JPH0416221Y2 - - Google Patents
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- JPH0416221Y2 JPH0416221Y2 JP16267984U JP16267984U JPH0416221Y2 JP H0416221 Y2 JPH0416221 Y2 JP H0416221Y2 JP 16267984 U JP16267984 U JP 16267984U JP 16267984 U JP16267984 U JP 16267984U JP H0416221 Y2 JPH0416221 Y2 JP H0416221Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sodium ion
- sensitive
- temperature
- ions
- electrode
- Prior art date
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Description
イ 技術の利用分野
本考案は、イオン選択電極を用いたナトリウム
イオン濃度測定装置に関する。 ロ 従来技術 臨床化学分析や食品分析等の分野におけるナト
リウムイオンの分析にはイオン感応ガラス膜を使
用したイオン選択電極により行なわれているが、
これらの分野における試料中には、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオンな
どの妨害イオンが高い濃度で混在している。この
妨害イオンの内、とりわけカリウムイオンは、ナ
トリウムイオン感応ガラス膜に対する影響が大き
く、ナトリウムイオン濃度の測定に大きな誤差を
生じさせるという問題があつた。 ハ 目的 本考案はこのような問題に鑑み、カリウムイオ
ンの影響を可及的に小さくすることができるナト
リウムイオン濃度測定装置を提供することを目的
とする。 ニ 考案の構成 すなわち、本考案が特徴とするところは、ナト
リウムイオン感応ガラス膜を常温以上の温度に加
熱するようにした点にある。 ホ 実施例 そこで、以下に本考案の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。 第１図は、本考案の第１の実施例を示すもので
あつて、図中符号１は、支持管体１ａの底部にナ
トリウムイオン感応ガラス膜１ｂを固設し、管体
１ａ内に内部極１ｃ、温度センサ１ｄ及び内部液
１ｅを収容してなるナトリウムイオン感応電極
で、ナトリウムイオン感応ガラス膜１ｂが試料溶
液中に浸漬するようにフローセル２に取付けて構
成されている。３は、恒温槽で、フローセル２、
及びナトリウムイオン感応電極１を断熱材３ａに
より周包する一方、内部にヒータ３ｂを配設して
構成されている。４は、温度制御装置で、ナトリ
ウムイオン感応電極１に収容した温度センサ１ｄ
の信号に基づいてヒータ３ｂへの電力をON−
OFFして恒温槽３内の温度を常温以上の一定温
度に維持するように構成されている。なお、図中
符号５は、ナトリウムイオン感応電極１と比較電
極６間の電位差を測定する電極間電位差計を示し
ている。 この実施例において、25ミリモル／の濃度で
ナトリウムイオンを含むトリスバツフア液に添加
するカリウムイオン濃度を変えたサンプルを複数
用意し、各サンプルについてイオン感度電極膜の
温度を変化させながらナトリウムイオン濃度を測
定したところ、第２図に示したような結果を得
た。 すなわち、ナトリウムイオン感応ガラス膜の温
度が高い程、カリウムイオンの妨害が少なく、実
値に一致した測定値を得ることができた。 そこで、カリウムイオンを高い濃度で含む動物
尿をサンプルに用い、ナトリウムイオン感応膜を
45℃、及び25℃の温度に維持しながらサンプル内
のナトリウムイオン濃度を測定した。この結果、
表１に示したように、ナトリウムイオン感応ガラ
ス膜を45℃に加熱昇温して測定した測定値は、炎
光光度計による測定値と極めて高い精度で一致し
た。 このことから、ナトリウムイオン感応ガラス膜
を常温以上の温度に維持することにより、カリウ
ムイオンを高濃度で含む試料中のナトリウムイオ
ンを高い精度で測定できることが解つた。
イオン濃度測定装置に関する。 ロ 従来技術 臨床化学分析や食品分析等の分野におけるナト
リウムイオンの分析にはイオン感応ガラス膜を使
用したイオン選択電極により行なわれているが、
これらの分野における試料中には、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオンな
どの妨害イオンが高い濃度で混在している。この
妨害イオンの内、とりわけカリウムイオンは、ナ
トリウムイオン感応ガラス膜に対する影響が大き
く、ナトリウムイオン濃度の測定に大きな誤差を
生じさせるという問題があつた。 ハ 目的 本考案はこのような問題に鑑み、カリウムイオ
ンの影響を可及的に小さくすることができるナト
リウムイオン濃度測定装置を提供することを目的
とする。 ニ 考案の構成 すなわち、本考案が特徴とするところは、ナト
リウムイオン感応ガラス膜を常温以上の温度に加
熱するようにした点にある。 ホ 実施例 そこで、以下に本考案の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。 第１図は、本考案の第１の実施例を示すもので
あつて、図中符号１は、支持管体１ａの底部にナ
トリウムイオン感応ガラス膜１ｂを固設し、管体
１ａ内に内部極１ｃ、温度センサ１ｄ及び内部液
１ｅを収容してなるナトリウムイオン感応電極
で、ナトリウムイオン感応ガラス膜１ｂが試料溶
液中に浸漬するようにフローセル２に取付けて構
成されている。３は、恒温槽で、フローセル２、
及びナトリウムイオン感応電極１を断熱材３ａに
より周包する一方、内部にヒータ３ｂを配設して
構成されている。４は、温度制御装置で、ナトリ
ウムイオン感応電極１に収容した温度センサ１ｄ
の信号に基づいてヒータ３ｂへの電力をON−
OFFして恒温槽３内の温度を常温以上の一定温
度に維持するように構成されている。なお、図中
符号５は、ナトリウムイオン感応電極１と比較電
極６間の電位差を測定する電極間電位差計を示し
ている。 この実施例において、25ミリモル／の濃度で
ナトリウムイオンを含むトリスバツフア液に添加
するカリウムイオン濃度を変えたサンプルを複数
用意し、各サンプルについてイオン感度電極膜の
温度を変化させながらナトリウムイオン濃度を測
定したところ、第２図に示したような結果を得
た。 すなわち、ナトリウムイオン感応ガラス膜の温
度が高い程、カリウムイオンの妨害が少なく、実
値に一致した測定値を得ることができた。 そこで、カリウムイオンを高い濃度で含む動物
尿をサンプルに用い、ナトリウムイオン感応膜を
45℃、及び25℃の温度に維持しながらサンプル内
のナトリウムイオン濃度を測定した。この結果、
表１に示したように、ナトリウムイオン感応ガラ
ス膜を45℃に加熱昇温して測定した測定値は、炎
光光度計による測定値と極めて高い精度で一致し
た。 このことから、ナトリウムイオン感応ガラス膜
を常温以上の温度に維持することにより、カリウ
ムイオンを高濃度で含む試料中のナトリウムイオ
ンを高い精度で測定できることが解つた。
【表】
第３図は、本考案の他の実施例を示すものであ
つて、同図イは、ナトリウムイオン電極体１を構
成する支持管１ａの外周にヒータ７を巻回したも
のであり、また同図ロは、支持管内１ａに電気絶
縁を施したヒータ８を内蔵したもので、ともに内
部液１ｅを介してナトリウムイオン感応ガラス膜
１ｂを常温以上の温度に加熱するようにしたもの
である。 ヘ 効果 以上、説明したように本考案によれば、ナトリ
ウムイオン感応電極体のガラス膜を常温よりも高
い温度に加熱するようにしたので、簡単な構造に
もかかわらず、試料中に含まれるカリウムイオン
の影響を可及的に小さくでき、カリウムイオンの
有無にかかわりなくナトリウムイオンを高い精度
で測定することができる。
つて、同図イは、ナトリウムイオン電極体１を構
成する支持管１ａの外周にヒータ７を巻回したも
のであり、また同図ロは、支持管内１ａに電気絶
縁を施したヒータ８を内蔵したもので、ともに内
部液１ｅを介してナトリウムイオン感応ガラス膜
１ｂを常温以上の温度に加熱するようにしたもの
である。 ヘ 効果 以上、説明したように本考案によれば、ナトリ
ウムイオン感応電極体のガラス膜を常温よりも高
い温度に加熱するようにしたので、簡単な構造に
もかかわらず、試料中に含まれるカリウムイオン
の影響を可及的に小さくでき、カリウムイオンの
有無にかかわりなくナトリウムイオンを高い精度
で測定することができる。
第１図は、本考案の一実施例を示す断面図、第
２図は、同上装置における温度とカリウムイオン
の影響を示す特性図、第３図イ，ロは、本考案の
他の実施例を示す断面図である。 １……ナトリウムイオン感応電極、１ｂ……ナ
トリウムイオン感応ガラス膜、３……恒温槽、６
……比較電極、７，８……ヒータ。
２図は、同上装置における温度とカリウムイオン
の影響を示す特性図、第３図イ，ロは、本考案の
他の実施例を示す断面図である。 １……ナトリウムイオン感応電極、１ｂ……ナ
トリウムイオン感応ガラス膜、３……恒温槽、６
……比較電極、７，８……ヒータ。
Claims (1)
- ナトリウムイオン感応ガラスを感応膜とするナ
トリウムイオン感応電極と、比較電極からなるナ
トリウムイオン濃度測定装置において、前記ナト
リウムイオン感応膜を常温以上に加熱する機構を
備えたことを特徴をするナトリウムイオン濃度測
定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16267984U JPH0416221Y2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16267984U JPH0416221Y2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6176351U JPS6176351U (ja) | 1986-05-22 |
| JPH0416221Y2 true JPH0416221Y2 (ja) | 1992-04-10 |
Family
ID=30720554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16267984U Expired JPH0416221Y2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0416221Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-26 JP JP16267984U patent/JPH0416221Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6176351U (ja) | 1986-05-22 |
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