JPH04155240A - ハニカムコアの材料定数算出方法 - Google Patents

ハニカムコアの材料定数算出方法

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JPH04155240A
JPH04155240A JP2280736A JP28073690A JPH04155240A JP H04155240 A JPH04155240 A JP H04155240A JP 2280736 A JP2280736 A JP 2280736A JP 28073690 A JP28073690 A JP 28073690A JP H04155240 A JPH04155240 A JP H04155240A
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core
analysis
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honeycomb
panel
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Application number
JP2280736A
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English (en)
Inventor
Yujiro Hiyama
桧山 裕二郎
Yasunaga Ito
泰永 伊藤
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハニカムコアの材料定数を算出する方法に関す
る。
〔従来技術〕
アルミニウム合金の薄いシート状素材を六角柱の集合体
である蜂の巣状に成形したハニカムコアに、接着剤によ
る接着にてアルミニウム合金の面板を取付けてなるアル
ミニウムハニカムパネルは、軽量で高剛性を有する構造
用素材として実用化されている。このようなアルミニウ
ムハニカムパネルはろう付によっても製造することが可
能である。
ろう付によるアルミニウムハニカムパネルは、その全て
がアルミニウムにて構成されるので、アルミニウム素材
の特性をそのまま生かすことができる。このため、軽量
及び高剛性という特徴はもちろん、接着剤を用いたアル
ミニウムハニヵムパネルに比して高温強度、耐熱性及び
耐食性に優れ、溶接2表面処理及び曲げ加工等の三次加
工の適jが可能である。
このようなアルミニウムハニカムパネルのmi的強度を
演算にて求める場合、複雑な解法が必5である算出式を
用いてアルミニウムハニカムパネルの縦弾性係数、横弾
性係数及びポアソン比等C材料定数を予め求めておき、
求められた材料定貫を用いて有限要素法解析を行って機
械的強度を司めていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前述の如く複雑な解法が必要であイ算出弐を
用いて前記材料定数を求める場合、相和定数の算出方法
が複雑であるので、算出に手間イ要し、その算出に長時
間を要するという問題が逢った。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、上述
の如き問題点を解決すべく簡易な計算によって前記材料
定数を精度良く求めることができるハニカムコアの材料
定数算出方法を提供することを目的とする。
■   〔課題を解決するための手段〕本発明に係るハ
ニカムコアの材料定数算出方法覗  は、2枚の面板の
間にハニカム構造のコアを挟み、タ   これらを固着
してなるハニカムパネルのコアの材6  料定数を算出
する方法において、前記コアを3軸)  直交異方性中
実体と見做し、前記ハニカムパネルi4こ付与される荷
重と該荷重に対するハニカムバネ乏  ルの変位量との
関係に基づいてコアに関する種々の材料定数を求める簡
易演算式を予め定めておき、前記荷重と変位量との関係
を有限要素法解析にて求め、求められた荷重と変位量と
の関係に基づい1  てハニカムパネルを板と見做した
場合のハニカムパネルの剛性を所定の演算によって求め
、一方、当該ハニカムパネルの剛性を実測し、この実測
結果と前記演算の結果とを比較し、この比較結果に基づ
いて前記有限要素法解析の妥当性を検証し、前記有限要
素法解析が妥当なものである場合は、前記有限要素法解
析の解析結果に基づき前記簡易演算式を用いてコアの材
料定数を求めることを特徴とする。
〔作用〕
コアを3軸直交異方性中実体と見做し、ハニカムパネル
は3軸直交異方性中実体のコアと2枚の面板との複合体
と仮定されるので、このハニカムパネルにおける荷重と
変位量との関係からハニカムパネルのコアについての種
々の材料定数を節単に求めることができる簡易演算式が
得られる。ここにいう簡易演算式とは剛性に関する荷重
と変位との関係を既知とした演算式(応力と歪みとの関
係式である。次に、有限要素法解析により求められた荷
重と変位との関係に基づいて、ハニカムパネルを板と見
做した所定の演算により求められたハニカムパネルの剛
性と、その実験値とを比較し、この比較結果に基づいて
前記有限要素法解析の妥当性を検証する。即ち、前記剛
性と実験的に得られるハニカムパネルの剛性とが略一致
する場合は、前記有限要素法解析の解析結果が妥当なも
のであると判断できる。前記有限要素法解析の解析結果
が妥当なものである場合は、前記荷重と変位との関係か
ら前記簡易演算式を用いてコアの縦弾性係数及びポアソ
ン比等の種々の材料定数が近位演算される。
(実施例) 以下、本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に
説明する。
第1図は本発明に係るハニカムコアの材料定数算出方法
の算出対象となるハニカムパネルであるアルミニウムハ
ニカムパネルの構成を示す一部破断斜視図、第2図(a
i〜fc]はその製造手順を示す模式図であり、第21
1K(a+はアルミニウムハニカムパネルのハニカムコ
アを構成するアルミニウム合金シートの加工状態、第2
図(blは前記ハニカムコア・  の組立て状態、第2
図(e)は前記ハニカムコアへの面板の取付は状態が示
されている。
第1図におけるI:よアルミニウムハニカムパネルのハ
ニカムコアである。ハニカムコア1は、波形の頂部が平
たいアルミニウム合金製の波板10.10・・・を組み
合わせてろう付してなり、平面視六角形の空洞が多数存
在する蜂の巣状のハニカム構造の部材である。このハニ
カムコア1の上面及び下面には平板状の面板2,2が夫
々前記空洞を密閉する態様にてろう付されてアルミニウ
ムハニカムパネルが構成される。
このアルミニウムハニカムパネルの製造方法は、まず、
第2図(a)に示す如くアルミニウム合金板に曲げ加工
を施し、多数の波板10.10・・・を作成する。
そして、第2図(b)に示す如くこれらの波板10.1
0・・・の夫々の波の頂部が重なる態様で波板10.1
0・・・を夫々組み合わせて蜂の巣状のハニカムコア1
を形成する。次に第2図(C1に示す如くハニカムコア
1に面板2,2を上下方向から挟んで、これらをろう付
によって取付け、アルミニウムハニカムパネルを完成さ
せる。
次ニ、このヨウに構成されたアルミニウムハニカムパネ
ルの強度を求めるための有限要素法解析に用いられる縦
弾性係数、横弾性係数及びポアソン比等の材料(物り定
数を求める方法について説明する。なお、本実施例にお
いては厚さ15m。
幅57.3m、長さ66mの寸法のアルミニウムハニカ
ムパネルを例にとり、このアルミニウムハニカムパネル
のハニカムコア1の材料定数を求める方法を示す。
まず、ハニカムパネルを等方性シェルにモデル化した場
合の解析モデルを示す斜視図である第3図に示すように
、アルミニウムハニカムパネルを、面板2.2を152
要素、ハニカムコア101辺を6要素とした等方性シェ
ルにてモデル化する。なお、面板2,2とハニカムコア
1のろう材部は、実験による破壊性状が面板2,2の挫
屈が先行することから完全開とする。そして、有限要素
法解析の解析条件を纏めた解析条件表と各解析条件に対
応する剛性及びその実験値を比較させて纏めた比較表と
を示す第4図における解析条件表の第1解析ケース〜第
12解析ケースの12ケースの解析条件について、前記
解析モデルを用い、材料定数を縦弾性係数E =7 X
IO’ kg/cm”、  y =0.3として有限要
素法解析を行い各解析条件における変位量及び必要な荷
重を求める。
そして、前述の12ケースの解析条件の中で第1゜第2
.第3.第4.第6.第7解析ケースについて、前記有
限要素法解析で求められた変位量及び荷重に基づいて、
前記アルミニウムハニカムパネルを板と見做した場合の
その剛性を所定の演算式により求める。また、このよう
に剛性を求めた解析ケースについて、夫々の解析ケース
の解析条件より得られる剛性を120(bm X 60
0鶴×15日の試験材を用いて実験的に求める。このよ
うにして求められた剛性は第4図の比較表に纏めである
が、この比較表から明らかな如くアルミニウムハニカム
パネルを板と見做し所定の演算式により求められた剛性
とその実験値とを比較すると、両者の差は約4%であり
、略一致するので、有限要素法解析の解析結果は妥当な
ものである。このように有限要素法解析の解析結果は妥
当なものである場合は、後述する第(11式〜第(32
)式に示される如き簡易演算式により材料定数を求める
。但し、アルミニウムハニカムパネルは、ハニカムコア
1を3軸直交異方性中実体と見做すことにより、3軸直
交異方性中実体のハニカムコアlと2枚の面板2,2と
の複合体として仮定することとする。
以下に各材料定数を求める方法について述べる。
まず、引張り剛性に関する材料定数を求める方法を説明
する。
!5図(a)〜(C)はアルミニウムハニカムパネルの
引張り剛性を求める場合の算出条件を示す説明図であり
、第5図(alはX軸方向の引張り剛性の算出条件、第
5図(blはY軸方向の引張り剛性の算出条件、第5図
(C)はY軸方向の引張り剛性の算出条件を示す、但し
、X軸方向の引張り剛性の算出条件は前記解析条件表の
第1解析ケース、Y軸方向の引張り剛性の算出条件はそ
の第2解析ケースの解析結果より得られる。
X軸方向の引張り剛性に関する材料定数を求める場合、
引張軸力は下記(1)弐に示す如く求められる。
但し、Px :引張軸力 AX SX軸方向断面積 Ex :ハニカムコア1と面板2.2と・合成した縦弾
性係数 ΔX:X軸方向の変位量 り、ニアルミニウムハニカムパネルの;軸方向長さ ここで、有限要素法解析による強制変位0.01mの解
析結果である引張軸力PKは133.4kgと求すられ
、この引張軸力PXがハニカムコア1と面モ2.2とに
作用するが、面板2.2に作用する9張軸力P’ltは
下記(2)式の如く求められる。
=2 Xo、I X5.73X0.7 XIO’ X 
−6,6 =121.5 kg 但し、Ao:面板2.2のX軸方向断面積E ニアルミ
ニウムの縦弾性係数(0,7XIO’ ILg/cm”
) 面板2,2に作用する引張軸力PXtが求めらねると、
下記(3)式に示す如くハニカムコア1が負担茫   
している引張軸力P□が求められ、この引張軸力PXI
から下記(4)を用いてコアlOX軸方向の縦弾性係数
EXIが求められる。
(Pヨ+=Px−P。・・・(3) =133.4−121.5 11=11.9に 1.3 x5.73 0.001 = 0.0105 X 10’  kg/cm”但し、
AXI:ハニカムコア1を中実体に置換した場合のX軸
方向断面積 Y軸方向の引張り剛性に関する材料定数を求める場合、
X軸方向についての算出方法と同様にまず、面板2,2
に作用する引張軸力PYtを求める。
ここで、有限要素法解析による強制変位0.01鶴の解
析結果である引張軸力PVは174.36 kgと求め
られ、この引張軸力P、がハニカムコアlと面板2.2
とに作用するが、面板2.2に作用する引張軸力P’f
tは下記(5)式の如く求められる。
=2 Xo、I X6.6 Xo、7 XIO” X 
−5,73 =161.3 kg 但し、Ayl:面Fi2.2のY軸方向断面積ΔY:Y
軸方向の変位量 り、ニアルミニウムハニカムパネルのY軸方向長さ 面板2.2に作用する引張軸力pvzが求められると、
下記(6)式に示す如くハニカムコアlに作用する引張
軸力PVIが求められ、この引張軸力py+から下記(
7)を用いてハニカムコア1のY軸方向の縦弾性係数E
□が求められる。
P v+= Pv  Pyi  ”161= 174.
36−161.3 =13.06 kg 1.3  X6.6   fl、oo1=0.0087
X10’  kg/cm”但し、Ayl:ハニカムコア
lを中実体に置換した場合のY軸方向断面積 X軸方向の引張り剛性については、明らかにハニカムコ
ア1の引張り剛性にみに左右されるので、材料力学的な
理論式により求められる。X軸方向の引張り剛性に関す
る材料定数を求める場合、まず、ハニカムコア1におけ
る一つの六角形の面積Aを求める。ハニカムコアlの1
つの六角形に注目すると、第5図(C1に示される如く
前記六角形の面積Aは、1辺の長さが11wm、対向す
る辺の間の長さが19.1mであるので下記(8)式の
如く求められる。
=315.2鶴2 次に、前記六角形を構成する全通の長さしを求める。六
角形を構成する辺の中で4つの辺が、隣接する他の六角
形とその辺を共有しているので、その辺については辺の
長さを実際の長さの半分として前記全通の長さしを下記
(9)式に示す如く求める。
L=11.0X(1,OX2 + 0.5X4)  ・
・・(9)=44.0m 前記六角形を構成する全通の長さしが求められると、こ
の全通の長さし及びハニカムコア1の板厚(0,020
m)から前記六角形のZ軸断面の面積A0が下記αω式
の如く求められる。
All =0.02X4.4  ・・・αω=0.08
8 cm” そして、下記αω弐に示す如くアルミニウムの縦弾性係
数E(0,7xlObkg/cm2)をアルミニウム板
に対するハニカムコア1の面m 比(A o / A 
)で縮小してZ軸方向の縦弾性係数E2を求める。
A。
Ez+ −E X□ ・・・aυ =0.7  XIO’  Xo、08B  /3.15
2=0.0195X10’ ktz/cva”次に、ポ
アソン比に関する材料定数を求める方法について説明す
る。
第6図(a)、 (b)はアルミニウムハニカムパネル
のポアソン比を求める場合の算出条件を示す説明図であ
り、第6図(a)にはX軸方向に力が作用した場合のy
、  z方向ポアソン比の算出条件、第6図O1+)に
はY軸方向に力が作用した場合のX、Z方向ポアソン比
の算出条件を示す。但し、X軸方向に力が作用した場合
のY、Z方向ポアソン比の算出条件は前記解析条件表の
第1解析ケース、Y軸方向に力が作用した場合のX、Z
方向ポアソン比の算出条件は第2解析ケースより夫々得
られる。
まず、X軸方向に力が作用した場合のY方向ポアソン比
に関する材料定数を求める場合、第六図fatに示され
る如くX軸方向に力を作用させて0.01鶴(ΔX)伸
ばしたときアルミニウムハニカムパネル全体のY軸方向
の縮みLYが0.0037w1であるが、このLYにお
いて、面板2.2のみをΔX伸ばしたと仮定した場合、
面板2.2のY軸方向の縮みLY2は下記−に示す如く
求められる。
ΔY2=ε8 ・ν・LY ・・・亜 =0.01/66X0.375 X57.3−〇、00
33鶴 但し、ε、l :横ひずみ ν ニアルミニウムのポアソン比 そして、下記03式に示す如くLY2とLYとの差から
ハニカムコア1が影響を与えたY軸方向の縮みLY1が
求められる。
ΔY、−ΔY−ΔY2 ・・・0濁 = 0.0037−0.0033 −〇、0O04n 即ちハニカムコア1には面板2,2を0.0004 m
伸ばす力が作用していることとなる。この伸び量から下
記α船式に基づいてハニカムコア1のY軸方向に作用す
る圧縮力pv+が求められる。
5.73 =6.5  kg 次に、ハニカムコア1について考えた場合、アルミニウ
ムハニカムパネル全体のY軸方向の縮みLYは、下記0
9式に示される如く、ハニカムコア1のみをΔX伸ばし
たと仮定した場合のハニカムコア1のY軸方向の縮みよ
り面板2.2が影響を与えたY軸方向の縮みを減算する
ことにより求められる。
この09式において、未知数はνヶ、のみであるため、
aす式を変形して得られる下記00式よりハニカムコア
lOY軸方向のポアソン比ν、Iが得られる。
16.6 5.73  0.001 =1.0 そして、X軸方向のポアソン比ν2.は下記07)に示
す如く求められる。ここでX軸方向の縮みΔ2は有限要
素法解析による強制変位0.01inの折によって0.
0003mとして求められる。
0.0003 /13 = 0.15 また、Y軸方向に力が作用した場合のX方向アソン比に
関する材料定数を求める場合、第6(b)に示される如
くY軸方向に力を作用させてQ、1鶴(ΔY)伸ばした
ときアルミニウムハニカムネル全体のX軸方向の縮みΔ
Xが0.0045鶴であが、このΔXにおいて、面板2
,2のみをΔX・ばしたと仮定した場合の面板2.2の
Y軸方向・縮みΔX2は下記−に示す如く求められる。
ΔX2 ==ε7 ・ ν ・ L、  ・・・0榎=
0.01157.3X0.375  X66=0.00
43日 式   但し、εV :横ひずみ 量       ν ニアルミニウムのポアソン比肩 
  そして、下記01式に示す如(ΔX2とΔXとの差
からハニカムコア1が影響を与えたX軸方向の縮みΔX
1が求められる。
ΔX1 =ΔX−ΔX、  −(11 = 0.0045−0.0043 =0.0002mm 即ちハニカムコアlには面板2.2を0.0002Nボ 図  から下記(至)式に基づいてノじカムコア1のX
軸方)1  向に作用する圧縮力PXIが求められる。
パ る 沖                        
            0.00002つ =2.43kg 次にハニカムコア1について考えた場合、アルミニウム
ハニカムネル全体のX軸方向の縮みムXは下記(21)
式に示される如く、ハニカムコア1のみをΔY伸ばした
と仮定した場合のハニカムコア1のX軸方向の縮みより
面板2.2が影響を与えたX軸方向の縮みを減算するこ
とにより求められる。
この(21)弐において、未知数はν□のみであるため
、(21)式を変形して得られる下記(22)式よりハ
ニカムコア1のX軸方向のポアソン比νX1が得られる
1   5.73 6.6 0.001 =0.57 そして、X軸方向のポアソン比ν2.は下記(23)式
に示す如く求められる。ここでX軸方向の縮み量ΔZは
有限要素法解析による強制変位0.01mmの□   
解析によって0.0003mmとして求められる。
0.0003 /13 0.01157.3 =0.11 また、X軸方向に力が作用した場合のx、y方向ポアソ
ン比に関する材料定数を求める場合、下記(24)式に
示す如くアルミニウムのポアソン比ν(0,375)を
アルミニウム板に対するハニカムコアlの面積比(AO
/A)で縮小してX、Y軸方向ポアソン比ν8.ν、を
求める。
八 =o、oi 次に、せん新期性に関する材料定数を求める方法につい
て説明する。
第7図(al、 (b)、 (C1はアルミニウムハニ
カムパネルのせん動剛性を求める場合の算出条件を示す
説明図であり、第7図(alはX、Y平面のせん動剛性
の算出条件、第7図(blはX、Z平面のせん動剛性の
算出条件、第7図(C)はY、Z平面のせん動剛性の算
出条件を示す。但し、X、Y平面のせん動剛性の算出条
件は前記解析条件表の第5解析ケース、X、Z平面のせ
ん動剛性の算出条件は第6解析ケース、Y、Z平面平面
のせん動剛性の算出条件は第7解析ケースより夫々得ら
れる。
x、y平面のせん動剛性に関する材料定数を求める場合
、第7図(alに示される如くX軸方向へのせん断力Q
は、解析条件の第5ケースの場合、X軸方向の9点、X
軸方向の4点の夫々に荷重として0.88kgずつせん
断力が与えられているので0.88瞼をOx4倍した3
1.7kgとなっている。また、せん断変形角rx’t
は8.52X10−5radである。面板2゜2のみに
前記せん断力Qが与えられていると仮定した場合、その
せん断心力τ2゜は下記(25)式にて求められる。
τ2゜=□ ・・・(25) v2 2  Xo、10X6.6 =24.0kg/cs+” この場合のせん断変形角γ2は下記(26)式にて求め
られる。
24.0 0.25 X 10’ =9.6 Xl0−’rad 但し、Gニアルミニウムの横弾性係数 このせん断変形角T2を8.52X10−’radにす
るために必要であるせん断心力τ、は下記(27)式に
て求められる。
=24.Ox8.52xlO−5/9.6 xlO−’
=21.3kg/cm” 即ち、ゼん断変形角T2が8.52 X 10−’ra
dである場合は、下記(28)式に示される如くτ2゜
とτ2との差に相当するセん断力Q1がハニカムコア1
に作用することとなる。
Ql =(τ2゜−τ2)・AB  ・・・(28)=
 (24,0−21,3) x2 xo、10x6.6
=3.6 kg せん断力Q、が求められると、ハニカムコア1に作用す
るせん断心力τ1が下記(29)式に示される如く求め
られる。
Q。
τ1−□ ・・・(29) y1 3.6 6.6 Xl、3 =0.42kg/cm” ハニカムコア1のX、Y平面での横弾性係数G、x、f
はせん断心力τ、と断変形角せん断変形角TXYとに基
づいて下記(30)式の如く求められる。
τ1 GXyI=□ ・・・(30) XY 0.42 8.52  Xl0−’ =4.9  XIO’  kg/c+n’また、x、’
z平面のせん動剛性に関する材料定数を求める場合、第
7図(blに示される如くX軸方向へのせん断力Qは8
.7kgであり、せん断変形角T112はX軸方向ヘノ
ひずみ(5,33X 10−’m)をZ軸の幅(13N
)で除算して4.I X 10−’radとなる。
この場合の横弾性係数GX□は下記(31)弐にて求め
られる。
GX□、=□ ・・・(31) xz 8.715.73X6.6 4、I  Xl0−5 = 5.6 X 10’ kg/c+a”Y、Z平面の
せん動剛性に関する材料定数を求める場合、第7図(C
1に示される如くX軸方向へのせん断力Qは8.7 k
gであり、せん断変形角TI’2はY軸方向ヘノヒずみ
(7,41Xl0−’m)をZ軸の幅(13M)で除算
して5.7 X 10−’radとなる。この場合の横
弾性係数G7□1は下記(32)式にて求めiれる。
GY2.  =□ ・・・(32) γvz 8.715.73x6.6 5.7 Xl0−5 = 4.0 X 10″kg/cm’ 下記第1表に前述の如き演算によって求めらネた材料定
数を纏める。
(以下余白) b        第1表 し このように、前述の如きハニカムコアの材料定数の算出
方法では、ハニカムコア1を3軸直交異方性中実体と見
做し、ハニカムパネルに付与される荷重と変位量との関
係に基づいてハニカムコア1に関する種々の材料定数を
求める簡易演算式を予め定めておき、荷重と変位量との
関係を有限要素法解析にて求め、求められた荷重と変位
量との関係に基づいてハニカムパネルを板と見做した場
   合のハニカムパネルの剛性を所定の演算によって
求め、一方、当該ハニカムパネルの剛性を実測する。こ
の実測結果と前記演算の結果とを比較し、この比較結果
に基づいて前記有限要素法解析の妥当性を検証する。そ
して、前記有限要素法解析が妥当なものである場合は、
前記有限要素法解析の解析結果に基づき前記簡易演算式
を用いてハニカムコア1の材料定数が求められる。
前述の如(求められた材料定数は、アルミニウムハニカ
ムパネルを用いたハニカム構造体の有限要素法解析にお
けるハニカムコア1の材料定数として用いられる。
次に、前述の如き簡易演算式によって求められた材料定
数を用い、アルミニウムハニカムパネルを用いた構造物
について実際に有限要素法解析を行った場合の解析結果
について説明する。
第8図は有限要素法解析の対象となるハニカム構造物の
構成を示す模式的断面図である。
第8図において、11.11は幅狭のアルミニウム合金
ハニカムパネル、12.12は幅広のアルミニウム合金
ハニカムパネルである。前記アルミニウム合金ハニカム
パネル11.11.12.12を接合材13.13・・
・にて接合することにより、断面矩形の箱桁状のハニカ
ム構造物が構成される。この場合、アルミニウム合金ハ
ニカムパネル11.11は夫々の面が対向するように平
行に配され、アルミニウム合金ハニカムパネル12.1
2も夫々の面が対向するように平行に配される態様とな
っている。この構造物の寸法は1100龍×530龍X
 200鶏であり、アルミニウム合金ハニカムパネル1
1,11,12.12の厚さは夫々15龍である。
第9図はその解析モデルの構成を示す斜視図である。解
析モデルは部材長さを1100mとし、図中の3次元座
標軸のX=Oを自由端、X=1100を完全固定とした
。アルミニウム合金ハニカムパネル11.12は面板2
,2を2鶴の等方性中実体としてアルミニウムの材料定
数を与え、ハニカムコア1については13鶴の直交異方
性中実体として前述の如き簡易演算式により求めた材料
定数を与えた。
なお、解析モデルのY、Z平面側の対向する側面14.
14は夫々厚さ120の等方性ソリッドとした。
負荷状況は、片持ち梁の自由端にX軸回りの捩じり、強
軸曲げとしてZ軸方向荷重、弱軸曲げとしてY軸方向荷
重とした。第2表に有限要素法解析による変形量と実験
による変形量とを比較して纏める。
第2表 第2表から明らかな如く、変形量は自由端断面の中心位
置であるが、解析結果と実験結果とは略一致している。
〔効果〕
本発明に係るハニカムコアの材料定数算出方法では、3
軸直交異方性中実体と見做したコアについての材料定数
を簡易演算式によって求めるようになっているので、簡
単な演算によって前記ハニカムパネルのコアの材料定数
を求めることができるようになり、また、ハニカムパネ
ルのコアを3軸直交異方性中実体と見做してハニカムパ
ネルをこのコアと2枚の面板の複合体と仮定しているの
で、ハニカムパネルの実際の構成に略即したモデル化が
行われるようになっているため、演算によって求められ
た材料定数の算出精度が向上し、また、前記簡易演算式
による材料定数の算出は、有限要素法解析によって求め
られた荷重と変位量との関係に基づいて行われるが、こ
の有限要素法解析の妥当を検証し、これが妥当である場
合にのみ材料定数の算出が行われるので、さらに材料定
数の算出精度が向上する等、本発明は優れた効果を奏す
る。
4、図面の簡単な説明   。
第1図は本発明に係るハニカムコアの材料定数の算出方
法の算出対象となるアルミニウムハニカムパネルの構成
を示す一部破断斜視図、第2図はその製造手順を示す模
式図、第3図はハニカムパネルを等方性シェルにモデル
化した場合の解析モデルを示す斜視図、第4図は有限要
素法解析の解析条件を纏めた解析条件表と各解析条件に
対応する剛性及びその実験値を比較させて纏めた比較表
とを示す図、第5図はアルミニウムハニカムパネルの引
張り剛性を求める場合の算出条件を示す説明図、第6図
はアルミニウムハニカムパネルのポアソン比を求める場
合の算出条件を示す説明図、第7図はアルミニウムハニ
カムパネルのせん新開性を求める場合の算出条件を示す
説明図、第8図は有限要素法解析の対象となるハニカム
構造物の構成を示す模式的断面図、第9図はその解析モ
デルの構成を示す斜視図である。
1・・・ハニカムコア  2・・・面板時 許 出願人
 住友軽金属工業株式会社代理人 弁理士 河  野 
  登  夫第   1   図 第   3   図 2図 □ Lx=66mm 第   6   図 一一一一争Q=0,88x9x4=31.7kgγ 第   7   図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2枚の面板の間にハニカム構造のコアを挟み、これ
    らを固着してなるハニカムパネルのコアの材料定数を算
    出する方法において、 前記コアを3軸直交異方性中実体と見做し、前記ハニカ
    ムパネルに付与される荷重と該荷重に対するハニカムパ
    ネルの変位量との関係に基づいてコアに関する種々の材
    料定数を求める簡易演算式を予め定めておき、前記荷重
    と変位量との関係を有限要素法解析にて求め、求められ
    た荷重と変位量との関係に基づいてハニカムパネルを板
    と見做した場合のハニカムパネルの剛性を所定の演算に
    よって求め、一方、当該ハニカムパネルの剛性を実測し
    、この実測結果と前記演算の結果とを比較し、この比較
    結果に基づいて前記有限要素法解析の妥当性を検証し、
    前記有限要素法解析が妥当なものである場合は、前記有
    限要素法解析の解析結果に基づき前記簡易演算式を用い
    てコアの材料定数を求めることを特徴とするハニカムコ
    アの材料定数算出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06288884A (ja) * 1992-07-30 1994-10-18 Nippon Metal Ind Co Ltd 材料の変形抵抗測定方法
JP2002530197A (ja) * 1998-11-18 2002-09-17 アルキャン・インターナショナル・リミテッド 異方性金属板成形のモデル化法
JP2019144765A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 日本碍子株式会社 柱状ハニカム構造体の最大引張応力推定方法及び最大引張応力推定装置

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