出力画メンバー歯車列の相互作用により、
歯車列に「力のモーメント」が発生して出力作用する新
たな特性を発揮した。本発明は、この現象に着目してな
されたものである。
構成した複数の遊星差動歯車装置は、固定メンバーの歯
車同志、そして出力メンバーの歯車同志を直結して組合
わせ、固定メンバーの歯車同志に振動エネルギーを加え
ると、固定、出力画メンバー歯車列の相互作用により、
歯車列に「力のモーメント」が発生して出力作用する新
たな特性を発揮した。本発明は、この現象に着目してな
されたものである。
即ち、本発明は、複数の遊星差動歯車装置菱、それぞれ
の固定メンバーの歯車を、フレームに回り止めした固定
軸により直結するとともに、それぞれの出力メンバーの
歯車を直結して組合わせ、出力歯車部と連動歯車部を構
成し、固定軸にせん断振動発生装置を装着してギヤ原動
機を構成し、起動装置の強制振動により歯車系に自励振
動が起こり、歯車列に力のモーメントが生じて、回転動
力を発生するギヤ原動機である。
の固定メンバーの歯車を、フレームに回り止めした固定
軸により直結するとともに、それぞれの出力メンバーの
歯車を直結して組合わせ、出力歯車部と連動歯車部を構
成し、固定軸にせん断振動発生装置を装着してギヤ原動
機を構成し、起動装置の強制振動により歯車系に自励振
動が起こり、歯車列に力のモーメントが生じて、回転動
力を発生するギヤ原動機である。
又、振動を発生する物体、機構、そして自然現象は、数
多く存在しており、本発明は、それらを応用するととも
に、新たな振動発生装置を含めて、振動エネルギーをギ
ヤ原動機により回転エネルギーに変換して、回転動力を
発生させようとするものである。
多く存在しており、本発明は、それらを応用するととも
に、新たな振動発生装置を含めて、振動エネルギーをギ
ヤ原動機により回転エネルギーに変換して、回転動力を
発生させようとするものである。
次に、本発明の構成を実施例について説明すると、第1
実施例は、固定軸7に固着した固定内歯歯車1に、出力
軸9に固着した出力内歯歯車4を並設し、両内歯歯車1
.4と同時噛合いした異径で単体の出力遊星歯車2.3
を、固定軸7上に遊転した出力遊星キャリヤ5に等配置
して軸架し、内接噛合いした遊星差動歯車装置により出
力歯車部を構成する。
実施例は、固定軸7に固着した固定内歯歯車1に、出力
軸9に固着した出力内歯歯車4を並設し、両内歯歯車1
.4と同時噛合いした異径で単体の出力遊星歯車2.3
を、固定軸7上に遊転した出力遊星キャリヤ5に等配置
して軸架し、内接噛合いした遊星差動歯車装置により出
力歯車部を構成する。
又、固定軸7の内端に固着した連動太陽歯車11に、出
力軸9の内端に固着した出力太陽歯車14を並設し、両
太陽歯車11.14と同時噛合いした異径で単体の連動
遊星歯車12.13を固定、出力、両軸7.9の内端に
遊転した連動遊星キャリヤ15に等配置して軸架し、外
接噛合いした遊星差動歯車装置により連動歯車部を構成
する。
力軸9の内端に固着した出力太陽歯車14を並設し、両
太陽歯車11.14と同時噛合いした異径で単体の連動
遊星歯車12.13を固定、出力、両軸7.9の内端に
遊転した連動遊星キャリヤ15に等配置して軸架し、外
接噛合いした遊星差動歯車装置により連動歯車部を構成
する。
又、固定軸7に固着したフランジ部8と、これに同心に
並設した衝撃板10を、フレーム6の中壁に等配置して
軸着したショッグアブソーバ−20により回り止めし、
衝撃板10の左端面に等配置して固着したハンマーピン
30と、これに遊びを付けて挿入したフランジ部8の貫
通孔8′によりハンマー部30.8′を構成する。
並設した衝撃板10を、フレーム6の中壁に等配置して
軸着したショッグアブソーバ−20により回り止めし、
衝撃板10の左端面に等配置して固着したハンマーピン
30と、これに遊びを付けて挿入したフランジ部8の貫
通孔8′によりハンマー部30.8′を構成する。
又、アクチエーター用の圧電材により厚手の円板状に形
成した圧電体16は、絶縁体17をはさんで衝撃板10
の右端面に同心に固着し、両端に、電極168.5を設
け、通電により円周方向に振幅する圧電せん断振動発生
装置(以下、圧電起動装置とする)を構成する。
成した圧電体16は、絶縁体17をはさんで衝撃板10
の右端面に同心に固着し、両端に、電極168.5を設
け、通電により円周方向に振幅する圧電せん断振動発生
装置(以下、圧電起動装置とする)を構成する。
次に、第2実施例の構成を説明すると、出力歯車部1′
、2′、3′、4′と、連動歯車部11(]2113(
14′を円錐歯車により構成したものである。円錐歯車
は、ギヤブランク(歯切り前の旋削部品)をγ度傾けて
歯切りしたものであり、歯巾中央断面の転位係数をゼロ
にして歯切りすると、大端部がプラス7(+)転位、小
端部がマイナス(−)転位になる。モして歯筋が楔状の
歯形になり、噛合っている互いの歯車を軸方向にずらす
と、背隙量が変化し、無背隙に圧着噛合いした場合でも
、噛合い運動に変わりがなく、本来、平歯車と、同じ性
質のものであり、図示した通り、ピッチ円が円筒状をな
す。
、2′、3′、4′と、連動歯車部11(]2113(
14′を円錐歯車により構成したものである。円錐歯車
は、ギヤブランク(歯切り前の旋削部品)をγ度傾けて
歯切りしたものであり、歯巾中央断面の転位係数をゼロ
にして歯切りすると、大端部がプラス7(+)転位、小
端部がマイナス(−)転位になる。モして歯筋が楔状の
歯形になり、噛合っている互いの歯車を軸方向にずらす
と、背隙量が変化し、無背隙に圧着噛合いした場合でも
、噛合い運動に変わりがなく、本来、平歯車と、同じ性
質のものであり、図示した通り、ピッチ円が円筒状をな
す。
同実施例は、各円錐歯車の並設側を大端部に構成し、フ
レーム6の外壁ボス部に設けたレバー付ねじ部18によ
り、ばね19を介し押圧して固定軸7を内側にずらし、
各円錐歯車列を無背隙に圧着噛合いする加圧装置を構成
する。
レーム6の外壁ボス部に設けたレバー付ねじ部18によ
り、ばね19を介し押圧して固定軸7を内側にずらし、
各円錐歯車列を無背隙に圧着噛合いする加圧装置を構成
する。
そしてねじ18を逆転してばね19圧をゼロにすると、
固定軸7が外側にずれ、後述する、背隙量ハS。
固定軸7が外側にずれ、後述する、背隙量ハS。
に従い背隙噛合いする。
又、固定軸7をショックアブソーバ−20により回り止
めし、そしてハンマ一部30.8′を構成する事は、第
1実施例と同様であるが、衝撃板10とフランジ部8を
非磁性体で構成する。
めし、そしてハンマ一部30.8′を構成する事は、第
1実施例と同様であるが、衝撃板10とフランジ部8を
非磁性体で構成する。
即ち、衝撃板10に同心に固着した軟鉄棒(以下、超電
棒磁石とする)21は、中心01部に、固定軸7の貫通
孔を設け、棒磁石21の長手方向の軸心を、超電導コイ
ル22の軸心延長線上に構成して衝撃板10に固着する
。そして、この延長軸心に、01を通り、直角の磁軸に
構成した電磁コイル23をフレーム6に装着し、遮磁カ
バー24により覆う。そして、超電導コイル22は、冷
却液25を入れた断熱箱26により覆い、超電導せん断
振動発生装置(以下、超電導起動装置とする)を構成す
る。
棒磁石とする)21は、中心01部に、固定軸7の貫通
孔を設け、棒磁石21の長手方向の軸心を、超電導コイ
ル22の軸心延長線上に構成して衝撃板10に固着する
。そして、この延長軸心に、01を通り、直角の磁軸に
構成した電磁コイル23をフレーム6に装着し、遮磁カ
バー24により覆う。そして、超電導コイル22は、冷
却液25を入れた断熱箱26により覆い、超電導せん断
振動発生装置(以下、超電導起動装置とする)を構成す
る。
次に、第3実施例の構成を説明すると、固定軸う出力遊
星歯車33と、異径て同一回転体を構成し、固定、出力
の両軸7.9上に遊転した箱型の出力遊星キャリヤ35
に、等配置して軸架し、外接噛合いした遊星差動歯車装
置により出力歯車部を構成する。
星歯車33と、異径て同一回転体を構成し、固定、出力
の両軸7.9上に遊転した箱型の出力遊星キャリヤ35
に、等配置して軸架し、外接噛合いした遊星差動歯車装
置により出力歯車部を構成する。
又、連動歯車部11’、12′、13’、14′は、第
2実施例同様、円錐歯車により構成し、出力遊星キャリ
ヤ35の左右のフランジ間に内蔵する。そして加圧装置
18.19により固定軸7を内側にずらし、可変背隙噛
合い操作する構成は第2実施例と同様である。
2実施例同様、円錐歯車により構成し、出力遊星キャリ
ヤ35の左右のフランジ間に内蔵する。そして加圧装置
18.19により固定軸7を内側にずらし、可変背隙噛
合い操作する構成は第2実施例と同様である。
又、非磁性体の衝撃板10に、永久棒磁石27を同心0
1に固着し、第2実施例同様、磁軸を直角に構成した電
磁石23とにより、電磁石せん断振動発生装置(以下、
電磁起動装置とする)を構成する。
1に固着し、第2実施例同様、磁軸を直角に構成した電
磁石23とにより、電磁石せん断振動発生装置(以下、
電磁起動装置とする)を構成する。
又、固定軸7のフランジ8部をショックアブソーバ−2
0により回り止めし、そしてハンマ一部30.8′を構
成する事は第1実施例同様である。
0により回り止めし、そしてハンマ一部30.8′を構
成する事は第1実施例同様である。
次に、第4実施例の構成を説明すると、出力歯車部1′
、2′、3′、4′は、第2実施例同様、円錐歯車によ
り構成し、出力円錐歯車4′の外周円筒面をバンドブレ
ーキ28により滑り制動し、制動部4′、28を構成す
る。
、2′、3′、4′は、第2実施例同様、円錐歯車によ
り構成し、出力円錐歯車4′の外周円筒面をバンドブレ
ーキ28により滑り制動し、制動部4′、28を構成す
る。
又、運動歯車部11.12.13.14は、出力太陽歯
車14を出力円錐内歯歯車4′の外側面に固着し、出力
歯車部の外に歯車構成する。そして連動遊星歯車12.
13を二連遊星歯車29に構成して高速出力外歯歯車3
6と噛合い、高速出力部を構成する。
車14を出力円錐内歯歯車4′の外側面に固着し、出力
歯車部の外に歯車構成する。そして連動遊星歯車12.
13を二連遊星歯車29に構成して高速出力外歯歯車3
6と噛合い、高速出力部を構成する。
又、衝撃板10に固着した振動子37は、上と右の両腕
に重り38を設け、そのボス部と、固定軸7の外端に固
着したカラー39の接面に、片アングルのシェイプドク
ラッチ40を設け、振動子せん断振動発生装置(以下、
振動子起動装置とする)を構成する。固定軸7の回り止
めと、ハンマ一部30.8′の構成は第1実施例と同様
である。
に重り38を設け、そのボス部と、固定軸7の外端に固
着したカラー39の接面に、片アングルのシェイプドク
ラッチ40を設け、振動子せん断振動発生装置(以下、
振動子起動装置とする)を構成する。固定軸7の回り止
めと、ハンマ一部30.8′の構成は第1実施例と同様
である。
次に、第5実施例の構成を説明すると、出力内歯歯車4
と噛合う出力遊星歯車2は、固定軸7上に遊転する偏心
遊星キャリヤ55により軸架し、同軸7に固着したベロ
ー51により回り止めし、二つの歯車からなる2(ツー
)ギヤ遊星差動歯車装置により、出力歯車部を構成する
。
と噛合う出力遊星歯車2は、固定軸7上に遊転する偏心
遊星キャリヤ55により軸架し、同軸7に固着したベロ
ー51により回り止めし、二つの歯車からなる2(ツー
)ギヤ遊星差動歯車装置により、出力歯車部を構成する
。
又、出力軸9の内端に固着した出力太陽歯車14と噛合
う連動内歯遊星歯車52は、固定軸7の内端部に遊転す
る偏心遊星キャリヤ53により軸架し、同軸7に固着し
たベロー41により回り止めし、2ギヤ遊星差動歯車装
置により連動歯車部を構成する。
う連動内歯遊星歯車52は、固定軸7の内端部に遊転す
る偏心遊星キャリヤ53により軸架し、同軸7に固着し
たベロー41により回り止めし、2ギヤ遊星差動歯車装
置により連動歯車部を構成する。
又、固定軸7は、フランジ部8とフレーム6の中壁間に
固着したショックアブソーバ−20により回り止めし、
ハンマ一部30.8′を構成した衝撃板10に圧電体1
6を固着して圧電起動装置を構成する事は、第]実施例
同様である。
固着したショックアブソーバ−20により回り止めし、
ハンマ一部30.8′を構成した衝撃板10に圧電体1
6を固着して圧電起動装置を構成する事は、第]実施例
同様である。
次に、歯車の構成を実施例について詳しく説明すると、
出力メンバーの出力歯車4.4′、34と出力太陽歯車
14.14′が同じ方向に減速回転し、出力遊星歯車2
.3.2′、3′も同じ方向に増速しで公転運動すると
ともに、連動遊星歯車12.13、〕2’、 13′、
52が出力メンバーと反対方向に増速しで公転運動する
様に歯数構成すると、高い出力効率が得られる。
出力メンバーの出力歯車4.4′、34と出力太陽歯車
14.14′が同じ方向に減速回転し、出力遊星歯車2
.3.2′、3′も同じ方向に増速しで公転運動すると
ともに、連動遊星歯車12.13、〕2’、 13′、
52が出力メンバーと反対方向に増速しで公転運動する
様に歯数構成すると、高い出力効率が得られる。
先ず、第1実施例について説明すると、出力歯車部の歯
数を、固定内歯歯車1を71、出力内歯歯車4を74、
出力遊星歯車2.3をZ2、Z、にして、歯数差を22
>23に構成すると、出力遊星歯車2.3は、ハンマ一
部30.8′の打撃力Wの方向(以下布とする)に、増
速比i。
数を、固定内歯歯車1を71、出力内歯歯車4を74、
出力遊星歯車2.3をZ2、Z、にして、歯数差を22
>23に構成すると、出力遊星歯車2.3は、ハンマ一
部30.8′の打撃力Wの方向(以下布とする)に、増
速比i。
Z2・Z、 Zl’Z。
に従い公転運動し、同時に、出力内歯歯車4が減速比y
、−’/;、に従い、同右方向に減速運動する。
、−’/;、に従い、同右方向に減速運動する。
又、連動歯車部の歯数を、連動太陽歯車11をN11、
出力太陽歯車14をN、4、連動遊星歯車12.13を
N12、N1.にし、両太陽歯車11.14の歯数差を
N1(〉N14にするとともに、同遊星歯車12.13
の歯数を両太陽歯車11.14より大きく構成すると、
連動遊星歯車12.13は、ハンマ一部30.8′の打
撃力Wと反対方向(以下左とする)増速比1NN12
・ N14 N12 ・ N、4−N、、 ・ hL3に従い公転
運動し、同時に、出力太陽歯車14が減速比y N −
’ / i Nに従い、出力内歯歯車4と一体になり、
同じ右方向に減速運動する。
出力太陽歯車14をN、4、連動遊星歯車12.13を
N12、N1.にし、両太陽歯車11.14の歯数差を
N1(〉N14にするとともに、同遊星歯車12.13
の歯数を両太陽歯車11.14より大きく構成すると、
連動遊星歯車12.13は、ハンマ一部30.8′の打
撃力Wと反対方向(以下左とする)増速比1NN12
・ N14 N12 ・ N、4−N、、 ・ hL3に従い公転
運動し、同時に、出力太陽歯車14が減速比y N −
’ / i Nに従い、出力内歯歯車4と一体になり、
同じ右方向に減速運動する。
そして歯数比、すなわち増速比を10(=1.ζ111
)以上にすると、歯車運動の噛合い効率、すなわち伝達
効率が極度に低下する。しかし歯車装置自体が回転動力
を発生作用する事には変わりがない。本発明のギヤ原動
機は遊星歯車が増速公転運動すると同時に減速運動して
回転運動するため、歯数比を大きく構成すると、公転運
動速度が早くなるので、可能な限り小さくした方がよい
。出力作用の反力となる歯車機構内の拘束力は、後述す
る様に、噛合い半径比により選択する事ができる。
)以上にすると、歯車運動の噛合い効率、すなわち伝達
効率が極度に低下する。しかし歯車装置自体が回転動力
を発生作用する事には変わりがない。本発明のギヤ原動
機は遊星歯車が増速公転運動すると同時に減速運動して
回転運動するため、歯数比を大きく構成すると、公転運
動速度が早くなるので、可能な限り小さくした方がよい
。出力作用の反力となる歯車機構内の拘束力は、後述す
る様に、噛合い半径比により選択する事ができる。
次に、噛合い半径比について、第1実施例により説明す
ると、出力歯車部の噛合い半径を、固定内歯歯車1をR
1、出力内歯歯車4をR4、出力遊星歯車2.3をR2
、R3にし、同部の増速方向の噛合い半径比R1を R1・ R3 R2・ R4 の値を、0.85(”=R,)前後に構成すると、増速
方向に弱拘束に自動締まりする遊星差動歯車装置を構成
する事ができる。
ると、出力歯車部の噛合い半径を、固定内歯歯車1をR
1、出力内歯歯車4をR4、出力遊星歯車2.3をR2
、R3にし、同部の増速方向の噛合い半径比R1を R1・ R3 R2・ R4 の値を、0.85(”=R,)前後に構成すると、増速
方向に弱拘束に自動締まりする遊星差動歯車装置を構成
する事ができる。
又、運転歯車部の各歯車11.12.13.14の噛合
い半径を107、r+2、r+s、rzにし、同部の増
速方向の噛合い半径比rN N、1・N13 の値を、上記同様に歯車構成すると、増速方向に弱拘束
に自動締まりする遊星差動歯車装置を構成する事ができ
る。
い半径を107、r+2、r+s、rzにし、同部の増
速方向の噛合い半径比rN N、1・N13 の値を、上記同様に歯車構成すると、増速方向に弱拘束
に自動締まりする遊星差動歯車装置を構成する事ができ
る。
この歯車部は、両太陽歯車11.14より遊星歯車12
.13の歯数を多くすると、慣性モーメントが前者より
大きくなり、噛合い半径比rNの値を出力歯車部R4の
値よりわずか大きく構成すると、同様の、弱拘束力の歯
車列に構成する事ができる。
.13の歯数を多くすると、慣性モーメントが前者より
大きくなり、噛合い半径比rNの値を出力歯車部R4の
値よりわずか大きく構成すると、同様の、弱拘束力の歯
車列に構成する事ができる。
しかし、噛合い半径比を1(4;R7,片r N)に近
づけて歯車構成すると、増速方向に回転する事ができな
くなり、非可逆性の自縛遊星差動歯車装置になる。
づけて歯車構成すると、増速方向に回転する事ができな
くなり、非可逆性の自縛遊星差動歯車装置になる。
又、噛合い半径比R2、rNをあまり小さく歯車構成す
ると、増速方向にも拘束力が発生しなくなり、容易に正
逆転して反力が生じないため回転動力を発生する事がで
きなくなる。
ると、増速方向にも拘束力が発生しなくなり、容易に正
逆転して反力が生じないため回転動力を発生する事がで
きなくなる。
第5実施例の2ギヤ遊星差動歯車装置の場合は、偏心遊
星キャリヤ55.53の偏心距離を大きくすると拘束力
が弱くなり、偏心度を一定以下に小さくすると自縛する
。
星キャリヤ55.53の偏心距離を大きくすると拘束力
が弱くなり、偏心度を一定以下に小さくすると自縛する
。
即ち、遊星差動歯車装置は、いかなる歯車構成において
も大小の差はあれ増速方向に拘束力が発生するものであ
る。
も大小の差はあれ増速方向に拘束力が発生するものであ
る。
しかし、同じ拘束トルクの発生においても増速方向の回
転力により強く感じたり、弱く感じたりする。
転力により強く感じたり、弱く感じたりする。
そして、固定メンバー歯車1.11同志、出力メンバー
の歯車4.14同志を直結して組合わせると、両歯車部
は、それぞれの弱い拘束力が合成して自動締まりし、負
荷による逆転を防止する。又、両歯車部の一方の拘束力
が大きく、他方の拘束力が極めて小さい場合には、大き
い方の拘束力により逆転を防止する。
の歯車4.14同志を直結して組合わせると、両歯車部
は、それぞれの弱い拘束力が合成して自動締まりし、負
荷による逆転を防止する。又、両歯車部の一方の拘束力
が大きく、他方の拘束力が極めて小さい場合には、大き
い方の拘束力により逆転を防止する。
次に、第2実施例の歯車構成を説明すると、円錐歯車は
歯巾中央断面の転位係数をゼロにして、圧力角α、度の
工具により、傾き角γ度で歯切りすると、歯巾中央断面
の軸直角圧力角α。度がαo=tan(tanαC°C
O8γ)になり、基円筒捩れ角β9度が β5=±tan (tanγ“sinαo)のインボリ
ュートへリコイド歯形の楔状の歯面になる。
歯巾中央断面の転位係数をゼロにして、圧力角α、度の
工具により、傾き角γ度で歯切りすると、歯巾中央断面
の軸直角圧力角α。度がαo=tan(tanαC°C
O8γ)になり、基円筒捩れ角β9度が β5=±tan (tanγ“sinαo)のインボリ
ュートへリコイド歯形の楔状の歯面になる。
そして、歯巾中央断面の転位係数を+または−にして歯
切りすると、噛合い中心距離を増減して転位歯車に構成
する事ができる。
切りすると、噛合い中心距離を増減して転位歯車に構成
する事ができる。
又、工具圧力角α。が20〜25度位の場合、γ勾12
度前後にすると、捩れ角β8度が、噛合い歯車材の摩擦
角になり、無背隙圧着噛合いから、ばね19圧をゼロに
操作すると、噛合い歯面が自然にずれて背隙噛合する。
度前後にすると、捩れ角β8度が、噛合い歯車材の摩擦
角になり、無背隙圧着噛合いから、ばね19圧をゼロに
操作すると、噛合い歯面が自然にずれて背隙噛合する。
しかし、せん断振動起動装置の強制振動により、噛合い
歯面が喰い込みがちになるので基円筒捩れ角β9度を摩
擦角より大きく構成すると、回転動力の制御が容易にな
る。
歯面が喰い込みがちになるので基円筒捩れ角β9度を摩
擦角より大きく構成すると、回転動力の制御が容易にな
る。
その際、背隙△Soの噛合いから、無背隙圧着噛合いす
る為の、−列の噛合い歯車における軸方になる。両歯車
部(1′、2′、3′、4′)、(11′、12′13
′、]4)は、それぞれ二列の構成の為、固定軸7を2
△ζずらず必要がある。したがって、加圧ねじ18をそ
れ以上ねじ込み、ばね19圧を上げすると、軸7方向の
推力が増加し、円錐噛合い歯面圧が大きくなって拘束力
が増加する。
る為の、−列の噛合い歯車における軸方になる。両歯車
部(1′、2′、3′、4′)、(11′、12′13
′、]4)は、それぞれ二列の構成の為、固定軸7を2
△ζずらず必要がある。したがって、加圧ねじ18をそ
れ以上ねじ込み、ばね19圧を上げすると、軸7方向の
推力が増加し、円錐噛合い歯面圧が大きくなって拘束力
が増加する。
その際、円錐遊星歯車2′、3′、12′、13′は円
錐内歯歯車1′、4′、+1114’とまたぎ歯厚上で
噛合い、中間の歯が浮いた状態に噛合い運動して歯元応
力を増加する。
錐内歯歯車1′、4′、+1114’とまたぎ歯厚上で
噛合い、中間の歯が浮いた状態に噛合い運動して歯元応
力を増加する。
次に、第3実施例の歯車構成を説明すると、出力歯車部
の歯数を、固定外歯歯車31をZ s +、出力外歯歯
車34をZ 34、出力遊星歯車32.33をZ H2
、Z33にし、同遊星歯車32.33の歯数差をz3□
〉Z8.にするとともに、両外歯歯車31.34より少
ない歯数構成にすると、同遊星歯車32.33は、ハン
マ一部30.8′の打撃力Wと同じ右方向に増速比I7
3に従い公転運動し、同時に、出力外歯歯車34が減速
比Y 7.3−’/I ’13に従い、同右方向に減速
運動する。
の歯数を、固定外歯歯車31をZ s +、出力外歯歯
車34をZ 34、出力遊星歯車32.33をZ H2
、Z33にし、同遊星歯車32.33の歯数差をz3□
〉Z8.にするとともに、両外歯歯車31.34より少
ない歯数構成にすると、同遊星歯車32.33は、ハン
マ一部30.8′の打撃力Wと同じ右方向に増速比I7
3に従い公転運動し、同時に、出力外歯歯車34が減速
比Y 7.3−’/I ’13に従い、同右方向に減速
運動する。
そして、運動歯車部11’、12′、13へ14′の歯
数構成を第2実施例と同様に構成する。したがって両歯
車部の遊星歯車32.33.12(131は互に反対方
向に公転運動する。
数構成を第2実施例と同様に構成する。したがって両歯
車部の遊星歯車32.33.12(131は互に反対方
向に公転運動する。
しかし、出力歯車部の出力遊星歯車の歯数を固定、出力
、両外歯歯車より大きく構成すると、同遊星歯車は、打
撃力Wと反対方向に公転運動し、出力効率が悪化する。
、両外歯歯車より大きく構成すると、同遊星歯車は、打
撃力Wと反対方向に公転運動し、出力効率が悪化する。
但し、出力歯車部が内接噛合いの場合は、遊星歯車の方
の歯数が常に小さくなる。
の歯数が常に小さくなる。
又、同出力歯車部31.32.33.34の噛合い半径
を、固定外歯歯車31をR31、出力外歯歯車34をR
36、出力遊星歯車32.33をRj2、Rj3にし、
増速方向の噛合い半径比R73 R32° R34 R3+ ・ R33 を第1実施例と同様の値に構成すると、増速方向に、弱
拘束に自動締まりする遊星差動歯車装置になる。又、連
動歯車部11′、12′、13′、14′を円錐歯車に
より構成して、加圧装置18.19により、無背隙圧着
噛合い操作する事は、第2実施例と同様である。
を、固定外歯歯車31をR31、出力外歯歯車34をR
36、出力遊星歯車32.33をRj2、Rj3にし、
増速方向の噛合い半径比R73 R32° R34 R3+ ・ R33 を第1実施例と同様の値に構成すると、増速方向に、弱
拘束に自動締まりする遊星差動歯車装置になる。又、連
動歯車部11′、12′、13′、14′を円錐歯車に
より構成して、加圧装置18.19により、無背隙圧着
噛合い操作する事は、第2実施例と同様である。
次に、第4実施例の歯車構成を説明すると、連動歯車部
の歯数を連動太陽歯車11をN、2、N73.二連遊星
歯車29をN、9、高速出力外歯歯車36をN I G
にし、両太陽歯車11.14の歯数差をN + + >
N t +にするとともに、同遊星歯車12.13の
歯数を両太陽歯車11.14より多くして、二連遊星歯
車列29.36の歯数差をN2□〈N36に構成すると
、連動遊星歯車12.13.29は、左回りに自転しな
がら打撃力Wと反対の左方向に、増速比II、に従い公
転運動し、同時に出力太陽歯車14が、減速比yN従い
円錐出力内歯歯車4′と一体になり、右方向に減速運動
する。
の歯数を連動太陽歯車11をN、2、N73.二連遊星
歯車29をN、9、高速出力外歯歯車36をN I G
にし、両太陽歯車11.14の歯数差をN + + >
N t +にするとともに、同遊星歯車12.13の
歯数を両太陽歯車11.14より多くして、二連遊星歯
車列29.36の歯数差をN2□〈N36に構成すると
、連動遊星歯車12.13.29は、左回りに自転しな
がら打撃力Wと反対の左方向に、増速比II、に従い公
転運動し、同時に出力太陽歯車14が、減速比yN従い
円錐出力内歯歯車4′と一体になり、右方向に減速運動
する。
したがって、連動遊星キャリヤ15と高速出力外両歯車
36間の減速比yN4は N13・N、6 になり、二連遊星歯車列29.36の歯数差N2゜くN
36を大きくすると、同遊星キャリヤ15よりわずか減
速するだけで、同じ左方向に、高速に出力回転する。
36間の減速比yN4は N13・N、6 になり、二連遊星歯車列29.36の歯数差N2゜くN
36を大きくすると、同遊星キャリヤ15よりわずか減
速するだけで、同じ左方向に、高速に出力回転する。
しかし、歯数差を逆のN 2 +1 > N 3gに構
成すると、出力太陽歯車14と同じ右方向に低速に出力
回転し、出力トルクが大きくなる。
成すると、出力太陽歯車14と同じ右方向に低速に出力
回転し、出力トルクが大きくなる。
しかし左方向に、高速に出力回転する時の出力トルクは
小さく、高速出力軸36′に大きな負荷が作用すると、
同軸36′の出力回転速度が低下し、その分、出力太陽
歯車14の右方向の回転力を増加する。したがって円錐
出力内歯歯車4′をバンドブレーキ28により滑り制動
して、高速出力軸36′の出力トルクを増加する構成で
ある。
小さく、高速出力軸36′に大きな負荷が作用すると、
同軸36′の出力回転速度が低下し、その分、出力太陽
歯車14の右方向の回転力を増加する。したがって円錐
出力内歯歯車4′をバンドブレーキ28により滑り制動
して、高速出力軸36′の出力トルクを増加する構成で
ある。
次に、第5実施例の歯車構成について説明すると、出力
歯車部の歯数を、出力内歯歯車4をZ2、遊星歯車2を
Z2にすると、偏心遊星キャリヤ55は、ハンマ一部3
0.8′の打撃力Wの右方向に、増速比+、a Z。
歯車部の歯数を、出力内歯歯車4をZ2、遊星歯車2を
Z2にすると、偏心遊星キャリヤ55は、ハンマ一部3
0.8′の打撃力Wの右方向に、増速比+、a Z。
に従い回転し、同時に、ベロー51により回り止めした
出力遊星歯車2が、同遊星キャリヤ55の偏心運動によ
り、同右方向に首振り運動して公転する。
出力遊星歯車2が、同遊星キャリヤ55の偏心運動によ
り、同右方向に首振り運動して公転する。
同時に出力内歯歯車4が減速比Y y、 、−’ /
l 75に従い、同右方向に減速運動する。
l 75に従い、同右方向に減速運動する。
又、運動歯車部の歯数を、出力太陽歯車14をN14、
連動内歯歯車52をN52にすると、偏心遊星キャリヤ
53は、打撃力Wと反対の左方向に、増速比N、4 N 14 N 52 に従い回転し、同時にベロー41により回り止めした連
動内歯遊星歯車52は、同遊星キャリヤ53の偏心運動
により、同左方向に首振り運動して公転する。同時に出
力太陽歯車]4が減速比YNSに従い、出力内歯歯車4
と一体になり、右方向に減速運動する。
連動内歯歯車52をN52にすると、偏心遊星キャリヤ
53は、打撃力Wと反対の左方向に、増速比N、4 N 14 N 52 に従い回転し、同時にベロー41により回り止めした連
動内歯遊星歯車52は、同遊星キャリヤ53の偏心運動
により、同左方向に首振り運動して公転する。同時に出
力太陽歯車]4が減速比YNSに従い、出力内歯歯車4
と一体になり、右方向に減速運動する。
次に、本発明の作用を実施例について説明すると、電極
16゜1.に通電した圧電体16は、円周方向の左右に
振幅し、高周波のせん断振動を発生する。
16゜1.に通電した圧電体16は、円周方向の左右に
振幅し、高周波のせん断振動を発生する。
この強制振動により、衝撃板10が一体になり円周方向
に振幅し、右方向の振幅時(以下、加速振幅とする)に
、ハンマーピン30が貫通孔8′の右面を打撃しく実施
例の図面はこの状態を示す)、左方向の振幅時(以下、
戻り振幅とする)に、ハンマ一部30.8′の遊びによ
り貫通孔8′の左面を打撃する事なく、ショックアブソ
ーバ−20により回り止めされ、同時に、その反発力に
より加速振幅力を増加して、フランジ部8を右方向に強
く打撃し、固定内歯歯車1と連動太陽歯車11のそれぞ
れの噛合い点に、右方向の振動加速力FとPが同時に発
生して振幅する。そして、戻り振幅時には、ショックア
ブソーバ−20により緩衝して固定軸7を宙釣り状態に
回り止めする。これらの作用が、高周波振動する振幅ご
とに発生し、同時に、両歯車部(]、2.3.4)、(
11,12,13,14)が、それぞれの歯車系の固有
振動数で振動をを起こし、各噛合い歯面に動荷重が発生
して自動締まりの条件が変化し、歯車の噛合い運動のと
もなわないリング伝達成分が増加してトルク比を拡大し
、両逆星歯車(2,3)、(12,13)がそれぞれの
歯数比の方向に振幅しながら自転し、増速しで公転運動
すると同時に、減速運動により出力メンバーの歯車1.
4が一体になって、振動加速力F、Pの右方向に、外力
に逆らい出力回転して、回転動力を発生する。
に振幅し、右方向の振幅時(以下、加速振幅とする)に
、ハンマーピン30が貫通孔8′の右面を打撃しく実施
例の図面はこの状態を示す)、左方向の振幅時(以下、
戻り振幅とする)に、ハンマ一部30.8′の遊びによ
り貫通孔8′の左面を打撃する事なく、ショックアブソ
ーバ−20により回り止めされ、同時に、その反発力に
より加速振幅力を増加して、フランジ部8を右方向に強
く打撃し、固定内歯歯車1と連動太陽歯車11のそれぞ
れの噛合い点に、右方向の振動加速力FとPが同時に発
生して振幅する。そして、戻り振幅時には、ショックア
ブソーバ−20により緩衝して固定軸7を宙釣り状態に
回り止めする。これらの作用が、高周波振動する振幅ご
とに発生し、同時に、両歯車部(]、2.3.4)、(
11,12,13,14)が、それぞれの歯車系の固有
振動数で振動をを起こし、各噛合い歯面に動荷重が発生
して自動締まりの条件が変化し、歯車の噛合い運動のと
もなわないリング伝達成分が増加してトルク比を拡大し
、両逆星歯車(2,3)、(12,13)がそれぞれの
歯数比の方向に振幅しながら自転し、増速しで公転運動
すると同時に、減速運動により出力メンバーの歯車1.
4が一体になって、振動加速力F、Pの右方向に、外力
に逆らい出力回転して、回転動力を発生する。
通電を遮断すると、圧電体16の振動が止まり、歯車系
の振幅も止まって、回転動力の発生を停止する。
の振幅も止まって、回転動力の発生を停止する。
次に、第2実施例の作用を説明すると、最近の超電導物
質は、液体窒素25の冷却により臨界温度に達し、超電
導コイル22に電流を流し、これを閉じると電気抵抗が
ゼロになって流れ続け、コイル22の内部および周辺に
磁場エネルギーが発生して保存される。
質は、液体窒素25の冷却により臨界温度に達し、超電
導コイル22に電流を流し、これを閉じると電気抵抗が
ゼロになって流れ続け、コイル22の内部および周辺に
磁場エネルギーが発生して保存される。
本発明の超電導起動装置は、磁場エネルギーを応用する
ものであり、同コイル22の電流が消費される事がなく
、せん断振動エネルギーを発生する。
ものであり、同コイル22の電流が消費される事がなく
、せん断振動エネルギーを発生する。
これにより軟鉄棒2]が磁化し、両側に、超電導コイル
22の鉄心22′と反対の磁極が生じて、 超電棒磁石
21になる。したがって電磁石のコイル23に交流を通
電すると、超電棒磁石21に偶力モーメントがサイクル
ごとに断続的に発生して、ハンマ一部30.8′に強力
な打撃力Wが右方向に生じ、固定メンバーの円錐歯車1
′、11′の噛合い点に、同右方向の振動加速力F、P
が、それぞれ発生し、第1実施例と同様に出力作用して
、回転動力を発生する。
22の鉄心22′と反対の磁極が生じて、 超電棒磁石
21になる。したがって電磁石のコイル23に交流を通
電すると、超電棒磁石21に偶力モーメントがサイクル
ごとに断続的に発生して、ハンマ一部30.8′に強力
な打撃力Wが右方向に生じ、固定メンバーの円錐歯車1
′、11′の噛合い点に、同右方向の振動加速力F、P
が、それぞれ発生し、第1実施例と同様に出力作用して
、回転動力を発生する。
その際、超電導の磁力には、他の磁力を排除するマイス
ナー効果があるので、電磁コイル23を遮磁カバー24
により覆う。
ナー効果があるので、電磁コイル23を遮磁カバー24
により覆う。
したがって、加圧装置18.19のばね19圧をゼロに
し、各円錐歯車列を背隙噛合いにした状態では、第1実
施例と同様に出力作用して回転動力を発生する。
し、各円錐歯車列を背隙噛合いにした状態では、第1実
施例と同様に出力作用して回転動力を発生する。
しかし加圧操作して、各円錐歯車列を無背隙噛合いにし
、適当なばね19圧にして圧着噛合いすると、同じ強さ
の振動加速力F、Pにより、背隙噛合い時より大きな回
転力が発生する。
、適当なばね19圧にして圧着噛合いすると、同じ強さ
の振動加速力F、Pにより、背隙噛合い時より大きな回
転力が発生する。
すなわち、超電棒磁石21の磁気モーメントM1、電磁
石23の磁気モーメントM、の時、棒磁石21に偶力モ
ーメントM 12 2M、 ・ M2 M + 2 = 3 が、交流のサイクルごとに、断続的に、右方向に発生し
、この強制せん断振動により、ハンマ一部30.8′に
強力な打撃力Wが発生し、ショックアブソーバ−20に
より、宙釣り状態に回り止めした、固定メンバーの歯車
部にそれぞれの歯車系の係数励振型の振動が起こり、両
歯車部が共振して相互作用し、各歯車に角加速度が生じ
て出力作用し、回転動力を発生する。
石23の磁気モーメントM、の時、棒磁石21に偶力モ
ーメントM 12 2M、 ・ M2 M + 2 = 3 が、交流のサイクルごとに、断続的に、右方向に発生し
、この強制せん断振動により、ハンマ一部30.8′に
強力な打撃力Wが発生し、ショックアブソーバ−20に
より、宙釣り状態に回り止めした、固定メンバーの歯車
部にそれぞれの歯車系の係数励振型の振動が起こり、両
歯車部が共振して相互作用し、各歯車に角加速度が生じ
て出力作用し、回転動力を発生する。
、 その際、超電棒磁石21により電磁石23′にも、
同じ右方向の偶力モーメントM 21 M1・M2 M 21 = が発生するので、電磁石23.23′部をフレーム6に
固定装着して回り止めする。
同じ右方向の偶力モーメントM 21 M1・M2 M 21 = が発生するので、電磁石23.23′部をフレーム6に
固定装着して回り止めする。
両側方モーメントM 12、M 21は、両磁石21.
23間の距離rの三乗に逆比例する。したがってrを小
さくし、そして電磁コイル23の電圧を調節して超電棒
磁石21の偶力モーメントM 12を可変し、回転動力
を制御する事ができる。
23間の距離rの三乗に逆比例する。したがってrを小
さくし、そして電磁コイル23の電圧を調節して超電棒
磁石21の偶力モーメントM 12を可変し、回転動力
を制御する事ができる。
又、冷却液25が臨界温度以上に上昇しないかぎり、超
電棒磁石21の磁気モーメントM1が変わらない為、常
時供給するエネルギーは、電磁コイル23の電気エネル
ギーだけになり、可搬式に適すが、断熱箱から、自然に
吸熱するので、冷却液を補充する必要がある。
電棒磁石21の磁気モーメントM1が変わらない為、常
時供給するエネルギーは、電磁コイル23の電気エネル
ギーだけになり、可搬式に適すが、断熱箱から、自然に
吸熱するので、冷却液を補充する必要がある。
又、電磁コイル23の通電を停止すると超電棒磁石21
のせん断振動が止まり、回転動力の発生が停止する。し
かし、超電導コイル23が臨界温度を保ち、超電導現象
が起きているかぎり、超電棒磁石21は磁化されたまま
になり、吸引力が作用して停止状態を保つ。
のせん断振動が止まり、回転動力の発生が停止する。し
かし、超電導コイル23が臨界温度を保ち、超電導現象
が起きているかぎり、超電棒磁石21は磁化されたまま
になり、吸引力が作用して停止状態を保つ。
次に、第3実施例の作用を説明すると、電磁石コイル2
3に交流を通電すると、永久棒磁石27に右方向の偶力
モーメントM1が、交流のサイクルごとに断続して発生
し、ハンマ一部30.8′に同右方向の打撃力Wが発生
し、固定メンバー歯車の噛合い点にF、Pが作用する。
3に交流を通電すると、永久棒磁石27に右方向の偶力
モーメントM1が、交流のサイクルごとに断続して発生
し、ハンマ一部30.8′に同右方向の打撃力Wが発生
し、固定メンバー歯車の噛合い点にF、Pが作用する。
同時に、連動歯車部の同遊星歯車12′、13′が振動
加速力Pにより左回りに自転し、同加速力Pと反対方向
に増速しで公転運動し、同時にこの公転運動により、出
力太陽歯車14カ振動加速力Pの方向に減速運動して、
出力外歯歯車34と一体になり右方向に出力回転する。
加速力Pにより左回りに自転し、同加速力Pと反対方向
に増速しで公転運動し、同時にこの公転運動により、出
力太陽歯車14カ振動加速力Pの方向に減速運動して、
出力外歯歯車34と一体になり右方向に出力回転する。
同時に、出力歯車部の出力遊星歯車32.33は、固定
外歯歯車31の振動加速力Fと加速振幅により右回りに
自転して、同加速力Fの右方向に増速しで公転運動し、
同時に、この公転運動により、出力外歯歯車34が加速
力Fの方向に減速運動して、出力太陽歯車14と一体に
なり、同右方向に減速回転して回転動力を発生する。
外歯歯車31の振動加速力Fと加速振幅により右回りに
自転して、同加速力Fの右方向に増速しで公転運動し、
同時に、この公転運動により、出力外歯歯車34が加速
力Fの方向に減速運動して、出力太陽歯車14と一体に
なり、同右方向に減速回転して回転動力を発生する。
同出力歯車部が、同じ外接噛合いの遊星差動歯車装置に
おいて、出力遊星歯車32.33の自転と、公転運動の
方向が連動歯車部と異なるのは、同遊星歯車32.33
の歯数が、固定、出力、両外歯歯車31.34より少な
く、慣性モーメントも小さいので、遅速運動の進み側に
なって自転すると同時に、拘束力により逆転が防止され
て、一方向回転する為である。
おいて、出力遊星歯車32.33の自転と、公転運動の
方向が連動歯車部と異なるのは、同遊星歯車32.33
の歯数が、固定、出力、両外歯歯車31.34より少な
く、慣性モーメントも小さいので、遅速運動の進み側に
なって自転すると同時に、拘束力により逆転が防止され
て、一方向回転する為である。
又、加圧装置18.19により、連動歯車部を圧着噛合
い操作する事は、第2実施例と同様である。
い操作する事は、第2実施例と同様である。
次に、第4実施例の作用を説明すると、この実施例は、
振動を発生する走行体、飛行体、または−26= 場所に設置して回転動力を発生するものである。
振動を発生する走行体、飛行体、または−26= 場所に設置して回転動力を発生するものである。
すなわち、外部振動により、振動子37が円周方向の左
右に振幅して、ハンマ一部30.8′に右方向の打撃力
Wが生じ、この強制振動により、歯車系に係数励振型の
振動が発生して出力作用し、高速出力外歯歯車36が連
動遊星キャリヤ15に引きずられる様に左方向に高速に
出力回転して、回転動力を発生する。
右に振幅して、ハンマ一部30.8′に右方向の打撃力
Wが生じ、この強制振動により、歯車系に係数励振型の
振動が発生して出力作用し、高速出力外歯歯車36が連
動遊星キャリヤ15に引きずられる様に左方向に高速に
出力回転して、回転動力を発生する。
その際、振動子37は、偏心した重り38が外部振動に
共振して円周方向に振幅し、加速振幅時には、シェイプ
ドクラッチ40の片アングル面が滑り運動して、固定軸
7を外側に引っ張り、出力歯車部1′2′、3′、4′
の円錐歯面を圧着噛合いして拘束力を増加し、第2実施
例の場合と同様に増力作用し、戻り振幅時には、シェイ
プドクラッチ40が直角歯面噛合いし、拘束力が減少し
た状態で戻り運動し、高速出力外歯歯車36を戻りの左
方向に出力回転する。同時に、出力歯車部にも同様の拘
束力の変動が生ずるので、円錐出力内歯歯車4′を滑り
制動して、高速出力外歯歯車36の出力回転を助ける。
共振して円周方向に振幅し、加速振幅時には、シェイプ
ドクラッチ40の片アングル面が滑り運動して、固定軸
7を外側に引っ張り、出力歯車部1′2′、3′、4′
の円錐歯面を圧着噛合いして拘束力を増加し、第2実施
例の場合と同様に増力作用し、戻り振幅時には、シェイ
プドクラッチ40が直角歯面噛合いし、拘束力が減少し
た状態で戻り運動し、高速出力外歯歯車36を戻りの左
方向に出力回転する。同時に、出力歯車部にも同様の拘
束力の変動が生ずるので、円錐出力内歯歯車4′を滑り
制動して、高速出力外歯歯車36の出力回転を助ける。
そして円錐出力内歯歯車4′は減速運動により回転する
為トルクが大きく、また高速出力外歯歯車36は増速運
動による公転トルクが出力回転になるのでトルクが小さ
い。
為トルクが大きく、また高速出力外歯歯車36は増速運
動による公転トルクが出力回転になるのでトルクが小さ
い。
次に、第5実施例の作用を説明すると、圧電起動装置は
、通電によりせん断振動を発生し、ハンマ一部30.8
′の右方向の打撃力Wにより歯車系に係数励振型の振動
が発生して出力作用し、出力内歯歯車4が打撃力Wの方
向に出力回転して回転動力を発生する。
、通電によりせん断振動を発生し、ハンマ一部30.8
′の右方向の打撃力Wにより歯車系に係数励振型の振動
が発生して出力作用し、出力内歯歯車4が打撃力Wの方
向に出力回転して回転動力を発生する。
その際、ベロー51により回り止めされた出力遊星歯車
2は、固定軸7と一体になって円周方向に振幅し、加速
振幅時には、出力内歯歯車4との噛合い点を支点にして
左回りの自転力が作用し、偏心遊星キャリヤ55を右方
向に増速しで回転する。
2は、固定軸7と一体になって円周方向に振幅し、加速
振幅時には、出力内歯歯車4との噛合い点を支点にして
左回りの自転力が作用し、偏心遊星キャリヤ55を右方
向に増速しで回転する。
そしてベロー51により回り止めされた同遊星歯車2は
、偏心距離、すなわち噛合い中心距離にしたがい首振り
運動して右方向に公転し、同時に、減速運動により出力
内歯歯車4を同右方向に出力回転して、回転動力を発生
する。
、偏心距離、すなわち噛合い中心距離にしたがい首振り
運動して右方向に公転し、同時に、減速運動により出力
内歯歯車4を同右方向に出力回転して、回転動力を発生
する。
又、連動歯車部の連動内歯遊星歯車52は、出力太陽歯
車14より慣性モーメントが大きいため遅れ側になって
円周方向に振幅し、これにベロー41を介して固定軸7
の戻り振幅が作用して、出力太陽歯車14との噛合い点
を支点にして左回りの自転力が作用し、偏心遊星キャリ
ヤ53を左方向に増速しで回転する。したがってベロー
41により回り止めされた同遊星歯車52は、偏心距離
に従い首振り運動して左方向に公転し、同時に、減速運
動により出力太陽歯車14を右方向に、出力内歯歯車4
と一体に出力回転して、回転動力を発生する。
車14より慣性モーメントが大きいため遅れ側になって
円周方向に振幅し、これにベロー41を介して固定軸7
の戻り振幅が作用して、出力太陽歯車14との噛合い点
を支点にして左回りの自転力が作用し、偏心遊星キャリ
ヤ53を左方向に増速しで回転する。したがってベロー
41により回り止めされた同遊星歯車52は、偏心距離
に従い首振り運動して左方向に公転し、同時に、減速運
動により出力太陽歯車14を右方向に、出力内歯歯車4
と一体に出力回転して、回転動力を発生する。
次に、本発明の作用原理について説明すると、起動装置
に強制せん断振動を発生させると、ハンマ一部30.8
′に一方向の打撃力Wが発生し、固定軸7により直結し
た固定メンバー歯車のそれぞれの噛合い点に打撃力Wと
同方向の振動加速力F1Pが発生し同時に円周方向に振
幅する。この打撃により、同時に歯車系に係数励振型の
振動が発生し、出力、連動、両歯車部の相互作用により
、歯車列に「力のモーメント」(=慣性モーメント×角
加速度)が発生して回転動力が生じる。
に強制せん断振動を発生させると、ハンマ一部30.8
′に一方向の打撃力Wが発生し、固定軸7により直結し
た固定メンバー歯車のそれぞれの噛合い点に打撃力Wと
同方向の振動加速力F1Pが発生し同時に円周方向に振
幅する。この打撃により、同時に歯車系に係数励振型の
振動が発生し、出力、連動、両歯車部の相互作用により
、歯車列に「力のモーメント」(=慣性モーメント×角
加速度)が発生して回転動力が生じる。
歯車、すなわち回転物体は、「力のモーメント」が作用
しないと、角運動量(=慣性モーメント×角速度)が一
定になり、回転速度が変化しても出力作用したことには
ならない。また噛合い中の歯車の質量を途中で変える事
ができないので、歯車装置自体が回転動力を発生するに
は、角加速度が発生する新たな特性が必要になる。
しないと、角運動量(=慣性モーメント×角速度)が一
定になり、回転速度が変化しても出力作用したことには
ならない。また噛合い中の歯車の質量を途中で変える事
ができないので、歯車装置自体が回転動力を発生するに
は、角加速度が発生する新たな特性が必要になる。
即ち、噛合っている大小の歯車は、それぞれの慣性モー
メントに逆比して円周方向に相対運動し、振動を発生す
る。そして互の振幅速度が異なるため、噛合い歯面が過
渡応答して、噛合い歯面に動荷重が発生し、歯車系の固
有振動数域の共振点で大きくなる。そして固有振動数は
、噛合い歯面の合成こわさと作用線上の等画質量の相乗
積になり、歯元応力の変動周波数と一致し、高い周波数
になる。
メントに逆比して円周方向に相対運動し、振動を発生す
る。そして互の振幅速度が異なるため、噛合い歯面が過
渡応答して、噛合い歯面に動荷重が発生し、歯車系の固
有振動数域の共振点で大きくなる。そして固有振動数は
、噛合い歯面の合成こわさと作用線上の等画質量の相乗
積になり、歯元応力の変動周波数と一致し、高い周波数
になる。
又、歯車系の振動は、歯のこわさが変化する係数励振型
の振動系の為、起動装置の振動加速度が半分またはそれ
以下になった場合でも共振し、又、出力、連動、両歯車
部の振動数が異なった場合でも共振して相互作用し、噛
合い歯面に大きな動荷重が発生する。そして動荷重の発
生率(動荷重率)は、歯元応力の変動振幅が大きくなる
に従い増加し、200%になる場合がある。共振点以上
では、−定値に達して収斂し、振幅力は振動加速力F、
Pにやや比例して増加する。
の振動系の為、起動装置の振動加速度が半分またはそれ
以下になった場合でも共振し、又、出力、連動、両歯車
部の振動数が異なった場合でも共振して相互作用し、噛
合い歯面に大きな動荷重が発生する。そして動荷重の発
生率(動荷重率)は、歯元応力の変動振幅が大きくなる
に従い増加し、200%になる場合がある。共振点以上
では、−定値に達して収斂し、振幅力は振動加速力F、
Pにやや比例して増加する。
又、歯車系の振動により、噛合っている大小歯車に発生
する円周方向の相対運動は、一方の歯車から見ると遅速
運動であり、慣性モーメントの大きい方が遅れ側になり
、小さい方の歯車が進み側になって噛合い運動し、それ
が遊星差動歯車装置の場合には、小さい方が進み側にな
って自転すると同時に拘束力により逆転が防止されて一
方向回転する。
する円周方向の相対運動は、一方の歯車から見ると遅速
運動であり、慣性モーメントの大きい方が遅れ側になり
、小さい方の歯車が進み側になって噛合い運動し、それ
が遊星差動歯車装置の場合には、小さい方が進み側にな
って自転すると同時に拘束力により逆転が防止されて一
方向回転する。
又、遊星差動歯車装置は、−次に高減速する歯車構成の
為、噛合っている大小歯車の慣性モーメントの差が大き
く、共振しやすい性質がある。そして同歯車装置は、歯
車の噛合い運動による伝達成分(以下、歯車伝達成分と
する)の外に、歯車列全体が糊付は状態に、一体になっ
て円周方向に運動して伝達する、歯車の噛合い運動のと
もなわないリンク伝達成分があり、打撃振動を加えた瞬
間、リンク伝達成分が増加してトルク比を拡大し、伝達
効率が瞬時に向上して自動締まりの条件を変化する。
為、噛合っている大小歯車の慣性モーメントの差が大き
く、共振しやすい性質がある。そして同歯車装置は、歯
車の噛合い運動による伝達成分(以下、歯車伝達成分と
する)の外に、歯車列全体が糊付は状態に、一体になっ
て円周方向に運動して伝達する、歯車の噛合い運動のと
もなわないリンク伝達成分があり、打撃振動を加えた瞬
間、リンク伝達成分が増加してトルク比を拡大し、伝達
効率が瞬時に向上して自動締まりの条件を変化する。
しかし、−組の遊星差動歯車装置では、打撃振動により
、瞬間トルク比を拡大するが蓄力なしには出力回転する
事ができず、歯車装置が独自に回転動力を発生する事が
できない。
、瞬間トルク比を拡大するが蓄力なしには出力回転する
事ができず、歯車装置が独自に回転動力を発生する事が
できない。
しかし、複数の遊星差動歯車装置を、固定メンバー同志
、そして出力メンバー同志を直結して組合わせて、固定
メンバーに一方向のせん断振動加速力を加えると、各歯
列に角加速度が発生して「力のモーメント」が作用し、
歯車装置自体が回転動力を発生する新たな特性を発揮す
る。
、そして出力メンバー同志を直結して組合わせて、固定
メンバーに一方向のせん断振動加速力を加えると、各歯
列に角加速度が発生して「力のモーメント」が作用し、
歯車装置自体が回転動力を発生する新たな特性を発揮す
る。
この新たな特性を発揮する際の、各歯車の動きを、第4
実施例について説明すると、中を見やすくする為に、フ
レーム6の一部を欠き取り、振動子37の重り38部を
手の平で連結して右方向に打つと慣性モーメントの大き
い連動遊星歯車12.13.29が、円周方向の左右に
遅い速度で振幅しながら打撃ごとに左回りに加速して自
転し、同時に、左方向に断続的に加速して公転運動する
様子を見る事ができる。同時に、慣性モーメントの小さ
い出力遊星歯車2.3が、円周方向の左右に早い速度で
振幅しながら左回りに自転して、打撃ごとに加速して右
方向に断続的に公転運動する様子を見る事ができる。そ
の際、バンドブレーキ28を開放して打撃すると、円錐
出力内歯歯車4が出力太陽歯車14と一体になって、振
幅しながら右方向に回転する。これは滑り制動した場合
も同様であり、高速出力外歯歯車36は連動遊星キャリ
ヤ15と一緒に左方向に速い速度で回転する。そして、
連動遊星歯車13.14.29は慣性モーメントが特に
大きい構成の為に、打撃サイクルが遅いにもかかわらず
、連続して回転する。
実施例について説明すると、中を見やすくする為に、フ
レーム6の一部を欠き取り、振動子37の重り38部を
手の平で連結して右方向に打つと慣性モーメントの大き
い連動遊星歯車12.13.29が、円周方向の左右に
遅い速度で振幅しながら打撃ごとに左回りに加速して自
転し、同時に、左方向に断続的に加速して公転運動する
様子を見る事ができる。同時に、慣性モーメントの小さ
い出力遊星歯車2.3が、円周方向の左右に早い速度で
振幅しながら左回りに自転して、打撃ごとに加速して右
方向に断続的に公転運動する様子を見る事ができる。そ
の際、バンドブレーキ28を開放して打撃すると、円錐
出力内歯歯車4が出力太陽歯車14と一体になって、振
幅しながら右方向に回転する。これは滑り制動した場合
も同様であり、高速出力外歯歯車36は連動遊星キャリ
ヤ15と一緒に左方向に速い速度で回転する。そして、
連動遊星歯車13.14.29は慣性モーメントが特に
大きい構成の為に、打撃サイクルが遅いにもかかわらず
、連続して回転する。
又、金属ハンマー、又は、ゴムハンマーにより打撃した
場合も同様の出力作用する。
場合も同様の出力作用する。
又、第4実施例の連動遊星歯車12.13.29を取り
外し、ばね】9圧をゼロにして重り38部を打撃すると
、出力歯車部1′、2′、3′、4′は、バンドブレー
キ28を開放した場合には固定軸7と一体になって円周
方向の左右に振幅し、滑り制動した場合には遊星歯車2
′、3′が円周方向の左右に公転振幅して中立を保つ。
外し、ばね】9圧をゼロにして重り38部を打撃すると
、出力歯車部1′、2′、3′、4′は、バンドブレー
キ28を開放した場合には固定軸7と一体になって円周
方向の左右に振幅し、滑り制動した場合には遊星歯車2
′、3′が円周方向の左右に公転振幅して中立を保つ。
そして加圧装置18.19により加圧すると、滑り制動
して打撃した場合にも一体になって左右に振幅し、中立
を保つ。
して打撃した場合にも一体になって左右に振幅し、中立
を保つ。
又、出力遊星歯車2′、3′取り外し、上記同様打撃す
ると、連動歯車部11.12.13.14は固定軸7と
一緒に左右に振幅すると同時に、連動遊星歯車12.1
3.29が両太陽歯車11.14との噛合い歯面で反発
し合い、不規則に振幅して中立を保つ。
ると、連動歯車部11.12.13.14は固定軸7と
一緒に左右に振幅すると同時に、連動遊星歯車12.1
3.29が両太陽歯車11.14との噛合い歯面で反発
し合い、不規則に振幅して中立を保つ。
本発明のギヤ原動機は、上記の様に、−組の遊星差動歯
車装置だけでは回転動力を発生する事ができない。しか
し弱拘束に自動締まりする遊星差動歯車装置を、複数、
固定メンバー同志、そして出力メンバー同志を直結し、
起動装置を組合わせて、固定メンバーに一方向のせん断
振動加速力を同時に加えると、歯車列に角加速度が発生
して「力のモーメント」が作用し、外力に逆らい出力回
転して回転動力を発生する。
車装置だけでは回転動力を発生する事ができない。しか
し弱拘束に自動締まりする遊星差動歯車装置を、複数、
固定メンバー同志、そして出力メンバー同志を直結し、
起動装置を組合わせて、固定メンバーに一方向のせん断
振動加速力を同時に加えると、歯車列に角加速度が発生
して「力のモーメント」が作用し、外力に逆らい出力回
転して回転動力を発生する。
その際、振動加速力F、Pにより、両歯車部の遊星歯車
が、それぞれの歯数比の方向に加速して公転運動すると
同時に、その公転トルクτ62、TIにより減速運動し
て出力メンバーの歯車を加速力F、Pの方向に減速回転
して出力する。
が、それぞれの歯数比の方向に加速して公転運動すると
同時に、その公転トルクτ62、TIにより減速運動し
て出力メンバーの歯車を加速力F、Pの方向に減速回転
して出力する。
すなわち、角加速度は、増速運動にかかわらず、減速運
動においても発生するものであり、したがって、出力メ
ンバーの減速運動に角加速度が、発生し、外力に逆らい
出力回転して、回転動力を発生する。
動においても発生するものであり、したがって、出力メ
ンバーの減速運動に角加速度が、発生し、外力に逆らい
出力回転して、回転動力を発生する。
次に、第1実施例により、公転トルクについて説明する
と、出力歯車部は、固定内歯車1の振動加速力Fにより
、出力遊星歯車2.3に、増速方向の公転トルクT、/
。
と、出力歯車部は、固定内歯車1の振動加速力Fにより
、出力遊星歯車2.3に、増速方向の公転トルクT、/
。
が、加速力Fの方向に生じ、同じ歯数構成においても、
増速方向の噛合い半径比R2と、遊星歯車2.3に発生
する自転拘束トルク比に、(自転トルクT、7と拘束ト
ルクrszの比)により変化する。
増速方向の噛合い半径比R2と、遊星歯車2.3に発生
する自転拘束トルク比に、(自転トルクT、7と拘束ト
ルクrszの比)により変化する。
又、連動歯車部は、連動太陽歯車11の振動加速力Pに
より、連動遊星歯車12.13に増速方向の公転トルク
で、N が、加速力Pと反対方向に生じ、増速方向の噛合い半径
比rNと、遊星歯車12.13に発生する自転拘束トル
ク比KN(自転トルつて、Nと拘束トルクTSNの比)
により変化する。
より、連動遊星歯車12.13に増速方向の公転トルク
で、N が、加速力Pと反対方向に生じ、増速方向の噛合い半径
比rNと、遊星歯車12.13に発生する自転拘束トル
ク比KN(自転トルつて、Nと拘束トルクTSNの比)
により変化する。
したがって、加速振幅時の打撃振動により、自転拘束ト
ルク比に、・KNが、瞬間、変化して、公転トルクrd
Z、LNを増加し、加速して、角加速度が発生する。
ルク比に、・KNが、瞬間、変化して、公転トルクrd
Z、LNを増加し、加速して、角加速度が発生する。
この作用が高い周波数の振幅ごとに起こり、連続して出
力回転する。
力回転する。
即ち、複式の遊星差動歯車装置は、並設した左右の歯車
列の反対歯面で噛合い、それぞれの作用線が交差する。
列の反対歯面で噛合い、それぞれの作用線が交差する。
したがって同時噛合いした遊星歯車は、またぎ歯厚上で
噛合い、噛合い歯面の極めて小さい滑りと転がり抵抗が
、またぎ歯厚長さの両端に作用して拘束力が生じる。
噛合い、噛合い歯面の極めて小さい滑りと転がり抵抗が
、またぎ歯厚長さの両端に作用して拘束力が生じる。
その際、左右の噛合い半径に作用する接線力は、歯筋上
に作用する偶力となって遊星軸受と遊星キャリヤにより
、回り止めされ、反対歯面に作用する作用、反作用の釣
合いにより打ち消され、残る回転力が、またぎ歯厚長さ
の両端に作用する極めて小さい噛合い抵抗により、大き
な拘束トルクTSZN TSNとなって遊星歯車に作用
する。すなわち拘束トルクは、またぎ歯厚長さを底辺に
した二等辺三角形の頂点をなす遊星歯車の軸心に作用す
るため、小さい噛合い抵抗により大きな自転力を拘束す
る。
に作用する偶力となって遊星軸受と遊星キャリヤにより
、回り止めされ、反対歯面に作用する作用、反作用の釣
合いにより打ち消され、残る回転力が、またぎ歯厚長さ
の両端に作用する極めて小さい噛合い抵抗により、大き
な拘束トルクTSZN TSNとなって遊星歯車に作用
する。すなわち拘束トルクは、またぎ歯厚長さを底辺に
した二等辺三角形の頂点をなす遊星歯車の軸心に作用す
るため、小さい噛合い抵抗により大きな自転力を拘束す
る。
そして、自転トルクT、7、Toと、拘束トルクTsy
、TSNは、同じ噛合い歯面で同時に発生し、そして同
じ噛合い歯面に発生する動荷重により、瞬時に変化して
、歯車列の伝達成分を可変して出力作用する。
、TSNは、同じ噛合い歯面で同時に発生し、そして同
じ噛合い歯面に発生する動荷重により、瞬時に変化して
、歯車列の伝達成分を可変して出力作用する。
即ち、遊星差動歯車装置には、固定メンバーと噛合う歯
車列(これを遊星歯車列と言う)と、固定メンバーに対
して差動運動する出力メンバーと噛合う歯車列(これを
差動歯車列と言う)の組合せからなりたっており、噛合
い歯面の動荷重の発生により、後者の差動運動の伝達成
分が変化して出力作用するものである。
車列(これを遊星歯車列と言う)と、固定メンバーに対
して差動運動する出力メンバーと噛合う歯車列(これを
差動歯車列と言う)の組合せからなりたっており、噛合
い歯面の動荷重の発生により、後者の差動運動の伝達成
分が変化して出力作用するものである。
単式の歯車列からなる2ギヤ遊星差動歯車装置にも、遊
星歯車列と差動歯車列の二つの伝達成分があり、偏心距
離を小さくすると後者の伝達成分が大きくなり、拘束力
が増加する。
星歯車列と差動歯車列の二つの伝達成分があり、偏心距
離を小さくすると後者の伝達成分が大きくなり、拘束力
が増加する。
したがって、本発明のギヤ原動機は、遊星歯車列の固定
メンバー同志を直結し、そして差動歯車列の出力メンバ
ー同志を直結し、それぞれの歯車列を複数化するもので
ある。その構成により、遊星歯車列、差動歯車列のそれ
ぞれのメンバーに作用、反作用力が生じ、角加速度が発
生して出力作用する。
メンバー同志を直結し、そして差動歯車列の出力メンバ
ー同志を直結し、それぞれの歯車列を複数化するもので
ある。その構成により、遊星歯車列、差動歯車列のそれ
ぞれのメンバーに作用、反作用力が生じ、角加速度が発
生して出力作用する。
したがって、差動歯車列の出力歯車と出力太陽歯車が一
体になって出力回転する様に、後者の出力トルクTNは
前者の出力トルクT1.に比べて小さいものであるが、
前者に「力のモーメント」となって作用し、合成出力ト
ルクT。(−T、、+TN)になって回転動力を発生す
るものである。
体になって出力回転する様に、後者の出力トルクTNは
前者の出力トルクT1.に比べて小さいものであるが、
前者に「力のモーメント」となって作用し、合成出力ト
ルクT。(−T、、+TN)になって回転動力を発生す
るものである。
又、実施例の歯数比を変えた場合の作用について説明す
ると、出力歯車部の左右歯車列の歯数差を左右入替えた
歯車構成にすると、回転動力の発生が悪化する。
ると、出力歯車部の左右歯車列の歯数差を左右入替えた
歯車構成にすると、回転動力の発生が悪化する。
すなわち、出力遊星歯車の歯数差をz2〈Z3、または
Z′2 < Z′P、Z32くZ33にすると、同遊星
歯車は加速力Fと反対方向に公転運動する。しかし出力
歯車は、いずれの場合にも加速力Fの方向に出力回転す
る為、加速力Fと公転運動の「力のモーメント」が反対
方向に作用して打消し合い出力効率が低下する。
Z′2 < Z′P、Z32くZ33にすると、同遊星
歯車は加速力Fと反対方向に公転運動する。しかし出力
歯車は、いずれの場合にも加速力Fの方向に出力回転す
る為、加速力Fと公転運動の「力のモーメント」が反対
方向に作用して打消し合い出力効率が低下する。
又、運動歯車部の、両太陽歯車の歯数差をN1、〈N1
4.11′<14’、N s + < N s 4にす
ると、回転動力の発生が、上記以上に極度に悪化する。
4.11′<14’、N s + < N s 4にす
ると、回転動力の発生が、上記以上に極度に悪化する。
すなわち連動遊星歯車側の慣性モーメントが大きい為に
、右方向の振動加速力Pに右回りの自転力が反発しなが
ら、回転して同右方向に公転運動し、自転力と加速力P
の「力のモーメント」が反対方向に作用する為、公転ト
ルクrdNの発生度合が小さく、したがって出力トルク
TNが極度に低下する。
、右方向の振動加速力Pに右回りの自転力が反発しなが
ら、回転して同右方向に公転運動し、自転力と加速力P
の「力のモーメント」が反対方向に作用する為、公転ト
ルクrdNの発生度合が小さく、したがって出力トルク
TNが極度に低下する。
以上の路側から明らかな様に、本発明のギヤ原動機は、
断続的に作用する打撃振動の瞬間ごとに、遊星歯車の自
転拘束トルク比に7、KNが変動して出力作用する。極
微的には、加速振幅時に自転トルクT92、Tいが増加
し、歯数比の方向に自転してTa7、T d N公転ト
ルクが発生し、戻り振幅時に拘束トルク’rs y、、
rsNの方が大きくなって遊星歯車の逆転を防止する。
断続的に作用する打撃振動の瞬間ごとに、遊星歯車の自
転拘束トルク比に7、KNが変動して出力作用する。極
微的には、加速振幅時に自転トルクT92、Tいが増加
し、歯数比の方向に自転してTa7、T d N公転ト
ルクが発生し、戻り振幅時に拘束トルク’rs y、、
rsNの方が大きくなって遊星歯車の逆転を防止する。
その際、加速振幅時にリンク伝達成分が増加し、トルク
比を拡大して外力に逆らい出力回転し、その外力による
逆転が拘束トルクにより防止して一方向に増力回転する
。これらの各作用が高い振動数の振幅ごとに起こって回
転動力を発生する。
比を拡大して外力に逆らい出力回転し、その外力による
逆転が拘束トルクにより防止して一方向に増力回転する
。これらの各作用が高い振動数の振幅ごとに起こって回
転動力を発生する。
その際、出力歯車部は、大きな出力トルクT7を発生す
ると同時に大きな負荷逆転を防止する側になり、連動歯
車部は、発生する出力トルクTNが小さいものであるが
、連動遊星歯車の慣性モーメントが両太陽歯車より大き
い為に、出力歯車部の出力トルクT7の反力側になって
相互作用し、[力のモーメントjが生じて回転動力を発
生する。
ると同時に大きな負荷逆転を防止する側になり、連動歯
車部は、発生する出力トルクTNが小さいものであるが
、連動遊星歯車の慣性モーメントが両太陽歯車より大き
い為に、出力歯車部の出力トルクT7の反力側になって
相互作用し、[力のモーメントjが生じて回転動力を発
生する。
そして出力メンバーが直結した両歯車は、必らず打撃力
Wの方向、すなわち振動加速力F、Pの方向に出力回転
する。
Wの方向、すなわち振動加速力F、Pの方向に出力回転
する。
もし、戻り振幅の方向にも同じ強さの打撃力が作用する
と、各歯車は左右に振幅するだけで中立を保ち、出力回
転する事ができない。しかしショックアブソーバ−によ
り緩衝して回り止めしても、戻り振幅方向にもわずかな
加速力が発生するものであり、拘束力により打ち消され
て逆転が防止され、一方向に出力回転する。
と、各歯車は左右に振幅するだけで中立を保ち、出力回
転する事ができない。しかしショックアブソーバ−によ
り緩衝して回り止めしても、戻り振幅方向にもわずかな
加速力が発生するものであり、拘束力により打ち消され
て逆転が防止され、一方向に出力回転する。
又、−組の遊星差動歯車装置だけでは、歯車系の振動に
よりトルク比が拡大作用しても、反力が発生しないので
、歯車列が左右に振幅して中立を保ち、回転動力を発生
する事ができない。
よりトルク比が拡大作用しても、反力が発生しないので
、歯車列が左右に振幅して中立を保ち、回転動力を発生
する事ができない。
本発明のギヤ原動機は、自然の振動エネルギーを衝撃板
または固定軸に作用させて強制振動し、回転エネルギー
に変換して、回転動力を発生する事ができる。
または固定軸に作用させて強制振動し、回転エネルギー
に変換して、回転動力を発生する事ができる。
又、本発明の超電導起動装置は、−旦、超電導現象を起
こすと、常時供給する少ない電気、太陽エネルギーによ
り出力回転し、冷却液を時たま補充して臨界温度を保ち
、連続し回転動力を発生する事ができ、まさにギヤエン
ジンと称し得るものである。
こすと、常時供給する少ない電気、太陽エネルギーによ
り出力回転し、冷却液を時たま補充して臨界温度を保ち
、連続し回転動力を発生する事ができ、まさにギヤエン
ジンと称し得るものである。
又、固定歯車を直接圧電材により構成して振動加速力F
、Pを発生し、小型化して回転動力を発生する事ができ
る。
、Pを発生し、小型化して回転動力を発生する事ができ
る。
又、圧電体の面にガリウム−砒素等の光電変換物質を積
層して、光電変換によりせん断振動を発生し、太陽光エ
ネルギーにより直接回転動力を発生する事ができる。
層して、光電変換によりせん断振動を発生し、太陽光エ
ネルギーにより直接回転動力を発生する事ができる。
第1図は、第1実施例の正断面図、
第2図は、フレームの一部を切つ欠き、圧電起動装置部
を示す第1図の右側面図、 第3図は、第2実施例の正断面図、・ 第4図は、フレームの一部を切つ欠き、超電導起動装置
部を示す第3図の右側面図、 第5図は、第3実施例の正断面図、 第6図は、第5図の右側面図、 第7図は、第4実施例の正断面図、 第8図は、第4実施例の右側面図、 第9図は、第5実施例の正断面図、 第10図は、フレームの一部を切っ欠き、起動装置部を
示す第5実施例の右側面図である。 1固定内歯歯車 1′円錐固定内歯歯車30ハンマー
ピン2出力遊星歯車 2′円錐遊星歯車 31固定
外歯歯車3出力遊星歯車 3′円錐遊星歯車 32
出力遊星歯車4出力内歯歯車 4′円錐出力内歯歯車
33出力遊星歯車5出力遊星キャリヤ11′円錐連動太
陽歯車34出力外歯歯車6フレーム 12′円錐
連動遊星歯車35出力遊星キャリヤ7固定軸
13朽錐連動遊星歯車36高速出力外歯歯車8フランジ
部 14′円錐出力太陽歯車36′高速出力軸8′
貫通孔 20シヨツクアブソー37振動子バー 9出力軸 21超電棒磁石 38重り10
?ki撃板 22超電導コイル 39カラ〜
11連動太陽歯車 22歓心 40片アン
グルシェイプドクラッチ 12連動遊星歯車 23電磁コイル 13連動遊星歯車 23′電磁石 41ベロ
ー14出力太陽歯車 24遮磁カバー 51ベロ
ー]5連動遊星キヤリヤ25冷却液 52連動
内歯遊星歯車 −・16圧電体 26断熱箱
53偏心遊星キャリヤ+6.、b電極
27永久棒磁石 55偏心遊星キャリヤ17絶
縁体 28バンドブレーキ18加圧ねじ
29三連遊星歯車19ばね
を示す第1図の右側面図、 第3図は、第2実施例の正断面図、・ 第4図は、フレームの一部を切つ欠き、超電導起動装置
部を示す第3図の右側面図、 第5図は、第3実施例の正断面図、 第6図は、第5図の右側面図、 第7図は、第4実施例の正断面図、 第8図は、第4実施例の右側面図、 第9図は、第5実施例の正断面図、 第10図は、フレームの一部を切っ欠き、起動装置部を
示す第5実施例の右側面図である。 1固定内歯歯車 1′円錐固定内歯歯車30ハンマー
ピン2出力遊星歯車 2′円錐遊星歯車 31固定
外歯歯車3出力遊星歯車 3′円錐遊星歯車 32
出力遊星歯車4出力内歯歯車 4′円錐出力内歯歯車
33出力遊星歯車5出力遊星キャリヤ11′円錐連動太
陽歯車34出力外歯歯車6フレーム 12′円錐
連動遊星歯車35出力遊星キャリヤ7固定軸
13朽錐連動遊星歯車36高速出力外歯歯車8フランジ
部 14′円錐出力太陽歯車36′高速出力軸8′
貫通孔 20シヨツクアブソー37振動子バー 9出力軸 21超電棒磁石 38重り10
?ki撃板 22超電導コイル 39カラ〜
11連動太陽歯車 22歓心 40片アン
グルシェイプドクラッチ 12連動遊星歯車 23電磁コイル 13連動遊星歯車 23′電磁石 41ベロ
ー14出力太陽歯車 24遮磁カバー 51ベロ
ー]5連動遊星キヤリヤ25冷却液 52連動
内歯遊星歯車 −・16圧電体 26断熱箱
53偏心遊星キャリヤ+6.、b電極
27永久棒磁石 55偏心遊星キャリヤ17絶
縁体 28バンドブレーキ18加圧ねじ
29三連遊星歯車19ばね
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、複数の遊星差動歯車装置を固定メンバーの歯車同志
そして出力メンバーの歯車同志を直結して組合わせ出力
歯車部と連動歯車部を構成し、出力歯車部は固定メンバ
ーの一方の歯車と出力メンバーの一方の歯車または出力
遊星歯車により弱拘束に自動締まりする遊星差動歯車装
置を構成し、連動歯車部は固定メンバーの他方の連動歯
車と出力メンバーの他方の歯車または連動遊星歯車によ
り弱拘束に自動締まりする遊星差動歯車装置を構成し、
両歯車部の固定メンバーの歯車同志をフレームに回り止
めした固定軸により直結するとともにせん断振動起道装
置を装着し、起動装置の強制振動により歯車系に係数励
振型の振動が発生して歯車列に力のモーメントが作用し
、回転動力を発生するギヤ原動機。 2、第一項記載の特許請求範囲ギヤ原動機クレームの、
固定歯車部および出力歯車部の一方または両方を円錐歯
車列に構成し、加圧装置により軸方向に押圧して圧着噛
合いし、出力を調節するギヤ原動機。 3 第一項記載の特許請求範囲ギヤ原動機クレームの、
超伝導磁石の磁軸延長上に、揺動可能に固定軸に軸架し
た超伝棒磁石とフレームに固定した電磁石を、固定軸心
において互の磁軸が直角になるよう構成した超伝導起動
装置を備えたギヤエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29282690A JPH0735776B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | ギヤ原動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29282690A JPH0735776B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | ギヤ原動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04164162A true JPH04164162A (ja) | 1992-06-09 |
JPH0735776B2 JPH0735776B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=17786850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29282690A Expired - Lifetime JPH0735776B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | ギヤ原動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735776B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999037915A1 (fr) * | 1998-01-26 | 1999-07-29 | Shigeo Kamatani | Dispositif de production de puissance |
-
1990
- 1990-10-29 JP JP29282690A patent/JPH0735776B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999037915A1 (fr) * | 1998-01-26 | 1999-07-29 | Shigeo Kamatani | Dispositif de production de puissance |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0735776B2 (ja) | 1995-04-19 |
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