JPH0416038A

JPH0416038A - 復調タイミング自動切替回路

Info

Publication number: JPH0416038A
Application number: JP2120447A
Authority: JP
Inventors: Osamu Naruse; 鳴瀬　修
Original assignee: Kokusai Electric Corp
Current assignee: Kokusai Electric Corp
Priority date: 1990-05-10
Filing date: 1990-05-10
Publication date: 1992-01-21
Anticipated expiration: 2010-05-15
Also published as: JPH0744572B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の属する技術分野）本発明は、周波数分割多重通信方式で位相変調されたデ
ジタルデータの受信復調装置の復調タイミンクの自動切
替回路に関するものである。

（従来技術とその問題点）デジタルデータによって位相変調された信号により通信
を行う場合、変調側（送信側）と復調側（受信側）の変
復調の伝送速度を事前に同じ値に設定しておく必要かあ
る。従って、回線状態の変動による悪影響を避けるため
に送信側で変調速度を変えて伝送するような場合、事前
に音声通話等により連絡を行って受信側が手動により送
信側と同じ伝送速度に切替える方法か一般に行われてい
る。

しかし、このような方法ては、回線状態か変化する度に
その都度通話による連絡をして伝送速度を切替えなけれ
ばならないため通信効率か低下するという問題点があっ
た。

（発明の目的）本発明の目的は、上記の問題点を解消し、送信側の変調
速度の変更に対して自動的に切替え受信することのでき
る受信装置の復調タイミング自動切替回路を提供するこ
とにある。

（発明の構成および作用）本発明の復調タイミング自動切替回路は、複数のサブキ
ャリヤを用いた周波数分割多重通信方式において、複数
のサブキャリヤのうちの１波を変調のタイミングを伝送
するパイロット信号用キャリヤとし、このパイロット信
号を受信する受倍復ｉｌｌ側に予め決められた複数種類
の通信速度に対応したタイミング検８回路を設け、その
いずれかを検出して復調タイミング用のクロックの速度
を切替えることにより、変更の都度通話連絡をすること
なく復調のタイミングを送信側の変調速度と同じタイミ
ングに自動的に切替えるように構成したことを特徴すと
る。

第１図は本発明を適用する位相変調方式の周波数分割多
重の周波数配列側図である。図のｆ。は送信側の変調タ
イミングを伝送するためのパイロット信号用チャネルで
あり、情報を伝送する他のサブチャネルｆ］〜ｆ１８の
変調速度と同じ変調タイミングで０°または１８０°の
位相を交互にとる（即ち”ビ０”の繰り返し符号で）２
相位相変調されたパイロット信号が伝送される。パイロ
ット信号と同一タイミングにて変調される他のサブチャ
ネルｆ、〜Ｌｍは、伝送データの内容により例えば２相
のときは１８０’　、　　４相のときは９０°の位相変
化で位相変調され情報を伝送する。

受信側では、パイロット信号ｆ０から送信側の変調のタ
イミングを検出し、情報か伝送されるサブチャネルｆ１
〜ｒ＋ｓの復調に必要なりロックを作り出す。

その方法を次に説明する。送信側の変調速度を知らせる
パイロット信号Ｓ　０（ｔ）は、変調信号をａｏ（ｔ）
とすると次式で表わすことができる。

Ｓ　ｏ（ｔ）＝　ａ　ｏ（ｔ）ｃｏｓ２πｆｏｔこの式
の変調信号ａ。（１）は−１，＋１を交互に繰り返す波
形である。このパイロット信号Ｓ。（１）のスペクトラ
ムは、第２図に示すようなスペクトラムである。ｆ、は
変調速度を示す。その基本波成分は（変調速度）基本成分＝（サブキャリヤ周波数）止であるから、受信入力に受信側で発生した基準信号５１
（ｔ）＝ｃｏｓ２πｆｏｔを乗算し、（変調速度）／２
の中心周波数を有する狭帯域フィルタで基本周波成分を
とりだせば、変調のタイミングに一致した位相で周波数
か（変調速度）／２の正弦波出力か得られる。この出力
によって受信入力の変調タイミングに同期した復調用の
クロックを発生させることができる。

本発明は、複数の種類の伝送速度のいずれがで送られて
くる受信入力の同期タイミングをパイロット信号の中心
周波数か（変調速度）／２の帯域フィルタで抽出するこ
とにより受信入力の伝送速度の判定をし、情報データを
復調するものである。

以下具体例によって説明する。

例えば伝送速度か５０ｂ／ｓ、　７５ｂ／ｓ、　１００
ｂ／５ｃ７）３種のうちのいずれかに切替えられて伝送
される場合を考える。それぞれに対する受信側の同期抽
出フィルタの中心周波数は、２５Ｆｌｚ、　３７．５Ｈ
ｚ、　５０Ｈｚである。従って、この３種のフィルタを
並列に接続し各フィルタ出力のレベルを比較することに
より伝送速度を識別判定することができる。

第３図は本発明の実施例を示す構成何回である。

１は周波数分割多重方式による予信入力信号である。こ
の入力信号に含まれるパイロット信号はそのパイロット
信号と同じ周波数を発生する発振器２の８カと乗算器３
にて乗算され、同期信号抽出用フィルタ４〜６へ入力さ
れる。この同期信号抽出用フィルタ４〜６の出力信号は
検波回路７〜９にて各々検波して直流電圧に変換される
。この各回路からの直流電圧を比較回路１０によって比
較し、最も大きい直流電圧に該当する同期信号抽出フィ
ルタを選択することにより伝送速度か３種のうちいずれ
の速度であるかを識別する。この信号によって切替回路
１１を制訂しフィルタ出力を切替えることにより同期用
のタイミング信号が得られる。

１２は復調用クロックの基準発振器である。１３は３種
の分周比を比較回路１０の出力信号によって切替えるこ
とができる可変分周器てあり、比較回路１０の出力に対
応した分周を行って５０．７５．１００Ｈｚのいずれか
のクロックを出力する。１４は切替回路１１からのタイ
ミング信号と可変分周器１３の出力とのタイミング合わ
せを行う同期回路である。これによって受信入力の変調
タイミングに一致した復調用クロックが得られる。１５
（ＤＥＭ＋）〜１７（ＤＥＭ１６）は情報が伝送される
各サブキャリヤごとのデータ復調回路であり、同期回路
１４からのクロックによるタイミングで復調動作か行わ
れる。１８は各サブキャリヤの復調回路１５〜１７から
の出力信号を直列符号に変換し復調データを取り出すた
めの並直列変換回路である。

上記の実施例では、伝送速度か３種類の場合であるが、
任意の複数種類の場合でも実施することができることは
いうまでもない。

（発明の効果）本発明を実施することにより、複数のデータ伝送速度の
いずれかで伝送される通信回線において事前に連絡して
受信局側の伝送速度を手動で切替えることな（、送信局
側で任意に切替えて伝送を行っても受信側はその伝送速
度に自動的に切替えられて復調されるので、回線状況の
変動が大きく伝送速度の切替えを適宜変更して通信を行
う場合に実用上大きな効果がある。

第１図

【図面の簡単な説明】

第１図は伝送サブキャリヤの周波数配列の説明図、第２
図は変調タイミングのスペクトラム何区、第３図は本発
明の実施例を示すブロック図である。１・・・受信入力、　　２・・・発振器、　　３・・・
乗算器、４〜６・・・フィルタ、　　７〜９・・・検波
回路、１０・・・比較回路、　１１・・・切替回路、　
１２・・・基準発振器、　１３・・・可変分周器、　１
４・・・同期回路、１５〜１７・・・復調回路、　１８
・・・並直列変換回路。

Claims

【特許請求の範囲】周波数分割多重通信方式により情報を伝送する複数のサ
ブキャリヤと該複数のサブキャリヤのうち前記情報の伝
送速度と同じ伝送速度で２相位相変調されたパイロット
信号を伝送する１つのサブキャリヤとが予め設定された
複数種類の伝送速度のいずれかにより伝送される受信信
号を受信復調する受信復調装置に、前記受信信号に含まれる前記パイロット信号の周波数と
同じ周波数信号を発生する発振器と、該発振器の出力と
前記受信信号とを乗算する乗算器と、該乗算器の出力から前記受信信号の伝送速度に対応する
信号を抽出するために設けられた前記複数種類の伝送速
度にそれぞれ対応する中心周波数を有する複数種類の帯
域フィルタと、該複数種類の帯域フィルタの出力電圧をそれぞれ検波し
て比較し最も大きい出力電圧の帯域フィルを選択する信
号を出力する比較器と、該比較器の出力により前記複数種類の帯域フィルタの出
力を切替え選択する切替回路と、前記比較器の出力により基準発振器からのクロックの分
周比を切替えて前記受信信号の伝送速度に対応する復調
用のクロックを取り出す可変分周器と、前記切替回路の出力と前記可変分周器の出力のタイミン
グ合わせを行なって前記複数のサブキャリヤの情報を復
調するための同期信号を取り出しす同期回路とを備えた復調タイミング自動切替回路。