JPH04154201A - 位相追尾型fm復調回路 - Google Patents
位相追尾型fm復調回路Info
- Publication number
- JPH04154201A JPH04154201A JP27819590A JP27819590A JPH04154201A JP H04154201 A JPH04154201 A JP H04154201A JP 27819590 A JP27819590 A JP 27819590A JP 27819590 A JP27819590 A JP 27819590A JP H04154201 A JPH04154201 A JP H04154201A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- tracking
- circuit
- tracking filter
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 5
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 4
- 238000013461 design Methods 0.000 description 3
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 238000012552 review Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はFM負帰還方式(形式)のFM復調回路に係り
、特に、FMスレシホールドレベルの改善に最適な位相
追尾型FM復調回路に関する。
、特に、FMスレシホールドレベルの改善に最適な位相
追尾型FM復調回路に関する。
FM負帰還方式のFM復調回路として、FM復調器とそ
の前段に設けたベテロダイン回路の電圧制御発振器の発
振周波数を、FM復調信号でフィードバック制御するこ
とにより、中間周波の帯域幅を狭くしてFM61調する
FM負帰還(負饋還)方式や、PLL (位相同期ルー
プ)によるFM復調回路が知られている。また、その他
例えば本出願人になる特公昭56−47722号に開示
、記載された被角度変調波信号の復調方式や、特公昭6
2−8962号に紹介された“位相追尾ループによるF
M復調回路”等があり、電圧制御1発振器を使用しない
FM負帰還方式のFM復調回路として知られている。
の前段に設けたベテロダイン回路の電圧制御発振器の発
振周波数を、FM復調信号でフィードバック制御するこ
とにより、中間周波の帯域幅を狭くしてFM61調する
FM負帰還(負饋還)方式や、PLL (位相同期ルー
プ)によるFM復調回路が知られている。また、その他
例えば本出願人になる特公昭56−47722号に開示
、記載された被角度変調波信号の復調方式や、特公昭6
2−8962号に紹介された“位相追尾ループによるF
M復調回路”等があり、電圧制御1発振器を使用しない
FM負帰還方式のFM復調回路として知られている。
これらの基本となっているのはP T L (Phas
eTracking Loop)復調方式で、これは位
相追尾ループで構成されるFM復調方式であり、本出願
人会社のオリジナル技術である。今までに、PTL復調
方式によるディスクリート4チヤンネル(いわゆるCD
−4)レコード再生用デイモジュレータの開発や、PT
L−FMチューナを数機種商品化した実績を持ち、高感
度、高選択度のFMチューナとして国内外で好評を博し
、関連の学会でも高い評価を得ている。
eTracking Loop)復調方式で、これは位
相追尾ループで構成されるFM復調方式であり、本出願
人会社のオリジナル技術である。今までに、PTL復調
方式によるディスクリート4チヤンネル(いわゆるCD
−4)レコード再生用デイモジュレータの開発や、PT
L−FMチューナを数機種商品化した実績を持ち、高感
度、高選択度のFMチューナとして国内外で好評を博し
、関連の学会でも高い評価を得ている。
具体的には、FM復調部の入力部に狭帯域な帯域通過特
性を持つトラッキングフィルタを設け、このフィルタの
入力信号と出力信号とを位相比較し、その誤差出力(復
調出力)をトラッキングフィルタに供給して、このフィ
ルタの同調周波数をFM信号の瞬時周波数に追尾させる
。これにより、トラッキングフィルタでは一種の逆変調
作用を伴い乍ら、トラッキングフィルタの入力FM信号
と逆変調の被ったフィルタ出力とを位相比較してFM変
調を行なうという、−巡のフィードバック制御からなる
FM変調法がある。
性を持つトラッキングフィルタを設け、このフィルタの
入力信号と出力信号とを位相比較し、その誤差出力(復
調出力)をトラッキングフィルタに供給して、このフィ
ルタの同調周波数をFM信号の瞬時周波数に追尾させる
。これにより、トラッキングフィルタでは一種の逆変調
作用を伴い乍ら、トラッキングフィルタの入力FM信号
と逆変調の被ったフィルタ出力とを位相比較してFM変
調を行なうという、−巡のフィードバック制御からなる
FM変調法がある。
PTL復調方式のオリジナリテイ−は、発信部を持たな
いFM負帰還によるFM復調技術であり、次のような様
々な優れた特長を持っている。
いFM負帰還によるFM復調技術であり、次のような様
々な優れた特長を持っている。
■基本的な特長の他に、応用に有った特長を引出せる。
■従来のFM負帰還方式やPLL復調と同様にFMスレ
シホールドレベルが改善できる(等測的に高感度受信が
できる)。
シホールドレベルが改善できる(等測的に高感度受信が
できる)。
■負帰還動作により、復調動作が安定化される(AC帰
還よりもDC帰還の利得が大きいので、ループ内の回路
部品の温度特性、経時変化特性等が抑えられる)。
還よりもDC帰還の利得が大きいので、ループ内の回路
部品の温度特性、経時変化特性等が抑えられる)。
■負帰還作用により、復調における直線性(微分利得)
が改善され、低歪率な復調が行なえる。
が改善され、低歪率な復調が行なえる。
■過変調時にPLL復調に見られる過変調ノイズ(折返
しノイズ)は生じない。
しノイズ)は生じない。
■発振回路を持たないため、従来のFM負帰還方式やP
LLff1調に見られる発振成分の入力部への戻り問題
(感度低下を来たす)や他回路への干渉問題は原理的に
生じない。
LLff1調に見られる発振成分の入力部への戻り問題
(感度低下を来たす)や他回路への干渉問題は原理的に
生じない。
■回路構成が比較的簡単なのでコストが易く、民生機器
や業務機器等幅広い応用が可能である。
や業務機器等幅広い応用が可能である。
PTL復調の基本原理について説明する。ここでは、コ
ードレス電話への応用に適するバイパス型トラッキング
フィルタを用いたPTL回路を例に挙げて動作説明をす
る。
ードレス電話への応用に適するバイパス型トラッキング
フィルタを用いたPTL回路を例に挙げて動作説明をす
る。
第4図は従来のPTL復調回路の代表例であり、図中5
はトラッキングフィルタ(追尾フィルタ)、7はリミタ
、9はLPF (低域r波器)、16は直流増幅器、1
8は±90度型の位相比較器である。
はトラッキングフィルタ(追尾フィルタ)、7はリミタ
、9はLPF (低域r波器)、16は直流増幅器、1
8は±90度型の位相比較器である。
第5図に追尾フィルタ5のみを取出して示す、可変容量
コンデンサC,は復調出力f(t)で時間と共に容量が
変化するとすれば、 Cx −Co”AC−f(t)・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・(1)(但し、AC:可変容量コ
ンデンサCxの感度)で表わすことができる。
コンデンサC,は復調出力f(t)で時間と共に容量が
変化するとすれば、 Cx −Co”AC−f(t)・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・(1)(但し、AC:可変容量コ
ンデンサCxの感度)で表わすことができる。
ここで、f(t)=Oのときの静止伝達関数T(P)は
、T(jW) =C/ (C+Cx)X (J(lJ)
’÷[(声)2+声/ ((C+ Cx) R)+1/
(L (C+Cx))] =Go(P)り/((jW)’+ωo(泗) / Q
+ ωn’ ) ・” (2>と表わすことがで
きる。従って、上式より、◆ Q=ω。(C十Cx)R =R(L (C十Cx) l ”/ L・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・(3)Go =C/ (
C十Cx) ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・(4)ωo = (L (C+Cx))→
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5
)H= (C+Cx)R/CX ((C+ Cx)/j
) ” (6)(但し、R:ダンプ抵抗R1の抵抗値
)となる。
、T(jW) =C/ (C+Cx)X (J(lJ)
’÷[(声)2+声/ ((C+ Cx) R)+1/
(L (C+Cx))] =Go(P)り/((jW)’+ωo(泗) / Q
+ ωn’ ) ・” (2>と表わすことがで
きる。従って、上式より、◆ Q=ω。(C十Cx)R =R(L (C十Cx) l ”/ L・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・(3)Go =C/ (
C十Cx) ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・(4)ωo = (L (C+Cx))→
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5
)H= (C+Cx)R/CX ((C+ Cx)/j
) ” (6)(但し、R:ダンプ抵抗R1の抵抗値
)となる。
第6図にこの周波数特性(曲線(肴)と位相春性(曲線
仲))を示す。
仲))を示す。
ここで、復調出力をトラッキングフィルタ5に供給して
、このフィルタ5の振舞いを調べてみる。
、このフィルタ5の振舞いを調べてみる。
即ち、第(1)式を第2式に代入し、求めるトラッキン
グフィルタ5の伝達量数丁(声、1>を計算すると、T
(jW、t) = <jW)’X [(Ca+ dc;
F(t)+C)(声)2÷c 十 < jl&+ >
/RC± 1/LCコ −1 ・・・・・・ (
7)となる、ここで、f(t)=0のときのトラッキン
グフィルタ5の共振周波数はFM信号のキャリア周波数
と等しくωCであるとし、従って、ωc = LL (
C+Co)) ’ ・・・・・・・・・・・・・・・
(8)とすれば、トラッキングフィルタ5の伝達関数T
()(2)、1)は次のようになる。
グフィルタ5の伝達量数丁(声、1>を計算すると、T
(jW、t) = <jW)’X [(Ca+ dc;
F(t)+C)(声)2÷c 十 < jl&+ >
/RC± 1/LCコ −1 ・・・・・・ (
7)となる、ここで、f(t)=0のときのトラッキン
グフィルタ5の共振周波数はFM信号のキャリア周波数
と等しくωCであるとし、従って、ωc = LL (
C+Co)) ’ ・・・・・・・・・・・・・・・
(8)とすれば、トラッキングフィルタ5の伝達関数T
()(2)、1)は次のようになる。
T(声、t) = [A (J(t)/C−jX I
L (C+Co)l ”/RC] −’・・−−−−(
’a)トラッキングフィルタ5に、無変調キャリアCm
n(i)を供給して動作を解析すると、Cnv(t)
=eXp(J ωct) ・”・”・”(1G)
なので、トラッキングフィルタ出力Cnw+’(j)は
、第9式より、 Cm、′〔j)=eX+)[J((ic)ct+4 K
tan−’ (ACX Rf(t)/ r丁■で
7彰ゴ))]・・・・・・(11)となる、即ち、無変
調キャリアCrm(j)はtan−’[acRf(t)
/ (L (C十Co))’]分の量の逆変調を、被る
ことを意味する。
L (C+Co)l ”/RC] −’・・−−−−(
’a)トラッキングフィルタ5に、無変調キャリアCm
n(i)を供給して動作を解析すると、Cnv(t)
=eXp(J ωct) ・”・”・”(1G)
なので、トラッキングフィルタ出力Cnw+’(j)は
、第9式より、 Cm、′〔j)=eX+)[J((ic)ct+4 K
tan−’ (ACX Rf(t)/ r丁■で
7彰ゴ))]・・・・・・(11)となる、即ち、無変
調キャリアCrm(j)はtan−’[acRf(t)
/ (L (C十Co))’]分の量の逆変調を、被る
ことを意味する。
次に、PTLの基本構成における動作を解析する。FM
信号C(t、)は次のように表わせる。
信号C(t、)は次のように表わせる。
C(t) =eXEl[j(ωct+ f”u (λ)
dλl ・−・−、−(12)また、$(t)=Oにお
いて、トラッキングフィルタ5及びリミタ7を経たFM
信号Co(t)は、次のようになる。
dλl ・−・−、−(12)また、$(t)=Oにお
いて、トラッキングフィルタ5及びリミタ7を経たFM
信号Co(t)は、次のようになる。
Co(j)” eXDl(ωct +f”J−1(λ)
dλ−τμ(t)十π/2)] ・・・・・・・・
・・・・(13)但し、τニドラッキングフィルタの群
遅延μ(t):変調信号 即ちこれは、従来のクオドラチュア復調における移相回
路とリミタ7を通った信号そのものである。なお、第(
ロ)式では変調信号μ(1)はキャリア角周波数ωCに
比べて十分率さな周波数偏移を与えるという条件を考慮
している。CQ>ACの条件を付与すると、群遅延τは
、 τLr2CoR・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・(14)となる0以上の第at+、@、GQ式か
ら、トラッキングフィルタ5とリミタ7を経たFM信号
C’(t)は、C’(t)−j eXI)[j(ωct
+ f”u (λ)dλ−2CoRu(t) AC
Rf(t)÷Er口s賃万)1・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・(15)となる、ただし、tan
” [acRf(t) (L (C十Co))→]は小
さな値なので、 jan−’ [acRf(t) (L (C+Co))
→]”F acRf(t) (L (c+Co))→と
している。従って、FM信号C(t)とトラッキングフ
ィルタ5の出力信号C’(t)との位相比軟により、誤
差出力信号Er(t)が得られる。
dλ−τμ(t)十π/2)] ・・・・・・・・
・・・・(13)但し、τニドラッキングフィルタの群
遅延μ(t):変調信号 即ちこれは、従来のクオドラチュア復調における移相回
路とリミタ7を通った信号そのものである。なお、第(
ロ)式では変調信号μ(1)はキャリア角周波数ωCに
比べて十分率さな周波数偏移を与えるという条件を考慮
している。CQ>ACの条件を付与すると、群遅延τは
、 τLr2CoR・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・(14)となる0以上の第at+、@、GQ式か
ら、トラッキングフィルタ5とリミタ7を経たFM信号
C’(t)は、C’(t)−j eXI)[j(ωct
+ f”u (λ)dλ−2CoRu(t) AC
Rf(t)÷Er口s賃万)1・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・(15)となる、ただし、tan
” [acRf(t) (L (C十Co))→]は小
さな値なので、 jan−’ [acRf(t) (L (C+Co))
→]”F acRf(t) (L (c+Co))→と
している。従って、FM信号C(t)とトラッキングフ
ィルタ5の出力信号C’(t)との位相比軟により、誤
差出力信号Er(t)が得られる。
Er(t)=−sin[2Co R,u(t) + a
cRf(t)X (L (C+Co)l→]・・・・・
・・・・・・・・・・(16)この第(2)式において
、c+c、scoであり、正弦関数の[]内は値が十分
率さいので、誤差出力信号Er(t)は、 Er(t) Lf(2Co Rμ(t)十A CRf(
t) (L Co)→) ・−・−−−−−・−(17
)としても差支えない。
cRf(t)X (L (C+Co)l→]・・・・・
・・・・・・・・・・(16)この第(2)式において
、c+c、scoであり、正弦関数の[]内は値が十分
率さいので、誤差出力信号Er(t)は、 Er(t) Lf(2Co Rμ(t)十A CRf(
t) (L Co)→) ・−・−−−−−・−(17
)としても差支えない。
以上の考察により、復調の式f(S)は、f(S)=G
(S)・Er(s)・A =−AG(S)(2Co Rμ(S) +acRf(S) (LCo)→) (但し、A:ループ利得)と表わすことができる。
(S)・Er(s)・A =−AG(S)(2Co Rμ(S) +acRf(S) (LCo)→) (但し、A:ループ利得)と表わすことができる。
ループフィルタG (s)は、一般に1次のLPFを用
いる。即ち、 G(S)=(s+ωL ) −’・・・・・・・・・・
・・・・団・(19)従って、復調の式f(S)は、 となり、第7図に示すような、1次のLPF特性となる
。
いる。即ち、 G(S)=(s+ωL ) −’・・・・・・・・・・
・・・・団・(19)従って、復調の式f(S)は、 となり、第7図に示すような、1次のLPF特性となる
。
以上の解析結果から、PTL復調における基本的性質は
、以下のように整理される。
、以下のように整理される。
■復調利得はループ利得Aに比例する。
■復調利得は群遅延時間(bandlgの逆数)に比例
する。
する。
■復調帯域幅はループ利得Aやダンプ抵抗Rが大きいほ
ど広くなる。
ど広くなる。
■復調帯域幅は電圧制御可変容量(可変容量コンデンサ
)の感度ACが大きいほど広くなる。
)の感度ACが大きいほど広くなる。
c本発明が解決しようとする課題〕
従来より広く使用されているクオドラチュア型FM復調
用ICを利用して、位相追尾型FM復調回路を実現でき
れば、回路の簡略化が可能となり、その応用も非常に広
くなる。しかし乍ら、従来の位相追尾型FM復調回路を
そのまま利用しようとすると、次のような問題が生じて
、基本動作をさせることも困難となる。
用ICを利用して、位相追尾型FM復調回路を実現でき
れば、回路の簡略化が可能となり、その応用も非常に広
くなる。しかし乍ら、従来の位相追尾型FM復調回路を
そのまま利用しようとすると、次のような問題が生じて
、基本動作をさせることも困難となる。
0位相比較器や誤差増幅器の利得が、追尾フィルタの変
換利得の影響から位相追尾型FMfi調回路には高すぎ
て、そのままでは利用できない問題が生じる(飽和問題
)。
換利得の影響から位相追尾型FMfi調回路には高すぎ
て、そのままでは利用できない問題が生じる(飽和問題
)。
■追尾フィルタの狭帯域特性を確保する為には、温度特
性や経時変化特性の点で厳しくなり、この、tまでは利
用が困難である。
性や経時変化特性の点で厳しくなり、この、tまでは利
用が困難である。
■クオドラチュア型FM復調用ICの位相比較器の後段
にキャリアフィルタが内蔵されているICは、このまま
では利用できない。
にキャリアフィルタが内蔵されているICは、このまま
では利用できない。
■キャリアフィルタが内蔵されていないICでも、内部
電極間容量の大きさ等によりフィードバック制御に於け
る位相回転問題が生じ、そのまま利用しては、復調性能
の実現は期待できない。
電極間容量の大きさ等によりフィードバック制御に於け
る位相回転問題が生じ、そのまま利用しては、復調性能
の実現は期待できない。
本発明の位相追尾型FM復調回路は、追尾フィルタと位
相比較器との間に非線形回路を挿入#続し、非線形回路
への入力のレベルがFMスレシホールドレベル付近であ
る場合に伝送FM信号レベルを下げて、ループ帯域幅を
狭くするよう構成しなり、或いは、追尾フィルタの後段
に緩衝増幅器を介して第2の追尾フィルタをlI!続接
続して、追尾フィルタを2段梢或とすることにより、上
記諸問題点を解消した。
相比較器との間に非線形回路を挿入#続し、非線形回路
への入力のレベルがFMスレシホールドレベル付近であ
る場合に伝送FM信号レベルを下げて、ループ帯域幅を
狭くするよう構成しなり、或いは、追尾フィルタの後段
に緩衝増幅器を介して第2の追尾フィルタをlI!続接
続して、追尾フィルタを2段梢或とすることにより、上
記諸問題点を解消した。
本発明の位相追尾型FM復調回路の第1実施例について
、第1f!l及び第7図の特性図等を併せ参照しながら
説明する。第1(!Iは本発明の位相追尾型FM@@回
路1のブロック構成図であり、この図において、12.
14は緩衝増幅器(バッファアンプ)、13.15は振
幅制限増幅器、16は直流増幅器、18は±90度型の
位相比較器、19は非線形回路である。また、01〜C
3はコンデンサ、L、はインダクタ、COJは電圧可変
容量ダイオード(電圧制御可変コンデンサ)、R1は抵
抗であり、これらを図示の如く接続することにより追尾
フィルタ21が構成され、抵抗R2とコンデンサC3に
よってループフィルタ25が構成されている。更に、非
線形回路19は第2図に示すように、抵抗R3〜Rap
コンデンサC2z C4及びダイオードD J / D
2を使用し、これらを図示の如く接続することにより
構成されている。これにより、第8図に示すような入出
力特性となる。即ち、入力信号レベルがある程度以上大
きい(^)の場合にはその出力(B)のレベルも略等し
いが、入力信号が(a)のように小レベルとなると、出
力レベルは信号(b)のように極端に小さく抑えられる
。
、第1f!l及び第7図の特性図等を併せ参照しながら
説明する。第1(!Iは本発明の位相追尾型FM@@回
路1のブロック構成図であり、この図において、12.
14は緩衝増幅器(バッファアンプ)、13.15は振
幅制限増幅器、16は直流増幅器、18は±90度型の
位相比較器、19は非線形回路である。また、01〜C
3はコンデンサ、L、はインダクタ、COJは電圧可変
容量ダイオード(電圧制御可変コンデンサ)、R1は抵
抗であり、これらを図示の如く接続することにより追尾
フィルタ21が構成され、抵抗R2とコンデンサC3に
よってループフィルタ25が構成されている。更に、非
線形回路19は第2図に示すように、抵抗R3〜Rap
コンデンサC2z C4及びダイオードD J / D
2を使用し、これらを図示の如く接続することにより
構成されている。これにより、第8図に示すような入出
力特性となる。即ち、入力信号レベルがある程度以上大
きい(^)の場合にはその出力(B)のレベルも略等し
いが、入力信号が(a)のように小レベルとなると、出
力レベルは信号(b)のように極端に小さく抑えられる
。
追尾フィルタ21においては、電圧可変容量ダイオード
CDIの容量に比べてコンデンサc1の容量は1/10
0程度に設定され、コンデンサc3の容量は電圧可変容
量ダイオードCD、の容量を無視できる程(約千倍程度
)大きく設定される。従って、追尾フィルタ21の共振
周波数は、電圧可変容量ダイオードCDIの容量とイン
ダクタLlのインダクタンスとで鴫定まる。jl1尾フ
ィルタ21の基本動作は、前記第4図に示した従来回路
におけるトラッキングフィルタ5と同じであり、従って
追尾フィルタ21の同調角周波数ω0における入力信号
と出力信号との位相差は90°である。この追尾フィル
タは変換利得特性(誤差電圧に対する同調周波数の変化
で示される特性)を持っている。
CDIの容量に比べてコンデンサc1の容量は1/10
0程度に設定され、コンデンサc3の容量は電圧可変容
量ダイオードCD、の容量を無視できる程(約千倍程度
)大きく設定される。従って、追尾フィルタ21の共振
周波数は、電圧可変容量ダイオードCDIの容量とイン
ダクタLlのインダクタンスとで鴫定まる。jl1尾フ
ィルタ21の基本動作は、前記第4図に示した従来回路
におけるトラッキングフィルタ5と同じであり、従って
追尾フィルタ21の同調角周波数ω0における入力信号
と出力信号との位相差は90°である。この追尾フィル
タは変換利得特性(誤差電圧に対する同調周波数の変化
で示される特性)を持っている。
かかる構成において、入力端子Inよりの入力FM信号
C(t)は増幅器12にて所定量増幅された後、振幅制
限増幅器13を介して位相比較器18に供給されると共
に、追尾フィルタ21を構成するコンデンサC1に供給
される。追尾フィルタ21においては、誤差信号(FM
復調信号)f(t)により制御され、干渉増幅器14を
経て非線形回路19に供給される。この非線形回路19
は、前述の如く、第8図示のような入出力特性を持って
いるので、入力FM信号C(t)のレベルにより、FM
ffl11回路1のループゲインは変化し、ループの追
尾範囲は第9図に示すように、非線形入力信号レベルが
比較的大きな(A)(第8図参照)の場合には同調周波
数は(■と広くなり、逆に、小レベルの信号(a)の時
には(0)と狭くなるように動作が行なわれる。この動
作は後述するように、弱入力時にループゲインを小さく
して復[S/Nを高める動作となる。
C(t)は増幅器12にて所定量増幅された後、振幅制
限増幅器13を介して位相比較器18に供給されると共
に、追尾フィルタ21を構成するコンデンサC1に供給
される。追尾フィルタ21においては、誤差信号(FM
復調信号)f(t)により制御され、干渉増幅器14を
経て非線形回路19に供給される。この非線形回路19
は、前述の如く、第8図示のような入出力特性を持って
いるので、入力FM信号C(t)のレベルにより、FM
ffl11回路1のループゲインは変化し、ループの追
尾範囲は第9図に示すように、非線形入力信号レベルが
比較的大きな(A)(第8図参照)の場合には同調周波
数は(■と広くなり、逆に、小レベルの信号(a)の時
には(0)と狭くなるように動作が行なわれる。この動
作は後述するように、弱入力時にループゲインを小さく
して復[S/Nを高める動作となる。
非線形回路19にて上記のような信号処理を受けたFM
信号は、次段の振幅制限増幅器(リミタ)15にて振幅
変動分を除去されてc’(t)となり、位相比較器18
に供給される0位相比較器18では、上記振幅制限増幅
器13からのFM信号C(t)との位相比較が行なわれ
、その出力として誤差信号が得られる。この誤差信号は
WL流流部幅器16介して出力端子−にキャリア成分を
含む誤差信号(FM復調信号)として出力されると共に
、ループフィルタ25を構成する抵抗R2を介して、追
尾フィルタ21を構成する電圧可変容量ダイオードCD
、に供給されることになり、かかるフィードバック制御
動作によってFllllgが行なわれるわけである。
信号は、次段の振幅制限増幅器(リミタ)15にて振幅
変動分を除去されてc’(t)となり、位相比較器18
に供給される0位相比較器18では、上記振幅制限増幅
器13からのFM信号C(t)との位相比較が行なわれ
、その出力として誤差信号が得られる。この誤差信号は
WL流流部幅器16介して出力端子−にキャリア成分を
含む誤差信号(FM復調信号)として出力されると共に
、ループフィルタ25を構成する抵抗R2を介して、追
尾フィルタ21を構成する電圧可変容量ダイオードCD
、に供給されることになり、かかるフィードバック制御
動作によってFllllgが行なわれるわけである。
以上の説明においては、非線形回路19を干渉増幅器1
4と振幅制限増幅器15との間に挿入するものとしたが
、これに限らず、非線形回路19を、第3図に示す第2
実施例回路2の如<、lit@制限増幅器15と位相比
較器18の間に挿入して位相追尾型FMffi調回路を
積回路ても、同様の効果が得られる。そこで、第3図の
第3実施例回路3においては、第1図示の第1実施例回
路1と同一構成要素に同一符号を付すことにより、その
詳細な動作説明を省略する。
4と振幅制限増幅器15との間に挿入するものとしたが
、これに限らず、非線形回路19を、第3図に示す第2
実施例回路2の如<、lit@制限増幅器15と位相比
較器18の間に挿入して位相追尾型FMffi調回路を
積回路ても、同様の効果が得られる。そこで、第3図の
第3実施例回路3においては、第1図示の第1実施例回
路1と同一構成要素に同一符号を付すことにより、その
詳細な動作説明を省略する。
次に、本発明の位相追尾型FM復調回路の第3実施例に
ついて、第10図の回路構成図を参照しながら説明する
。この図においても、上記第1及び第2実施例回路と同
一構成要素には同一符号を付して、その詳細な動作説明
は省略する。この第3実施例回路3は、追尾フィルタ(
及びループフィルタ)を2段構成にしたところに最大の
特徴がある。即ち、インダクタ上2.電圧可変容量ダイ
オードC02,抵抗R6s及びコンデンサ05 # C
6を使用し、これらを図示の如く接続することにより2
段目の追尾フィルタ22を楕或し、更に抵抗R7とコン
デンサC6とで2つ目のループフィルり26を構成して
いる。なお、17はl1111r増幅器、28は90度
位相回路であり、追尾フィルタ21内のコンデンサC1
の容量は、電圧可変容量ダイオードCD、の容量に比べ
て1/100程度に設定され、コンデンサC3の容量は
電圧可変容量ダイオードCD。
ついて、第10図の回路構成図を参照しながら説明する
。この図においても、上記第1及び第2実施例回路と同
一構成要素には同一符号を付して、その詳細な動作説明
は省略する。この第3実施例回路3は、追尾フィルタ(
及びループフィルタ)を2段構成にしたところに最大の
特徴がある。即ち、インダクタ上2.電圧可変容量ダイ
オードC02,抵抗R6s及びコンデンサ05 # C
6を使用し、これらを図示の如く接続することにより2
段目の追尾フィルタ22を楕或し、更に抵抗R7とコン
デンサC6とで2つ目のループフィルり26を構成して
いる。なお、17はl1111r増幅器、28は90度
位相回路であり、追尾フィルタ21内のコンデンサC1
の容量は、電圧可変容量ダイオードCD、の容量に比べ
て1/100程度に設定され、コンデンサC3の容量は
電圧可変容量ダイオードCD。
の容量に比べて十分大きく設定されている。従って、追
尾フィルタ21の同調(共振)周波数は、電圧可変容量
ダイオードCDIの容量値とインダクタL1のインダク
タンスとで略定まる。また、追尾フィルタ22の設計も
追尾フィルタ21と基本的に同じで良く、同等の位1に
ある各素子が夫々対応している。
尾フィルタ21の同調(共振)周波数は、電圧可変容量
ダイオードCDIの容量値とインダクタL1のインダク
タンスとで略定まる。また、追尾フィルタ22の設計も
追尾フィルタ21と基本的に同じで良く、同等の位1に
ある各素子が夫々対応している。
以上の構成において、入力端子【nよりの入力FM信号
C(t)は緩衝増幅器12を介して、振幅制限増幅器1
3と、1段目の追尾フィルタ2“1を構成するコンデン
サCIに供給される。追尾フィルタ21を通過したFM
信号は緩衝増幅器14を介して、2段目の追尾フィルタ
22を構成するコンデンサC5に供給される。追尾フィ
ルタ21の共振周波数における入力と出力との位相差は
90゛であり、従って両追尾フィルタ21.22の2段
で180°の位相差となる。追尾フィルタ22を通過し
たFM信号は、緩衝増幅器17を介して90度位相回#
I28に供給される。この90度位相回路28は、位相
比較器18に供給される振幅制限増幅器13からのFM
信号と、振幅制限増幅器15からのFM信号との、搬送
波における位相差を90度にならしめるものであり、こ
れにより、位相比較器18における位相比較動作が正常
に行なわれる90度位相回路28にて上記信号処理を施
されたFM信号は、次段の振幅11FJllI増幅器1
5にて振幅変動分を除去されたのち位相比較器18に供
給され、ここでli幅制限増幅器13からのFM信号と
の位相比較が行なわれ、その差に略比例した大きさの誤
差信号が得られる。この誤差信号は直流増幅器16を介
して出力端子−にキャリア成分を含む誤差信号(FM復
復信信号として出力されると共に、ループフィルタ26
及び25に同時に供給さる。従って、夫々抵抗R7#
R2を介して、追尾フィルタ22及び21を構成する電
圧可変容量ダイオードCD2.CD、に供給されること
になり、−巡するフィードバック制御動作によってFM
llllが行なわれるわけである。
C(t)は緩衝増幅器12を介して、振幅制限増幅器1
3と、1段目の追尾フィルタ2“1を構成するコンデン
サCIに供給される。追尾フィルタ21を通過したFM
信号は緩衝増幅器14を介して、2段目の追尾フィルタ
22を構成するコンデンサC5に供給される。追尾フィ
ルタ21の共振周波数における入力と出力との位相差は
90゛であり、従って両追尾フィルタ21.22の2段
で180°の位相差となる。追尾フィルタ22を通過し
たFM信号は、緩衝増幅器17を介して90度位相回#
I28に供給される。この90度位相回路28は、位相
比較器18に供給される振幅制限増幅器13からのFM
信号と、振幅制限増幅器15からのFM信号との、搬送
波における位相差を90度にならしめるものであり、こ
れにより、位相比較器18における位相比較動作が正常
に行なわれる90度位相回路28にて上記信号処理を施
されたFM信号は、次段の振幅11FJllI増幅器1
5にて振幅変動分を除去されたのち位相比較器18に供
給され、ここでli幅制限増幅器13からのFM信号と
の位相比較が行なわれ、その差に略比例した大きさの誤
差信号が得られる。この誤差信号は直流増幅器16を介
して出力端子−にキャリア成分を含む誤差信号(FM復
復信信号として出力されると共に、ループフィルタ26
及び25に同時に供給さる。従って、夫々抵抗R7#
R2を介して、追尾フィルタ22及び21を構成する電
圧可変容量ダイオードCD2.CD、に供給されること
になり、−巡するフィードバック制御動作によってFM
llllが行なわれるわけである。
追尾フィルタ21においては、誤差信号(FM復調信号
ン、f(t)により制御され、干渉増幅器14を経て非
線形回路19に供給される。この非線形回路19は、前
述の如く、第8図示のような入出力特性を持っているの
で、入力FM信号C(t)のレベルにより、FM復調回
路1のループゲインは変化し、ループの追尾範囲は第9
図に示すように、非線形入力信号レベルが比教的大きな
(A)(第8図参照)の場合には同調周波数は(罰と広
くなり、逆に、小レベルの信号(a)の時には(2))
と狭くなるように動作が行なわれる。この動作は後述す
るように、弱入力時にループゲインを小さくして復調S
/Nを高める動作となる。また、2段目の追尾フィルタ
22においても同様な信号処理が行なわれるので、両追
尾フィルタによる選択度は2倍(フィルタのQは2段で
2倍となるため)にシャープになり、入来する不要な信
号や雑音等を除去し易くなり、追尾フィルタにおける変
換利得(誤差信号電圧に対する入力と出力との位相変化
量)が2倍となり、これにより、−巡ループにおけるル
ープゲインの設定においてバランスの取れた利得設計が
可能となる。
ン、f(t)により制御され、干渉増幅器14を経て非
線形回路19に供給される。この非線形回路19は、前
述の如く、第8図示のような入出力特性を持っているの
で、入力FM信号C(t)のレベルにより、FM復調回
路1のループゲインは変化し、ループの追尾範囲は第9
図に示すように、非線形入力信号レベルが比教的大きな
(A)(第8図参照)の場合には同調周波数は(罰と広
くなり、逆に、小レベルの信号(a)の時には(2))
と狭くなるように動作が行なわれる。この動作は後述す
るように、弱入力時にループゲインを小さくして復調S
/Nを高める動作となる。また、2段目の追尾フィルタ
22においても同様な信号処理が行なわれるので、両追
尾フィルタによる選択度は2倍(フィルタのQは2段で
2倍となるため)にシャープになり、入来する不要な信
号や雑音等を除去し易くなり、追尾フィルタにおける変
換利得(誤差信号電圧に対する入力と出力との位相変化
量)が2倍となり、これにより、−巡ループにおけるル
ープゲインの設定においてバランスの取れた利得設計が
可能となる。
以上の説明においては、90度位相回#I28を干渉増
幅器17と振幅制限増幅器15との間に挿入するものと
したが、これに限らず、第11図に示す第4実施例回路
4の如く、振幅制限増幅器13側(例えばその前段)の
伝送ラインに挿入して位相追尾型FM復調回路を構成し
ても、同様の効果が得られる。従って、この第4実施例
回路4においては、第10図示の第3実施例回路3と同
一構成要素に同一符号を付すことにより、その詳細な動
作説明を省略する。
幅器17と振幅制限増幅器15との間に挿入するものと
したが、これに限らず、第11図に示す第4実施例回路
4の如く、振幅制限増幅器13側(例えばその前段)の
伝送ラインに挿入して位相追尾型FM復調回路を構成し
ても、同様の効果が得られる。従って、この第4実施例
回路4においては、第10図示の第3実施例回路3と同
一構成要素に同一符号を付すことにより、その詳細な動
作説明を省略する。
また、以上の説明においては、位相比較器18を±90
度(+π型)としたが、これに限定されるものではない
、特に、±180度(π型)の位相比較器を使用すれば
、90度位相回路も不要となるので便利である。
度(+π型)としたが、これに限定されるものではない
、特に、±180度(π型)の位相比較器を使用すれば
、90度位相回路も不要となるので便利である。
畝上の如く、本発明の位相追尾型FM復調回路によれば
、まず、ダイオードの非線形特性を利用して、弱入力時
(FM信号レベルが小さい時)には位相比較器に与える
信号のレベルを下げることにより、−巡ループのループ
ゲインを小さくして復調帯域幅を狭くしたので、これに
より復調ノイズも小さくなって復調信号のS/Nを向上
することができた。つまり、FM復調にはスレシホール
ドレベルが存在し、このスレシホールドレベルは位相追
尾型FMQ調により改善できるが、本発明回路の如く、
入力FM信号レベルに対応して、弱入力時の小さなルー
プゲインにより、スレシホールドレベルは更に改善でき
るという優れた特長を有する。
、まず、ダイオードの非線形特性を利用して、弱入力時
(FM信号レベルが小さい時)には位相比較器に与える
信号のレベルを下げることにより、−巡ループのループ
ゲインを小さくして復調帯域幅を狭くしたので、これに
より復調ノイズも小さくなって復調信号のS/Nを向上
することができた。つまり、FM復調にはスレシホール
ドレベルが存在し、このスレシホールドレベルは位相追
尾型FMQ調により改善できるが、本発明回路の如く、
入力FM信号レベルに対応して、弱入力時の小さなルー
プゲインにより、スレシホールドレベルは更に改善でき
るという優れた特長を有する。
また、追尾フィルタを2段にしてFM復調回路を設計し
た場合には、両追尾フィルタによって選択度が2倍にシ
ャープになり、入来する不要な信号や雑音等を除去し易
くなり、追尾フィルタにおける変換利得も2倍となり、
これにより、−巡ループにおけるループゲインの設定に
おいてバランスの取れた利得設計が可能となる。そのた
めに、FM負帰還としての性質を持つ本発明の位相追尾
型FM復調回路において、更に良好なスレシホールドレ
ベルの改善が可能となる。
た場合には、両追尾フィルタによって選択度が2倍にシ
ャープになり、入来する不要な信号や雑音等を除去し易
くなり、追尾フィルタにおける変換利得も2倍となり、
これにより、−巡ループにおけるループゲインの設定に
おいてバランスの取れた利得設計が可能となる。そのた
めに、FM負帰還としての性質を持つ本発明の位相追尾
型FM復調回路において、更に良好なスレシホールドレ
ベルの改善が可能となる。
第1図、第3図、第10図及び第11図は本発明の位相
追尾型FM復調回路の夫々第1乃至第4実施例の回路構
成図、第2図は本発明回路を構成する非線形回路の具体
的構成図、第4図は従来回路のブロック図、第5図は従
来のPTL復調回路を構成するトラッキングフィルタの
回路図、第6図は第5図のトラッキングフィルタの周波
数特性及び位相特性を示す動作特性図、第7図は従来回
路を構成するルーズフィルタの周波数特性図、第8図は
本発明のFM復調回路を構成する非線形回路の入出力特
性図、第9図は本発明回路におけるループの追尾範囲を
示す特性図である。 1〜4・・・位相追尾型FM復調回路、12〜17・・
・各種増幅器、18・・・位相比較器、19・・・非線
形回路、21.22・・・追尾フィルタ、25.26・
・・ループフィルタ、 28・・・90度位相回路、 01〜C6・・・コンデンサ、 CDI、 CD2・・・電圧可変容量ダイオ−D I
p D 2・・・ダイオード、L、、L2R1〜R7・
・・抵抗。 ド、 ・・インダクタ、
追尾型FM復調回路の夫々第1乃至第4実施例の回路構
成図、第2図は本発明回路を構成する非線形回路の具体
的構成図、第4図は従来回路のブロック図、第5図は従
来のPTL復調回路を構成するトラッキングフィルタの
回路図、第6図は第5図のトラッキングフィルタの周波
数特性及び位相特性を示す動作特性図、第7図は従来回
路を構成するルーズフィルタの周波数特性図、第8図は
本発明のFM復調回路を構成する非線形回路の入出力特
性図、第9図は本発明回路におけるループの追尾範囲を
示す特性図である。 1〜4・・・位相追尾型FM復調回路、12〜17・・
・各種増幅器、18・・・位相比較器、19・・・非線
形回路、21.22・・・追尾フィルタ、25.26・
・・ループフィルタ、 28・・・90度位相回路、 01〜C6・・・コンデンサ、 CDI、 CD2・・・電圧可変容量ダイオ−D I
p D 2・・・ダイオード、L、、L2R1〜R7・
・・抵抗。 ド、 ・・インダクタ、
Claims (4)
- (1)FM復調信号により同調周波数を変化させ乍ら入
力FM信号の瞬時周波数に追尾する追尾フィルタを設け
、該追尾フィルタの入力信号と出力信号とを位相比較器
に供給して位相比較し、該位相比較器にて得られた誤差
信号(FM復調信号)を上記追尾フィルタにフィードバ
ックして制御してなる位相追尾によるFM復調回路にお
いて、上記追尾フィルタと位相比較器との間に非線形回
路を挿入、接続し、該非線形回路への入力のレベルがF
Mスレシホールドレベル付近である場合に伝送FM信号
レベルを下げるようにして、ループ帯域幅を狭くするよ
う構成したことを特徴とする位相追尾型FM復調回路。 - (2)上記追尾フィルタと位相比較器との間に振幅制限
増幅器(リミタ)を上記非線形回路と直列に挿入、接続
すると共に、該非線形回路を上記振幅制限増幅器のリミ
タレベル以下で非線形回路動作を行なうように構成した
、請求項(1)記載の位相追尾型FM復調回路。 - (3)FM復調信号により同調周波数を変化させ乍ら入
力FM信号の瞬時周波数に追尾する追尾フィルタを設け
、該追尾フィルタの入力信号と出力信号とを位相比較器
に供給して位相比較し、該位相比較器にて得られた誤差
信号(FM復調信号)を上記追尾フィルタにフィードバ
ックして制御してなる位相追尾によるFM復調回路にお
いて、上記追尾フィルタの後段に緩衝増幅器を介して第
2の追尾フィルタを縦続接続することにより、追尾フィ
ルタを2段構成としたことを特徴とする位相追尾型FM
復調回路。 - (4)第2の追尾フィルタを通過したFM信号と、他方
の伝送ラインを通過したFM信号との位相差を、相対的
に90度にするための90度位相回路を、上記第2の追
尾フィルタの後段又は上記他方の伝送ラインに接続した
、請求項(3)記載の位相追尾型FM復調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27819590A JPH04154201A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 位相追尾型fm復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27819590A JPH04154201A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 位相追尾型fm復調回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04154201A true JPH04154201A (ja) | 1992-05-27 |
Family
ID=17593919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27819590A Pending JPH04154201A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 位相追尾型fm復調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04154201A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0812060A1 (de) * | 1996-06-05 | 1997-12-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Filterschaltung mit Frequenzregelung |
KR100473164B1 (ko) * | 2002-10-15 | 2005-03-10 | 주식회사 팬택 | 파워 검출기를 이용한 트랙킹 필터 |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP27819590A patent/JPH04154201A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0812060A1 (de) * | 1996-06-05 | 1997-12-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Filterschaltung mit Frequenzregelung |
KR100473164B1 (ko) * | 2002-10-15 | 2005-03-10 | 주식회사 팬택 | 파워 검출기를 이용한 트랙킹 필터 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8760209B2 (en) | Apparatus and methods for quadrature clock signal generation | |
US6429733B1 (en) | Filter with controlled offsets for active filter selectivity and DC offset control | |
WO2002084778A2 (en) | Tunable phase shifter and applications for same | |
US20040070461A1 (en) | Oscillators with active higher-in-order phase shift filtering | |
US20050043001A9 (en) | Tunable phase shifter and applications for same | |
US9444433B2 (en) | Wideband FM demodulation by injection-locked division of frequency deviation | |
US20070182480A1 (en) | Complex filter circuit | |
JP3164008B2 (ja) | 無線受信機 | |
JP2003500880A (ja) | ジャイレータを備えた差動フィルタ | |
JP3877825B2 (ja) | 多モード無線電話 | |
JPH04154201A (ja) | 位相追尾型fm復調回路 | |
JPH0556094A (ja) | 自動周波数制御装置 | |
JP2000261250A (ja) | 周波数変換回路 | |
JP2002519918A (ja) | 線形化および集積化された周波数復調器 | |
JP5834577B2 (ja) | 直交信号生成回路、直交信号生成回路の調整方法、及び無線通信装置 | |
CA2373798A1 (en) | Compensation mechanism for compensating bias levels of an operation circuit in response to supply voltage changes | |
US3629716A (en) | Method and apparatus of infinite q detection | |
US6617932B2 (en) | System and method for wide dynamic range clock recovery | |
JP3840024B2 (ja) | 増幅回路およびそれを用いた受信装置 | |
EP0720315B1 (en) | Method for narrow band frequency modulation or phase modulation; transmitter and receiver for carrying out the method | |
JPH04154309A (ja) | 位相追尾型fm復調回路 | |
US11757547B1 (en) | Active inductor implementation in a communication system | |
CN109450467B (zh) | 基于iq调制器内插锁相环合成射频信号的装置及方法 | |
JPH04137807A (ja) | 位相追尾型fm復調回路 | |
JP4072652B2 (ja) | 移相器、電圧制御型発振回路、復調回路及び信号処理装置 |