JPH0414977Y2 - - Google Patents

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JPH0414977Y2
JPH0414977Y2 JP1986008224U JP822486U JPH0414977Y2 JP H0414977 Y2 JPH0414977 Y2 JP H0414977Y2 JP 1986008224 U JP1986008224 U JP 1986008224U JP 822486 U JP822486 U JP 822486U JP H0414977 Y2 JPH0414977 Y2 JP H0414977Y2
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blade
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rotational direction
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、伏鉢状ケーシングの内方にあつて
縦軸中心に回転するブレードによつて切断する草
茎を、ケーシング内に形成される排草路からキヤ
ツチヤー(集草器)内に吹き出し送出しながら刈
取作業する構成のロータリ型草刈機に係り、更に
詳しくは前記の切断草茎を吹き出すための風を導
く装置に関する。
(ロ) 従来の技術 上記のロータリ型草刈機においては、特に草茎
の密集地或いは背丈の長い草茎を刈取る場合にケ
ーシングで囲われた空間内の空気が不足して切断
草茎をキヤツチヤーまで吹き飛ばす風力が弱くな
り勝ちであるので、適正な風力を確保するために
ブレードとともに回転する羽根体を設置して、そ
の回転によりケーシング外方から吸気して起風
し、これによつてケーシング内の空気不足を解消
しながら切断草茎をキヤツチヤーまで充分に吹き
飛ばすことができるようにして構成されるのであ
るが、従来のものは、例えば特公昭59−25564号
公報及び実開昭50−59255号公報にもみられるよ
うに、ケーシング内方空間に垂設する刈取駆動軸
へ嵌着した回転基台上面に前記の羽根体を装設
し、ブレードは回転基台とは別体にして回転基台
の下面に締結固定して取付けるように構成してい
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来のものは、ブレードと羽根体とが別体にな
つているために所要部品点数が多くなり、又、組
み立て工数も多く要すことになるから、全体とし
て製作コストが高くなる難点があり、加えて、羽
根体が回転基台の上面側のみに配設される構成で
あるので、回転基台よりはるかに低いブレード先
端部の刈取作用部分にまで吹き出し風が的確にお
よばないことにもなつて、排草機能不十分になる
難点がある。また、原動機を冷却することになら
ないのでトラブル発生を招来していたのである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 従来のものにおける上記難点を解決するため、
本考案では、上面に原動機を載置するとともに開
口部を備えた伏鉢状ケーシングの内部に、前記ケ
ーシングの外周壁と同心円状の内壁を設けて、こ
の内壁と外周壁との間に排草路を形成し、内壁よ
りも内側に形成される中央空間部を、ケーシング
の上方外部と連通させ、該中央空間部にはケーシ
ング上方から刈取駆動軸を垂設してその下端部に
ブレードを止着し、該ブレードの中央空間部に対
応する部分に導風片部を一体的に設けたものにし
ている。
(ホ) 作用 したがつて本考案によれば、ケーシング内に空
気を吸入し排草路に吹き出し風として供給する作
用をなす羽根体相当部材がブレードに一体的に形
成されるので、ブレードの下側を経て排草路の下
端から同排草路内の切断草茎送出風を強力に送出
できるものとなりながら、所要部品点数ならびに
組み立て工数が低減できてコスト安になり、さら
に、導風片部をブレードの回転方向前縁ならびに
後縁に一体的に形設してその回転方向前縁側のも
のは上方に折曲延出し回転方向後後縁側のものは
下方へ折曲延出して設けられる場合には、風路で
ある中央空間部に吸入される空気が一層良好にブ
レード下面側から排草路の下端に強制移入される
こととなつて排草路内にムラなく強力な吹き飛ば
し風として作用し、従来構造のものに比して著し
く良好な切断草茎の送出が行われるのであり、原
動機の冷却も適確に行えるものである。
(ヘ) 実施例 以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明するが、先ず、本考案を実施するロータリ型
草刈機の全体概略構成を第5図と第6図によつて
説明する。
機体は、上面に原動機4を載置するとともに開
口部を備え伏鉢状のケーシング1の外方四隅に配
される車輪2……によつて走行し、機体から後方
に延設される操縦ハンドル3の手元部で運転操作
できるように成される。
そして、前記ケーシング1内方空間に垂設され
てケーシング1上方に配設の原動機4により強制
回転される刈取駆動軸5の下端部にブレード6を
配置し、該ブレード6の回転作動によつて切断し
た草茎をケーシング1内方に形成される排草路7
から機体後部にキヤツチヤー8内に吹き飛ばし送
出しながら継続的に刈取作業するように構成され
る。
尚、前述した車輪2……のそれぞれは、調節レ
バー9……を操作することにより対地高さを変更
調節して任意の変更位置に維持できるようになさ
れるのであるが、少なくとも機体前側二輪の対地
高さ変更調節は、第7図乃至第10図に一例を示
しているような構造に成されている。つまり、回
動支点10から適宜に偏心した位置に車輪軸11
を支承しているアーム12を、調節レバー9によ
つて扇形揺動させて車輪の位置を上下に変更し
て、調節レバー9を機体側の係止金具13の任意
の係止部に掛合させることにより車輪を調節位置
に位置保持するようにし、係止金具13における
所定の係止範囲Lで調節レバー9を係止するとき
には、刈高さ調節に必要な範囲での車輪位置の変
更調節が図れ、前記係止範囲Lから大きく離れた
位置の係止部13aに調節レバー9を係止すると
きには、車輪を大幅に下降させて機体を大きく浮
上させることができようにして構成されているの
である(第10図参照)。
したがつて、この車輪の位置調節構造を採用す
る場合は、刈取実施場所で原動機4を始動するに
あたつて、調節レバー9を係止部13aに掛止す
れば機体に地面から大幅に上昇することとなつ
て、その場所の草丈が長くてもブレードに草茎が
係わる度合いを小さくすることができるから、原
動機にブレードを直結した簡潔構造の草刈機にし
ても何等原動機始動に支障のないものとなるので
ある。
つぎに、上記の草刈機における前記ケーシング
1内部の詳細構造を、第1図乃至第4図によつて
説明する。
ケーシング1は、第1図に見られる断面形状に
なつており、外周壁14とその外周壁から適宜内
方に離間して位置する内壁15との間を排草路7
にすると共に内壁15によつて囲われる中央空間
部16を風路にして形成されている。
そして、風路となる中央空間部16の上方は開
口されて、その開口部位上側に通風可能の隙間を
有する状態で原動機4が搭載され、同原動機4の
出力軸が刈取駆動軸5として中央空間部16の下
方開口部に向けて垂設されている。
刈取駆動軸5の下部にはフランジ17が同軸5
とともに回転するように嵌着固定され、そのフラ
ンジ17の下面にはセーフテイプレート18を挟
着しながらブレード6を当てがつてそれらの両者
を、前記刈取駆動軸5下端に螺着するボルト19
により締結固定して取付けるように成されてい
る。なお、セーフテイプレート18には設定値以
上の負荷が掛かると剪断する舌部20が形設さ
れ、その舌部20をブレード6側の孔に掛合させ
てセーフテイプレートとブレードとを一体化し、
過負荷作用時には舌部が剪断して刈取駆動軸側に
は異常負荷が及ばないように配慮されている。
ブレード6は、平面視で略々長方形に形成さ
れ、長手方向の両先端部が排草路7内に位置させ
られて同部の回転方向前縁を刃部21にするとと
もに、回転方向後縁を草茎跳ね出し翼22にして
形成されている。
また、ブレード6における両先端部と刈取駆動
軸への止着部とのあいだの部分、つまり中央空間
部16に位置する部分には、回転方向前縁側のも
のは斜前上方へ折曲延出し、回転方向後縁側のも
のは斜後下方に折曲延出する前後の導風片部2
3,24がそれぞれブレードに一体で形設される
のである。
次いで実施例の作用を説明する、刈取駆動軸5
に止着されたブレード6は、刈取作業のとき第2
図および第4図に示している太い矢印方向に回転
するのであり、ブレード6に一体の前後導風片部
23,24も共に同方向に回転する。
導風片部23,24が回転すれば、回転方向前
縁側のもの23が上向きに折曲延出されると共
に、回転方向後縁側のもの24が下向きの折曲げ
延出されているから、第4図の細い矢印のように
空気を強制移動させることとなつて、その作用に
より中央空間部16上方の開口部から空気をブレ
ード6の下側を経て排草路7内へ強制供給し切断
草茎を吹き飛ばす風として切断草茎に下方から的
確良好に作用させつつ作動することになるのであ
る。
尚、上述実施例では導風片部23,24をブレ
ード6の回転方向の前縁および後縁に装設してい
るのであるけれども、これは例えば第4図ロに図
示しているようにブレード6の回転方向前側のも
の23のみにして後縁側のものを省略構成しても
よいのであり、更に、実施例ではブレード形成部
材自体で導風片部を形成した導風片部を例えば溶
接等の手段によつて連続一体化してもよいのであ
り、要は仕上がり姿でブレードに導風片部が一体
的に連設されればよいのである。
(ト) 考案の効果 以上に説明したように本考案におけるロータリ
型草刈機の導風装置は、上面に原動機4を載置す
るとともに開口部を備えた伏鉢状ケーシング1の
内部に、前記ケーシング1の外周壁14と同心円
状の内壁15を設けて、該内壁15と外周壁14
との間に排草路7を形成し、内壁15よりも内側
に形成される中央空間部16を、ケーシング1の
上方外部と連通させ、該中央空間部16にはケー
シング1上方から刈取駆動軸5を垂設してその下
端部にブレード6を止着し、該ブレード6の中央
空間部16に対応する部分に導風片部23,24
を一体的に設けて構成しているから、別体の羽根
体をブレード上側に重ねて組付け構成していた従
来のものに比して所要部品点数ならびに組立工数
を低減できて全体を簡潔構造にでき、コスト安に
提供することができながら、排草路への風供給は
ブレード下側を経て排草路下端から良好に行わせ
ることができることとなつた。
そして、導風片部23,24を内壁15よりも
内側、つまり中央空間部16に対応配設したこと
によつて、ケーシング1の上方外部からのみ空気
を吸い込んで下方へ吹き出すため、排草風の整流
性が向上され、導風片部が中央空間部と排草路と
に股がつて設けられていた従来のものに比して刈
草放出が著しく安定することとなつた。
また、原動機の周りから空気の吸い込みが行わ
れるので、原動機の冷却が同時に良好に果たされ
原動機のトラブルによる作業中止等を懸念する必
要がなく作業を効率的に行うことができる。
更に、ブレードに一体的に設ける導風片部2
3,24を、ブレードの回転方向前後縁に装設
し、回転方向後縁側のものが上方に折曲延出さ
れ、回転方向後縁側のものが下方へ折曲延出され
るように構成するときは、ケーシングの上方外部
から中央空間部に吸い込んで同部から排草路の下
方に強制供給する風の流れがより強力になつて刈
草吹き飛ばし風として的確に作用する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の断面図
第2図は第1図の断面図、第3図はブレードの
一部分の平面図、第4図イは第3図の−断面
図、第4図はイと同状態で示す変形例の説明図、
第5図は本考案によるロータリ型草刈機の全体平
面図、第6図は同草刈機の全体側面図、第7図は
機体舞えの車輪取付け部を示す側面図、第8図は
同取付け部の断面図、第9図は調節レバー掛止構
造を示す断面部分図、第10図は車輪位置調節状
態の説明図である。 1……伏鉢状ケーシング、5……刈取駆動軸、
6……ブレード、7……排草路、14……外周
壁、15……内壁、16……中央空間部、23…
…導風片部、24……導風片部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上面に原動機4を載置するとともに開口部を
    備えた伏鉢状ケーシング1の内部に、前記ケー
    シング1の外周壁14と同心円状の内壁15を
    設けて、該内壁15と外周壁14との間に排草
    路7を形成し、内壁15よりも内側に形成され
    る中央空間部16を、ケーシング1の上方外部
    と連通させ、該中央空間部16にはケーシング
    1上方から刈取駆動軸5を垂設してその下端部
    にブレード6を止着し、該ブレード6の中央空
    間部16に対応する部分に導風片部23,24
    を一体的に設けたことを特徴とするロータリ型
    草刈機における導風装置。 2 前記の導風片部がブレード6の回転方向前後
    縁に装設され、回転方向前縁側のもの23は上
    方へ折曲延出され、回転方向後縁のもの24は
    下方へ折曲延出されていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項のロータリ型草刈
    機における導風装置。
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JPS62119730U JPS62119730U (ja) 1987-07-29
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Families Citing this family (1)

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JPS5024664B2 (ja) * 1972-02-04 1975-08-18
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Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5024664U (ja) * 1973-07-04 1975-03-20
JPS5059255U (ja) * 1973-10-15 1975-06-02

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