JPH0415422A - 床暖房用蓄熱ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、床に配設される面状の発熱体の表裏両面に、
それぞれ発熱体により加熱されて蓄熱する蓄熱ボードが
配設された床暖房用蓄熱ユニットに関するものである。

【従来の技術】

従来より、第３図に示すように、一対の蓄熱ボード２ａ
、２ｂの間に発熱体１を挟んだ構造を有する蓄熱ユニッ
ト３を断熱材４の上に載置し、蓄熱ユニッ１−３の表面
に表面床材５を配設した床構造を用いた蓄熱床暖房制御
システムが提供されている。発熱体１は、深夜電力を通
電されて蓄熱ボード２を加熱し、蓄熱ボード２に蓄えら
れた熱が深夜電力時間帯の終了後に放熱されることによ
って室内暖房がなされるようにしである。ここに、深夜
電力時間帯は、午後１１時前後から翌日の午前７時前後
までの約８時間に設定されているのが普通であり、深夜
電力時間帯に蓄積される熱量は、深夜電力時間帯以外の
時間帯（午前７時〜午後１１時）における室内の暖房が
賄える程度を必要とする。したがって、冬場における年
間の最低気温を基準にして、十分な暖房が行えるように
蓄熱ボード２への蓄熱量が設定される。その結果、１０
月、１１月の秋田や３月、４月の春先においては、冬場
と同じように蓄熱したのでは、蓄熱ボード２への蓄熱量
が過剰になり、暖房が過剰になるという問題が生じる。 このような問題を解決するために、季節に応して発熱体
１への通電時間を制御することが考えられている。この
場合、通電開始時刻は、深夜電力時間帯の終了時刻から
通電時間だけ渕って設定される。たとえば、発熱体１へ
の通電時間が４時間てあれば通電開始時刻を午前３時（
深夜電力時間帯の終了時刻を午前７時としている）に設
定し、通電時間が６時間であれば通電量・始時側を午前
１時に設定するのである。第４図（ａ）は冬場における
最大能力での通電期間ＨＰを示し、第４図（１〕）は秋
田や春先における通電期間ＨＰの一例を示している。

【発明が解決しようとする課題】

ところで、従来の蓄熱ユニット３は、深夜電力のみによ
って蓄熱ボード２ａ、２ｂに蓄熱することを想定して構
成されていたものであるがら、蓄熱ボード２ａ、２ｂか
らの放熱の時定数が大きいものであった。その結果、発
熱体１への通電を開始してから、表面床材５が所定温度
に達するまでの時間が長く、深夜電力によって蓄熱され
た熱量のみでは暖房が不足するような場合に、昼間に通
常電力で加熱しようとしても立ち上がりが悪く実用に供
しないという問題があった。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、従
来と蓄熱量が同しである場合に、発熱体への通電開始か
ら表面温度が所定温度に達するのに要する立ち上がり時
間を従来よりも短縮できるように構成し、通常電力ても
使用できるようにした床暖房用蓄熱ユニットを提供しよ
うとするものである。

【課題を解決するための手段】

本発明では、上記目的を達成するために、床に配設され
る面状の発熱体の表裏両面にそれぞれ発熱体により加熱
されて蓄熱する蓄熱ホードを配設した床暖房用蓄熱ユニ
ットにおいて、床表面側に配置される一方の蓄熱ボード
を他方の蓄熱ボードよりも薄肉に形成しているのである
。

【作用】

上記構成によれば、発熱体の表裏にそれぞれ配設される
一対の蓄熱ボードのうち床表面側の一方の蓄熱ボードを
他方の蓄熱ボードよりも薄肉に形成しているので、蓄熱
ボードの全体の厚みを従来構成と同じにした場合に、発
熱体への通電を開始してから床表面側の蓄熱ボードの温
度が上昇するのに要する時間が従来よりも短縮されるこ
とになり、立ち上がり特性が向上するのである。その結
果、通常電力によって蓄熱ボードの熱量の不足を補うよ
うな使用形態が可能になるのである。

【実施例】

第１図に示すように、蓄熱ユニット３は、一対の蓄熱ボ
ード２ａ、２ｂの間に、面状に形成された発熱体１を挟
装して形成され、発熱体１に通電すると、蓄熱ボード２
ａ、２ｂが加熱され蓄熱されるようになっている。蓄熱
ユニット３は、断熱材４の上て根太１２の間に配設され
、蓄熱ユニット３の上面側（床面側）には表面床材５が
配設される。一対の蓄熱ボード２ａ、２ｂのうち上側の
蓄熱ボード２ａは、下側の蓄熱ボード２ｂよりも薄肉に
形成されている。 この構成によれば、発熱体１に通電して蓄熱ボード２ａ
、２ｂを加熱したときに、上側の蓄熱ボート２ａは下側
の蓄熱ボード２ｂに比較して短時間て加熱されることに
なる。すなわち、上側の蓄熱ボード２ａが薄いことによ
って、発熱体１への通電を開始してから蓄熱ユニット３
の温度が」１昇するまての立ち上がりがよく、下側の蓄
熱ボード２ｂが厚いことによって、発熱体１の裏面側の
断熱性が向上するのである。 本発明の蓄熱ユニット３を用いた蓄熱床暖房制御システ
ムの基本構成を第２図に示す。ここでは、複数個の蓄熱
ユニット３により床が構成される。 いずれか一つの蓄熱ユニット３には、蓄熱ボード２の温
度を検出する温度センサ６が配設されており、検出され
た温度は制御手段であるコントローラ７に入力される。 また、発熱体１に深夜電力電源８を接続する通電経路に
は、漏電ブレーカ９の接点部とコントローラ７により開
閉制御されるリレー１０の接点とが挿入されている。コ
ントローラ７は、マイクロコンピュータを用いて構成さ
れる。 コントローラ７は、リレー１０の接点を開閉制御し発熱
体１への通電量を制御することによって、蓄熱ボード２
の蓄熱量を調節する。ずなわち５コン１〜ローラ７に設
けられた温度設定部によって使用者が所望の室温を設定
すると、発熱体］への通電期間および蓄熱ボード２の加
熱温度が決定され、コントローラ７に内蔵されたタイマ
により設定された通電期間内に、温度センサ６による検
出温度に基ついて蓄熱ボード２が所定の加熱温度になる
ようにリレー１０の接点を開閉して発熱体１への通電量
を制御するのである。コン１〜ローラ７には、カレンダ
機能が内蔵されており、日付に対応してあらかじめ設定
されている補正用のテークなどを用いて、温度設定部で
設定された温度に所定の補正演算を施すことにより、通
電期間や加熱温度を決定する。補正演算には、室温セン
サ１］により検出した室温、前回の動作条件、前回の動
作結果なとも用いられる。 ところて、住居の断熱性能や気象条件によっては、深夜
電力時間帯の開始時刻になるまてに蓄熱ボード２の温度
や室温か低下し、暖房か不十分になることがある。この
ような問題が生しないように、深夜電力時間帯の終了時
刻から次の開始時刻までの間、温度センサ６によって蓄
熱ボード２の温度を検出するとともに、室温センサ１］
によって室温を検出し、いずれか一方の検出温度がそれ
ぞれに対応して設定された温度の下限値未満になると、
通常電力によって発熱体〕に一定時間の通電を行うよう
にする。このように、通常電力による通電を必要に応し
て間欠的に行うことによって、蓄熱ボード２の温度およ
び室温の低下を防止てきるのである。ここに、蓄熱ユニ
ツｌ−３が」一連のように形成されているから、発熱体
１に通電を開始ずれは、比較的短時間て床温が上昇する
のてあり、床温や室温の低下を検出してから床温か上昇
するまての立ぢ］二がりがよくなるのである。

【発明の効果】

上述のように、発熱体の表裏にそれぞれ配設される一対
の蓄熱ボードのうち床表面側の一方の蓄熱ホーｌ；を他
方の蓄熱ボードよりも薄肉に形成しているので、蓄熱ホ
ードの全体の厚みを従来構成ど同しにした場合に、発熱
体への通電を開始してから床表面側の蓄熱ボードの温度
か」１昇するのに要する時間が従来よりも短縮されるこ
とになり、立ち」二がり特性が向」二するのである。そ
の結果、通常電力によって蓄熱ボードの熱量の不足を補
うような使用形態か可能になるという利点を有するので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面図、第２図は同上を
用いた蓄熱床暖房制御システノ＼の概略構成図、第３図
は従来例を示す断面図、第４図は従来構成での通電状態
を示す動作説明図である。 １・・発熱体、２　ａ　、　２　ｂ−蓄熱ボード、３　
蓄熱ユニツ１へ。 代理人　弁理士　石　１）長　七

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）床に配設される面状の発熱体の表裏両面にそれぞ
   れ発熱体により加熱されて蓄熱する蓄熱ボードが配設さ
   れた床暖房用蓄熱ユニットにおいて、床表面側に配置さ
   れる一方の蓄熱ボードが他方の蓄熱ボードよりも薄肉に
   形成されて成ることを特徴とする床暖房用蓄熱ユニット
   。