JPH0416098A - 指向性受波器 - Google Patents

指向性受波器

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JPH0416098A
JPH0416098A JP11881390A JP11881390A JPH0416098A JP H0416098 A JPH0416098 A JP H0416098A JP 11881390 A JP11881390 A JP 11881390A JP 11881390 A JP11881390 A JP 11881390A JP H0416098 A JPH0416098 A JP H0416098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
wave
receiving elements
diaphragm
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP11881390A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kamata
鎌田 弘志
Takashi Noge
野毛 隆
Tomohiro Tsuboi
坪井 友宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野 〕 本発明は小型にして高感度の指向性受波器に関するもの
である。
〔従来の技術 ] 従来のこの種の指向性受波器として、例えば特公昭58
−51478号公報に開示されたものがあり、これを第
4図を用いて説明する。
第4図は従来の指向性受波器の斜視図で、この指向性受
波器は、複数本の吊下ゴム1により支持された金属また
はプラスチック等による円筒状のケース2内に、複数個
の振動計3を隣接するもの同士直角の方向を向くように
配置することにより構成されている。
この構成は、水中で到来音波によりケース2に加わる音
圧差によって該ケース2が振動し、その振動を振動計3
でピックアップするもので、各振動計3はその軸方向の
振動に対してのみ怒度があリ、前記ケース2内において
相対向する振動計3の出力を直列に接続することで、二
対の8の字パターンの指向性を持つ受波器となる。
ここで、前記ケース2の受音形式は圧力傾度型であり、
吊下ゴム1により質量制御領域で作動しているので音圧
に対する振動速度の応答は使用周波数帯域内で一定とな
る。
一方、振動計3は振動加速度に反応するので、低周波で
は6 dBloctの傾斜を持ち、水中雑音の周波数ス
ペクトルの逆特性となり、等価器が不要となるので、後
段の回路が簡単になる等の長所を有している。
〔発明が解決しようとする課題 〕
しかしながら、このような従来の指向性受波器では、前
記の如く到来音波によってケースに加わる音圧差すなわ
ち圧力傾度で該ケースを振動させ、その振動を振動計で
振動加速度出力として受音することを原理としているこ
とから、外部擾乱による振動ノイズに対して弱いという
問題がある。
例えば、ケースの側面にあたる潮流によって、該ケース
が不規則に振動を始めると、その振動は振動計によって
軸方向出力として検出されることになる。
また、吊下ゴムの上端が固定されているブイ等の水中構
造体が波浪等で振動したとき、その振動を吊下ゴムの制
御機能で防ぎ切れない場合は、やはりケースが不規則に
振動を始め、その振動が振動計によって軸方向出力とし
て検出されることになる。
従って、吊下ゴムの制御機能は経験を基礎として極めて
高度な技術が要求され、水中での潮流をケースが受けな
いようにするための水中構造体の条件も厳しく制躍され
るものであった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたも
ので、波浪や潮流などの外的要因によるノイズ出力を防
止し、水中構造体等の条件を緩和することができる小型
の指向性受波器を提供することを目的とするものである
[課題を解決するための手段 〕 この目的を達成するため、本発明は振動加速度感度が小
さく音圧にのみ反応する複数個の無指向性の受波素子を
、対の受波素子同士が相対向するようにケースの周面に
固定し、その相対向する受波素子の出力差をとる差動増
幅器を有する構成としたものである。
そして、前記差動増幅器は他の電子回路と共にケースの
内部に収納するものとし、また受波素子は振動板とその
片面に接着した圧電振動子から成る構成とすると共に、
ケースの周面に凹部を設けて、この凹部内に受波素子を
ケースの表面から突出しないよう固定し、かつ隣接する
受波素子が直角方向となるように配置したものである。
〔作用〕
上述した構成を有する本発明は、従来の指向性受波器の
ように到来音波によってケースに加わる音圧差で該ケー
スを振動させ、振動計で振動加速度出力として受音する
ことを原理とせず1.受波素子が振動出力が小さく音圧
にのみ反応するものであるため、水中での到来音波を受
けたときのみ、その音正に比例した出力を生じるので、
差動増幅器により相対向する受波素子の出力差をとるこ
とにより8の字パターンの指向性と6 dBloctの
傾斜が実現される。
従ってこれによれば、波浪や潮流などの外的要因による
ノイズ出力が防止できると共に、ケースを吊下ゴムで支
持することを必要な要件としないので水中構造体等の条
件も緩和することができる小型の指向性受波器の実現が
可能となる。
[実施例〕 以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による指向性受波器の一実施例を示す構
造図で、同図(a)は正面図、同図(b)は図(a)の
A−A線断面図、同図(C)は図(b)における受波素
子部分の拡大図である。
この図に見られるように本実施例の指向性受波器は、ケ
ース4の周面に4個の無指向性の受波素子5を90度お
きに設け、その相対向する受波素子5同士の出力差をと
るための差動増幅器6を前記ケース4の内部に収納する
ことにより構成している。
さらに詳しく述べると、前記受波素子5は図(C)に示
したように円板状の振動板5aと、その片面に接着され
た同じく円板状の圧電振動子5bとで構成されている。
そして、この受波素子5は、圧電振動子5bを外側にし
て振動板5aの周縁を支持する形で予めケース4に設け
られた窪み4aに埋め込まれていて、ケース4の表面か
ら突出しないよう固定されており、その表面は水密を保
持するためにゴムモールド材7でモールドされ、これに
より相対向する受波素子5同士は波浪や潮流に関わらず
ケース4のほぼ直径骨だけ常にその受波素子間隔を維持
するものとなっている。
このように本実施例における各受波素子5は、振動板5
aと圧電振動子5bとで構成されているために小型で軽
量であり、かつ前述した従来の振動計3とは逆に振動加
速度感度が小さい壱のであるから、ケース4が振動して
もこれにほとんど反応することはなく、水中で音波が到
来したとき振動板5aと圧電振動子5bが一体となって
屈曲振動して音圧に比例した電気出力を発生することが
でき、その応答性は使用周波数帯域内で一定である。
第2図は上述した構成の回路接続図、第3図は作用を示
す図で、次にこの両図により作用について説明する。
まず、第2図に示したように相対向する受波素子5−1
.5−zの間隔とケース4の直径dを等しいものとし、
一方の受波素子5−1の位置での音圧をPI、また他方
の受波素子5−2の位置での音圧をP2としたとき、 音圧P1は、 P + = Pexpj(ωt 十kd/2cosθ)
音圧P2は、 P2 =Pexpj(ωt −kd/2cos θ)と
表すことができる。
ここでPは音圧の振幅、ωは角圓波数、tは時間、kは
波数、θは角度である。
この雨音圧P、 とP2の差を取ると、P+−Pz=j
2P expj(ωt) 5in(kd/2 cos 
θ)となるから、kd/2が小さい場合 P+−Pz=jP expj(ωt) kd cos 
θとなる。
そして、受波素子出力の差をとる差動増幅器6の出力は
PI−P2に比例するから、cos θの形の指向性、
つまり第3図に示す8の字パターンの指向性を持つこと
になり、従って、直交するように配置された2組の受波
素子対で2対の8の字パターンの指向性を実現できる。
また、受波素子出力は波数kに比例するから、この出力
は周波数に比例した6 dBloctの応答特性を持つ
ことになる。
受波素子5は従来の受波器における振動計3のような複
雑な構成ではなく、前記のように小型2軽量であり、ケ
ース4もそれ自体が音圧で振動する機能を要求されず、
受波素子5を固定する間隔を保てばよいので、他の条件
でその大きさを決めることができる。
例えば、前記差動増幅器6を収納するほか用途に応じた
各種の電子回路やセンサを内蔵させることができ、従っ
て指向性受波器そのものを従来よりも更に小型化できる
だけでなく、他の機能も含めてインチグレート化して小
型化することができる。
また、前記の如く加速度感度が小さいので、従来例で使
用されていた吊下ゴム1 (第4図参照)によりケース
4を吊下することは本発明の指向性受波器の性能を維持
する上で必ずしも必要不可欠ではなく、ケース4に加わ
る振動が極めて大きい場合に必要に応じて設ければよい
[発明の効果 ] 以上説明したように本発明は、振動加速度感度が小さく
音圧にのみ反応する複数個の無指向性の受波素子を、対
の受波素子同士が相対向するようにケースの周面に固定
し、その相対向する受波素子の出力差をとる差動増幅器
を有する構成とし、そして前記差動増幅器は他の電子回
路と共にケースの内部に収納するものとして、更に受波
素子は振動板とその片面に接着した圧電振動子から成る
構成とすると共に、ケースの周面に設けた凹部内に受波
素子をケースの表面から突出しないよう固定し、かつ隣
接する受波素子が直角方向となるように配置するように
している。
これにより、従来の指向性受波器のように到来音波によ
ってケースに加わる音圧差で該ケースを振動させ、振動
計で振動加速度出力として受音することを原理とせず、
水中での到来音波を受けたときのみ、その音圧に比例し
た出力を生じさせ、差動増幅器により相対向する受波素
子の出力差をとることにより8の字パターンの指向性と
6dB10ctの傾斜を実現するようにしている。
従ってこれによれば、波浪や潮流などの外的要因による
ノイズ出力が防止できると共に、ケースを吊下ゴムで支
持することを必要な要件としないので水中構造体等の条
件も緩和することができる小型の指向性受波器の実現が
可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による指向性受波器の一実施例を示す構
造図、第2図は第1図の実施例の回路接読図、第3図は
実施例の作用を示す図、第4図は従来の指向性受波器の
斜視図である。 4:ケース     5:受波素子 5a二振動板    5b=圧電振動子6;作動ス  
   7:ゴムモールド材特許出願人 沖電気工業株式
会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)振動加速度感度が小さく音圧にのみ反応する複数
    個の無指向性の受波素子を、対の受波素子同士が相対向
    するようにケースの周面に固定し、その相対向する受波
    素子の出力差をとる差動増幅器を有することを特徴とす
    る指向性受波器。
  2. (2)差動増幅器を含む電子回路をケースの内部に収納
    したことを特徴とする請求項(1)記載の指向性受波器
  3. (3)振動板とその片面に接着した圧電振動子から成る
    受波素子を用いたことを特徴とする請求項(1)記載の
    指向性受波器。
  4. (4)ケースの周面に凹部を設けて、この凹部内に受波
    素子をケースの表面から突出しないよう固定したことを
    特徴とする請求項(1)記載の指向性受波器。
  5. (5)隣接する受波素子が直角方向となるように配置し
    たことを特徴とする請求項(1)記載の指向性受波器。
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