JPH04160169A - 異種金属接触腐食を防止した土木建築構造物 - Google Patents

異種金属接触腐食を防止した土木建築構造物

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JPH04160169A
JPH04160169A JP28449690A JP28449690A JPH04160169A JP H04160169 A JPH04160169 A JP H04160169A JP 28449690 A JP28449690 A JP 28449690A JP 28449690 A JP28449690 A JP 28449690A JP H04160169 A JPH04160169 A JP H04160169A
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JP
Japan
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coated
civil engineering
titanium
steel
stainless steel
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Pending
Application number
JP28449690A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tadokoro
裕 田所
Noriyuki Hirozawa
規行 広沢
Eiji Sato
栄次 佐藤
Toru Ito
叡 伊藤
Koji Honma
宏二 本間
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスレンレス鋼、チタン、ステンレスクラッド鋼
、チタンクラッド鋼を一般鋼材と併用する大気、土壌、
淡水、海水環境で使用される土木建築構造物に関する。
〔従来の技術〕
土壌中、海水中等の電解質か水に溶けている環境の防食
には、流電陽極法等の電気防食か用いられてきた。これ
は異種金属接触部分の防食にも適用可能であるか、ステ
ンレス鋼あるいはチタンに電流が流れ込むいわゆるロス
電流が多くなる可能性があり、流電陽極として用いるA
I!合金やZn合金の寿命を縮め、陽極の取替えを頻繁
に行なわなければならないなと構造物全体の中の比較的
小面積である異種金属接触部分の防食には効率的ではな
い。また干満帯、飛沫帯等の乾湿が繰返される部分での
電気防食は効果か期待てきない。
エポキシ樹脂等の塗装も鋼構造物の防食に広く用いられ
ているか、剥離か懸念され、補修作業の必要なと経済性
に問題かある。
ステンレスクラッド鋼板の端面にステンレス鋼を溶接被
覆して異種金属接触腐食を防止する例かあるか、溶接入
熱によるステンレス鋼材質の変化、仕上加工の必要、大
面積の溶接コストなど問題は多い。また、チタンと普通
鋼は溶接できない。
化学プラントの容器、配管等の防食にインヒビターを溶
液中に注入した例は多くあり、適切なインヒビターを選
択することによって防食効果は大となるか、空間を密閉
する必要かあり、大気、土壌、海水など無限に広い環境
に触れる一部にインヒビターの使用は限定される。
コンクリート構造物中の鉄筋の防食に、コンクリート亜
硝酸系インヒビターまたはオキシアニオン系インヒビタ
ーを適量混合すれば防食効果が大きいことは、特開昭5
1−2639号公報、特開昭53−3423号公報、特
開昭53−3935号公報、特開昭54−72223号
公報、特開昭55−49021号公報、特開昭59−3
1874号公報、岸谷孝−東京大学工学部総合試験所年
報第34巻(1975)第59頁等に記載されている。
しかし、鋼構造物の一部である異種金属接触部に限定し
て使用した例はない。
〔発明か解決しようとする課題〕
異種金属接触腐食の防止については、作業か簡易で効率
よく防食でき、長期にわたるメンテナンスフリーか実現
されなければならない。インヒビター使用は有効である
が、インヒビターを小空間に閉じ込めた土木建築構造物
とする必要かある。
本発明の目的は、簡易で効率よく長期にわたって異種金
属接触腐食を防止した構造物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨は以下の通っである。
(1)  ステンレス鋼もしくはチタンと一般鋼材の接
触部を亜硝酸系インヒビター、オキシアニオン系インヒ
ビターの1種または2種の防止材を含む組成物て被覆し
たことを特徴とする異種金属接触腐食を防止した土木建
築構造物。
(2)  ステンレス鋼と一般鋼材の接触部を被覆した
上にステンレス箔またはステンレス薄板を接合被覆した
ことを特徴とする前記(1)記載の異種金属接触腐食を
防止した土木建築構造物。
(3)  チタンと一般鋼材の接触部を被覆した上にチ
タン箔またはチタン薄板を接合被覆したことを特徴とす
る前記(1)記載の異種金属接触腐食を防止した土木建
築構造物。
(4)ステンレスクラッド鋼もしくはチタンクラッド鋼
の端部に被覆したことを特徴とする前記<1)記載の異
種金属接触腐食を防止した土木建築構造物。
(5)  ステンレスクラッド鋼の端部を被覆した上に
ステンレス箔またはステンレス薄板を接合被覆したこと
を特徴とする前記(4ン記載の異種金属接触腐食を防止
した土木建築構造物。
(6)  チタンクラッド鋼の端部を被覆した上にチタ
ン箔またはチタン薄板を接合被覆したことを特徴とする
前記(旬記載の異種金属接触腐食を防止した土木建築構
造物。
〔作 用〕
構造物中で一般鋼材がステンレス鋼あるいはチタンと接
触し露出している面は、NaN0.等の亜硝酸系インヒ
ビターまたはNaMo0a等のオキシアニオン系インヒ
ビターを単独あるいは適量混合したものを含むモルタル
、セメント、樹脂、油脂に代表される保水材の組成物で
被覆した。大気、土壌など水が少ない環境でインヒビタ
ーが流出して分散するおそれのない場合はこのままで充
分防食されるが、淡水、海水環境など水が多い環境でイ
ンヒビター流出のおそれのある場合は、組成物を厚く被
覆し、さらにその外側を構造物表面と同種金属の箔また
は薄板で被覆した構造物とする。箔または薄板て被覆さ
れた構造物の異種金属接触腐食か防止されている部分の
断面を第1図および第2図に示す。被覆板と構造物表面
との接合としては、ステンレス鋼あるいはチタンに一般
的に用いられる接合か施工性、経済性、腐食防止の信頼
性に応じてすべて適用され、例えば、接着、スポット溶
接、拡散接合、同種系金属溶加材を用いた全周溶接か挙
げられる。接合作業の簡易さおよび入熱の影響の小さい
ことから経済性の最も高い構造物は、接着やスポット溶
接か施された構造物であり、メンテナンスフリーの信頼
性の最も高い構造物は、同種系金属溶加材を用いて全周
溶接を施した構造物である。第1図は、両面ステンレス
クラッド鋼または両面チタンクラッド鋼1,2a、2b
の端部にインヒビターとモルタルの混合材3を塗布し、
さらにステンレス箔またはチタン箔4で覆った構造物の
断面図である。第2図は、ステンレス鋼と片面ステンレ
スクラッド鋼の接触部またはチタンと片面チタンクラッ
ド鋼の接触部にインヒビターとモルタルの混合材3を塗
布し、さらにステンレス箔またはチタン箔4で覆った構
造物の断面図である。
〔実施例〕
ステンレス鋼(5US316L )の厚さ2闘、普通鋼
の厚さ6−で、−辺の長さ 100四の正方形ステンレ
スクラッド鋼板の端部に、モルタルとオキシアニオン系
インヒビターNaMoO4の重量混合比100:1の組
成物を厚さ1mmに塗布した試験片について、35°C
人工海水の塩水噴霧4時間、60°C熱風乾燥2時間、
および50°C195%湿度環境に2時間さらし、これ
を繰返す複合サイクル発錆加速試験を30日間実施した
ところ、第1表に試験結果を示す様にクラツド鋼板端部
の異種金属接触部分からの発錆は全くみられなかった。
また、同し大きさのステンレスクラット鋼板に、上記モ
ルタルと亜硝酸系インヒビターNaN0□を重量混合比
100:lの割合で厚さ1鵬に塗布したものを同し条件
で試験したところ、発錆は全くみられなかった。次に、
端面上のインヒビター混合組成物に厚さ50μmの同鋼
種のステンレス箔をスポット溶接被覆した試験片を同じ
条件で試験したところ、発錆は全くみられなかった。
比較材として、同じ大きさのステンレスクラッド鋼板の
端部に従来からよく用いられているタールエポキシ樹脂
被覆をした試験片を同じ条件で試験したところ、タール
エポキシ樹脂とステンレスクラッド鋼板の間に隙間がで
き、鉄錆か流れ出した。また、同じ大きさのステンレス
クラッド鋼板を端面創出しのまま同じ条件で試験したと
ころ、普通鋼端面はもっとも激しく腐食した。
また、チタンの厚さ10、普通鋼の厚さ4皿で、−辺の
長さ 1100n+の正方形チタンクラッド鋼板を用い
てステンレスクラッド鋼板と同様な試験を行ったところ
、第2表に示す様に実施例では発錆がみられず、タール
エポキシ樹脂被覆した試験片については、ステンレスク
ラッド鋼板と同様タールエポキシ樹脂とチタンクラッド
鋼板の間に隙間ができ、鉄錆が流れ出した。また、端面
剥呂しのままの試験片は普通鋼端面が激しく腐食した。
〔発明の効果〕
本発明の土木建築構造物においては、異種金属接触腐食
か長期にわたり防止できるため補修作業を要しない。ま
た、異種金属接触腐食のおそれかなくステンレス鋼やチ
タンを大量に構造物に組込むことができ、構造物全体の
耐食性、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明構造物の端部の断面図であり、第2図は
本発明構造物における接触部の断面図である。 代理人 弁理士 秋 沢 政 光 他1名

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ステンレス鋼もしくはチタンと一般鋼材の接触部
    を亜硝酸系インヒビター、オキシアニオン系インヒビタ
    ーの1種または2種の防止材を含む組成物で被覆したこ
    とを特徴とする異種金属接触腐食を防止した土木建築構
    造物。
  2. (2)ステンレス鋼と一般鋼材の接触部を被覆した上に
    ステンレス箔またはステンレス薄板を接合被覆したこと
    を特徴とする請求項1記載の異種金属接触腐食を防止し
    た土木建築構造物。
  3. (3)チタンと一般鋼材の接触部を被覆した上にチタン
    箔またはチタン薄板を接合被覆したことを特徴とする請
    求項1記載の異種金属接触腐食を防止した土木建築構造
    物。
  4. (4)ステンレスクラッド鋼もしくはチタンクラッド鋼
    の端部に被覆したことを特徴とする請求項1記載の異種
    金属接触腐食を防止した土木建築構造物。
  5. (5)ステンレスクラッド鋼の端部を被覆した上にステ
    ンレス箔またはステンレス薄板を接合被覆したことを特
    徴とする請求項4記載の異種金属接触腐食を防止した土
    木建築構造物。
  6. (6)チタンクラッド鋼の端部を被覆した上にチタン箔
    またはチタン薄板を接合被覆したことを特徴とする請求
    項4記載の異種金属接触腐食を防止した土木建築構造物
JP28449690A 1990-10-24 1990-10-24 異種金属接触腐食を防止した土木建築構造物 Pending JPH04160169A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011070978A1 (ja) * 2009-12-10 2011-06-16 株式会社神戸製鋼所 鋼板とアルミニウム板との接合構造体の製造方法およびこの製造方法により製造された鋼板とアルミニウム板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011070978A1 (ja) * 2009-12-10 2011-06-16 株式会社神戸製鋼所 鋼板とアルミニウム板との接合構造体の製造方法およびこの製造方法により製造された鋼板とアルミニウム板
GB2488056A (en) * 2009-12-10 2012-08-15 Kobe Steel Ltd Process for production of steel plate/aluminum plate joint structure, and steel plate and aluminum plate produced by the process

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